古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 316番

袖ひぢて

藤原長能(ふじわらのながとう)

袖を濡らして手にすくった水の面に、天上の星の会う空を見ることだ。

作者
藤原長能
  1. 1花山院くわざんのゐん花山院くわざんのゐんかざんのいんののの御時おほんとき御時おほんときおおんとき、、、七夕たなばた七夕たなばたたなばたののの歌うた歌うたうたつかうまつりけるにつかうまつりけるにつこうまつりけるに詞書
  2. 2袖そで袖そでそでひぢてひぢてひじて初句
  3. 3我手わがて我手わがてわがてににに結むす結むすむすぶぶぶ二句
  4. 4水みづ水みづみずののの面おも面おもおもににに三句
  5. 5天あま天あまあまつつつ星合ほしあひ星合ほしあひほしあいののの四句
  6. 6空そら空そらそらををを見み見みみるかなるかなるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕花山院の御代に、七夕の歌をお詠みしました時の歌。

袖を濡らして手にすくった水の面に、天上の星の会う空を見ることだ。

意訳

袖を濡らしながら手ですくった水に、七夕の夜空が映っている。手の中に、二つの星の出会う空を見る。

語釈・文法注

袖ひぢて
袖を濡らして。
天つ
天の。

和歌

作者
藤原長能(ふじわらのながとう) 949?–1009?
藤原倫寧の子で、右大将道綱母の弟。花山院の歌壇で活躍した。能因法師の歌の師とされる。中古三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・316番
歌体
短歌
状況
詞書「花山院の御時、七夕の歌つかうまつりけるに」(花山院の御代に、七夕の歌をお詠みしました時の歌)。

解説

作者の長能は藤原長能。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、56頁(コマ38)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日