古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 990番

よそにのみ

読人しらず(よみびとしらず)

よそからばかり見て、終わってしまうのだろうか。葛城の高間の山の峰の白雲のように。

作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2よそにのみよそにのみよそにのみ初句
  3. 3見み見みみてややみなむてややみなむてややみなむ二句
  4. 4葛城かづらき葛城かづらきかずらきややや三句
  5. 5高たか高たかたか間ま間ままののの山やま山やまやまののの四句
  6. 6峯みね峯みねみねののの白雲しらくも白雲しらくもしらくも結句

引用の仕方

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現代語訳

よそからばかり見て、終わってしまうのだろうか。葛城の高間の山の峰の白雲のように。

意訳

葛城の高間の山の峰にかかる白雲のように、あの人を遠くから眺めるばかりで、思いをとげずに終わってしまうのだろうか。

語釈・文法注

葛城や高間の山
大和国と河内国の境の金剛山。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。
出典
『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・990番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

二句切れ
二句切れ。
倒置
倒置。
体言止め
体言止め。

解説

作者未詳で、巻第十一(恋歌一)の巻頭歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、181頁(コマ100)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日