古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1265番

おも影の

肥後(ひご)

面影の忘れられない人になぞらえて、沈むのを慕う秋の夜の月よ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
肥後
  1. 1おもおもおも影かげ影かげかげののの初句
  2. 2忘わす忘わすわすれぬれぬれぬ人ひと人ひとひとににに二句
  3. 3よそへつゝよそへつゝよそえつつ三句
  4. 4入い入いいるるるをぞをぞをぞ慕した慕したしたふふう四句
  5. 5秋あき秋あきあきののの夜よ夜よよののの月つき月つきつき結句

引用の仕方

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現代語訳

面影の忘れられない人になぞらえて、沈むのを慕う秋の夜の月よ。

意訳

面影の忘れられないあの人になぞらえて、西に沈んでいく秋の夜の月を、名残惜しく慕っている。

語釈・文法注

よそへ
なぞらえ。

和歌

作者
肥後(ひご) 生没年未詳(十一世紀後半〜十二世紀初め)
藤原定成の娘。二条関白藤原教通家や、堀河天皇の中宮篤子内親王に仕えた女房。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1265番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

肥後の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、232頁(コマ126)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日