古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 1016番

匂ふらむ

清原元輔(きよはらのもとすけ)

美しく咲いているだろう、霞の中の桜の花よ。思いやるだけでも惜しい春だなあ。

作者
藤原元輔(清原元輔)
  1. 1女をんな女をんなおんなををを物もの物ものものごしにほのかにごしにほのかにごしにほのかに見み見みみてつかはしけるてつかはしけるてつかわしける詞書
  2. 2匂にほ匂にほにおふらむふらむうらむ初句
  3. 3霞かすみ霞かすみかすみのののうちのうちのうちの二句
  4. 4櫻花さくらばな櫻花さくらばなさくらばな三句
  5. 5思おも思おもおもひやりてもひやりてもいやりても四句
  6. 6惜を惜をおしきしきしき春はる春はるはるかなかなかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕女を物越しにほのかに見て贈った歌。

美しく咲いているだろう、霞の中の桜の花よ。思いやるだけでも惜しい春だなあ。

意訳

霞の中で美しく咲いているだろう桜の花のように、ほのかに見たあなた。思いやるだけでも、心ひかれて惜しまれる春だ。

語釈・文法注

物ごし
簾などを隔てて。

和歌

作者
清原元輔(きよはらのもとすけ) 908–990
清原深養父の孫で、清少納言の父。梨壺の五人の一人として『後撰和歌集』の撰集と『万葉集』の訓読にあたった。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・1016番
歌体
短歌
状況
詞書「女を物ごしにほのかに見てつかはしける」(女を物越しにほのかに見て贈った歌)。

解説

元輔の歌。底本は作者名を「藤原元輔」と刷る。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、185頁(コマ102)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日