古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1973番

常よりも

相模(さがみ)

いつもよりも今日の煙をたよりに、西を遥かに思いやっているのでしょうか。

作者
相模
  1. 1二月十五日きさらぎじふごにち二月十五日きさらぎじふごにちきさらぎじゅうごにちののの暮方くれがた暮方くれがたくれがたににに、、、伊勢大輔いせのたいふ伊勢大輔いせのたいふいせのたいふがもとがもとがもとへつかはしけるへつかはしけるへつかわしける詞書
  2. 2常つね常つねつねよりもよりもよりも初句
  3. 3けふのけふのきょうの煙けぶり煙けぶりけぶりののの二句
  4. 4たよりにやたよりにやたよりにや三句
  5. 5西にし西にしにしををを遙はる遙はるはるかにかにかに四句
  6. 6思おも思おもおもひやるらむひやるらむいやるらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕二月十五日の夕暮れに、伊勢大輔のもとへ贈った歌。

いつもよりも今日の煙をたよりに、西を遥かに思いやっているのでしょうか。

意訳

涅槃会の今日は、釈迦を荼毘にふした煙を思って、いつもより西方を遥かに思いやっていらっしゃることでしょう。

語釈・文法注

二月十五日
釈迦入滅の日(涅槃会)。

和歌

作者
相模(さがみ) 生没年未詳(十一世紀)
相模守大江公資の妻だったことから相模と呼ばれた。のち一条天皇の皇女脩子内親王に仕えた。歌合で活躍した女房歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1973番
歌体
短歌
状況
詞書「二月十五日の暮方に、伊勢大輔がもとへつかはしける」(二月十五日の夕暮れに、伊勢大輔のもとへ贈った歌)。

解説

相模の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、365頁(コマ192)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日