古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第七 賀歌 729番

子の日する

藤原通俊(ふじわらのみちとし)

子の日の遊びをする野辺の小松を移し植えて、年の緒を長く、わが君がお引きになるだろう。

詞書
「永保四年内裏の子の日に」(前の歌と同じ詞書)
作者
權中納言通俊(藤原通俊)
  1. 1子ね子ねねののの日ひ日ひひするするする初句
  2. 2野邊のべ野邊のべのべののの小松こまつ小松こまつこまつををを二句
  3. 3移うつ移うつうつししし植う植ううゑてゑてえて三句
  4. 4年とし年としとしのののををお長なが長ながながくくく四句
  5. 5君きみ君きみきみぞぞぞ引ひ引ひひくべきくべきくべき結句

引用の仕方

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現代語訳

子の日の遊びをする野辺の小松を移し植えて、年の緒を長く、わが君がお引きになるだろう。

意訳

子の日の遊びで引いてきた野辺の小松を移し植えて、これから長い年月、わが君が毎年引いてお祝いになるのだろう。

語釈・文法注

年の緒
年月の長く続くことを緒(ひも)にたとえた語。

和歌

作者
藤原通俊(ふじわらのみちとし) 1047–1099
藤原経平の子。権中納言に至った。白河天皇の命で『後拾遺和歌集』を撰んだ。
出典
『新古今和歌集』巻第七・賀歌・729番
歌体
短歌
状況
詞書「永保四年内裏の子の日に」(永保四年の内裏の子の日の遊びで)。

修辞

縁語
「緒」「長く」「引く」。

解説

通俊の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、128頁(コマ74)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日