新古今和歌集 巻第四 秋歌上 410番
身に添へる
わが身に添う影だと思って見ています、秋の月を。私の袖に映らない時はないのですから。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕返歌。
わが身に添う影だと思って見ています、秋の月を。私の袖に映らない時はないのですから。
意訳
秋の月は、私の身にいつも寄り添う影のようです。涙に濡れた袖に、月が映らない時はないのですから。
語釈・文法注
- 身に添へる影
- 身に寄り添う影。
和歌
- 作者
- 相模(さがみ) 生没年未詳(十一世紀)
相模守大江公資の妻だったことから相模と呼ばれた。のち一条天皇の皇女脩子内親王に仕えた。歌合で活躍した女房歌人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・410番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「かへし」(返歌)。
修辞
- 三句切れ
- 三句切れ。
解説
相模の返歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、72頁(コマ46)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日