古典ライブラリー

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万葉集 ― 日本最古の歌集に息づく、人の想い。桜の咲く丘の岩に座り、夕日に輝く入り江と島々を見わたす冠姿の歌人と、その後ろに控える女性を描いたイメージイラスト(AI生成)。

万葉集

天皇から東国の農民や防人まで、さまざまな人の歌を集めた現存最古の歌集を、1首1ページで、万葉仮名の原文と訓み下しで読みます。

作品について

『万葉集』は、奈良時代の末に成立した、現存する日本最古の歌集です。全二十巻に、およそ4500首の歌を収めます。最も新しい歌は天平宝字3年(759)正月のもので、編纂には大伴家持が深く関わったと考えられています。

歌は、漢字の音や訓を借りて日本語を書き表す「万葉仮名」で記されています。「春過而 夏来良之」のように漢字だけで書かれた本文を、後の時代の人々が研究を重ねて読み解いてきました。そのため、同じ歌でも本によって読み方が異なることがあります。

このページでは、代表的な歌を、時期(四期区分)・部立(歌の内容による分類)・歌体(歌の形式)・巻順の4つの並べ方で探せます。歌の番号は、広く使われている国歌大観番号です。

歌の一覧

時期で探す

伝承の時代10首

舒明天皇より前。雄略天皇や仁徳天皇の皇后磐姫の作と伝えられる歌。実際の作者や時代ははっきりしない。

  1. 1番籠もよ み籠持ち雄略天皇
  2. 85〜89番君が行磐姫皇后
  3. 90番君が行 日長くなりぬ 山たづの衣通王
  4. 415番家にあらば聖徳太子
  5. 484番一日こそ難波天皇の妹
  6. 1664番夕されば 小椋の山に雄略天皇

第1期57首

629〜672年(舒明天皇の即位〜壬申の乱)。皇室を中心とした宮廷の歌。額田王・天智天皇・有間皇子らが、素朴で力強い歌を詠んだ。

  1. 2番大和には 群山あれど舒明天皇
  2. 3〜4番やすみしし わが大王の中皇命
  3. 5〜6番霞立つ 長き春日の軍王
  4. 7番秋の野の額田王
  5. 8番熟田津に額田王
  6. 9番莫囂圓隣之額田王
  7. 10〜12番君が代も中皇命
  8. 13〜15番香具山は中大兄皇子
  9. 16番冬ごもり 春さり來れば額田王
  10. 17〜18番味酒 三輪の山額田王
  11. 19番綜麻形の井戸王
  12. 20番あかねさす額田王
  13. 21番紫草の にほへる妹を大海人皇子
  14. 91〜92番妹が家も天智天皇・鏡王女
  15. 93〜94番玉匣 覆ふを安み鏡王女・藤原鎌足
  16. 95番吾はもや藤原鎌足
  17. 96〜100番み薦苅る久米禅師・石川郎女
  18. 101〜102番玉葛 實ならぬ樹には大伴安麻呂・巨勢郎女
  19. 141〜142番磐代の有間皇子
  20. 147番天の原倭姫王
  21. 148番青旗の倭姫王
  22. 149番人はよし倭姫王
  23. 150番現身し 神に堪へねば婦人(姓氏未詳)
  24. 151〜152番斯からむと額田王・舎人吉年
  25. 153番鯨魚取り 淡海の海を倭姫王
  26. 154番さざなみの 大山守は石川夫人
  27. 155番やすみしし わご大王の かしこきや額田王
  28. 485〜487番神代より 生れ繼ぎ來れば岡本天皇
  29. 488番君待つと額田王
  30. 489番風をだに鏡王女
  31. 490〜491番眞野の浦の吹芡刀自
  32. 1511番夕されば 小倉の山に舒明天皇
  33. 1606番君待つと 吾が戀ひをれば額田王
  34. 1607番風をだに 戀ふるはともし鏡王女
  35. 1665〜1666番妹がため 吾玉拾ふ作者未詳
  36. 4260〜4261番皇は 神にし坐せば作者未詳

第2期658首

672〜710年(壬申の乱〜平城京遷都)。天武・持統天皇の時代。柿本人麻呂が長歌を完成させ、枕詞や対句を駆使した壮大な歌を詠んだ。

  1. 22番河の上の吹芡刀自
  2. 23〜24番打麻を時の人・麻続王
  3. 25〜26番み吉野の 耳我の嶺に天武天皇
  4. 27番淑人の天武天皇
  5. 28番春過ぎて持統天皇
  6. 29〜31番玉襷 畝火の山の柿本人麻呂
  7. 32〜33番古りにし高市古人
  8. 34番白浪の川島皇子
  9. 35番これやこの阿閉皇女
  10. 36〜37番やすみしし 吾大王の柿本人麻呂
  11. 38〜39番やすみしし 吾大王 神ながら柿本人麻呂
  12. 40〜42番英虞の浦に柿本人麻呂
  13. 43番吾背子は当麻真人麻呂の妻
  14. 44番吾妹子を石上麻呂
  15. 45〜49番やすみしし 吾大王 高照らす柿本人麻呂
  16. 50番やすみしし 吾大王 高照す 日の皇子藤原宮の役民
  17. 51番釆女の志貴皇子
  18. 52〜53番やすみしし わご大王 高照す作者未詳
  19. 54〜56番巨勢山の坂門人足・調首淡海・春日蔵首老
  20. 57番引馬野に長意吉麻呂
  21. 58番何所にか高市黒人
  22. 59番ながらふる誉謝女王
  23. 60番暮に逢ひて長皇子
  24. 61番丈夫が舎人娘子
  25. 62番在嶺よし春日蔵首老
  26. 63番いざ子ども山上憶良
  27. 64番葦邊ゆく志貴皇子
  28. 65番霰うつ長皇子
  29. 66番大伴の 高師の濱の置始東人
  30. 67番旅にして高安大島
  31. 68番大伴の 美津の濱なる身人部王
  32. 69番草枕 旅行く君と清江娘子
  33. 70番大和には高市黒人
  34. 71番大和戀ひ忍坂部乙麻呂
  35. 72番玉藻苅る藤原宇合
  36. 73番吾妹子を はや見濱風長皇子
  37. 74番み吉野の 山の下風の作者未詳(文武天皇か)
  38. 75番宇治間山長屋王
  39. 76〜77番丈夫の 鞆の音すなり元明天皇・御名部皇女
  40. 103〜104番わが里に天武天皇・藤原夫人
  41. 105〜106番わが背子を大伯皇女
  42. 107番あしひきの 山の雫に大津皇子
  43. 108番吾を待つと石川郎女
  44. 109番大船の大津皇子
  45. 110番大名兒草壁皇子
  46. 111〜112番古に 戀ふる鳥かも弓削皇子・額田王
  47. 113番み吉野の 玉松が枝は額田王
  48. 114番秋の田の 穂向のよれる但馬皇女
  49. 115番後れゐて但馬皇女
  50. 116番人言を但馬皇女
  51. 117〜118番丈夫や 片戀せむと舎人皇子・舎人娘子
  52. 119〜122番芳野河 行く瀬の早み弓削皇子
  53. 123〜125番たけばぬれ三方沙弥・園臣生羽の娘
  54. 126〜128番遊士と石川女郎・大伴田主
  55. 129番古りにし石川女郎
  56. 130番丹生の河長皇子
  57. 131〜134番石見の海 角の浦回を柿本人麻呂
  58. 135〜137番つぬさはふ 石見の海の柿本人麻呂
  59. 138〜139番石見の海 津の浦を無み柿本人麻呂
  60. 140番勿念ひと依羅娘子
  61. 143〜144番磐代の 崖の松が枝長意吉麻呂
  62. 146番後見むと柿本人麻呂歌集
  63. 156〜158番三諸の 神の神杉高市皇子
  64. 159番やすみしし 我大王の 夕されば持統天皇
  65. 160〜161番燃ゆる火も持統天皇
  66. 162番明日香の 清御原の宮に持統天皇
  67. 163〜164番神風の 伊勢の國にも大伯皇女
  68. 165〜166番現身の大伯皇女
  69. 167〜170番天地の 初の時柿本人麻呂
  70. 171〜193番高光る 我が日の皇子の草壁皇子の舎人たち
  71. 194〜195番飛ぶ鳥の 明日香の河の柿本人麻呂
  72. 196〜198番飛ぶ鳥の 明日香の河の 上つ瀬に 石橋渡し柿本人麻呂
  73. 199〜202番かけまくも ゆゆしきかも柿本人麻呂
  74. 203番零る雪は穂積皇子
  75. 204〜206番やすみしし わが王 高光る 日の皇子置始東人
  76. 207〜209番天飛ぶや 輕の路は柿本人麻呂
  77. 210〜212番現身と 念ひし時に柿本人麻呂
  78. 213〜216番現身と 念ひし時柿本人麻呂
  79. 217〜219番秋山の したぶる妹柿本人麻呂
  80. 220〜222番玉藻よし 讃岐の國は柿本人麻呂
  81. 223番鴨山の柿本人麻呂
  82. 224〜225番今日今日と依羅娘子
  83. 226〜227番荒浪に丹比真人
  84. 235番皇は 神にしませば柿本人麻呂
  85. 236番不聽といへど持統天皇
  86. 237番いなといへど志斐嫗
  87. 238番大宮の 內まで聞ゆ長意吉麻呂
  88. 239〜241番やすみしし 吾大王 高光る わが日の皇子の柿本人麻呂
  89. 242番瀧の上の 三船の山に弓削皇子
  90. 243番王は 千歳にまさむ春日王
  91. 244番み吉野の 三船の山に作者未詳
  92. 249〜256番三津の埼柿本人麻呂
  93. 257〜260番天降りつく 天の香具山鴨足人
  94. 261〜262番やすみしし 吾大王 高輝る 日の皇子柿本人麻呂
  95. 263番馬ないたく刑部垂麻呂
  96. 264番もののふの 八十氏河の柿本人麻呂
  97. 265番苦しくも 零り來る雨か長意吉麻呂
  98. 266番淡海の海柿本人麻呂
  99. 267番鼯鼠は志貴皇子
  100. 268番吾背子が 古家の里の長屋王
  101. 270〜277番旅にして 物戀しきに高市黒人
  102. 279〜280番吾妹子に 猪名野は見せつ高市黒人
  103. 281番白菅の 眞野の榛原高市黒人の妻
  104. 282番つぬさはふ 磐余も過ぎず春日老
  105. 283番住吉の 得名津に立ちて高市黒人
  106. 284番燒津邊に春日老
  107. 285番栲領巾の丹比笠麻呂
  108. 286番宜しなべ春日老
  109. 287番此處にして石上卿
  110. 288番吾が命し穂積老
  111. 298番亦打山弁基
  112. 303〜304番名ぐはしき 稻見の海の柿本人麻呂
  113. 305番斯く故に高市黒人
  114. 390番輕の池の紀皇女
  115. 416番百傳ふ 磐余の池に大津皇子
  116. 417〜419番王の 親魄合へや手持女王
  117. 426番草枕 旅の宿に柿本人麻呂
  118. 427番百足らず 八十隅坂に刑部垂麻呂
  119. 428番隱口の 泊瀨の山の柿本人麻呂
  120. 429〜430番山の際ゆ柿本人麻呂
  121. 496〜499番み熊野の 浦の濱木綿柿本人麻呂
  122. 500番神風の 伊勢の濱荻碁檀越の妻
  123. 501〜503番未通女等が 袖振山の柿本人麻呂
  124. 504番君が家に柿本人麻呂の妻
  125. 509〜510番臣女の 匣に乘れる丹比笠麻呂
  126. 511番吾背子は 何處行くらむ当麻麻呂の妻
  127. 512番秋の田の 穗田の刈ばか草嬢
  128. 513番大原の この市柴の志貴皇子
  129. 517番神樹にも大伴安麻呂
  130. 518番春日野の 山邊の道を石川郎女
  131. 549〜551番天地の 神も助けよ作者未詳
  132. 1068番天の海に 雲の波立ち作者未詳
  133. 1247〜1250番大穴牟遲 少御神の作者未詳
  134. 1268〜1269番兒等が手を 卷向山は作者未詳
  135. 1272番劒の後柿本人麻呂歌集
  136. 1273〜1277番住吉の 波豆麻の公が作者未詳
  137. 1278〜1283番夏影の 房の下に作者未詳
  138. 1284〜1289番橋立の 倉椅川の 河のしづ菅作者未詳
  139. 1290〜1295番海の底 沖つ玉藻の作者未詳
  140. 1296〜1303番今つくる 斑の衣作者未詳
  141. 1304〜1310番天雲の 棚引く山の作者未詳
  142. 1418番石激る志貴皇子
  143. 1419番神奈備の 伊波瀨の杜の鏡王女
  144. 1465番霍公鳥 いたくな鳴きそ藤原夫人
  145. 1466番神名火の 磐瀨の杜の志貴皇子
  146. 1467番霍公鳥 無かる國にも弓削皇子
  147. 1512番經もなく 緯も定めず大津皇子
  148. 1513〜1514番今朝の朝け 雁が音聞きつ穂積皇子
  149. 1515番事しげき 里に住まずは但馬皇女
  150. 1608番秋萩の 上に置きたる弓削皇子
  151. 1636番大口の 眞神の原に舎人娘子
  152. 1667〜1672番妹がため 我玉求む作者未詳
  153. 1673〜1679番風莫の 濱の白浪作者未詳
  154. 1680〜1681番麻裳よし 紀へ行く君が作者未詳
  155. 1682番とこしへに 夏冬行けや作者未詳
  156. 1683〜1684番妹が手を 取りて引き攀ぢ作者未詳
  157. 1685〜1686番河の瀨の 激つを見れば間人宿禰
  158. 1687〜1689番白鳥の 鷺坂山の作者未詳
  159. 1690〜1693番高島の 阿渡河波は作者未詳
  160. 1694〜1695番細領巾の 鷺坂山の作者未詳
  161. 1696〜1698番衣手の 名木の河邊を作者未詳
  162. 1699〜1700番巨椋の 入江響むなり作者未詳
  163. 1701〜1703番さ夜中と 夜は深けぬらし作者未詳
  164. 1704〜1706番うちたをり 多武の山霧作者未詳
  165. 1707〜1709番山城の 久世の鷺坂作者未詳
  166. 1710〜1711番吾妹子が 赤裳ひづちて作者未詳
  167. 1712番天の原 雲なき夕に作者未詳
  168. 1713〜1714番瀧の上の 三船の山ゆ作者未詳
  169. 1715〜1719番樂浪の 比良山風の作者未詳
  170. 1720〜1725番馬竝めて うち群れ越え來作者未詳
  171. 1761〜1762番三諸の 神奈備山に作者未詳
  172. 1770〜1771番三諸の 神の帶ばせる作者未詳
  173. 1772番後れ居て 吾はや戀ひむ作者未詳
  174. 1773〜1775番神南備の 神依板に作者未詳
  175. 1782〜1783番雪こそは 春日消ゆらめ作者未詳
  176. 1795番妹ら許 今木の嶺に作者未詳
  177. 1796〜1799番黃葉の 過ぎにし子等と作者未詳
  178. 1812〜1818番ひさかたの 天の香具山作者未詳
  179. 1890〜1896番春日野に 友鶯の作者未詳
  180. 1996〜2003番天漢 水障へて照る作者未詳
  181. 2004〜2011番己が夫 乏しむ子等は作者未詳
  182. 2012〜2017番白玉の 五百つ集を作者未詳
  183. 2018〜2023番天漢 去歲の渡で作者未詳
  184. 2024〜2028番萬世に 携はり居て作者未詳
  185. 2029〜2033番天漢 楫の音聞ゆ作者未詳
  186. 2092〜2093番天地と 別れし時ゆ作者未詳
  187. 2178〜2179番妻ごもる 矢野の神山作者未詳
  188. 2239〜2243番秋山の したびが下に作者未詳
  189. 2312〜2315番我が袖に 霰たばしる作者未詳
  190. 2333〜2334番零る雪の 空に消ぬべく作者未詳
  191. 2351〜2356番新室の 壁草刈りに作者未詳
  192. 2357〜2362番朝戸出の 君が足結を作者未詳
  193. 2363〜2367番岡崎の たみたる道を作者未詳
  194. 2368〜2374番垂乳根の 母が手放れ作者未詳
  195. 2375〜2380番吾ゆ後 生れむ人は作者未詳
  196. 2381〜2386番君が目を 見まく欲りして作者未詳
  197. 2387〜2391番日暮れなば 人知りぬべみ作者未詳
  198. 2392〜2397番なかなかに 見ざりしよりは作者未詳
  199. 2398〜2403番年きはる 世まで定めて作者未詳
  200. 2404〜2409番思ひ依り 見依りにものは作者未詳
  201. 2410〜2414番あらたまの 年は果つれど作者未詳
  202. 2415〜2420番處女等を 袖布留山の作者未詳
  203. 2421〜2426番くる路は 石踏む山の作者未詳
  204. 2427〜2432番是川の 瀨瀨のしき浪作者未詳
  205. 2433〜2437番水の上に 數書く如き作者未詳
  206. 2438〜2443番人言は 暫しぞ吾妹作者未詳
  207. 2444〜2450番白檀弓 石邊の山の作者未詳
  208. 2451〜2456番天雲の 依り合ひ遠み作者未詳
  209. 2457〜2462番大野らに 小雨降りしく作者未詳
  210. 2463〜2468番ひさかたの 天光る月の作者未詳
  211. 2469〜2474番山萵苣の 白露おもり作者未詳
  212. 2475〜2479番我が屋戸の 軒の子太草作者未詳
  213. 2480〜2484番路の邊の 壹師の花の作者未詳
  214. 2485〜2490番袖振るが 見ゆべきかぎり作者未詳
  215. 2491〜2497番妹に戀ひ 寐ねぬ朝明に作者未詳
  216. 2498〜2502番劒刀 諸刃の利きに作者未詳
  217. 2503〜2507番夕されば 床のへ去らぬ作者未詳
  218. 2508〜2516番皇祖の 神の御門を作者未詳
  219. 2841〜2845番我背子が 朝けの形作者未詳
  220. 2846〜2850番夜も寢ず 安くもあらず作者未詳
  221. 2851〜2856番人に見ゆる 表を結びて作者未詳
  222. 2857〜2863番菅の根の ねもころごろに作者未詳
  223. 3127〜3130番度會の 大河の邊の作者未詳
  224. 3253〜3254番葦原の 水穗の國は作者未詳
  225. 3816番家にありし 櫃に鏁刺し穂積親王
  226. 3824番さしなべに 湯沸かせ子ども長意吉麻呂
  227. 3825〜3831番食薦敷き 蔓菁煮持ち來長意吉麻呂
  228. 4016番婦負の野の 薄押し靡べ高市黒人
  229. 4245〜4246番虚みつ やまとの國作者未詳
  230. 4247番天雲の 遠隔の極阿倍老人
  231. 4479〜4480番朝夕に 哭のみし泣けば作者未詳

第3期718首

710〜733年(平城京遷都〜山上憶良の没年ごろ)。奈良時代の前半。叙景の山部赤人、旅と酒の大伴旅人、人生と社会を詠んだ山上憶良など、個性豊かな歌人が出た。

  1. 78番飛ぶ鳥の元明天皇
  2. 79〜80番天皇の 御命かしこみ作者未詳
  3. 81〜83番山の邊の長田王
  4. 84番秋さらば長皇子
  5. 145番鳥翔なす山上憶良
  6. 228〜229番妹が名は河辺宮人
  7. 230〜234番梓弓 手に取り持ちて笠金村
  8. 245〜246番聞きし如長田王
  9. 247番奧つ浪石川大夫
  10. 248番隼人の 薩摩の迫門を長田王
  11. 269番人見ずば阿倍女郎
  12. 278番志可の海人は石川君子
  13. 289〜290番天の原 ふりさけ見れば間人大浦
  14. 291番眞木の葉の小田事
  15. 292〜295番ひさかたの 天の探女が角麻呂
  16. 296〜297番廬原の 清見が埼の田口益人
  17. 299番奧山の 菅の葉凌ぎ大伴卿
  18. 300〜301番佐保過ぎて長屋王
  19. 302番兒らが家道安倍広庭
  20. 306番伊勢の海の安貴王
  21. 307〜309番はた薄博通法師
  22. 310番ひむかしの 市の植木の門部王
  23. 311番梓弓 引豐國の桉作益人
  24. 312番昔こそ 難波田舍と藤原宇合
  25. 313番み吉野の 瀧の白浪土理宣令
  26. 314番さざれ波波多少足
  27. 315〜316番み吉野の 芳野の宮は大伴旅人
  28. 317〜318番天地の 分れし時ゆ山部赤人
  29. 319〜321番なまよみの 甲斐の國高橋虫麻呂
  30. 322〜323番皇神祖の 神の命の山部赤人
  31. 324〜325番三諸の 神名備山に山部赤人
  32. 326番見渡せば 明石の浦に門部王
  33. 327番海若の通観
  34. 328番あをによし 寧樂の京師は小野老
  35. 329〜330番やすみしし 吾王の大伴四綱
  36. 331〜335番吾が盛大伴旅人
  37. 336番しらぬひ 筑紫の綿は沙弥満誓
  38. 337番憶良らは山上憶良
  39. 338〜350番驗なき大伴旅人
  40. 351番世間を 何に譬へむ沙弥満誓
  41. 352番葦邊には若湯座王
  42. 353番み吉野の 高城の山に通観
  43. 354番繩の浦に日置少老
  44. 355番大汝 少彦名の生石真人
  45. 356番今日もかも上古麻呂
  46. 357〜363番繩の浦ゆ山部赤人
  47. 364〜365番丈夫の 弓上振り起し笠金村
  48. 366〜367番越の海の 角鹿の濱ゆ笠金村
  49. 368番大船に 眞楫繁貫き石上乙麻呂
  50. 369番もののふの 臣の壯士は作者未詳
  51. 370番雨零らず安倍広庭
  52. 371番飫宇の海の門部王
  53. 372〜373番春日を 春日の山の山部赤人
  54. 374番雨零らば石上乙麻呂
  55. 375番吉野なる 夏實の河の湯原王
  56. 376〜377番蜻蛉羽の湯原王
  57. 378番昔者の 舊き堤は山部赤人
  58. 379〜380番ひさかたの 天の原ゆ大伴坂上郎女
  59. 381番家思ふと児島
  60. 382〜383番鷄が鳴く 東の國に丹比国人
  61. 384番吾が屋戸に山部赤人
  62. 391番鳥總立て沙弥満誓
  63. 392番ぬばたまの その夜の梅を大伴百代
  64. 393番見えずとも沙弥満誓
  65. 394番標結ひて余明軍
  66. 395〜397番託馬野に笠女郎
  67. 398〜399番妹が家に 咲きたる梅の藤原八束
  68. 400番梅の花 咲きて散りぬと大伴駿河麻呂
  69. 401番山守の大伴坂上郎女
  70. 402番山主は大伴駿河麻呂
  71. 403番朝に日に大伴家持
  72. 404番ちはやぶる 神の社し娘子
  73. 405番春日野に佐伯赤麻呂
  74. 406番吾が祭る娘子
  75. 420〜422番なゆ竹の とをよる皇子丹生王
  76. 423〜425番つぬさはふ 磐余の道を山前王
  77. 431〜433番古に 在りけむ人の山部赤人
  78. 434〜437番風速の 美保の浦廻の河辺宮人
  79. 438〜440番愛しき大伴旅人
  80. 441番大皇の 命恐み倉橋部女王
  81. 442番世間は 空しきものと作者未詳
  82. 443〜445番天雲の 向伏す國の大伴三中
  83. 446〜450番吾妹子が 見し鞆の浦の大伴旅人
  84. 451〜453番人もなき大伴旅人
  85. 454〜458番はしきやし 榮えし君の余明軍
  86. 459番見れど飽かず県犬養人上
  87. 460〜461番たくづぬの 新羅の國ゆ大伴坂上郎女
  88. 492〜495番衣手に 取りとどこほり田部櫟子
  89. 505〜506番今更に 何をか念はむ阿倍女郎
  90. 507番敷妙の 枕ゆくくる駿河采女
  91. 508番衣手の 別る今夜ゆ三方沙弥
  92. 514番吾背子が 著せる衣の阿倍女郎
  93. 515番獨宿て 絕えにし紐を中臣東人
  94. 516番吾が持たる阿倍女郎
  95. 519〜520番雨障 常爲る君は大伴女郎
  96. 521番庭に立つ 麻を刈り干し常陸娘子
  97. 522〜524番をとめ等が 珠匣なる藤原麻呂
  98. 525〜528番佐保河の 小石踐み渡り大伴坂上郎女
  99. 529番佐保河の 岸のつかさの大伴坂上郎女
  100. 530番赤駒の 越ゆる馬柵の聖武天皇
  101. 531番梓弓 爪引く夜音の海上女王
  102. 532〜533番うち日さす 宮に行く兒を大伴宿奈麻呂
  103. 534〜535番遠嬬の 此間に在らねば安貴王
  104. 536番飫宇の海の 潮干の潟の門部王
  105. 537〜542番言清く 甚もな言ひそ高田女王
  106. 543〜545番天皇の 行幸のまにま笠金村
  107. 546〜548番三香の原 旅の宿りに笠金村
  108. 552番吾が君は わけをば死ねと大伴三依
  109. 553〜554番天雲の 遠隔の極丹生女王
  110. 555番君がため 釀みし待酒大伴旅人
  111. 556番筑紫船賀茂女王
  112. 557〜558番大船を 榜ぎの進みに土師水通
  113. 559〜562番事も無く 生ひ來しものを大伴百代
  114. 563〜564番黑髮に 白髮交り大伴坂上郎女
  115. 565番大伴の 見つとは言はじ賀茂女王
  116. 566〜567番草枕 旅行く君を大伴百代・山口若麻呂
  117. 568〜571番み埼廻の 荒磯に寄する大宰府の官人たち
  118. 572〜573番眞十鏡 見飽かぬ君に沙弥満誓
  119. 574〜575番此間に在りて大伴旅人
  120. 576番今よりは 城の山道は葛井大成
  121. 577番吾が衣 人にな着せそ大伴旅人
  122. 578番天地と 共に久しく大伴三依
  123. 579〜580番見まつりて いまだ時だに余明軍
  124. 581〜584番生きてあらば坂上大嬢
  125. 585番出でて去なむ大伴坂上郎女
  126. 586番相見ずは大伴稲公
  127. 619〜620番押照る 難波の菅の大伴坂上郎女
  128. 621〜622番間無く 戀ふれにかあらむ佐伯東人とその妻
  129. 623番松の葉に 月は移りぬ池辺王
  130. 624番道に逢ひて聖武天皇
  131. 625番奥方行き 邊に行き今や高安王
  132. 626番君に因り八代女王
  133. 627〜628番吾が袂 纏かむと念はむ佐伯赤麻呂
  134. 629番何すとか 使の來つる大伴四綱
  135. 630番初花の佐伯赤麻呂
  136. 631〜642番表邊なき ものかも人は湯原王と娘子
  137. 643〜645番世間の 女にしあらば紀女郎
  138. 646〜649番丈夫の 思ひ侘びつつ大伴駿河麻呂
  139. 650番吾妹子は 常世の國に大伴三依
  140. 651〜652番ひさかたの 天の露霜大伴坂上郎女
  141. 653〜655番情には 忘れぬものを大伴駿河麻呂
  142. 656〜661番吾のみぞ 君には戀ふる大伴坂上郎女
  143. 662番阿胡の山市原王
  144. 663番佐保渡り安都年足
  145. 664番石上 ふるとも雨に大伴像見
  146. 665番向ひ坐て安倍虫麻呂
  147. 666〜667番相見ぬは大伴坂上郎女
  148. 668番朝に日に 色づく山の厚見王
  149. 669番あしひきの 山橘の春日王
  150. 670〜671番月讀の 光に來ませ湯原王
  151. 672番倭文手纏安倍虫麻呂
  152. 673〜674番眞十鏡 磨ぎし心を大伴坂上郎女
  153. 675〜679番をみなへし 佐紀澤に生ふる中臣女郎
  154. 683〜689番謂ふ言の 恐き國ぞ大伴坂上郎女
  155. 690番照らす日を大伴三依
  156. 694〜695番戀草を 力車に七車広河女王
  157. 696番家人に 戀ひ過ぎめやも石川広成
  158. 697〜699番吾が聞に 繋けな言ひそ大伴像見
  159. 701〜702番はつはつに河内百枝娘子
  160. 703〜704番吾背子を 相見しその日巫部麻蘇娘子
  161. 709番夕闇は大宅女
  162. 710番み空行く 月の光に安都扉娘子
  163. 711〜713番鴨鳥の 遊ぶこの池に丹波大女娘子
  164. 721番あしひきの 山にし居れば大伴坂上郎女
  165. 723〜724番常世にと 吾が行かなくに大伴坂上郎女
  166. 725〜726番鳰鳥の 潜く池水大伴坂上郎女
  167. 756〜759番外に居て 戀ふるは苦し田村大嬢
  168. 760〜761番うち渡す 竹田の原に大伴坂上郎女
  169. 793番世の中は 空しきものと大伴旅人
  170. 794〜799番大王の 遠の朝廷と山上憶良
  171. 800〜801番父母を 見れば尊し山上憶良
  172. 802〜803番瓜食めば山上憶良
  173. 804〜805番世間の 術なきものは山上憶良
  174. 806〜809番龍の馬も 今も得てしか大伴旅人
  175. 810〜812番如何にあらむ 日の時にかも大伴旅人
  176. 813〜814番懸けまくは あやに畏し山上憶良
  177. 815〜846番正月立ち 春の來らば大伴旅人ほか大宰府の官人
  178. 847〜848番我が盛 いたく降ちぬ大伴旅人
  179. 849〜852番殘りたる 雪に交れる大伴旅人
  180. 853〜863番漁する 海人の兒等と大伴旅人
  181. 864〜867番後れ居て 長戀せずは吉田宜
  182. 868〜870番松浦縣 佐用姫の子が山上憶良
  183. 871〜875番遠つ人 松浦佐用比賣作者未詳(大伴旅人・山上憶良とする説がある)
  184. 876〜879番天飛ぶや 鳥にもがもや山上憶良
  185. 880〜882番天ざかる 鄙に五年山上憶良
  186. 883番音に聞き 目には未だ見ず三島王
  187. 884〜885番國遠き 道の長路を麻田陽春
  188. 886〜891番うち日さす 宮へ上ると山上憶良
  189. 892〜893番風雜り 雨降る夜の山上憶良
  190. 894〜896番神代より 言傳て來らく山上憶良
  191. 897〜903番たまきはる 現の限は山上憶良
  192. 904〜906番世の人の 貴み願ふ作者未詳(山上憶良の作とする説が有力)
  193. 907〜912番瀧の上の 三舟の山に笠金村
  194. 913〜916番味凝 あやに羨しく車持千年
  195. 917〜919番やすみしし わご大王の 常宮と山部赤人
  196. 920〜922番あしひきの み山も清に笠金村
  197. 923〜927番やすみしし わご大王の 高知らす山部赤人
  198. 928〜930番押照る 難波の國は笠金村
  199. 931〜932番鯨魚取り 濱邊を清み車持千年
  200. 933〜934番天地の 遠きが如く山部赤人
  201. 935〜937番名寸隅の 船瀨ゆ見ゆる笠金村
  202. 938〜941番やすみしし 吾が大王の 神ながら山部赤人
  203. 942〜945番あぢさはふ 妹が目かれて山部赤人
  204. 946〜947番御食向ふ 淡路の島に山部赤人
  205. 948〜949番眞葛はふ 春日の山は作者未詳
  206. 950〜953番大王の 界ひ賜ふと笠金村(車持千年とも)
  207. 954番朝には 海邊に漁りし膳王
  208. 955〜956番さす竹の 大宮人の大伴旅人
  209. 957〜959番いざ兒等 香椎の潟に大伴旅人
  210. 960番隼人の 湍門の磐も大伴旅人
  211. 961番湯の原に 鳴く蘆鶴は大伴旅人
  212. 962番奥山の 磐に蘿むし葛井広成
  213. 963番大汝 少彦名の大伴坂上郎女
  214. 964番吾背子に 戀ふれば苦し大伴坂上郎女
  215. 965〜968番凡ならば 左も右も爲むを児島
  216. 969〜970番須臾も 行きて見てしか大伴旅人
  217. 971〜972番白雲の 龍田の山の高橋虫麻呂
  218. 973〜974番食國の 遠の朝廷に聖武天皇
  219. 975番斯くしつつ 在らくを好みぞ安倍広庭
  220. 976〜977番難波潟 潮干の餘波神社老麻呂
  221. 978番士やも 空しかるべき山上憶良
  222. 979番吾背子が 著る衣薄し大伴坂上郎女
  223. 980番雨隱り 三笠の山を安倍虫麻呂
  224. 981〜983番獵高の 高圓山を大伴坂上郎女
  225. 984番雲隱り 行方を無みと大宅女
  226. 985〜986番天に坐す 月讀壯子湯原王
  227. 987番待ち難に 吾がする月は藤原八束
  228. 988番春草は 後は散り易し市原王
  229. 989番燒刀の 稜うち放ち湯原王
  230. 990番茂岡に 神さび立ちて紀鹿人
  231. 991番石走り 激ち流るる紀鹿人
  232. 992番古郷の 飛鳥はあれど大伴坂上郎女
  233. 993番月立ちて ただ三日月の大伴坂上郎女
  234. 995番斯くしつつ 遊び飮みこそ大伴坂上郎女
  235. 1420番沫雪か はだれに零ると駿河采女
  236. 1423番去年の春 い掘じて植ゑし阿倍広庭
  237. 1424〜1427番春の野に 菫採みにと山部赤人
  238. 1431番百濟野の 萩の古枝に山部赤人
  239. 1432〜1433番吾背子が 見らむ佐保道の大伴坂上郎女
  240. 1442番難波邊に 人の行ければ丹比屋主
  241. 1445番風交り 雪は零るとも大伴坂上郎女
  242. 1447番尋常に 聞くは苦しき大伴坂上郎女
  243. 1450番情ぐき ものにぞありける大伴坂上郎女
  244. 1453〜1455番玉襷 懸けぬ時無く笠金村
  245. 1468番ほととぎす 聲聞く小野の小治田広瀬王
  246. 1471番戀しけば 形見にせむと山部赤人
  247. 1472番ほととぎす 來鳴き響もす石上堅魚
  248. 1473番橘の 花散る里の大伴旅人
  249. 1474番今もかも 大城の山に大伴坂上郎女
  250. 1475番何しかも 許多戀ふる大伴坂上郎女
  251. 1476番獨居て もの念ふ夕に小治田広耳
  252. 1484番霍公鳥 いたくな鳴きそ大伴坂上郎女
  253. 1493番吾が屋前の 花橘を大伴村上
  254. 1497番筑波根に 吾が行けりせば高橋虫麻呂
  255. 1498番暇無み 來ざりし君に大伴坂上郎女
  256. 1500番夏の野の 繁みに咲ける大伴坂上郎女
  257. 1502番五月の 花橘を大伴坂上郎女
  258. 1503番吾妹子が 家の垣内の紀豊河
  259. 1516番秋山に もみつ木の葉の山部王
  260. 1517番味酒 三輪の祝の長屋王
  261. 1518〜1519番天漢 相向き立ちて山上憶良
  262. 1520〜1522番牽牛は 織女と山上憶良
  263. 1523〜1529番秋風の 吹きにし日より山上憶良
  264. 1532〜1533番草枕 旅行く人も笠金村
  265. 1535番我背子を 何時ぞ今かと藤原宇合
  266. 1537〜1538番秋の野に 咲きたる花を山上憶良
  267. 1539〜1540番秋の田の 穗田を雁が音聖武天皇
  268. 1541〜1542番吾が岳に さを鹿來鳴く大伴旅人
  269. 1543番秋の露は 移にありけり三原王
  270. 1544〜1545番牽牛の 念ひ坐すらむ湯原王
  271. 1546番妹許と 吾が行く道の市原王
  272. 1548番咲く花も 輕率はうとし大伴坂上郎女
  273. 1549番射部立てて 跡見の岳邊の紀鹿人
  274. 1550番秋萩の 散りの亂に湯原王
  275. 1551番時待ちて 落つる時雨の市原王
  276. 1552番夕月夜 心も萎ぬに湯原王
  277. 1555番秋立ちて 幾日もあらねば安貴王
  278. 1556番秋田苅る 假廬もいまだ忌部黒麻呂
  279. 1557〜1559番明日香河 行き回む岳の作者未詳
  280. 1560〜1561番妹が目を 始見の埼の大伴坂上郎女
  281. 1610番高圓の 秋野の上の丹生女王
  282. 1611番あしひきの 山下響み笠縫女王
  283. 1612番神さぶと 不許にはあらず石川賀係女郎
  284. 1613番秋の野を 朝行く鹿の賀茂女王
  285. 1618番玉に貫き 消たず賜らむ湯原王
  286. 1637〜1638番はだ薄 尾花逆葺き元正天皇
  287. 1639〜1640番沫雪の ほどろほどろに大伴旅人
  288. 1641番沫雪に 降らえて咲ける角広弁
  289. 1642番たな霧ひ 雪も零らぬか安倍奥道
  290. 1643番天霧し 雪も零らぬか若桜部君足
  291. 1651番沫雪の この頃續ぎて大伴坂上郎女
  292. 1654番松蔭の 淺茅が上の大伴坂上郎女
  293. 1655番高山の 菅の葉凌ぎ三国人足
  294. 1656〜1657番酒杯に 梅の花浮べ大伴坂上郎女
  295. 1660番梅の花 散らす冬風の大伴駿河麻呂
  296. 1726〜1728番難波潟 潮干に出でて作者未詳
  297. 1729〜1731番曉の 夢に見えつつ藤原宇合
  298. 1732〜1734番大葉山 霞たなびき作者未詳
  299. 1735〜1737番吾が疊 三重の河原の作者未詳
  300. 1738〜1739番しなが鳥 安房に繼ぎたる作者未詳
  301. 1740〜1741番春の日の 霞める時に作者未詳
  302. 1742〜1743番しなでる 片足羽河の作者未詳
  303. 1744〜1746番埼玉の 小埼の沼に作者未詳
  304. 1747〜1748番白雲の 龍田の山の作者未詳
  305. 1749〜1750番白雲の 立田の山を作者未詳
  306. 1751〜1752番島山を い行き廻る作者未詳
  307. 1753〜1754番衣手 常陸の國の作者未詳
  308. 1755〜1756番鶯の 生卵の中に作者未詳
  309. 1757〜1758番草枕 旅の憂を作者未詳
  310. 1759〜1760番鷲の住む 筑波の山の作者未詳
  311. 1763番倉橋の 山を高みか沙弥女王
  312. 1764〜1765番ひさかたの 天の河原に作者未詳
  313. 1766番吾妹子は 釧にあらなむ振田向宿禰
  314. 1767〜1769番豐國の 香春は吾宅抜気大首
  315. 1776〜1777番絕等木の 山の岑の上の播磨娘子
  316. 1778〜1779番明日よりは 吾は戀ひむな作者未詳
  317. 1780〜1781番牡牛の 三宅の埼に作者未詳
  318. 1784番海若の いづれの神を作者未詳
  319. 1785〜1786番人と成る 事は難きを笠金村
  320. 1787〜1789番うつせみの 世の人なれば笠金村
  321. 1790〜1791番秋萩を 妻問ふ鹿こそ遣唐使の母
  322. 1807〜1808番鷄が鳴く 吾妻の國に作者未詳
  323. 1809〜1811番葦屋の 菟原處女の作者未詳
  324. 3836番奈良山の 兒手柏の消奈行文
  325. 3890番我が夫子を 我が松原よ三野石守
  326. 3891〜3899番荒津の海 潮干潮滿ち作者未詳
  327. 3915番あしひきの 山谷越えて山部赤人
  328. 3927〜3930番草枕 旅ゆく君を大伴坂上郎女
  329. 4080〜4081番常人の 戀ふと云ふよりは大伴坂上郎女
  330. 4220〜4221番海神の 神の命の大伴坂上郎女
  331. 4224番朝霧の たなびく田居に光明皇后
  332. 4227〜4228番大殿の この廻の三形沙弥
  333. 4235番天雲を ほろに踏みあたし県犬養三千代
  334. 4293〜4294番あしひきの 山行きしかば作者未詳
  335. 4437番ほととぎす 猶も鳴かなむ元正天皇
  336. 4438番ほととぎす 此處に近くを薩妙観
  337. 4439番松が枝の 地に著くまで石川命婦
  338. 4455〜4456番あかねさす 晝はたたびて作者未詳

第4期916首

733〜759年(〜万葉集の最後の歌)。奈良時代の中ごろ。大伴家持を中心に、繊細で感傷的な歌が詠まれた。

  1. 407番春霞 春日の里の大伴駿河麻呂
  2. 408番石竹の大伴家持
  3. 409番一日には大伴駿河麻呂
  4. 410番橘を 屋前に植ゑ生し大伴坂上郎女
  5. 411番吾妹子が 屋前の橘作者未詳
  6. 412番頂に市原王
  7. 413番須磨の海人の大網人主
  8. 414番あしひきの 岩根凝しみ大伴家持
  9. 462番今よりは 秋風寒く大伴家持
  10. 463番長き夜を大伴書持
  11. 464番秋さらば大伴家持
  12. 465番うつせみの 代は常なしと大伴家持
  13. 466〜469番吾が屋前に 花ぞ咲きたる大伴家持
  14. 470〜474番斯くのみし大伴家持
  15. 475〜477番かけまくも あやにかしこし大伴家持
  16. 478〜480番かけまくも あやにかしこし わが王大伴家持
  17. 481〜483番白妙の 袖さし交へて高橋朝臣
  18. 587〜610番吾が形見笠女郎
  19. 611〜612番今更に 妹に逢はめやと大伴家持
  20. 613〜617番物思ふと 人に見えじと山口女王
  21. 618番さ夜中に大神女郎
  22. 680〜682番蓋しくも 人の中言大伴家持
  23. 691〜692番ももしきの 大宮人は大伴家持
  24. 693番斯くのみに大伴千室
  25. 700番斯くしてや大伴家持
  26. 705〜706番葉根蘰 今爲る妹を大伴家持
  27. 707〜708番思ひ遣る すべの知らねば粟田女娘子
  28. 714〜720番情には 思ひわたれど大伴家持
  29. 722番斯くばかり 戀ひつつあらずは大伴家持
  30. 727〜736番萱草 吾が下紐に大伴家持
  31. 737〜740番かにかくに 人はいふとも坂上大嬢
  32. 741〜755番夢の逢は大伴家持
  33. 762〜764番神さぶと 不欲にはあらず紀女郎
  34. 765〜766番一隔山 隔れるものを大伴家持
  35. 767〜768番都路を 遠みや妹が大伴家持
  36. 769番ひさかたの 雨の降る日を大伴家持
  37. 770〜774番人眼多み 逢はなくのみぞ大伴家持
  38. 775〜776番鶉鳴く 故りにし郷ゆ大伴家持
  39. 777〜781番吾妹子が 屋戸の籬を大伴家持
  40. 782番風高く 邊には吹けども紀女郎
  41. 783〜785番前年の 先つ年より大伴家持
  42. 786〜792番春の雨は いや頻降るに大伴家持
  43. 994番振仰けて 若月見れば大伴家持
  44. 996番御民吾海犬養岡麻呂
  45. 997〜1002番住吉の 粉濱の四時華作者未詳
  46. 1003番海をとめ 玉求むらし葛井大成
  47. 1004番思ほえず 來ましし君を桉作益人
  48. 1005〜1006番やすみしし 我大王の 見し給ふ山部赤人
  49. 1007番言問はぬ 木すら妹と市原王
  50. 1008番山の端に いさよふ月の忌部黒麻呂
  51. 1009番橘は 實さへ花さへ聖武天皇
  52. 1010番奧山の 眞木の葉凌ぎ橘奈良麻呂
  53. 1011〜1012番わが屋戸の 梅咲きたりと作者未詳
  54. 1013〜1014番あらかじめ 君來まさむと作者未詳
  55. 1015番玉敷きて 待たましよりは榎井王
  56. 1016番海原の 遠き渡を作者未詳
  57. 1017番木綿疊 手向の山を大伴坂上郎女
  58. 1018番白珠は 人に知らえず作者未詳
  59. 1019〜1023番石上 布留の尊は作者未詳
  60. 1024〜1027番長門なる 沖つ借島作者未詳
  61. 1028番ますらをの 高圓山に大伴坂上郎女
  62. 1029番河口の 野邊に廬りて大伴家持
  63. 1030番妹に戀ひ 吾の松原聖武天皇
  64. 1031番後れにし 人を思ばく丹比屋主
  65. 1032〜1033番天皇の 行幸の隨大伴家持
  66. 1034番古ゆ 人の言ひくる大伴東人
  67. 1035番田跡河の 瀧を淸みか大伴家持
  68. 1036番關無くは 還りにだにも大伴家持
  69. 1037番今つくる 久邇の王都は大伴家持
  70. 1038〜1039番ふるさとは 遠くもあらず高丘河内
  71. 1040番ひさかたの 雨は零り重け大伴家持
  72. 1042〜1043番一つ松 幾代か歷ぬる作者未詳
  73. 1044〜1046番くれなゐに 深く染みにし作者未詳
  74. 1047〜1049番やすみしし 吾大王の 高敷かす田辺福麻呂
  75. 1050〜1052番現つ神 わが皇の 天の下田辺福麻呂
  76. 1053〜1058番吾が皇 神の命の田辺福麻呂
  77. 1059〜1061番三香の原 久邇の京師は田辺福麻呂
  78. 1062〜1064番やすみしし 吾が大王の 在り通ふ田辺福麻呂
  79. 1065〜1067番八千桙の 神の御世より田辺福麻呂
  80. 1435番蝦鳴く 甘南備河に厚見王
  81. 1436〜1437番含めりと 言ひし梅が枝大伴村上
  82. 1438番霞立つ 春日の里の大伴駿河麻呂
  83. 1441番うち霧し 雪は零りつつ大伴家持
  84. 1443番霞立つ 野の上の方に丹比乙麻呂
  85. 1444番山振の 咲きたる野邊の高田女王
  86. 1446番春の野に 求食る雉の大伴家持
  87. 1448番吾が屋外に 蒔きし瞿麥大伴家持
  88. 1449番茅花抜く 淺茅が原の大伴田村大嬢
  89. 1451番水鳥の 鴨の羽の色の笠女郎
  90. 1452番闇夜ならば 宜も來坐さじ紀女郎
  91. 1456〜1457番この花の 一瓣のうちに藤原広嗣
  92. 1458〜1459番屋戸にある 櫻の花は厚見王
  93. 1460〜1461番戲奴がため 吾手もすまに紀女郎
  94. 1462〜1463番吾が君に 戲奴は戀ふらし大伴家持
  95. 1464番春霞 たなびく山の大伴家持
  96. 1477〜1478番卯の花も いまだ咲かねば大伴家持
  97. 1479番隱りのみ 居れば鬱悒み大伴家持
  98. 1480〜1481番我が屋戸に 月押照れり大伴書持
  99. 1485番夏まけて 咲きたる唐棣花大伴家持
  100. 1486〜1487番吾が屋前の 花橘を大伴家持
  101. 1488番何處には 鳴きもしにけむ大伴家持
  102. 1489番吾が屋前の 花橘は大伴家持
  103. 1490番ほととぎす 待てど來喧かず大伴家持
  104. 1491番卯の花の 過ぎば惜しみか大伴家持
  105. 1494〜1495番夏山の 木末の繁に大伴家持
  106. 1496番吾が屋前の なでしこの花大伴家持
  107. 1506番故郷の 奈良思の岳の大伴田村大嬢
  108. 1507〜1509番いかといかと ある吾が屋前に大伴家持
  109. 1510番瞿麥は 咲きて散りぬと大伴家持
  110. 1547番さを鹿の 萩に貫き置ける藤原八束
  111. 1553〜1554番時雨の雨 間無くし零れば大伴稲公
  112. 1562〜1563番誰聞きつ 此間ゆ鳴き渡る巫部麻蘇娘子
  113. 1564〜1565番秋づけば 尾花が上に日置長枝娘子
  114. 1566〜1569番ひさかたの 雨間もおかず大伴家持
  115. 1570〜1571番此間に在りて 春日や何處藤原八束
  116. 1572番吾が屋戸の 草花が上の大伴家持
  117. 1574〜1580番雲の上に 鳴くなる雁の作者未詳
  118. 1581〜1591番手折らずて 散りなば惜しと作者未詳
  119. 1592〜1593番然とあらぬ 五百代小田を大伴坂上郎女
  120. 1596番妹が家の 門田を見むと大伴家持
  121. 1597〜1599番秋の野に 咲ける秋萩大伴家持
  122. 1600〜1601番妻戀に 鹿鳴く山邊の石川広成
  123. 1602〜1603番山彦の 相響むまで大伴家持
  124. 1604番秋されば 春日の山の大原今城
  125. 1605番高圓の 野邊の秋萩大伴家持
  126. 1614〜1615番九月の その初雁の桜井王
  127. 1616番朝ごとに 見る吾が屋戸の笠女郎
  128. 1617番秋萩に 置きたる露の山口女王
  129. 1619〜1620番玉桙の 道は遠けど大伴家持
  130. 1622〜1623番吾が屋戸の 秋の萩咲く大伴田村大嬢
  131. 1624〜1626番吾が業なる 早田の穗立坂上大嬢
  132. 1627〜1628番吾が屋前の 時じき藤の大伴家持
  133. 1629〜1630番ねもころに 物を念へば大伴家持
  134. 1631番今造る 久邇の京に大伴家持
  135. 1632番あしひきの 山邊に居りて大伴家持
  136. 1633〜1635番手もすまに 植ゑし萩にや作者未詳
  137. 1644〜1649番引き攀ぢて 折らば散るべみ作者未詳
  138. 1658番吾背子と 二人見ませば光明皇后
  139. 1661番ひさかたの 月夜を淸み紀女郎
  140. 1662番沫雪の 消ぬべきものを大伴田村大嬢
  141. 1663番沫雪の 庭に零りしき大伴家持
  142. 1792〜1794番白玉の 人のその名を作者未詳
  143. 1800番小垣内の 麻を引き干し作者未詳
  144. 1801〜1803番古の 益荒壯士の作者未詳
  145. 1804〜1806番父母が 成しのまにまに作者未詳
  146. 3853〜3854番石麻呂に 吾物申す大伴家持
  147. 3900番織女し 船乘りすらし大伴家持
  148. 3901〜3906番み冬つぎ 春はきたれど大伴家持
  149. 3907〜3908番山城の 久邇の都は境部老麻呂
  150. 3909〜3910番橘は 常花にもが大伴書持
  151. 3911〜3913番あしひきの 山邊に居れば大伴家持
  152. 3914番ほととぎす 今し來鳴かば田口馬長
  153. 3916〜3921番橘の にほへる香かも大伴家持
  154. 3922〜3925番降る雪の 白髮までに作者未詳
  155. 3926番大宮の 内にも外にも大伴家持
  156. 3931〜3936番君により 吾が名はすでに平群氏女郎
  157. 3937〜3942番草枕 旅去にし君が平群氏女郎
  158. 3943〜3950番秋の田の 穗向見がてり作者未詳
  159. 3951〜3955番ひぐらしの 鳴きぬる時は作者未詳
  160. 3956番奈呉の海人の 釣する船は秦八千島
  161. 3957〜3959番天離る 鄙治めにと大伴家持
  162. 3960〜3961番庭に降る 雪は千重しく大伴家持
  163. 3962〜3964番大王の 任のまにまに大伴家持
  164. 3965〜3966番春の花 今は盛に大伴家持
  165. 3967〜3968番山峽に 咲ける櫻を大伴池主
  166. 3969〜3972番大君の 任のまにまに大伴家持
  167. 3973〜3975番大君の 命かしこみ大伴池主
  168. 3976〜3977番さけりとも 知らずしあらば大伴家持
  169. 3978〜3982番妹も吾も 心は同じ大伴家持
  170. 3983〜3984番あしひきの 山も近きを大伴家持
  171. 3985〜3987番射水河 い行き廻れる大伴家持
  172. 3988番ぬばたまの 月に向ひて大伴家持
  173. 3989〜3990番奈呉の海の 沖つ白波大伴家持
  174. 3991〜3992番もののふの 八十伴の緒の大伴家持
  175. 3993〜3994番藤浪は 咲きて散りにき大伴池主
  176. 3995〜3998番玉ほこの 道に出で立ち作者未詳
  177. 3999番京方に 立つ日近づく大伴家持
  178. 4000〜4002番天離る 鄙に名懸かす大伴家持
  179. 4003〜4005番朝日さし 背向に見ゆる大伴池主
  180. 4006〜4007番かき數ふ 二上山に大伴家持
  181. 4008〜4010番あをによし 奈良を來離れ大伴池主
  182. 4011〜4015番大王の 遠の朝廷ぞ大伴家持
  183. 4017〜4020番東風 いたく吹くらし大伴家持
  184. 4021番雄神河 くれなゐにほふ大伴家持
  185. 4022番鸕坂河 渡る瀬多み大伴家持
  186. 4023番婦負河の 早き瀬ごとに大伴家持
  187. 4024番立山の 雪し來らしも大伴家持
  188. 4025番之乎路から 直越え來れば大伴家持
  189. 4026〜4027番鳥總立て 船木伐るといふ大伴家持
  190. 4028番妹に逢はず 久しくなりぬ大伴家持
  191. 4029番珠洲の海に 朝びらきして大伴家持
  192. 4030番うぐひすは 今は鳴かむと大伴家持
  193. 4031番中臣の 太祝詞言大伴家持
  194. 4032〜4035番奈呉の海に 船暫し借せ田辺福麻呂
  195. 4036番如何にある 布勢の浦ぞも田辺福麻呂
  196. 4037番乎敷の埼 漕ぎ徘徊り大伴家持
  197. 4038〜4042番玉くしげ いつしか明けむ田辺福麻呂
  198. 4043番明日の日の 布勢の浦廻の大伴家持
  199. 4044〜4045番濱邊より 我が鞭ち行かば大伴家持
  200. 4046〜4051番神さぶる 垂姫の埼作者未詳
  201. 4052〜4055番ほととぎす 今鳴かずして作者未詳
  202. 4056〜4057番堀江には 玉敷かましを作者未詳
  203. 4058〜4060番橘の とをのたちばな作者未詳
  204. 4061〜4062番堀江より 水脈引きしつつ作者未詳
  205. 4063〜4064番常世物 この橘の大伴家持
  206. 4066〜4069番卯の花の 咲く月立ちぬ作者未詳
  207. 4070番一本の なでしこ植ゑし大伴家持
  208. 4071〜4072番級離る 越の君らと大伴家持
  209. 4073〜4075番月見れば 同じ國なり大伴池主
  210. 4076〜4079番あしひきの 山は無くもが大伴家持
  211. 4082〜4084番天ざかる 鄙の奴に大伴家持
  212. 4085番燒刀を 礪波の關に大伴家持
  213. 4086〜4088番あぶら火の 光に見ゆる作者未詳
  214. 4089〜4092番高御座 天の日嗣と大伴家持
  215. 4093番英遠の浦に 寄する白波大伴家持
  216. 4094〜4097番葦原の 瑞穂の國を大伴家持
  217. 4098〜4100番高御座 天の日嗣と大伴家持
  218. 4101〜4105番珠洲の海人の 沖つ御神に大伴家持
  219. 4106〜4109番大己貴 少彦名の大伴家持
  220. 4110番左夫流兒が いつきし殿に大伴家持
  221. 4111〜4112番かけまくも あやにかしこし大伴家持
  222. 4113〜4115番大君の 遠の朝廷と大伴家持
  223. 4116〜4118番大君の 任のまにまに大伴家持
  224. 4119番いにしへよ 偲びにければ大伴家持
  225. 4120〜4121番見まく欲り 思ひしなべに大伴家持
  226. 4122〜4123番天皇の 敷きます國の大伴家持
  227. 4124番我が欲りし 雨は降り來ぬ大伴家持
  228. 4125〜4127番天照す 神の御代より大伴家持
  229. 4128〜4131番草枕 旅の翁と大伴池主
  230. 4132〜4133番竪樣にも 彼にも横樣も大伴池主
  231. 4134番雪の上に 照れる月夜に大伴家持
  232. 4135番我が兄子が 琴取るなべに大伴家持
  233. 4136番あしひきの 山の木末の大伴家持
  234. 4137番正月たつ 春のはじめに大伴家持
  235. 4138番やぶなみの 里に宿借り大伴家持
  236. 4139〜4140番春の苑 くれなゐにほふ大伴家持
  237. 4141番春まけて 物がなしきに大伴家持
  238. 4142番春の日に 張れる柳を大伴家持
  239. 4143番もののふの 八十をとめ等が大伴家持
  240. 4144〜4145番燕來る 時になりぬと大伴家持
  241. 4146〜4147番夜ぐたちに 寢覺めて居れば大伴家持
  242. 4148〜4149番椙の野に さ躍る雉大伴家持
  243. 4150番朝床に 聞けば遙けし大伴家持
  244. 4151〜4153番今日の爲と 思ひて標めし大伴家持
  245. 4154〜4155番あしひきの 山坂越えて大伴家持
  246. 4156〜4158番あらたまの 年往き更り大伴家持
  247. 4159番磯の上の 都萬麻を見れば大伴家持
  248. 4160〜4162番天地の 遠き始よ大伴家持
  249. 4163番妹が袖 われまくらかむ大伴家持
  250. 4164〜4165番ちちの實の 父の命大伴家持
  251. 4166〜4168番毎時に いや珍らしく大伴家持
  252. 4169〜4170番霍公鳥 來鳴く五月に大伴家持
  253. 4171〜4172番常人も 起きつつ聞くぞ大伴家持
  254. 4173番妹を見ず 越の國邊に大伴家持
  255. 4174番春の裏の 樂しき終へば大伴家持
  256. 4175〜4176番ほととぎす 今來喧き始む大伴家持
  257. 4177〜4179番我が兄子と 手携はりて大伴家持
  258. 4180〜4183番春過ぎて 夏來向へば大伴家持
  259. 4184番山吹の 花とり持ちて作者未詳
  260. 4185〜4186番現身は 戀を繁みと大伴家持
  261. 4187〜4188番念ふどち ますらをのこの大伴家持
  262. 4189〜4191番天離る 夷としあれば大伴家持
  263. 4192〜4193番桃の花 くれなゐ色に大伴家持
  264. 4194〜4196番ほととぎす 鳴き渡りぬと大伴家持
  265. 4197〜4198番妹に似る 草と見しより大伴家持
  266. 4199〜4202番藤浪の 影なす海の作者未詳
  267. 4203番家に行きて 何を語らむ久米広縄
  268. 4204〜4205番吾が兄子が 捧げて持たる作者未詳
  269. 4206番澁溪を さして吾が行く大伴家持
  270. 4207〜4208番此間にして 背向に見ゆる大伴家持
  271. 4209〜4210番谷近く 家は居れども久米広縄
  272. 4211〜4212番古に ありけるわざの大伴家持
  273. 4213番東風を疾み 奈呉の浦廻に大伴家持
  274. 4214〜4216番天地の 初の時ゆ大伴家持
  275. 4217番卯の花を 腐す霖雨の大伴家持
  276. 4218番鮪衝くと 海人の燭せる大伴家持
  277. 4219番吾が屋戸の 萩咲きにけり大伴家持
  278. 4222〜4223番この時雨 いたくな降りそ作者未詳
  279. 4225番あしひきの 山の黄葉に大伴家持
  280. 4226番この雪の 消遺る時に大伴家持
  281. 4229番新たしき 年のはじめは大伴家持
  282. 4230番降る雪を 腰になづみて大伴家持
  283. 4231番瞿麥は 秋咲くものを久米広縄
  284. 4233〜4234番うち羽振き 鷄は鳴くとも作者未詳
  285. 4238番君が往き もし久ならば大伴家持
  286. 4239番二上の 峯の上の繁に大伴家持
  287. 4240番大船に 眞梶繁貫き光明皇后
  288. 4241番春日野に 齋く御室の藤原清河
  289. 4242番天雲の 去き還りなむ藤原仲麻呂
  290. 4243番住吉に 齋く祝が多治比土作
  291. 4244番あらたまの 年の緒長く藤原清河
  292. 4248〜4249番あらたまの 年の緒長く大伴家持
  293. 4250番しなざかる 越に五箇年大伴家持
  294. 4251番玉ほこの 道に出で立ち大伴家持
  295. 4252〜4253番君が家に 植ゑたる萩の作者未詳
  296. 4254〜4255番秋津島 倭の國を大伴家持
  297. 4256番古に 君の三代經て大伴家持
  298. 4257〜4259番手束弓 手に取り持ちて作者未詳
  299. 4262〜4263番韓國に 往き足らはして作者未詳
  300. 4264〜4265番空みつ 倭の國は孝謙天皇
  301. 4266〜4267番あしひきの 八峯の上の大伴家持
  302. 4268番この里は 繼ぎて霜や置く孝謙天皇
  303. 4269〜4272番外のみに 見てはありしを作者未詳
  304. 4273〜4278番天地と 相榮えむと作者未詳
  305. 4279〜4281番能登河の 後には逢はむ作者未詳
  306. 4282〜4284番事繁み 相問はなくに作者未詳
  307. 4285〜4287番大宮の 內にも外にも大伴家持
  308. 4288番河渚にも 雪は降れれし大伴家持
  309. 4289番青柳の 秀つ枝攀ぢ執り大伴家持
  310. 4290〜4291番春の野に大伴家持
  311. 4292番うらうらに大伴家持
  312. 4295〜4297番高圓の 尾花吹き越す作者未詳
  313. 4298〜4300番霜の上に 霰たばしり作者未詳
  314. 4301番稻見野の あから柏は安宿王
  315. 4302〜4303番山吹は 撫でつつ生さむ作者未詳
  316. 4304番山吹の 花の盛に大伴家持
  317. 4305番木の暗の 繁き尾の上を大伴家持
  318. 4306〜4313番初秋風 涼しき夕大伴家持
  319. 4314番八千種に 草木を植ゑて大伴家持
  320. 4315〜4320番宮人の 袖つけ衣大伴家持
  321. 4321〜4327番畏きや 命被ふり作者未詳
  322. 4328〜4330番大君の 命かしこみ作者未詳
  323. 4331〜4333番天皇の 遠の朝廷と大伴家持
  324. 4334〜4336番海原を 遠く渡りて大伴家持
  325. 4337〜4346番水鳥の 發ちの急ぎに作者未詳
  326. 4347〜4359番家にして 戀ひつつあらずは作者未詳
  327. 4360〜4362番天皇の 遠き御代にも大伴家持
  328. 4363〜4371番難波津に 御船下すゑ作者未詳
  329. 4372番足柄の み坂た廻り倭文部可良麻呂
  330. 4373〜4383番今日よりは 顧みなくて作者未詳
  331. 4384〜4394番曉の かはたれ時に作者未詳
  332. 4395〜4397番龍田山 見つつ越え來し大伴家持
  333. 4398〜4400番大王の 命かしこみ大伴家持
  334. 4401〜4403番韓衣 裾に取りつき作者未詳
  335. 4404〜4407番難波道を 往きて來までと作者未詳
  336. 4408〜4412番大王の 任のまにまに大伴家持
  337. 4413〜4424番枕刀 腰に取り佩き作者未詳
  338. 4433〜4435番朝なさな 揚る雲雀に作者未詳
  339. 4440〜4441番足柄の 八重山越えて作者未詳
  340. 4442〜4444番我が兄子が 宿のなでしこ作者未詳
  341. 4445番うぐひすの 聲は過ぎぬと大伴家持
  342. 4446〜4448番我が宿に 咲けるなでしこ作者未詳
  343. 4449〜4451番なでしこが 花取り持ちて作者未詳
  344. 4452〜4453番をとめらが 玉裳裾びく作者未詳
  345. 4454番高山の 巖に生ふる橘諸兄
  346. 4457〜4459番住吉の 濱松が根の作者未詳
  347. 4460〜4462番堀江漕ぐ 伊豆手の船の大伴家持
  348. 4463〜4464番ほととぎす まづ鳴く朝け大伴家持
  349. 4465〜4467番ひさかたの 天の戸開き大伴家持
  350. 4468〜4469番現身は 數なき身なり大伴家持
  351. 4470番泡沫なす 假れる身ぞとは大伴家持
  352. 4471番消殘りの 雪に合へ照る大伴家持
  353. 4472〜4473番大君の 命かしこみ作者未詳
  354. 4474番群鳥の 朝立ち往にし大伴家持
  355. 4475〜4476番初雪は 千重に降りしけ大原今城
  356. 4477番夕霧に 千鳥の鳴きし円方女王
  357. 4478番佐保河に 凍り渡れる大原桜井
  358. 4481番あしひきの 八峯の椿大伴家持
  359. 4482番堀江越え 遠き里まで藤原執弓
  360. 4483番移り行く 時見る毎に大伴家持
  361. 4484〜4485番咲く花は うつろふ時あり大伴家持
  362. 4486〜4487番天地を 照らす日月の作者未詳
  363. 4488〜4490番み雪降る 冬は今日のみ作者未詳
  364. 4491番大き海の 水底深く石川女郎
  365. 4492番月數めば いまだ冬なり大伴家持
  366. 4493番始春の 初子の今日の大伴家持
  367. 4494番水鳥の 鴨の羽の色の大伴家持
  368. 4495番うち靡く 春とも著く大伴家持
  369. 4496〜4505番怨めしく 君はもあるか作者未詳
  370. 4506〜4510番高圓の 野の上の宮は作者未詳
  371. 4511〜4513番鴛鴦の住む 君がこの山齋作者未詳
  372. 4514番蒼海原 風波なびき大伴家持
  373. 4515番秋風の すゑ吹き靡く大伴家持
  374. 4516番新しき大伴家持

作者未詳2157首

時代を問わない。作者の名を記さない歌。全体のおよそ半数を占め、東歌・防人歌もここに入れる。

  1. 385〜387番霰零り作者未詳
  2. 388〜389番海若は 靈しきものか作者未詳
  3. 1041番吾が屋戸の 君松の樹に作者未詳
  4. 1069〜1074番常はかつて 思はぬものを作者未詳
  5. 1075〜1080番海原の 道遠みかも作者未詳
  6. 1081〜1086番ぬばたまの 夜渡る月を作者未詳
  7. 1087〜1089番痛足河 河浪立ちぬ作者未詳
  8. 1090〜1091番吾妹子が 赤裳の裾の作者未詳
  9. 1092〜1098番鳴る神の 音のみ聞きし作者未詳
  10. 1099番片岡の この向つ峯に作者未詳
  11. 1100〜1105番卷向の 痛足の川ゆ作者未詳
  12. 1106〜1110番蝦鳴く 淸き川原を作者未詳
  13. 1111〜1115番いにしへも 斯く聞きつつや作者未詳
  14. 1116〜1121番ぬばたまの 吾が黑髮に作者未詳
  15. 1122〜1124番山の際に 渡る秋沙の作者未詳
  16. 1125〜1126番淸き瀨に 千鳥妻喚び作者未詳
  17. 1127〜1129番落ちたぎつ 走り井の水の作者未詳
  18. 1130〜1134番神さぶる 磐根こごしき作者未詳
  19. 1135〜1139番宇治河は 淀瀨無からし作者未詳
  20. 1140〜1145番しなが鳥 猪名野を來れば作者未詳
  21. 1146〜1150番めづらしき 人を吾家に作者未詳
  22. 1151〜1155番大伴の 三津の濱邊を作者未詳
  23. 1156〜1160番すみのえの 遠里小野の作者未詳
  24. 1161〜1165番家離り 旅にし在れば作者未詳
  25. 1166〜1170番いにしへに ありけむ人の作者未詳
  26. 1171〜1175番大御舟 泊ててさもらふ作者未詳
  27. 1176〜1181番夏麻引く 海上潟の作者未詳
  28. 1182〜1188番海人小船 帆かも張れると作者未詳
  29. 1189〜1193番大海に 嵐な吹きそ作者未詳
  30. 1194〜1195番紀の國の 雜賀の浦に藤原卿
  31. 1196〜1201番裹もがと 乞はば取らせむ作者未詳
  32. 1202〜1207番荒磯よも まして思へや作者未詳
  33. 1208〜1212番妹に戀ひ 吾が越え行けば作者未詳
  34. 1213〜1217番名草山 言にしありけり作者未詳
  35. 1218〜1222番黑牛の海 くれなゐ匂ふ藤原卿
  36. 1223〜1227番海の底 沖漕ぐ舟を作者未詳
  37. 1228〜1232番風早の 三穗の浦廻を作者未詳
  38. 1233〜1237番未通女等が 織る機の上を作者未詳
  39. 1238〜1242番高島の 阿渡の白波は作者未詳
  40. 1243〜1246番見渡せば 近き里廻を作者未詳
  41. 1251〜1254番佐保河に 鳴くなる千鳥作者未詳
  42. 1255〜1260番鴨頭草に 衣ぞ染むる作者未詳
  43. 1261〜1266番山守の 里へ通ひし作者未詳
  44. 1267番百磯城の 大宮人の作者未詳
  45. 1270〜1271番隱口の 泊瀨の山に作者未詳
  46. 1311〜1316番橡の 衣は人皆作者未詳
  47. 1317〜1322番海の底 石著く白玉作者未詳
  48. 1323〜1327番海の底 おきつ白玉作者未詳
  49. 1328〜1335番膝に伏す 玉の小琴の作者未詳
  50. 1336〜1341番冬ごもり 春の大野を作者未詳
  51. 1342〜1347番山高み 夕日隱りぬ作者未詳
  52. 1348〜1352番三島江の 玉江の薦を作者未詳
  53. 1353〜1359番石上 布留の早田を作者未詳
  54. 1360〜1365番氣の緒に 念へる吾を作者未詳
  55. 1366〜1369番明日香川 七瀨の淀に作者未詳
  56. 1370〜1375番甚も零らぬ 雨ゆゑ行潦作者未詳
  57. 1376〜1380番大和の 宇陀の眞赤土の作者未詳
  58. 1381〜1386番廣瀨川 袖つくばかり作者未詳
  59. 1387〜1391番伏超ゆ 行かましものを作者未詳
  60. 1392〜1397番むらさきの 名高の浦の作者未詳
  61. 1398〜1403番さざなみの 志賀津の浦の作者未詳
  62. 1404〜1409番鏡なす 吾が見し君を作者未詳
  63. 1410〜1414番世間は まこと二代は作者未詳
  64. 1415〜1417番玉梓の 妹は珠かも作者未詳
  65. 1421〜1422番春山の さきのををりに尾張連
  66. 1428番押照る 難波を過ぎて作者未詳
  67. 1429〜1430番をとめ等が 挿頭のために作者未詳
  68. 1434番霜雪も いまだ過ぎねば大伴三林
  69. 1439番時は今は 春になりぬと中臣武良自
  70. 1440番春の雨の しくしく零るに河辺東人
  71. 1469番あしひきの 山ほととぎす沙弥
  72. 1470番もののふの 石瀨の杜の刀理宣令
  73. 1482番皆人の 待ちし卯の花大伴清縄
  74. 1483番吾背子が 屋戸のたちばな庵君諸立
  75. 1492番君が家の 花橘は遊行女婦
  76. 1499番事繁み 君は來まさず大伴四縄
  77. 1501番ほととぎす 鳴く峯の上の小治田広耳
  78. 1504番暇無み 五月をすらに高安
  79. 1505番霍公鳥 鳴きし登時大神女郎
  80. 1530〜1531番をみなへし 秋萩まじる作者未詳
  81. 1534番女郎花 秋萩を折れ石川老夫
  82. 1536番暮に逢ひて 朝面無み縁達師
  83. 1573番秋の雨に ぬれつつ居れば大伴利上
  84. 1594番時雨の雨 間無くな零りそ作者未詳
  85. 1595番秋萩の 枝もとををに大伴像見
  86. 1609番宇陀の野の 秋萩凌ぎ丹比真人
  87. 1621番吾が屋前の 萩の花咲けり巫部麻蘇娘子
  88. 1650番池の邊の 松の末葉に作者未詳
  89. 1652番梅の花 折りも折らずも他田広津娘子
  90. 1653番今の如 心を常に県犬養娘子
  91. 1659番眞木の上に 零り置ける雪の他田広津娘子
  92. 1819〜1825番うち靡く 春立ちぬらし作者未詳
  93. 1826〜1831番春されば 妻を求むと作者未詳
  94. 1832〜1838番うち靡く 春さり來れば作者未詳
  95. 1839〜1842番君がため 山田の澤に作者未詳
  96. 1843〜1845番昨日こそ 年は極てしか作者未詳
  97. 1846〜1853番霜枯れし 冬の柳は作者未詳
  98. 1854〜1860番鶯の 木傳ふ梅の作者未詳
  99. 1861〜1867番能登河の 水底さへに作者未詳
  100. 1868〜1873番かはづ鳴く 吉野の河の作者未詳
  101. 1874〜1876番春霞 たなびく今日の作者未詳
  102. 1877〜1879番春の雨に ありけるものを作者未詳
  103. 1880〜1883番春日野の 淺茅が上に作者未詳
  104. 1884〜1886番冬過ぎて 春し來れば作者未詳
  105. 1887〜1888番春日なる 三笠の山に作者未詳
  106. 1889番吾が屋前の 毛桃の下に作者未詳
  107. 1897〜1898番春されば 百舌鳥の草潜作者未詳
  108. 1899〜1903番春されば 梅の花くたし作者未詳
  109. 1904〜1907番梅の花 しだり柳に作者未詳
  110. 1908〜1914番春されば 水草の上に作者未詳
  111. 1915〜1918番吾背子に 戀ひて術なみ作者未詳
  112. 1919〜1923番國栖等が 春菜採むらむ作者未詳
  113. 1924〜1925番丈夫が 伏し居嘆きて作者未詳
  114. 1926〜1927番春山の 馬醉木の花の作者未詳
  115. 1928〜1931番狹野方は 實は成らずとも作者未詳
  116. 1932〜1936番春雨の 止まず零り零り作者未詳
  117. 1937〜1938番丈夫が 出で立ち向ふ作者未詳
  118. 1939〜1945番ほととぎす 汝が初聲は作者未詳
  119. 1946〜1951番木高くは 曾て木植ゑじ作者未詳
  120. 1952〜1957番今夜の おぼつかなきに作者未詳
  121. 1958〜1963番橘の 林を植ゑむ作者未詳
  122. 1964〜1965番默然も あらむ時も作者未詳
  123. 1966〜1971番風に散る 花橘を作者未詳
  124. 1972〜1975番野邊見れば 瞿麥の花作者未詳
  125. 1976〜1978番卯の花の 咲き散る岳ゆ作者未詳
  126. 1979〜1981番春されば 蜾蠃なす野の作者未詳
  127. 1982〜1986番晩蟬は 時と鳴けども作者未詳
  128. 1987〜1992番片搓りに 絲をぞ吾が搓る作者未詳
  129. 1993〜1995番外のみに 見つつを戀ひむ作者未詳
  130. 2034〜2040番棚機の 五百機立てて作者未詳
  131. 2041〜2047番秋風の 吹きただよはす作者未詳
  132. 2048〜2055番天漢 川門に立ちて作者未詳
  133. 2056〜2062番天の河 打橋渡せ作者未詳
  134. 2063〜2068番天漢 霧立ち上る作者未詳
  135. 2069〜2074番天漢 瀨ごとに幣を作者未詳
  136. 2075〜2080番人さへや 見繼がずあらむ作者未詳
  137. 2081〜2086番天漢 棚橋わたせ作者未詳
  138. 2087〜2088番渡守 舟出し出でむ作者未詳
  139. 2089〜2090番乾坤の はじめの時ゆ作者未詳
  140. 2091番彥星の 川瀨を渡る作者未詳
  141. 2094〜2099番さを鹿の 心相念ふ作者未詳
  142. 2100〜2105番秋田刈る 假廬の宿に作者未詳
  143. 2106〜2112番沙額田の 野邊の秋萩作者未詳
  144. 2113〜2118番手もすまに 植ゑしも著く作者未詳
  145. 2119〜2124番戀しくは 形見にせよと作者未詳
  146. 2125〜2127番春日野の 萩し散りなば作者未詳
  147. 2128〜2135番秋風に 大和へ越ゆる作者未詳
  148. 2136〜2140番秋風に 山飛び越ゆる作者未詳
  149. 2141〜2146番この頃の 秋の朝明に作者未詳
  150. 2147〜2151番山の邊に い行く獵夫は作者未詳
  151. 2152〜2156番秋萩の 散り過ぎぬれば作者未詳
  152. 2157〜2166番暮影に 來鳴くひぐらし作者未詳
  153. 2167番秋の野の 尾花が末に作者未詳
  154. 2168〜2176番秋萩に 置ける白露作者未詳
  155. 2177番春は萌え 夏は綠に作者未詳
  156. 2180〜2186番九月の 時雨の雨に作者未詳
  157. 2187〜2192番妹が袖 卷來の山の作者未詳
  158. 2193〜2198番秋風の 日に日に吹けば作者未詳
  159. 2199〜2204番もの念ふと 隱らひ居りて作者未詳
  160. 2205〜2210番秋萩の 下葉もみぢぬ作者未詳
  161. 2211〜2218番妹が紐 解くと結ぶと作者未詳
  162. 2219〜2221番あしひきの 山田作る子作者未詳
  163. 2222〜2229番夕さらず 河蝦鳴くなる作者未詳
  164. 2230〜2233番戀ひつつも 稻葉かき別け作者未詳
  165. 2234〜2238番一日には 千重しくしくに作者未詳
  166. 2244〜2251番住吉の 岸を田に墾り作者未詳
  167. 2252〜2257番秋萩の 咲き散る野邊の作者未詳
  168. 2258〜2265番秋萩の 枝もとををに作者未詳
  169. 2266〜2272番出でて去なば 天飛ぶ鴈の作者未詳
  170. 2273〜2278番何すとか 君を厭はむ作者未詳
  171. 2279〜2284番吾が鄕に 今咲く花の作者未詳
  172. 2285〜2289番秋萩の 花野のすすき作者未詳
  173. 2290〜2294番秋萩を 散り過ぎぬべみ作者未詳
  174. 2295〜2297番我が屋戸の 田葛葉日に日に作者未詳
  175. 2298〜2303番君に戀ひ しなえうらぶれ作者未詳
  176. 2304〜2307番蜻蛉羽に にほへる衣作者未詳
  177. 2308番雨零れば 激つ山川作者未詳
  178. 2309〜2311番祝部等が 齋ふ社の作者未詳
  179. 2316〜2318番奈良山の 峯なほ霧ふ作者未詳
  180. 2319〜2324番夕されば 衣手寒し作者未詳
  181. 2325〜2329番誰が苑の 梅の花ぞも作者未詳
  182. 2330〜2332番妹がため 上枝の梅を作者未詳
  183. 2335〜2339番咲き出照る 梅の下枝に作者未詳
  184. 2340〜2344番一目見し 人に戀ふらく作者未詳
  185. 2345〜2348番天霧ひ 零りくる雪の作者未詳
  186. 2349〜2350番吾が屋戸に 咲きたる梅を作者未詳
  187. 2517〜2521番垂乳根の 母に障らば作者未詳
  188. 2522〜2526番恨みむと 思ひて背なは作者未詳
  189. 2527〜2532番誰ぞ此の 吾が屋戸に來喚ぶ作者未詳
  190. 2533〜2537番面忘れ 如何なる人の作者未詳
  191. 2538〜2541番獨寢と 薦朽ちめやも作者未詳
  192. 2542〜2548番若草の 新手枕を作者未詳
  193. 2549〜2552番妹に戀ひ 吾が哭く涕作者未詳
  194. 2553〜2556番夢のみに 見るすら幾許作者未詳
  195. 2557〜2561番垂乳根の 母に白さば作者未詳
  196. 2562〜2566番里人の 言緣妻を作者未詳
  197. 2567〜2571番相見ては 戀慰むと作者未詳
  198. 2572〜2576番僞も 似つきてぞ爲る作者未詳
  199. 2577〜2581番今だにも 目な乏しめそ作者未詳
  200. 2582〜2586番あぢき無く 何の枉言作者未詳
  201. 2587〜2591番大原の 古りにし郷に作者未詳
  202. 2592〜2596番戀ひ死なむ 後は何せむ作者未詳
  203. 2597〜2601番いかにして 忘るるものぞ作者未詳
  204. 2602〜2606番黑髮の 白髮までと作者未詳
  205. 2607〜2610番敷妙の 衣手離れて作者未詳
  206. 2611〜2614番今更に 君が手枕作者未詳
  207. 2615〜2618番敷妙の 枕を纏きて作者未詳
  208. 2619〜2622番朝影に 吾が身は成りぬ作者未詳
  209. 2623〜2625番くれなゐの 八鹽の衣作者未詳
  210. 2626〜2628番古衣 打棄つる人は作者未詳
  211. 2629〜2632番逢はずとも 吾は怨みじ作者未詳
  212. 2633〜2636番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
  213. 2637〜2641番うちはなひ 鼻をぞ嚔つる作者未詳
  214. 2642〜2646番燈の かげに耀ふ作者未詳
  215. 2647〜2650番横雲の 空ゆ延き越し作者未詳
  216. 2651〜2655番難波人 葦火焚く屋の作者未詳
  217. 2656〜2661番天飛ぶや 輕の社の作者未詳
  218. 2662〜2666番吾妹子に またも逢はむと作者未詳
  219. 2667〜2670番眞袖もち 床うち拂ひ作者未詳
  220. 2671〜2674番この夜の 在明月夜作者未詳
  221. 2675〜2678番君が著る 三笠の山に作者未詳
  222. 2679〜2681番窓越しに 月おし照りて作者未詳
  223. 2682〜2685番韓衣 君にうち著せ作者未詳
  224. 2686〜2689番夜占問ふ 吾が袖に置く作者未詳
  225. 2690〜2693番白細布の 吾が衣手に作者未詳
  226. 2694〜2697番あしひきの 山鳥の尾の作者未詳
  227. 2698〜2702番往きて見て 來れば戀しき作者未詳
  228. 2703〜2708番眞薦刈る 大野川原の作者未詳
  229. 2709〜2713番吾妹子に 吾が戀ふらくは作者未詳
  230. 2714〜2719番もののふの 八十氏川の作者未詳
  231. 2720〜2724番水鳥の 鴨の住む池の作者未詳
  232. 2725〜2730番白細砂 三津の黃土の作者未詳
  233. 2731〜2735番牛窓の 浪の潮騷作者未詳
  234. 2736〜2742番風をいたみ 甚振る浪の作者未詳
  235. 2743〜2747番なかなかに 君に戀ひずは作者未詳
  236. 2748〜2751番大舟に 葦荷刈り積み作者未詳
  237. 2752〜2756番吾妹子を 聞き都賀野邊の作者未詳
  238. 2757〜2761番王の 御笠に縫へる作者未詳
  239. 2762〜2765番蘆垣の 中の似兒草作者未詳
  240. 2766〜2770番三島江の 入江の薦を作者未詳
  241. 2771〜2776番吾妹子が 袖をたのみて作者未詳
  242. 2777〜2781番疊薦 へだて編む數作者未詳
  243. 2782〜2786番さ寢かにば 誰とも宿めど作者未詳
  244. 2787〜2791番天地の 依り合ひの極作者未詳
  245. 2792〜2796番玉の緒の しま心にや作者未詳
  246. 2797〜2801番住吉の 濱に緣るとふ作者未詳
  247. 2802〜2807番念へども 念ひもかねつ作者未詳
  248. 2808〜2809番眉根搔き 嚔ひ紐解け作者未詳
  249. 2810〜2811番音のみを 聞きてや戀ひむ作者未詳
  250. 2812〜2813番吾妹子に 戀ひて術なみ作者未詳
  251. 2814〜2815番吾が戀は 慰めかねつ作者未詳
  252. 2816〜2819番うらぶれて 物な念ほし作者未詳
  253. 2820〜2823番斯くだにも 妹を待ちなむ作者未詳
  254. 2824〜2827番思ふ人 來むと知りせば作者未詳
  255. 2828〜2833番くれなゐの 濃染の衣を作者未詳
  256. 2834〜2840番大和の 室原の毛桃作者未詳
  257. 2864〜2868番吾背子を 今か今かと作者未詳
  258. 2869〜2872番今は吾は 死なむよ吾妹作者未詳
  259. 2873〜2876番里人も 謂ひ繼ぐがね作者未詳
  260. 2877〜2880番何時となも 戀ひずありとは作者未詳
  261. 2881〜2885番立ちて居て 術のたどきも作者未詳
  262. 2886〜2891番他言は まこと言痛く作者未詳
  263. 2892〜2895番思ひ遣る すべのたどきも作者未詳
  264. 2896〜2899番うたがたも 言ひつつもあるか作者未詳
  265. 2900〜2903番吾妹子が 咲ひ眉引作者未詳
  266. 2904〜2907番戀ひ戀ひて 後も逢はむと作者未詳
  267. 2908〜2911番常斯くし 戀ふれば苦し作者未詳
  268. 2912〜2915番人の見て 言咎めせぬ作者未詳
  269. 2916〜2921番玉勝間 逢はむといふは作者未詳
  270. 2922〜2927番夕さらば 君に逢はむと作者未詳
  271. 2928〜2931番各自 人死すらし作者未詳
  272. 2932〜2935番情には 燃えておもへど作者未詳
  273. 2936〜2939番今は吾は 死なむよ我背作者未詳
  274. 2940〜2944番なまなかに 死なば安けむ作者未詳
  275. 2945〜2949番玉梓の 君が使を作者未詳
  276. 2950〜2955番吾妹子が 夜戸出の光儀作者未詳
  277. 2956〜2961番あらたまの 年月かねて作者未詳
  278. 2962〜2963番白妙の 袖敷かずて宿る作者未詳
  279. 2964〜2967番斯くのみし 在りける君を作者未詳
  280. 2968〜2971番橡の 一重衣の作者未詳
  281. 2972〜2976番赤帛の 純裏の衣作者未詳
  282. 2977〜2981番何故か 思はずあらむ作者未詳
  283. 2982〜2985番針はあれど 妹し無ければ作者未詳
  284. 2986〜2989番梓弓 引きみ弛べみ作者未詳
  285. 2990〜2994番をとめ等が 績麻の絡垜作者未詳
  286. 2995〜2998番逢ふよしの 出で來むまでは作者未詳
  287. 2999〜3002番水を多み 上に種蒔き作者未詳
  288. 3003〜3007番夕月夜 五更闇の作者未詳
  289. 3008〜3012番あしひきの 山を木高み作者未詳
  290. 3013〜3016番吾妹子や 吾を忘らすな作者未詳
  291. 3017〜3020番あしひきの 山河水の作者未詳
  292. 3021〜3024番隱沼の 下ゆは戀ひむ作者未詳
  293. 3025〜3029番石走る 垂水の水の作者未詳
  294. 3030〜3033番思ひ出でて 術なき時は作者未詳
  295. 3034〜3037番吾妹子に 戀ひ術なかり作者未詳
  296. 3038〜3041番斯く戀ひむ ものと知りせば作者未詳
  297. 3042〜3044番朝日さす 春日の小野に作者未詳
  298. 3045〜3047番朝霜の 消ぬべくのみや作者未詳
  299. 3048〜3052番御獵する 鴈羽の小野の作者未詳
  300. 3053〜3057番あしひきの 山菅の根の作者未詳
  301. 3058〜3062番うち日さす 宮にはあれど作者未詳
  302. 3063〜3066番淺茅原 小野に標結ふ作者未詳
  303. 3067〜3070番谷狹み 峯へ延ひたる作者未詳
  304. 3071〜3074番丹波道の 大江の山の作者未詳
  305. 3075〜3079番斯くしてぞ 人の死ぬとふ作者未詳
  306. 3080〜3083番わたつみの 沖に生ひたる作者未詳
  307. 3084〜3086番海處女 潛き取るとふ作者未詳
  308. 3087〜3090番眞菅よし 宗我の河原に作者未詳
  309. 3091〜3094番鴨すらも 己がつまどち作者未詳
  310. 3095〜3098番朝鴉 早くな鳴きそ作者未詳
  311. 3099〜3100番紫草を 草と別く別く作者未詳
  312. 3101〜3102番紫は 灰指すものぞ作者未詳
  313. 3103〜3104番逢はなくは 然もありなむ作者未詳
  314. 3105〜3106番人目多み 直に逢はずて作者未詳
  315. 3107〜3108番現身の 人目を繁み作者未詳
  316. 3109〜3110番慇懃に 思ふ吾妹を作者未詳
  317. 3111〜3112番すべもなき 片戀をすと作者未詳
  318. 3113〜3114番在り在りて 後も逢はむと作者未詳
  319. 3115〜3116番氣の緒に 吾が氣衝きし作者未詳
  320. 3117〜3118番門閉てて 戸も閉したるを作者未詳
  321. 3119〜3120番明日よりは 戀ひつつ在らむ作者未詳
  322. 3121〜3122番わが背子が 使を待つと作者未詳
  323. 3123〜3124番ただ獨 宿れど寢かねて作者未詳
  324. 3125〜3126番ひさかたの 雨のふる日を作者未詳
  325. 3131〜3134番月易へて 君をば見むと作者未詳
  326. 3135〜3138番近くあれば 名のみも聞きて作者未詳
  327. 3139〜3144番玉桙の 道に出で立ち作者未詳
  328. 3145〜3150番吾妹子し 吾を偲ぶらし作者未詳
  329. 3151〜3155番よそのみに 君を相見て作者未詳
  330. 3156〜3159番鈴鹿河 八十瀬渡りて作者未詳
  331. 3160〜3162番沖つ浪 邊浪の來寄る作者未詳
  332. 3163〜3166番吾妹子に 觸るとはなしに作者未詳
  333. 3167〜3170番浪の間ゆ 雲居に見ゆる作者未詳
  334. 3171〜3174番難波潟 こぎ出し船の作者未詳
  335. 3175〜3179番若の浦に 袖さへぬれて作者未詳
  336. 3180〜3184番うらもなく 去にし君ゆゑ作者未詳
  337. 3185〜3189番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
  338. 3190〜3193番雲居なる 海山越えて作者未詳
  339. 3194〜3196番氣の緒に 吾が思ふ君は作者未詳
  340. 3197〜3202番住吉の 崖に向へる作者未詳
  341. 3203〜3208番雎鳩ゐる 渚にゐる舟の作者未詳
  342. 3209〜3210番春日なる 三笠の山に作者未詳
  343. 3211〜3212番靈の緒の 現し心や作者未詳
  344. 3213〜3214番十月 時雨の雨に作者未詳
  345. 3215〜3216番白妙の 袖の別を作者未詳
  346. 3217〜3218番荒津の海 吾幣奉り作者未詳
  347. 3219〜3220番豐國の 企救の長濱作者未詳
  348. 3221番冬ごもり 春さり來れば作者未詳
  349. 3222番三諸は 人の守る山作者未詳
  350. 3223〜3224番霹靂の 日かをる空の作者未詳
  351. 3225〜3226番天雲の 影さへ見ゆる作者未詳
  352. 3227〜3229番葦原の 瑞穂の國に作者未詳
  353. 3230〜3231番幣帛を 奈良より出でて作者未詳
  354. 3232〜3233番斧取りて 丹生の檜山の作者未詳
  355. 3234〜3235番やすみしし わご大皇作者未詳
  356. 3236〜3238番空みつ 大和の國作者未詳
  357. 3239番近江の海 泊八十あり作者未詳
  358. 3240〜3241番大王の 命恐み作者未詳
  359. 3242番百岐年 美濃の國の作者未詳
  360. 3243〜3244番處女等が 麻笥に垂れたる作者未詳
  361. 3245〜3246番天橋も 長くもがも作者未詳
  362. 3247番渟名河の 底なる玉作者未詳
  363. 3248〜3249番敷島の 日本の國に作者未詳
  364. 3250〜3252番蜻蛉島 日本の國は作者未詳
  365. 3255〜3257番古ゆ 言ひ續ぎ來らく作者未詳
  366. 3258〜3259番あらたまの 年は來去きて作者未詳
  367. 3260〜3262番小治田の 愛智の水を作者未詳
  368. 3263〜3265番隱國の 泊瀬の河の作者未詳
  369. 3266〜3267番春されば 花咲きををり作者未詳
  370. 3268〜3269番三諸の 神奈備山ゆ作者未詳
  371. 3270〜3271番さし燒かむ 少屋の醜屋に作者未詳
  372. 3272〜3273番うち延へて 思ひし小野は作者未詳
  373. 3274〜3275番爲む術の たづきを知らに作者未詳
  374. 3276〜3277番百足らず 山田の道を作者未詳
  375. 3278〜3279番赤駒の 厩立て作者未詳
  376. 3280〜3283番妾が背子は 待てど來まさず作者未詳
  377. 3284〜3288番菅の根の ねもころごろに作者未詳
  378. 3289〜3290番御佩を 劍の池の作者未詳
  379. 3291〜3292番み芳野の 眞木立つ山に作者未詳
  380. 3293〜3294番み吉野の 御金の嶽に作者未詳
  381. 3295〜3296番うち日さつ 三宅の原ゆ作者未詳
  382. 3297〜3298番玉だすき かけぬ時無く作者未詳
  383. 3299番見渡しに 妹らは立たし作者未詳
  384. 3300番押照る 難波の埼に作者未詳
  385. 3301番神風の 伊勢の海の作者未詳
  386. 3302番紀伊國の 室の江の邊に作者未詳
  387. 3303〜3304番里人の 吾に告ぐらく作者未詳
  388. 3305〜3309番物念はず 道行きなむも作者未詳
  389. 3310〜3313番隱口の 泊瀬の國に作者未詳
  390. 3314〜3317番つぎねふ 山城道を作者未詳
  391. 3318〜3322番紀の國の 濱に寄るとふ作者未詳
  392. 3323番階立つ 筑摩狹額田作者未詳
  393. 3324〜3325番かけまくも あやにかしこし作者未詳
  394. 3326番磯城島の 大和の國に作者未詳
  395. 3327〜3328番百小竹の 三野の王作者未詳
  396. 3329番白雲の たなびく國の作者未詳
  397. 3330〜3332番隱口の 長谷の川の作者未詳
  398. 3333〜3334番王の 御命恐み作者未詳
  399. 3335〜3338番玉桙の 道行き人は作者未詳
  400. 3339〜3343番玉桙の 道に出で立ち調使首
  401. 3344〜3345番この月は 君來たらむと作者未詳
  402. 3346〜3347番見が欲れば 雲井に見ゆる作者未詳
  403. 3348〜3352番夏麻引く 海上潟の作者未詳
  404. 3353〜3354番あらたまの 城柵の林に作者未詳
  405. 3355〜3359番天の原 富士の柴山作者未詳
  406. 3360番伊豆の海に 立つ白波の作者未詳
  407. 3361〜3366番足柄の 彼面此面に作者未詳
  408. 3367〜3372番百津島 足柄小船作者未詳
  409. 3373番多麻河に作者未詳
  410. 3374〜3377番武藏野に 占肩灼き作者未詳
  411. 3378〜3381番入間道の 大家が原の作者未詳
  412. 3382〜3383番馬來田の 嶺ろの篠葉の作者未詳
  413. 3384〜3387番葛飾の 眞間の手古名を作者未詳
  414. 3388〜3392番筑波嶺の 嶺ろに霞居作者未詳
  415. 3393〜3397番筑波嶺の 彼面此面に作者未詳
  416. 3398〜3401番人みなの 言は絕ゆとも作者未詳
  417. 3402〜3405番日の暮に 碓氷の山を作者未詳
  418. 3406〜3410番上毛野 佐野のくくだち作者未詳
  419. 3411〜3415番多胡の嶺に 寄綱延へて作者未詳
  420. 3416〜3419番上毛野 可保夜が沼の作者未詳
  421. 3420〜3423番上毛野 佐野の舟橋作者未詳
  422. 3424〜3425番下毛野 みかもの山の作者未詳
  423. 3426〜3428番會津嶺の 國をさ遠み作者未詳
  424. 3429〜3433番遠江 引佐細江の作者未詳
  425. 3434〜3437番上毛野 安蘇山黑葛作者未詳
  426. 3438〜3441番都武賀野に 鈴が音きこゆ作者未詳
  427. 3442〜3446番東路の 手兒の呼坂作者未詳
  428. 3447〜3451番草蔭の 安努な行かむと作者未詳
  429. 3452〜3454番おもしろき 野をばな燒きそ作者未詳
  430. 3455〜3459番戀しけば 來ませ我が背子作者未詳
  431. 3460〜3464番誰ぞこの 屋の戸押そぶる作者未詳
  432. 3465〜3469番高麗錦 紐解き放けて作者未詳
  433. 3470〜3473番相見ては 千年や去ぬる作者未詳
  434. 3474〜3477番殖竹の 本さへ響み作者未詳
  435. 3478〜3481番遠しとふ 故奈の白嶺に作者未詳
  436. 3482〜3485番から衣 襴のうち交へ作者未詳
  437. 3486〜3489番愛し妹を 弓束竝べ巻き作者未詳
  438. 3490〜3493番梓弓 末は依り寢む作者未詳
  439. 3494〜3496番兒毛知山 若鷄冠木の作者未詳
  440. 3497〜3499番河上の 根白高草作者未詳
  441. 3500〜3503番紫草は 根をかも竟ふる作者未詳
  442. 3504〜3507番春べ咲く 藤の末葉の作者未詳
  443. 3508〜3511番芝付の 美宇良埼なる作者未詳
  444. 3512〜3516番一嶺ろに 言はるものから作者未詳
  445. 3517〜3522番白雲の 絕えにし妹を作者未詳
  446. 3523〜3526番坂越えて 安倍の田の面に作者未詳
  447. 3527〜3530番沖に住も 小鴨の如作者未詳
  448. 3531〜3534番妹をこそ あひ見に來しか作者未詳
  449. 3535〜3537番己が男を 凡にな思ひそ作者未詳
  450. 3538〜3541番ひろ橋を 馬越しかねて作者未詳
  451. 3542〜3544番細石に 駒を馳させて作者未詳
  452. 3545〜3548番飛鳥河 堰くと知りせば作者未詳
  453. 3549〜3551番多由比潟 潮滿ちわたる作者未詳
  454. 3552〜3555番松が浦に 騷ゑうら立ち作者未詳
  455. 3556〜3559番鹽船の 置かれば悲し作者未詳
  456. 3560〜3564番眞金吹く 丹生の眞朱の作者未詳
  457. 3565〜3566番彼の兒ろと 宿ずやなりなむ作者未詳
  458. 3567〜3571番置きて行かば 妹はまがなし作者未詳
  459. 3572〜3576番何ど思へか 阿自久麻山の作者未詳
  460. 3577番愛し妹を 何處行かめと作者未詳
  461. 3578〜3581番武庫の浦の 入江の渚鳥作者未詳
  462. 3582〜3585番大船を 荒海に出だし作者未詳
  463. 3586〜3587番我が故に 思ひな瘦せそ作者未詳
  464. 3588番はろばろに 思ほゆるかも作者未詳
  465. 3589番夕されば 晩蟬來鳴く秦間満
  466. 3590番妹に逢はず あらば術無み作者未詳
  467. 3591〜3593番妹と在りし 時はあれども作者未詳
  468. 3594〜3597番潮待つと ありける船を作者未詳
  469. 3598〜3601番ぬばたまの 夜は明けぬらし作者未詳
  470. 3602〜3605番あをによし 奈良の都に作者未詳
  471. 3606〜3610番玉藻刈る 乎等女を過ぎて作者未詳
  472. 3611番大船に 眞楫繁貫き柿本人麻呂
  473. 3612〜3614番青丹よし 奈良の都に作者未詳
  474. 3615〜3616番わが故に 妹嘆くらし作者未詳
  475. 3617番石走る 瀧もとどろに大石蓑麻呂
  476. 3618〜3621番山河の 清き川瀨に作者未詳
  477. 3622〜3624番月よみの 光を淸み作者未詳
  478. 3625〜3626番夕されば 葦邊に騷ぎ丹比大夫
  479. 3627〜3629番朝されば 妹が手に纏く作者未詳
  480. 3630〜3633番眞楫貫き 船し行かずは作者未詳
  481. 3634〜3637番筑紫道の 可太の大島作者未詳
  482. 3638〜3639番これやこの 名に負ふ鳴門の作者未詳
  483. 3640〜3643番都方に 行かむ船もが作者未詳
  484. 3644〜3647番大君の 命恐み作者未詳
  485. 3648〜3651番海原の 沖邊に燭し作者未詳
  486. 3652〜3655番志珂の海人の 一日も闕ちず作者未詳
  487. 3656〜3658番秋萩に にほへる吾が裳作者未詳
  488. 3659〜3662番秋風は 日に日に吹きぬ作者未詳
  489. 3663〜3667番わたつみの 沖つ繩海苔作者未詳
  490. 3668〜3673番大君の 遠の朝廷と作者未詳
  491. 3674〜3680番草枕 旅を苦しみ作者未詳
  492. 3681〜3687番歸り來て 見むと思ひし作者未詳
  493. 3688〜3690番天皇の 遠の朝廷と作者未詳
  494. 3691〜3693番天地と 共にもがもと葛井子老
  495. 3694〜3696番わたつみの 恐き路を六鯖
  496. 3697〜3699番百船の 泊つる對馬の作者未詳
  497. 3700〜3706番あしひきの 山下耀る作者未詳
  498. 3707〜3713番秋山の 黄葉を插頭し作者未詳
  499. 3714〜3717番秋されば 戀しみ妹を作者未詳
  500. 3718〜3722番家島は 名にこそありけれ作者未詳
  501. 3723〜3726番あしひきの 山路越えむと狭野弟上娘子
  502. 3727〜3730番塵泥の 數にもあらぬ中臣宅守
  503. 3731〜3737番思ふ故に 逢ふものならば中臣宅守
  504. 3738〜3744番思ひつつ 寢ればかもとな中臣宅守
  505. 3745〜3749番命あらば 逢ふこともあらむ狭野弟上娘子
  506. 3750〜3753番天地の 至極のうらに狭野弟上娘子
  507. 3754〜3758番過所無しに 關飛び越ゆる中臣宅守
  508. 3759〜3762番たちかへり 泣けども吾は中臣宅守
  509. 3763〜3766番旅といへば 言にぞ易き中臣宅守
  510. 3767〜3774番魂は あしたゆふべに狭野弟上娘子
  511. 3775〜3778番あらたまの 年の緒長く作者未詳
  512. 3779〜3785番わが宿の 花橘は中臣宅守
  513. 3786〜3787番春さらば 插頭にせむと作者未詳
  514. 3788〜3790番無耳の 池し恨めし作者未詳
  515. 3791〜3793番綠子の 若子が身には竹取翁
  516. 3794〜3802番愛しきやし 老夫の歌に作者未詳
  517. 3803番隱りのみ 戀ふれば苦し作者未詳
  518. 3804〜3805番斯くのみに ありけるものを作者未詳
  519. 3806番事しあらば 小泊瀬山の作者未詳
  520. 3807番安積香山 影さへ見ゆる作者未詳
  521. 3808番住吉の 小集樂に出でて作者未詳
  522. 3809番商變り 領らすとの作者未詳
  523. 3810番味飯を 水に釀み成し作者未詳
  524. 3811〜3813番さ丹づらふ 君が御言と作者未詳
  525. 3814〜3815番眞珠は 緒絶しにきと作者未詳
  526. 3817〜3818番柄臼は 田廬のもとに河村王
  527. 3819〜3820番夕立の 雨うち零れば小鯛王
  528. 3821番美麗物 何所飽かじを児部女王
  529. 3822〜3823番橘の 寺の長屋に作者未詳
  530. 3832番枳の 棘原苅り除け忌部首
  531. 3833番虎に乘り 古屋を越えて境部王
  532. 3834番梨棗 黍に粟嗣ぎ作者未詳
  533. 3835番勝間田の 池は我知る作者未詳
  534. 3837番久堅の 雨も降らぬか作者未詳
  535. 3838〜3839番吾妹子が 額に生ひたる安倍子祖父
  536. 3840〜3841番寺寺の 女餓鬼申さく作者未詳
  537. 3842〜3843番小兒ども 草はな苅りそ作者未詳
  538. 3844〜3845番ぬばたまの 斐太の大黑作者未詳
  539. 3846〜3847番法師らが 鬚の剃杭作者未詳
  540. 3848番新墾田の 鹿猪田の稻を忌部黒麻呂
  541. 3849〜3850番生死の 二つの海を作者未詳
  542. 3851番心をし 無何有の郷に作者未詳
  543. 3852番鯨魚取り 海や死する作者未詳
  544. 3855〜3856番葛莢に 延ひおほどれる高宮王
  545. 3857番飯喫めど 甘くもあらず作者未詳
  546. 3858〜3859番この頃の 吾が戀力作者未詳
  547. 3860〜3869番王の 遣さなくに作者未詳
  548. 3870番紫の 粉潟の海に作者未詳
  549. 3871番角島の 迫門の稚海藻は作者未詳
  550. 3872〜3873番吾が門の 榎の實もり喫む作者未詳
  551. 3874番所射鹿を 認ぐ河邊の作者未詳
  552. 3875番琴酒を 押垂小野ゆ作者未詳
  553. 3876番豐國の 企玖の池なる作者未詳
  554. 3877番くれなゐに 染めてし衣作者未詳
  555. 3878〜3879番梯立の 熊來のやらに作者未詳
  556. 3880番加島嶺の 机の島の作者未詳
  557. 3881〜3883番大野路は 繁道森徑作者未詳
  558. 3884番伊夜彦作者未詳
  559. 3885番愛子 汝夫の君作者未詳
  560. 3886番押照るや 難波の小江に作者未詳
  561. 3887〜3889番天なるや 神樂良の小野に作者未詳
  562. 4065番朝びらき 入江漕ぐなる山上臣
  563. 4232番雪の島 巖に殖ゑたる蒲生娘子
  564. 4236〜4237番天地の 神は無かれや作者未詳
  565. 4425番防人に作者未詳
  566. 4426〜4432番天地の 神に幣置き作者未詳
  567. 4436番闇の夜の 行く先知らず作者未詳

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雑歌1560首

相聞・挽歌に入らない歌。行幸・宴・旅・国見など、公の場の歌が中心。

  1. 1番籠もよ み籠持ち雄略天皇
  2. 2番大和には 群山あれど舒明天皇
  3. 3〜4番やすみしし わが大王の中皇命
  4. 5〜6番霞立つ 長き春日の軍王
  5. 7番秋の野の額田王
  6. 8番熟田津に額田王
  7. 9番莫囂圓隣之額田王
  8. 10〜12番君が代も中皇命
  9. 13〜15番香具山は中大兄皇子
  10. 16番冬ごもり 春さり來れば額田王
  11. 17〜18番味酒 三輪の山額田王
  12. 19番綜麻形の井戸王
  13. 20番あかねさす額田王
  14. 21番紫草の にほへる妹を大海人皇子
  15. 22番河の上の吹芡刀自
  16. 23〜24番打麻を時の人・麻続王
  17. 25〜26番み吉野の 耳我の嶺に天武天皇
  18. 27番淑人の天武天皇
  19. 28番春過ぎて持統天皇
  20. 29〜31番玉襷 畝火の山の柿本人麻呂
  21. 32〜33番古りにし高市古人
  22. 34番白浪の川島皇子
  23. 35番これやこの阿閉皇女
  24. 36〜37番やすみしし 吾大王の柿本人麻呂
  25. 38〜39番やすみしし 吾大王 神ながら柿本人麻呂
  26. 40〜42番英虞の浦に柿本人麻呂
  27. 43番吾背子は当麻真人麻呂の妻
  28. 44番吾妹子を石上麻呂
  29. 45〜49番やすみしし 吾大王 高照らす柿本人麻呂
  30. 50番やすみしし 吾大王 高照す 日の皇子藤原宮の役民
  31. 51番釆女の志貴皇子
  32. 52〜53番やすみしし わご大王 高照す作者未詳
  33. 54〜56番巨勢山の坂門人足・調首淡海・春日蔵首老
  34. 57番引馬野に長意吉麻呂
  35. 58番何所にか高市黒人
  36. 59番ながらふる誉謝女王
  37. 60番暮に逢ひて長皇子
  38. 61番丈夫が舎人娘子
  39. 62番在嶺よし春日蔵首老
  40. 63番いざ子ども山上憶良
  41. 64番葦邊ゆく志貴皇子
  42. 65番霰うつ長皇子
  43. 66番大伴の 高師の濱の置始東人
  44. 67番旅にして高安大島
  45. 68番大伴の 美津の濱なる身人部王
  46. 69番草枕 旅行く君と清江娘子
  47. 70番大和には高市黒人
  48. 71番大和戀ひ忍坂部乙麻呂
  49. 72番玉藻苅る藤原宇合
  50. 73番吾妹子を はや見濱風長皇子
  51. 74番み吉野の 山の下風の作者未詳(文武天皇か)
  52. 75番宇治間山長屋王
  53. 76〜77番丈夫の 鞆の音すなり元明天皇・御名部皇女
  54. 78番飛ぶ鳥の元明天皇
  55. 79〜80番天皇の 御命かしこみ作者未詳
  56. 81〜83番山の邊の長田王
  57. 84番秋さらば長皇子
  58. 235番皇は 神にしませば柿本人麻呂
  59. 236番不聽といへど持統天皇
  60. 237番いなといへど志斐嫗
  61. 238番大宮の 內まで聞ゆ長意吉麻呂
  62. 239〜241番やすみしし 吾大王 高光る わが日の皇子の柿本人麻呂
  63. 242番瀧の上の 三船の山に弓削皇子
  64. 243番王は 千歳にまさむ春日王
  65. 244番み吉野の 三船の山に作者未詳
  66. 245〜246番聞きし如長田王
  67. 247番奧つ浪石川大夫
  68. 248番隼人の 薩摩の迫門を長田王
  69. 249〜256番三津の埼柿本人麻呂
  70. 257〜260番天降りつく 天の香具山鴨足人
  71. 261〜262番やすみしし 吾大王 高輝る 日の皇子柿本人麻呂
  72. 263番馬ないたく刑部垂麻呂
  73. 264番もののふの 八十氏河の柿本人麻呂
  74. 265番苦しくも 零り來る雨か長意吉麻呂
  75. 266番淡海の海柿本人麻呂
  76. 267番鼯鼠は志貴皇子
  77. 268番吾背子が 古家の里の長屋王
  78. 269番人見ずば阿倍女郎
  79. 270〜277番旅にして 物戀しきに高市黒人
  80. 278番志可の海人は石川君子
  81. 279〜280番吾妹子に 猪名野は見せつ高市黒人
  82. 281番白菅の 眞野の榛原高市黒人の妻
  83. 282番つぬさはふ 磐余も過ぎず春日老
  84. 283番住吉の 得名津に立ちて高市黒人
  85. 284番燒津邊に春日老
  86. 285番栲領巾の丹比笠麻呂
  87. 286番宜しなべ春日老
  88. 287番此處にして石上卿
  89. 288番吾が命し穂積老
  90. 289〜290番天の原 ふりさけ見れば間人大浦
  91. 291番眞木の葉の小田事
  92. 292〜295番ひさかたの 天の探女が角麻呂
  93. 296〜297番廬原の 清見が埼の田口益人
  94. 298番亦打山弁基
  95. 299番奧山の 菅の葉凌ぎ大伴卿
  96. 300〜301番佐保過ぎて長屋王
  97. 302番兒らが家道安倍広庭
  98. 303〜304番名ぐはしき 稻見の海の柿本人麻呂
  99. 305番斯く故に高市黒人
  100. 306番伊勢の海の安貴王
  101. 307〜309番はた薄博通法師
  102. 310番ひむかしの 市の植木の門部王
  103. 311番梓弓 引豐國の桉作益人
  104. 312番昔こそ 難波田舍と藤原宇合
  105. 313番み吉野の 瀧の白浪土理宣令
  106. 314番さざれ波波多少足
  107. 315〜316番み吉野の 芳野の宮は大伴旅人
  108. 317〜318番天地の 分れし時ゆ山部赤人
  109. 319〜321番なまよみの 甲斐の國高橋虫麻呂
  110. 322〜323番皇神祖の 神の命の山部赤人
  111. 324〜325番三諸の 神名備山に山部赤人
  112. 326番見渡せば 明石の浦に門部王
  113. 327番海若の通観
  114. 328番あをによし 寧樂の京師は小野老
  115. 329〜330番やすみしし 吾王の大伴四綱
  116. 331〜335番吾が盛大伴旅人
  117. 336番しらぬひ 筑紫の綿は沙弥満誓
  118. 337番憶良らは山上憶良
  119. 338〜350番驗なき大伴旅人
  120. 351番世間を 何に譬へむ沙弥満誓
  121. 352番葦邊には若湯座王
  122. 353番み吉野の 高城の山に通観
  123. 354番繩の浦に日置少老
  124. 355番大汝 少彦名の生石真人
  125. 356番今日もかも上古麻呂
  126. 357〜363番繩の浦ゆ山部赤人
  127. 364〜365番丈夫の 弓上振り起し笠金村
  128. 366〜367番越の海の 角鹿の濱ゆ笠金村
  129. 368番大船に 眞楫繁貫き石上乙麻呂
  130. 369番もののふの 臣の壯士は作者未詳
  131. 370番雨零らず安倍広庭
  132. 371番飫宇の海の門部王
  133. 372〜373番春日を 春日の山の山部赤人
  134. 374番雨零らば石上乙麻呂
  135. 375番吉野なる 夏實の河の湯原王
  136. 376〜377番蜻蛉羽の湯原王
  137. 378番昔者の 舊き堤は山部赤人
  138. 379〜380番ひさかたの 天の原ゆ大伴坂上郎女
  139. 381番家思ふと児島
  140. 382〜383番鷄が鳴く 東の國に丹比国人
  141. 384番吾が屋戸に山部赤人
  142. 385〜387番霰零り作者未詳
  143. 388〜389番海若は 靈しきものか作者未詳
  144. 793番世の中は 空しきものと大伴旅人
  145. 794〜799番大王の 遠の朝廷と山上憶良
  146. 800〜801番父母を 見れば尊し山上憶良
  147. 802〜803番瓜食めば山上憶良
  148. 804〜805番世間の 術なきものは山上憶良
  149. 806〜809番龍の馬も 今も得てしか大伴旅人
  150. 810〜812番如何にあらむ 日の時にかも大伴旅人
  151. 813〜814番懸けまくは あやに畏し山上憶良
  152. 815〜846番正月立ち 春の來らば大伴旅人ほか大宰府の官人
  153. 847〜848番我が盛 いたく降ちぬ大伴旅人
  154. 849〜852番殘りたる 雪に交れる大伴旅人
  155. 853〜863番漁する 海人の兒等と大伴旅人
  156. 864〜867番後れ居て 長戀せずは吉田宜
  157. 868〜870番松浦縣 佐用姫の子が山上憶良
  158. 871〜875番遠つ人 松浦佐用比賣作者未詳(大伴旅人・山上憶良とする説がある)
  159. 876〜879番天飛ぶや 鳥にもがもや山上憶良
  160. 880〜882番天ざかる 鄙に五年山上憶良
  161. 883番音に聞き 目には未だ見ず三島王
  162. 884〜885番國遠き 道の長路を麻田陽春
  163. 886〜891番うち日さす 宮へ上ると山上憶良
  164. 892〜893番風雜り 雨降る夜の山上憶良
  165. 894〜896番神代より 言傳て來らく山上憶良
  166. 897〜903番たまきはる 現の限は山上憶良
  167. 904〜906番世の人の 貴み願ふ作者未詳(山上憶良の作とする説が有力)
  168. 907〜912番瀧の上の 三舟の山に笠金村
  169. 913〜916番味凝 あやに羨しく車持千年
  170. 917〜919番やすみしし わご大王の 常宮と山部赤人
  171. 920〜922番あしひきの み山も清に笠金村
  172. 923〜927番やすみしし わご大王の 高知らす山部赤人
  173. 928〜930番押照る 難波の國は笠金村
  174. 931〜932番鯨魚取り 濱邊を清み車持千年
  175. 933〜934番天地の 遠きが如く山部赤人
  176. 935〜937番名寸隅の 船瀨ゆ見ゆる笠金村
  177. 938〜941番やすみしし 吾が大王の 神ながら山部赤人
  178. 942〜945番あぢさはふ 妹が目かれて山部赤人
  179. 946〜947番御食向ふ 淡路の島に山部赤人
  180. 948〜949番眞葛はふ 春日の山は作者未詳
  181. 950〜953番大王の 界ひ賜ふと笠金村(車持千年とも)
  182. 954番朝には 海邊に漁りし膳王
  183. 955〜956番さす竹の 大宮人の大伴旅人
  184. 957〜959番いざ兒等 香椎の潟に大伴旅人
  185. 960番隼人の 湍門の磐も大伴旅人
  186. 961番湯の原に 鳴く蘆鶴は大伴旅人
  187. 962番奥山の 磐に蘿むし葛井広成
  188. 963番大汝 少彦名の大伴坂上郎女
  189. 964番吾背子に 戀ふれば苦し大伴坂上郎女
  190. 965〜968番凡ならば 左も右も爲むを児島
  191. 969〜970番須臾も 行きて見てしか大伴旅人
  192. 971〜972番白雲の 龍田の山の高橋虫麻呂
  193. 973〜974番食國の 遠の朝廷に聖武天皇
  194. 975番斯くしつつ 在らくを好みぞ安倍広庭
  195. 976〜977番難波潟 潮干の餘波神社老麻呂
  196. 978番士やも 空しかるべき山上憶良
  197. 979番吾背子が 著る衣薄し大伴坂上郎女
  198. 980番雨隱り 三笠の山を安倍虫麻呂
  199. 981〜983番獵高の 高圓山を大伴坂上郎女
  200. 984番雲隱り 行方を無みと大宅女
  201. 985〜986番天に坐す 月讀壯子湯原王
  202. 987番待ち難に 吾がする月は藤原八束
  203. 988番春草は 後は散り易し市原王
  204. 989番燒刀の 稜うち放ち湯原王
  205. 990番茂岡に 神さび立ちて紀鹿人
  206. 991番石走り 激ち流るる紀鹿人
  207. 992番古郷の 飛鳥はあれど大伴坂上郎女
  208. 993番月立ちて ただ三日月の大伴坂上郎女
  209. 994番振仰けて 若月見れば大伴家持
  210. 995番斯くしつつ 遊び飮みこそ大伴坂上郎女
  211. 996番御民吾海犬養岡麻呂
  212. 997〜1002番住吉の 粉濱の四時華作者未詳
  213. 1003番海をとめ 玉求むらし葛井大成
  214. 1004番思ほえず 來ましし君を桉作益人
  215. 1005〜1006番やすみしし 我大王の 見し給ふ山部赤人
  216. 1007番言問はぬ 木すら妹と市原王
  217. 1008番山の端に いさよふ月の忌部黒麻呂
  218. 1009番橘は 實さへ花さへ聖武天皇
  219. 1010番奧山の 眞木の葉凌ぎ橘奈良麻呂
  220. 1011〜1012番わが屋戸の 梅咲きたりと作者未詳
  221. 1013〜1014番あらかじめ 君來まさむと作者未詳
  222. 1015番玉敷きて 待たましよりは榎井王
  223. 1016番海原の 遠き渡を作者未詳
  224. 1017番木綿疊 手向の山を大伴坂上郎女
  225. 1018番白珠は 人に知らえず作者未詳
  226. 1019〜1023番石上 布留の尊は作者未詳
  227. 1024〜1027番長門なる 沖つ借島作者未詳
  228. 1028番ますらをの 高圓山に大伴坂上郎女
  229. 1029番河口の 野邊に廬りて大伴家持
  230. 1030番妹に戀ひ 吾の松原聖武天皇
  231. 1031番後れにし 人を思ばく丹比屋主
  232. 1032〜1033番天皇の 行幸の隨大伴家持
  233. 1034番古ゆ 人の言ひくる大伴東人
  234. 1035番田跡河の 瀧を淸みか大伴家持
  235. 1036番關無くは 還りにだにも大伴家持
  236. 1037番今つくる 久邇の王都は大伴家持
  237. 1038〜1039番ふるさとは 遠くもあらず高丘河内
  238. 1040番ひさかたの 雨は零り重け大伴家持
  239. 1041番吾が屋戸の 君松の樹に作者未詳
  240. 1042〜1043番一つ松 幾代か歷ぬる作者未詳
  241. 1044〜1046番くれなゐに 深く染みにし作者未詳
  242. 1047〜1049番やすみしし 吾大王の 高敷かす田辺福麻呂
  243. 1050〜1052番現つ神 わが皇の 天の下田辺福麻呂
  244. 1053〜1058番吾が皇 神の命の田辺福麻呂
  245. 1059〜1061番三香の原 久邇の京師は田辺福麻呂
  246. 1062〜1064番やすみしし 吾が大王の 在り通ふ田辺福麻呂
  247. 1065〜1067番八千桙の 神の御世より田辺福麻呂
  248. 1068番天の海に 雲の波立ち作者未詳
  249. 1069〜1074番常はかつて 思はぬものを作者未詳
  250. 1075〜1080番海原の 道遠みかも作者未詳
  251. 1081〜1086番ぬばたまの 夜渡る月を作者未詳
  252. 1087〜1089番痛足河 河浪立ちぬ作者未詳
  253. 1090〜1091番吾妹子が 赤裳の裾の作者未詳
  254. 1092〜1098番鳴る神の 音のみ聞きし作者未詳
  255. 1099番片岡の この向つ峯に作者未詳
  256. 1100〜1105番卷向の 痛足の川ゆ作者未詳
  257. 1106〜1110番蝦鳴く 淸き川原を作者未詳
  258. 1111〜1115番いにしへも 斯く聞きつつや作者未詳
  259. 1116〜1121番ぬばたまの 吾が黑髮に作者未詳
  260. 1122〜1124番山の際に 渡る秋沙の作者未詳
  261. 1125〜1126番淸き瀨に 千鳥妻喚び作者未詳
  262. 1127〜1129番落ちたぎつ 走り井の水の作者未詳
  263. 1130〜1134番神さぶる 磐根こごしき作者未詳
  264. 1135〜1139番宇治河は 淀瀨無からし作者未詳
  265. 1140〜1145番しなが鳥 猪名野を來れば作者未詳
  266. 1146〜1150番めづらしき 人を吾家に作者未詳
  267. 1151〜1155番大伴の 三津の濱邊を作者未詳
  268. 1156〜1160番すみのえの 遠里小野の作者未詳
  269. 1161〜1165番家離り 旅にし在れば作者未詳
  270. 1166〜1170番いにしへに ありけむ人の作者未詳
  271. 1171〜1175番大御舟 泊ててさもらふ作者未詳
  272. 1176〜1181番夏麻引く 海上潟の作者未詳
  273. 1182〜1188番海人小船 帆かも張れると作者未詳
  274. 1189〜1193番大海に 嵐な吹きそ作者未詳
  275. 1194〜1195番紀の國の 雜賀の浦に藤原卿
  276. 1196〜1201番裹もがと 乞はば取らせむ作者未詳
  277. 1202〜1207番荒磯よも まして思へや作者未詳
  278. 1208〜1212番妹に戀ひ 吾が越え行けば作者未詳
  279. 1213〜1217番名草山 言にしありけり作者未詳
  280. 1218〜1222番黑牛の海 くれなゐ匂ふ藤原卿
  281. 1223〜1227番海の底 沖漕ぐ舟を作者未詳
  282. 1228〜1232番風早の 三穗の浦廻を作者未詳
  283. 1233〜1237番未通女等が 織る機の上を作者未詳
  284. 1238〜1242番高島の 阿渡の白波は作者未詳
  285. 1243〜1246番見渡せば 近き里廻を作者未詳
  286. 1247〜1250番大穴牟遲 少御神の作者未詳
  287. 1251〜1254番佐保河に 鳴くなる千鳥作者未詳
  288. 1255〜1260番鴨頭草に 衣ぞ染むる作者未詳
  289. 1261〜1266番山守の 里へ通ひし作者未詳
  290. 1267番百磯城の 大宮人の作者未詳
  291. 1268〜1269番兒等が手を 卷向山は作者未詳
  292. 1270〜1271番隱口の 泊瀨の山に作者未詳
  293. 1272番劒の後柿本人麻呂歌集
  294. 1273〜1277番住吉の 波豆麻の公が作者未詳
  295. 1278〜1283番夏影の 房の下に作者未詳
  296. 1284〜1289番橋立の 倉椅川の 河のしづ菅作者未詳
  297. 1290〜1295番海の底 沖つ玉藻の作者未詳
  298. 1418番石激る志貴皇子
  299. 1419番神奈備の 伊波瀨の杜の鏡王女
  300. 1420番沫雪か はだれに零ると駿河采女
  301. 1421〜1422番春山の さきのををりに尾張連
  302. 1423番去年の春 い掘じて植ゑし阿倍広庭
  303. 1424〜1427番春の野に 菫採みにと山部赤人
  304. 1428番押照る 難波を過ぎて作者未詳
  305. 1429〜1430番をとめ等が 挿頭のために作者未詳
  306. 1431番百濟野の 萩の古枝に山部赤人
  307. 1432〜1433番吾背子が 見らむ佐保道の大伴坂上郎女
  308. 1434番霜雪も いまだ過ぎねば大伴三林
  309. 1435番蝦鳴く 甘南備河に厚見王
  310. 1436〜1437番含めりと 言ひし梅が枝大伴村上
  311. 1438番霞立つ 春日の里の大伴駿河麻呂
  312. 1439番時は今は 春になりぬと中臣武良自
  313. 1440番春の雨の しくしく零るに河辺東人
  314. 1441番うち霧し 雪は零りつつ大伴家持
  315. 1442番難波邊に 人の行ければ丹比屋主
  316. 1443番霞立つ 野の上の方に丹比乙麻呂
  317. 1444番山振の 咲きたる野邊の高田女王
  318. 1445番風交り 雪は零るとも大伴坂上郎女
  319. 1446番春の野に 求食る雉の大伴家持
  320. 1447番尋常に 聞くは苦しき大伴坂上郎女
  321. 1465番霍公鳥 いたくな鳴きそ藤原夫人
  322. 1466番神名火の 磐瀨の杜の志貴皇子
  323. 1467番霍公鳥 無かる國にも弓削皇子
  324. 1468番ほととぎす 聲聞く小野の小治田広瀬王
  325. 1469番あしひきの 山ほととぎす沙弥
  326. 1470番もののふの 石瀨の杜の刀理宣令
  327. 1471番戀しけば 形見にせむと山部赤人
  328. 1472番ほととぎす 來鳴き響もす石上堅魚
  329. 1473番橘の 花散る里の大伴旅人
  330. 1474番今もかも 大城の山に大伴坂上郎女
  331. 1475番何しかも 許多戀ふる大伴坂上郎女
  332. 1476番獨居て もの念ふ夕に小治田広耳
  333. 1477〜1478番卯の花も いまだ咲かねば大伴家持
  334. 1479番隱りのみ 居れば鬱悒み大伴家持
  335. 1480〜1481番我が屋戸に 月押照れり大伴書持
  336. 1482番皆人の 待ちし卯の花大伴清縄
  337. 1483番吾背子が 屋戸のたちばな庵君諸立
  338. 1484番霍公鳥 いたくな鳴きそ大伴坂上郎女
  339. 1485番夏まけて 咲きたる唐棣花大伴家持
  340. 1486〜1487番吾が屋前の 花橘を大伴家持
  341. 1488番何處には 鳴きもしにけむ大伴家持
  342. 1489番吾が屋前の 花橘は大伴家持
  343. 1490番ほととぎす 待てど來喧かず大伴家持
  344. 1491番卯の花の 過ぎば惜しみか大伴家持
  345. 1492番君が家の 花橘は遊行女婦
  346. 1493番吾が屋前の 花橘を大伴村上
  347. 1494〜1495番夏山の 木末の繁に大伴家持
  348. 1496番吾が屋前の なでしこの花大伴家持
  349. 1497番筑波根に 吾が行けりせば高橋虫麻呂
  350. 1511番夕されば 小倉の山に舒明天皇
  351. 1512番經もなく 緯も定めず大津皇子
  352. 1513〜1514番今朝の朝け 雁が音聞きつ穂積皇子
  353. 1515番事しげき 里に住まずは但馬皇女
  354. 1516番秋山に もみつ木の葉の山部王
  355. 1517番味酒 三輪の祝の長屋王
  356. 1518〜1519番天漢 相向き立ちて山上憶良
  357. 1520〜1522番牽牛は 織女と山上憶良
  358. 1523〜1529番秋風の 吹きにし日より山上憶良
  359. 1530〜1531番をみなへし 秋萩まじる作者未詳
  360. 1532〜1533番草枕 旅行く人も笠金村
  361. 1534番女郎花 秋萩を折れ石川老夫
  362. 1535番我背子を 何時ぞ今かと藤原宇合
  363. 1536番暮に逢ひて 朝面無み縁達師
  364. 1537〜1538番秋の野に 咲きたる花を山上憶良
  365. 1539〜1540番秋の田の 穗田を雁が音聖武天皇
  366. 1541〜1542番吾が岳に さを鹿來鳴く大伴旅人
  367. 1543番秋の露は 移にありけり三原王
  368. 1544〜1545番牽牛の 念ひ坐すらむ湯原王
  369. 1546番妹許と 吾が行く道の市原王
  370. 1547番さを鹿の 萩に貫き置ける藤原八束
  371. 1548番咲く花も 輕率はうとし大伴坂上郎女
  372. 1549番射部立てて 跡見の岳邊の紀鹿人
  373. 1550番秋萩の 散りの亂に湯原王
  374. 1551番時待ちて 落つる時雨の市原王
  375. 1552番夕月夜 心も萎ぬに湯原王
  376. 1553〜1554番時雨の雨 間無くし零れば大伴稲公
  377. 1555番秋立ちて 幾日もあらねば安貴王
  378. 1556番秋田苅る 假廬もいまだ忌部黒麻呂
  379. 1557〜1559番明日香河 行き回む岳の作者未詳
  380. 1560〜1561番妹が目を 始見の埼の大伴坂上郎女
  381. 1562〜1563番誰聞きつ 此間ゆ鳴き渡る巫部麻蘇娘子
  382. 1564〜1565番秋づけば 尾花が上に日置長枝娘子
  383. 1566〜1569番ひさかたの 雨間もおかず大伴家持
  384. 1570〜1571番此間に在りて 春日や何處藤原八束
  385. 1572番吾が屋戸の 草花が上の大伴家持
  386. 1573番秋の雨に ぬれつつ居れば大伴利上
  387. 1574〜1580番雲の上に 鳴くなる雁の作者未詳
  388. 1581〜1591番手折らずて 散りなば惜しと作者未詳
  389. 1592〜1593番然とあらぬ 五百代小田を大伴坂上郎女
  390. 1594番時雨の雨 間無くな零りそ作者未詳
  391. 1595番秋萩の 枝もとををに大伴像見
  392. 1596番妹が家の 門田を見むと大伴家持
  393. 1597〜1599番秋の野に 咲ける秋萩大伴家持
  394. 1600〜1601番妻戀に 鹿鳴く山邊の石川広成
  395. 1602〜1603番山彦の 相響むまで大伴家持
  396. 1604番秋されば 春日の山の大原今城
  397. 1605番高圓の 野邊の秋萩大伴家持
  398. 1636番大口の 眞神の原に舎人娘子
  399. 1637〜1638番はだ薄 尾花逆葺き元正天皇
  400. 1639〜1640番沫雪の ほどろほどろに大伴旅人
  401. 1641番沫雪に 降らえて咲ける角広弁
  402. 1642番たな霧ひ 雪も零らぬか安倍奥道
  403. 1643番天霧し 雪も零らぬか若桜部君足
  404. 1644〜1649番引き攀ぢて 折らば散るべみ作者未詳
  405. 1650番池の邊の 松の末葉に作者未詳
  406. 1651番沫雪の この頃續ぎて大伴坂上郎女
  407. 1652番梅の花 折りも折らずも他田広津娘子
  408. 1653番今の如 心を常に県犬養娘子
  409. 1654番松蔭の 淺茅が上の大伴坂上郎女
  410. 1664番夕されば 小椋の山に雄略天皇
  411. 1665〜1666番妹がため 吾玉拾ふ作者未詳
  412. 1667〜1672番妹がため 我玉求む作者未詳
  413. 1673〜1679番風莫の 濱の白浪作者未詳
  414. 1680〜1681番麻裳よし 紀へ行く君が作者未詳
  415. 1682番とこしへに 夏冬行けや作者未詳
  416. 1683〜1684番妹が手を 取りて引き攀ぢ作者未詳
  417. 1685〜1686番河の瀨の 激つを見れば間人宿禰
  418. 1687〜1689番白鳥の 鷺坂山の作者未詳
  419. 1690〜1693番高島の 阿渡河波は作者未詳
  420. 1694〜1695番細領巾の 鷺坂山の作者未詳
  421. 1696〜1698番衣手の 名木の河邊を作者未詳
  422. 1699〜1700番巨椋の 入江響むなり作者未詳
  423. 1701〜1703番さ夜中と 夜は深けぬらし作者未詳
  424. 1704〜1706番うちたをり 多武の山霧作者未詳
  425. 1707〜1709番山城の 久世の鷺坂作者未詳
  426. 1710〜1711番吾妹子が 赤裳ひづちて作者未詳
  427. 1712番天の原 雲なき夕に作者未詳
  428. 1713〜1714番瀧の上の 三船の山ゆ作者未詳
  429. 1715〜1719番樂浪の 比良山風の作者未詳
  430. 1720〜1725番馬竝めて うち群れ越え來作者未詳
  431. 1726〜1728番難波潟 潮干に出でて作者未詳
  432. 1729〜1731番曉の 夢に見えつつ藤原宇合
  433. 1732〜1734番大葉山 霞たなびき作者未詳
  434. 1735〜1737番吾が疊 三重の河原の作者未詳
  435. 1738〜1739番しなが鳥 安房に繼ぎたる作者未詳
  436. 1740〜1741番春の日の 霞める時に作者未詳
  437. 1742〜1743番しなでる 片足羽河の作者未詳
  438. 1744〜1746番埼玉の 小埼の沼に作者未詳
  439. 1747〜1748番白雲の 龍田の山の作者未詳
  440. 1749〜1750番白雲の 立田の山を作者未詳
  441. 1751〜1752番島山を い行き廻る作者未詳
  442. 1753〜1754番衣手 常陸の國の作者未詳
  443. 1755〜1756番鶯の 生卵の中に作者未詳
  444. 1757〜1758番草枕 旅の憂を作者未詳
  445. 1759〜1760番鷲の住む 筑波の山の作者未詳
  446. 1761〜1762番三諸の 神奈備山に作者未詳
  447. 1763番倉橋の 山を高みか沙弥女王
  448. 1764〜1765番ひさかたの 天の河原に作者未詳
  449. 1780〜1781番牡牛の 三宅の埼に作者未詳
  450. 1784番海若の いづれの神を作者未詳
  451. 1812〜1818番ひさかたの 天の香具山作者未詳
  452. 1819〜1825番うち靡く 春立ちぬらし作者未詳
  453. 1826〜1831番春されば 妻を求むと作者未詳
  454. 1832〜1838番うち靡く 春さり來れば作者未詳
  455. 1839〜1842番君がため 山田の澤に作者未詳
  456. 1843〜1845番昨日こそ 年は極てしか作者未詳
  457. 1846〜1853番霜枯れし 冬の柳は作者未詳
  458. 1854〜1860番鶯の 木傳ふ梅の作者未詳
  459. 1861〜1867番能登河の 水底さへに作者未詳
  460. 1868〜1873番かはづ鳴く 吉野の河の作者未詳
  461. 1874〜1876番春霞 たなびく今日の作者未詳
  462. 1877〜1879番春の雨に ありけるものを作者未詳
  463. 1880〜1883番春日野の 淺茅が上に作者未詳
  464. 1884〜1886番冬過ぎて 春し來れば作者未詳
  465. 1887〜1888番春日なる 三笠の山に作者未詳
  466. 1937〜1938番丈夫が 出で立ち向ふ作者未詳
  467. 1939〜1945番ほととぎす 汝が初聲は作者未詳
  468. 1946〜1951番木高くは 曾て木植ゑじ作者未詳
  469. 1952〜1957番今夜の おぼつかなきに作者未詳
  470. 1958〜1963番橘の 林を植ゑむ作者未詳
  471. 1964〜1965番默然も あらむ時も作者未詳
  472. 1966〜1971番風に散る 花橘を作者未詳
  473. 1972〜1975番野邊見れば 瞿麥の花作者未詳
  474. 1976〜1978番卯の花の 咲き散る岳ゆ作者未詳
  475. 1996〜2003番天漢 水障へて照る作者未詳
  476. 2004〜2011番己が夫 乏しむ子等は作者未詳
  477. 2012〜2017番白玉の 五百つ集を作者未詳
  478. 2018〜2023番天漢 去歲の渡で作者未詳
  479. 2024〜2028番萬世に 携はり居て作者未詳
  480. 2029〜2033番天漢 楫の音聞ゆ作者未詳
  481. 2034〜2040番棚機の 五百機立てて作者未詳
  482. 2041〜2047番秋風の 吹きただよはす作者未詳
  483. 2048〜2055番天漢 川門に立ちて作者未詳
  484. 2056〜2062番天の河 打橋渡せ作者未詳
  485. 2063〜2068番天漢 霧立ち上る作者未詳
  486. 2069〜2074番天漢 瀨ごとに幣を作者未詳
  487. 2075〜2080番人さへや 見繼がずあらむ作者未詳
  488. 2081〜2086番天漢 棚橋わたせ作者未詳
  489. 2087〜2088番渡守 舟出し出でむ作者未詳
  490. 2089〜2090番乾坤の はじめの時ゆ作者未詳
  491. 2091番彥星の 川瀨を渡る作者未詳
  492. 2092〜2093番天地と 別れし時ゆ作者未詳
  493. 2094〜2099番さを鹿の 心相念ふ作者未詳
  494. 2100〜2105番秋田刈る 假廬の宿に作者未詳
  495. 2106〜2112番沙額田の 野邊の秋萩作者未詳
  496. 2113〜2118番手もすまに 植ゑしも著く作者未詳
  497. 2119〜2124番戀しくは 形見にせよと作者未詳
  498. 2125〜2127番春日野の 萩し散りなば作者未詳
  499. 2128〜2135番秋風に 大和へ越ゆる作者未詳
  500. 2136〜2140番秋風に 山飛び越ゆる作者未詳
  501. 2141〜2146番この頃の 秋の朝明に作者未詳
  502. 2147〜2151番山の邊に い行く獵夫は作者未詳
  503. 2152〜2156番秋萩の 散り過ぎぬれば作者未詳
  504. 2157〜2166番暮影に 來鳴くひぐらし作者未詳
  505. 2167番秋の野の 尾花が末に作者未詳
  506. 2168〜2176番秋萩に 置ける白露作者未詳
  507. 2177番春は萌え 夏は綠に作者未詳
  508. 2178〜2179番妻ごもる 矢野の神山作者未詳
  509. 2180〜2186番九月の 時雨の雨に作者未詳
  510. 2187〜2192番妹が袖 卷來の山の作者未詳
  511. 2193〜2198番秋風の 日に日に吹けば作者未詳
  512. 2199〜2204番もの念ふと 隱らひ居りて作者未詳
  513. 2205〜2210番秋萩の 下葉もみぢぬ作者未詳
  514. 2211〜2218番妹が紐 解くと結ぶと作者未詳
  515. 2219〜2221番あしひきの 山田作る子作者未詳
  516. 2222〜2229番夕さらず 河蝦鳴くなる作者未詳
  517. 2230〜2233番戀ひつつも 稻葉かき別け作者未詳
  518. 2234〜2238番一日には 千重しくしくに作者未詳
  519. 2312〜2315番我が袖に 霰たばしる作者未詳
  520. 2316〜2318番奈良山の 峯なほ霧ふ作者未詳
  521. 2319〜2324番夕されば 衣手寒し作者未詳
  522. 2325〜2329番誰が苑の 梅の花ぞも作者未詳
  523. 2330〜2332番妹がため 上枝の梅を作者未詳
  524. 3221番冬ごもり 春さり來れば作者未詳
  525. 3222番三諸は 人の守る山作者未詳
  526. 3223〜3224番霹靂の 日かをる空の作者未詳
  527. 3225〜3226番天雲の 影さへ見ゆる作者未詳
  528. 3227〜3229番葦原の 瑞穂の國に作者未詳
  529. 3230〜3231番幣帛を 奈良より出でて作者未詳
  530. 3232〜3233番斧取りて 丹生の檜山の作者未詳
  531. 3234〜3235番やすみしし わご大皇作者未詳
  532. 3236〜3238番空みつ 大和の國作者未詳
  533. 3239番近江の海 泊八十あり作者未詳
  534. 3240〜3241番大王の 命恐み作者未詳
  535. 3242番百岐年 美濃の國の作者未詳
  536. 3243〜3244番處女等が 麻笥に垂れたる作者未詳
  537. 3245〜3246番天橋も 長くもがも作者未詳
  538. 3247番渟名河の 底なる玉作者未詳
  539. 3348〜3352番夏麻引く 海上潟の作者未詳
  540. 3438〜3441番都武賀野に 鈴が音きこゆ作者未詳
  541. 3442〜3446番東路の 手兒の呼坂作者未詳
  542. 3447〜3451番草蔭の 安努な行かむと作者未詳
  543. 3452〜3454番おもしろき 野をばな燒きそ作者未詳
  544. 3786〜3787番春さらば 插頭にせむと作者未詳
  545. 3788〜3790番無耳の 池し恨めし作者未詳
  546. 3791〜3793番綠子の 若子が身には竹取翁
  547. 3794〜3802番愛しきやし 老夫の歌に作者未詳
  548. 3803番隱りのみ 戀ふれば苦し作者未詳
  549. 3804〜3805番斯くのみに ありけるものを作者未詳
  550. 3806番事しあらば 小泊瀬山の作者未詳
  551. 3807番安積香山 影さへ見ゆる作者未詳
  552. 3808番住吉の 小集樂に出でて作者未詳
  553. 3809番商變り 領らすとの作者未詳
  554. 3810番味飯を 水に釀み成し作者未詳
  555. 3811〜3813番さ丹づらふ 君が御言と作者未詳
  556. 3814〜3815番眞珠は 緒絶しにきと作者未詳
  557. 3816番家にありし 櫃に鏁刺し穂積親王
  558. 3817〜3818番柄臼は 田廬のもとに河村王
  559. 3819〜3820番夕立の 雨うち零れば小鯛王
  560. 3821番美麗物 何所飽かじを児部女王
  561. 3822〜3823番橘の 寺の長屋に作者未詳
  562. 3824番さしなべに 湯沸かせ子ども長意吉麻呂
  563. 3825〜3831番食薦敷き 蔓菁煮持ち來長意吉麻呂
  564. 3832番枳の 棘原苅り除け忌部首
  565. 3833番虎に乘り 古屋を越えて境部王
  566. 3834番梨棗 黍に粟嗣ぎ作者未詳
  567. 3835番勝間田の 池は我知る作者未詳
  568. 3836番奈良山の 兒手柏の消奈行文
  569. 3837番久堅の 雨も降らぬか作者未詳
  570. 3838〜3839番吾妹子が 額に生ひたる安倍子祖父
  571. 3840〜3841番寺寺の 女餓鬼申さく作者未詳
  572. 3842〜3843番小兒ども 草はな苅りそ作者未詳
  573. 3844〜3845番ぬばたまの 斐太の大黑作者未詳
  574. 3846〜3847番法師らが 鬚の剃杭作者未詳
  575. 3848番新墾田の 鹿猪田の稻を忌部黒麻呂
  576. 3849〜3850番生死の 二つの海を作者未詳
  577. 3851番心をし 無何有の郷に作者未詳
  578. 3852番鯨魚取り 海や死する作者未詳
  579. 3853〜3854番石麻呂に 吾物申す大伴家持
  580. 3855〜3856番葛莢に 延ひおほどれる高宮王
  581. 3857番飯喫めど 甘くもあらず作者未詳
  582. 3858〜3859番この頃の 吾が戀力作者未詳
  583. 3860〜3869番王の 遣さなくに作者未詳
  584. 3870番紫の 粉潟の海に作者未詳
  585. 3871番角島の 迫門の稚海藻は作者未詳
  586. 3872〜3873番吾が門の 榎の實もり喫む作者未詳
  587. 3874番所射鹿を 認ぐ河邊の作者未詳
  588. 3875番琴酒を 押垂小野ゆ作者未詳
  589. 3876番豐國の 企玖の池なる作者未詳
  590. 3877番くれなゐに 染めてし衣作者未詳
  591. 3878〜3879番梯立の 熊來のやらに作者未詳
  592. 3880番加島嶺の 机の島の作者未詳
  593. 3881〜3883番大野路は 繁道森徑作者未詳
  594. 3884番伊夜彦作者未詳
  595. 3885番愛子 汝夫の君作者未詳
  596. 3886番押照るや 難波の小江に作者未詳
  597. 3887〜3889番天なるや 神樂良の小野に作者未詳

相聞1739首

互いに思いを伝え合う歌。恋の歌が多いが、親子・兄弟・友人の間の歌も含む。

  1. 85〜89番君が行磐姫皇后
  2. 90番君が行 日長くなりぬ 山たづの衣通王
  3. 91〜92番妹が家も天智天皇・鏡王女
  4. 93〜94番玉匣 覆ふを安み鏡王女・藤原鎌足
  5. 95番吾はもや藤原鎌足
  6. 96〜100番み薦苅る久米禅師・石川郎女
  7. 101〜102番玉葛 實ならぬ樹には大伴安麻呂・巨勢郎女
  8. 103〜104番わが里に天武天皇・藤原夫人
  9. 105〜106番わが背子を大伯皇女
  10. 107番あしひきの 山の雫に大津皇子
  11. 108番吾を待つと石川郎女
  12. 109番大船の大津皇子
  13. 110番大名兒草壁皇子
  14. 111〜112番古に 戀ふる鳥かも弓削皇子・額田王
  15. 113番み吉野の 玉松が枝は額田王
  16. 114番秋の田の 穂向のよれる但馬皇女
  17. 115番後れゐて但馬皇女
  18. 116番人言を但馬皇女
  19. 117〜118番丈夫や 片戀せむと舎人皇子・舎人娘子
  20. 119〜122番芳野河 行く瀬の早み弓削皇子
  21. 123〜125番たけばぬれ三方沙弥・園臣生羽の娘
  22. 126〜128番遊士と石川女郎・大伴田主
  23. 129番古りにし石川女郎
  24. 130番丹生の河長皇子
  25. 131〜134番石見の海 角の浦回を柿本人麻呂
  26. 135〜137番つぬさはふ 石見の海の柿本人麻呂
  27. 138〜139番石見の海 津の浦を無み柿本人麻呂
  28. 140番勿念ひと依羅娘子
  29. 484番一日こそ難波天皇の妹
  30. 485〜487番神代より 生れ繼ぎ來れば岡本天皇
  31. 488番君待つと額田王
  32. 489番風をだに鏡王女
  33. 490〜491番眞野の浦の吹芡刀自
  34. 492〜495番衣手に 取りとどこほり田部櫟子
  35. 496〜499番み熊野の 浦の濱木綿柿本人麻呂
  36. 500番神風の 伊勢の濱荻碁檀越の妻
  37. 501〜503番未通女等が 袖振山の柿本人麻呂
  38. 504番君が家に柿本人麻呂の妻
  39. 505〜506番今更に 何をか念はむ阿倍女郎
  40. 507番敷妙の 枕ゆくくる駿河采女
  41. 508番衣手の 別る今夜ゆ三方沙弥
  42. 509〜510番臣女の 匣に乘れる丹比笠麻呂
  43. 511番吾背子は 何處行くらむ当麻麻呂の妻
  44. 512番秋の田の 穗田の刈ばか草嬢
  45. 513番大原の この市柴の志貴皇子
  46. 514番吾背子が 著せる衣の阿倍女郎
  47. 515番獨宿て 絕えにし紐を中臣東人
  48. 516番吾が持たる阿倍女郎
  49. 517番神樹にも大伴安麻呂
  50. 518番春日野の 山邊の道を石川郎女
  51. 519〜520番雨障 常爲る君は大伴女郎
  52. 521番庭に立つ 麻を刈り干し常陸娘子
  53. 522〜524番をとめ等が 珠匣なる藤原麻呂
  54. 525〜528番佐保河の 小石踐み渡り大伴坂上郎女
  55. 529番佐保河の 岸のつかさの大伴坂上郎女
  56. 530番赤駒の 越ゆる馬柵の聖武天皇
  57. 531番梓弓 爪引く夜音の海上女王
  58. 532〜533番うち日さす 宮に行く兒を大伴宿奈麻呂
  59. 534〜535番遠嬬の 此間に在らねば安貴王
  60. 536番飫宇の海の 潮干の潟の門部王
  61. 537〜542番言清く 甚もな言ひそ高田女王
  62. 543〜545番天皇の 行幸のまにま笠金村
  63. 546〜548番三香の原 旅の宿りに笠金村
  64. 549〜551番天地の 神も助けよ作者未詳
  65. 552番吾が君は わけをば死ねと大伴三依
  66. 553〜554番天雲の 遠隔の極丹生女王
  67. 555番君がため 釀みし待酒大伴旅人
  68. 556番筑紫船賀茂女王
  69. 557〜558番大船を 榜ぎの進みに土師水通
  70. 559〜562番事も無く 生ひ來しものを大伴百代
  71. 563〜564番黑髮に 白髮交り大伴坂上郎女
  72. 565番大伴の 見つとは言はじ賀茂女王
  73. 566〜567番草枕 旅行く君を大伴百代・山口若麻呂
  74. 568〜571番み埼廻の 荒磯に寄する大宰府の官人たち
  75. 572〜573番眞十鏡 見飽かぬ君に沙弥満誓
  76. 574〜575番此間に在りて大伴旅人
  77. 576番今よりは 城の山道は葛井大成
  78. 577番吾が衣 人にな着せそ大伴旅人
  79. 578番天地と 共に久しく大伴三依
  80. 579〜580番見まつりて いまだ時だに余明軍
  81. 581〜584番生きてあらば坂上大嬢
  82. 585番出でて去なむ大伴坂上郎女
  83. 586番相見ずは大伴稲公
  84. 587〜610番吾が形見笠女郎
  85. 611〜612番今更に 妹に逢はめやと大伴家持
  86. 613〜617番物思ふと 人に見えじと山口女王
  87. 618番さ夜中に大神女郎
  88. 619〜620番押照る 難波の菅の大伴坂上郎女
  89. 621〜622番間無く 戀ふれにかあらむ佐伯東人とその妻
  90. 623番松の葉に 月は移りぬ池辺王
  91. 624番道に逢ひて聖武天皇
  92. 625番奥方行き 邊に行き今や高安王
  93. 626番君に因り八代女王
  94. 627〜628番吾が袂 纏かむと念はむ佐伯赤麻呂
  95. 629番何すとか 使の來つる大伴四綱
  96. 630番初花の佐伯赤麻呂
  97. 631〜642番表邊なき ものかも人は湯原王と娘子
  98. 643〜645番世間の 女にしあらば紀女郎
  99. 646〜649番丈夫の 思ひ侘びつつ大伴駿河麻呂
  100. 650番吾妹子は 常世の國に大伴三依
  101. 651〜652番ひさかたの 天の露霜大伴坂上郎女
  102. 653〜655番情には 忘れぬものを大伴駿河麻呂
  103. 656〜661番吾のみぞ 君には戀ふる大伴坂上郎女
  104. 662番阿胡の山市原王
  105. 663番佐保渡り安都年足
  106. 664番石上 ふるとも雨に大伴像見
  107. 665番向ひ坐て安倍虫麻呂
  108. 666〜667番相見ぬは大伴坂上郎女
  109. 668番朝に日に 色づく山の厚見王
  110. 669番あしひきの 山橘の春日王
  111. 670〜671番月讀の 光に來ませ湯原王
  112. 672番倭文手纏安倍虫麻呂
  113. 673〜674番眞十鏡 磨ぎし心を大伴坂上郎女
  114. 675〜679番をみなへし 佐紀澤に生ふる中臣女郎
  115. 680〜682番蓋しくも 人の中言大伴家持
  116. 683〜689番謂ふ言の 恐き國ぞ大伴坂上郎女
  117. 690番照らす日を大伴三依
  118. 691〜692番ももしきの 大宮人は大伴家持
  119. 693番斯くのみに大伴千室
  120. 694〜695番戀草を 力車に七車広河女王
  121. 696番家人に 戀ひ過ぎめやも石川広成
  122. 697〜699番吾が聞に 繋けな言ひそ大伴像見
  123. 700番斯くしてや大伴家持
  124. 701〜702番はつはつに河内百枝娘子
  125. 703〜704番吾背子を 相見しその日巫部麻蘇娘子
  126. 705〜706番葉根蘰 今爲る妹を大伴家持
  127. 707〜708番思ひ遣る すべの知らねば粟田女娘子
  128. 709番夕闇は大宅女
  129. 710番み空行く 月の光に安都扉娘子
  130. 711〜713番鴨鳥の 遊ぶこの池に丹波大女娘子
  131. 714〜720番情には 思ひわたれど大伴家持
  132. 721番あしひきの 山にし居れば大伴坂上郎女
  133. 722番斯くばかり 戀ひつつあらずは大伴家持
  134. 723〜724番常世にと 吾が行かなくに大伴坂上郎女
  135. 725〜726番鳰鳥の 潜く池水大伴坂上郎女
  136. 727〜736番萱草 吾が下紐に大伴家持
  137. 737〜740番かにかくに 人はいふとも坂上大嬢
  138. 741〜755番夢の逢は大伴家持
  139. 756〜759番外に居て 戀ふるは苦し田村大嬢
  140. 760〜761番うち渡す 竹田の原に大伴坂上郎女
  141. 762〜764番神さぶと 不欲にはあらず紀女郎
  142. 765〜766番一隔山 隔れるものを大伴家持
  143. 767〜768番都路を 遠みや妹が大伴家持
  144. 769番ひさかたの 雨の降る日を大伴家持
  145. 770〜774番人眼多み 逢はなくのみぞ大伴家持
  146. 775〜776番鶉鳴く 故りにし郷ゆ大伴家持
  147. 777〜781番吾妹子が 屋戸の籬を大伴家持
  148. 782番風高く 邊には吹けども紀女郎
  149. 783〜785番前年の 先つ年より大伴家持
  150. 786〜792番春の雨は いや頻降るに大伴家持
  151. 1448番吾が屋外に 蒔きし瞿麥大伴家持
  152. 1449番茅花抜く 淺茅が原の大伴田村大嬢
  153. 1450番情ぐき ものにぞありける大伴坂上郎女
  154. 1451番水鳥の 鴨の羽の色の笠女郎
  155. 1452番闇夜ならば 宜も來坐さじ紀女郎
  156. 1453〜1455番玉襷 懸けぬ時無く笠金村
  157. 1456〜1457番この花の 一瓣のうちに藤原広嗣
  158. 1458〜1459番屋戸にある 櫻の花は厚見王
  159. 1460〜1461番戲奴がため 吾手もすまに紀女郎
  160. 1462〜1463番吾が君に 戲奴は戀ふらし大伴家持
  161. 1464番春霞 たなびく山の大伴家持
  162. 1498番暇無み 來ざりし君に大伴坂上郎女
  163. 1499番事繁み 君は來まさず大伴四縄
  164. 1500番夏の野の 繁みに咲ける大伴坂上郎女
  165. 1501番ほととぎす 鳴く峯の上の小治田広耳
  166. 1502番五月の 花橘を大伴坂上郎女
  167. 1503番吾妹子が 家の垣内の紀豊河
  168. 1504番暇無み 五月をすらに高安
  169. 1505番霍公鳥 鳴きし登時大神女郎
  170. 1506番故郷の 奈良思の岳の大伴田村大嬢
  171. 1507〜1509番いかといかと ある吾が屋前に大伴家持
  172. 1510番瞿麥は 咲きて散りぬと大伴家持
  173. 1606番君待つと 吾が戀ひをれば額田王
  174. 1607番風をだに 戀ふるはともし鏡王女
  175. 1608番秋萩の 上に置きたる弓削皇子
  176. 1609番宇陀の野の 秋萩凌ぎ丹比真人
  177. 1610番高圓の 秋野の上の丹生女王
  178. 1611番あしひきの 山下響み笠縫女王
  179. 1612番神さぶと 不許にはあらず石川賀係女郎
  180. 1613番秋の野を 朝行く鹿の賀茂女王
  181. 1614〜1615番九月の その初雁の桜井王
  182. 1616番朝ごとに 見る吾が屋戸の笠女郎
  183. 1617番秋萩に 置きたる露の山口女王
  184. 1618番玉に貫き 消たず賜らむ湯原王
  185. 1619〜1620番玉桙の 道は遠けど大伴家持
  186. 1621番吾が屋前の 萩の花咲けり巫部麻蘇娘子
  187. 1622〜1623番吾が屋戸の 秋の萩咲く大伴田村大嬢
  188. 1624〜1626番吾が業なる 早田の穗立坂上大嬢
  189. 1627〜1628番吾が屋前の 時じき藤の大伴家持
  190. 1629〜1630番ねもころに 物を念へば大伴家持
  191. 1631番今造る 久邇の京に大伴家持
  192. 1632番あしひきの 山邊に居りて大伴家持
  193. 1633〜1635番手もすまに 植ゑし萩にや作者未詳
  194. 1655番高山の 菅の葉凌ぎ三国人足
  195. 1656〜1657番酒杯に 梅の花浮べ大伴坂上郎女
  196. 1658番吾背子と 二人見ませば光明皇后
  197. 1659番眞木の上に 零り置ける雪の他田広津娘子
  198. 1660番梅の花 散らす冬風の大伴駿河麻呂
  199. 1661番ひさかたの 月夜を淸み紀女郎
  200. 1662番沫雪の 消ぬべきものを大伴田村大嬢
  201. 1663番沫雪の 庭に零りしき大伴家持
  202. 1766番吾妹子は 釧にあらなむ振田向宿禰
  203. 1767〜1769番豐國の 香春は吾宅抜気大首
  204. 1770〜1771番三諸の 神の帶ばせる作者未詳
  205. 1772番後れ居て 吾はや戀ひむ作者未詳
  206. 1773〜1775番神南備の 神依板に作者未詳
  207. 1776〜1777番絕等木の 山の岑の上の播磨娘子
  208. 1778〜1779番明日よりは 吾は戀ひむな作者未詳
  209. 1782〜1783番雪こそは 春日消ゆらめ作者未詳
  210. 1785〜1786番人と成る 事は難きを笠金村
  211. 1787〜1789番うつせみの 世の人なれば笠金村
  212. 1790〜1791番秋萩を 妻問ふ鹿こそ遣唐使の母
  213. 1792〜1794番白玉の 人のその名を作者未詳
  214. 1890〜1896番春日野に 友鶯の作者未詳
  215. 1897〜1898番春されば 百舌鳥の草潜作者未詳
  216. 1899〜1903番春されば 梅の花くたし作者未詳
  217. 1904〜1907番梅の花 しだり柳に作者未詳
  218. 1908〜1914番春されば 水草の上に作者未詳
  219. 1915〜1918番吾背子に 戀ひて術なみ作者未詳
  220. 1919〜1923番國栖等が 春菜採むらむ作者未詳
  221. 1924〜1925番丈夫が 伏し居嘆きて作者未詳
  222. 1926〜1927番春山の 馬醉木の花の作者未詳
  223. 1928〜1931番狹野方は 實は成らずとも作者未詳
  224. 1932〜1936番春雨の 止まず零り零り作者未詳
  225. 1979〜1981番春されば 蜾蠃なす野の作者未詳
  226. 1982〜1986番晩蟬は 時と鳴けども作者未詳
  227. 1987〜1992番片搓りに 絲をぞ吾が搓る作者未詳
  228. 1993〜1995番外のみに 見つつを戀ひむ作者未詳
  229. 2239〜2243番秋山の したびが下に作者未詳
  230. 2244〜2251番住吉の 岸を田に墾り作者未詳
  231. 2252〜2257番秋萩の 咲き散る野邊の作者未詳
  232. 2258〜2265番秋萩の 枝もとををに作者未詳
  233. 2266〜2272番出でて去なば 天飛ぶ鴈の作者未詳
  234. 2273〜2278番何すとか 君を厭はむ作者未詳
  235. 2279〜2284番吾が鄕に 今咲く花の作者未詳
  236. 2285〜2289番秋萩の 花野のすすき作者未詳
  237. 2290〜2294番秋萩を 散り過ぎぬべみ作者未詳
  238. 2295〜2297番我が屋戸の 田葛葉日に日に作者未詳
  239. 2298〜2303番君に戀ひ しなえうらぶれ作者未詳
  240. 2304〜2307番蜻蛉羽に にほへる衣作者未詳
  241. 2309〜2311番祝部等が 齋ふ社の作者未詳
  242. 2333〜2334番零る雪の 空に消ぬべく作者未詳
  243. 2335〜2339番咲き出照る 梅の下枝に作者未詳
  244. 2340〜2344番一目見し 人に戀ふらく作者未詳
  245. 2345〜2348番天霧ひ 零りくる雪の作者未詳
  246. 2349〜2350番吾が屋戸に 咲きたる梅を作者未詳
  247. 2351〜2356番新室の 壁草刈りに作者未詳
  248. 2357〜2362番朝戸出の 君が足結を作者未詳
  249. 2363〜2367番岡崎の たみたる道を作者未詳
  250. 2368〜2374番垂乳根の 母が手放れ作者未詳
  251. 2375〜2380番吾ゆ後 生れむ人は作者未詳
  252. 2381〜2386番君が目を 見まく欲りして作者未詳
  253. 2387〜2391番日暮れなば 人知りぬべみ作者未詳
  254. 2392〜2397番なかなかに 見ざりしよりは作者未詳
  255. 2398〜2403番年きはる 世まで定めて作者未詳
  256. 2404〜2409番思ひ依り 見依りにものは作者未詳
  257. 2410〜2414番あらたまの 年は果つれど作者未詳
  258. 2415〜2420番處女等を 袖布留山の作者未詳
  259. 2421〜2426番くる路は 石踏む山の作者未詳
  260. 2427〜2432番是川の 瀨瀨のしき浪作者未詳
  261. 2433〜2437番水の上に 數書く如き作者未詳
  262. 2438〜2443番人言は 暫しぞ吾妹作者未詳
  263. 2444〜2450番白檀弓 石邊の山の作者未詳
  264. 2451〜2456番天雲の 依り合ひ遠み作者未詳
  265. 2457〜2462番大野らに 小雨降りしく作者未詳
  266. 2463〜2468番ひさかたの 天光る月の作者未詳
  267. 2469〜2474番山萵苣の 白露おもり作者未詳
  268. 2475〜2479番我が屋戸の 軒の子太草作者未詳
  269. 2480〜2484番路の邊の 壹師の花の作者未詳
  270. 2485〜2490番袖振るが 見ゆべきかぎり作者未詳
  271. 2491〜2497番妹に戀ひ 寐ねぬ朝明に作者未詳
  272. 2498〜2502番劒刀 諸刃の利きに作者未詳
  273. 2503〜2507番夕されば 床のへ去らぬ作者未詳
  274. 2508〜2516番皇祖の 神の御門を作者未詳
  275. 2517〜2521番垂乳根の 母に障らば作者未詳
  276. 2522〜2526番恨みむと 思ひて背なは作者未詳
  277. 2527〜2532番誰ぞ此の 吾が屋戸に來喚ぶ作者未詳
  278. 2533〜2537番面忘れ 如何なる人の作者未詳
  279. 2538〜2541番獨寢と 薦朽ちめやも作者未詳
  280. 2542〜2548番若草の 新手枕を作者未詳
  281. 2549〜2552番妹に戀ひ 吾が哭く涕作者未詳
  282. 2553〜2556番夢のみに 見るすら幾許作者未詳
  283. 2557〜2561番垂乳根の 母に白さば作者未詳
  284. 2562〜2566番里人の 言緣妻を作者未詳
  285. 2567〜2571番相見ては 戀慰むと作者未詳
  286. 2572〜2576番僞も 似つきてぞ爲る作者未詳
  287. 2577〜2581番今だにも 目な乏しめそ作者未詳
  288. 2582〜2586番あぢき無く 何の枉言作者未詳
  289. 2587〜2591番大原の 古りにし郷に作者未詳
  290. 2592〜2596番戀ひ死なむ 後は何せむ作者未詳
  291. 2597〜2601番いかにして 忘るるものぞ作者未詳
  292. 2602〜2606番黑髮の 白髮までと作者未詳
  293. 2607〜2610番敷妙の 衣手離れて作者未詳
  294. 2611〜2614番今更に 君が手枕作者未詳
  295. 2615〜2618番敷妙の 枕を纏きて作者未詳
  296. 2619〜2622番朝影に 吾が身は成りぬ作者未詳
  297. 2623〜2625番くれなゐの 八鹽の衣作者未詳
  298. 2626〜2628番古衣 打棄つる人は作者未詳
  299. 2629〜2632番逢はずとも 吾は怨みじ作者未詳
  300. 2633〜2636番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
  301. 2637〜2641番うちはなひ 鼻をぞ嚔つる作者未詳
  302. 2642〜2646番燈の かげに耀ふ作者未詳
  303. 2647〜2650番横雲の 空ゆ延き越し作者未詳
  304. 2651〜2655番難波人 葦火焚く屋の作者未詳
  305. 2656〜2661番天飛ぶや 輕の社の作者未詳
  306. 2662〜2666番吾妹子に またも逢はむと作者未詳
  307. 2667〜2670番眞袖もち 床うち拂ひ作者未詳
  308. 2671〜2674番この夜の 在明月夜作者未詳
  309. 2675〜2678番君が著る 三笠の山に作者未詳
  310. 2679〜2681番窓越しに 月おし照りて作者未詳
  311. 2682〜2685番韓衣 君にうち著せ作者未詳
  312. 2686〜2689番夜占問ふ 吾が袖に置く作者未詳
  313. 2690〜2693番白細布の 吾が衣手に作者未詳
  314. 2694〜2697番あしひきの 山鳥の尾の作者未詳
  315. 2698〜2702番往きて見て 來れば戀しき作者未詳
  316. 2703〜2708番眞薦刈る 大野川原の作者未詳
  317. 2709〜2713番吾妹子に 吾が戀ふらくは作者未詳
  318. 2714〜2719番もののふの 八十氏川の作者未詳
  319. 2720〜2724番水鳥の 鴨の住む池の作者未詳
  320. 2725〜2730番白細砂 三津の黃土の作者未詳
  321. 2731〜2735番牛窓の 浪の潮騷作者未詳
  322. 2736〜2742番風をいたみ 甚振る浪の作者未詳
  323. 2743〜2747番なかなかに 君に戀ひずは作者未詳
  324. 2748〜2751番大舟に 葦荷刈り積み作者未詳
  325. 2752〜2756番吾妹子を 聞き都賀野邊の作者未詳
  326. 2757〜2761番王の 御笠に縫へる作者未詳
  327. 2762〜2765番蘆垣の 中の似兒草作者未詳
  328. 2766〜2770番三島江の 入江の薦を作者未詳
  329. 2771〜2776番吾妹子が 袖をたのみて作者未詳
  330. 2777〜2781番疊薦 へだて編む數作者未詳
  331. 2782〜2786番さ寢かにば 誰とも宿めど作者未詳
  332. 2787〜2791番天地の 依り合ひの極作者未詳
  333. 2792〜2796番玉の緒の しま心にや作者未詳
  334. 2797〜2801番住吉の 濱に緣るとふ作者未詳
  335. 2802〜2807番念へども 念ひもかねつ作者未詳
  336. 2808〜2809番眉根搔き 嚔ひ紐解け作者未詳
  337. 2810〜2811番音のみを 聞きてや戀ひむ作者未詳
  338. 2812〜2813番吾妹子に 戀ひて術なみ作者未詳
  339. 2814〜2815番吾が戀は 慰めかねつ作者未詳
  340. 2816〜2819番うらぶれて 物な念ほし作者未詳
  341. 2820〜2823番斯くだにも 妹を待ちなむ作者未詳
  342. 2824〜2827番思ふ人 來むと知りせば作者未詳
  343. 2841〜2845番我背子が 朝けの形作者未詳
  344. 2846〜2850番夜も寢ず 安くもあらず作者未詳
  345. 2851〜2856番人に見ゆる 表を結びて作者未詳
  346. 2857〜2863番菅の根の ねもころごろに作者未詳
  347. 2864〜2868番吾背子を 今か今かと作者未詳
  348. 2869〜2872番今は吾は 死なむよ吾妹作者未詳
  349. 2873〜2876番里人も 謂ひ繼ぐがね作者未詳
  350. 2877〜2880番何時となも 戀ひずありとは作者未詳
  351. 2881〜2885番立ちて居て 術のたどきも作者未詳
  352. 2886〜2891番他言は まこと言痛く作者未詳
  353. 2892〜2895番思ひ遣る すべのたどきも作者未詳
  354. 2896〜2899番うたがたも 言ひつつもあるか作者未詳
  355. 2900〜2903番吾妹子が 咲ひ眉引作者未詳
  356. 2904〜2907番戀ひ戀ひて 後も逢はむと作者未詳
  357. 2908〜2911番常斯くし 戀ふれば苦し作者未詳
  358. 2912〜2915番人の見て 言咎めせぬ作者未詳
  359. 2916〜2921番玉勝間 逢はむといふは作者未詳
  360. 2922〜2927番夕さらば 君に逢はむと作者未詳
  361. 2928〜2931番各自 人死すらし作者未詳
  362. 2932〜2935番情には 燃えておもへど作者未詳
  363. 2936〜2939番今は吾は 死なむよ我背作者未詳
  364. 2940〜2944番なまなかに 死なば安けむ作者未詳
  365. 2945〜2949番玉梓の 君が使を作者未詳
  366. 2950〜2955番吾妹子が 夜戸出の光儀作者未詳
  367. 2956〜2961番あらたまの 年月かねて作者未詳
  368. 2962〜2963番白妙の 袖敷かずて宿る作者未詳
  369. 2964〜2967番斯くのみし 在りける君を作者未詳
  370. 2968〜2971番橡の 一重衣の作者未詳
  371. 2972〜2976番赤帛の 純裏の衣作者未詳
  372. 2977〜2981番何故か 思はずあらむ作者未詳
  373. 2982〜2985番針はあれど 妹し無ければ作者未詳
  374. 2986〜2989番梓弓 引きみ弛べみ作者未詳
  375. 2990〜2994番をとめ等が 績麻の絡垜作者未詳
  376. 2995〜2998番逢ふよしの 出で來むまでは作者未詳
  377. 2999〜3002番水を多み 上に種蒔き作者未詳
  378. 3003〜3007番夕月夜 五更闇の作者未詳
  379. 3008〜3012番あしひきの 山を木高み作者未詳
  380. 3013〜3016番吾妹子や 吾を忘らすな作者未詳
  381. 3017〜3020番あしひきの 山河水の作者未詳
  382. 3021〜3024番隱沼の 下ゆは戀ひむ作者未詳
  383. 3025〜3029番石走る 垂水の水の作者未詳
  384. 3030〜3033番思ひ出でて 術なき時は作者未詳
  385. 3034〜3037番吾妹子に 戀ひ術なかり作者未詳
  386. 3038〜3041番斯く戀ひむ ものと知りせば作者未詳
  387. 3042〜3044番朝日さす 春日の小野に作者未詳
  388. 3045〜3047番朝霜の 消ぬべくのみや作者未詳
  389. 3048〜3052番御獵する 鴈羽の小野の作者未詳
  390. 3053〜3057番あしひきの 山菅の根の作者未詳
  391. 3058〜3062番うち日さす 宮にはあれど作者未詳
  392. 3063〜3066番淺茅原 小野に標結ふ作者未詳
  393. 3067〜3070番谷狹み 峯へ延ひたる作者未詳
  394. 3071〜3074番丹波道の 大江の山の作者未詳
  395. 3075〜3079番斯くしてぞ 人の死ぬとふ作者未詳
  396. 3080〜3083番わたつみの 沖に生ひたる作者未詳
  397. 3084〜3086番海處女 潛き取るとふ作者未詳
  398. 3087〜3090番眞菅よし 宗我の河原に作者未詳
  399. 3091〜3094番鴨すらも 己がつまどち作者未詳
  400. 3095〜3098番朝鴉 早くな鳴きそ作者未詳
  401. 3099〜3100番紫草を 草と別く別く作者未詳
  402. 3101〜3102番紫は 灰指すものぞ作者未詳
  403. 3103〜3104番逢はなくは 然もありなむ作者未詳
  404. 3105〜3106番人目多み 直に逢はずて作者未詳
  405. 3107〜3108番現身の 人目を繁み作者未詳
  406. 3109〜3110番慇懃に 思ふ吾妹を作者未詳
  407. 3111〜3112番すべもなき 片戀をすと作者未詳
  408. 3113〜3114番在り在りて 後も逢はむと作者未詳
  409. 3115〜3116番氣の緒に 吾が氣衝きし作者未詳
  410. 3117〜3118番門閉てて 戸も閉したるを作者未詳
  411. 3119〜3120番明日よりは 戀ひつつ在らむ作者未詳
  412. 3121〜3122番わが背子が 使を待つと作者未詳
  413. 3123〜3124番ただ獨 宿れど寢かねて作者未詳
  414. 3125〜3126番ひさかたの 雨のふる日を作者未詳
  415. 3127〜3130番度會の 大河の邊の作者未詳
  416. 3131〜3134番月易へて 君をば見むと作者未詳
  417. 3135〜3138番近くあれば 名のみも聞きて作者未詳
  418. 3139〜3144番玉桙の 道に出で立ち作者未詳
  419. 3145〜3150番吾妹子し 吾を偲ぶらし作者未詳
  420. 3151〜3155番よそのみに 君を相見て作者未詳
  421. 3156〜3159番鈴鹿河 八十瀬渡りて作者未詳
  422. 3160〜3162番沖つ浪 邊浪の來寄る作者未詳
  423. 3163〜3166番吾妹子に 觸るとはなしに作者未詳
  424. 3167〜3170番浪の間ゆ 雲居に見ゆる作者未詳
  425. 3171〜3174番難波潟 こぎ出し船の作者未詳
  426. 3175〜3179番若の浦に 袖さへぬれて作者未詳
  427. 3180〜3184番うらもなく 去にし君ゆゑ作者未詳
  428. 3185〜3189番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
  429. 3190〜3193番雲居なる 海山越えて作者未詳
  430. 3194〜3196番氣の緒に 吾が思ふ君は作者未詳
  431. 3197〜3202番住吉の 崖に向へる作者未詳
  432. 3203〜3208番雎鳩ゐる 渚にゐる舟の作者未詳
  433. 3209〜3210番春日なる 三笠の山に作者未詳
  434. 3211〜3212番靈の緒の 現し心や作者未詳
  435. 3213〜3214番十月 時雨の雨に作者未詳
  436. 3215〜3216番白妙の 袖の別を作者未詳
  437. 3217〜3218番荒津の海 吾幣奉り作者未詳
  438. 3219〜3220番豐國の 企救の長濱作者未詳
  439. 3248〜3249番敷島の 日本の國に作者未詳
  440. 3250〜3252番蜻蛉島 日本の國は作者未詳
  441. 3253〜3254番葦原の 水穗の國は作者未詳
  442. 3255〜3257番古ゆ 言ひ續ぎ來らく作者未詳
  443. 3258〜3259番あらたまの 年は來去きて作者未詳
  444. 3260〜3262番小治田の 愛智の水を作者未詳
  445. 3263〜3265番隱國の 泊瀬の河の作者未詳
  446. 3266〜3267番春されば 花咲きををり作者未詳
  447. 3268〜3269番三諸の 神奈備山ゆ作者未詳
  448. 3270〜3271番さし燒かむ 少屋の醜屋に作者未詳
  449. 3272〜3273番うち延へて 思ひし小野は作者未詳
  450. 3274〜3275番爲む術の たづきを知らに作者未詳
  451. 3276〜3277番百足らず 山田の道を作者未詳
  452. 3278〜3279番赤駒の 厩立て作者未詳
  453. 3280〜3283番妾が背子は 待てど來まさず作者未詳
  454. 3284〜3288番菅の根の ねもころごろに作者未詳
  455. 3289〜3290番御佩を 劍の池の作者未詳
  456. 3291〜3292番み芳野の 眞木立つ山に作者未詳
  457. 3293〜3294番み吉野の 御金の嶽に作者未詳
  458. 3295〜3296番うち日さつ 三宅の原ゆ作者未詳
  459. 3297〜3298番玉だすき かけぬ時無く作者未詳
  460. 3299番見渡しに 妹らは立たし作者未詳
  461. 3300番押照る 難波の埼に作者未詳
  462. 3301番神風の 伊勢の海の作者未詳
  463. 3302番紀伊國の 室の江の邊に作者未詳
  464. 3303〜3304番里人の 吾に告ぐらく作者未詳
  465. 3305〜3309番物念はず 道行きなむも作者未詳
  466. 3310〜3313番隱口の 泊瀬の國に作者未詳
  467. 3314〜3317番つぎねふ 山城道を作者未詳
  468. 3318〜3322番紀の國の 濱に寄るとふ作者未詳
  469. 3353〜3354番あらたまの 城柵の林に作者未詳
  470. 3355〜3359番天の原 富士の柴山作者未詳
  471. 3360番伊豆の海に 立つ白波の作者未詳
  472. 3361〜3366番足柄の 彼面此面に作者未詳
  473. 3367〜3372番百津島 足柄小船作者未詳
  474. 3373番多麻河に作者未詳
  475. 3374〜3377番武藏野に 占肩灼き作者未詳
  476. 3378〜3381番入間道の 大家が原の作者未詳
  477. 3382〜3383番馬來田の 嶺ろの篠葉の作者未詳
  478. 3384〜3387番葛飾の 眞間の手古名を作者未詳
  479. 3388〜3392番筑波嶺の 嶺ろに霞居作者未詳
  480. 3393〜3397番筑波嶺の 彼面此面に作者未詳
  481. 3398〜3401番人みなの 言は絕ゆとも作者未詳
  482. 3402〜3405番日の暮に 碓氷の山を作者未詳
  483. 3406〜3410番上毛野 佐野のくくだち作者未詳
  484. 3411〜3415番多胡の嶺に 寄綱延へて作者未詳
  485. 3416〜3419番上毛野 可保夜が沼の作者未詳
  486. 3420〜3423番上毛野 佐野の舟橋作者未詳
  487. 3424〜3425番下毛野 みかもの山の作者未詳
  488. 3426〜3428番會津嶺の 國をさ遠み作者未詳
  489. 3455〜3459番戀しけば 來ませ我が背子作者未詳
  490. 3460〜3464番誰ぞこの 屋の戸押そぶる作者未詳
  491. 3465〜3469番高麗錦 紐解き放けて作者未詳
  492. 3470〜3473番相見ては 千年や去ぬる作者未詳
  493. 3474〜3477番殖竹の 本さへ響み作者未詳
  494. 3478〜3481番遠しとふ 故奈の白嶺に作者未詳
  495. 3482〜3485番から衣 襴のうち交へ作者未詳
  496. 3486〜3489番愛し妹を 弓束竝べ巻き作者未詳
  497. 3490〜3493番梓弓 末は依り寢む作者未詳
  498. 3494〜3496番兒毛知山 若鷄冠木の作者未詳
  499. 3497〜3499番河上の 根白高草作者未詳
  500. 3500〜3503番紫草は 根をかも竟ふる作者未詳
  501. 3504〜3507番春べ咲く 藤の末葉の作者未詳
  502. 3508〜3511番芝付の 美宇良埼なる作者未詳
  503. 3512〜3516番一嶺ろに 言はるものから作者未詳
  504. 3517〜3522番白雲の 絕えにし妹を作者未詳
  505. 3523〜3526番坂越えて 安倍の田の面に作者未詳
  506. 3527〜3530番沖に住も 小鴨の如作者未詳
  507. 3531〜3534番妹をこそ あひ見に來しか作者未詳
  508. 3535〜3537番己が男を 凡にな思ひそ作者未詳
  509. 3538〜3541番ひろ橋を 馬越しかねて作者未詳
  510. 3542〜3544番細石に 駒を馳させて作者未詳
  511. 3545〜3548番飛鳥河 堰くと知りせば作者未詳
  512. 3549〜3551番多由比潟 潮滿ちわたる作者未詳
  513. 3552〜3555番松が浦に 騷ゑうら立ち作者未詳
  514. 3556〜3559番鹽船の 置かれば悲し作者未詳
  515. 3560〜3564番眞金吹く 丹生の眞朱の作者未詳
  516. 3565〜3566番彼の兒ろと 宿ずやなりなむ作者未詳
  517. 3567〜3571番置きて行かば 妹はまがなし作者未詳

挽歌219首

人の死を悼む歌。もとは棺を挽くときの歌の意。

  1. 141〜142番磐代の有間皇子
  2. 143〜144番磐代の 崖の松が枝長意吉麻呂
  3. 145番鳥翔なす山上憶良
  4. 146番後見むと柿本人麻呂歌集
  5. 147番天の原倭姫王
  6. 148番青旗の倭姫王
  7. 149番人はよし倭姫王
  8. 150番現身し 神に堪へねば婦人(姓氏未詳)
  9. 151〜152番斯からむと額田王・舎人吉年
  10. 153番鯨魚取り 淡海の海を倭姫王
  11. 154番さざなみの 大山守は石川夫人
  12. 155番やすみしし わご大王の かしこきや額田王
  13. 156〜158番三諸の 神の神杉高市皇子
  14. 159番やすみしし 我大王の 夕されば持統天皇
  15. 160〜161番燃ゆる火も持統天皇
  16. 162番明日香の 清御原の宮に持統天皇
  17. 163〜164番神風の 伊勢の國にも大伯皇女
  18. 165〜166番現身の大伯皇女
  19. 167〜170番天地の 初の時柿本人麻呂
  20. 171〜193番高光る 我が日の皇子の草壁皇子の舎人たち
  21. 194〜195番飛ぶ鳥の 明日香の河の柿本人麻呂
  22. 196〜198番飛ぶ鳥の 明日香の河の 上つ瀬に 石橋渡し柿本人麻呂
  23. 199〜202番かけまくも ゆゆしきかも柿本人麻呂
  24. 203番零る雪は穂積皇子
  25. 204〜206番やすみしし わが王 高光る 日の皇子置始東人
  26. 207〜209番天飛ぶや 輕の路は柿本人麻呂
  27. 210〜212番現身と 念ひし時に柿本人麻呂
  28. 213〜216番現身と 念ひし時柿本人麻呂
  29. 217〜219番秋山の したぶる妹柿本人麻呂
  30. 220〜222番玉藻よし 讃岐の國は柿本人麻呂
  31. 223番鴨山の柿本人麻呂
  32. 224〜225番今日今日と依羅娘子
  33. 226〜227番荒浪に丹比真人
  34. 228〜229番妹が名は河辺宮人
  35. 230〜234番梓弓 手に取り持ちて笠金村
  36. 415番家にあらば聖徳太子
  37. 416番百傳ふ 磐余の池に大津皇子
  38. 417〜419番王の 親魄合へや手持女王
  39. 420〜422番なゆ竹の とをよる皇子丹生王
  40. 423〜425番つぬさはふ 磐余の道を山前王
  41. 426番草枕 旅の宿に柿本人麻呂
  42. 427番百足らず 八十隅坂に刑部垂麻呂
  43. 428番隱口の 泊瀨の山の柿本人麻呂
  44. 429〜430番山の際ゆ柿本人麻呂
  45. 431〜433番古に 在りけむ人の山部赤人
  46. 434〜437番風速の 美保の浦廻の河辺宮人
  47. 438〜440番愛しき大伴旅人
  48. 441番大皇の 命恐み倉橋部女王
  49. 442番世間は 空しきものと作者未詳
  50. 443〜445番天雲の 向伏す國の大伴三中
  51. 446〜450番吾妹子が 見し鞆の浦の大伴旅人
  52. 451〜453番人もなき大伴旅人
  53. 454〜458番はしきやし 榮えし君の余明軍
  54. 459番見れど飽かず県犬養人上
  55. 460〜461番たくづぬの 新羅の國ゆ大伴坂上郎女
  56. 462番今よりは 秋風寒く大伴家持
  57. 463番長き夜を大伴書持
  58. 464番秋さらば大伴家持
  59. 465番うつせみの 代は常なしと大伴家持
  60. 466〜469番吾が屋前に 花ぞ咲きたる大伴家持
  61. 470〜474番斯くのみし大伴家持
  62. 475〜477番かけまくも あやにかしこし大伴家持
  63. 478〜480番かけまくも あやにかしこし わが王大伴家持
  64. 481〜483番白妙の 袖さし交へて高橋朝臣
  65. 1404〜1409番鏡なす 吾が見し君を作者未詳
  66. 1410〜1414番世間は まこと二代は作者未詳
  67. 1415〜1417番玉梓の 妹は珠かも作者未詳
  68. 1795番妹ら許 今木の嶺に作者未詳
  69. 1796〜1799番黃葉の 過ぎにし子等と作者未詳
  70. 1800番小垣内の 麻を引き干し作者未詳
  71. 1801〜1803番古の 益荒壯士の作者未詳
  72. 1804〜1806番父母が 成しのまにまに作者未詳
  73. 1807〜1808番鷄が鳴く 吾妻の國に作者未詳
  74. 1809〜1811番葦屋の 菟原處女の作者未詳
  75. 3324〜3325番かけまくも あやにかしこし作者未詳
  76. 3326番磯城島の 大和の國に作者未詳
  77. 3327〜3328番百小竹の 三野の王作者未詳
  78. 3329番白雲の たなびく國の作者未詳
  79. 3330〜3332番隱口の 長谷の川の作者未詳
  80. 3333〜3334番王の 御命恐み作者未詳
  81. 3335〜3338番玉桙の 道行き人は作者未詳
  82. 3339〜3343番玉桙の 道に出で立ち調使首
  83. 3344〜3345番この月は 君來たらむと作者未詳
  84. 3346〜3347番見が欲れば 雲井に見ゆる作者未詳
  85. 3577番愛し妹を 何處行かめと作者未詳

譬喩歌163首

思いを物にたとえて表した歌。多くは恋の歌。

  1. 390番輕の池の紀皇女
  2. 391番鳥總立て沙弥満誓
  3. 392番ぬばたまの その夜の梅を大伴百代
  4. 393番見えずとも沙弥満誓
  5. 394番標結ひて余明軍
  6. 395〜397番託馬野に笠女郎
  7. 398〜399番妹が家に 咲きたる梅の藤原八束
  8. 400番梅の花 咲きて散りぬと大伴駿河麻呂
  9. 401番山守の大伴坂上郎女
  10. 402番山主は大伴駿河麻呂
  11. 403番朝に日に大伴家持
  12. 404番ちはやぶる 神の社し娘子
  13. 405番春日野に佐伯赤麻呂
  14. 406番吾が祭る娘子
  15. 407番春霞 春日の里の大伴駿河麻呂
  16. 408番石竹の大伴家持
  17. 409番一日には大伴駿河麻呂
  18. 410番橘を 屋前に植ゑ生し大伴坂上郎女
  19. 411番吾妹子が 屋前の橘作者未詳
  20. 412番頂に市原王
  21. 413番須磨の海人の大網人主
  22. 414番あしひきの 岩根凝しみ大伴家持
  23. 1296〜1303番今つくる 斑の衣作者未詳
  24. 1304〜1310番天雲の 棚引く山の作者未詳
  25. 1311〜1316番橡の 衣は人皆作者未詳
  26. 1317〜1322番海の底 石著く白玉作者未詳
  27. 1323〜1327番海の底 おきつ白玉作者未詳
  28. 1328〜1335番膝に伏す 玉の小琴の作者未詳
  29. 1336〜1341番冬ごもり 春の大野を作者未詳
  30. 1342〜1347番山高み 夕日隱りぬ作者未詳
  31. 1348〜1352番三島江の 玉江の薦を作者未詳
  32. 1353〜1359番石上 布留の早田を作者未詳
  33. 1360〜1365番氣の緒に 念へる吾を作者未詳
  34. 1366〜1369番明日香川 七瀨の淀に作者未詳
  35. 1370〜1375番甚も零らぬ 雨ゆゑ行潦作者未詳
  36. 1376〜1380番大和の 宇陀の眞赤土の作者未詳
  37. 1381〜1386番廣瀨川 袖つくばかり作者未詳
  38. 1387〜1391番伏超ゆ 行かましものを作者未詳
  39. 1392〜1397番むらさきの 名高の浦の作者未詳
  40. 1398〜1403番さざなみの 志賀津の浦の作者未詳
  41. 1889番吾が屋前の 毛桃の下に作者未詳
  42. 2308番雨零れば 激つ山川作者未詳
  43. 2828〜2833番くれなゐの 濃染の衣を作者未詳
  44. 2834〜2840番大和の 室原の毛桃作者未詳
  45. 3323番階立つ 筑摩狹額田作者未詳
  46. 3429〜3433番遠江 引佐細江の作者未詳
  47. 3434〜3437番上毛野 安蘇山黑葛作者未詳
  48. 3572〜3576番何ど思へか 阿自久麻山の作者未詳

部立なし835首

巻第十五・第十七〜二十など、部立を立てずに歌を並べた巻の歌。

  1. 3578〜3581番武庫の浦の 入江の渚鳥作者未詳
  2. 3582〜3585番大船を 荒海に出だし作者未詳
  3. 3586〜3587番我が故に 思ひな瘦せそ作者未詳
  4. 3588番はろばろに 思ほゆるかも作者未詳
  5. 3589番夕されば 晩蟬來鳴く秦間満
  6. 3590番妹に逢はず あらば術無み作者未詳
  7. 3591〜3593番妹と在りし 時はあれども作者未詳
  8. 3594〜3597番潮待つと ありける船を作者未詳
  9. 3598〜3601番ぬばたまの 夜は明けぬらし作者未詳
  10. 3602〜3605番あをによし 奈良の都に作者未詳
  11. 3606〜3610番玉藻刈る 乎等女を過ぎて作者未詳
  12. 3611番大船に 眞楫繁貫き柿本人麻呂
  13. 3612〜3614番青丹よし 奈良の都に作者未詳
  14. 3615〜3616番わが故に 妹嘆くらし作者未詳
  15. 3617番石走る 瀧もとどろに大石蓑麻呂
  16. 3618〜3621番山河の 清き川瀨に作者未詳
  17. 3622〜3624番月よみの 光を淸み作者未詳
  18. 3625〜3626番夕されば 葦邊に騷ぎ丹比大夫
  19. 3627〜3629番朝されば 妹が手に纏く作者未詳
  20. 3630〜3633番眞楫貫き 船し行かずは作者未詳
  21. 3634〜3637番筑紫道の 可太の大島作者未詳
  22. 3638〜3639番これやこの 名に負ふ鳴門の作者未詳
  23. 3640〜3643番都方に 行かむ船もが作者未詳
  24. 3644〜3647番大君の 命恐み作者未詳
  25. 3648〜3651番海原の 沖邊に燭し作者未詳
  26. 3652〜3655番志珂の海人の 一日も闕ちず作者未詳
  27. 3656〜3658番秋萩に にほへる吾が裳作者未詳
  28. 3659〜3662番秋風は 日に日に吹きぬ作者未詳
  29. 3663〜3667番わたつみの 沖つ繩海苔作者未詳
  30. 3668〜3673番大君の 遠の朝廷と作者未詳
  31. 3674〜3680番草枕 旅を苦しみ作者未詳
  32. 3681〜3687番歸り來て 見むと思ひし作者未詳
  33. 3688〜3690番天皇の 遠の朝廷と作者未詳
  34. 3691〜3693番天地と 共にもがもと葛井子老
  35. 3694〜3696番わたつみの 恐き路を六鯖
  36. 3697〜3699番百船の 泊つる對馬の作者未詳
  37. 3700〜3706番あしひきの 山下耀る作者未詳
  38. 3707〜3713番秋山の 黄葉を插頭し作者未詳
  39. 3714〜3717番秋されば 戀しみ妹を作者未詳
  40. 3718〜3722番家島は 名にこそありけれ作者未詳
  41. 3723〜3726番あしひきの 山路越えむと狭野弟上娘子
  42. 3727〜3730番塵泥の 數にもあらぬ中臣宅守
  43. 3731〜3737番思ふ故に 逢ふものならば中臣宅守
  44. 3738〜3744番思ひつつ 寢ればかもとな中臣宅守
  45. 3745〜3749番命あらば 逢ふこともあらむ狭野弟上娘子
  46. 3750〜3753番天地の 至極のうらに狭野弟上娘子
  47. 3754〜3758番過所無しに 關飛び越ゆる中臣宅守
  48. 3759〜3762番たちかへり 泣けども吾は中臣宅守
  49. 3763〜3766番旅といへば 言にぞ易き中臣宅守
  50. 3767〜3774番魂は あしたゆふべに狭野弟上娘子
  51. 3775〜3778番あらたまの 年の緒長く作者未詳
  52. 3779〜3785番わが宿の 花橘は中臣宅守
  53. 3890番我が夫子を 我が松原よ三野石守
  54. 3891〜3899番荒津の海 潮干潮滿ち作者未詳
  55. 3900番織女し 船乘りすらし大伴家持
  56. 3901〜3906番み冬つぎ 春はきたれど大伴家持
  57. 3907〜3908番山城の 久邇の都は境部老麻呂
  58. 3909〜3910番橘は 常花にもが大伴書持
  59. 3911〜3913番あしひきの 山邊に居れば大伴家持
  60. 3914番ほととぎす 今し來鳴かば田口馬長
  61. 3915番あしひきの 山谷越えて山部赤人
  62. 3916〜3921番橘の にほへる香かも大伴家持
  63. 3922〜3925番降る雪の 白髮までに作者未詳
  64. 3926番大宮の 内にも外にも大伴家持
  65. 3927〜3930番草枕 旅ゆく君を大伴坂上郎女
  66. 3931〜3936番君により 吾が名はすでに平群氏女郎
  67. 3937〜3942番草枕 旅去にし君が平群氏女郎
  68. 3943〜3950番秋の田の 穗向見がてり作者未詳
  69. 3951〜3955番ひぐらしの 鳴きぬる時は作者未詳
  70. 3956番奈呉の海人の 釣する船は秦八千島
  71. 3957〜3959番天離る 鄙治めにと大伴家持
  72. 3960〜3961番庭に降る 雪は千重しく大伴家持
  73. 3962〜3964番大王の 任のまにまに大伴家持
  74. 3965〜3966番春の花 今は盛に大伴家持
  75. 3967〜3968番山峽に 咲ける櫻を大伴池主
  76. 3969〜3972番大君の 任のまにまに大伴家持
  77. 3973〜3975番大君の 命かしこみ大伴池主
  78. 3976〜3977番さけりとも 知らずしあらば大伴家持
  79. 3978〜3982番妹も吾も 心は同じ大伴家持
  80. 3983〜3984番あしひきの 山も近きを大伴家持
  81. 3985〜3987番射水河 い行き廻れる大伴家持
  82. 3988番ぬばたまの 月に向ひて大伴家持
  83. 3989〜3990番奈呉の海の 沖つ白波大伴家持
  84. 3991〜3992番もののふの 八十伴の緒の大伴家持
  85. 3993〜3994番藤浪は 咲きて散りにき大伴池主
  86. 3995〜3998番玉ほこの 道に出で立ち作者未詳
  87. 3999番京方に 立つ日近づく大伴家持
  88. 4000〜4002番天離る 鄙に名懸かす大伴家持
  89. 4003〜4005番朝日さし 背向に見ゆる大伴池主
  90. 4006〜4007番かき數ふ 二上山に大伴家持
  91. 4008〜4010番あをによし 奈良を來離れ大伴池主
  92. 4011〜4015番大王の 遠の朝廷ぞ大伴家持
  93. 4016番婦負の野の 薄押し靡べ高市黒人
  94. 4017〜4020番東風 いたく吹くらし大伴家持
  95. 4021番雄神河 くれなゐにほふ大伴家持
  96. 4022番鸕坂河 渡る瀬多み大伴家持
  97. 4023番婦負河の 早き瀬ごとに大伴家持
  98. 4024番立山の 雪し來らしも大伴家持
  99. 4025番之乎路から 直越え來れば大伴家持
  100. 4026〜4027番鳥總立て 船木伐るといふ大伴家持
  101. 4028番妹に逢はず 久しくなりぬ大伴家持
  102. 4029番珠洲の海に 朝びらきして大伴家持
  103. 4030番うぐひすは 今は鳴かむと大伴家持
  104. 4031番中臣の 太祝詞言大伴家持
  105. 4032〜4035番奈呉の海に 船暫し借せ田辺福麻呂
  106. 4036番如何にある 布勢の浦ぞも田辺福麻呂
  107. 4037番乎敷の埼 漕ぎ徘徊り大伴家持
  108. 4038〜4042番玉くしげ いつしか明けむ田辺福麻呂
  109. 4043番明日の日の 布勢の浦廻の大伴家持
  110. 4044〜4045番濱邊より 我が鞭ち行かば大伴家持
  111. 4046〜4051番神さぶる 垂姫の埼作者未詳
  112. 4052〜4055番ほととぎす 今鳴かずして作者未詳
  113. 4056〜4057番堀江には 玉敷かましを作者未詳
  114. 4058〜4060番橘の とをのたちばな作者未詳
  115. 4061〜4062番堀江より 水脈引きしつつ作者未詳
  116. 4063〜4064番常世物 この橘の大伴家持
  117. 4065番朝びらき 入江漕ぐなる山上臣
  118. 4066〜4069番卯の花の 咲く月立ちぬ作者未詳
  119. 4070番一本の なでしこ植ゑし大伴家持
  120. 4071〜4072番級離る 越の君らと大伴家持
  121. 4073〜4075番月見れば 同じ國なり大伴池主
  122. 4076〜4079番あしひきの 山は無くもが大伴家持
  123. 4080〜4081番常人の 戀ふと云ふよりは大伴坂上郎女
  124. 4082〜4084番天ざかる 鄙の奴に大伴家持
  125. 4085番燒刀を 礪波の關に大伴家持
  126. 4086〜4088番あぶら火の 光に見ゆる作者未詳
  127. 4089〜4092番高御座 天の日嗣と大伴家持
  128. 4093番英遠の浦に 寄する白波大伴家持
  129. 4094〜4097番葦原の 瑞穂の國を大伴家持
  130. 4098〜4100番高御座 天の日嗣と大伴家持
  131. 4101〜4105番珠洲の海人の 沖つ御神に大伴家持
  132. 4106〜4109番大己貴 少彦名の大伴家持
  133. 4110番左夫流兒が いつきし殿に大伴家持
  134. 4111〜4112番かけまくも あやにかしこし大伴家持
  135. 4113〜4115番大君の 遠の朝廷と大伴家持
  136. 4116〜4118番大君の 任のまにまに大伴家持
  137. 4119番いにしへよ 偲びにければ大伴家持
  138. 4120〜4121番見まく欲り 思ひしなべに大伴家持
  139. 4122〜4123番天皇の 敷きます國の大伴家持
  140. 4124番我が欲りし 雨は降り來ぬ大伴家持
  141. 4125〜4127番天照す 神の御代より大伴家持
  142. 4128〜4131番草枕 旅の翁と大伴池主
  143. 4132〜4133番竪樣にも 彼にも横樣も大伴池主
  144. 4134番雪の上に 照れる月夜に大伴家持
  145. 4135番我が兄子が 琴取るなべに大伴家持
  146. 4136番あしひきの 山の木末の大伴家持
  147. 4137番正月たつ 春のはじめに大伴家持
  148. 4138番やぶなみの 里に宿借り大伴家持
  149. 4139〜4140番春の苑 くれなゐにほふ大伴家持
  150. 4141番春まけて 物がなしきに大伴家持
  151. 4142番春の日に 張れる柳を大伴家持
  152. 4143番もののふの 八十をとめ等が大伴家持
  153. 4144〜4145番燕來る 時になりぬと大伴家持
  154. 4146〜4147番夜ぐたちに 寢覺めて居れば大伴家持
  155. 4148〜4149番椙の野に さ躍る雉大伴家持
  156. 4150番朝床に 聞けば遙けし大伴家持
  157. 4151〜4153番今日の爲と 思ひて標めし大伴家持
  158. 4154〜4155番あしひきの 山坂越えて大伴家持
  159. 4156〜4158番あらたまの 年往き更り大伴家持
  160. 4159番磯の上の 都萬麻を見れば大伴家持
  161. 4160〜4162番天地の 遠き始よ大伴家持
  162. 4163番妹が袖 われまくらかむ大伴家持
  163. 4164〜4165番ちちの實の 父の命大伴家持
  164. 4166〜4168番毎時に いや珍らしく大伴家持
  165. 4169〜4170番霍公鳥 來鳴く五月に大伴家持
  166. 4171〜4172番常人も 起きつつ聞くぞ大伴家持
  167. 4173番妹を見ず 越の國邊に大伴家持
  168. 4174番春の裏の 樂しき終へば大伴家持
  169. 4175〜4176番ほととぎす 今來喧き始む大伴家持
  170. 4177〜4179番我が兄子と 手携はりて大伴家持
  171. 4180〜4183番春過ぎて 夏來向へば大伴家持
  172. 4184番山吹の 花とり持ちて作者未詳
  173. 4185〜4186番現身は 戀を繁みと大伴家持
  174. 4187〜4188番念ふどち ますらをのこの大伴家持
  175. 4189〜4191番天離る 夷としあれば大伴家持
  176. 4192〜4193番桃の花 くれなゐ色に大伴家持
  177. 4194〜4196番ほととぎす 鳴き渡りぬと大伴家持
  178. 4197〜4198番妹に似る 草と見しより大伴家持
  179. 4199〜4202番藤浪の 影なす海の作者未詳
  180. 4203番家に行きて 何を語らむ久米広縄
  181. 4204〜4205番吾が兄子が 捧げて持たる作者未詳
  182. 4206番澁溪を さして吾が行く大伴家持
  183. 4207〜4208番此間にして 背向に見ゆる大伴家持
  184. 4209〜4210番谷近く 家は居れども久米広縄
  185. 4211〜4212番古に ありけるわざの大伴家持
  186. 4213番東風を疾み 奈呉の浦廻に大伴家持
  187. 4214〜4216番天地の 初の時ゆ大伴家持
  188. 4217番卯の花を 腐す霖雨の大伴家持
  189. 4218番鮪衝くと 海人の燭せる大伴家持
  190. 4219番吾が屋戸の 萩咲きにけり大伴家持
  191. 4220〜4221番海神の 神の命の大伴坂上郎女
  192. 4222〜4223番この時雨 いたくな降りそ作者未詳
  193. 4224番朝霧の たなびく田居に光明皇后
  194. 4225番あしひきの 山の黄葉に大伴家持
  195. 4226番この雪の 消遺る時に大伴家持
  196. 4227〜4228番大殿の この廻の三形沙弥
  197. 4229番新たしき 年のはじめは大伴家持
  198. 4230番降る雪を 腰になづみて大伴家持
  199. 4231番瞿麥は 秋咲くものを久米広縄
  200. 4232番雪の島 巖に殖ゑたる蒲生娘子
  201. 4233〜4234番うち羽振き 鷄は鳴くとも作者未詳
  202. 4235番天雲を ほろに踏みあたし県犬養三千代
  203. 4236〜4237番天地の 神は無かれや作者未詳
  204. 4238番君が往き もし久ならば大伴家持
  205. 4239番二上の 峯の上の繁に大伴家持
  206. 4240番大船に 眞梶繁貫き光明皇后
  207. 4241番春日野に 齋く御室の藤原清河
  208. 4242番天雲の 去き還りなむ藤原仲麻呂
  209. 4243番住吉に 齋く祝が多治比土作
  210. 4244番あらたまの 年の緒長く藤原清河
  211. 4245〜4246番虚みつ やまとの國作者未詳
  212. 4247番天雲の 遠隔の極阿倍老人
  213. 4248〜4249番あらたまの 年の緒長く大伴家持
  214. 4250番しなざかる 越に五箇年大伴家持
  215. 4251番玉ほこの 道に出で立ち大伴家持
  216. 4252〜4253番君が家に 植ゑたる萩の作者未詳
  217. 4254〜4255番秋津島 倭の國を大伴家持
  218. 4256番古に 君の三代經て大伴家持
  219. 4257〜4259番手束弓 手に取り持ちて作者未詳
  220. 4260〜4261番皇は 神にし坐せば作者未詳
  221. 4262〜4263番韓國に 往き足らはして作者未詳
  222. 4264〜4265番空みつ 倭の國は孝謙天皇
  223. 4266〜4267番あしひきの 八峯の上の大伴家持
  224. 4268番この里は 繼ぎて霜や置く孝謙天皇
  225. 4269〜4272番外のみに 見てはありしを作者未詳
  226. 4273〜4278番天地と 相榮えむと作者未詳
  227. 4279〜4281番能登河の 後には逢はむ作者未詳
  228. 4282〜4284番事繁み 相問はなくに作者未詳
  229. 4285〜4287番大宮の 內にも外にも大伴家持
  230. 4288番河渚にも 雪は降れれし大伴家持
  231. 4289番青柳の 秀つ枝攀ぢ執り大伴家持
  232. 4290〜4291番春の野に大伴家持
  233. 4292番うらうらに大伴家持
  234. 4293〜4294番あしひきの 山行きしかば作者未詳
  235. 4295〜4297番高圓の 尾花吹き越す作者未詳
  236. 4298〜4300番霜の上に 霰たばしり作者未詳
  237. 4301番稻見野の あから柏は安宿王
  238. 4302〜4303番山吹は 撫でつつ生さむ作者未詳
  239. 4304番山吹の 花の盛に大伴家持
  240. 4305番木の暗の 繁き尾の上を大伴家持
  241. 4306〜4313番初秋風 涼しき夕大伴家持
  242. 4314番八千種に 草木を植ゑて大伴家持
  243. 4315〜4320番宮人の 袖つけ衣大伴家持
  244. 4321〜4327番畏きや 命被ふり作者未詳
  245. 4328〜4330番大君の 命かしこみ作者未詳
  246. 4331〜4333番天皇の 遠の朝廷と大伴家持
  247. 4334〜4336番海原を 遠く渡りて大伴家持
  248. 4337〜4346番水鳥の 發ちの急ぎに作者未詳
  249. 4347〜4359番家にして 戀ひつつあらずは作者未詳
  250. 4360〜4362番天皇の 遠き御代にも大伴家持
  251. 4363〜4371番難波津に 御船下すゑ作者未詳
  252. 4372番足柄の み坂た廻り倭文部可良麻呂
  253. 4373〜4383番今日よりは 顧みなくて作者未詳
  254. 4384〜4394番曉の かはたれ時に作者未詳
  255. 4395〜4397番龍田山 見つつ越え來し大伴家持
  256. 4398〜4400番大王の 命かしこみ大伴家持
  257. 4401〜4403番韓衣 裾に取りつき作者未詳
  258. 4404〜4407番難波道を 往きて來までと作者未詳
  259. 4408〜4412番大王の 任のまにまに大伴家持
  260. 4413〜4424番枕刀 腰に取り佩き作者未詳
  261. 4425番防人に作者未詳
  262. 4426〜4432番天地の 神に幣置き作者未詳
  263. 4433〜4435番朝なさな 揚る雲雀に作者未詳
  264. 4436番闇の夜の 行く先知らず作者未詳
  265. 4437番ほととぎす 猶も鳴かなむ元正天皇
  266. 4438番ほととぎす 此處に近くを薩妙観
  267. 4439番松が枝の 地に著くまで石川命婦
  268. 4440〜4441番足柄の 八重山越えて作者未詳
  269. 4442〜4444番我が兄子が 宿のなでしこ作者未詳
  270. 4445番うぐひすの 聲は過ぎぬと大伴家持
  271. 4446〜4448番我が宿に 咲けるなでしこ作者未詳
  272. 4449〜4451番なでしこが 花取り持ちて作者未詳
  273. 4452〜4453番をとめらが 玉裳裾びく作者未詳
  274. 4454番高山の 巖に生ふる橘諸兄
  275. 4455〜4456番あかねさす 晝はたたびて作者未詳
  276. 4457〜4459番住吉の 濱松が根の作者未詳
  277. 4460〜4462番堀江漕ぐ 伊豆手の船の大伴家持
  278. 4463〜4464番ほととぎす まづ鳴く朝け大伴家持
  279. 4465〜4467番ひさかたの 天の戸開き大伴家持
  280. 4468〜4469番現身は 數なき身なり大伴家持
  281. 4470番泡沫なす 假れる身ぞとは大伴家持
  282. 4471番消殘りの 雪に合へ照る大伴家持
  283. 4472〜4473番大君の 命かしこみ作者未詳
  284. 4474番群鳥の 朝立ち往にし大伴家持
  285. 4475〜4476番初雪は 千重に降りしけ大原今城
  286. 4477番夕霧に 千鳥の鳴きし円方女王
  287. 4478番佐保河に 凍り渡れる大原桜井
  288. 4479〜4480番朝夕に 哭のみし泣けば作者未詳
  289. 4481番あしひきの 八峯の椿大伴家持
  290. 4482番堀江越え 遠き里まで藤原執弓
  291. 4483番移り行く 時見る毎に大伴家持
  292. 4484〜4485番咲く花は うつろふ時あり大伴家持
  293. 4486〜4487番天地を 照らす日月の作者未詳
  294. 4488〜4490番み雪降る 冬は今日のみ作者未詳
  295. 4491番大き海の 水底深く石川女郎
  296. 4492番月數めば いまだ冬なり大伴家持
  297. 4493番始春の 初子の今日の大伴家持
  298. 4494番水鳥の 鴨の羽の色の大伴家持
  299. 4495番うち靡く 春とも著く大伴家持
  300. 4496〜4505番怨めしく 君はもあるか作者未詳
  301. 4506〜4510番高圓の 野の上の宮は作者未詳
  302. 4511〜4513番鴛鴦の住む 君がこの山齋作者未詳
  303. 4514番蒼海原 風波なびき大伴家持
  304. 4515番秋風の すゑ吹き靡く大伴家持
  305. 4516番新しき大伴家持

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短歌(五七五七七)3824首

万葉集の歌の9割以上を占める。長歌のあとに添えて内容をまとめたり補ったりする短歌を「反歌」という。

  1. 7番秋の野の額田王
  2. 8番熟田津に額田王
  3. 9番莫囂圓隣之額田王
  4. 10〜12番君が代も中皇命
  5. 19番綜麻形の井戸王
  6. 20番あかねさす額田王
  7. 21番紫草の にほへる妹を大海人皇子
  8. 22番河の上の吹芡刀自
  9. 23〜24番打麻を時の人・麻続王
  10. 27番淑人の天武天皇
  11. 28番春過ぎて持統天皇
  12. 32〜33番古りにし高市古人
  13. 34番白浪の川島皇子
  14. 35番これやこの阿閉皇女
  15. 40〜42番英虞の浦に柿本人麻呂
  16. 43番吾背子は当麻真人麻呂の妻
  17. 44番吾妹子を石上麻呂
  18. 51番釆女の志貴皇子
  19. 54〜56番巨勢山の坂門人足・調首淡海・春日蔵首老
  20. 57番引馬野に長意吉麻呂
  21. 58番何所にか高市黒人
  22. 59番ながらふる誉謝女王
  23. 60番暮に逢ひて長皇子
  24. 61番丈夫が舎人娘子
  25. 62番在嶺よし春日蔵首老
  26. 63番いざ子ども山上憶良
  27. 64番葦邊ゆく志貴皇子
  28. 65番霰うつ長皇子
  29. 66番大伴の 高師の濱の置始東人
  30. 67番旅にして高安大島
  31. 68番大伴の 美津の濱なる身人部王
  32. 69番草枕 旅行く君と清江娘子
  33. 70番大和には高市黒人
  34. 71番大和戀ひ忍坂部乙麻呂
  35. 72番玉藻苅る藤原宇合
  36. 73番吾妹子を はや見濱風長皇子
  37. 74番み吉野の 山の下風の作者未詳(文武天皇か)
  38. 75番宇治間山長屋王
  39. 76〜77番丈夫の 鞆の音すなり元明天皇・御名部皇女
  40. 78番飛ぶ鳥の元明天皇
  41. 81〜83番山の邊の長田王
  42. 84番秋さらば長皇子
  43. 85〜89番君が行磐姫皇后
  44. 90番君が行 日長くなりぬ 山たづの衣通王
  45. 91〜92番妹が家も天智天皇・鏡王女
  46. 93〜94番玉匣 覆ふを安み鏡王女・藤原鎌足
  47. 95番吾はもや藤原鎌足
  48. 96〜100番み薦苅る久米禅師・石川郎女
  49. 101〜102番玉葛 實ならぬ樹には大伴安麻呂・巨勢郎女
  50. 103〜104番わが里に天武天皇・藤原夫人
  51. 105〜106番わが背子を大伯皇女
  52. 107番あしひきの 山の雫に大津皇子
  53. 108番吾を待つと石川郎女
  54. 109番大船の大津皇子
  55. 110番大名兒草壁皇子
  56. 111〜112番古に 戀ふる鳥かも弓削皇子・額田王
  57. 113番み吉野の 玉松が枝は額田王
  58. 114番秋の田の 穂向のよれる但馬皇女
  59. 115番後れゐて但馬皇女
  60. 116番人言を但馬皇女
  61. 117〜118番丈夫や 片戀せむと舎人皇子・舎人娘子
  62. 119〜122番芳野河 行く瀬の早み弓削皇子
  63. 123〜125番たけばぬれ三方沙弥・園臣生羽の娘
  64. 126〜128番遊士と石川女郎・大伴田主
  65. 129番古りにし石川女郎
  66. 130番丹生の河長皇子
  67. 140番勿念ひと依羅娘子
  68. 141〜142番磐代の有間皇子
  69. 143〜144番磐代の 崖の松が枝長意吉麻呂
  70. 145番鳥翔なす山上憶良
  71. 146番後見むと柿本人麻呂歌集
  72. 147番天の原倭姫王
  73. 148番青旗の倭姫王
  74. 149番人はよし倭姫王
  75. 151〜152番斯からむと額田王・舎人吉年
  76. 154番さざなみの 大山守は石川夫人
  77. 156〜158番三諸の 神の神杉高市皇子
  78. 160〜161番燃ゆる火も持統天皇
  79. 163〜164番神風の 伊勢の國にも大伯皇女
  80. 165〜166番現身の大伯皇女
  81. 171〜193番高光る 我が日の皇子の草壁皇子の舎人たち
  82. 203番零る雪は穂積皇子
  83. 223番鴨山の柿本人麻呂
  84. 224〜225番今日今日と依羅娘子
  85. 226〜227番荒浪に丹比真人
  86. 228〜229番妹が名は河辺宮人
  87. 235番皇は 神にしませば柿本人麻呂
  88. 236番不聽といへど持統天皇
  89. 237番いなといへど志斐嫗
  90. 238番大宮の 內まで聞ゆ長意吉麻呂
  91. 242番瀧の上の 三船の山に弓削皇子
  92. 243番王は 千歳にまさむ春日王
  93. 244番み吉野の 三船の山に作者未詳
  94. 245〜246番聞きし如長田王
  95. 247番奧つ浪石川大夫
  96. 248番隼人の 薩摩の迫門を長田王
  97. 249〜256番三津の埼柿本人麻呂
  98. 263番馬ないたく刑部垂麻呂
  99. 264番もののふの 八十氏河の柿本人麻呂
  100. 265番苦しくも 零り來る雨か長意吉麻呂
  101. 266番淡海の海柿本人麻呂
  102. 267番鼯鼠は志貴皇子
  103. 268番吾背子が 古家の里の長屋王
  104. 269番人見ずば阿倍女郎
  105. 270〜277番旅にして 物戀しきに高市黒人
  106. 278番志可の海人は石川君子
  107. 279〜280番吾妹子に 猪名野は見せつ高市黒人
  108. 281番白菅の 眞野の榛原高市黒人の妻
  109. 282番つぬさはふ 磐余も過ぎず春日老
  110. 283番住吉の 得名津に立ちて高市黒人
  111. 284番燒津邊に春日老
  112. 285番栲領巾の丹比笠麻呂
  113. 286番宜しなべ春日老
  114. 287番此處にして石上卿
  115. 288番吾が命し穂積老
  116. 289〜290番天の原 ふりさけ見れば間人大浦
  117. 291番眞木の葉の小田事
  118. 292〜295番ひさかたの 天の探女が角麻呂
  119. 296〜297番廬原の 清見が埼の田口益人
  120. 298番亦打山弁基
  121. 299番奧山の 菅の葉凌ぎ大伴卿
  122. 300〜301番佐保過ぎて長屋王
  123. 302番兒らが家道安倍広庭
  124. 303〜304番名ぐはしき 稻見の海の柿本人麻呂
  125. 305番斯く故に高市黒人
  126. 306番伊勢の海の安貴王
  127. 307〜309番はた薄博通法師
  128. 310番ひむかしの 市の植木の門部王
  129. 311番梓弓 引豐國の桉作益人
  130. 312番昔こそ 難波田舍と藤原宇合
  131. 313番み吉野の 瀧の白浪土理宣令
  132. 314番さざれ波波多少足
  133. 326番見渡せば 明石の浦に門部王
  134. 327番海若の通観
  135. 328番あをによし 寧樂の京師は小野老
  136. 329〜330番やすみしし 吾王の大伴四綱
  137. 331〜335番吾が盛大伴旅人
  138. 336番しらぬひ 筑紫の綿は沙弥満誓
  139. 337番憶良らは山上憶良
  140. 338〜350番驗なき大伴旅人
  141. 351番世間を 何に譬へむ沙弥満誓
  142. 352番葦邊には若湯座王
  143. 353番み吉野の 高城の山に通観
  144. 354番繩の浦に日置少老
  145. 355番大汝 少彦名の生石真人
  146. 356番今日もかも上古麻呂
  147. 357〜363番繩の浦ゆ山部赤人
  148. 364〜365番丈夫の 弓上振り起し笠金村
  149. 368番大船に 眞楫繁貫き石上乙麻呂
  150. 369番もののふの 臣の壯士は作者未詳
  151. 370番雨零らず安倍広庭
  152. 371番飫宇の海の門部王
  153. 374番雨零らば石上乙麻呂
  154. 375番吉野なる 夏實の河の湯原王
  155. 376〜377番蜻蛉羽の湯原王
  156. 378番昔者の 舊き堤は山部赤人
  157. 381番家思ふと児島
  158. 384番吾が屋戸に山部赤人
  159. 385〜387番霰零り作者未詳
  160. 390番輕の池の紀皇女
  161. 391番鳥總立て沙弥満誓
  162. 392番ぬばたまの その夜の梅を大伴百代
  163. 393番見えずとも沙弥満誓
  164. 394番標結ひて余明軍
  165. 395〜397番託馬野に笠女郎
  166. 398〜399番妹が家に 咲きたる梅の藤原八束
  167. 400番梅の花 咲きて散りぬと大伴駿河麻呂
  168. 401番山守の大伴坂上郎女
  169. 402番山主は大伴駿河麻呂
  170. 403番朝に日に大伴家持
  171. 404番ちはやぶる 神の社し娘子
  172. 405番春日野に佐伯赤麻呂
  173. 406番吾が祭る娘子
  174. 407番春霞 春日の里の大伴駿河麻呂
  175. 408番石竹の大伴家持
  176. 409番一日には大伴駿河麻呂
  177. 410番橘を 屋前に植ゑ生し大伴坂上郎女
  178. 411番吾妹子が 屋前の橘作者未詳
  179. 412番頂に市原王
  180. 413番須磨の海人の大網人主
  181. 414番あしひきの 岩根凝しみ大伴家持
  182. 415番家にあらば聖徳太子
  183. 416番百傳ふ 磐余の池に大津皇子
  184. 417〜419番王の 親魄合へや手持女王
  185. 426番草枕 旅の宿に柿本人麻呂
  186. 427番百足らず 八十隅坂に刑部垂麻呂
  187. 428番隱口の 泊瀨の山の柿本人麻呂
  188. 429〜430番山の際ゆ柿本人麻呂
  189. 434〜437番風速の 美保の浦廻の河辺宮人
  190. 438〜440番愛しき大伴旅人
  191. 441番大皇の 命恐み倉橋部女王
  192. 442番世間は 空しきものと作者未詳
  193. 446〜450番吾妹子が 見し鞆の浦の大伴旅人
  194. 451〜453番人もなき大伴旅人
  195. 454〜458番はしきやし 榮えし君の余明軍
  196. 459番見れど飽かず県犬養人上
  197. 462番今よりは 秋風寒く大伴家持
  198. 463番長き夜を大伴書持
  199. 464番秋さらば大伴家持
  200. 465番うつせみの 代は常なしと大伴家持
  201. 470〜474番斯くのみし大伴家持
  202. 484番一日こそ難波天皇の妹
  203. 488番君待つと額田王
  204. 489番風をだに鏡王女
  205. 490〜491番眞野の浦の吹芡刀自
  206. 492〜495番衣手に 取りとどこほり田部櫟子
  207. 496〜499番み熊野の 浦の濱木綿柿本人麻呂
  208. 500番神風の 伊勢の濱荻碁檀越の妻
  209. 501〜503番未通女等が 袖振山の柿本人麻呂
  210. 504番君が家に柿本人麻呂の妻
  211. 505〜506番今更に 何をか念はむ阿倍女郎
  212. 507番敷妙の 枕ゆくくる駿河采女
  213. 508番衣手の 別る今夜ゆ三方沙弥
  214. 511番吾背子は 何處行くらむ当麻麻呂の妻
  215. 512番秋の田の 穗田の刈ばか草嬢
  216. 513番大原の この市柴の志貴皇子
  217. 514番吾背子が 著せる衣の阿倍女郎
  218. 515番獨宿て 絕えにし紐を中臣東人
  219. 516番吾が持たる阿倍女郎
  220. 517番神樹にも大伴安麻呂
  221. 518番春日野の 山邊の道を石川郎女
  222. 519〜520番雨障 常爲る君は大伴女郎
  223. 521番庭に立つ 麻を刈り干し常陸娘子
  224. 522〜524番をとめ等が 珠匣なる藤原麻呂
  225. 525〜528番佐保河の 小石踐み渡り大伴坂上郎女
  226. 530番赤駒の 越ゆる馬柵の聖武天皇
  227. 531番梓弓 爪引く夜音の海上女王
  228. 532〜533番うち日さす 宮に行く兒を大伴宿奈麻呂
  229. 536番飫宇の海の 潮干の潟の門部王
  230. 537〜542番言清く 甚もな言ひそ高田女王
  231. 549〜551番天地の 神も助けよ作者未詳
  232. 552番吾が君は わけをば死ねと大伴三依
  233. 553〜554番天雲の 遠隔の極丹生女王
  234. 555番君がため 釀みし待酒大伴旅人
  235. 556番筑紫船賀茂女王
  236. 557〜558番大船を 榜ぎの進みに土師水通
  237. 559〜562番事も無く 生ひ來しものを大伴百代
  238. 563〜564番黑髮に 白髮交り大伴坂上郎女
  239. 565番大伴の 見つとは言はじ賀茂女王
  240. 566〜567番草枕 旅行く君を大伴百代・山口若麻呂
  241. 568〜571番み埼廻の 荒磯に寄する大宰府の官人たち
  242. 572〜573番眞十鏡 見飽かぬ君に沙弥満誓
  243. 574〜575番此間に在りて大伴旅人
  244. 576番今よりは 城の山道は葛井大成
  245. 577番吾が衣 人にな着せそ大伴旅人
  246. 578番天地と 共に久しく大伴三依
  247. 579〜580番見まつりて いまだ時だに余明軍
  248. 581〜584番生きてあらば坂上大嬢
  249. 585番出でて去なむ大伴坂上郎女
  250. 586番相見ずは大伴稲公
  251. 587〜610番吾が形見笠女郎
  252. 611〜612番今更に 妹に逢はめやと大伴家持
  253. 613〜617番物思ふと 人に見えじと山口女王
  254. 618番さ夜中に大神女郎
  255. 621〜622番間無く 戀ふれにかあらむ佐伯東人とその妻
  256. 623番松の葉に 月は移りぬ池辺王
  257. 624番道に逢ひて聖武天皇
  258. 625番奥方行き 邊に行き今や高安王
  259. 626番君に因り八代女王
  260. 627〜628番吾が袂 纏かむと念はむ佐伯赤麻呂
  261. 629番何すとか 使の來つる大伴四綱
  262. 630番初花の佐伯赤麻呂
  263. 631〜642番表邊なき ものかも人は湯原王と娘子
  264. 643〜645番世間の 女にしあらば紀女郎
  265. 646〜649番丈夫の 思ひ侘びつつ大伴駿河麻呂
  266. 650番吾妹子は 常世の國に大伴三依
  267. 651〜652番ひさかたの 天の露霜大伴坂上郎女
  268. 653〜655番情には 忘れぬものを大伴駿河麻呂
  269. 656〜661番吾のみぞ 君には戀ふる大伴坂上郎女
  270. 662番阿胡の山市原王
  271. 663番佐保渡り安都年足
  272. 664番石上 ふるとも雨に大伴像見
  273. 665番向ひ坐て安倍虫麻呂
  274. 666〜667番相見ぬは大伴坂上郎女
  275. 668番朝に日に 色づく山の厚見王
  276. 669番あしひきの 山橘の春日王
  277. 670〜671番月讀の 光に來ませ湯原王
  278. 672番倭文手纏安倍虫麻呂
  279. 673〜674番眞十鏡 磨ぎし心を大伴坂上郎女
  280. 675〜679番をみなへし 佐紀澤に生ふる中臣女郎
  281. 680〜682番蓋しくも 人の中言大伴家持
  282. 683〜689番謂ふ言の 恐き國ぞ大伴坂上郎女
  283. 690番照らす日を大伴三依
  284. 691〜692番ももしきの 大宮人は大伴家持
  285. 693番斯くのみに大伴千室
  286. 694〜695番戀草を 力車に七車広河女王
  287. 696番家人に 戀ひ過ぎめやも石川広成
  288. 697〜699番吾が聞に 繋けな言ひそ大伴像見
  289. 700番斯くしてや大伴家持
  290. 701〜702番はつはつに河内百枝娘子
  291. 703〜704番吾背子を 相見しその日巫部麻蘇娘子
  292. 705〜706番葉根蘰 今爲る妹を大伴家持
  293. 707〜708番思ひ遣る すべの知らねば粟田女娘子
  294. 709番夕闇は大宅女
  295. 710番み空行く 月の光に安都扉娘子
  296. 711〜713番鴨鳥の 遊ぶこの池に丹波大女娘子
  297. 714〜720番情には 思ひわたれど大伴家持
  298. 721番あしひきの 山にし居れば大伴坂上郎女
  299. 722番斯くばかり 戀ひつつあらずは大伴家持
  300. 725〜726番鳰鳥の 潜く池水大伴坂上郎女
  301. 727〜736番萱草 吾が下紐に大伴家持
  302. 737〜740番かにかくに 人はいふとも坂上大嬢
  303. 741〜755番夢の逢は大伴家持
  304. 756〜759番外に居て 戀ふるは苦し田村大嬢
  305. 760〜761番うち渡す 竹田の原に大伴坂上郎女
  306. 762〜764番神さぶと 不欲にはあらず紀女郎
  307. 765〜766番一隔山 隔れるものを大伴家持
  308. 767〜768番都路を 遠みや妹が大伴家持
  309. 769番ひさかたの 雨の降る日を大伴家持
  310. 770〜774番人眼多み 逢はなくのみぞ大伴家持
  311. 775〜776番鶉鳴く 故りにし郷ゆ大伴家持
  312. 777〜781番吾妹子が 屋戸の籬を大伴家持
  313. 782番風高く 邊には吹けども紀女郎
  314. 783〜785番前年の 先つ年より大伴家持
  315. 786〜792番春の雨は いや頻降るに大伴家持
  316. 793番世の中は 空しきものと大伴旅人
  317. 806〜809番龍の馬も 今も得てしか大伴旅人
  318. 810〜812番如何にあらむ 日の時にかも大伴旅人
  319. 815〜846番正月立ち 春の來らば大伴旅人ほか大宰府の官人
  320. 847〜848番我が盛 いたく降ちぬ大伴旅人
  321. 849〜852番殘りたる 雪に交れる大伴旅人
  322. 853〜863番漁する 海人の兒等と大伴旅人
  323. 864〜867番後れ居て 長戀せずは吉田宜
  324. 868〜870番松浦縣 佐用姫の子が山上憶良
  325. 871〜875番遠つ人 松浦佐用比賣作者未詳(大伴旅人・山上憶良とする説がある)
  326. 876〜879番天飛ぶや 鳥にもがもや山上憶良
  327. 880〜882番天ざかる 鄙に五年山上憶良
  328. 883番音に聞き 目には未だ見ず三島王
  329. 884〜885番國遠き 道の長路を麻田陽春
  330. 950〜953番大王の 界ひ賜ふと笠金村(車持千年とも)
  331. 954番朝には 海邊に漁りし膳王
  332. 955〜956番さす竹の 大宮人の大伴旅人
  333. 957〜959番いざ兒等 香椎の潟に大伴旅人
  334. 960番隼人の 湍門の磐も大伴旅人
  335. 961番湯の原に 鳴く蘆鶴は大伴旅人
  336. 962番奥山の 磐に蘿むし葛井広成
  337. 964番吾背子に 戀ふれば苦し大伴坂上郎女
  338. 965〜968番凡ならば 左も右も爲むを児島
  339. 969〜970番須臾も 行きて見てしか大伴旅人
  340. 975番斯くしつつ 在らくを好みぞ安倍広庭
  341. 976〜977番難波潟 潮干の餘波神社老麻呂
  342. 978番士やも 空しかるべき山上憶良
  343. 979番吾背子が 著る衣薄し大伴坂上郎女
  344. 980番雨隱り 三笠の山を安倍虫麻呂
  345. 981〜983番獵高の 高圓山を大伴坂上郎女
  346. 984番雲隱り 行方を無みと大宅女
  347. 985〜986番天に坐す 月讀壯子湯原王
  348. 987番待ち難に 吾がする月は藤原八束
  349. 988番春草は 後は散り易し市原王
  350. 989番燒刀の 稜うち放ち湯原王
  351. 990番茂岡に 神さび立ちて紀鹿人
  352. 991番石走り 激ち流るる紀鹿人
  353. 992番古郷の 飛鳥はあれど大伴坂上郎女
  354. 993番月立ちて ただ三日月の大伴坂上郎女
  355. 994番振仰けて 若月見れば大伴家持
  356. 995番斯くしつつ 遊び飮みこそ大伴坂上郎女
  357. 996番御民吾海犬養岡麻呂
  358. 997〜1002番住吉の 粉濱の四時華作者未詳
  359. 1003番海をとめ 玉求むらし葛井大成
  360. 1004番思ほえず 來ましし君を桉作益人
  361. 1007番言問はぬ 木すら妹と市原王
  362. 1008番山の端に いさよふ月の忌部黒麻呂
  363. 1009番橘は 實さへ花さへ聖武天皇
  364. 1010番奧山の 眞木の葉凌ぎ橘奈良麻呂
  365. 1011〜1012番わが屋戸の 梅咲きたりと作者未詳
  366. 1013〜1014番あらかじめ 君來まさむと作者未詳
  367. 1015番玉敷きて 待たましよりは榎井王
  368. 1016番海原の 遠き渡を作者未詳
  369. 1017番木綿疊 手向の山を大伴坂上郎女
  370. 1024〜1027番長門なる 沖つ借島作者未詳
  371. 1028番ますらをの 高圓山に大伴坂上郎女
  372. 1029番河口の 野邊に廬りて大伴家持
  373. 1030番妹に戀ひ 吾の松原聖武天皇
  374. 1031番後れにし 人を思ばく丹比屋主
  375. 1032〜1033番天皇の 行幸の隨大伴家持
  376. 1034番古ゆ 人の言ひくる大伴東人
  377. 1035番田跡河の 瀧を淸みか大伴家持
  378. 1036番關無くは 還りにだにも大伴家持
  379. 1037番今つくる 久邇の王都は大伴家持
  380. 1038〜1039番ふるさとは 遠くもあらず高丘河内
  381. 1040番ひさかたの 雨は零り重け大伴家持
  382. 1041番吾が屋戸の 君松の樹に作者未詳
  383. 1042〜1043番一つ松 幾代か歷ぬる作者未詳
  384. 1044〜1046番くれなゐに 深く染みにし作者未詳
  385. 1068番天の海に 雲の波立ち作者未詳
  386. 1069〜1074番常はかつて 思はぬものを作者未詳
  387. 1075〜1080番海原の 道遠みかも作者未詳
  388. 1081〜1086番ぬばたまの 夜渡る月を作者未詳
  389. 1087〜1089番痛足河 河浪立ちぬ作者未詳
  390. 1090〜1091番吾妹子が 赤裳の裾の作者未詳
  391. 1092〜1098番鳴る神の 音のみ聞きし作者未詳
  392. 1099番片岡の この向つ峯に作者未詳
  393. 1100〜1105番卷向の 痛足の川ゆ作者未詳
  394. 1106〜1110番蝦鳴く 淸き川原を作者未詳
  395. 1111〜1115番いにしへも 斯く聞きつつや作者未詳
  396. 1116〜1121番ぬばたまの 吾が黑髮に作者未詳
  397. 1122〜1124番山の際に 渡る秋沙の作者未詳
  398. 1125〜1126番淸き瀨に 千鳥妻喚び作者未詳
  399. 1127〜1129番落ちたぎつ 走り井の水の作者未詳
  400. 1130〜1134番神さぶる 磐根こごしき作者未詳
  401. 1135〜1139番宇治河は 淀瀨無からし作者未詳
  402. 1140〜1145番しなが鳥 猪名野を來れば作者未詳
  403. 1146〜1150番めづらしき 人を吾家に作者未詳
  404. 1151〜1155番大伴の 三津の濱邊を作者未詳
  405. 1156〜1160番すみのえの 遠里小野の作者未詳
  406. 1161〜1165番家離り 旅にし在れば作者未詳
  407. 1166〜1170番いにしへに ありけむ人の作者未詳
  408. 1171〜1175番大御舟 泊ててさもらふ作者未詳
  409. 1176〜1181番夏麻引く 海上潟の作者未詳
  410. 1182〜1188番海人小船 帆かも張れると作者未詳
  411. 1189〜1193番大海に 嵐な吹きそ作者未詳
  412. 1194〜1195番紀の國の 雜賀の浦に藤原卿
  413. 1196〜1201番裹もがと 乞はば取らせむ作者未詳
  414. 1202〜1207番荒磯よも まして思へや作者未詳
  415. 1208〜1212番妹に戀ひ 吾が越え行けば作者未詳
  416. 1213〜1217番名草山 言にしありけり作者未詳
  417. 1218〜1222番黑牛の海 くれなゐ匂ふ藤原卿
  418. 1223〜1227番海の底 沖漕ぐ舟を作者未詳
  419. 1228〜1232番風早の 三穗の浦廻を作者未詳
  420. 1233〜1237番未通女等が 織る機の上を作者未詳
  421. 1238〜1242番高島の 阿渡の白波は作者未詳
  422. 1243〜1246番見渡せば 近き里廻を作者未詳
  423. 1247〜1250番大穴牟遲 少御神の作者未詳
  424. 1251〜1254番佐保河に 鳴くなる千鳥作者未詳
  425. 1255〜1260番鴨頭草に 衣ぞ染むる作者未詳
  426. 1261〜1266番山守の 里へ通ひし作者未詳
  427. 1268〜1269番兒等が手を 卷向山は作者未詳
  428. 1270〜1271番隱口の 泊瀨の山に作者未詳
  429. 1296〜1303番今つくる 斑の衣作者未詳
  430. 1304〜1310番天雲の 棚引く山の作者未詳
  431. 1311〜1316番橡の 衣は人皆作者未詳
  432. 1317〜1322番海の底 石著く白玉作者未詳
  433. 1323〜1327番海の底 おきつ白玉作者未詳
  434. 1328〜1335番膝に伏す 玉の小琴の作者未詳
  435. 1336〜1341番冬ごもり 春の大野を作者未詳
  436. 1342〜1347番山高み 夕日隱りぬ作者未詳
  437. 1348〜1352番三島江の 玉江の薦を作者未詳
  438. 1353〜1359番石上 布留の早田を作者未詳
  439. 1360〜1365番氣の緒に 念へる吾を作者未詳
  440. 1366〜1369番明日香川 七瀨の淀に作者未詳
  441. 1370〜1375番甚も零らぬ 雨ゆゑ行潦作者未詳
  442. 1376〜1380番大和の 宇陀の眞赤土の作者未詳
  443. 1381〜1386番廣瀨川 袖つくばかり作者未詳
  444. 1387〜1391番伏超ゆ 行かましものを作者未詳
  445. 1392〜1397番むらさきの 名高の浦の作者未詳
  446. 1398〜1403番さざなみの 志賀津の浦の作者未詳
  447. 1404〜1409番鏡なす 吾が見し君を作者未詳
  448. 1410〜1414番世間は まこと二代は作者未詳
  449. 1415〜1417番玉梓の 妹は珠かも作者未詳
  450. 1418番石激る志貴皇子
  451. 1419番神奈備の 伊波瀨の杜の鏡王女
  452. 1420番沫雪か はだれに零ると駿河采女
  453. 1421〜1422番春山の さきのををりに尾張連
  454. 1423番去年の春 い掘じて植ゑし阿倍広庭
  455. 1424〜1427番春の野に 菫採みにと山部赤人
  456. 1431番百濟野の 萩の古枝に山部赤人
  457. 1432〜1433番吾背子が 見らむ佐保道の大伴坂上郎女
  458. 1434番霜雪も いまだ過ぎねば大伴三林
  459. 1435番蝦鳴く 甘南備河に厚見王
  460. 1436〜1437番含めりと 言ひし梅が枝大伴村上
  461. 1438番霞立つ 春日の里の大伴駿河麻呂
  462. 1439番時は今は 春になりぬと中臣武良自
  463. 1440番春の雨の しくしく零るに河辺東人
  464. 1441番うち霧し 雪は零りつつ大伴家持
  465. 1442番難波邊に 人の行ければ丹比屋主
  466. 1443番霞立つ 野の上の方に丹比乙麻呂
  467. 1444番山振の 咲きたる野邊の高田女王
  468. 1445番風交り 雪は零るとも大伴坂上郎女
  469. 1446番春の野に 求食る雉の大伴家持
  470. 1447番尋常に 聞くは苦しき大伴坂上郎女
  471. 1448番吾が屋外に 蒔きし瞿麥大伴家持
  472. 1449番茅花抜く 淺茅が原の大伴田村大嬢
  473. 1450番情ぐき ものにぞありける大伴坂上郎女
  474. 1451番水鳥の 鴨の羽の色の笠女郎
  475. 1452番闇夜ならば 宜も來坐さじ紀女郎
  476. 1456〜1457番この花の 一瓣のうちに藤原広嗣
  477. 1458〜1459番屋戸にある 櫻の花は厚見王
  478. 1460〜1461番戲奴がため 吾手もすまに紀女郎
  479. 1462〜1463番吾が君に 戲奴は戀ふらし大伴家持
  480. 1464番春霞 たなびく山の大伴家持
  481. 1465番霍公鳥 いたくな鳴きそ藤原夫人
  482. 1466番神名火の 磐瀨の杜の志貴皇子
  483. 1467番霍公鳥 無かる國にも弓削皇子
  484. 1468番ほととぎす 聲聞く小野の小治田広瀬王
  485. 1469番あしひきの 山ほととぎす沙弥
  486. 1470番もののふの 石瀨の杜の刀理宣令
  487. 1471番戀しけば 形見にせむと山部赤人
  488. 1472番ほととぎす 來鳴き響もす石上堅魚
  489. 1473番橘の 花散る里の大伴旅人
  490. 1474番今もかも 大城の山に大伴坂上郎女
  491. 1475番何しかも 許多戀ふる大伴坂上郎女
  492. 1476番獨居て もの念ふ夕に小治田広耳
  493. 1477〜1478番卯の花も いまだ咲かねば大伴家持
  494. 1479番隱りのみ 居れば鬱悒み大伴家持
  495. 1480〜1481番我が屋戸に 月押照れり大伴書持
  496. 1482番皆人の 待ちし卯の花大伴清縄
  497. 1483番吾背子が 屋戸のたちばな庵君諸立
  498. 1484番霍公鳥 いたくな鳴きそ大伴坂上郎女
  499. 1485番夏まけて 咲きたる唐棣花大伴家持
  500. 1486〜1487番吾が屋前の 花橘を大伴家持
  501. 1488番何處には 鳴きもしにけむ大伴家持
  502. 1489番吾が屋前の 花橘は大伴家持
  503. 1490番ほととぎす 待てど來喧かず大伴家持
  504. 1491番卯の花の 過ぎば惜しみか大伴家持
  505. 1492番君が家の 花橘は遊行女婦
  506. 1493番吾が屋前の 花橘を大伴村上
  507. 1494〜1495番夏山の 木末の繁に大伴家持
  508. 1496番吾が屋前の なでしこの花大伴家持
  509. 1497番筑波根に 吾が行けりせば高橋虫麻呂
  510. 1498番暇無み 來ざりし君に大伴坂上郎女
  511. 1499番事繁み 君は來まさず大伴四縄
  512. 1500番夏の野の 繁みに咲ける大伴坂上郎女
  513. 1501番ほととぎす 鳴く峯の上の小治田広耳
  514. 1502番五月の 花橘を大伴坂上郎女
  515. 1503番吾妹子が 家の垣内の紀豊河
  516. 1504番暇無み 五月をすらに高安
  517. 1505番霍公鳥 鳴きし登時大神女郎
  518. 1506番故郷の 奈良思の岳の大伴田村大嬢
  519. 1510番瞿麥は 咲きて散りぬと大伴家持
  520. 1511番夕されば 小倉の山に舒明天皇
  521. 1512番經もなく 緯も定めず大津皇子
  522. 1513〜1514番今朝の朝け 雁が音聞きつ穂積皇子
  523. 1515番事しげき 里に住まずは但馬皇女
  524. 1516番秋山に もみつ木の葉の山部王
  525. 1517番味酒 三輪の祝の長屋王
  526. 1518〜1519番天漢 相向き立ちて山上憶良
  527. 1523〜1529番秋風の 吹きにし日より山上憶良
  528. 1530〜1531番をみなへし 秋萩まじる作者未詳
  529. 1532〜1533番草枕 旅行く人も笠金村
  530. 1534番女郎花 秋萩を折れ石川老夫
  531. 1535番我背子を 何時ぞ今かと藤原宇合
  532. 1536番暮に逢ひて 朝面無み縁達師
  533. 1537〜1538番秋の野に 咲きたる花を山上憶良
  534. 1539〜1540番秋の田の 穗田を雁が音聖武天皇
  535. 1541〜1542番吾が岳に さを鹿來鳴く大伴旅人
  536. 1543番秋の露は 移にありけり三原王
  537. 1544〜1545番牽牛の 念ひ坐すらむ湯原王
  538. 1546番妹許と 吾が行く道の市原王
  539. 1548番咲く花も 輕率はうとし大伴坂上郎女
  540. 1550番秋萩の 散りの亂に湯原王
  541. 1551番時待ちて 落つる時雨の市原王
  542. 1552番夕月夜 心も萎ぬに湯原王
  543. 1553〜1554番時雨の雨 間無くし零れば大伴稲公
  544. 1555番秋立ちて 幾日もあらねば安貴王
  545. 1556番秋田苅る 假廬もいまだ忌部黒麻呂
  546. 1557〜1559番明日香河 行き回む岳の作者未詳
  547. 1560〜1561番妹が目を 始見の埼の大伴坂上郎女
  548. 1562〜1563番誰聞きつ 此間ゆ鳴き渡る巫部麻蘇娘子
  549. 1564〜1565番秋づけば 尾花が上に日置長枝娘子
  550. 1566〜1569番ひさかたの 雨間もおかず大伴家持
  551. 1570〜1571番此間に在りて 春日や何處藤原八束
  552. 1572番吾が屋戸の 草花が上の大伴家持
  553. 1573番秋の雨に ぬれつつ居れば大伴利上
  554. 1574〜1580番雲の上に 鳴くなる雁の作者未詳
  555. 1581〜1591番手折らずて 散りなば惜しと作者未詳
  556. 1592〜1593番然とあらぬ 五百代小田を大伴坂上郎女
  557. 1594番時雨の雨 間無くな零りそ作者未詳
  558. 1595番秋萩の 枝もとををに大伴像見
  559. 1596番妹が家の 門田を見むと大伴家持
  560. 1597〜1599番秋の野に 咲ける秋萩大伴家持
  561. 1600〜1601番妻戀に 鹿鳴く山邊の石川広成
  562. 1602〜1603番山彦の 相響むまで大伴家持
  563. 1604番秋されば 春日の山の大原今城
  564. 1605番高圓の 野邊の秋萩大伴家持
  565. 1606番君待つと 吾が戀ひをれば額田王
  566. 1607番風をだに 戀ふるはともし鏡王女
  567. 1608番秋萩の 上に置きたる弓削皇子
  568. 1609番宇陀の野の 秋萩凌ぎ丹比真人
  569. 1611番あしひきの 山下響み笠縫女王
  570. 1612番神さぶと 不許にはあらず石川賀係女郎
  571. 1613番秋の野を 朝行く鹿の賀茂女王
  572. 1614〜1615番九月の その初雁の桜井王
  573. 1616番朝ごとに 見る吾が屋戸の笠女郎
  574. 1617番秋萩に 置きたる露の山口女王
  575. 1618番玉に貫き 消たず賜らむ湯原王
  576. 1619〜1620番玉桙の 道は遠けど大伴家持
  577. 1621番吾が屋前の 萩の花咲けり巫部麻蘇娘子
  578. 1622〜1623番吾が屋戸の 秋の萩咲く大伴田村大嬢
  579. 1624〜1626番吾が業なる 早田の穗立坂上大嬢
  580. 1627〜1628番吾が屋前の 時じき藤の大伴家持
  581. 1631番今造る 久邇の京に大伴家持
  582. 1632番あしひきの 山邊に居りて大伴家持
  583. 1633〜1635番手もすまに 植ゑし萩にや作者未詳
  584. 1636番大口の 眞神の原に舎人娘子
  585. 1637〜1638番はだ薄 尾花逆葺き元正天皇
  586. 1639〜1640番沫雪の ほどろほどろに大伴旅人
  587. 1641番沫雪に 降らえて咲ける角広弁
  588. 1642番たな霧ひ 雪も零らぬか安倍奥道
  589. 1643番天霧し 雪も零らぬか若桜部君足
  590. 1644〜1649番引き攀ぢて 折らば散るべみ作者未詳
  591. 1650番池の邊の 松の末葉に作者未詳
  592. 1651番沫雪の この頃續ぎて大伴坂上郎女
  593. 1652番梅の花 折りも折らずも他田広津娘子
  594. 1653番今の如 心を常に県犬養娘子
  595. 1654番松蔭の 淺茅が上の大伴坂上郎女
  596. 1655番高山の 菅の葉凌ぎ三国人足
  597. 1656〜1657番酒杯に 梅の花浮べ大伴坂上郎女
  598. 1658番吾背子と 二人見ませば光明皇后
  599. 1659番眞木の上に 零り置ける雪の他田広津娘子
  600. 1660番梅の花 散らす冬風の大伴駿河麻呂
  601. 1661番ひさかたの 月夜を淸み紀女郎
  602. 1662番沫雪の 消ぬべきものを大伴田村大嬢
  603. 1663番沫雪の 庭に零りしき大伴家持
  604. 1664番夕されば 小椋の山に雄略天皇
  605. 1665〜1666番妹がため 吾玉拾ふ作者未詳
  606. 1667〜1672番妹がため 我玉求む作者未詳
  607. 1673〜1679番風莫の 濱の白浪作者未詳
  608. 1680〜1681番麻裳よし 紀へ行く君が作者未詳
  609. 1682番とこしへに 夏冬行けや作者未詳
  610. 1683〜1684番妹が手を 取りて引き攀ぢ作者未詳
  611. 1685〜1686番河の瀨の 激つを見れば間人宿禰
  612. 1687〜1689番白鳥の 鷺坂山の作者未詳
  613. 1690〜1693番高島の 阿渡河波は作者未詳
  614. 1694〜1695番細領巾の 鷺坂山の作者未詳
  615. 1696〜1698番衣手の 名木の河邊を作者未詳
  616. 1699〜1700番巨椋の 入江響むなり作者未詳
  617. 1701〜1703番さ夜中と 夜は深けぬらし作者未詳
  618. 1704〜1706番うちたをり 多武の山霧作者未詳
  619. 1707〜1709番山城の 久世の鷺坂作者未詳
  620. 1710〜1711番吾妹子が 赤裳ひづちて作者未詳
  621. 1712番天の原 雲なき夕に作者未詳
  622. 1713〜1714番瀧の上の 三船の山ゆ作者未詳
  623. 1715〜1719番樂浪の 比良山風の作者未詳
  624. 1720〜1725番馬竝めて うち群れ越え來作者未詳
  625. 1726〜1728番難波潟 潮干に出でて作者未詳
  626. 1729〜1731番曉の 夢に見えつつ藤原宇合
  627. 1732〜1734番大葉山 霞たなびき作者未詳
  628. 1735〜1737番吾が疊 三重の河原の作者未詳
  629. 1744〜1746番埼玉の 小埼の沼に作者未詳
  630. 1763番倉橋の 山を高みか沙弥女王
  631. 1766番吾妹子は 釧にあらなむ振田向宿禰
  632. 1767〜1769番豐國の 香春は吾宅抜気大首
  633. 1770〜1771番三諸の 神の帶ばせる作者未詳
  634. 1772番後れ居て 吾はや戀ひむ作者未詳
  635. 1773〜1775番神南備の 神依板に作者未詳
  636. 1776〜1777番絕等木の 山の岑の上の播磨娘子
  637. 1778〜1779番明日よりは 吾は戀ひむな作者未詳
  638. 1782〜1783番雪こそは 春日消ゆらめ作者未詳
  639. 1784番海若の いづれの神を作者未詳
  640. 1795番妹ら許 今木の嶺に作者未詳
  641. 1796〜1799番黃葉の 過ぎにし子等と作者未詳
  642. 1812〜1818番ひさかたの 天の香具山作者未詳
  643. 1819〜1825番うち靡く 春立ちぬらし作者未詳
  644. 1826〜1831番春されば 妻を求むと作者未詳
  645. 1832〜1838番うち靡く 春さり來れば作者未詳
  646. 1839〜1842番君がため 山田の澤に作者未詳
  647. 1843〜1845番昨日こそ 年は極てしか作者未詳
  648. 1846〜1853番霜枯れし 冬の柳は作者未詳
  649. 1854〜1860番鶯の 木傳ふ梅の作者未詳
  650. 1861〜1867番能登河の 水底さへに作者未詳
  651. 1868〜1873番かはづ鳴く 吉野の河の作者未詳
  652. 1874〜1876番春霞 たなびく今日の作者未詳
  653. 1877〜1879番春の雨に ありけるものを作者未詳
  654. 1880〜1883番春日野の 淺茅が上に作者未詳
  655. 1884〜1886番冬過ぎて 春し來れば作者未詳
  656. 1889番吾が屋前の 毛桃の下に作者未詳
  657. 1890〜1896番春日野に 友鶯の作者未詳
  658. 1897〜1898番春されば 百舌鳥の草潜作者未詳
  659. 1899〜1903番春されば 梅の花くたし作者未詳
  660. 1904〜1907番梅の花 しだり柳に作者未詳
  661. 1908〜1914番春されば 水草の上に作者未詳
  662. 1915〜1918番吾背子に 戀ひて術なみ作者未詳
  663. 1919〜1923番國栖等が 春菜採むらむ作者未詳
  664. 1924〜1925番丈夫が 伏し居嘆きて作者未詳
  665. 1926〜1927番春山の 馬醉木の花の作者未詳
  666. 1928〜1931番狹野方は 實は成らずとも作者未詳
  667. 1932〜1936番春雨の 止まず零り零り作者未詳
  668. 1939〜1945番ほととぎす 汝が初聲は作者未詳
  669. 1946〜1951番木高くは 曾て木植ゑじ作者未詳
  670. 1952〜1957番今夜の おぼつかなきに作者未詳
  671. 1958〜1963番橘の 林を植ゑむ作者未詳
  672. 1964〜1965番默然も あらむ時も作者未詳
  673. 1966〜1971番風に散る 花橘を作者未詳
  674. 1972〜1975番野邊見れば 瞿麥の花作者未詳
  675. 1976〜1978番卯の花の 咲き散る岳ゆ作者未詳
  676. 1979〜1981番春されば 蜾蠃なす野の作者未詳
  677. 1982〜1986番晩蟬は 時と鳴けども作者未詳
  678. 1987〜1992番片搓りに 絲をぞ吾が搓る作者未詳
  679. 1993〜1995番外のみに 見つつを戀ひむ作者未詳
  680. 1996〜2003番天漢 水障へて照る作者未詳
  681. 2004〜2011番己が夫 乏しむ子等は作者未詳
  682. 2012〜2017番白玉の 五百つ集を作者未詳
  683. 2018〜2023番天漢 去歲の渡で作者未詳
  684. 2024〜2028番萬世に 携はり居て作者未詳
  685. 2029〜2033番天漢 楫の音聞ゆ作者未詳
  686. 2034〜2040番棚機の 五百機立てて作者未詳
  687. 2041〜2047番秋風の 吹きただよはす作者未詳
  688. 2048〜2055番天漢 川門に立ちて作者未詳
  689. 2056〜2062番天の河 打橋渡せ作者未詳
  690. 2063〜2068番天漢 霧立ち上る作者未詳
  691. 2069〜2074番天漢 瀨ごとに幣を作者未詳
  692. 2075〜2080番人さへや 見繼がずあらむ作者未詳
  693. 2081〜2086番天漢 棚橋わたせ作者未詳
  694. 2087〜2088番渡守 舟出し出でむ作者未詳
  695. 2091番彥星の 川瀨を渡る作者未詳
  696. 2094〜2099番さを鹿の 心相念ふ作者未詳
  697. 2100〜2105番秋田刈る 假廬の宿に作者未詳
  698. 2106〜2112番沙額田の 野邊の秋萩作者未詳
  699. 2113〜2118番手もすまに 植ゑしも著く作者未詳
  700. 2119〜2124番戀しくは 形見にせよと作者未詳
  701. 2125〜2127番春日野の 萩し散りなば作者未詳
  702. 2128〜2135番秋風に 大和へ越ゆる作者未詳
  703. 2136〜2140番秋風に 山飛び越ゆる作者未詳
  704. 2141〜2146番この頃の 秋の朝明に作者未詳
  705. 2147〜2151番山の邊に い行く獵夫は作者未詳
  706. 2152〜2156番秋萩の 散り過ぎぬれば作者未詳
  707. 2157〜2166番暮影に 來鳴くひぐらし作者未詳
  708. 2167番秋の野の 尾花が末に作者未詳
  709. 2168〜2176番秋萩に 置ける白露作者未詳
  710. 2177番春は萌え 夏は綠に作者未詳
  711. 2178〜2179番妻ごもる 矢野の神山作者未詳
  712. 2180〜2186番九月の 時雨の雨に作者未詳
  713. 2187〜2192番妹が袖 卷來の山の作者未詳
  714. 2193〜2198番秋風の 日に日に吹けば作者未詳
  715. 2199〜2204番もの念ふと 隱らひ居りて作者未詳
  716. 2205〜2210番秋萩の 下葉もみぢぬ作者未詳
  717. 2211〜2218番妹が紐 解くと結ぶと作者未詳
  718. 2219〜2221番あしひきの 山田作る子作者未詳
  719. 2222〜2229番夕さらず 河蝦鳴くなる作者未詳
  720. 2230〜2233番戀ひつつも 稻葉かき別け作者未詳
  721. 2234〜2238番一日には 千重しくしくに作者未詳
  722. 2239〜2243番秋山の したびが下に作者未詳
  723. 2244〜2251番住吉の 岸を田に墾り作者未詳
  724. 2252〜2257番秋萩の 咲き散る野邊の作者未詳
  725. 2258〜2265番秋萩の 枝もとををに作者未詳
  726. 2266〜2272番出でて去なば 天飛ぶ鴈の作者未詳
  727. 2273〜2278番何すとか 君を厭はむ作者未詳
  728. 2279〜2284番吾が鄕に 今咲く花の作者未詳
  729. 2285〜2289番秋萩の 花野のすすき作者未詳
  730. 2290〜2294番秋萩を 散り過ぎぬべみ作者未詳
  731. 2295〜2297番我が屋戸の 田葛葉日に日に作者未詳
  732. 2298〜2303番君に戀ひ しなえうらぶれ作者未詳
  733. 2304〜2307番蜻蛉羽に にほへる衣作者未詳
  734. 2308番雨零れば 激つ山川作者未詳
  735. 2312〜2315番我が袖に 霰たばしる作者未詳
  736. 2316〜2318番奈良山の 峯なほ霧ふ作者未詳
  737. 2319〜2324番夕されば 衣手寒し作者未詳
  738. 2325〜2329番誰が苑の 梅の花ぞも作者未詳
  739. 2330〜2332番妹がため 上枝の梅を作者未詳
  740. 2333〜2334番零る雪の 空に消ぬべく作者未詳
  741. 2335〜2339番咲き出照る 梅の下枝に作者未詳
  742. 2340〜2344番一目見し 人に戀ふらく作者未詳
  743. 2345〜2348番天霧ひ 零りくる雪の作者未詳
  744. 2349〜2350番吾が屋戸に 咲きたる梅を作者未詳
  745. 2368〜2374番垂乳根の 母が手放れ作者未詳
  746. 2375〜2380番吾ゆ後 生れむ人は作者未詳
  747. 2381〜2386番君が目を 見まく欲りして作者未詳
  748. 2387〜2391番日暮れなば 人知りぬべみ作者未詳
  749. 2392〜2397番なかなかに 見ざりしよりは作者未詳
  750. 2398〜2403番年きはる 世まで定めて作者未詳
  751. 2404〜2409番思ひ依り 見依りにものは作者未詳
  752. 2410〜2414番あらたまの 年は果つれど作者未詳
  753. 2415〜2420番處女等を 袖布留山の作者未詳
  754. 2421〜2426番くる路は 石踏む山の作者未詳
  755. 2427〜2432番是川の 瀨瀨のしき浪作者未詳
  756. 2433〜2437番水の上に 數書く如き作者未詳
  757. 2438〜2443番人言は 暫しぞ吾妹作者未詳
  758. 2444〜2450番白檀弓 石邊の山の作者未詳
  759. 2451〜2456番天雲の 依り合ひ遠み作者未詳
  760. 2457〜2462番大野らに 小雨降りしく作者未詳
  761. 2463〜2468番ひさかたの 天光る月の作者未詳
  762. 2469〜2474番山萵苣の 白露おもり作者未詳
  763. 2475〜2479番我が屋戸の 軒の子太草作者未詳
  764. 2480〜2484番路の邊の 壹師の花の作者未詳
  765. 2485〜2490番袖振るが 見ゆべきかぎり作者未詳
  766. 2491〜2497番妹に戀ひ 寐ねぬ朝明に作者未詳
  767. 2498〜2502番劒刀 諸刃の利きに作者未詳
  768. 2503〜2507番夕されば 床のへ去らぬ作者未詳
  769. 2508〜2516番皇祖の 神の御門を作者未詳
  770. 2517〜2521番垂乳根の 母に障らば作者未詳
  771. 2522〜2526番恨みむと 思ひて背なは作者未詳
  772. 2527〜2532番誰ぞ此の 吾が屋戸に來喚ぶ作者未詳
  773. 2533〜2537番面忘れ 如何なる人の作者未詳
  774. 2538〜2541番獨寢と 薦朽ちめやも作者未詳
  775. 2542〜2548番若草の 新手枕を作者未詳
  776. 2549〜2552番妹に戀ひ 吾が哭く涕作者未詳
  777. 2553〜2556番夢のみに 見るすら幾許作者未詳
  778. 2557〜2561番垂乳根の 母に白さば作者未詳
  779. 2562〜2566番里人の 言緣妻を作者未詳
  780. 2567〜2571番相見ては 戀慰むと作者未詳
  781. 2572〜2576番僞も 似つきてぞ爲る作者未詳
  782. 2577〜2581番今だにも 目な乏しめそ作者未詳
  783. 2582〜2586番あぢき無く 何の枉言作者未詳
  784. 2587〜2591番大原の 古りにし郷に作者未詳
  785. 2592〜2596番戀ひ死なむ 後は何せむ作者未詳
  786. 2597〜2601番いかにして 忘るるものぞ作者未詳
  787. 2602〜2606番黑髮の 白髮までと作者未詳
  788. 2607〜2610番敷妙の 衣手離れて作者未詳
  789. 2611〜2614番今更に 君が手枕作者未詳
  790. 2615〜2618番敷妙の 枕を纏きて作者未詳
  791. 2619〜2622番朝影に 吾が身は成りぬ作者未詳
  792. 2623〜2625番くれなゐの 八鹽の衣作者未詳
  793. 2626〜2628番古衣 打棄つる人は作者未詳
  794. 2629〜2632番逢はずとも 吾は怨みじ作者未詳
  795. 2633〜2636番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
  796. 2637〜2641番うちはなひ 鼻をぞ嚔つる作者未詳
  797. 2642〜2646番燈の かげに耀ふ作者未詳
  798. 2647〜2650番横雲の 空ゆ延き越し作者未詳
  799. 2651〜2655番難波人 葦火焚く屋の作者未詳
  800. 2656〜2661番天飛ぶや 輕の社の作者未詳
  801. 2662〜2666番吾妹子に またも逢はむと作者未詳
  802. 2667〜2670番眞袖もち 床うち拂ひ作者未詳
  803. 2671〜2674番この夜の 在明月夜作者未詳
  804. 2675〜2678番君が著る 三笠の山に作者未詳
  805. 2679〜2681番窓越しに 月おし照りて作者未詳
  806. 2682〜2685番韓衣 君にうち著せ作者未詳
  807. 2686〜2689番夜占問ふ 吾が袖に置く作者未詳
  808. 2690〜2693番白細布の 吾が衣手に作者未詳
  809. 2694〜2697番あしひきの 山鳥の尾の作者未詳
  810. 2698〜2702番往きて見て 來れば戀しき作者未詳
  811. 2703〜2708番眞薦刈る 大野川原の作者未詳
  812. 2709〜2713番吾妹子に 吾が戀ふらくは作者未詳
  813. 2714〜2719番もののふの 八十氏川の作者未詳
  814. 2720〜2724番水鳥の 鴨の住む池の作者未詳
  815. 2725〜2730番白細砂 三津の黃土の作者未詳
  816. 2731〜2735番牛窓の 浪の潮騷作者未詳
  817. 2736〜2742番風をいたみ 甚振る浪の作者未詳
  818. 2743〜2747番なかなかに 君に戀ひずは作者未詳
  819. 2748〜2751番大舟に 葦荷刈り積み作者未詳
  820. 2752〜2756番吾妹子を 聞き都賀野邊の作者未詳
  821. 2757〜2761番王の 御笠に縫へる作者未詳
  822. 2762〜2765番蘆垣の 中の似兒草作者未詳
  823. 2766〜2770番三島江の 入江の薦を作者未詳
  824. 2771〜2776番吾妹子が 袖をたのみて作者未詳
  825. 2777〜2781番疊薦 へだて編む數作者未詳
  826. 2782〜2786番さ寢かにば 誰とも宿めど作者未詳
  827. 2787〜2791番天地の 依り合ひの極作者未詳
  828. 2792〜2796番玉の緒の しま心にや作者未詳
  829. 2797〜2801番住吉の 濱に緣るとふ作者未詳
  830. 2802〜2807番念へども 念ひもかねつ作者未詳
  831. 2808〜2809番眉根搔き 嚔ひ紐解け作者未詳
  832. 2810〜2811番音のみを 聞きてや戀ひむ作者未詳
  833. 2812〜2813番吾妹子に 戀ひて術なみ作者未詳
  834. 2814〜2815番吾が戀は 慰めかねつ作者未詳
  835. 2816〜2819番うらぶれて 物な念ほし作者未詳
  836. 2820〜2823番斯くだにも 妹を待ちなむ作者未詳
  837. 2824〜2827番思ふ人 來むと知りせば作者未詳
  838. 2828〜2833番くれなゐの 濃染の衣を作者未詳
  839. 2834〜2840番大和の 室原の毛桃作者未詳
  840. 2841〜2845番我背子が 朝けの形作者未詳
  841. 2846〜2850番夜も寢ず 安くもあらず作者未詳
  842. 2851〜2856番人に見ゆる 表を結びて作者未詳
  843. 2857〜2863番菅の根の ねもころごろに作者未詳
  844. 2864〜2868番吾背子を 今か今かと作者未詳
  845. 2869〜2872番今は吾は 死なむよ吾妹作者未詳
  846. 2873〜2876番里人も 謂ひ繼ぐがね作者未詳
  847. 2877〜2880番何時となも 戀ひずありとは作者未詳
  848. 2881〜2885番立ちて居て 術のたどきも作者未詳
  849. 2886〜2891番他言は まこと言痛く作者未詳
  850. 2892〜2895番思ひ遣る すべのたどきも作者未詳
  851. 2896〜2899番うたがたも 言ひつつもあるか作者未詳
  852. 2900〜2903番吾妹子が 咲ひ眉引作者未詳
  853. 2904〜2907番戀ひ戀ひて 後も逢はむと作者未詳
  854. 2908〜2911番常斯くし 戀ふれば苦し作者未詳
  855. 2912〜2915番人の見て 言咎めせぬ作者未詳
  856. 2916〜2921番玉勝間 逢はむといふは作者未詳
  857. 2922〜2927番夕さらば 君に逢はむと作者未詳
  858. 2928〜2931番各自 人死すらし作者未詳
  859. 2932〜2935番情には 燃えておもへど作者未詳
  860. 2936〜2939番今は吾は 死なむよ我背作者未詳
  861. 2940〜2944番なまなかに 死なば安けむ作者未詳
  862. 2945〜2949番玉梓の 君が使を作者未詳
  863. 2950〜2955番吾妹子が 夜戸出の光儀作者未詳
  864. 2956〜2961番あらたまの 年月かねて作者未詳
  865. 2962〜2963番白妙の 袖敷かずて宿る作者未詳
  866. 2964〜2967番斯くのみし 在りける君を作者未詳
  867. 2968〜2971番橡の 一重衣の作者未詳
  868. 2972〜2976番赤帛の 純裏の衣作者未詳
  869. 2977〜2981番何故か 思はずあらむ作者未詳
  870. 2982〜2985番針はあれど 妹し無ければ作者未詳
  871. 2986〜2989番梓弓 引きみ弛べみ作者未詳
  872. 2990〜2994番をとめ等が 績麻の絡垜作者未詳
  873. 2995〜2998番逢ふよしの 出で來むまでは作者未詳
  874. 2999〜3002番水を多み 上に種蒔き作者未詳
  875. 3003〜3007番夕月夜 五更闇の作者未詳
  876. 3008〜3012番あしひきの 山を木高み作者未詳
  877. 3013〜3016番吾妹子や 吾を忘らすな作者未詳
  878. 3017〜3020番あしひきの 山河水の作者未詳
  879. 3021〜3024番隱沼の 下ゆは戀ひむ作者未詳
  880. 3025〜3029番石走る 垂水の水の作者未詳
  881. 3030〜3033番思ひ出でて 術なき時は作者未詳
  882. 3034〜3037番吾妹子に 戀ひ術なかり作者未詳
  883. 3038〜3041番斯く戀ひむ ものと知りせば作者未詳
  884. 3042〜3044番朝日さす 春日の小野に作者未詳
  885. 3045〜3047番朝霜の 消ぬべくのみや作者未詳
  886. 3048〜3052番御獵する 鴈羽の小野の作者未詳
  887. 3053〜3057番あしひきの 山菅の根の作者未詳
  888. 3058〜3062番うち日さす 宮にはあれど作者未詳
  889. 3063〜3066番淺茅原 小野に標結ふ作者未詳
  890. 3067〜3070番谷狹み 峯へ延ひたる作者未詳
  891. 3071〜3074番丹波道の 大江の山の作者未詳
  892. 3075〜3079番斯くしてぞ 人の死ぬとふ作者未詳
  893. 3080〜3083番わたつみの 沖に生ひたる作者未詳
  894. 3084〜3086番海處女 潛き取るとふ作者未詳
  895. 3087〜3090番眞菅よし 宗我の河原に作者未詳
  896. 3091〜3094番鴨すらも 己がつまどち作者未詳
  897. 3095〜3098番朝鴉 早くな鳴きそ作者未詳
  898. 3099〜3100番紫草を 草と別く別く作者未詳
  899. 3101〜3102番紫は 灰指すものぞ作者未詳
  900. 3103〜3104番逢はなくは 然もありなむ作者未詳
  901. 3105〜3106番人目多み 直に逢はずて作者未詳
  902. 3107〜3108番現身の 人目を繁み作者未詳
  903. 3109〜3110番慇懃に 思ふ吾妹を作者未詳
  904. 3111〜3112番すべもなき 片戀をすと作者未詳
  905. 3113〜3114番在り在りて 後も逢はむと作者未詳
  906. 3115〜3116番氣の緒に 吾が氣衝きし作者未詳
  907. 3117〜3118番門閉てて 戸も閉したるを作者未詳
  908. 3119〜3120番明日よりは 戀ひつつ在らむ作者未詳
  909. 3121〜3122番わが背子が 使を待つと作者未詳
  910. 3123〜3124番ただ獨 宿れど寢かねて作者未詳
  911. 3125〜3126番ひさかたの 雨のふる日を作者未詳
  912. 3127〜3130番度會の 大河の邊の作者未詳
  913. 3131〜3134番月易へて 君をば見むと作者未詳
  914. 3135〜3138番近くあれば 名のみも聞きて作者未詳
  915. 3139〜3144番玉桙の 道に出で立ち作者未詳
  916. 3145〜3150番吾妹子し 吾を偲ぶらし作者未詳
  917. 3151〜3155番よそのみに 君を相見て作者未詳
  918. 3156〜3159番鈴鹿河 八十瀬渡りて作者未詳
  919. 3160〜3162番沖つ浪 邊浪の來寄る作者未詳
  920. 3163〜3166番吾妹子に 觸るとはなしに作者未詳
  921. 3167〜3170番浪の間ゆ 雲居に見ゆる作者未詳
  922. 3171〜3174番難波潟 こぎ出し船の作者未詳
  923. 3175〜3179番若の浦に 袖さへぬれて作者未詳
  924. 3180〜3184番うらもなく 去にし君ゆゑ作者未詳
  925. 3185〜3189番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
  926. 3190〜3193番雲居なる 海山越えて作者未詳
  927. 3194〜3196番氣の緒に 吾が思ふ君は作者未詳
  928. 3197〜3202番住吉の 崖に向へる作者未詳
  929. 3203〜3208番雎鳩ゐる 渚にゐる舟の作者未詳
  930. 3209〜3210番春日なる 三笠の山に作者未詳
  931. 3211〜3212番靈の緒の 現し心や作者未詳
  932. 3213〜3214番十月 時雨の雨に作者未詳
  933. 3215〜3216番白妙の 袖の別を作者未詳
  934. 3217〜3218番荒津の海 吾幣奉り作者未詳
  935. 3219〜3220番豐國の 企救の長濱作者未詳
  936. 3348〜3352番夏麻引く 海上潟の作者未詳
  937. 3353〜3354番あらたまの 城柵の林に作者未詳
  938. 3355〜3359番天の原 富士の柴山作者未詳
  939. 3360番伊豆の海に 立つ白波の作者未詳
  940. 3361〜3366番足柄の 彼面此面に作者未詳
  941. 3367〜3372番百津島 足柄小船作者未詳
  942. 3373番多麻河に作者未詳
  943. 3374〜3377番武藏野に 占肩灼き作者未詳
  944. 3378〜3381番入間道の 大家が原の作者未詳
  945. 3382〜3383番馬來田の 嶺ろの篠葉の作者未詳
  946. 3384〜3387番葛飾の 眞間の手古名を作者未詳
  947. 3388〜3392番筑波嶺の 嶺ろに霞居作者未詳
  948. 3393〜3397番筑波嶺の 彼面此面に作者未詳
  949. 3398〜3401番人みなの 言は絕ゆとも作者未詳
  950. 3402〜3405番日の暮に 碓氷の山を作者未詳
  951. 3406〜3410番上毛野 佐野のくくだち作者未詳
  952. 3411〜3415番多胡の嶺に 寄綱延へて作者未詳
  953. 3416〜3419番上毛野 可保夜が沼の作者未詳
  954. 3420〜3423番上毛野 佐野の舟橋作者未詳
  955. 3424〜3425番下毛野 みかもの山の作者未詳
  956. 3426〜3428番會津嶺の 國をさ遠み作者未詳
  957. 3429〜3433番遠江 引佐細江の作者未詳
  958. 3434〜3437番上毛野 安蘇山黑葛作者未詳
  959. 3438〜3441番都武賀野に 鈴が音きこゆ作者未詳
  960. 3442〜3446番東路の 手兒の呼坂作者未詳
  961. 3447〜3451番草蔭の 安努な行かむと作者未詳
  962. 3452〜3454番おもしろき 野をばな燒きそ作者未詳
  963. 3455〜3459番戀しけば 來ませ我が背子作者未詳
  964. 3460〜3464番誰ぞこの 屋の戸押そぶる作者未詳
  965. 3465〜3469番高麗錦 紐解き放けて作者未詳
  966. 3470〜3473番相見ては 千年や去ぬる作者未詳
  967. 3474〜3477番殖竹の 本さへ響み作者未詳
  968. 3478〜3481番遠しとふ 故奈の白嶺に作者未詳
  969. 3482〜3485番から衣 襴のうち交へ作者未詳
  970. 3486〜3489番愛し妹を 弓束竝べ巻き作者未詳
  971. 3490〜3493番梓弓 末は依り寢む作者未詳
  972. 3494〜3496番兒毛知山 若鷄冠木の作者未詳
  973. 3497〜3499番河上の 根白高草作者未詳
  974. 3500〜3503番紫草は 根をかも竟ふる作者未詳
  975. 3504〜3507番春べ咲く 藤の末葉の作者未詳
  976. 3508〜3511番芝付の 美宇良埼なる作者未詳
  977. 3512〜3516番一嶺ろに 言はるものから作者未詳
  978. 3517〜3522番白雲の 絕えにし妹を作者未詳
  979. 3523〜3526番坂越えて 安倍の田の面に作者未詳
  980. 3527〜3530番沖に住も 小鴨の如作者未詳
  981. 3531〜3534番妹をこそ あひ見に來しか作者未詳
  982. 3535〜3537番己が男を 凡にな思ひそ作者未詳
  983. 3538〜3541番ひろ橋を 馬越しかねて作者未詳
  984. 3542〜3544番細石に 駒を馳させて作者未詳
  985. 3545〜3548番飛鳥河 堰くと知りせば作者未詳
  986. 3549〜3551番多由比潟 潮滿ちわたる作者未詳
  987. 3552〜3555番松が浦に 騷ゑうら立ち作者未詳
  988. 3556〜3559番鹽船の 置かれば悲し作者未詳
  989. 3560〜3564番眞金吹く 丹生の眞朱の作者未詳
  990. 3565〜3566番彼の兒ろと 宿ずやなりなむ作者未詳
  991. 3567〜3571番置きて行かば 妹はまがなし作者未詳
  992. 3572〜3576番何ど思へか 阿自久麻山の作者未詳
  993. 3577番愛し妹を 何處行かめと作者未詳
  994. 3578〜3581番武庫の浦の 入江の渚鳥作者未詳
  995. 3582〜3585番大船を 荒海に出だし作者未詳
  996. 3586〜3587番我が故に 思ひな瘦せそ作者未詳
  997. 3588番はろばろに 思ほゆるかも作者未詳
  998. 3589番夕されば 晩蟬來鳴く秦間満
  999. 3590番妹に逢はず あらば術無み作者未詳
  1000. 3591〜3593番妹と在りし 時はあれども作者未詳
  1001. 3594〜3597番潮待つと ありける船を作者未詳
  1002. 3598〜3601番ぬばたまの 夜は明けぬらし作者未詳
  1003. 3602〜3605番あをによし 奈良の都に作者未詳
  1004. 3606〜3610番玉藻刈る 乎等女を過ぎて作者未詳
  1005. 3611番大船に 眞楫繁貫き柿本人麻呂
  1006. 3612〜3614番青丹よし 奈良の都に作者未詳
  1007. 3615〜3616番わが故に 妹嘆くらし作者未詳
  1008. 3617番石走る 瀧もとどろに大石蓑麻呂
  1009. 3618〜3621番山河の 清き川瀨に作者未詳
  1010. 3622〜3624番月よみの 光を淸み作者未詳
  1011. 3630〜3633番眞楫貫き 船し行かずは作者未詳
  1012. 3634〜3637番筑紫道の 可太の大島作者未詳
  1013. 3638〜3639番これやこの 名に負ふ鳴門の作者未詳
  1014. 3640〜3643番都方に 行かむ船もが作者未詳
  1015. 3644〜3647番大君の 命恐み作者未詳
  1016. 3648〜3651番海原の 沖邊に燭し作者未詳
  1017. 3652〜3655番志珂の海人の 一日も闕ちず作者未詳
  1018. 3656〜3658番秋萩に にほへる吾が裳作者未詳
  1019. 3659〜3662番秋風は 日に日に吹きぬ作者未詳
  1020. 3663〜3667番わたつみの 沖つ繩海苔作者未詳
  1021. 3668〜3673番大君の 遠の朝廷と作者未詳
  1022. 3674〜3680番草枕 旅を苦しみ作者未詳
  1023. 3681〜3687番歸り來て 見むと思ひし作者未詳
  1024. 3697〜3699番百船の 泊つる對馬の作者未詳
  1025. 3700〜3706番あしひきの 山下耀る作者未詳
  1026. 3707〜3713番秋山の 黄葉を插頭し作者未詳
  1027. 3714〜3717番秋されば 戀しみ妹を作者未詳
  1028. 3718〜3722番家島は 名にこそありけれ作者未詳
  1029. 3723〜3726番あしひきの 山路越えむと狭野弟上娘子
  1030. 3727〜3730番塵泥の 數にもあらぬ中臣宅守
  1031. 3731〜3737番思ふ故に 逢ふものならば中臣宅守
  1032. 3738〜3744番思ひつつ 寢ればかもとな中臣宅守
  1033. 3745〜3749番命あらば 逢ふこともあらむ狭野弟上娘子
  1034. 3750〜3753番天地の 至極のうらに狭野弟上娘子
  1035. 3754〜3758番過所無しに 關飛び越ゆる中臣宅守
  1036. 3759〜3762番たちかへり 泣けども吾は中臣宅守
  1037. 3763〜3766番旅といへば 言にぞ易き中臣宅守
  1038. 3767〜3774番魂は あしたゆふべに狭野弟上娘子
  1039. 3775〜3778番あらたまの 年の緒長く作者未詳
  1040. 3779〜3785番わが宿の 花橘は中臣宅守
  1041. 3786〜3787番春さらば 插頭にせむと作者未詳
  1042. 3788〜3790番無耳の 池し恨めし作者未詳
  1043. 3794〜3802番愛しきやし 老夫の歌に作者未詳
  1044. 3803番隱りのみ 戀ふれば苦し作者未詳
  1045. 3804〜3805番斯くのみに ありけるものを作者未詳
  1046. 3806番事しあらば 小泊瀬山の作者未詳
  1047. 3807番安積香山 影さへ見ゆる作者未詳
  1048. 3808番住吉の 小集樂に出でて作者未詳
  1049. 3809番商變り 領らすとの作者未詳
  1050. 3810番味飯を 水に釀み成し作者未詳
  1051. 3814〜3815番眞珠は 緒絶しにきと作者未詳
  1052. 3816番家にありし 櫃に鏁刺し穂積親王
  1053. 3817〜3818番柄臼は 田廬のもとに河村王
  1054. 3819〜3820番夕立の 雨うち零れば小鯛王
  1055. 3821番美麗物 何所飽かじを児部女王
  1056. 3822〜3823番橘の 寺の長屋に作者未詳
  1057. 3824番さしなべに 湯沸かせ子ども長意吉麻呂
  1058. 3825〜3831番食薦敷き 蔓菁煮持ち來長意吉麻呂
  1059. 3832番枳の 棘原苅り除け忌部首
  1060. 3833番虎に乘り 古屋を越えて境部王
  1061. 3834番梨棗 黍に粟嗣ぎ作者未詳
  1062. 3835番勝間田の 池は我知る作者未詳
  1063. 3836番奈良山の 兒手柏の消奈行文
  1064. 3837番久堅の 雨も降らぬか作者未詳
  1065. 3838〜3839番吾妹子が 額に生ひたる安倍子祖父
  1066. 3840〜3841番寺寺の 女餓鬼申さく作者未詳
  1067. 3842〜3843番小兒ども 草はな苅りそ作者未詳
  1068. 3844〜3845番ぬばたまの 斐太の大黑作者未詳
  1069. 3846〜3847番法師らが 鬚の剃杭作者未詳
  1070. 3848番新墾田の 鹿猪田の稻を忌部黒麻呂
  1071. 3849〜3850番生死の 二つの海を作者未詳
  1072. 3851番心をし 無何有の郷に作者未詳
  1073. 3852番鯨魚取り 海や死する作者未詳
  1074. 3853〜3854番石麻呂に 吾物申す大伴家持
  1075. 3855〜3856番葛莢に 延ひおほどれる高宮王
  1076. 3858〜3859番この頃の 吾が戀力作者未詳
  1077. 3860〜3869番王の 遣さなくに作者未詳
  1078. 3870番紫の 粉潟の海に作者未詳
  1079. 3871番角島の 迫門の稚海藻は作者未詳
  1080. 3872〜3873番吾が門の 榎の實もり喫む作者未詳
  1081. 3874番所射鹿を 認ぐ河邊の作者未詳
  1082. 3876番豐國の 企玖の池なる作者未詳
  1083. 3877番くれなゐに 染めてし衣作者未詳
  1084. 3881〜3883番大野路は 繁道森徑作者未詳
  1085. 3887〜3889番天なるや 神樂良の小野に作者未詳
  1086. 3890番我が夫子を 我が松原よ三野石守
  1087. 3891〜3899番荒津の海 潮干潮滿ち作者未詳
  1088. 3900番織女し 船乘りすらし大伴家持
  1089. 3901〜3906番み冬つぎ 春はきたれど大伴家持
  1090. 3909〜3910番橘は 常花にもが大伴書持
  1091. 3911〜3913番あしひきの 山邊に居れば大伴家持
  1092. 3914番ほととぎす 今し來鳴かば田口馬長
  1093. 3915番あしひきの 山谷越えて山部赤人
  1094. 3916〜3921番橘の にほへる香かも大伴家持
  1095. 3922〜3925番降る雪の 白髮までに作者未詳
  1096. 3926番大宮の 内にも外にも大伴家持
  1097. 3927〜3930番草枕 旅ゆく君を大伴坂上郎女
  1098. 3931〜3936番君により 吾が名はすでに平群氏女郎
  1099. 3937〜3942番草枕 旅去にし君が平群氏女郎
  1100. 3943〜3950番秋の田の 穗向見がてり作者未詳
  1101. 3951〜3955番ひぐらしの 鳴きぬる時は作者未詳
  1102. 3956番奈呉の海人の 釣する船は秦八千島
  1103. 3960〜3961番庭に降る 雪は千重しく大伴家持
  1104. 3965〜3966番春の花 今は盛に大伴家持
  1105. 3967〜3968番山峽に 咲ける櫻を大伴池主
  1106. 3976〜3977番さけりとも 知らずしあらば大伴家持
  1107. 3983〜3984番あしひきの 山も近きを大伴家持
  1108. 3988番ぬばたまの 月に向ひて大伴家持
  1109. 3989〜3990番奈呉の海の 沖つ白波大伴家持
  1110. 3995〜3998番玉ほこの 道に出で立ち作者未詳
  1111. 3999番京方に 立つ日近づく大伴家持
  1112. 4016番婦負の野の 薄押し靡べ高市黒人
  1113. 4017〜4020番東風 いたく吹くらし大伴家持
  1114. 4021番雄神河 くれなゐにほふ大伴家持
  1115. 4022番鸕坂河 渡る瀬多み大伴家持
  1116. 4023番婦負河の 早き瀬ごとに大伴家持
  1117. 4024番立山の 雪し來らしも大伴家持
  1118. 4025番之乎路から 直越え來れば大伴家持
  1119. 4028番妹に逢はず 久しくなりぬ大伴家持
  1120. 4029番珠洲の海に 朝びらきして大伴家持
  1121. 4030番うぐひすは 今は鳴かむと大伴家持
  1122. 4031番中臣の 太祝詞言大伴家持
  1123. 4032〜4035番奈呉の海に 船暫し借せ田辺福麻呂
  1124. 4036番如何にある 布勢の浦ぞも田辺福麻呂
  1125. 4037番乎敷の埼 漕ぎ徘徊り大伴家持
  1126. 4038〜4042番玉くしげ いつしか明けむ田辺福麻呂
  1127. 4043番明日の日の 布勢の浦廻の大伴家持
  1128. 4044〜4045番濱邊より 我が鞭ち行かば大伴家持
  1129. 4046〜4051番神さぶる 垂姫の埼作者未詳
  1130. 4052〜4055番ほととぎす 今鳴かずして作者未詳
  1131. 4056〜4057番堀江には 玉敷かましを作者未詳
  1132. 4058〜4060番橘の とをのたちばな作者未詳
  1133. 4061〜4062番堀江より 水脈引きしつつ作者未詳
  1134. 4063〜4064番常世物 この橘の大伴家持
  1135. 4065番朝びらき 入江漕ぐなる山上臣
  1136. 4066〜4069番卯の花の 咲く月立ちぬ作者未詳
  1137. 4070番一本の なでしこ植ゑし大伴家持
  1138. 4071〜4072番級離る 越の君らと大伴家持
  1139. 4073〜4075番月見れば 同じ國なり大伴池主
  1140. 4076〜4079番あしひきの 山は無くもが大伴家持
  1141. 4080〜4081番常人の 戀ふと云ふよりは大伴坂上郎女
  1142. 4082〜4084番天ざかる 鄙の奴に大伴家持
  1143. 4085番燒刀を 礪波の關に大伴家持
  1144. 4086〜4088番あぶら火の 光に見ゆる作者未詳
  1145. 4093番英遠の浦に 寄する白波大伴家持
  1146. 4110番左夫流兒が いつきし殿に大伴家持
  1147. 4119番いにしへよ 偲びにければ大伴家持
  1148. 4120〜4121番見まく欲り 思ひしなべに大伴家持
  1149. 4124番我が欲りし 雨は降り來ぬ大伴家持
  1150. 4128〜4131番草枕 旅の翁と大伴池主
  1151. 4132〜4133番竪樣にも 彼にも横樣も大伴池主
  1152. 4134番雪の上に 照れる月夜に大伴家持
  1153. 4135番我が兄子が 琴取るなべに大伴家持
  1154. 4136番あしひきの 山の木末の大伴家持
  1155. 4137番正月たつ 春のはじめに大伴家持
  1156. 4138番やぶなみの 里に宿借り大伴家持
  1157. 4139〜4140番春の苑 くれなゐにほふ大伴家持
  1158. 4141番春まけて 物がなしきに大伴家持
  1159. 4142番春の日に 張れる柳を大伴家持
  1160. 4143番もののふの 八十をとめ等が大伴家持
  1161. 4144〜4145番燕來る 時になりぬと大伴家持
  1162. 4146〜4147番夜ぐたちに 寢覺めて居れば大伴家持
  1163. 4148〜4149番椙の野に さ躍る雉大伴家持
  1164. 4150番朝床に 聞けば遙けし大伴家持
  1165. 4151〜4153番今日の爲と 思ひて標めし大伴家持
  1166. 4159番磯の上の 都萬麻を見れば大伴家持
  1167. 4163番妹が袖 われまくらかむ大伴家持
  1168. 4171〜4172番常人も 起きつつ聞くぞ大伴家持
  1169. 4173番妹を見ず 越の國邊に大伴家持
  1170. 4174番春の裏の 樂しき終へば大伴家持
  1171. 4175〜4176番ほととぎす 今來喧き始む大伴家持
  1172. 4184番山吹の 花とり持ちて作者未詳
  1173. 4194〜4196番ほととぎす 鳴き渡りぬと大伴家持
  1174. 4197〜4198番妹に似る 草と見しより大伴家持
  1175. 4199〜4202番藤浪の 影なす海の作者未詳
  1176. 4203番家に行きて 何を語らむ久米広縄
  1177. 4204〜4205番吾が兄子が 捧げて持たる作者未詳
  1178. 4206番澁溪を さして吾が行く大伴家持
  1179. 4213番東風を疾み 奈呉の浦廻に大伴家持
  1180. 4217番卯の花を 腐す霖雨の大伴家持
  1181. 4218番鮪衝くと 海人の燭せる大伴家持
  1182. 4219番吾が屋戸の 萩咲きにけり大伴家持
  1183. 4222〜4223番この時雨 いたくな降りそ作者未詳
  1184. 4224番朝霧の たなびく田居に光明皇后
  1185. 4225番あしひきの 山の黄葉に大伴家持
  1186. 4226番この雪の 消遺る時に大伴家持
  1187. 4229番新たしき 年のはじめは大伴家持
  1188. 4230番降る雪を 腰になづみて大伴家持
  1189. 4231番瞿麥は 秋咲くものを久米広縄
  1190. 4232番雪の島 巖に殖ゑたる蒲生娘子
  1191. 4233〜4234番うち羽振き 鷄は鳴くとも作者未詳
  1192. 4235番天雲を ほろに踏みあたし県犬養三千代
  1193. 4238番君が往き もし久ならば大伴家持
  1194. 4239番二上の 峯の上の繁に大伴家持
  1195. 4240番大船に 眞梶繁貫き光明皇后
  1196. 4241番春日野に 齋く御室の藤原清河
  1197. 4242番天雲の 去き還りなむ藤原仲麻呂
  1198. 4243番住吉に 齋く祝が多治比土作
  1199. 4244番あらたまの 年の緒長く藤原清河
  1200. 4247番天雲の 遠隔の極阿倍老人
  1201. 4248〜4249番あらたまの 年の緒長く大伴家持
  1202. 4250番しなざかる 越に五箇年大伴家持
  1203. 4251番玉ほこの 道に出で立ち大伴家持
  1204. 4252〜4253番君が家に 植ゑたる萩の作者未詳
  1205. 4256番古に 君の三代經て大伴家持
  1206. 4257〜4259番手束弓 手に取り持ちて作者未詳
  1207. 4260〜4261番皇は 神にし坐せば作者未詳
  1208. 4262〜4263番韓國に 往き足らはして作者未詳
  1209. 4268番この里は 繼ぎて霜や置く孝謙天皇
  1210. 4269〜4272番外のみに 見てはありしを作者未詳
  1211. 4273〜4278番天地と 相榮えむと作者未詳
  1212. 4279〜4281番能登河の 後には逢はむ作者未詳
  1213. 4282〜4284番事繁み 相問はなくに作者未詳
  1214. 4285〜4287番大宮の 內にも外にも大伴家持
  1215. 4288番河渚にも 雪は降れれし大伴家持
  1216. 4289番青柳の 秀つ枝攀ぢ執り大伴家持
  1217. 4290〜4291番春の野に大伴家持
  1218. 4292番うらうらに大伴家持
  1219. 4293〜4294番あしひきの 山行きしかば作者未詳
  1220. 4295〜4297番高圓の 尾花吹き越す作者未詳
  1221. 4298〜4300番霜の上に 霰たばしり作者未詳
  1222. 4301番稻見野の あから柏は安宿王
  1223. 4302〜4303番山吹は 撫でつつ生さむ作者未詳
  1224. 4304番山吹の 花の盛に大伴家持
  1225. 4305番木の暗の 繁き尾の上を大伴家持
  1226. 4306〜4313番初秋風 涼しき夕大伴家持
  1227. 4314番八千種に 草木を植ゑて大伴家持
  1228. 4315〜4320番宮人の 袖つけ衣大伴家持
  1229. 4321〜4327番畏きや 命被ふり作者未詳
  1230. 4328〜4330番大君の 命かしこみ作者未詳
  1231. 4334〜4336番海原を 遠く渡りて大伴家持
  1232. 4337〜4346番水鳥の 發ちの急ぎに作者未詳
  1233. 4347〜4359番家にして 戀ひつつあらずは作者未詳
  1234. 4363〜4371番難波津に 御船下すゑ作者未詳
  1235. 4373〜4383番今日よりは 顧みなくて作者未詳
  1236. 4384〜4394番曉の かはたれ時に作者未詳
  1237. 4395〜4397番龍田山 見つつ越え來し大伴家持
  1238. 4401〜4403番韓衣 裾に取りつき作者未詳
  1239. 4404〜4407番難波道を 往きて來までと作者未詳
  1240. 4413〜4424番枕刀 腰に取り佩き作者未詳
  1241. 4425番防人に作者未詳
  1242. 4426〜4432番天地の 神に幣置き作者未詳
  1243. 4433〜4435番朝なさな 揚る雲雀に作者未詳
  1244. 4436番闇の夜の 行く先知らず作者未詳
  1245. 4437番ほととぎす 猶も鳴かなむ元正天皇
  1246. 4438番ほととぎす 此處に近くを薩妙観
  1247. 4439番松が枝の 地に著くまで石川命婦
  1248. 4440〜4441番足柄の 八重山越えて作者未詳
  1249. 4442〜4444番我が兄子が 宿のなでしこ作者未詳
  1250. 4445番うぐひすの 聲は過ぎぬと大伴家持
  1251. 4446〜4448番我が宿に 咲けるなでしこ作者未詳
  1252. 4449〜4451番なでしこが 花取り持ちて作者未詳
  1253. 4452〜4453番をとめらが 玉裳裾びく作者未詳
  1254. 4454番高山の 巖に生ふる橘諸兄
  1255. 4455〜4456番あかねさす 晝はたたびて作者未詳
  1256. 4457〜4459番住吉の 濱松が根の作者未詳
  1257. 4460〜4462番堀江漕ぐ 伊豆手の船の大伴家持
  1258. 4463〜4464番ほととぎす まづ鳴く朝け大伴家持
  1259. 4468〜4469番現身は 數なき身なり大伴家持
  1260. 4470番泡沫なす 假れる身ぞとは大伴家持
  1261. 4471番消殘りの 雪に合へ照る大伴家持
  1262. 4472〜4473番大君の 命かしこみ作者未詳
  1263. 4474番群鳥の 朝立ち往にし大伴家持
  1264. 4475〜4476番初雪は 千重に降りしけ大原今城
  1265. 4477番夕霧に 千鳥の鳴きし円方女王
  1266. 4478番佐保河に 凍り渡れる大原桜井
  1267. 4479〜4480番朝夕に 哭のみし泣けば作者未詳
  1268. 4481番あしひきの 八峯の椿大伴家持
  1269. 4482番堀江越え 遠き里まで藤原執弓
  1270. 4483番移り行く 時見る毎に大伴家持
  1271. 4484〜4485番咲く花は うつろふ時あり大伴家持
  1272. 4486〜4487番天地を 照らす日月の作者未詳
  1273. 4488〜4490番み雪降る 冬は今日のみ作者未詳
  1274. 4491番大き海の 水底深く石川女郎
  1275. 4492番月數めば いまだ冬なり大伴家持
  1276. 4493番始春の 初子の今日の大伴家持
  1277. 4494番水鳥の 鴨の羽の色の大伴家持
  1278. 4495番うち靡く 春とも著く大伴家持
  1279. 4496〜4505番怨めしく 君はもあるか作者未詳
  1280. 4506〜4510番高圓の 野の上の宮は作者未詳
  1281. 4511〜4513番鴛鴦の住む 君がこの山齋作者未詳
  1282. 4514番蒼海原 風波なびき大伴家持
  1283. 4515番秋風の すゑ吹き靡く大伴家持
  1284. 4516番新しき大伴家持

長歌(五七をくり返し、五七七で結ぶ)637首

約260首。柿本人麻呂が完成させ、山上憶良・大伴家持らも詠んだ。多くは反歌を伴う。

  1. 1番籠もよ み籠持ち雄略天皇
  2. 2番大和には 群山あれど舒明天皇
  3. 3〜4番やすみしし わが大王の中皇命
  4. 5〜6番霞立つ 長き春日の軍王
  5. 13〜15番香具山は中大兄皇子
  6. 16番冬ごもり 春さり來れば額田王
  7. 17〜18番味酒 三輪の山額田王
  8. 25〜26番み吉野の 耳我の嶺に天武天皇
  9. 29〜31番玉襷 畝火の山の柿本人麻呂
  10. 36〜37番やすみしし 吾大王の柿本人麻呂
  11. 38〜39番やすみしし 吾大王 神ながら柿本人麻呂
  12. 45〜49番やすみしし 吾大王 高照らす柿本人麻呂
  13. 50番やすみしし 吾大王 高照す 日の皇子藤原宮の役民
  14. 52〜53番やすみしし わご大王 高照す作者未詳
  15. 79〜80番天皇の 御命かしこみ作者未詳
  16. 131〜134番石見の海 角の浦回を柿本人麻呂
  17. 135〜137番つぬさはふ 石見の海の柿本人麻呂
  18. 138〜139番石見の海 津の浦を無み柿本人麻呂
  19. 150番現身し 神に堪へねば婦人(姓氏未詳)
  20. 153番鯨魚取り 淡海の海を倭姫王
  21. 155番やすみしし わご大王の かしこきや額田王
  22. 159番やすみしし 我大王の 夕されば持統天皇
  23. 162番明日香の 清御原の宮に持統天皇
  24. 167〜170番天地の 初の時柿本人麻呂
  25. 194〜195番飛ぶ鳥の 明日香の河の柿本人麻呂
  26. 196〜198番飛ぶ鳥の 明日香の河の 上つ瀬に 石橋渡し柿本人麻呂
  27. 199〜202番かけまくも ゆゆしきかも柿本人麻呂
  28. 204〜206番やすみしし わが王 高光る 日の皇子置始東人
  29. 207〜209番天飛ぶや 輕の路は柿本人麻呂
  30. 210〜212番現身と 念ひし時に柿本人麻呂
  31. 213〜216番現身と 念ひし時柿本人麻呂
  32. 217〜219番秋山の したぶる妹柿本人麻呂
  33. 220〜222番玉藻よし 讃岐の國は柿本人麻呂
  34. 230〜234番梓弓 手に取り持ちて笠金村
  35. 239〜241番やすみしし 吾大王 高光る わが日の皇子の柿本人麻呂
  36. 257〜260番天降りつく 天の香具山鴨足人
  37. 261〜262番やすみしし 吾大王 高輝る 日の皇子柿本人麻呂
  38. 315〜316番み吉野の 芳野の宮は大伴旅人
  39. 317〜318番天地の 分れし時ゆ山部赤人
  40. 319〜321番なまよみの 甲斐の國高橋虫麻呂
  41. 322〜323番皇神祖の 神の命の山部赤人
  42. 324〜325番三諸の 神名備山に山部赤人
  43. 366〜367番越の海の 角鹿の濱ゆ笠金村
  44. 372〜373番春日を 春日の山の山部赤人
  45. 379〜380番ひさかたの 天の原ゆ大伴坂上郎女
  46. 382〜383番鷄が鳴く 東の國に丹比国人
  47. 388〜389番海若は 靈しきものか作者未詳
  48. 420〜422番なゆ竹の とをよる皇子丹生王
  49. 423〜425番つぬさはふ 磐余の道を山前王
  50. 431〜433番古に 在りけむ人の山部赤人
  51. 443〜445番天雲の 向伏す國の大伴三中
  52. 460〜461番たくづぬの 新羅の國ゆ大伴坂上郎女
  53. 466〜469番吾が屋前に 花ぞ咲きたる大伴家持
  54. 475〜477番かけまくも あやにかしこし大伴家持
  55. 478〜480番かけまくも あやにかしこし わが王大伴家持
  56. 481〜483番白妙の 袖さし交へて高橋朝臣
  57. 485〜487番神代より 生れ繼ぎ來れば岡本天皇
  58. 509〜510番臣女の 匣に乘れる丹比笠麻呂
  59. 534〜535番遠嬬の 此間に在らねば安貴王
  60. 543〜545番天皇の 行幸のまにま笠金村
  61. 546〜548番三香の原 旅の宿りに笠金村
  62. 619〜620番押照る 難波の菅の大伴坂上郎女
  63. 723〜724番常世にと 吾が行かなくに大伴坂上郎女
  64. 794〜799番大王の 遠の朝廷と山上憶良
  65. 800〜801番父母を 見れば尊し山上憶良
  66. 802〜803番瓜食めば山上憶良
  67. 804〜805番世間の 術なきものは山上憶良
  68. 813〜814番懸けまくは あやに畏し山上憶良
  69. 886〜891番うち日さす 宮へ上ると山上憶良
  70. 892〜893番風雜り 雨降る夜の山上憶良
  71. 894〜896番神代より 言傳て來らく山上憶良
  72. 897〜903番たまきはる 現の限は山上憶良
  73. 904〜906番世の人の 貴み願ふ作者未詳(山上憶良の作とする説が有力)
  74. 907〜912番瀧の上の 三舟の山に笠金村
  75. 913〜916番味凝 あやに羨しく車持千年
  76. 917〜919番やすみしし わご大王の 常宮と山部赤人
  77. 920〜922番あしひきの み山も清に笠金村
  78. 923〜927番やすみしし わご大王の 高知らす山部赤人
  79. 928〜930番押照る 難波の國は笠金村
  80. 931〜932番鯨魚取り 濱邊を清み車持千年
  81. 933〜934番天地の 遠きが如く山部赤人
  82. 935〜937番名寸隅の 船瀨ゆ見ゆる笠金村
  83. 938〜941番やすみしし 吾が大王の 神ながら山部赤人
  84. 942〜945番あぢさはふ 妹が目かれて山部赤人
  85. 946〜947番御食向ふ 淡路の島に山部赤人
  86. 948〜949番眞葛はふ 春日の山は作者未詳
  87. 963番大汝 少彦名の大伴坂上郎女
  88. 971〜972番白雲の 龍田の山の高橋虫麻呂
  89. 973〜974番食國の 遠の朝廷に聖武天皇
  90. 1005〜1006番やすみしし 我大王の 見し給ふ山部赤人
  91. 1019〜1023番石上 布留の尊は作者未詳
  92. 1047〜1049番やすみしし 吾大王の 高敷かす田辺福麻呂
  93. 1050〜1052番現つ神 わが皇の 天の下田辺福麻呂
  94. 1053〜1058番吾が皇 神の命の田辺福麻呂
  95. 1059〜1061番三香の原 久邇の京師は田辺福麻呂
  96. 1062〜1064番やすみしし 吾が大王の 在り通ふ田辺福麻呂
  97. 1065〜1067番八千桙の 神の御世より田辺福麻呂
  98. 1428番押照る 難波を過ぎて作者未詳
  99. 1429〜1430番をとめ等が 挿頭のために作者未詳
  100. 1453〜1455番玉襷 懸けぬ時無く笠金村
  101. 1507〜1509番いかといかと ある吾が屋前に大伴家持
  102. 1520〜1522番牽牛は 織女と山上憶良
  103. 1629〜1630番ねもころに 物を念へば大伴家持
  104. 1738〜1739番しなが鳥 安房に繼ぎたる作者未詳
  105. 1740〜1741番春の日の 霞める時に作者未詳
  106. 1742〜1743番しなでる 片足羽河の作者未詳
  107. 1747〜1748番白雲の 龍田の山の作者未詳
  108. 1749〜1750番白雲の 立田の山を作者未詳
  109. 1751〜1752番島山を い行き廻る作者未詳
  110. 1753〜1754番衣手 常陸の國の作者未詳
  111. 1755〜1756番鶯の 生卵の中に作者未詳
  112. 1757〜1758番草枕 旅の憂を作者未詳
  113. 1759〜1760番鷲の住む 筑波の山の作者未詳
  114. 1761〜1762番三諸の 神奈備山に作者未詳
  115. 1764〜1765番ひさかたの 天の河原に作者未詳
  116. 1780〜1781番牡牛の 三宅の埼に作者未詳
  117. 1785〜1786番人と成る 事は難きを笠金村
  118. 1787〜1789番うつせみの 世の人なれば笠金村
  119. 1790〜1791番秋萩を 妻問ふ鹿こそ遣唐使の母
  120. 1792〜1794番白玉の 人のその名を作者未詳
  121. 1800番小垣内の 麻を引き干し作者未詳
  122. 1801〜1803番古の 益荒壯士の作者未詳
  123. 1804〜1806番父母が 成しのまにまに作者未詳
  124. 1807〜1808番鷄が鳴く 吾妻の國に作者未詳
  125. 1809〜1811番葦屋の 菟原處女の作者未詳
  126. 1937〜1938番丈夫が 出で立ち向ふ作者未詳
  127. 2089〜2090番乾坤の はじめの時ゆ作者未詳
  128. 2092〜2093番天地と 別れし時ゆ作者未詳
  129. 3221番冬ごもり 春さり來れば作者未詳
  130. 3222番三諸は 人の守る山作者未詳
  131. 3223〜3224番霹靂の 日かをる空の作者未詳
  132. 3225〜3226番天雲の 影さへ見ゆる作者未詳
  133. 3227〜3229番葦原の 瑞穂の國に作者未詳
  134. 3230〜3231番幣帛を 奈良より出でて作者未詳
  135. 3232〜3233番斧取りて 丹生の檜山の作者未詳
  136. 3234〜3235番やすみしし わご大皇作者未詳
  137. 3236〜3238番空みつ 大和の國作者未詳
  138. 3239番近江の海 泊八十あり作者未詳
  139. 3240〜3241番大王の 命恐み作者未詳
  140. 3242番百岐年 美濃の國の作者未詳
  141. 3243〜3244番處女等が 麻笥に垂れたる作者未詳
  142. 3245〜3246番天橋も 長くもがも作者未詳
  143. 3247番渟名河の 底なる玉作者未詳
  144. 3248〜3249番敷島の 日本の國に作者未詳
  145. 3250〜3252番蜻蛉島 日本の國は作者未詳
  146. 3253〜3254番葦原の 水穗の國は作者未詳
  147. 3255〜3257番古ゆ 言ひ續ぎ來らく作者未詳
  148. 3258〜3259番あらたまの 年は來去きて作者未詳
  149. 3260〜3262番小治田の 愛智の水を作者未詳
  150. 3263〜3265番隱國の 泊瀬の河の作者未詳
  151. 3266〜3267番春されば 花咲きををり作者未詳
  152. 3268〜3269番三諸の 神奈備山ゆ作者未詳
  153. 3270〜3271番さし燒かむ 少屋の醜屋に作者未詳
  154. 3272〜3273番うち延へて 思ひし小野は作者未詳
  155. 3274〜3275番爲む術の たづきを知らに作者未詳
  156. 3276〜3277番百足らず 山田の道を作者未詳
  157. 3278〜3279番赤駒の 厩立て作者未詳
  158. 3280〜3283番妾が背子は 待てど來まさず作者未詳
  159. 3284〜3288番菅の根の ねもころごろに作者未詳
  160. 3289〜3290番御佩を 劍の池の作者未詳
  161. 3291〜3292番み芳野の 眞木立つ山に作者未詳
  162. 3293〜3294番み吉野の 御金の嶽に作者未詳
  163. 3295〜3296番うち日さつ 三宅の原ゆ作者未詳
  164. 3297〜3298番玉だすき かけぬ時無く作者未詳
  165. 3299番見渡しに 妹らは立たし作者未詳
  166. 3300番押照る 難波の埼に作者未詳
  167. 3301番神風の 伊勢の海の作者未詳
  168. 3302番紀伊國の 室の江の邊に作者未詳
  169. 3303〜3304番里人の 吾に告ぐらく作者未詳
  170. 3305〜3309番物念はず 道行きなむも作者未詳
  171. 3310〜3313番隱口の 泊瀬の國に作者未詳
  172. 3314〜3317番つぎねふ 山城道を作者未詳
  173. 3318〜3322番紀の國の 濱に寄るとふ作者未詳
  174. 3323番階立つ 筑摩狹額田作者未詳
  175. 3324〜3325番かけまくも あやにかしこし作者未詳
  176. 3326番磯城島の 大和の國に作者未詳
  177. 3327〜3328番百小竹の 三野の王作者未詳
  178. 3329番白雲の たなびく國の作者未詳
  179. 3330〜3332番隱口の 長谷の川の作者未詳
  180. 3333〜3334番王の 御命恐み作者未詳
  181. 3335〜3338番玉桙の 道行き人は作者未詳
  182. 3339〜3343番玉桙の 道に出で立ち調使首
  183. 3344〜3345番この月は 君來たらむと作者未詳
  184. 3346〜3347番見が欲れば 雲井に見ゆる作者未詳
  185. 3625〜3626番夕されば 葦邊に騷ぎ丹比大夫
  186. 3627〜3629番朝されば 妹が手に纏く作者未詳
  187. 3688〜3690番天皇の 遠の朝廷と作者未詳
  188. 3691〜3693番天地と 共にもがもと葛井子老
  189. 3694〜3696番わたつみの 恐き路を六鯖
  190. 3791〜3793番綠子の 若子が身には竹取翁
  191. 3811〜3813番さ丹づらふ 君が御言と作者未詳
  192. 3857番飯喫めど 甘くもあらず作者未詳
  193. 3875番琴酒を 押垂小野ゆ作者未詳
  194. 3878〜3879番梯立の 熊來のやらに作者未詳
  195. 3880番加島嶺の 机の島の作者未詳
  196. 3885番愛子 汝夫の君作者未詳
  197. 3886番押照るや 難波の小江に作者未詳
  198. 3907〜3908番山城の 久邇の都は境部老麻呂
  199. 3957〜3959番天離る 鄙治めにと大伴家持
  200. 3962〜3964番大王の 任のまにまに大伴家持
  201. 3969〜3972番大君の 任のまにまに大伴家持
  202. 3973〜3975番大君の 命かしこみ大伴池主
  203. 3978〜3982番妹も吾も 心は同じ大伴家持
  204. 3985〜3987番射水河 い行き廻れる大伴家持
  205. 3991〜3992番もののふの 八十伴の緒の大伴家持
  206. 3993〜3994番藤浪は 咲きて散りにき大伴池主
  207. 4000〜4002番天離る 鄙に名懸かす大伴家持
  208. 4003〜4005番朝日さし 背向に見ゆる大伴池主
  209. 4006〜4007番かき數ふ 二上山に大伴家持
  210. 4008〜4010番あをによし 奈良を來離れ大伴池主
  211. 4011〜4015番大王の 遠の朝廷ぞ大伴家持
  212. 4089〜4092番高御座 天の日嗣と大伴家持
  213. 4094〜4097番葦原の 瑞穂の國を大伴家持
  214. 4098〜4100番高御座 天の日嗣と大伴家持
  215. 4101〜4105番珠洲の海人の 沖つ御神に大伴家持
  216. 4106〜4109番大己貴 少彦名の大伴家持
  217. 4111〜4112番かけまくも あやにかしこし大伴家持
  218. 4113〜4115番大君の 遠の朝廷と大伴家持
  219. 4116〜4118番大君の 任のまにまに大伴家持
  220. 4122〜4123番天皇の 敷きます國の大伴家持
  221. 4125〜4127番天照す 神の御代より大伴家持
  222. 4154〜4155番あしひきの 山坂越えて大伴家持
  223. 4156〜4158番あらたまの 年往き更り大伴家持
  224. 4160〜4162番天地の 遠き始よ大伴家持
  225. 4164〜4165番ちちの實の 父の命大伴家持
  226. 4166〜4168番毎時に いや珍らしく大伴家持
  227. 4169〜4170番霍公鳥 來鳴く五月に大伴家持
  228. 4177〜4179番我が兄子と 手携はりて大伴家持
  229. 4180〜4183番春過ぎて 夏來向へば大伴家持
  230. 4185〜4186番現身は 戀を繁みと大伴家持
  231. 4187〜4188番念ふどち ますらをのこの大伴家持
  232. 4189〜4191番天離る 夷としあれば大伴家持
  233. 4192〜4193番桃の花 くれなゐ色に大伴家持
  234. 4207〜4208番此間にして 背向に見ゆる大伴家持
  235. 4209〜4210番谷近く 家は居れども久米広縄
  236. 4211〜4212番古に ありけるわざの大伴家持
  237. 4214〜4216番天地の 初の時ゆ大伴家持
  238. 4220〜4221番海神の 神の命の大伴坂上郎女
  239. 4227〜4228番大殿の この廻の三形沙弥
  240. 4236〜4237番天地の 神は無かれや作者未詳
  241. 4245〜4246番虚みつ やまとの國作者未詳
  242. 4254〜4255番秋津島 倭の國を大伴家持
  243. 4264〜4265番空みつ 倭の國は孝謙天皇
  244. 4266〜4267番あしひきの 八峯の上の大伴家持
  245. 4331〜4333番天皇の 遠の朝廷と大伴家持
  246. 4360〜4362番天皇の 遠き御代にも大伴家持
  247. 4372番足柄の み坂た廻り倭文部可良麻呂
  248. 4398〜4400番大王の 命かしこみ大伴家持
  249. 4408〜4412番大王の 任のまにまに大伴家持
  250. 4465〜4467番ひさかたの 天の戸開き大伴家持

旋頭歌(五七七五七七)54首

約60首。上と下の三句ずつが同じ形をとり、問答や唱和から生まれた形と考えられている。

  1. 529番佐保河の 岸のつかさの大伴坂上郎女
  2. 1018番白珠は 人に知らえず作者未詳
  3. 1267番百磯城の 大宮人の作者未詳
  4. 1272番劒の後柿本人麻呂歌集
  5. 1273〜1277番住吉の 波豆麻の公が作者未詳
  6. 1278〜1283番夏影の 房の下に作者未詳
  7. 1284〜1289番橋立の 倉椅川の 河のしづ菅作者未詳
  8. 1290〜1295番海の底 沖つ玉藻の作者未詳
  9. 1547番さを鹿の 萩に貫き置ける藤原八束
  10. 1549番射部立てて 跡見の岳邊の紀鹿人
  11. 1610番高圓の 秋野の上の丹生女王
  12. 1887〜1888番春日なる 三笠の山に作者未詳
  13. 2309〜2311番祝部等が 齋ふ社の作者未詳
  14. 2351〜2356番新室の 壁草刈りに作者未詳
  15. 2357〜2362番朝戸出の 君が足結を作者未詳
  16. 2363〜2367番岡崎の たみたる道を作者未詳
  17. 4026〜4027番鳥總立て 船木伐るといふ大伴家持

仏足石歌(五七五七七七)1首

奈良の薬師寺の仏足石歌碑に刻まれた歌の形。万葉集では巻第十六の1首だけ。

  1. 3884番伊夜彦作者未詳

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巻第一84首

1〜84番。雑歌のみの巻。雄略天皇の歌を巻頭に置き、舒明天皇から元明天皇の代まで、天皇の代ごとに宮廷の歌を並べる。

  1. 1番籠もよ み籠持ち雄略天皇
  2. 2番大和には 群山あれど舒明天皇
  3. 3〜4番やすみしし わが大王の中皇命
  4. 5〜6番霞立つ 長き春日の軍王
  5. 7番秋の野の額田王
  6. 8番熟田津に額田王
  7. 9番莫囂圓隣之額田王
  8. 10〜12番君が代も中皇命
  9. 13〜15番香具山は中大兄皇子
  10. 16番冬ごもり 春さり來れば額田王
  11. 17〜18番味酒 三輪の山額田王
  12. 19番綜麻形の井戸王
  13. 20番あかねさす額田王
  14. 21番紫草の にほへる妹を大海人皇子
  15. 22番河の上の吹芡刀自
  16. 23〜24番打麻を時の人・麻続王
  17. 25〜26番み吉野の 耳我の嶺に天武天皇
  18. 27番淑人の天武天皇
  19. 28番春過ぎて持統天皇
  20. 29〜31番玉襷 畝火の山の柿本人麻呂
  21. 32〜33番古りにし高市古人
  22. 34番白浪の川島皇子
  23. 35番これやこの阿閉皇女
  24. 36〜37番やすみしし 吾大王の柿本人麻呂
  25. 38〜39番やすみしし 吾大王 神ながら柿本人麻呂
  26. 40〜42番英虞の浦に柿本人麻呂
  27. 43番吾背子は当麻真人麻呂の妻
  28. 44番吾妹子を石上麻呂
  29. 45〜49番やすみしし 吾大王 高照らす柿本人麻呂
  30. 50番やすみしし 吾大王 高照す 日の皇子藤原宮の役民
  31. 51番釆女の志貴皇子
  32. 52〜53番やすみしし わご大王 高照す作者未詳
  33. 54〜56番巨勢山の坂門人足・調首淡海・春日蔵首老
  34. 57番引馬野に長意吉麻呂
  35. 58番何所にか高市黒人
  36. 59番ながらふる誉謝女王
  37. 60番暮に逢ひて長皇子
  38. 61番丈夫が舎人娘子
  39. 62番在嶺よし春日蔵首老
  40. 63番いざ子ども山上憶良
  41. 64番葦邊ゆく志貴皇子
  42. 65番霰うつ長皇子
  43. 66番大伴の 高師の濱の置始東人
  44. 67番旅にして高安大島
  45. 68番大伴の 美津の濱なる身人部王
  46. 69番草枕 旅行く君と清江娘子
  47. 70番大和には高市黒人
  48. 71番大和戀ひ忍坂部乙麻呂
  49. 72番玉藻苅る藤原宇合
  50. 73番吾妹子を はや見濱風長皇子
  51. 74番み吉野の 山の下風の作者未詳(文武天皇か)
  52. 75番宇治間山長屋王
  53. 76〜77番丈夫の 鞆の音すなり元明天皇・御名部皇女
  54. 78番飛ぶ鳥の元明天皇
  55. 79〜80番天皇の 御命かしこみ作者未詳
  56. 81〜83番山の邊の長田王
  57. 84番秋さらば長皇子

巻第二150首

85〜234番。相聞と挽歌の巻。巻第一と対になり、仁徳天皇の皇后磐姫の歌から奈良遷都のころまでを天皇の代ごとに収める。

  1. 85〜89番君が行磐姫皇后
  2. 90番君が行 日長くなりぬ 山たづの衣通王
  3. 91〜92番妹が家も天智天皇・鏡王女
  4. 93〜94番玉匣 覆ふを安み鏡王女・藤原鎌足
  5. 95番吾はもや藤原鎌足
  6. 96〜100番み薦苅る久米禅師・石川郎女
  7. 101〜102番玉葛 實ならぬ樹には大伴安麻呂・巨勢郎女
  8. 103〜104番わが里に天武天皇・藤原夫人
  9. 105〜106番わが背子を大伯皇女
  10. 107番あしひきの 山の雫に大津皇子
  11. 108番吾を待つと石川郎女
  12. 109番大船の大津皇子
  13. 110番大名兒草壁皇子
  14. 111〜112番古に 戀ふる鳥かも弓削皇子・額田王
  15. 113番み吉野の 玉松が枝は額田王
  16. 114番秋の田の 穂向のよれる但馬皇女
  17. 115番後れゐて但馬皇女
  18. 116番人言を但馬皇女
  19. 117〜118番丈夫や 片戀せむと舎人皇子・舎人娘子
  20. 119〜122番芳野河 行く瀬の早み弓削皇子
  21. 123〜125番たけばぬれ三方沙弥・園臣生羽の娘
  22. 126〜128番遊士と石川女郎・大伴田主
  23. 129番古りにし石川女郎
  24. 130番丹生の河長皇子
  25. 131〜134番石見の海 角の浦回を柿本人麻呂
  26. 135〜137番つぬさはふ 石見の海の柿本人麻呂
  27. 138〜139番石見の海 津の浦を無み柿本人麻呂
  28. 140番勿念ひと依羅娘子
  29. 141〜142番磐代の有間皇子
  30. 143〜144番磐代の 崖の松が枝長意吉麻呂
  31. 145番鳥翔なす山上憶良
  32. 146番後見むと柿本人麻呂歌集
  33. 147番天の原倭姫王
  34. 148番青旗の倭姫王
  35. 149番人はよし倭姫王
  36. 150番現身し 神に堪へねば婦人(姓氏未詳)
  37. 151〜152番斯からむと額田王・舎人吉年
  38. 153番鯨魚取り 淡海の海を倭姫王
  39. 154番さざなみの 大山守は石川夫人
  40. 155番やすみしし わご大王の かしこきや額田王
  41. 156〜158番三諸の 神の神杉高市皇子
  42. 159番やすみしし 我大王の 夕されば持統天皇
  43. 160〜161番燃ゆる火も持統天皇
  44. 162番明日香の 清御原の宮に持統天皇
  45. 163〜164番神風の 伊勢の國にも大伯皇女
  46. 165〜166番現身の大伯皇女
  47. 167〜170番天地の 初の時柿本人麻呂
  48. 171〜193番高光る 我が日の皇子の草壁皇子の舎人たち
  49. 194〜195番飛ぶ鳥の 明日香の河の柿本人麻呂
  50. 196〜198番飛ぶ鳥の 明日香の河の 上つ瀬に 石橋渡し柿本人麻呂
  51. 199〜202番かけまくも ゆゆしきかも柿本人麻呂
  52. 203番零る雪は穂積皇子
  53. 204〜206番やすみしし わが王 高光る 日の皇子置始東人
  54. 207〜209番天飛ぶや 輕の路は柿本人麻呂
  55. 210〜212番現身と 念ひし時に柿本人麻呂
  56. 213〜216番現身と 念ひし時柿本人麻呂
  57. 217〜219番秋山の したぶる妹柿本人麻呂
  58. 220〜222番玉藻よし 讃岐の國は柿本人麻呂
  59. 223番鴨山の柿本人麻呂
  60. 224〜225番今日今日と依羅娘子
  61. 226〜227番荒浪に丹比真人
  62. 228〜229番妹が名は河辺宮人
  63. 230〜234番梓弓 手に取り持ちて笠金村

巻第三249首

235〜483番。雑歌・譬喩歌・挽歌の巻。柿本人麻呂・山部赤人・大伴旅人・山上憶良らの歌が多い。

  1. 235番皇は 神にしませば柿本人麻呂
  2. 236番不聽といへど持統天皇
  3. 237番いなといへど志斐嫗
  4. 238番大宮の 內まで聞ゆ長意吉麻呂
  5. 239〜241番やすみしし 吾大王 高光る わが日の皇子の柿本人麻呂
  6. 242番瀧の上の 三船の山に弓削皇子
  7. 243番王は 千歳にまさむ春日王
  8. 244番み吉野の 三船の山に作者未詳
  9. 245〜246番聞きし如長田王
  10. 247番奧つ浪石川大夫
  11. 248番隼人の 薩摩の迫門を長田王
  12. 249〜256番三津の埼柿本人麻呂
  13. 257〜260番天降りつく 天の香具山鴨足人
  14. 261〜262番やすみしし 吾大王 高輝る 日の皇子柿本人麻呂
  15. 263番馬ないたく刑部垂麻呂
  16. 264番もののふの 八十氏河の柿本人麻呂
  17. 265番苦しくも 零り來る雨か長意吉麻呂
  18. 266番淡海の海柿本人麻呂
  19. 267番鼯鼠は志貴皇子
  20. 268番吾背子が 古家の里の長屋王
  21. 269番人見ずば阿倍女郎
  22. 270〜277番旅にして 物戀しきに高市黒人
  23. 278番志可の海人は石川君子
  24. 279〜280番吾妹子に 猪名野は見せつ高市黒人
  25. 281番白菅の 眞野の榛原高市黒人の妻
  26. 282番つぬさはふ 磐余も過ぎず春日老
  27. 283番住吉の 得名津に立ちて高市黒人
  28. 284番燒津邊に春日老
  29. 285番栲領巾の丹比笠麻呂
  30. 286番宜しなべ春日老
  31. 287番此處にして石上卿
  32. 288番吾が命し穂積老
  33. 289〜290番天の原 ふりさけ見れば間人大浦
  34. 291番眞木の葉の小田事
  35. 292〜295番ひさかたの 天の探女が角麻呂
  36. 296〜297番廬原の 清見が埼の田口益人
  37. 298番亦打山弁基
  38. 299番奧山の 菅の葉凌ぎ大伴卿
  39. 300〜301番佐保過ぎて長屋王
  40. 302番兒らが家道安倍広庭
  41. 303〜304番名ぐはしき 稻見の海の柿本人麻呂
  42. 305番斯く故に高市黒人
  43. 306番伊勢の海の安貴王
  44. 307〜309番はた薄博通法師
  45. 310番ひむかしの 市の植木の門部王
  46. 311番梓弓 引豐國の桉作益人
  47. 312番昔こそ 難波田舍と藤原宇合
  48. 313番み吉野の 瀧の白浪土理宣令
  49. 314番さざれ波波多少足
  50. 315〜316番み吉野の 芳野の宮は大伴旅人
  51. 317〜318番天地の 分れし時ゆ山部赤人
  52. 319〜321番なまよみの 甲斐の國高橋虫麻呂
  53. 322〜323番皇神祖の 神の命の山部赤人
  54. 324〜325番三諸の 神名備山に山部赤人
  55. 326番見渡せば 明石の浦に門部王
  56. 327番海若の通観
  57. 328番あをによし 寧樂の京師は小野老
  58. 329〜330番やすみしし 吾王の大伴四綱
  59. 331〜335番吾が盛大伴旅人
  60. 336番しらぬひ 筑紫の綿は沙弥満誓
  61. 337番憶良らは山上憶良
  62. 338〜350番驗なき大伴旅人
  63. 351番世間を 何に譬へむ沙弥満誓
  64. 352番葦邊には若湯座王
  65. 353番み吉野の 高城の山に通観
  66. 354番繩の浦に日置少老
  67. 355番大汝 少彦名の生石真人
  68. 356番今日もかも上古麻呂
  69. 357〜363番繩の浦ゆ山部赤人
  70. 364〜365番丈夫の 弓上振り起し笠金村
  71. 366〜367番越の海の 角鹿の濱ゆ笠金村
  72. 368番大船に 眞楫繁貫き石上乙麻呂
  73. 369番もののふの 臣の壯士は作者未詳
  74. 370番雨零らず安倍広庭
  75. 371番飫宇の海の門部王
  76. 372〜373番春日を 春日の山の山部赤人
  77. 374番雨零らば石上乙麻呂
  78. 375番吉野なる 夏實の河の湯原王
  79. 376〜377番蜻蛉羽の湯原王
  80. 378番昔者の 舊き堤は山部赤人
  81. 379〜380番ひさかたの 天の原ゆ大伴坂上郎女
  82. 381番家思ふと児島
  83. 382〜383番鷄が鳴く 東の國に丹比国人
  84. 384番吾が屋戸に山部赤人
  85. 385〜387番霰零り作者未詳
  86. 388〜389番海若は 靈しきものか作者未詳
  87. 390番輕の池の紀皇女
  88. 391番鳥總立て沙弥満誓
  89. 392番ぬばたまの その夜の梅を大伴百代
  90. 393番見えずとも沙弥満誓
  91. 394番標結ひて余明軍
  92. 395〜397番託馬野に笠女郎
  93. 398〜399番妹が家に 咲きたる梅の藤原八束
  94. 400番梅の花 咲きて散りぬと大伴駿河麻呂
  95. 401番山守の大伴坂上郎女
  96. 402番山主は大伴駿河麻呂
  97. 403番朝に日に大伴家持
  98. 404番ちはやぶる 神の社し娘子
  99. 405番春日野に佐伯赤麻呂
  100. 406番吾が祭る娘子
  101. 407番春霞 春日の里の大伴駿河麻呂
  102. 408番石竹の大伴家持
  103. 409番一日には大伴駿河麻呂
  104. 410番橘を 屋前に植ゑ生し大伴坂上郎女
  105. 411番吾妹子が 屋前の橘作者未詳
  106. 412番頂に市原王
  107. 413番須磨の海人の大網人主
  108. 414番あしひきの 岩根凝しみ大伴家持
  109. 415番家にあらば聖徳太子
  110. 416番百傳ふ 磐余の池に大津皇子
  111. 417〜419番王の 親魄合へや手持女王
  112. 420〜422番なゆ竹の とをよる皇子丹生王
  113. 423〜425番つぬさはふ 磐余の道を山前王
  114. 426番草枕 旅の宿に柿本人麻呂
  115. 427番百足らず 八十隅坂に刑部垂麻呂
  116. 428番隱口の 泊瀨の山の柿本人麻呂
  117. 429〜430番山の際ゆ柿本人麻呂
  118. 431〜433番古に 在りけむ人の山部赤人
  119. 434〜437番風速の 美保の浦廻の河辺宮人
  120. 438〜440番愛しき大伴旅人
  121. 441番大皇の 命恐み倉橋部女王
  122. 442番世間は 空しきものと作者未詳
  123. 443〜445番天雲の 向伏す國の大伴三中
  124. 446〜450番吾妹子が 見し鞆の浦の大伴旅人
  125. 451〜453番人もなき大伴旅人
  126. 454〜458番はしきやし 榮えし君の余明軍
  127. 459番見れど飽かず県犬養人上
  128. 460〜461番たくづぬの 新羅の國ゆ大伴坂上郎女
  129. 462番今よりは 秋風寒く大伴家持
  130. 463番長き夜を大伴書持
  131. 464番秋さらば大伴家持
  132. 465番うつせみの 代は常なしと大伴家持
  133. 466〜469番吾が屋前に 花ぞ咲きたる大伴家持
  134. 470〜474番斯くのみし大伴家持
  135. 475〜477番かけまくも あやにかしこし大伴家持
  136. 478〜480番かけまくも あやにかしこし わが王大伴家持
  137. 481〜483番白妙の 袖さし交へて高橋朝臣

巻第四309首

484〜792番。相聞のみの巻。大伴坂上郎女・笠女郎と大伴家持との贈答など、恋の歌のやりとりを多く収める。

  1. 484番一日こそ難波天皇の妹
  2. 485〜487番神代より 生れ繼ぎ來れば岡本天皇
  3. 488番君待つと額田王
  4. 489番風をだに鏡王女
  5. 490〜491番眞野の浦の吹芡刀自
  6. 492〜495番衣手に 取りとどこほり田部櫟子
  7. 496〜499番み熊野の 浦の濱木綿柿本人麻呂
  8. 500番神風の 伊勢の濱荻碁檀越の妻
  9. 501〜503番未通女等が 袖振山の柿本人麻呂
  10. 504番君が家に柿本人麻呂の妻
  11. 505〜506番今更に 何をか念はむ阿倍女郎
  12. 507番敷妙の 枕ゆくくる駿河采女
  13. 508番衣手の 別る今夜ゆ三方沙弥
  14. 509〜510番臣女の 匣に乘れる丹比笠麻呂
  15. 511番吾背子は 何處行くらむ当麻麻呂の妻
  16. 512番秋の田の 穗田の刈ばか草嬢
  17. 513番大原の この市柴の志貴皇子
  18. 514番吾背子が 著せる衣の阿倍女郎
  19. 515番獨宿て 絕えにし紐を中臣東人
  20. 516番吾が持たる阿倍女郎
  21. 517番神樹にも大伴安麻呂
  22. 518番春日野の 山邊の道を石川郎女
  23. 519〜520番雨障 常爲る君は大伴女郎
  24. 521番庭に立つ 麻を刈り干し常陸娘子
  25. 522〜524番をとめ等が 珠匣なる藤原麻呂
  26. 525〜528番佐保河の 小石踐み渡り大伴坂上郎女
  27. 529番佐保河の 岸のつかさの大伴坂上郎女
  28. 530番赤駒の 越ゆる馬柵の聖武天皇
  29. 531番梓弓 爪引く夜音の海上女王
  30. 532〜533番うち日さす 宮に行く兒を大伴宿奈麻呂
  31. 534〜535番遠嬬の 此間に在らねば安貴王
  32. 536番飫宇の海の 潮干の潟の門部王
  33. 537〜542番言清く 甚もな言ひそ高田女王
  34. 543〜545番天皇の 行幸のまにま笠金村
  35. 546〜548番三香の原 旅の宿りに笠金村
  36. 549〜551番天地の 神も助けよ作者未詳
  37. 552番吾が君は わけをば死ねと大伴三依
  38. 553〜554番天雲の 遠隔の極丹生女王
  39. 555番君がため 釀みし待酒大伴旅人
  40. 556番筑紫船賀茂女王
  41. 557〜558番大船を 榜ぎの進みに土師水通
  42. 559〜562番事も無く 生ひ來しものを大伴百代
  43. 563〜564番黑髮に 白髮交り大伴坂上郎女
  44. 565番大伴の 見つとは言はじ賀茂女王
  45. 566〜567番草枕 旅行く君を大伴百代・山口若麻呂
  46. 568〜571番み埼廻の 荒磯に寄する大宰府の官人たち
  47. 572〜573番眞十鏡 見飽かぬ君に沙弥満誓
  48. 574〜575番此間に在りて大伴旅人
  49. 576番今よりは 城の山道は葛井大成
  50. 577番吾が衣 人にな着せそ大伴旅人
  51. 578番天地と 共に久しく大伴三依
  52. 579〜580番見まつりて いまだ時だに余明軍
  53. 581〜584番生きてあらば坂上大嬢
  54. 585番出でて去なむ大伴坂上郎女
  55. 586番相見ずは大伴稲公
  56. 587〜610番吾が形見笠女郎
  57. 611〜612番今更に 妹に逢はめやと大伴家持
  58. 613〜617番物思ふと 人に見えじと山口女王
  59. 618番さ夜中に大神女郎
  60. 619〜620番押照る 難波の菅の大伴坂上郎女
  61. 621〜622番間無く 戀ふれにかあらむ佐伯東人とその妻
  62. 623番松の葉に 月は移りぬ池辺王
  63. 624番道に逢ひて聖武天皇
  64. 625番奥方行き 邊に行き今や高安王
  65. 626番君に因り八代女王
  66. 627〜628番吾が袂 纏かむと念はむ佐伯赤麻呂
  67. 629番何すとか 使の來つる大伴四綱
  68. 630番初花の佐伯赤麻呂
  69. 631〜642番表邊なき ものかも人は湯原王と娘子
  70. 643〜645番世間の 女にしあらば紀女郎
  71. 646〜649番丈夫の 思ひ侘びつつ大伴駿河麻呂
  72. 650番吾妹子は 常世の國に大伴三依
  73. 651〜652番ひさかたの 天の露霜大伴坂上郎女
  74. 653〜655番情には 忘れぬものを大伴駿河麻呂
  75. 656〜661番吾のみぞ 君には戀ふる大伴坂上郎女
  76. 662番阿胡の山市原王
  77. 663番佐保渡り安都年足
  78. 664番石上 ふるとも雨に大伴像見
  79. 665番向ひ坐て安倍虫麻呂
  80. 666〜667番相見ぬは大伴坂上郎女
  81. 668番朝に日に 色づく山の厚見王
  82. 669番あしひきの 山橘の春日王
  83. 670〜671番月讀の 光に來ませ湯原王
  84. 672番倭文手纏安倍虫麻呂
  85. 673〜674番眞十鏡 磨ぎし心を大伴坂上郎女
  86. 675〜679番をみなへし 佐紀澤に生ふる中臣女郎
  87. 680〜682番蓋しくも 人の中言大伴家持
  88. 683〜689番謂ふ言の 恐き國ぞ大伴坂上郎女
  89. 690番照らす日を大伴三依
  90. 691〜692番ももしきの 大宮人は大伴家持
  91. 693番斯くのみに大伴千室
  92. 694〜695番戀草を 力車に七車広河女王
  93. 696番家人に 戀ひ過ぎめやも石川広成
  94. 697〜699番吾が聞に 繋けな言ひそ大伴像見
  95. 700番斯くしてや大伴家持
  96. 701〜702番はつはつに河内百枝娘子
  97. 703〜704番吾背子を 相見しその日巫部麻蘇娘子
  98. 705〜706番葉根蘰 今爲る妹を大伴家持
  99. 707〜708番思ひ遣る すべの知らねば粟田女娘子
  100. 709番夕闇は大宅女
  101. 710番み空行く 月の光に安都扉娘子
  102. 711〜713番鴨鳥の 遊ぶこの池に丹波大女娘子
  103. 714〜720番情には 思ひわたれど大伴家持
  104. 721番あしひきの 山にし居れば大伴坂上郎女
  105. 722番斯くばかり 戀ひつつあらずは大伴家持
  106. 723〜724番常世にと 吾が行かなくに大伴坂上郎女
  107. 725〜726番鳰鳥の 潜く池水大伴坂上郎女
  108. 727〜736番萱草 吾が下紐に大伴家持
  109. 737〜740番かにかくに 人はいふとも坂上大嬢
  110. 741〜755番夢の逢は大伴家持
  111. 756〜759番外に居て 戀ふるは苦し田村大嬢
  112. 760〜761番うち渡す 竹田の原に大伴坂上郎女
  113. 762〜764番神さぶと 不欲にはあらず紀女郎
  114. 765〜766番一隔山 隔れるものを大伴家持
  115. 767〜768番都路を 遠みや妹が大伴家持
  116. 769番ひさかたの 雨の降る日を大伴家持
  117. 770〜774番人眼多み 逢はなくのみぞ大伴家持
  118. 775〜776番鶉鳴く 故りにし郷ゆ大伴家持
  119. 777〜781番吾妹子が 屋戸の籬を大伴家持
  120. 782番風高く 邊には吹けども紀女郎
  121. 783〜785番前年の 先つ年より大伴家持
  122. 786〜792番春の雨は いや頻降るに大伴家持

巻第五114首

793〜906番。雑歌の巻。大宰府にいた大伴旅人と山上憶良の周辺の歌を、漢文の序や書簡とともに年月の順に並べる。

  1. 793番世の中は 空しきものと大伴旅人
  2. 794〜799番大王の 遠の朝廷と山上憶良
  3. 800〜801番父母を 見れば尊し山上憶良
  4. 802〜803番瓜食めば山上憶良
  5. 804〜805番世間の 術なきものは山上憶良
  6. 806〜809番龍の馬も 今も得てしか大伴旅人
  7. 810〜812番如何にあらむ 日の時にかも大伴旅人
  8. 813〜814番懸けまくは あやに畏し山上憶良
  9. 815〜846番正月立ち 春の來らば大伴旅人ほか大宰府の官人
  10. 847〜848番我が盛 いたく降ちぬ大伴旅人
  11. 849〜852番殘りたる 雪に交れる大伴旅人
  12. 853〜863番漁する 海人の兒等と大伴旅人
  13. 864〜867番後れ居て 長戀せずは吉田宜
  14. 868〜870番松浦縣 佐用姫の子が山上憶良
  15. 871〜875番遠つ人 松浦佐用比賣作者未詳(大伴旅人・山上憶良とする説がある)
  16. 876〜879番天飛ぶや 鳥にもがもや山上憶良
  17. 880〜882番天ざかる 鄙に五年山上憶良
  18. 883番音に聞き 目には未だ見ず三島王
  19. 884〜885番國遠き 道の長路を麻田陽春
  20. 886〜891番うち日さす 宮へ上ると山上憶良
  21. 892〜893番風雜り 雨降る夜の山上憶良
  22. 894〜896番神代より 言傳て來らく山上憶良
  23. 897〜903番たまきはる 現の限は山上憶良
  24. 904〜906番世の人の 貴み願ふ作者未詳(山上憶良の作とする説が有力)

巻第六161首

907〜1067番。雑歌の巻。養老7年(723)から天平16年(744)までの行幸の歌や宴の歌を年代順に並べる。

  1. 907〜912番瀧の上の 三舟の山に笠金村
  2. 913〜916番味凝 あやに羨しく車持千年
  3. 917〜919番やすみしし わご大王の 常宮と山部赤人
  4. 920〜922番あしひきの み山も清に笠金村
  5. 923〜927番やすみしし わご大王の 高知らす山部赤人
  6. 928〜930番押照る 難波の國は笠金村
  7. 931〜932番鯨魚取り 濱邊を清み車持千年
  8. 933〜934番天地の 遠きが如く山部赤人
  9. 935〜937番名寸隅の 船瀨ゆ見ゆる笠金村
  10. 938〜941番やすみしし 吾が大王の 神ながら山部赤人
  11. 942〜945番あぢさはふ 妹が目かれて山部赤人
  12. 946〜947番御食向ふ 淡路の島に山部赤人
  13. 948〜949番眞葛はふ 春日の山は作者未詳
  14. 950〜953番大王の 界ひ賜ふと笠金村(車持千年とも)
  15. 954番朝には 海邊に漁りし膳王
  16. 955〜956番さす竹の 大宮人の大伴旅人
  17. 957〜959番いざ兒等 香椎の潟に大伴旅人
  18. 960番隼人の 湍門の磐も大伴旅人
  19. 961番湯の原に 鳴く蘆鶴は大伴旅人
  20. 962番奥山の 磐に蘿むし葛井広成
  21. 963番大汝 少彦名の大伴坂上郎女
  22. 964番吾背子に 戀ふれば苦し大伴坂上郎女
  23. 965〜968番凡ならば 左も右も爲むを児島
  24. 969〜970番須臾も 行きて見てしか大伴旅人
  25. 971〜972番白雲の 龍田の山の高橋虫麻呂
  26. 973〜974番食國の 遠の朝廷に聖武天皇
  27. 975番斯くしつつ 在らくを好みぞ安倍広庭
  28. 976〜977番難波潟 潮干の餘波神社老麻呂
  29. 978番士やも 空しかるべき山上憶良
  30. 979番吾背子が 著る衣薄し大伴坂上郎女
  31. 980番雨隱り 三笠の山を安倍虫麻呂
  32. 981〜983番獵高の 高圓山を大伴坂上郎女
  33. 984番雲隱り 行方を無みと大宅女
  34. 985〜986番天に坐す 月讀壯子湯原王
  35. 987番待ち難に 吾がする月は藤原八束
  36. 988番春草は 後は散り易し市原王
  37. 989番燒刀の 稜うち放ち湯原王
  38. 990番茂岡に 神さび立ちて紀鹿人
  39. 991番石走り 激ち流るる紀鹿人
  40. 992番古郷の 飛鳥はあれど大伴坂上郎女
  41. 993番月立ちて ただ三日月の大伴坂上郎女
  42. 994番振仰けて 若月見れば大伴家持
  43. 995番斯くしつつ 遊び飮みこそ大伴坂上郎女
  44. 996番御民吾海犬養岡麻呂
  45. 997〜1002番住吉の 粉濱の四時華作者未詳
  46. 1003番海をとめ 玉求むらし葛井大成
  47. 1004番思ほえず 來ましし君を桉作益人
  48. 1005〜1006番やすみしし 我大王の 見し給ふ山部赤人
  49. 1007番言問はぬ 木すら妹と市原王
  50. 1008番山の端に いさよふ月の忌部黒麻呂
  51. 1009番橘は 實さへ花さへ聖武天皇
  52. 1010番奧山の 眞木の葉凌ぎ橘奈良麻呂
  53. 1011〜1012番わが屋戸の 梅咲きたりと作者未詳
  54. 1013〜1014番あらかじめ 君來まさむと作者未詳
  55. 1015番玉敷きて 待たましよりは榎井王
  56. 1016番海原の 遠き渡を作者未詳
  57. 1017番木綿疊 手向の山を大伴坂上郎女
  58. 1018番白珠は 人に知らえず作者未詳
  59. 1019〜1023番石上 布留の尊は作者未詳
  60. 1024〜1027番長門なる 沖つ借島作者未詳
  61. 1028番ますらをの 高圓山に大伴坂上郎女
  62. 1029番河口の 野邊に廬りて大伴家持
  63. 1030番妹に戀ひ 吾の松原聖武天皇
  64. 1031番後れにし 人を思ばく丹比屋主
  65. 1032〜1033番天皇の 行幸の隨大伴家持
  66. 1034番古ゆ 人の言ひくる大伴東人
  67. 1035番田跡河の 瀧を淸みか大伴家持
  68. 1036番關無くは 還りにだにも大伴家持
  69. 1037番今つくる 久邇の王都は大伴家持
  70. 1038〜1039番ふるさとは 遠くもあらず高丘河内
  71. 1040番ひさかたの 雨は零り重け大伴家持
  72. 1041番吾が屋戸の 君松の樹に作者未詳
  73. 1042〜1043番一つ松 幾代か歷ぬる作者未詳
  74. 1044〜1046番くれなゐに 深く染みにし作者未詳
  75. 1047〜1049番やすみしし 吾大王の 高敷かす田辺福麻呂
  76. 1050〜1052番現つ神 わが皇の 天の下田辺福麻呂
  77. 1053〜1058番吾が皇 神の命の田辺福麻呂
  78. 1059〜1061番三香の原 久邇の京師は田辺福麻呂
  79. 1062〜1064番やすみしし 吾が大王の 在り通ふ田辺福麻呂
  80. 1065〜1067番八千桙の 神の御世より田辺福麻呂

巻第七350首

1068〜1417番。作者の名を記さない歌の巻。雑歌・譬喩歌・挽歌を、天・月・山などの題材ごとに分ける。

  1. 1068番天の海に 雲の波立ち作者未詳
  2. 1069〜1074番常はかつて 思はぬものを作者未詳
  3. 1075〜1080番海原の 道遠みかも作者未詳
  4. 1081〜1086番ぬばたまの 夜渡る月を作者未詳
  5. 1087〜1089番痛足河 河浪立ちぬ作者未詳
  6. 1090〜1091番吾妹子が 赤裳の裾の作者未詳
  7. 1092〜1098番鳴る神の 音のみ聞きし作者未詳
  8. 1099番片岡の この向つ峯に作者未詳
  9. 1100〜1105番卷向の 痛足の川ゆ作者未詳
  10. 1106〜1110番蝦鳴く 淸き川原を作者未詳
  11. 1111〜1115番いにしへも 斯く聞きつつや作者未詳
  12. 1116〜1121番ぬばたまの 吾が黑髮に作者未詳
  13. 1122〜1124番山の際に 渡る秋沙の作者未詳
  14. 1125〜1126番淸き瀨に 千鳥妻喚び作者未詳
  15. 1127〜1129番落ちたぎつ 走り井の水の作者未詳
  16. 1130〜1134番神さぶる 磐根こごしき作者未詳
  17. 1135〜1139番宇治河は 淀瀨無からし作者未詳
  18. 1140〜1145番しなが鳥 猪名野を來れば作者未詳
  19. 1146〜1150番めづらしき 人を吾家に作者未詳
  20. 1151〜1155番大伴の 三津の濱邊を作者未詳
  21. 1156〜1160番すみのえの 遠里小野の作者未詳
  22. 1161〜1165番家離り 旅にし在れば作者未詳
  23. 1166〜1170番いにしへに ありけむ人の作者未詳
  24. 1171〜1175番大御舟 泊ててさもらふ作者未詳
  25. 1176〜1181番夏麻引く 海上潟の作者未詳
  26. 1182〜1188番海人小船 帆かも張れると作者未詳
  27. 1189〜1193番大海に 嵐な吹きそ作者未詳
  28. 1194〜1195番紀の國の 雜賀の浦に藤原卿
  29. 1196〜1201番裹もがと 乞はば取らせむ作者未詳
  30. 1202〜1207番荒磯よも まして思へや作者未詳
  31. 1208〜1212番妹に戀ひ 吾が越え行けば作者未詳
  32. 1213〜1217番名草山 言にしありけり作者未詳
  33. 1218〜1222番黑牛の海 くれなゐ匂ふ藤原卿
  34. 1223〜1227番海の底 沖漕ぐ舟を作者未詳
  35. 1228〜1232番風早の 三穗の浦廻を作者未詳
  36. 1233〜1237番未通女等が 織る機の上を作者未詳
  37. 1238〜1242番高島の 阿渡の白波は作者未詳
  38. 1243〜1246番見渡せば 近き里廻を作者未詳
  39. 1247〜1250番大穴牟遲 少御神の作者未詳
  40. 1251〜1254番佐保河に 鳴くなる千鳥作者未詳
  41. 1255〜1260番鴨頭草に 衣ぞ染むる作者未詳
  42. 1261〜1266番山守の 里へ通ひし作者未詳
  43. 1267番百磯城の 大宮人の作者未詳
  44. 1268〜1269番兒等が手を 卷向山は作者未詳
  45. 1270〜1271番隱口の 泊瀨の山に作者未詳
  46. 1272番劒の後柿本人麻呂歌集
  47. 1273〜1277番住吉の 波豆麻の公が作者未詳
  48. 1278〜1283番夏影の 房の下に作者未詳
  49. 1284〜1289番橋立の 倉椅川の 河のしづ菅作者未詳
  50. 1290〜1295番海の底 沖つ玉藻の作者未詳
  51. 1296〜1303番今つくる 斑の衣作者未詳
  52. 1304〜1310番天雲の 棚引く山の作者未詳
  53. 1311〜1316番橡の 衣は人皆作者未詳
  54. 1317〜1322番海の底 石著く白玉作者未詳
  55. 1323〜1327番海の底 おきつ白玉作者未詳
  56. 1328〜1335番膝に伏す 玉の小琴の作者未詳
  57. 1336〜1341番冬ごもり 春の大野を作者未詳
  58. 1342〜1347番山高み 夕日隱りぬ作者未詳
  59. 1348〜1352番三島江の 玉江の薦を作者未詳
  60. 1353〜1359番石上 布留の早田を作者未詳
  61. 1360〜1365番氣の緒に 念へる吾を作者未詳
  62. 1366〜1369番明日香川 七瀨の淀に作者未詳
  63. 1370〜1375番甚も零らぬ 雨ゆゑ行潦作者未詳
  64. 1376〜1380番大和の 宇陀の眞赤土の作者未詳
  65. 1381〜1386番廣瀨川 袖つくばかり作者未詳
  66. 1387〜1391番伏超ゆ 行かましものを作者未詳
  67. 1392〜1397番むらさきの 名高の浦の作者未詳
  68. 1398〜1403番さざなみの 志賀津の浦の作者未詳
  69. 1404〜1409番鏡なす 吾が見し君を作者未詳
  70. 1410〜1414番世間は まこと二代は作者未詳
  71. 1415〜1417番玉梓の 妹は珠かも作者未詳

巻第八246首

1418〜1663番。四季分類の巻。春夏秋冬それぞれを雑歌と相聞に分け、作者のわかる歌を並べる。

  1. 1418番石激る志貴皇子
  2. 1419番神奈備の 伊波瀨の杜の鏡王女
  3. 1420番沫雪か はだれに零ると駿河采女
  4. 1421〜1422番春山の さきのををりに尾張連
  5. 1423番去年の春 い掘じて植ゑし阿倍広庭
  6. 1424〜1427番春の野に 菫採みにと山部赤人
  7. 1428番押照る 難波を過ぎて作者未詳
  8. 1429〜1430番をとめ等が 挿頭のために作者未詳
  9. 1431番百濟野の 萩の古枝に山部赤人
  10. 1432〜1433番吾背子が 見らむ佐保道の大伴坂上郎女
  11. 1434番霜雪も いまだ過ぎねば大伴三林
  12. 1435番蝦鳴く 甘南備河に厚見王
  13. 1436〜1437番含めりと 言ひし梅が枝大伴村上
  14. 1438番霞立つ 春日の里の大伴駿河麻呂
  15. 1439番時は今は 春になりぬと中臣武良自
  16. 1440番春の雨の しくしく零るに河辺東人
  17. 1441番うち霧し 雪は零りつつ大伴家持
  18. 1442番難波邊に 人の行ければ丹比屋主
  19. 1443番霞立つ 野の上の方に丹比乙麻呂
  20. 1444番山振の 咲きたる野邊の高田女王
  21. 1445番風交り 雪は零るとも大伴坂上郎女
  22. 1446番春の野に 求食る雉の大伴家持
  23. 1447番尋常に 聞くは苦しき大伴坂上郎女
  24. 1448番吾が屋外に 蒔きし瞿麥大伴家持
  25. 1449番茅花抜く 淺茅が原の大伴田村大嬢
  26. 1450番情ぐき ものにぞありける大伴坂上郎女
  27. 1451番水鳥の 鴨の羽の色の笠女郎
  28. 1452番闇夜ならば 宜も來坐さじ紀女郎
  29. 1453〜1455番玉襷 懸けぬ時無く笠金村
  30. 1456〜1457番この花の 一瓣のうちに藤原広嗣
  31. 1458〜1459番屋戸にある 櫻の花は厚見王
  32. 1460〜1461番戲奴がため 吾手もすまに紀女郎
  33. 1462〜1463番吾が君に 戲奴は戀ふらし大伴家持
  34. 1464番春霞 たなびく山の大伴家持
  35. 1465番霍公鳥 いたくな鳴きそ藤原夫人
  36. 1466番神名火の 磐瀨の杜の志貴皇子
  37. 1467番霍公鳥 無かる國にも弓削皇子
  38. 1468番ほととぎす 聲聞く小野の小治田広瀬王
  39. 1469番あしひきの 山ほととぎす沙弥
  40. 1470番もののふの 石瀨の杜の刀理宣令
  41. 1471番戀しけば 形見にせむと山部赤人
  42. 1472番ほととぎす 來鳴き響もす石上堅魚
  43. 1473番橘の 花散る里の大伴旅人
  44. 1474番今もかも 大城の山に大伴坂上郎女
  45. 1475番何しかも 許多戀ふる大伴坂上郎女
  46. 1476番獨居て もの念ふ夕に小治田広耳
  47. 1477〜1478番卯の花も いまだ咲かねば大伴家持
  48. 1479番隱りのみ 居れば鬱悒み大伴家持
  49. 1480〜1481番我が屋戸に 月押照れり大伴書持
  50. 1482番皆人の 待ちし卯の花大伴清縄
  51. 1483番吾背子が 屋戸のたちばな庵君諸立
  52. 1484番霍公鳥 いたくな鳴きそ大伴坂上郎女
  53. 1485番夏まけて 咲きたる唐棣花大伴家持
  54. 1486〜1487番吾が屋前の 花橘を大伴家持
  55. 1488番何處には 鳴きもしにけむ大伴家持
  56. 1489番吾が屋前の 花橘は大伴家持
  57. 1490番ほととぎす 待てど來喧かず大伴家持
  58. 1491番卯の花の 過ぎば惜しみか大伴家持
  59. 1492番君が家の 花橘は遊行女婦
  60. 1493番吾が屋前の 花橘を大伴村上
  61. 1494〜1495番夏山の 木末の繁に大伴家持
  62. 1496番吾が屋前の なでしこの花大伴家持
  63. 1497番筑波根に 吾が行けりせば高橋虫麻呂
  64. 1498番暇無み 來ざりし君に大伴坂上郎女
  65. 1499番事繁み 君は來まさず大伴四縄
  66. 1500番夏の野の 繁みに咲ける大伴坂上郎女
  67. 1501番ほととぎす 鳴く峯の上の小治田広耳
  68. 1502番五月の 花橘を大伴坂上郎女
  69. 1503番吾妹子が 家の垣内の紀豊河
  70. 1504番暇無み 五月をすらに高安
  71. 1505番霍公鳥 鳴きし登時大神女郎
  72. 1506番故郷の 奈良思の岳の大伴田村大嬢
  73. 1507〜1509番いかといかと ある吾が屋前に大伴家持
  74. 1510番瞿麥は 咲きて散りぬと大伴家持
  75. 1511番夕されば 小倉の山に舒明天皇
  76. 1512番經もなく 緯も定めず大津皇子
  77. 1513〜1514番今朝の朝け 雁が音聞きつ穂積皇子
  78. 1515番事しげき 里に住まずは但馬皇女
  79. 1516番秋山に もみつ木の葉の山部王
  80. 1517番味酒 三輪の祝の長屋王
  81. 1518〜1519番天漢 相向き立ちて山上憶良
  82. 1520〜1522番牽牛は 織女と山上憶良
  83. 1523〜1529番秋風の 吹きにし日より山上憶良
  84. 1530〜1531番をみなへし 秋萩まじる作者未詳
  85. 1532〜1533番草枕 旅行く人も笠金村
  86. 1534番女郎花 秋萩を折れ石川老夫
  87. 1535番我背子を 何時ぞ今かと藤原宇合
  88. 1536番暮に逢ひて 朝面無み縁達師
  89. 1537〜1538番秋の野に 咲きたる花を山上憶良
  90. 1539〜1540番秋の田の 穗田を雁が音聖武天皇
  91. 1541〜1542番吾が岳に さを鹿來鳴く大伴旅人
  92. 1543番秋の露は 移にありけり三原王
  93. 1544〜1545番牽牛の 念ひ坐すらむ湯原王
  94. 1546番妹許と 吾が行く道の市原王
  95. 1547番さを鹿の 萩に貫き置ける藤原八束
  96. 1548番咲く花も 輕率はうとし大伴坂上郎女
  97. 1549番射部立てて 跡見の岳邊の紀鹿人
  98. 1550番秋萩の 散りの亂に湯原王
  99. 1551番時待ちて 落つる時雨の市原王
  100. 1552番夕月夜 心も萎ぬに湯原王
  101. 1553〜1554番時雨の雨 間無くし零れば大伴稲公
  102. 1555番秋立ちて 幾日もあらねば安貴王
  103. 1556番秋田苅る 假廬もいまだ忌部黒麻呂
  104. 1557〜1559番明日香河 行き回む岳の作者未詳
  105. 1560〜1561番妹が目を 始見の埼の大伴坂上郎女
  106. 1562〜1563番誰聞きつ 此間ゆ鳴き渡る巫部麻蘇娘子
  107. 1564〜1565番秋づけば 尾花が上に日置長枝娘子
  108. 1566〜1569番ひさかたの 雨間もおかず大伴家持
  109. 1570〜1571番此間に在りて 春日や何處藤原八束
  110. 1572番吾が屋戸の 草花が上の大伴家持
  111. 1573番秋の雨に ぬれつつ居れば大伴利上
  112. 1574〜1580番雲の上に 鳴くなる雁の作者未詳
  113. 1581〜1591番手折らずて 散りなば惜しと作者未詳
  114. 1592〜1593番然とあらぬ 五百代小田を大伴坂上郎女
  115. 1594番時雨の雨 間無くな零りそ作者未詳
  116. 1595番秋萩の 枝もとををに大伴像見
  117. 1596番妹が家の 門田を見むと大伴家持
  118. 1597〜1599番秋の野に 咲ける秋萩大伴家持
  119. 1600〜1601番妻戀に 鹿鳴く山邊の石川広成
  120. 1602〜1603番山彦の 相響むまで大伴家持
  121. 1604番秋されば 春日の山の大原今城
  122. 1605番高圓の 野邊の秋萩大伴家持
  123. 1606番君待つと 吾が戀ひをれば額田王
  124. 1607番風をだに 戀ふるはともし鏡王女
  125. 1608番秋萩の 上に置きたる弓削皇子
  126. 1609番宇陀の野の 秋萩凌ぎ丹比真人
  127. 1610番高圓の 秋野の上の丹生女王
  128. 1611番あしひきの 山下響み笠縫女王
  129. 1612番神さぶと 不許にはあらず石川賀係女郎
  130. 1613番秋の野を 朝行く鹿の賀茂女王
  131. 1614〜1615番九月の その初雁の桜井王
  132. 1616番朝ごとに 見る吾が屋戸の笠女郎
  133. 1617番秋萩に 置きたる露の山口女王
  134. 1618番玉に貫き 消たず賜らむ湯原王
  135. 1619〜1620番玉桙の 道は遠けど大伴家持
  136. 1621番吾が屋前の 萩の花咲けり巫部麻蘇娘子
  137. 1622〜1623番吾が屋戸の 秋の萩咲く大伴田村大嬢
  138. 1624〜1626番吾が業なる 早田の穗立坂上大嬢
  139. 1627〜1628番吾が屋前の 時じき藤の大伴家持
  140. 1629〜1630番ねもころに 物を念へば大伴家持
  141. 1631番今造る 久邇の京に大伴家持
  142. 1632番あしひきの 山邊に居りて大伴家持
  143. 1633〜1635番手もすまに 植ゑし萩にや作者未詳
  144. 1636番大口の 眞神の原に舎人娘子
  145. 1637〜1638番はだ薄 尾花逆葺き元正天皇
  146. 1639〜1640番沫雪の ほどろほどろに大伴旅人
  147. 1641番沫雪に 降らえて咲ける角広弁
  148. 1642番たな霧ひ 雪も零らぬか安倍奥道
  149. 1643番天霧し 雪も零らぬか若桜部君足
  150. 1644〜1649番引き攀ぢて 折らば散るべみ作者未詳
  151. 1650番池の邊の 松の末葉に作者未詳
  152. 1651番沫雪の この頃續ぎて大伴坂上郎女
  153. 1652番梅の花 折りも折らずも他田広津娘子
  154. 1653番今の如 心を常に県犬養娘子
  155. 1654番松蔭の 淺茅が上の大伴坂上郎女
  156. 1655番高山の 菅の葉凌ぎ三国人足
  157. 1656〜1657番酒杯に 梅の花浮べ大伴坂上郎女
  158. 1658番吾背子と 二人見ませば光明皇后
  159. 1659番眞木の上に 零り置ける雪の他田広津娘子
  160. 1660番梅の花 散らす冬風の大伴駿河麻呂
  161. 1661番ひさかたの 月夜を淸み紀女郎
  162. 1662番沫雪の 消ぬべきものを大伴田村大嬢
  163. 1663番沫雪の 庭に零りしき大伴家持

巻第九148首

1664〜1811番。雑歌・相聞・挽歌の巻。柿本人麻呂歌集・高橋虫麻呂歌集などから採った歌が多く、伝説を詠んだ長歌がある。

  1. 1664番夕されば 小椋の山に雄略天皇
  2. 1665〜1666番妹がため 吾玉拾ふ作者未詳
  3. 1667〜1672番妹がため 我玉求む作者未詳
  4. 1673〜1679番風莫の 濱の白浪作者未詳
  5. 1680〜1681番麻裳よし 紀へ行く君が作者未詳
  6. 1682番とこしへに 夏冬行けや作者未詳
  7. 1683〜1684番妹が手を 取りて引き攀ぢ作者未詳
  8. 1685〜1686番河の瀨の 激つを見れば間人宿禰
  9. 1687〜1689番白鳥の 鷺坂山の作者未詳
  10. 1690〜1693番高島の 阿渡河波は作者未詳
  11. 1694〜1695番細領巾の 鷺坂山の作者未詳
  12. 1696〜1698番衣手の 名木の河邊を作者未詳
  13. 1699〜1700番巨椋の 入江響むなり作者未詳
  14. 1701〜1703番さ夜中と 夜は深けぬらし作者未詳
  15. 1704〜1706番うちたをり 多武の山霧作者未詳
  16. 1707〜1709番山城の 久世の鷺坂作者未詳
  17. 1710〜1711番吾妹子が 赤裳ひづちて作者未詳
  18. 1712番天の原 雲なき夕に作者未詳
  19. 1713〜1714番瀧の上の 三船の山ゆ作者未詳
  20. 1715〜1719番樂浪の 比良山風の作者未詳
  21. 1720〜1725番馬竝めて うち群れ越え來作者未詳
  22. 1726〜1728番難波潟 潮干に出でて作者未詳
  23. 1729〜1731番曉の 夢に見えつつ藤原宇合
  24. 1732〜1734番大葉山 霞たなびき作者未詳
  25. 1735〜1737番吾が疊 三重の河原の作者未詳
  26. 1738〜1739番しなが鳥 安房に繼ぎたる作者未詳
  27. 1740〜1741番春の日の 霞める時に作者未詳
  28. 1742〜1743番しなでる 片足羽河の作者未詳
  29. 1744〜1746番埼玉の 小埼の沼に作者未詳
  30. 1747〜1748番白雲の 龍田の山の作者未詳
  31. 1749〜1750番白雲の 立田の山を作者未詳
  32. 1751〜1752番島山を い行き廻る作者未詳
  33. 1753〜1754番衣手 常陸の國の作者未詳
  34. 1755〜1756番鶯の 生卵の中に作者未詳
  35. 1757〜1758番草枕 旅の憂を作者未詳
  36. 1759〜1760番鷲の住む 筑波の山の作者未詳
  37. 1761〜1762番三諸の 神奈備山に作者未詳
  38. 1763番倉橋の 山を高みか沙弥女王
  39. 1764〜1765番ひさかたの 天の河原に作者未詳
  40. 1766番吾妹子は 釧にあらなむ振田向宿禰
  41. 1767〜1769番豐國の 香春は吾宅抜気大首
  42. 1770〜1771番三諸の 神の帶ばせる作者未詳
  43. 1772番後れ居て 吾はや戀ひむ作者未詳
  44. 1773〜1775番神南備の 神依板に作者未詳
  45. 1776〜1777番絕等木の 山の岑の上の播磨娘子
  46. 1778〜1779番明日よりは 吾は戀ひむな作者未詳
  47. 1780〜1781番牡牛の 三宅の埼に作者未詳
  48. 1782〜1783番雪こそは 春日消ゆらめ作者未詳
  49. 1784番海若の いづれの神を作者未詳
  50. 1785〜1786番人と成る 事は難きを笠金村
  51. 1787〜1789番うつせみの 世の人なれば笠金村
  52. 1790〜1791番秋萩を 妻問ふ鹿こそ遣唐使の母
  53. 1792〜1794番白玉の 人のその名を作者未詳
  54. 1795番妹ら許 今木の嶺に作者未詳
  55. 1796〜1799番黃葉の 過ぎにし子等と作者未詳
  56. 1800番小垣内の 麻を引き干し作者未詳
  57. 1801〜1803番古の 益荒壯士の作者未詳
  58. 1804〜1806番父母が 成しのまにまに作者未詳
  59. 1807〜1808番鷄が鳴く 吾妻の國に作者未詳
  60. 1809〜1811番葦屋の 菟原處女の作者未詳

巻第十539首

1812〜2350番。四季分類の巻。巻第八と同じ組み立てで、作者の名を記さない歌を集める。

  1. 1812〜1818番ひさかたの 天の香具山作者未詳
  2. 1819〜1825番うち靡く 春立ちぬらし作者未詳
  3. 1826〜1831番春されば 妻を求むと作者未詳
  4. 1832〜1838番うち靡く 春さり來れば作者未詳
  5. 1839〜1842番君がため 山田の澤に作者未詳
  6. 1843〜1845番昨日こそ 年は極てしか作者未詳
  7. 1846〜1853番霜枯れし 冬の柳は作者未詳
  8. 1854〜1860番鶯の 木傳ふ梅の作者未詳
  9. 1861〜1867番能登河の 水底さへに作者未詳
  10. 1868〜1873番かはづ鳴く 吉野の河の作者未詳
  11. 1874〜1876番春霞 たなびく今日の作者未詳
  12. 1877〜1879番春の雨に ありけるものを作者未詳
  13. 1880〜1883番春日野の 淺茅が上に作者未詳
  14. 1884〜1886番冬過ぎて 春し來れば作者未詳
  15. 1887〜1888番春日なる 三笠の山に作者未詳
  16. 1889番吾が屋前の 毛桃の下に作者未詳
  17. 1890〜1896番春日野に 友鶯の作者未詳
  18. 1897〜1898番春されば 百舌鳥の草潜作者未詳
  19. 1899〜1903番春されば 梅の花くたし作者未詳
  20. 1904〜1907番梅の花 しだり柳に作者未詳
  21. 1908〜1914番春されば 水草の上に作者未詳
  22. 1915〜1918番吾背子に 戀ひて術なみ作者未詳
  23. 1919〜1923番國栖等が 春菜採むらむ作者未詳
  24. 1924〜1925番丈夫が 伏し居嘆きて作者未詳
  25. 1926〜1927番春山の 馬醉木の花の作者未詳
  26. 1928〜1931番狹野方は 實は成らずとも作者未詳
  27. 1932〜1936番春雨の 止まず零り零り作者未詳
  28. 1937〜1938番丈夫が 出で立ち向ふ作者未詳
  29. 1939〜1945番ほととぎす 汝が初聲は作者未詳
  30. 1946〜1951番木高くは 曾て木植ゑじ作者未詳
  31. 1952〜1957番今夜の おぼつかなきに作者未詳
  32. 1958〜1963番橘の 林を植ゑむ作者未詳
  33. 1964〜1965番默然も あらむ時も作者未詳
  34. 1966〜1971番風に散る 花橘を作者未詳
  35. 1972〜1975番野邊見れば 瞿麥の花作者未詳
  36. 1976〜1978番卯の花の 咲き散る岳ゆ作者未詳
  37. 1979〜1981番春されば 蜾蠃なす野の作者未詳
  38. 1982〜1986番晩蟬は 時と鳴けども作者未詳
  39. 1987〜1992番片搓りに 絲をぞ吾が搓る作者未詳
  40. 1993〜1995番外のみに 見つつを戀ひむ作者未詳
  41. 1996〜2003番天漢 水障へて照る作者未詳
  42. 2004〜2011番己が夫 乏しむ子等は作者未詳
  43. 2012〜2017番白玉の 五百つ集を作者未詳
  44. 2018〜2023番天漢 去歲の渡で作者未詳
  45. 2024〜2028番萬世に 携はり居て作者未詳
  46. 2029〜2033番天漢 楫の音聞ゆ作者未詳
  47. 2034〜2040番棚機の 五百機立てて作者未詳
  48. 2041〜2047番秋風の 吹きただよはす作者未詳
  49. 2048〜2055番天漢 川門に立ちて作者未詳
  50. 2056〜2062番天の河 打橋渡せ作者未詳
  51. 2063〜2068番天漢 霧立ち上る作者未詳
  52. 2069〜2074番天漢 瀨ごとに幣を作者未詳
  53. 2075〜2080番人さへや 見繼がずあらむ作者未詳
  54. 2081〜2086番天漢 棚橋わたせ作者未詳
  55. 2087〜2088番渡守 舟出し出でむ作者未詳
  56. 2089〜2090番乾坤の はじめの時ゆ作者未詳
  57. 2091番彥星の 川瀨を渡る作者未詳
  58. 2092〜2093番天地と 別れし時ゆ作者未詳
  59. 2094〜2099番さを鹿の 心相念ふ作者未詳
  60. 2100〜2105番秋田刈る 假廬の宿に作者未詳
  61. 2106〜2112番沙額田の 野邊の秋萩作者未詳
  62. 2113〜2118番手もすまに 植ゑしも著く作者未詳
  63. 2119〜2124番戀しくは 形見にせよと作者未詳
  64. 2125〜2127番春日野の 萩し散りなば作者未詳
  65. 2128〜2135番秋風に 大和へ越ゆる作者未詳
  66. 2136〜2140番秋風に 山飛び越ゆる作者未詳
  67. 2141〜2146番この頃の 秋の朝明に作者未詳
  68. 2147〜2151番山の邊に い行く獵夫は作者未詳
  69. 2152〜2156番秋萩の 散り過ぎぬれば作者未詳
  70. 2157〜2166番暮影に 來鳴くひぐらし作者未詳
  71. 2167番秋の野の 尾花が末に作者未詳
  72. 2168〜2176番秋萩に 置ける白露作者未詳
  73. 2177番春は萌え 夏は綠に作者未詳
  74. 2178〜2179番妻ごもる 矢野の神山作者未詳
  75. 2180〜2186番九月の 時雨の雨に作者未詳
  76. 2187〜2192番妹が袖 卷來の山の作者未詳
  77. 2193〜2198番秋風の 日に日に吹けば作者未詳
  78. 2199〜2204番もの念ふと 隱らひ居りて作者未詳
  79. 2205〜2210番秋萩の 下葉もみぢぬ作者未詳
  80. 2211〜2218番妹が紐 解くと結ぶと作者未詳
  81. 2219〜2221番あしひきの 山田作る子作者未詳
  82. 2222〜2229番夕さらず 河蝦鳴くなる作者未詳
  83. 2230〜2233番戀ひつつも 稻葉かき別け作者未詳
  84. 2234〜2238番一日には 千重しくしくに作者未詳
  85. 2239〜2243番秋山の したびが下に作者未詳
  86. 2244〜2251番住吉の 岸を田に墾り作者未詳
  87. 2252〜2257番秋萩の 咲き散る野邊の作者未詳
  88. 2258〜2265番秋萩の 枝もとををに作者未詳
  89. 2266〜2272番出でて去なば 天飛ぶ鴈の作者未詳
  90. 2273〜2278番何すとか 君を厭はむ作者未詳
  91. 2279〜2284番吾が鄕に 今咲く花の作者未詳
  92. 2285〜2289番秋萩の 花野のすすき作者未詳
  93. 2290〜2294番秋萩を 散り過ぎぬべみ作者未詳
  94. 2295〜2297番我が屋戸の 田葛葉日に日に作者未詳
  95. 2298〜2303番君に戀ひ しなえうらぶれ作者未詳
  96. 2304〜2307番蜻蛉羽に にほへる衣作者未詳
  97. 2308番雨零れば 激つ山川作者未詳
  98. 2309〜2311番祝部等が 齋ふ社の作者未詳
  99. 2312〜2315番我が袖に 霰たばしる作者未詳
  100. 2316〜2318番奈良山の 峯なほ霧ふ作者未詳
  101. 2319〜2324番夕されば 衣手寒し作者未詳
  102. 2325〜2329番誰が苑の 梅の花ぞも作者未詳
  103. 2330〜2332番妹がため 上枝の梅を作者未詳
  104. 2333〜2334番零る雪の 空に消ぬべく作者未詳
  105. 2335〜2339番咲き出照る 梅の下枝に作者未詳
  106. 2340〜2344番一目見し 人に戀ふらく作者未詳
  107. 2345〜2348番天霧ひ 零りくる雪の作者未詳
  108. 2349〜2350番吾が屋戸に 咲きたる梅を作者未詳

巻第十一490首

2351〜2840番。「古今相聞往来歌類」の上。作者の名を記さない恋の歌を、正述心緒・寄物陳思などの表し方で分ける。

  1. 2351〜2356番新室の 壁草刈りに作者未詳
  2. 2357〜2362番朝戸出の 君が足結を作者未詳
  3. 2363〜2367番岡崎の たみたる道を作者未詳
  4. 2368〜2374番垂乳根の 母が手放れ作者未詳
  5. 2375〜2380番吾ゆ後 生れむ人は作者未詳
  6. 2381〜2386番君が目を 見まく欲りして作者未詳
  7. 2387〜2391番日暮れなば 人知りぬべみ作者未詳
  8. 2392〜2397番なかなかに 見ざりしよりは作者未詳
  9. 2398〜2403番年きはる 世まで定めて作者未詳
  10. 2404〜2409番思ひ依り 見依りにものは作者未詳
  11. 2410〜2414番あらたまの 年は果つれど作者未詳
  12. 2415〜2420番處女等を 袖布留山の作者未詳
  13. 2421〜2426番くる路は 石踏む山の作者未詳
  14. 2427〜2432番是川の 瀨瀨のしき浪作者未詳
  15. 2433〜2437番水の上に 數書く如き作者未詳
  16. 2438〜2443番人言は 暫しぞ吾妹作者未詳
  17. 2444〜2450番白檀弓 石邊の山の作者未詳
  18. 2451〜2456番天雲の 依り合ひ遠み作者未詳
  19. 2457〜2462番大野らに 小雨降りしく作者未詳
  20. 2463〜2468番ひさかたの 天光る月の作者未詳
  21. 2469〜2474番山萵苣の 白露おもり作者未詳
  22. 2475〜2479番我が屋戸の 軒の子太草作者未詳
  23. 2480〜2484番路の邊の 壹師の花の作者未詳
  24. 2485〜2490番袖振るが 見ゆべきかぎり作者未詳
  25. 2491〜2497番妹に戀ひ 寐ねぬ朝明に作者未詳
  26. 2498〜2502番劒刀 諸刃の利きに作者未詳
  27. 2503〜2507番夕されば 床のへ去らぬ作者未詳
  28. 2508〜2516番皇祖の 神の御門を作者未詳
  29. 2517〜2521番垂乳根の 母に障らば作者未詳
  30. 2522〜2526番恨みむと 思ひて背なは作者未詳
  31. 2527〜2532番誰ぞ此の 吾が屋戸に來喚ぶ作者未詳
  32. 2533〜2537番面忘れ 如何なる人の作者未詳
  33. 2538〜2541番獨寢と 薦朽ちめやも作者未詳
  34. 2542〜2548番若草の 新手枕を作者未詳
  35. 2549〜2552番妹に戀ひ 吾が哭く涕作者未詳
  36. 2553〜2556番夢のみに 見るすら幾許作者未詳
  37. 2557〜2561番垂乳根の 母に白さば作者未詳
  38. 2562〜2566番里人の 言緣妻を作者未詳
  39. 2567〜2571番相見ては 戀慰むと作者未詳
  40. 2572〜2576番僞も 似つきてぞ爲る作者未詳
  41. 2577〜2581番今だにも 目な乏しめそ作者未詳
  42. 2582〜2586番あぢき無く 何の枉言作者未詳
  43. 2587〜2591番大原の 古りにし郷に作者未詳
  44. 2592〜2596番戀ひ死なむ 後は何せむ作者未詳
  45. 2597〜2601番いかにして 忘るるものぞ作者未詳
  46. 2602〜2606番黑髮の 白髮までと作者未詳
  47. 2607〜2610番敷妙の 衣手離れて作者未詳
  48. 2611〜2614番今更に 君が手枕作者未詳
  49. 2615〜2618番敷妙の 枕を纏きて作者未詳
  50. 2619〜2622番朝影に 吾が身は成りぬ作者未詳
  51. 2623〜2625番くれなゐの 八鹽の衣作者未詳
  52. 2626〜2628番古衣 打棄つる人は作者未詳
  53. 2629〜2632番逢はずとも 吾は怨みじ作者未詳
  54. 2633〜2636番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
  55. 2637〜2641番うちはなひ 鼻をぞ嚔つる作者未詳
  56. 2642〜2646番燈の かげに耀ふ作者未詳
  57. 2647〜2650番横雲の 空ゆ延き越し作者未詳
  58. 2651〜2655番難波人 葦火焚く屋の作者未詳
  59. 2656〜2661番天飛ぶや 輕の社の作者未詳
  60. 2662〜2666番吾妹子に またも逢はむと作者未詳
  61. 2667〜2670番眞袖もち 床うち拂ひ作者未詳
  62. 2671〜2674番この夜の 在明月夜作者未詳
  63. 2675〜2678番君が著る 三笠の山に作者未詳
  64. 2679〜2681番窓越しに 月おし照りて作者未詳
  65. 2682〜2685番韓衣 君にうち著せ作者未詳
  66. 2686〜2689番夜占問ふ 吾が袖に置く作者未詳
  67. 2690〜2693番白細布の 吾が衣手に作者未詳
  68. 2694〜2697番あしひきの 山鳥の尾の作者未詳
  69. 2698〜2702番往きて見て 來れば戀しき作者未詳
  70. 2703〜2708番眞薦刈る 大野川原の作者未詳
  71. 2709〜2713番吾妹子に 吾が戀ふらくは作者未詳
  72. 2714〜2719番もののふの 八十氏川の作者未詳
  73. 2720〜2724番水鳥の 鴨の住む池の作者未詳
  74. 2725〜2730番白細砂 三津の黃土の作者未詳
  75. 2731〜2735番牛窓の 浪の潮騷作者未詳
  76. 2736〜2742番風をいたみ 甚振る浪の作者未詳
  77. 2743〜2747番なかなかに 君に戀ひずは作者未詳
  78. 2748〜2751番大舟に 葦荷刈り積み作者未詳
  79. 2752〜2756番吾妹子を 聞き都賀野邊の作者未詳
  80. 2757〜2761番王の 御笠に縫へる作者未詳
  81. 2762〜2765番蘆垣の 中の似兒草作者未詳
  82. 2766〜2770番三島江の 入江の薦を作者未詳
  83. 2771〜2776番吾妹子が 袖をたのみて作者未詳
  84. 2777〜2781番疊薦 へだて編む數作者未詳
  85. 2782〜2786番さ寢かにば 誰とも宿めど作者未詳
  86. 2787〜2791番天地の 依り合ひの極作者未詳
  87. 2792〜2796番玉の緒の しま心にや作者未詳
  88. 2797〜2801番住吉の 濱に緣るとふ作者未詳
  89. 2802〜2807番念へども 念ひもかねつ作者未詳
  90. 2808〜2809番眉根搔き 嚔ひ紐解け作者未詳
  91. 2810〜2811番音のみを 聞きてや戀ひむ作者未詳
  92. 2812〜2813番吾妹子に 戀ひて術なみ作者未詳
  93. 2814〜2815番吾が戀は 慰めかねつ作者未詳
  94. 2816〜2819番うらぶれて 物な念ほし作者未詳
  95. 2820〜2823番斯くだにも 妹を待ちなむ作者未詳
  96. 2824〜2827番思ふ人 來むと知りせば作者未詳
  97. 2828〜2833番くれなゐの 濃染の衣を作者未詳
  98. 2834〜2840番大和の 室原の毛桃作者未詳

巻第十二380首

2841〜3220番。「古今相聞往来歌類」の下。巻第十一と同じ組み立てで、羈旅発思・悲別歌などを加える。

  1. 2841〜2845番我背子が 朝けの形作者未詳
  2. 2846〜2850番夜も寢ず 安くもあらず作者未詳
  3. 2851〜2856番人に見ゆる 表を結びて作者未詳
  4. 2857〜2863番菅の根の ねもころごろに作者未詳
  5. 2864〜2868番吾背子を 今か今かと作者未詳
  6. 2869〜2872番今は吾は 死なむよ吾妹作者未詳
  7. 2873〜2876番里人も 謂ひ繼ぐがね作者未詳
  8. 2877〜2880番何時となも 戀ひずありとは作者未詳
  9. 2881〜2885番立ちて居て 術のたどきも作者未詳
  10. 2886〜2891番他言は まこと言痛く作者未詳
  11. 2892〜2895番思ひ遣る すべのたどきも作者未詳
  12. 2896〜2899番うたがたも 言ひつつもあるか作者未詳
  13. 2900〜2903番吾妹子が 咲ひ眉引作者未詳
  14. 2904〜2907番戀ひ戀ひて 後も逢はむと作者未詳
  15. 2908〜2911番常斯くし 戀ふれば苦し作者未詳
  16. 2912〜2915番人の見て 言咎めせぬ作者未詳
  17. 2916〜2921番玉勝間 逢はむといふは作者未詳
  18. 2922〜2927番夕さらば 君に逢はむと作者未詳
  19. 2928〜2931番各自 人死すらし作者未詳
  20. 2932〜2935番情には 燃えておもへど作者未詳
  21. 2936〜2939番今は吾は 死なむよ我背作者未詳
  22. 2940〜2944番なまなかに 死なば安けむ作者未詳
  23. 2945〜2949番玉梓の 君が使を作者未詳
  24. 2950〜2955番吾妹子が 夜戸出の光儀作者未詳
  25. 2956〜2961番あらたまの 年月かねて作者未詳
  26. 2962〜2963番白妙の 袖敷かずて宿る作者未詳
  27. 2964〜2967番斯くのみし 在りける君を作者未詳
  28. 2968〜2971番橡の 一重衣の作者未詳
  29. 2972〜2976番赤帛の 純裏の衣作者未詳
  30. 2977〜2981番何故か 思はずあらむ作者未詳
  31. 2982〜2985番針はあれど 妹し無ければ作者未詳
  32. 2986〜2989番梓弓 引きみ弛べみ作者未詳
  33. 2990〜2994番をとめ等が 績麻の絡垜作者未詳
  34. 2995〜2998番逢ふよしの 出で來むまでは作者未詳
  35. 2999〜3002番水を多み 上に種蒔き作者未詳
  36. 3003〜3007番夕月夜 五更闇の作者未詳
  37. 3008〜3012番あしひきの 山を木高み作者未詳
  38. 3013〜3016番吾妹子や 吾を忘らすな作者未詳
  39. 3017〜3020番あしひきの 山河水の作者未詳
  40. 3021〜3024番隱沼の 下ゆは戀ひむ作者未詳
  41. 3025〜3029番石走る 垂水の水の作者未詳
  42. 3030〜3033番思ひ出でて 術なき時は作者未詳
  43. 3034〜3037番吾妹子に 戀ひ術なかり作者未詳
  44. 3038〜3041番斯く戀ひむ ものと知りせば作者未詳
  45. 3042〜3044番朝日さす 春日の小野に作者未詳
  46. 3045〜3047番朝霜の 消ぬべくのみや作者未詳
  47. 3048〜3052番御獵する 鴈羽の小野の作者未詳
  48. 3053〜3057番あしひきの 山菅の根の作者未詳
  49. 3058〜3062番うち日さす 宮にはあれど作者未詳
  50. 3063〜3066番淺茅原 小野に標結ふ作者未詳
  51. 3067〜3070番谷狹み 峯へ延ひたる作者未詳
  52. 3071〜3074番丹波道の 大江の山の作者未詳
  53. 3075〜3079番斯くしてぞ 人の死ぬとふ作者未詳
  54. 3080〜3083番わたつみの 沖に生ひたる作者未詳
  55. 3084〜3086番海處女 潛き取るとふ作者未詳
  56. 3087〜3090番眞菅よし 宗我の河原に作者未詳
  57. 3091〜3094番鴨すらも 己がつまどち作者未詳
  58. 3095〜3098番朝鴉 早くな鳴きそ作者未詳
  59. 3099〜3100番紫草を 草と別く別く作者未詳
  60. 3101〜3102番紫は 灰指すものぞ作者未詳
  61. 3103〜3104番逢はなくは 然もありなむ作者未詳
  62. 3105〜3106番人目多み 直に逢はずて作者未詳
  63. 3107〜3108番現身の 人目を繁み作者未詳
  64. 3109〜3110番慇懃に 思ふ吾妹を作者未詳
  65. 3111〜3112番すべもなき 片戀をすと作者未詳
  66. 3113〜3114番在り在りて 後も逢はむと作者未詳
  67. 3115〜3116番氣の緒に 吾が氣衝きし作者未詳
  68. 3117〜3118番門閉てて 戸も閉したるを作者未詳
  69. 3119〜3120番明日よりは 戀ひつつ在らむ作者未詳
  70. 3121〜3122番わが背子が 使を待つと作者未詳
  71. 3123〜3124番ただ獨 宿れど寢かねて作者未詳
  72. 3125〜3126番ひさかたの 雨のふる日を作者未詳
  73. 3127〜3130番度會の 大河の邊の作者未詳
  74. 3131〜3134番月易へて 君をば見むと作者未詳
  75. 3135〜3138番近くあれば 名のみも聞きて作者未詳
  76. 3139〜3144番玉桙の 道に出で立ち作者未詳
  77. 3145〜3150番吾妹子し 吾を偲ぶらし作者未詳
  78. 3151〜3155番よそのみに 君を相見て作者未詳
  79. 3156〜3159番鈴鹿河 八十瀬渡りて作者未詳
  80. 3160〜3162番沖つ浪 邊浪の來寄る作者未詳
  81. 3163〜3166番吾妹子に 觸るとはなしに作者未詳
  82. 3167〜3170番浪の間ゆ 雲居に見ゆる作者未詳
  83. 3171〜3174番難波潟 こぎ出し船の作者未詳
  84. 3175〜3179番若の浦に 袖さへぬれて作者未詳
  85. 3180〜3184番うらもなく 去にし君ゆゑ作者未詳
  86. 3185〜3189番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
  87. 3190〜3193番雲居なる 海山越えて作者未詳
  88. 3194〜3196番氣の緒に 吾が思ふ君は作者未詳
  89. 3197〜3202番住吉の 崖に向へる作者未詳
  90. 3203〜3208番雎鳩ゐる 渚にゐる舟の作者未詳
  91. 3209〜3210番春日なる 三笠の山に作者未詳
  92. 3211〜3212番靈の緒の 現し心や作者未詳
  93. 3213〜3214番十月 時雨の雨に作者未詳
  94. 3215〜3216番白妙の 袖の別を作者未詳
  95. 3217〜3218番荒津の海 吾幣奉り作者未詳
  96. 3219〜3220番豐國の 企救の長濱作者未詳

巻第十三127首

3221〜3347番。長歌の多い巻。作者の名を記さない雑歌・相聞・問答・譬喩歌・挽歌を収める。

  1. 3221番冬ごもり 春さり來れば作者未詳
  2. 3222番三諸は 人の守る山作者未詳
  3. 3223〜3224番霹靂の 日かをる空の作者未詳
  4. 3225〜3226番天雲の 影さへ見ゆる作者未詳
  5. 3227〜3229番葦原の 瑞穂の國に作者未詳
  6. 3230〜3231番幣帛を 奈良より出でて作者未詳
  7. 3232〜3233番斧取りて 丹生の檜山の作者未詳
  8. 3234〜3235番やすみしし わご大皇作者未詳
  9. 3236〜3238番空みつ 大和の國作者未詳
  10. 3239番近江の海 泊八十あり作者未詳
  11. 3240〜3241番大王の 命恐み作者未詳
  12. 3242番百岐年 美濃の國の作者未詳
  13. 3243〜3244番處女等が 麻笥に垂れたる作者未詳
  14. 3245〜3246番天橋も 長くもがも作者未詳
  15. 3247番渟名河の 底なる玉作者未詳
  16. 3248〜3249番敷島の 日本の國に作者未詳
  17. 3250〜3252番蜻蛉島 日本の國は作者未詳
  18. 3253〜3254番葦原の 水穗の國は作者未詳
  19. 3255〜3257番古ゆ 言ひ續ぎ來らく作者未詳
  20. 3258〜3259番あらたまの 年は來去きて作者未詳
  21. 3260〜3262番小治田の 愛智の水を作者未詳
  22. 3263〜3265番隱國の 泊瀬の河の作者未詳
  23. 3266〜3267番春されば 花咲きををり作者未詳
  24. 3268〜3269番三諸の 神奈備山ゆ作者未詳
  25. 3270〜3271番さし燒かむ 少屋の醜屋に作者未詳
  26. 3272〜3273番うち延へて 思ひし小野は作者未詳
  27. 3274〜3275番爲む術の たづきを知らに作者未詳
  28. 3276〜3277番百足らず 山田の道を作者未詳
  29. 3278〜3279番赤駒の 厩立て作者未詳
  30. 3280〜3283番妾が背子は 待てど來まさず作者未詳
  31. 3284〜3288番菅の根の ねもころごろに作者未詳
  32. 3289〜3290番御佩を 劍の池の作者未詳
  33. 3291〜3292番み芳野の 眞木立つ山に作者未詳
  34. 3293〜3294番み吉野の 御金の嶽に作者未詳
  35. 3295〜3296番うち日さつ 三宅の原ゆ作者未詳
  36. 3297〜3298番玉だすき かけぬ時無く作者未詳
  37. 3299番見渡しに 妹らは立たし作者未詳
  38. 3300番押照る 難波の埼に作者未詳
  39. 3301番神風の 伊勢の海の作者未詳
  40. 3302番紀伊國の 室の江の邊に作者未詳
  41. 3303〜3304番里人の 吾に告ぐらく作者未詳
  42. 3305〜3309番物念はず 道行きなむも作者未詳
  43. 3310〜3313番隱口の 泊瀬の國に作者未詳
  44. 3314〜3317番つぎねふ 山城道を作者未詳
  45. 3318〜3322番紀の國の 濱に寄るとふ作者未詳
  46. 3323番階立つ 筑摩狹額田作者未詳
  47. 3324〜3325番かけまくも あやにかしこし作者未詳
  48. 3326番磯城島の 大和の國に作者未詳
  49. 3327〜3328番百小竹の 三野の王作者未詳
  50. 3329番白雲の たなびく國の作者未詳
  51. 3330〜3332番隱口の 長谷の川の作者未詳
  52. 3333〜3334番王の 御命恐み作者未詳
  53. 3335〜3338番玉桙の 道行き人は作者未詳
  54. 3339〜3343番玉桙の 道に出で立ち調使首
  55. 3344〜3345番この月は 君來たらむと作者未詳
  56. 3346〜3347番見が欲れば 雲井に見ゆる作者未詳

巻第十四230首

3348〜3577番。東歌の巻。東国の歌を国ごとに分け、方言をまじえた素朴な歌を収める。作者の名は記さない。

  1. 3348〜3352番夏麻引く 海上潟の作者未詳
  2. 3353〜3354番あらたまの 城柵の林に作者未詳
  3. 3355〜3359番天の原 富士の柴山作者未詳
  4. 3360番伊豆の海に 立つ白波の作者未詳
  5. 3361〜3366番足柄の 彼面此面に作者未詳
  6. 3367〜3372番百津島 足柄小船作者未詳
  7. 3373番多麻河に作者未詳
  8. 3374〜3377番武藏野に 占肩灼き作者未詳
  9. 3378〜3381番入間道の 大家が原の作者未詳
  10. 3382〜3383番馬來田の 嶺ろの篠葉の作者未詳
  11. 3384〜3387番葛飾の 眞間の手古名を作者未詳
  12. 3388〜3392番筑波嶺の 嶺ろに霞居作者未詳
  13. 3393〜3397番筑波嶺の 彼面此面に作者未詳
  14. 3398〜3401番人みなの 言は絕ゆとも作者未詳
  15. 3402〜3405番日の暮に 碓氷の山を作者未詳
  16. 3406〜3410番上毛野 佐野のくくだち作者未詳
  17. 3411〜3415番多胡の嶺に 寄綱延へて作者未詳
  18. 3416〜3419番上毛野 可保夜が沼の作者未詳
  19. 3420〜3423番上毛野 佐野の舟橋作者未詳
  20. 3424〜3425番下毛野 みかもの山の作者未詳
  21. 3426〜3428番會津嶺の 國をさ遠み作者未詳
  22. 3429〜3433番遠江 引佐細江の作者未詳
  23. 3434〜3437番上毛野 安蘇山黑葛作者未詳
  24. 3438〜3441番都武賀野に 鈴が音きこゆ作者未詳
  25. 3442〜3446番東路の 手兒の呼坂作者未詳
  26. 3447〜3451番草蔭の 安努な行かむと作者未詳
  27. 3452〜3454番おもしろき 野をばな燒きそ作者未詳
  28. 3455〜3459番戀しけば 來ませ我が背子作者未詳
  29. 3460〜3464番誰ぞこの 屋の戸押そぶる作者未詳
  30. 3465〜3469番高麗錦 紐解き放けて作者未詳
  31. 3470〜3473番相見ては 千年や去ぬる作者未詳
  32. 3474〜3477番殖竹の 本さへ響み作者未詳
  33. 3478〜3481番遠しとふ 故奈の白嶺に作者未詳
  34. 3482〜3485番から衣 襴のうち交へ作者未詳
  35. 3486〜3489番愛し妹を 弓束竝べ巻き作者未詳
  36. 3490〜3493番梓弓 末は依り寢む作者未詳
  37. 3494〜3496番兒毛知山 若鷄冠木の作者未詳
  38. 3497〜3499番河上の 根白高草作者未詳
  39. 3500〜3503番紫草は 根をかも竟ふる作者未詳
  40. 3504〜3507番春べ咲く 藤の末葉の作者未詳
  41. 3508〜3511番芝付の 美宇良埼なる作者未詳
  42. 3512〜3516番一嶺ろに 言はるものから作者未詳
  43. 3517〜3522番白雲の 絕えにし妹を作者未詳
  44. 3523〜3526番坂越えて 安倍の田の面に作者未詳
  45. 3527〜3530番沖に住も 小鴨の如作者未詳
  46. 3531〜3534番妹をこそ あひ見に來しか作者未詳
  47. 3535〜3537番己が男を 凡にな思ひそ作者未詳
  48. 3538〜3541番ひろ橋を 馬越しかねて作者未詳
  49. 3542〜3544番細石に 駒を馳させて作者未詳
  50. 3545〜3548番飛鳥河 堰くと知りせば作者未詳
  51. 3549〜3551番多由比潟 潮滿ちわたる作者未詳
  52. 3552〜3555番松が浦に 騷ゑうら立ち作者未詳
  53. 3556〜3559番鹽船の 置かれば悲し作者未詳
  54. 3560〜3564番眞金吹く 丹生の眞朱の作者未詳
  55. 3565〜3566番彼の兒ろと 宿ずやなりなむ作者未詳
  56. 3567〜3571番置きて行かば 妹はまがなし作者未詳
  57. 3572〜3576番何ど思へか 阿自久麻山の作者未詳
  58. 3577番愛し妹を 何處行かめと作者未詳

巻第十五208首

3578〜3785番。天平8年(736)の遣新羅使の歌群と、中臣宅守と狭野弟上娘子の贈答歌群からなる巻。

  1. 3578〜3581番武庫の浦の 入江の渚鳥作者未詳
  2. 3582〜3585番大船を 荒海に出だし作者未詳
  3. 3586〜3587番我が故に 思ひな瘦せそ作者未詳
  4. 3588番はろばろに 思ほゆるかも作者未詳
  5. 3589番夕されば 晩蟬來鳴く秦間満
  6. 3590番妹に逢はず あらば術無み作者未詳
  7. 3591〜3593番妹と在りし 時はあれども作者未詳
  8. 3594〜3597番潮待つと ありける船を作者未詳
  9. 3598〜3601番ぬばたまの 夜は明けぬらし作者未詳
  10. 3602〜3605番あをによし 奈良の都に作者未詳
  11. 3606〜3610番玉藻刈る 乎等女を過ぎて作者未詳
  12. 3611番大船に 眞楫繁貫き柿本人麻呂
  13. 3612〜3614番青丹よし 奈良の都に作者未詳
  14. 3615〜3616番わが故に 妹嘆くらし作者未詳
  15. 3617番石走る 瀧もとどろに大石蓑麻呂
  16. 3618〜3621番山河の 清き川瀨に作者未詳
  17. 3622〜3624番月よみの 光を淸み作者未詳
  18. 3625〜3626番夕されば 葦邊に騷ぎ丹比大夫
  19. 3627〜3629番朝されば 妹が手に纏く作者未詳
  20. 3630〜3633番眞楫貫き 船し行かずは作者未詳
  21. 3634〜3637番筑紫道の 可太の大島作者未詳
  22. 3638〜3639番これやこの 名に負ふ鳴門の作者未詳
  23. 3640〜3643番都方に 行かむ船もが作者未詳
  24. 3644〜3647番大君の 命恐み作者未詳
  25. 3648〜3651番海原の 沖邊に燭し作者未詳
  26. 3652〜3655番志珂の海人の 一日も闕ちず作者未詳
  27. 3656〜3658番秋萩に にほへる吾が裳作者未詳
  28. 3659〜3662番秋風は 日に日に吹きぬ作者未詳
  29. 3663〜3667番わたつみの 沖つ繩海苔作者未詳
  30. 3668〜3673番大君の 遠の朝廷と作者未詳
  31. 3674〜3680番草枕 旅を苦しみ作者未詳
  32. 3681〜3687番歸り來て 見むと思ひし作者未詳
  33. 3688〜3690番天皇の 遠の朝廷と作者未詳
  34. 3691〜3693番天地と 共にもがもと葛井子老
  35. 3694〜3696番わたつみの 恐き路を六鯖
  36. 3697〜3699番百船の 泊つる對馬の作者未詳
  37. 3700〜3706番あしひきの 山下耀る作者未詳
  38. 3707〜3713番秋山の 黄葉を插頭し作者未詳
  39. 3714〜3717番秋されば 戀しみ妹を作者未詳
  40. 3718〜3722番家島は 名にこそありけれ作者未詳
  41. 3723〜3726番あしひきの 山路越えむと狭野弟上娘子
  42. 3727〜3730番塵泥の 數にもあらぬ中臣宅守
  43. 3731〜3737番思ふ故に 逢ふものならば中臣宅守
  44. 3738〜3744番思ひつつ 寢ればかもとな中臣宅守
  45. 3745〜3749番命あらば 逢ふこともあらむ狭野弟上娘子
  46. 3750〜3753番天地の 至極のうらに狭野弟上娘子
  47. 3754〜3758番過所無しに 關飛び越ゆる中臣宅守
  48. 3759〜3762番たちかへり 泣けども吾は中臣宅守
  49. 3763〜3766番旅といへば 言にぞ易き中臣宅守
  50. 3767〜3774番魂は あしたゆふべに狭野弟上娘子
  51. 3775〜3778番あらたまの 年の緒長く作者未詳
  52. 3779〜3785番わが宿の 花橘は中臣宅守

巻第十六104首

3786〜3889番。「有由縁并せて雑歌」の巻。歌の由来となる話を添えた歌や、戯笑歌・乞食者の詠など、ほかの巻にない歌を集める。

  1. 3786〜3787番春さらば 插頭にせむと作者未詳
  2. 3788〜3790番無耳の 池し恨めし作者未詳
  3. 3791〜3793番綠子の 若子が身には竹取翁
  4. 3794〜3802番愛しきやし 老夫の歌に作者未詳
  5. 3803番隱りのみ 戀ふれば苦し作者未詳
  6. 3804〜3805番斯くのみに ありけるものを作者未詳
  7. 3806番事しあらば 小泊瀬山の作者未詳
  8. 3807番安積香山 影さへ見ゆる作者未詳
  9. 3808番住吉の 小集樂に出でて作者未詳
  10. 3809番商變り 領らすとの作者未詳
  11. 3810番味飯を 水に釀み成し作者未詳
  12. 3811〜3813番さ丹づらふ 君が御言と作者未詳
  13. 3814〜3815番眞珠は 緒絶しにきと作者未詳
  14. 3816番家にありし 櫃に鏁刺し穂積親王
  15. 3817〜3818番柄臼は 田廬のもとに河村王
  16. 3819〜3820番夕立の 雨うち零れば小鯛王
  17. 3821番美麗物 何所飽かじを児部女王
  18. 3822〜3823番橘の 寺の長屋に作者未詳
  19. 3824番さしなべに 湯沸かせ子ども長意吉麻呂
  20. 3825〜3831番食薦敷き 蔓菁煮持ち來長意吉麻呂
  21. 3832番枳の 棘原苅り除け忌部首
  22. 3833番虎に乘り 古屋を越えて境部王
  23. 3834番梨棗 黍に粟嗣ぎ作者未詳
  24. 3835番勝間田の 池は我知る作者未詳
  25. 3836番奈良山の 兒手柏の消奈行文
  26. 3837番久堅の 雨も降らぬか作者未詳
  27. 3838〜3839番吾妹子が 額に生ひたる安倍子祖父
  28. 3840〜3841番寺寺の 女餓鬼申さく作者未詳
  29. 3842〜3843番小兒ども 草はな苅りそ作者未詳
  30. 3844〜3845番ぬばたまの 斐太の大黑作者未詳
  31. 3846〜3847番法師らが 鬚の剃杭作者未詳
  32. 3848番新墾田の 鹿猪田の稻を忌部黒麻呂
  33. 3849〜3850番生死の 二つの海を作者未詳
  34. 3851番心をし 無何有の郷に作者未詳
  35. 3852番鯨魚取り 海や死する作者未詳
  36. 3853〜3854番石麻呂に 吾物申す大伴家持
  37. 3855〜3856番葛莢に 延ひおほどれる高宮王
  38. 3857番飯喫めど 甘くもあらず作者未詳
  39. 3858〜3859番この頃の 吾が戀力作者未詳
  40. 3860〜3869番王の 遣さなくに作者未詳
  41. 3870番紫の 粉潟の海に作者未詳
  42. 3871番角島の 迫門の稚海藻は作者未詳
  43. 3872〜3873番吾が門の 榎の實もり喫む作者未詳
  44. 3874番所射鹿を 認ぐ河邊の作者未詳
  45. 3875番琴酒を 押垂小野ゆ作者未詳
  46. 3876番豐國の 企玖の池なる作者未詳
  47. 3877番くれなゐに 染めてし衣作者未詳
  48. 3878〜3879番梯立の 熊來のやらに作者未詳
  49. 3880番加島嶺の 机の島の作者未詳
  50. 3881〜3883番大野路は 繁道森徑作者未詳
  51. 3884番伊夜彦作者未詳
  52. 3885番愛子 汝夫の君作者未詳
  53. 3886番押照るや 難波の小江に作者未詳
  54. 3887〜3889番天なるや 神樂良の小野に作者未詳

巻第十七142首

3890〜4031番。大伴家持の歌日誌の始まりの巻。天平2年(730)から天平20年(748)までの歌を年月の順に並べ、越中守時代の歌が多い。

  1. 3890番我が夫子を 我が松原よ三野石守
  2. 3891〜3899番荒津の海 潮干潮滿ち作者未詳
  3. 3900番織女し 船乘りすらし大伴家持
  4. 3901〜3906番み冬つぎ 春はきたれど大伴家持
  5. 3907〜3908番山城の 久邇の都は境部老麻呂
  6. 3909〜3910番橘は 常花にもが大伴書持
  7. 3911〜3913番あしひきの 山邊に居れば大伴家持
  8. 3914番ほととぎす 今し來鳴かば田口馬長
  9. 3915番あしひきの 山谷越えて山部赤人
  10. 3916〜3921番橘の にほへる香かも大伴家持
  11. 3922〜3925番降る雪の 白髮までに作者未詳
  12. 3926番大宮の 内にも外にも大伴家持
  13. 3927〜3930番草枕 旅ゆく君を大伴坂上郎女
  14. 3931〜3936番君により 吾が名はすでに平群氏女郎
  15. 3937〜3942番草枕 旅去にし君が平群氏女郎
  16. 3943〜3950番秋の田の 穗向見がてり作者未詳
  17. 3951〜3955番ひぐらしの 鳴きぬる時は作者未詳
  18. 3956番奈呉の海人の 釣する船は秦八千島
  19. 3957〜3959番天離る 鄙治めにと大伴家持
  20. 3960〜3961番庭に降る 雪は千重しく大伴家持
  21. 3962〜3964番大王の 任のまにまに大伴家持
  22. 3965〜3966番春の花 今は盛に大伴家持
  23. 3967〜3968番山峽に 咲ける櫻を大伴池主
  24. 3969〜3972番大君の 任のまにまに大伴家持
  25. 3973〜3975番大君の 命かしこみ大伴池主
  26. 3976〜3977番さけりとも 知らずしあらば大伴家持
  27. 3978〜3982番妹も吾も 心は同じ大伴家持
  28. 3983〜3984番あしひきの 山も近きを大伴家持
  29. 3985〜3987番射水河 い行き廻れる大伴家持
  30. 3988番ぬばたまの 月に向ひて大伴家持
  31. 3989〜3990番奈呉の海の 沖つ白波大伴家持
  32. 3991〜3992番もののふの 八十伴の緒の大伴家持
  33. 3993〜3994番藤浪は 咲きて散りにき大伴池主
  34. 3995〜3998番玉ほこの 道に出で立ち作者未詳
  35. 3999番京方に 立つ日近づく大伴家持
  36. 4000〜4002番天離る 鄙に名懸かす大伴家持
  37. 4003〜4005番朝日さし 背向に見ゆる大伴池主
  38. 4006〜4007番かき數ふ 二上山に大伴家持
  39. 4008〜4010番あをによし 奈良を來離れ大伴池主
  40. 4011〜4015番大王の 遠の朝廷ぞ大伴家持
  41. 4016番婦負の野の 薄押し靡べ高市黒人
  42. 4017〜4020番東風 いたく吹くらし大伴家持
  43. 4021番雄神河 くれなゐにほふ大伴家持
  44. 4022番鸕坂河 渡る瀬多み大伴家持
  45. 4023番婦負河の 早き瀬ごとに大伴家持
  46. 4024番立山の 雪し來らしも大伴家持
  47. 4025番之乎路から 直越え來れば大伴家持
  48. 4026〜4027番鳥總立て 船木伐るといふ大伴家持
  49. 4028番妹に逢はず 久しくなりぬ大伴家持
  50. 4029番珠洲の海に 朝びらきして大伴家持
  51. 4030番うぐひすは 今は鳴かむと大伴家持
  52. 4031番中臣の 太祝詞言大伴家持

巻第十八107首

4032〜4138番。家持の歌日誌の続き。越中国での宴の歌や、陸奥国から金が出たことを祝う長歌などを収める。

  1. 4032〜4035番奈呉の海に 船暫し借せ田辺福麻呂
  2. 4036番如何にある 布勢の浦ぞも田辺福麻呂
  3. 4037番乎敷の埼 漕ぎ徘徊り大伴家持
  4. 4038〜4042番玉くしげ いつしか明けむ田辺福麻呂
  5. 4043番明日の日の 布勢の浦廻の大伴家持
  6. 4044〜4045番濱邊より 我が鞭ち行かば大伴家持
  7. 4046〜4051番神さぶる 垂姫の埼作者未詳
  8. 4052〜4055番ほととぎす 今鳴かずして作者未詳
  9. 4056〜4057番堀江には 玉敷かましを作者未詳
  10. 4058〜4060番橘の とをのたちばな作者未詳
  11. 4061〜4062番堀江より 水脈引きしつつ作者未詳
  12. 4063〜4064番常世物 この橘の大伴家持
  13. 4065番朝びらき 入江漕ぐなる山上臣
  14. 4066〜4069番卯の花の 咲く月立ちぬ作者未詳
  15. 4070番一本の なでしこ植ゑし大伴家持
  16. 4071〜4072番級離る 越の君らと大伴家持
  17. 4073〜4075番月見れば 同じ國なり大伴池主
  18. 4076〜4079番あしひきの 山は無くもが大伴家持
  19. 4080〜4081番常人の 戀ふと云ふよりは大伴坂上郎女
  20. 4082〜4084番天ざかる 鄙の奴に大伴家持
  21. 4085番燒刀を 礪波の關に大伴家持
  22. 4086〜4088番あぶら火の 光に見ゆる作者未詳
  23. 4089〜4092番高御座 天の日嗣と大伴家持
  24. 4093番英遠の浦に 寄する白波大伴家持
  25. 4094〜4097番葦原の 瑞穂の國を大伴家持
  26. 4098〜4100番高御座 天の日嗣と大伴家持
  27. 4101〜4105番珠洲の海人の 沖つ御神に大伴家持
  28. 4106〜4109番大己貴 少彦名の大伴家持
  29. 4110番左夫流兒が いつきし殿に大伴家持
  30. 4111〜4112番かけまくも あやにかしこし大伴家持
  31. 4113〜4115番大君の 遠の朝廷と大伴家持
  32. 4116〜4118番大君の 任のまにまに大伴家持
  33. 4119番いにしへよ 偲びにければ大伴家持
  34. 4120〜4121番見まく欲り 思ひしなべに大伴家持
  35. 4122〜4123番天皇の 敷きます國の大伴家持
  36. 4124番我が欲りし 雨は降り來ぬ大伴家持
  37. 4125〜4127番天照す 神の御代より大伴家持
  38. 4128〜4131番草枕 旅の翁と大伴池主
  39. 4132〜4133番竪樣にも 彼にも横樣も大伴池主
  40. 4134番雪の上に 照れる月夜に大伴家持
  41. 4135番我が兄子が 琴取るなべに大伴家持
  42. 4136番あしひきの 山の木末の大伴家持
  43. 4137番正月たつ 春のはじめに大伴家持
  44. 4138番やぶなみの 里に宿借り大伴家持

巻第十九154首

4139〜4292番。家持の歌日誌の続き。越中守の最後の年から都に戻ったころまでで、家持の代表作が多い。

  1. 4139〜4140番春の苑 くれなゐにほふ大伴家持
  2. 4141番春まけて 物がなしきに大伴家持
  3. 4142番春の日に 張れる柳を大伴家持
  4. 4143番もののふの 八十をとめ等が大伴家持
  5. 4144〜4145番燕來る 時になりぬと大伴家持
  6. 4146〜4147番夜ぐたちに 寢覺めて居れば大伴家持
  7. 4148〜4149番椙の野に さ躍る雉大伴家持
  8. 4150番朝床に 聞けば遙けし大伴家持
  9. 4151〜4153番今日の爲と 思ひて標めし大伴家持
  10. 4154〜4155番あしひきの 山坂越えて大伴家持
  11. 4156〜4158番あらたまの 年往き更り大伴家持
  12. 4159番磯の上の 都萬麻を見れば大伴家持
  13. 4160〜4162番天地の 遠き始よ大伴家持
  14. 4163番妹が袖 われまくらかむ大伴家持
  15. 4164〜4165番ちちの實の 父の命大伴家持
  16. 4166〜4168番毎時に いや珍らしく大伴家持
  17. 4169〜4170番霍公鳥 來鳴く五月に大伴家持
  18. 4171〜4172番常人も 起きつつ聞くぞ大伴家持
  19. 4173番妹を見ず 越の國邊に大伴家持
  20. 4174番春の裏の 樂しき終へば大伴家持
  21. 4175〜4176番ほととぎす 今來喧き始む大伴家持
  22. 4177〜4179番我が兄子と 手携はりて大伴家持
  23. 4180〜4183番春過ぎて 夏來向へば大伴家持
  24. 4184番山吹の 花とり持ちて作者未詳
  25. 4185〜4186番現身は 戀を繁みと大伴家持
  26. 4187〜4188番念ふどち ますらをのこの大伴家持
  27. 4189〜4191番天離る 夷としあれば大伴家持
  28. 4192〜4193番桃の花 くれなゐ色に大伴家持
  29. 4194〜4196番ほととぎす 鳴き渡りぬと大伴家持
  30. 4197〜4198番妹に似る 草と見しより大伴家持
  31. 4199〜4202番藤浪の 影なす海の作者未詳
  32. 4203番家に行きて 何を語らむ久米広縄
  33. 4204〜4205番吾が兄子が 捧げて持たる作者未詳
  34. 4206番澁溪を さして吾が行く大伴家持
  35. 4207〜4208番此間にして 背向に見ゆる大伴家持
  36. 4209〜4210番谷近く 家は居れども久米広縄
  37. 4211〜4212番古に ありけるわざの大伴家持
  38. 4213番東風を疾み 奈呉の浦廻に大伴家持
  39. 4214〜4216番天地の 初の時ゆ大伴家持
  40. 4217番卯の花を 腐す霖雨の大伴家持
  41. 4218番鮪衝くと 海人の燭せる大伴家持
  42. 4219番吾が屋戸の 萩咲きにけり大伴家持
  43. 4220〜4221番海神の 神の命の大伴坂上郎女
  44. 4222〜4223番この時雨 いたくな降りそ作者未詳
  45. 4224番朝霧の たなびく田居に光明皇后
  46. 4225番あしひきの 山の黄葉に大伴家持
  47. 4226番この雪の 消遺る時に大伴家持
  48. 4227〜4228番大殿の この廻の三形沙弥
  49. 4229番新たしき 年のはじめは大伴家持
  50. 4230番降る雪を 腰になづみて大伴家持
  51. 4231番瞿麥は 秋咲くものを久米広縄
  52. 4232番雪の島 巖に殖ゑたる蒲生娘子
  53. 4233〜4234番うち羽振き 鷄は鳴くとも作者未詳
  54. 4235番天雲を ほろに踏みあたし県犬養三千代
  55. 4236〜4237番天地の 神は無かれや作者未詳
  56. 4238番君が往き もし久ならば大伴家持
  57. 4239番二上の 峯の上の繁に大伴家持
  58. 4240番大船に 眞梶繁貫き光明皇后
  59. 4241番春日野に 齋く御室の藤原清河
  60. 4242番天雲の 去き還りなむ藤原仲麻呂
  61. 4243番住吉に 齋く祝が多治比土作
  62. 4244番あらたまの 年の緒長く藤原清河
  63. 4245〜4246番虚みつ やまとの國作者未詳
  64. 4247番天雲の 遠隔の極阿倍老人
  65. 4248〜4249番あらたまの 年の緒長く大伴家持
  66. 4250番しなざかる 越に五箇年大伴家持
  67. 4251番玉ほこの 道に出で立ち大伴家持
  68. 4252〜4253番君が家に 植ゑたる萩の作者未詳
  69. 4254〜4255番秋津島 倭の國を大伴家持
  70. 4256番古に 君の三代經て大伴家持
  71. 4257〜4259番手束弓 手に取り持ちて作者未詳
  72. 4260〜4261番皇は 神にし坐せば作者未詳
  73. 4262〜4263番韓國に 往き足らはして作者未詳
  74. 4264〜4265番空みつ 倭の國は孝謙天皇
  75. 4266〜4267番あしひきの 八峯の上の大伴家持
  76. 4268番この里は 繼ぎて霜や置く孝謙天皇
  77. 4269〜4272番外のみに 見てはありしを作者未詳
  78. 4273〜4278番天地と 相榮えむと作者未詳
  79. 4279〜4281番能登河の 後には逢はむ作者未詳
  80. 4282〜4284番事繁み 相問はなくに作者未詳
  81. 4285〜4287番大宮の 內にも外にも大伴家持
  82. 4288番河渚にも 雪は降れれし大伴家持
  83. 4289番青柳の 秀つ枝攀ぢ執り大伴家持
  84. 4290〜4291番春の野に大伴家持
  85. 4292番うらうらに大伴家持

巻第二十224首

4293〜4516番。家持の歌日誌の終わりの巻。天平勝宝7歳(755)の防人歌を多く収め、天平宝字3年(759)正月の家持の歌で全巻を閉じる。

  1. 4293〜4294番あしひきの 山行きしかば作者未詳
  2. 4295〜4297番高圓の 尾花吹き越す作者未詳
  3. 4298〜4300番霜の上に 霰たばしり作者未詳
  4. 4301番稻見野の あから柏は安宿王
  5. 4302〜4303番山吹は 撫でつつ生さむ作者未詳
  6. 4304番山吹の 花の盛に大伴家持
  7. 4305番木の暗の 繁き尾の上を大伴家持
  8. 4306〜4313番初秋風 涼しき夕大伴家持
  9. 4314番八千種に 草木を植ゑて大伴家持
  10. 4315〜4320番宮人の 袖つけ衣大伴家持
  11. 4321〜4327番畏きや 命被ふり作者未詳
  12. 4328〜4330番大君の 命かしこみ作者未詳
  13. 4331〜4333番天皇の 遠の朝廷と大伴家持
  14. 4334〜4336番海原を 遠く渡りて大伴家持
  15. 4337〜4346番水鳥の 發ちの急ぎに作者未詳
  16. 4347〜4359番家にして 戀ひつつあらずは作者未詳
  17. 4360〜4362番天皇の 遠き御代にも大伴家持
  18. 4363〜4371番難波津に 御船下すゑ作者未詳
  19. 4372番足柄の み坂た廻り倭文部可良麻呂
  20. 4373〜4383番今日よりは 顧みなくて作者未詳
  21. 4384〜4394番曉の かはたれ時に作者未詳
  22. 4395〜4397番龍田山 見つつ越え來し大伴家持
  23. 4398〜4400番大王の 命かしこみ大伴家持
  24. 4401〜4403番韓衣 裾に取りつき作者未詳
  25. 4404〜4407番難波道を 往きて來までと作者未詳
  26. 4408〜4412番大王の 任のまにまに大伴家持
  27. 4413〜4424番枕刀 腰に取り佩き作者未詳
  28. 4425番防人に作者未詳
  29. 4426〜4432番天地の 神に幣置き作者未詳
  30. 4433〜4435番朝なさな 揚る雲雀に作者未詳
  31. 4436番闇の夜の 行く先知らず作者未詳
  32. 4437番ほととぎす 猶も鳴かなむ元正天皇
  33. 4438番ほととぎす 此處に近くを薩妙観
  34. 4439番松が枝の 地に著くまで石川命婦
  35. 4440〜4441番足柄の 八重山越えて作者未詳
  36. 4442〜4444番我が兄子が 宿のなでしこ作者未詳
  37. 4445番うぐひすの 聲は過ぎぬと大伴家持
  38. 4446〜4448番我が宿に 咲けるなでしこ作者未詳
  39. 4449〜4451番なでしこが 花取り持ちて作者未詳
  40. 4452〜4453番をとめらが 玉裳裾びく作者未詳
  41. 4454番高山の 巖に生ふる橘諸兄
  42. 4455〜4456番あかねさす 晝はたたびて作者未詳
  43. 4457〜4459番住吉の 濱松が根の作者未詳
  44. 4460〜4462番堀江漕ぐ 伊豆手の船の大伴家持
  45. 4463〜4464番ほととぎす まづ鳴く朝け大伴家持
  46. 4465〜4467番ひさかたの 天の戸開き大伴家持
  47. 4468〜4469番現身は 數なき身なり大伴家持
  48. 4470番泡沫なす 假れる身ぞとは大伴家持
  49. 4471番消殘りの 雪に合へ照る大伴家持
  50. 4472〜4473番大君の 命かしこみ作者未詳
  51. 4474番群鳥の 朝立ち往にし大伴家持
  52. 4475〜4476番初雪は 千重に降りしけ大原今城
  53. 4477番夕霧に 千鳥の鳴きし円方女王
  54. 4478番佐保河に 凍り渡れる大原桜井
  55. 4479〜4480番朝夕に 哭のみし泣けば作者未詳
  56. 4481番あしひきの 八峯の椿大伴家持
  57. 4482番堀江越え 遠き里まで藤原執弓
  58. 4483番移り行く 時見る毎に大伴家持
  59. 4484〜4485番咲く花は うつろふ時あり大伴家持
  60. 4486〜4487番天地を 照らす日月の作者未詳
  61. 4488〜4490番み雪降る 冬は今日のみ作者未詳
  62. 4491番大き海の 水底深く石川女郎
  63. 4492番月數めば いまだ冬なり大伴家持
  64. 4493番始春の 初子の今日の大伴家持
  65. 4494番水鳥の 鴨の羽の色の大伴家持
  66. 4495番うち靡く 春とも著く大伴家持
  67. 4496〜4505番怨めしく 君はもあるか作者未詳
  68. 4506〜4510番高圓の 野の上の宮は作者未詳
  69. 4511〜4513番鴛鴦の住む 君がこの山齋作者未詳
  70. 4514番蒼海原 風波なびき大伴家持
  71. 4515番秋風の すゑ吹き靡く大伴家持
  72. 4516番新しき大伴家持

いまは代表歌4516首(1552ページ)を公開しています。ほかの歌は順次公開します。

このページの本文について

訓み下しは、国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている佐佐木信綱編『新訓万葉集』(岩波文庫、昭和2年)を底本とし、万葉仮名の原文は、同じく佐佐木信綱編の『白文万葉集』(岩波文庫)を底本としました。どちらも、佐佐木信綱らが諸本を校合した『校本万葉集』にもとづく本文です。原文と訓み下しは、句(長歌は五七の二句)を単位に対応させています。

底本の表記(旧字体・歴史的仮名遣い)をそのまま翻刻しました。「ふりがな」の読みは底本のふりがなを参考に歴史的仮名遣いで付け、「現代仮名遣い」は当サイトで改めたものです。『新訓万葉集』が『白文万葉集』と異なる本文によって訓んでいる箇所は、各ページの文法注に記しました。時期・部立・歌体の区分は、通説にもとづいて当サイトで付けたものです。

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