新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 916番
舟ながら
舟に乗ったまま、今夜だけは旅寝をしよう。敷津の浦で、夢は覚めても。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕敷津の浦に出かけて遊んだ時に、舟に泊まって詠みました歌。
舟に乗ったまま、今夜だけは旅寝をしよう。敷津の浦で、夢は覚めても。
意訳
舟に乗ったまま、今夜だけはここで旅寝をしよう。敷津の浦の浪に夢が覚めてしまうとしても。
語釈・文法注
- 敷津の浦
- 摂津国の歌枕。「頻く(しきりに)」を響かせる。
和歌
- 作者
- 藤原実方(ふじわらのさねかた) ?–998
藤原定時の子。左近中将に至ったが、陸奥守として任地に下り、そこで没した。清少納言と親しかった。中古三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・916番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「敷津の浦にまかりて遊びけるに、舟にとまりてよみ侍りける」(敷津の浦に出かけて遊んだ時に、舟に泊まって詠みました歌)。
修辞
- 三句切れ
- 三句切れ。
- 倒置
- 倒置。
解説
実方の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、167頁(コマ93)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日