古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1381番

うち解けて

小野篁(おののたかむら)

うちとけて寝たわけでもないのに夢を見て、もの思いのまさるころであることだ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
參議篁(小野篁)
  1. 1うちうちうち解と解ととけてけてけて初句
  2. 2寢ね寢ねねぬものぬものぬもの故ゆゑ故ゆゑゆえににに二句
  3. 3夢ゆめ夢ゆめゆめををを見み見みみててて三句
  4. 4物思ものおも物思ものおもものおもひまさるひまさるいまさる四句
  5. 5頃ころ頃ころころにもあるかなにもあるかなにもあるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

うちとけて寝たわけでもないのに夢を見て、もの思いのまさるころであることだ。

意訳

うちとけてぐっすり寝たわけでもないのに、あの人の夢を見てしまい、もの思いがますます募るこのごろだ。

語釈・文法注

ものゆゑに
〜なのに。

和歌

作者
小野篁(おののたかむら) 802–852
小野岑守の子。遣唐副使に任じられたが乗船を拒み隠岐に流され、のち許されて参議に至った。漢詩文にすぐれ、野狂と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1381番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

字余り
第四句。

解説

篁の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、250頁(コマ135)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日