古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1832番

昔より

九条兼実(くじょうかねざね)

昔から離れがたいのはつらい世だなあ。互いに慕い合う仲ではないけれど。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
入道前關白太政大臣(九条兼実)
  1. 1昔むかし昔むかしむかしよりよりより初句
  2. 2離はな離はなはなれがたきれがたきれがたきははは二句
  3. 3うきうきうき世よ世よよかなかなかな三句
  4. 4かたみにかたみにかたみに忍しの忍しのしのぶぶぶ四句
  5. 5中なか中なかなかならねどもならねどもならねども結句

引用の仕方

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現代語訳

昔から離れがたいのはつらい世だなあ。互いに慕い合う仲ではないけれど。

意訳

昔から離れにくいのはこのつらい世の中だ。互いに恋い慕う仲というわけでもないのに。

語釈・文法注

かたみに
互いに。

和歌

作者
九条兼実(くじょうかねざね) 1149–1207
関白藤原忠通の子で、良経の父、慈円の兄。摂政・関白・太政大臣を務め、九条家の祖となった。日記『玉葉』を残した。俊成・定家を庇護し、家で百首歌や歌合を催した。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1832番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

兼実の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、336頁(コマ178)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日