古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 321番

ながむれば

式子内親王(しょくしないしんのう)

眺めていると袖のあたりが涼しい。天の河原の秋の夕暮れよ。

作者
式子內親王(式子内親王)
  1. 1百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうたののの中なか中なかなかににに詞書
  2. 2ながむればながむればながむれば初句
  3. 3衣手ころもで衣手ころもでころもで涼すず涼すずすずししし二句
  4. 4久方ひさかた久方ひさかたひさかたののの三句
  5. 5天あま天あまあまののの河原かはら河原かはらかわらののの四句
  6. 6秋あき秋あきあきののの夕暮ゆふぐれ夕暮ゆふぐれゆうぐれ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕百首歌の中に詠んだ歌。

眺めていると袖のあたりが涼しい。天の河原の秋の夕暮れよ。

意訳

七夕の夕暮れ、空を眺めていると、天の河原から吹いてくるような涼しい風に袖が冷える。

語釈・文法注

久方の
「天」にかかる枕詞。

和歌

作者
式子内親王(しょくしないしんのう) ?–1201
後白河天皇の皇女。賀茂の斎院を務めた。藤原俊成に和歌を学び、内に秘めた激しい情を静かな調べで詠んだ。『新古今和歌集』に女性歌人として最も多い四十九首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・321番
歌体
短歌
状況
詞書「百首の歌の中に」(百首歌の中に詠んだ歌)。

修辞

二句切れ
二句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

式子内親王の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、57頁(コマ38)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日