古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1422番

長き世の

藤原伊尹(ふじわらのこれただ)

長い世の尽きない嘆きが絶えないなら、何に命を代えて忘れようか。

作者
謙德公(藤原伊尹)
  1. 1久ひさ久ひさひさしくなりにけるしくなりにけるしくなりにける人ひと人ひとひとののの許もと許もともとへへへ詞書
  2. 2長なが長ながながききき世よ世よよののの初句
  3. 3つきぬつきぬつきぬ歎なげき歎なげきなげきののの二句
  4. 4たえざらばたえざらばたえざらば三句
  5. 5なにゝなにゝなにに命いのち命いのちいのちををを四句
  6. 6かへてかへてかえて忘わす忘わすわすれむれむれむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕長く途絶えていた人のもとへ。

長い世の尽きない嘆きが絶えないなら、何に命を代えて忘れようか。

意訳

いつまでも尽きない嘆きが絶えないのなら、何と命を引き換えにして、この恋を忘れたらよいのだろう。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原伊尹(ふじわらのこれただ) 924–972
藤原師輔の子。摂政・太政大臣に至った。諡は謙徳公。和歌所の別当として『後撰和歌集』の撰集に関わった。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1422番
歌体
短歌
状況
詞書「久しくなりにける人の許へ」(長く途絶えていた人のもとへ)。

解説

伊尹の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、257〜258頁(コマ138)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日