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万葉集
天皇から東国の農民や防人まで、さまざまな人の歌を集めた現存最古の歌集を、1首1ページで、万葉仮名の原文と訓み下しで読みます。
作品について
『万葉集』は、奈良時代の末に成立した、現存する日本最古の歌集です。全二十巻に、およそ4500首の歌を収めます。最も新しい歌は天平宝字3年(759)正月のもので、編纂には大伴家持が深く関わったと考えられています。
歌は、漢字の音や訓を借りて日本語を書き表す「万葉仮名」で記されています。「春過而 夏来良之」のように漢字だけで書かれた本文を、後の時代の人々が研究を重ねて読み解いてきました。そのため、同じ歌でも本によって読み方が異なることがあります。
このページでは、代表的な歌を、時期(四期区分)・部立(歌の内容による分類)・歌体(歌の形式)・巻順の4つの並べ方で探せます。歌の番号は、広く使われている国歌大観番号です。
歌の一覧
時期で探す
伝承の時代10首
舒明天皇より前。雄略天皇や仁徳天皇の皇后磐姫の作と伝えられる歌。実際の作者や時代ははっきりしない。
第1期57首
629〜672年(舒明天皇の即位〜壬申の乱)。皇室を中心とした宮廷の歌。額田王・天智天皇・有間皇子らが、素朴で力強い歌を詠んだ。
- 2番大和には 群山あれど舒明天皇
- 3〜4番やすみしし わが大王の中皇命
- 5〜6番霞立つ 長き春日の軍王
- 7番秋の野の額田王
- 8番熟田津に額田王
- 9番莫囂圓隣之額田王
- 10〜12番君が代も中皇命
- 13〜15番香具山は中大兄皇子
- 16番冬ごもり 春さり來れば額田王
- 17〜18番味酒 三輪の山額田王
- 19番綜麻形の井戸王
- 20番あかねさす額田王
- 21番紫草の にほへる妹を大海人皇子
- 91〜92番妹が家も天智天皇・鏡王女
- 93〜94番玉匣 覆ふを安み鏡王女・藤原鎌足
- 95番吾はもや藤原鎌足
- 96〜100番み薦苅る久米禅師・石川郎女
- 101〜102番玉葛 實ならぬ樹には大伴安麻呂・巨勢郎女
- 141〜142番磐代の有間皇子
- 147番天の原倭姫王
- 148番青旗の倭姫王
- 149番人はよし倭姫王
- 150番現身し 神に堪へねば婦人(姓氏未詳)
- 151〜152番斯からむと額田王・舎人吉年
- 153番鯨魚取り 淡海の海を倭姫王
- 154番さざなみの 大山守は石川夫人
- 155番やすみしし わご大王の かしこきや額田王
- 485〜487番神代より 生れ繼ぎ來れば岡本天皇
- 488番君待つと額田王
- 489番風をだに鏡王女
- 490〜491番眞野の浦の吹芡刀自
- 1511番夕されば 小倉の山に舒明天皇
- 1606番君待つと 吾が戀ひをれば額田王
- 1607番風をだに 戀ふるはともし鏡王女
- 1665〜1666番妹がため 吾玉拾ふ作者未詳
- 4260〜4261番皇は 神にし坐せば作者未詳
第2期658首
672〜710年(壬申の乱〜平城京遷都)。天武・持統天皇の時代。柿本人麻呂が長歌を完成させ、枕詞や対句を駆使した壮大な歌を詠んだ。
- 22番河の上の吹芡刀自
- 23〜24番打麻を時の人・麻続王
- 25〜26番み吉野の 耳我の嶺に天武天皇
- 27番淑人の天武天皇
- 28番春過ぎて持統天皇
- 29〜31番玉襷 畝火の山の柿本人麻呂
- 32〜33番古りにし高市古人
- 34番白浪の川島皇子
- 35番これやこの阿閉皇女
- 36〜37番やすみしし 吾大王の柿本人麻呂
- 38〜39番やすみしし 吾大王 神ながら柿本人麻呂
- 40〜42番英虞の浦に柿本人麻呂
- 43番吾背子は当麻真人麻呂の妻
- 44番吾妹子を石上麻呂
- 45〜49番やすみしし 吾大王 高照らす柿本人麻呂
- 50番やすみしし 吾大王 高照す 日の皇子藤原宮の役民
- 51番釆女の志貴皇子
- 52〜53番やすみしし わご大王 高照す作者未詳
- 54〜56番巨勢山の坂門人足・調首淡海・春日蔵首老
- 57番引馬野に長意吉麻呂
- 58番何所にか高市黒人
- 59番ながらふる誉謝女王
- 60番暮に逢ひて長皇子
- 61番丈夫が舎人娘子
- 62番在嶺よし春日蔵首老
- 63番いざ子ども山上憶良
- 64番葦邊ゆく志貴皇子
- 65番霰うつ長皇子
- 66番大伴の 高師の濱の置始東人
- 67番旅にして高安大島
- 68番大伴の 美津の濱なる身人部王
- 69番草枕 旅行く君と清江娘子
- 70番大和には高市黒人
- 71番大和戀ひ忍坂部乙麻呂
- 72番玉藻苅る藤原宇合
- 73番吾妹子を はや見濱風長皇子
- 74番み吉野の 山の下風の作者未詳(文武天皇か)
- 75番宇治間山長屋王
- 76〜77番丈夫の 鞆の音すなり元明天皇・御名部皇女
- 103〜104番わが里に天武天皇・藤原夫人
- 105〜106番わが背子を大伯皇女
- 107番あしひきの 山の雫に大津皇子
- 108番吾を待つと石川郎女
- 109番大船の大津皇子
- 110番大名兒草壁皇子
- 111〜112番古に 戀ふる鳥かも弓削皇子・額田王
- 113番み吉野の 玉松が枝は額田王
- 114番秋の田の 穂向のよれる但馬皇女
- 115番後れゐて但馬皇女
- 116番人言を但馬皇女
- 117〜118番丈夫や 片戀せむと舎人皇子・舎人娘子
- 119〜122番芳野河 行く瀬の早み弓削皇子
- 123〜125番たけばぬれ三方沙弥・園臣生羽の娘
- 126〜128番遊士と石川女郎・大伴田主
- 129番古りにし石川女郎
- 130番丹生の河長皇子
- 131〜134番石見の海 角の浦回を柿本人麻呂
- 135〜137番つぬさはふ 石見の海の柿本人麻呂
- 138〜139番石見の海 津の浦を無み柿本人麻呂
- 140番勿念ひと依羅娘子
- 143〜144番磐代の 崖の松が枝長意吉麻呂
- 146番後見むと柿本人麻呂歌集
- 156〜158番三諸の 神の神杉高市皇子
- 159番やすみしし 我大王の 夕されば持統天皇
- 160〜161番燃ゆる火も持統天皇
- 162番明日香の 清御原の宮に持統天皇
- 163〜164番神風の 伊勢の國にも大伯皇女
- 165〜166番現身の大伯皇女
- 167〜170番天地の 初の時柿本人麻呂
- 171〜193番高光る 我が日の皇子の草壁皇子の舎人たち
- 194〜195番飛ぶ鳥の 明日香の河の柿本人麻呂
- 196〜198番飛ぶ鳥の 明日香の河の 上つ瀬に 石橋渡し柿本人麻呂
- 199〜202番かけまくも ゆゆしきかも柿本人麻呂
- 203番零る雪は穂積皇子
- 204〜206番やすみしし わが王 高光る 日の皇子置始東人
- 207〜209番天飛ぶや 輕の路は柿本人麻呂
- 210〜212番現身と 念ひし時に柿本人麻呂
- 213〜216番現身と 念ひし時柿本人麻呂
- 217〜219番秋山の したぶる妹柿本人麻呂
- 220〜222番玉藻よし 讃岐の國は柿本人麻呂
- 223番鴨山の柿本人麻呂
- 224〜225番今日今日と依羅娘子
- 226〜227番荒浪に丹比真人
- 235番皇は 神にしませば柿本人麻呂
- 236番不聽といへど持統天皇
- 237番いなといへど志斐嫗
- 238番大宮の 內まで聞ゆ長意吉麻呂
- 239〜241番やすみしし 吾大王 高光る わが日の皇子の柿本人麻呂
- 242番瀧の上の 三船の山に弓削皇子
- 243番王は 千歳にまさむ春日王
- 244番み吉野の 三船の山に作者未詳
- 249〜256番三津の埼柿本人麻呂
- 257〜260番天降りつく 天の香具山鴨足人
- 261〜262番やすみしし 吾大王 高輝る 日の皇子柿本人麻呂
- 263番馬ないたく刑部垂麻呂
- 264番もののふの 八十氏河の柿本人麻呂
- 265番苦しくも 零り來る雨か長意吉麻呂
- 266番淡海の海柿本人麻呂
- 267番鼯鼠は志貴皇子
- 268番吾背子が 古家の里の長屋王
- 270〜277番旅にして 物戀しきに高市黒人
- 279〜280番吾妹子に 猪名野は見せつ高市黒人
- 281番白菅の 眞野の榛原高市黒人の妻
- 282番つぬさはふ 磐余も過ぎず春日老
- 283番住吉の 得名津に立ちて高市黒人
- 284番燒津邊に春日老
- 285番栲領巾の丹比笠麻呂
- 286番宜しなべ春日老
- 287番此處にして石上卿
- 288番吾が命し穂積老
- 298番亦打山弁基
- 303〜304番名ぐはしき 稻見の海の柿本人麻呂
- 305番斯く故に高市黒人
- 390番輕の池の紀皇女
- 416番百傳ふ 磐余の池に大津皇子
- 417〜419番王の 親魄合へや手持女王
- 426番草枕 旅の宿に柿本人麻呂
- 427番百足らず 八十隅坂に刑部垂麻呂
- 428番隱口の 泊瀨の山の柿本人麻呂
- 429〜430番山の際ゆ柿本人麻呂
- 496〜499番み熊野の 浦の濱木綿柿本人麻呂
- 500番神風の 伊勢の濱荻碁檀越の妻
- 501〜503番未通女等が 袖振山の柿本人麻呂
- 504番君が家に柿本人麻呂の妻
- 509〜510番臣女の 匣に乘れる丹比笠麻呂
- 511番吾背子は 何處行くらむ当麻麻呂の妻
- 512番秋の田の 穗田の刈ばか草嬢
- 513番大原の この市柴の志貴皇子
- 517番神樹にも大伴安麻呂
- 518番春日野の 山邊の道を石川郎女
- 549〜551番天地の 神も助けよ作者未詳
- 1068番天の海に 雲の波立ち作者未詳
- 1247〜1250番大穴牟遲 少御神の作者未詳
- 1268〜1269番兒等が手を 卷向山は作者未詳
- 1272番劒の後柿本人麻呂歌集
- 1273〜1277番住吉の 波豆麻の公が作者未詳
- 1278〜1283番夏影の 房の下に作者未詳
- 1284〜1289番橋立の 倉椅川の 河のしづ菅作者未詳
- 1290〜1295番海の底 沖つ玉藻の作者未詳
- 1296〜1303番今つくる 斑の衣作者未詳
- 1304〜1310番天雲の 棚引く山の作者未詳
- 1418番石激る志貴皇子
- 1419番神奈備の 伊波瀨の杜の鏡王女
- 1465番霍公鳥 いたくな鳴きそ藤原夫人
- 1466番神名火の 磐瀨の杜の志貴皇子
- 1467番霍公鳥 無かる國にも弓削皇子
- 1512番經もなく 緯も定めず大津皇子
- 1513〜1514番今朝の朝け 雁が音聞きつ穂積皇子
- 1515番事しげき 里に住まずは但馬皇女
- 1608番秋萩の 上に置きたる弓削皇子
- 1636番大口の 眞神の原に舎人娘子
- 1667〜1672番妹がため 我玉求む作者未詳
- 1673〜1679番風莫の 濱の白浪作者未詳
- 1680〜1681番麻裳よし 紀へ行く君が作者未詳
- 1682番とこしへに 夏冬行けや作者未詳
- 1683〜1684番妹が手を 取りて引き攀ぢ作者未詳
- 1685〜1686番河の瀨の 激つを見れば間人宿禰
- 1687〜1689番白鳥の 鷺坂山の作者未詳
- 1690〜1693番高島の 阿渡河波は作者未詳
- 1694〜1695番細領巾の 鷺坂山の作者未詳
- 1696〜1698番衣手の 名木の河邊を作者未詳
- 1699〜1700番巨椋の 入江響むなり作者未詳
- 1701〜1703番さ夜中と 夜は深けぬらし作者未詳
- 1704〜1706番うちたをり 多武の山霧作者未詳
- 1707〜1709番山城の 久世の鷺坂作者未詳
- 1710〜1711番吾妹子が 赤裳ひづちて作者未詳
- 1712番天の原 雲なき夕に作者未詳
- 1713〜1714番瀧の上の 三船の山ゆ作者未詳
- 1715〜1719番樂浪の 比良山風の作者未詳
- 1720〜1725番馬竝めて うち群れ越え來作者未詳
- 1761〜1762番三諸の 神奈備山に作者未詳
- 1770〜1771番三諸の 神の帶ばせる作者未詳
- 1772番後れ居て 吾はや戀ひむ作者未詳
- 1773〜1775番神南備の 神依板に作者未詳
- 1782〜1783番雪こそは 春日消ゆらめ作者未詳
- 1795番妹ら許 今木の嶺に作者未詳
- 1796〜1799番黃葉の 過ぎにし子等と作者未詳
- 1812〜1818番ひさかたの 天の香具山作者未詳
- 1890〜1896番春日野に 友鶯の作者未詳
- 1996〜2003番天漢 水障へて照る作者未詳
- 2004〜2011番己が夫 乏しむ子等は作者未詳
- 2012〜2017番白玉の 五百つ集を作者未詳
- 2018〜2023番天漢 去歲の渡で作者未詳
- 2024〜2028番萬世に 携はり居て作者未詳
- 2029〜2033番天漢 楫の音聞ゆ作者未詳
- 2092〜2093番天地と 別れし時ゆ作者未詳
- 2178〜2179番妻ごもる 矢野の神山作者未詳
- 2239〜2243番秋山の したびが下に作者未詳
- 2312〜2315番我が袖に 霰たばしる作者未詳
- 2333〜2334番零る雪の 空に消ぬべく作者未詳
- 2351〜2356番新室の 壁草刈りに作者未詳
- 2357〜2362番朝戸出の 君が足結を作者未詳
- 2363〜2367番岡崎の たみたる道を作者未詳
- 2368〜2374番垂乳根の 母が手放れ作者未詳
- 2375〜2380番吾ゆ後 生れむ人は作者未詳
- 2381〜2386番君が目を 見まく欲りして作者未詳
- 2387〜2391番日暮れなば 人知りぬべみ作者未詳
- 2392〜2397番なかなかに 見ざりしよりは作者未詳
- 2398〜2403番年きはる 世まで定めて作者未詳
- 2404〜2409番思ひ依り 見依りにものは作者未詳
- 2410〜2414番あらたまの 年は果つれど作者未詳
- 2415〜2420番處女等を 袖布留山の作者未詳
- 2421〜2426番くる路は 石踏む山の作者未詳
- 2427〜2432番是川の 瀨瀨のしき浪作者未詳
- 2433〜2437番水の上に 數書く如き作者未詳
- 2438〜2443番人言は 暫しぞ吾妹作者未詳
- 2444〜2450番白檀弓 石邊の山の作者未詳
- 2451〜2456番天雲の 依り合ひ遠み作者未詳
- 2457〜2462番大野らに 小雨降りしく作者未詳
- 2463〜2468番ひさかたの 天光る月の作者未詳
- 2469〜2474番山萵苣の 白露おもり作者未詳
- 2475〜2479番我が屋戸の 軒の子太草作者未詳
- 2480〜2484番路の邊の 壹師の花の作者未詳
- 2485〜2490番袖振るが 見ゆべきかぎり作者未詳
- 2491〜2497番妹に戀ひ 寐ねぬ朝明に作者未詳
- 2498〜2502番劒刀 諸刃の利きに作者未詳
- 2503〜2507番夕されば 床のへ去らぬ作者未詳
- 2508〜2516番皇祖の 神の御門を作者未詳
- 2841〜2845番我背子が 朝けの形作者未詳
- 2846〜2850番夜も寢ず 安くもあらず作者未詳
- 2851〜2856番人に見ゆる 表を結びて作者未詳
- 2857〜2863番菅の根の ねもころごろに作者未詳
- 3127〜3130番度會の 大河の邊の作者未詳
- 3253〜3254番葦原の 水穗の國は作者未詳
- 3816番家にありし 櫃に鏁刺し穂積親王
- 3824番さしなべに 湯沸かせ子ども長意吉麻呂
- 3825〜3831番食薦敷き 蔓菁煮持ち來長意吉麻呂
- 4016番婦負の野の 薄押し靡べ高市黒人
- 4245〜4246番虚みつ やまとの國作者未詳
- 4247番天雲の 遠隔の極阿倍老人
- 4479〜4480番朝夕に 哭のみし泣けば作者未詳
第3期718首
710〜733年(平城京遷都〜山上憶良の没年ごろ)。奈良時代の前半。叙景の山部赤人、旅と酒の大伴旅人、人生と社会を詠んだ山上憶良など、個性豊かな歌人が出た。
- 78番飛ぶ鳥の元明天皇
- 79〜80番天皇の 御命かしこみ作者未詳
- 81〜83番山の邊の長田王
- 84番秋さらば長皇子
- 145番鳥翔なす山上憶良
- 228〜229番妹が名は河辺宮人
- 230〜234番梓弓 手に取り持ちて笠金村
- 245〜246番聞きし如長田王
- 247番奧つ浪石川大夫
- 248番隼人の 薩摩の迫門を長田王
- 269番人見ずば阿倍女郎
- 278番志可の海人は石川君子
- 289〜290番天の原 ふりさけ見れば間人大浦
- 291番眞木の葉の小田事
- 292〜295番ひさかたの 天の探女が角麻呂
- 296〜297番廬原の 清見が埼の田口益人
- 299番奧山の 菅の葉凌ぎ大伴卿
- 300〜301番佐保過ぎて長屋王
- 302番兒らが家道安倍広庭
- 306番伊勢の海の安貴王
- 307〜309番はた薄博通法師
- 310番ひむかしの 市の植木の門部王
- 311番梓弓 引豐國の桉作益人
- 312番昔こそ 難波田舍と藤原宇合
- 313番み吉野の 瀧の白浪土理宣令
- 314番さざれ波波多少足
- 315〜316番み吉野の 芳野の宮は大伴旅人
- 317〜318番天地の 分れし時ゆ山部赤人
- 319〜321番なまよみの 甲斐の國高橋虫麻呂
- 322〜323番皇神祖の 神の命の山部赤人
- 324〜325番三諸の 神名備山に山部赤人
- 326番見渡せば 明石の浦に門部王
- 327番海若の通観
- 328番あをによし 寧樂の京師は小野老
- 329〜330番やすみしし 吾王の大伴四綱
- 331〜335番吾が盛大伴旅人
- 336番しらぬひ 筑紫の綿は沙弥満誓
- 337番憶良らは山上憶良
- 338〜350番驗なき大伴旅人
- 351番世間を 何に譬へむ沙弥満誓
- 352番葦邊には若湯座王
- 353番み吉野の 高城の山に通観
- 354番繩の浦に日置少老
- 355番大汝 少彦名の生石真人
- 356番今日もかも上古麻呂
- 357〜363番繩の浦ゆ山部赤人
- 364〜365番丈夫の 弓上振り起し笠金村
- 366〜367番越の海の 角鹿の濱ゆ笠金村
- 368番大船に 眞楫繁貫き石上乙麻呂
- 369番もののふの 臣の壯士は作者未詳
- 370番雨零らず安倍広庭
- 371番飫宇の海の門部王
- 372〜373番春日を 春日の山の山部赤人
- 374番雨零らば石上乙麻呂
- 375番吉野なる 夏實の河の湯原王
- 376〜377番蜻蛉羽の湯原王
- 378番昔者の 舊き堤は山部赤人
- 379〜380番ひさかたの 天の原ゆ大伴坂上郎女
- 381番家思ふと児島
- 382〜383番鷄が鳴く 東の國に丹比国人
- 384番吾が屋戸に山部赤人
- 391番鳥總立て沙弥満誓
- 392番ぬばたまの その夜の梅を大伴百代
- 393番見えずとも沙弥満誓
- 394番標結ひて余明軍
- 395〜397番託馬野に笠女郎
- 398〜399番妹が家に 咲きたる梅の藤原八束
- 400番梅の花 咲きて散りぬと大伴駿河麻呂
- 401番山守の大伴坂上郎女
- 402番山主は大伴駿河麻呂
- 403番朝に日に大伴家持
- 404番ちはやぶる 神の社し娘子
- 405番春日野に佐伯赤麻呂
- 406番吾が祭る娘子
- 420〜422番なゆ竹の とをよる皇子丹生王
- 423〜425番つぬさはふ 磐余の道を山前王
- 431〜433番古に 在りけむ人の山部赤人
- 434〜437番風速の 美保の浦廻の河辺宮人
- 438〜440番愛しき大伴旅人
- 441番大皇の 命恐み倉橋部女王
- 442番世間は 空しきものと作者未詳
- 443〜445番天雲の 向伏す國の大伴三中
- 446〜450番吾妹子が 見し鞆の浦の大伴旅人
- 451〜453番人もなき大伴旅人
- 454〜458番はしきやし 榮えし君の余明軍
- 459番見れど飽かず県犬養人上
- 460〜461番たくづぬの 新羅の國ゆ大伴坂上郎女
- 492〜495番衣手に 取りとどこほり田部櫟子
- 505〜506番今更に 何をか念はむ阿倍女郎
- 507番敷妙の 枕ゆくくる駿河采女
- 508番衣手の 別る今夜ゆ三方沙弥
- 514番吾背子が 著せる衣の阿倍女郎
- 515番獨宿て 絕えにし紐を中臣東人
- 516番吾が持たる阿倍女郎
- 519〜520番雨障 常爲る君は大伴女郎
- 521番庭に立つ 麻を刈り干し常陸娘子
- 522〜524番をとめ等が 珠匣なる藤原麻呂
- 525〜528番佐保河の 小石踐み渡り大伴坂上郎女
- 529番佐保河の 岸のつかさの大伴坂上郎女
- 530番赤駒の 越ゆる馬柵の聖武天皇
- 531番梓弓 爪引く夜音の海上女王
- 532〜533番うち日さす 宮に行く兒を大伴宿奈麻呂
- 534〜535番遠嬬の 此間に在らねば安貴王
- 536番飫宇の海の 潮干の潟の門部王
- 537〜542番言清く 甚もな言ひそ高田女王
- 543〜545番天皇の 行幸のまにま笠金村
- 546〜548番三香の原 旅の宿りに笠金村
- 552番吾が君は わけをば死ねと大伴三依
- 553〜554番天雲の 遠隔の極丹生女王
- 555番君がため 釀みし待酒大伴旅人
- 556番筑紫船賀茂女王
- 557〜558番大船を 榜ぎの進みに土師水通
- 559〜562番事も無く 生ひ來しものを大伴百代
- 563〜564番黑髮に 白髮交り大伴坂上郎女
- 565番大伴の 見つとは言はじ賀茂女王
- 566〜567番草枕 旅行く君を大伴百代・山口若麻呂
- 568〜571番み埼廻の 荒磯に寄する大宰府の官人たち
- 572〜573番眞十鏡 見飽かぬ君に沙弥満誓
- 574〜575番此間に在りて大伴旅人
- 576番今よりは 城の山道は葛井大成
- 577番吾が衣 人にな着せそ大伴旅人
- 578番天地と 共に久しく大伴三依
- 579〜580番見まつりて いまだ時だに余明軍
- 581〜584番生きてあらば坂上大嬢
- 585番出でて去なむ大伴坂上郎女
- 586番相見ずは大伴稲公
- 619〜620番押照る 難波の菅の大伴坂上郎女
- 621〜622番間無く 戀ふれにかあらむ佐伯東人とその妻
- 623番松の葉に 月は移りぬ池辺王
- 624番道に逢ひて聖武天皇
- 625番奥方行き 邊に行き今や高安王
- 626番君に因り八代女王
- 627〜628番吾が袂 纏かむと念はむ佐伯赤麻呂
- 629番何すとか 使の來つる大伴四綱
- 630番初花の佐伯赤麻呂
- 631〜642番表邊なき ものかも人は湯原王と娘子
- 643〜645番世間の 女にしあらば紀女郎
- 646〜649番丈夫の 思ひ侘びつつ大伴駿河麻呂
- 650番吾妹子は 常世の國に大伴三依
- 651〜652番ひさかたの 天の露霜大伴坂上郎女
- 653〜655番情には 忘れぬものを大伴駿河麻呂
- 656〜661番吾のみぞ 君には戀ふる大伴坂上郎女
- 662番阿胡の山市原王
- 663番佐保渡り安都年足
- 664番石上 ふるとも雨に大伴像見
- 665番向ひ坐て安倍虫麻呂
- 666〜667番相見ぬは大伴坂上郎女
- 668番朝に日に 色づく山の厚見王
- 669番あしひきの 山橘の春日王
- 670〜671番月讀の 光に來ませ湯原王
- 672番倭文手纏安倍虫麻呂
- 673〜674番眞十鏡 磨ぎし心を大伴坂上郎女
- 675〜679番をみなへし 佐紀澤に生ふる中臣女郎
- 683〜689番謂ふ言の 恐き國ぞ大伴坂上郎女
- 690番照らす日を大伴三依
- 694〜695番戀草を 力車に七車広河女王
- 696番家人に 戀ひ過ぎめやも石川広成
- 697〜699番吾が聞に 繋けな言ひそ大伴像見
- 701〜702番はつはつに河内百枝娘子
- 703〜704番吾背子を 相見しその日巫部麻蘇娘子
- 709番夕闇は大宅女
- 710番み空行く 月の光に安都扉娘子
- 711〜713番鴨鳥の 遊ぶこの池に丹波大女娘子
- 721番あしひきの 山にし居れば大伴坂上郎女
- 723〜724番常世にと 吾が行かなくに大伴坂上郎女
- 725〜726番鳰鳥の 潜く池水大伴坂上郎女
- 756〜759番外に居て 戀ふるは苦し田村大嬢
- 760〜761番うち渡す 竹田の原に大伴坂上郎女
- 793番世の中は 空しきものと大伴旅人
- 794〜799番大王の 遠の朝廷と山上憶良
- 800〜801番父母を 見れば尊し山上憶良
- 802〜803番瓜食めば山上憶良
- 804〜805番世間の 術なきものは山上憶良
- 806〜809番龍の馬も 今も得てしか大伴旅人
- 810〜812番如何にあらむ 日の時にかも大伴旅人
- 813〜814番懸けまくは あやに畏し山上憶良
- 815〜846番正月立ち 春の來らば大伴旅人ほか大宰府の官人
- 847〜848番我が盛 いたく降ちぬ大伴旅人
- 849〜852番殘りたる 雪に交れる大伴旅人
- 853〜863番漁する 海人の兒等と大伴旅人
- 864〜867番後れ居て 長戀せずは吉田宜
- 868〜870番松浦縣 佐用姫の子が山上憶良
- 871〜875番遠つ人 松浦佐用比賣作者未詳(大伴旅人・山上憶良とする説がある)
- 876〜879番天飛ぶや 鳥にもがもや山上憶良
- 880〜882番天ざかる 鄙に五年山上憶良
- 883番音に聞き 目には未だ見ず三島王
- 884〜885番國遠き 道の長路を麻田陽春
- 886〜891番うち日さす 宮へ上ると山上憶良
- 892〜893番風雜り 雨降る夜の山上憶良
- 894〜896番神代より 言傳て來らく山上憶良
- 897〜903番たまきはる 現の限は山上憶良
- 904〜906番世の人の 貴み願ふ作者未詳(山上憶良の作とする説が有力)
- 907〜912番瀧の上の 三舟の山に笠金村
- 913〜916番味凝 あやに羨しく車持千年
- 917〜919番やすみしし わご大王の 常宮と山部赤人
- 920〜922番あしひきの み山も清に笠金村
- 923〜927番やすみしし わご大王の 高知らす山部赤人
- 928〜930番押照る 難波の國は笠金村
- 931〜932番鯨魚取り 濱邊を清み車持千年
- 933〜934番天地の 遠きが如く山部赤人
- 935〜937番名寸隅の 船瀨ゆ見ゆる笠金村
- 938〜941番やすみしし 吾が大王の 神ながら山部赤人
- 942〜945番あぢさはふ 妹が目かれて山部赤人
- 946〜947番御食向ふ 淡路の島に山部赤人
- 948〜949番眞葛はふ 春日の山は作者未詳
- 950〜953番大王の 界ひ賜ふと笠金村(車持千年とも)
- 954番朝には 海邊に漁りし膳王
- 955〜956番さす竹の 大宮人の大伴旅人
- 957〜959番いざ兒等 香椎の潟に大伴旅人
- 960番隼人の 湍門の磐も大伴旅人
- 961番湯の原に 鳴く蘆鶴は大伴旅人
- 962番奥山の 磐に蘿むし葛井広成
- 963番大汝 少彦名の大伴坂上郎女
- 964番吾背子に 戀ふれば苦し大伴坂上郎女
- 965〜968番凡ならば 左も右も爲むを児島
- 969〜970番須臾も 行きて見てしか大伴旅人
- 971〜972番白雲の 龍田の山の高橋虫麻呂
- 973〜974番食國の 遠の朝廷に聖武天皇
- 975番斯くしつつ 在らくを好みぞ安倍広庭
- 976〜977番難波潟 潮干の餘波神社老麻呂
- 978番士やも 空しかるべき山上憶良
- 979番吾背子が 著る衣薄し大伴坂上郎女
- 980番雨隱り 三笠の山を安倍虫麻呂
- 981〜983番獵高の 高圓山を大伴坂上郎女
- 984番雲隱り 行方を無みと大宅女
- 985〜986番天に坐す 月讀壯子湯原王
- 987番待ち難に 吾がする月は藤原八束
- 988番春草は 後は散り易し市原王
- 989番燒刀の 稜うち放ち湯原王
- 990番茂岡に 神さび立ちて紀鹿人
- 991番石走り 激ち流るる紀鹿人
- 992番古郷の 飛鳥はあれど大伴坂上郎女
- 993番月立ちて ただ三日月の大伴坂上郎女
- 995番斯くしつつ 遊び飮みこそ大伴坂上郎女
- 1420番沫雪か はだれに零ると駿河采女
- 1423番去年の春 い掘じて植ゑし阿倍広庭
- 1424〜1427番春の野に 菫採みにと山部赤人
- 1431番百濟野の 萩の古枝に山部赤人
- 1432〜1433番吾背子が 見らむ佐保道の大伴坂上郎女
- 1442番難波邊に 人の行ければ丹比屋主
- 1445番風交り 雪は零るとも大伴坂上郎女
- 1447番尋常に 聞くは苦しき大伴坂上郎女
- 1450番情ぐき ものにぞありける大伴坂上郎女
- 1453〜1455番玉襷 懸けぬ時無く笠金村
- 1468番ほととぎす 聲聞く小野の小治田広瀬王
- 1471番戀しけば 形見にせむと山部赤人
- 1472番ほととぎす 來鳴き響もす石上堅魚
- 1473番橘の 花散る里の大伴旅人
- 1474番今もかも 大城の山に大伴坂上郎女
- 1475番何しかも 許多戀ふる大伴坂上郎女
- 1476番獨居て もの念ふ夕に小治田広耳
- 1484番霍公鳥 いたくな鳴きそ大伴坂上郎女
- 1493番吾が屋前の 花橘を大伴村上
- 1497番筑波根に 吾が行けりせば高橋虫麻呂
- 1498番暇無み 來ざりし君に大伴坂上郎女
- 1500番夏の野の 繁みに咲ける大伴坂上郎女
- 1502番五月の 花橘を大伴坂上郎女
- 1503番吾妹子が 家の垣内の紀豊河
- 1516番秋山に もみつ木の葉の山部王
- 1517番味酒 三輪の祝の長屋王
- 1518〜1519番天漢 相向き立ちて山上憶良
- 1520〜1522番牽牛は 織女と山上憶良
- 1523〜1529番秋風の 吹きにし日より山上憶良
- 1532〜1533番草枕 旅行く人も笠金村
- 1535番我背子を 何時ぞ今かと藤原宇合
- 1537〜1538番秋の野に 咲きたる花を山上憶良
- 1539〜1540番秋の田の 穗田を雁が音聖武天皇
- 1541〜1542番吾が岳に さを鹿來鳴く大伴旅人
- 1543番秋の露は 移にありけり三原王
- 1544〜1545番牽牛の 念ひ坐すらむ湯原王
- 1546番妹許と 吾が行く道の市原王
- 1548番咲く花も 輕率はうとし大伴坂上郎女
- 1549番射部立てて 跡見の岳邊の紀鹿人
- 1550番秋萩の 散りの亂に湯原王
- 1551番時待ちて 落つる時雨の市原王
- 1552番夕月夜 心も萎ぬに湯原王
- 1555番秋立ちて 幾日もあらねば安貴王
- 1556番秋田苅る 假廬もいまだ忌部黒麻呂
- 1557〜1559番明日香河 行き回む岳の作者未詳
- 1560〜1561番妹が目を 始見の埼の大伴坂上郎女
- 1610番高圓の 秋野の上の丹生女王
- 1611番あしひきの 山下響み笠縫女王
- 1612番神さぶと 不許にはあらず石川賀係女郎
- 1613番秋の野を 朝行く鹿の賀茂女王
- 1618番玉に貫き 消たず賜らむ湯原王
- 1637〜1638番はだ薄 尾花逆葺き元正天皇
- 1639〜1640番沫雪の ほどろほどろに大伴旅人
- 1641番沫雪に 降らえて咲ける角広弁
- 1642番たな霧ひ 雪も零らぬか安倍奥道
- 1643番天霧し 雪も零らぬか若桜部君足
- 1651番沫雪の この頃續ぎて大伴坂上郎女
- 1654番松蔭の 淺茅が上の大伴坂上郎女
- 1655番高山の 菅の葉凌ぎ三国人足
- 1656〜1657番酒杯に 梅の花浮べ大伴坂上郎女
- 1660番梅の花 散らす冬風の大伴駿河麻呂
- 1726〜1728番難波潟 潮干に出でて作者未詳
- 1729〜1731番曉の 夢に見えつつ藤原宇合
- 1732〜1734番大葉山 霞たなびき作者未詳
- 1735〜1737番吾が疊 三重の河原の作者未詳
- 1738〜1739番しなが鳥 安房に繼ぎたる作者未詳
- 1740〜1741番春の日の 霞める時に作者未詳
- 1742〜1743番しなでる 片足羽河の作者未詳
- 1744〜1746番埼玉の 小埼の沼に作者未詳
- 1747〜1748番白雲の 龍田の山の作者未詳
- 1749〜1750番白雲の 立田の山を作者未詳
- 1751〜1752番島山を い行き廻る作者未詳
- 1753〜1754番衣手 常陸の國の作者未詳
- 1755〜1756番鶯の 生卵の中に作者未詳
- 1757〜1758番草枕 旅の憂を作者未詳
- 1759〜1760番鷲の住む 筑波の山の作者未詳
- 1763番倉橋の 山を高みか沙弥女王
- 1764〜1765番ひさかたの 天の河原に作者未詳
- 1766番吾妹子は 釧にあらなむ振田向宿禰
- 1767〜1769番豐國の 香春は吾宅抜気大首
- 1776〜1777番絕等木の 山の岑の上の播磨娘子
- 1778〜1779番明日よりは 吾は戀ひむな作者未詳
- 1780〜1781番牡牛の 三宅の埼に作者未詳
- 1784番海若の いづれの神を作者未詳
- 1785〜1786番人と成る 事は難きを笠金村
- 1787〜1789番うつせみの 世の人なれば笠金村
- 1790〜1791番秋萩を 妻問ふ鹿こそ遣唐使の母
- 1807〜1808番鷄が鳴く 吾妻の國に作者未詳
- 1809〜1811番葦屋の 菟原處女の作者未詳
- 3836番奈良山の 兒手柏の消奈行文
- 3890番我が夫子を 我が松原よ三野石守
- 3891〜3899番荒津の海 潮干潮滿ち作者未詳
- 3915番あしひきの 山谷越えて山部赤人
- 3927〜3930番草枕 旅ゆく君を大伴坂上郎女
- 4080〜4081番常人の 戀ふと云ふよりは大伴坂上郎女
- 4220〜4221番海神の 神の命の大伴坂上郎女
- 4224番朝霧の たなびく田居に光明皇后
- 4227〜4228番大殿の この廻の三形沙弥
- 4235番天雲を ほろに踏みあたし県犬養三千代
- 4293〜4294番あしひきの 山行きしかば作者未詳
- 4437番ほととぎす 猶も鳴かなむ元正天皇
- 4438番ほととぎす 此處に近くを薩妙観
- 4439番松が枝の 地に著くまで石川命婦
- 4455〜4456番あかねさす 晝はたたびて作者未詳
第4期916首
733〜759年(〜万葉集の最後の歌)。奈良時代の中ごろ。大伴家持を中心に、繊細で感傷的な歌が詠まれた。
- 407番春霞 春日の里の大伴駿河麻呂
- 408番石竹の大伴家持
- 409番一日には大伴駿河麻呂
- 410番橘を 屋前に植ゑ生し大伴坂上郎女
- 411番吾妹子が 屋前の橘作者未詳
- 412番頂に市原王
- 413番須磨の海人の大網人主
- 414番あしひきの 岩根凝しみ大伴家持
- 462番今よりは 秋風寒く大伴家持
- 463番長き夜を大伴書持
- 464番秋さらば大伴家持
- 465番うつせみの 代は常なしと大伴家持
- 466〜469番吾が屋前に 花ぞ咲きたる大伴家持
- 470〜474番斯くのみし大伴家持
- 475〜477番かけまくも あやにかしこし大伴家持
- 478〜480番かけまくも あやにかしこし わが王大伴家持
- 481〜483番白妙の 袖さし交へて高橋朝臣
- 587〜610番吾が形見笠女郎
- 611〜612番今更に 妹に逢はめやと大伴家持
- 613〜617番物思ふと 人に見えじと山口女王
- 618番さ夜中に大神女郎
- 680〜682番蓋しくも 人の中言大伴家持
- 691〜692番ももしきの 大宮人は大伴家持
- 693番斯くのみに大伴千室
- 700番斯くしてや大伴家持
- 705〜706番葉根蘰 今爲る妹を大伴家持
- 707〜708番思ひ遣る すべの知らねば粟田女娘子
- 714〜720番情には 思ひわたれど大伴家持
- 722番斯くばかり 戀ひつつあらずは大伴家持
- 727〜736番萱草 吾が下紐に大伴家持
- 737〜740番かにかくに 人はいふとも坂上大嬢
- 741〜755番夢の逢は大伴家持
- 762〜764番神さぶと 不欲にはあらず紀女郎
- 765〜766番一隔山 隔れるものを大伴家持
- 767〜768番都路を 遠みや妹が大伴家持
- 769番ひさかたの 雨の降る日を大伴家持
- 770〜774番人眼多み 逢はなくのみぞ大伴家持
- 775〜776番鶉鳴く 故りにし郷ゆ大伴家持
- 777〜781番吾妹子が 屋戸の籬を大伴家持
- 782番風高く 邊には吹けども紀女郎
- 783〜785番前年の 先つ年より大伴家持
- 786〜792番春の雨は いや頻降るに大伴家持
- 994番振仰けて 若月見れば大伴家持
- 996番御民吾海犬養岡麻呂
- 997〜1002番住吉の 粉濱の四時華作者未詳
- 1003番海をとめ 玉求むらし葛井大成
- 1004番思ほえず 來ましし君を桉作益人
- 1005〜1006番やすみしし 我大王の 見し給ふ山部赤人
- 1007番言問はぬ 木すら妹と市原王
- 1008番山の端に いさよふ月の忌部黒麻呂
- 1009番橘は 實さへ花さへ聖武天皇
- 1010番奧山の 眞木の葉凌ぎ橘奈良麻呂
- 1011〜1012番わが屋戸の 梅咲きたりと作者未詳
- 1013〜1014番あらかじめ 君來まさむと作者未詳
- 1015番玉敷きて 待たましよりは榎井王
- 1016番海原の 遠き渡を作者未詳
- 1017番木綿疊 手向の山を大伴坂上郎女
- 1018番白珠は 人に知らえず作者未詳
- 1019〜1023番石上 布留の尊は作者未詳
- 1024〜1027番長門なる 沖つ借島作者未詳
- 1028番ますらをの 高圓山に大伴坂上郎女
- 1029番河口の 野邊に廬りて大伴家持
- 1030番妹に戀ひ 吾の松原聖武天皇
- 1031番後れにし 人を思ばく丹比屋主
- 1032〜1033番天皇の 行幸の隨大伴家持
- 1034番古ゆ 人の言ひくる大伴東人
- 1035番田跡河の 瀧を淸みか大伴家持
- 1036番關無くは 還りにだにも大伴家持
- 1037番今つくる 久邇の王都は大伴家持
- 1038〜1039番ふるさとは 遠くもあらず高丘河内
- 1040番ひさかたの 雨は零り重け大伴家持
- 1042〜1043番一つ松 幾代か歷ぬる作者未詳
- 1044〜1046番くれなゐに 深く染みにし作者未詳
- 1047〜1049番やすみしし 吾大王の 高敷かす田辺福麻呂
- 1050〜1052番現つ神 わが皇の 天の下田辺福麻呂
- 1053〜1058番吾が皇 神の命の田辺福麻呂
- 1059〜1061番三香の原 久邇の京師は田辺福麻呂
- 1062〜1064番やすみしし 吾が大王の 在り通ふ田辺福麻呂
- 1065〜1067番八千桙の 神の御世より田辺福麻呂
- 1435番蝦鳴く 甘南備河に厚見王
- 1436〜1437番含めりと 言ひし梅が枝大伴村上
- 1438番霞立つ 春日の里の大伴駿河麻呂
- 1441番うち霧し 雪は零りつつ大伴家持
- 1443番霞立つ 野の上の方に丹比乙麻呂
- 1444番山振の 咲きたる野邊の高田女王
- 1446番春の野に 求食る雉の大伴家持
- 1448番吾が屋外に 蒔きし瞿麥大伴家持
- 1449番茅花抜く 淺茅が原の大伴田村大嬢
- 1451番水鳥の 鴨の羽の色の笠女郎
- 1452番闇夜ならば 宜も來坐さじ紀女郎
- 1456〜1457番この花の 一瓣のうちに藤原広嗣
- 1458〜1459番屋戸にある 櫻の花は厚見王
- 1460〜1461番戲奴がため 吾手もすまに紀女郎
- 1462〜1463番吾が君に 戲奴は戀ふらし大伴家持
- 1464番春霞 たなびく山の大伴家持
- 1477〜1478番卯の花も いまだ咲かねば大伴家持
- 1479番隱りのみ 居れば鬱悒み大伴家持
- 1480〜1481番我が屋戸に 月押照れり大伴書持
- 1485番夏まけて 咲きたる唐棣花大伴家持
- 1486〜1487番吾が屋前の 花橘を大伴家持
- 1488番何處には 鳴きもしにけむ大伴家持
- 1489番吾が屋前の 花橘は大伴家持
- 1490番ほととぎす 待てど來喧かず大伴家持
- 1491番卯の花の 過ぎば惜しみか大伴家持
- 1494〜1495番夏山の 木末の繁に大伴家持
- 1496番吾が屋前の なでしこの花大伴家持
- 1506番故郷の 奈良思の岳の大伴田村大嬢
- 1507〜1509番いかといかと ある吾が屋前に大伴家持
- 1510番瞿麥は 咲きて散りぬと大伴家持
- 1547番さを鹿の 萩に貫き置ける藤原八束
- 1553〜1554番時雨の雨 間無くし零れば大伴稲公
- 1562〜1563番誰聞きつ 此間ゆ鳴き渡る巫部麻蘇娘子
- 1564〜1565番秋づけば 尾花が上に日置長枝娘子
- 1566〜1569番ひさかたの 雨間もおかず大伴家持
- 1570〜1571番此間に在りて 春日や何處藤原八束
- 1572番吾が屋戸の 草花が上の大伴家持
- 1574〜1580番雲の上に 鳴くなる雁の作者未詳
- 1581〜1591番手折らずて 散りなば惜しと作者未詳
- 1592〜1593番然とあらぬ 五百代小田を大伴坂上郎女
- 1596番妹が家の 門田を見むと大伴家持
- 1597〜1599番秋の野に 咲ける秋萩大伴家持
- 1600〜1601番妻戀に 鹿鳴く山邊の石川広成
- 1602〜1603番山彦の 相響むまで大伴家持
- 1604番秋されば 春日の山の大原今城
- 1605番高圓の 野邊の秋萩大伴家持
- 1614〜1615番九月の その初雁の桜井王
- 1616番朝ごとに 見る吾が屋戸の笠女郎
- 1617番秋萩に 置きたる露の山口女王
- 1619〜1620番玉桙の 道は遠けど大伴家持
- 1622〜1623番吾が屋戸の 秋の萩咲く大伴田村大嬢
- 1624〜1626番吾が業なる 早田の穗立坂上大嬢
- 1627〜1628番吾が屋前の 時じき藤の大伴家持
- 1629〜1630番ねもころに 物を念へば大伴家持
- 1631番今造る 久邇の京に大伴家持
- 1632番あしひきの 山邊に居りて大伴家持
- 1633〜1635番手もすまに 植ゑし萩にや作者未詳
- 1644〜1649番引き攀ぢて 折らば散るべみ作者未詳
- 1658番吾背子と 二人見ませば光明皇后
- 1661番ひさかたの 月夜を淸み紀女郎
- 1662番沫雪の 消ぬべきものを大伴田村大嬢
- 1663番沫雪の 庭に零りしき大伴家持
- 1792〜1794番白玉の 人のその名を作者未詳
- 1800番小垣内の 麻を引き干し作者未詳
- 1801〜1803番古の 益荒壯士の作者未詳
- 1804〜1806番父母が 成しのまにまに作者未詳
- 3853〜3854番石麻呂に 吾物申す大伴家持
- 3900番織女し 船乘りすらし大伴家持
- 3901〜3906番み冬つぎ 春はきたれど大伴家持
- 3907〜3908番山城の 久邇の都は境部老麻呂
- 3909〜3910番橘は 常花にもが大伴書持
- 3911〜3913番あしひきの 山邊に居れば大伴家持
- 3914番ほととぎす 今し來鳴かば田口馬長
- 3916〜3921番橘の にほへる香かも大伴家持
- 3922〜3925番降る雪の 白髮までに作者未詳
- 3926番大宮の 内にも外にも大伴家持
- 3931〜3936番君により 吾が名はすでに平群氏女郎
- 3937〜3942番草枕 旅去にし君が平群氏女郎
- 3943〜3950番秋の田の 穗向見がてり作者未詳
- 3951〜3955番ひぐらしの 鳴きぬる時は作者未詳
- 3956番奈呉の海人の 釣する船は秦八千島
- 3957〜3959番天離る 鄙治めにと大伴家持
- 3960〜3961番庭に降る 雪は千重しく大伴家持
- 3962〜3964番大王の 任のまにまに大伴家持
- 3965〜3966番春の花 今は盛に大伴家持
- 3967〜3968番山峽に 咲ける櫻を大伴池主
- 3969〜3972番大君の 任のまにまに大伴家持
- 3973〜3975番大君の 命かしこみ大伴池主
- 3976〜3977番さけりとも 知らずしあらば大伴家持
- 3978〜3982番妹も吾も 心は同じ大伴家持
- 3983〜3984番あしひきの 山も近きを大伴家持
- 3985〜3987番射水河 い行き廻れる大伴家持
- 3988番ぬばたまの 月に向ひて大伴家持
- 3989〜3990番奈呉の海の 沖つ白波大伴家持
- 3991〜3992番もののふの 八十伴の緒の大伴家持
- 3993〜3994番藤浪は 咲きて散りにき大伴池主
- 3995〜3998番玉ほこの 道に出で立ち作者未詳
- 3999番京方に 立つ日近づく大伴家持
- 4000〜4002番天離る 鄙に名懸かす大伴家持
- 4003〜4005番朝日さし 背向に見ゆる大伴池主
- 4006〜4007番かき數ふ 二上山に大伴家持
- 4008〜4010番あをによし 奈良を來離れ大伴池主
- 4011〜4015番大王の 遠の朝廷ぞ大伴家持
- 4017〜4020番東風 いたく吹くらし大伴家持
- 4021番雄神河 くれなゐにほふ大伴家持
- 4022番鸕坂河 渡る瀬多み大伴家持
- 4023番婦負河の 早き瀬ごとに大伴家持
- 4024番立山の 雪し來らしも大伴家持
- 4025番之乎路から 直越え來れば大伴家持
- 4026〜4027番鳥總立て 船木伐るといふ大伴家持
- 4028番妹に逢はず 久しくなりぬ大伴家持
- 4029番珠洲の海に 朝びらきして大伴家持
- 4030番うぐひすは 今は鳴かむと大伴家持
- 4031番中臣の 太祝詞言大伴家持
- 4032〜4035番奈呉の海に 船暫し借せ田辺福麻呂
- 4036番如何にある 布勢の浦ぞも田辺福麻呂
- 4037番乎敷の埼 漕ぎ徘徊り大伴家持
- 4038〜4042番玉くしげ いつしか明けむ田辺福麻呂
- 4043番明日の日の 布勢の浦廻の大伴家持
- 4044〜4045番濱邊より 我が鞭ち行かば大伴家持
- 4046〜4051番神さぶる 垂姫の埼作者未詳
- 4052〜4055番ほととぎす 今鳴かずして作者未詳
- 4056〜4057番堀江には 玉敷かましを作者未詳
- 4058〜4060番橘の とをのたちばな作者未詳
- 4061〜4062番堀江より 水脈引きしつつ作者未詳
- 4063〜4064番常世物 この橘の大伴家持
- 4066〜4069番卯の花の 咲く月立ちぬ作者未詳
- 4070番一本の なでしこ植ゑし大伴家持
- 4071〜4072番級離る 越の君らと大伴家持
- 4073〜4075番月見れば 同じ國なり大伴池主
- 4076〜4079番あしひきの 山は無くもが大伴家持
- 4082〜4084番天ざかる 鄙の奴に大伴家持
- 4085番燒刀を 礪波の關に大伴家持
- 4086〜4088番あぶら火の 光に見ゆる作者未詳
- 4089〜4092番高御座 天の日嗣と大伴家持
- 4093番英遠の浦に 寄する白波大伴家持
- 4094〜4097番葦原の 瑞穂の國を大伴家持
- 4098〜4100番高御座 天の日嗣と大伴家持
- 4101〜4105番珠洲の海人の 沖つ御神に大伴家持
- 4106〜4109番大己貴 少彦名の大伴家持
- 4110番左夫流兒が いつきし殿に大伴家持
- 4111〜4112番かけまくも あやにかしこし大伴家持
- 4113〜4115番大君の 遠の朝廷と大伴家持
- 4116〜4118番大君の 任のまにまに大伴家持
- 4119番いにしへよ 偲びにければ大伴家持
- 4120〜4121番見まく欲り 思ひしなべに大伴家持
- 4122〜4123番天皇の 敷きます國の大伴家持
- 4124番我が欲りし 雨は降り來ぬ大伴家持
- 4125〜4127番天照す 神の御代より大伴家持
- 4128〜4131番草枕 旅の翁と大伴池主
- 4132〜4133番竪樣にも 彼にも横樣も大伴池主
- 4134番雪の上に 照れる月夜に大伴家持
- 4135番我が兄子が 琴取るなべに大伴家持
- 4136番あしひきの 山の木末の大伴家持
- 4137番正月たつ 春のはじめに大伴家持
- 4138番やぶなみの 里に宿借り大伴家持
- 4139〜4140番春の苑 くれなゐにほふ大伴家持
- 4141番春まけて 物がなしきに大伴家持
- 4142番春の日に 張れる柳を大伴家持
- 4143番もののふの 八十をとめ等が大伴家持
- 4144〜4145番燕來る 時になりぬと大伴家持
- 4146〜4147番夜ぐたちに 寢覺めて居れば大伴家持
- 4148〜4149番椙の野に さ躍る雉大伴家持
- 4150番朝床に 聞けば遙けし大伴家持
- 4151〜4153番今日の爲と 思ひて標めし大伴家持
- 4154〜4155番あしひきの 山坂越えて大伴家持
- 4156〜4158番あらたまの 年往き更り大伴家持
- 4159番磯の上の 都萬麻を見れば大伴家持
- 4160〜4162番天地の 遠き始よ大伴家持
- 4163番妹が袖 われまくらかむ大伴家持
- 4164〜4165番ちちの實の 父の命大伴家持
- 4166〜4168番毎時に いや珍らしく大伴家持
- 4169〜4170番霍公鳥 來鳴く五月に大伴家持
- 4171〜4172番常人も 起きつつ聞くぞ大伴家持
- 4173番妹を見ず 越の國邊に大伴家持
- 4174番春の裏の 樂しき終へば大伴家持
- 4175〜4176番ほととぎす 今來喧き始む大伴家持
- 4177〜4179番我が兄子と 手携はりて大伴家持
- 4180〜4183番春過ぎて 夏來向へば大伴家持
- 4184番山吹の 花とり持ちて作者未詳
- 4185〜4186番現身は 戀を繁みと大伴家持
- 4187〜4188番念ふどち ますらをのこの大伴家持
- 4189〜4191番天離る 夷としあれば大伴家持
- 4192〜4193番桃の花 くれなゐ色に大伴家持
- 4194〜4196番ほととぎす 鳴き渡りぬと大伴家持
- 4197〜4198番妹に似る 草と見しより大伴家持
- 4199〜4202番藤浪の 影なす海の作者未詳
- 4203番家に行きて 何を語らむ久米広縄
- 4204〜4205番吾が兄子が 捧げて持たる作者未詳
- 4206番澁溪を さして吾が行く大伴家持
- 4207〜4208番此間にして 背向に見ゆる大伴家持
- 4209〜4210番谷近く 家は居れども久米広縄
- 4211〜4212番古に ありけるわざの大伴家持
- 4213番東風を疾み 奈呉の浦廻に大伴家持
- 4214〜4216番天地の 初の時ゆ大伴家持
- 4217番卯の花を 腐す霖雨の大伴家持
- 4218番鮪衝くと 海人の燭せる大伴家持
- 4219番吾が屋戸の 萩咲きにけり大伴家持
- 4222〜4223番この時雨 いたくな降りそ作者未詳
- 4225番あしひきの 山の黄葉に大伴家持
- 4226番この雪の 消遺る時に大伴家持
- 4229番新たしき 年のはじめは大伴家持
- 4230番降る雪を 腰になづみて大伴家持
- 4231番瞿麥は 秋咲くものを久米広縄
- 4233〜4234番うち羽振き 鷄は鳴くとも作者未詳
- 4238番君が往き もし久ならば大伴家持
- 4239番二上の 峯の上の繁に大伴家持
- 4240番大船に 眞梶繁貫き光明皇后
- 4241番春日野に 齋く御室の藤原清河
- 4242番天雲の 去き還りなむ藤原仲麻呂
- 4243番住吉に 齋く祝が多治比土作
- 4244番あらたまの 年の緒長く藤原清河
- 4248〜4249番あらたまの 年の緒長く大伴家持
- 4250番しなざかる 越に五箇年大伴家持
- 4251番玉ほこの 道に出で立ち大伴家持
- 4252〜4253番君が家に 植ゑたる萩の作者未詳
- 4254〜4255番秋津島 倭の國を大伴家持
- 4256番古に 君の三代經て大伴家持
- 4257〜4259番手束弓 手に取り持ちて作者未詳
- 4262〜4263番韓國に 往き足らはして作者未詳
- 4264〜4265番空みつ 倭の國は孝謙天皇
- 4266〜4267番あしひきの 八峯の上の大伴家持
- 4268番この里は 繼ぎて霜や置く孝謙天皇
- 4269〜4272番外のみに 見てはありしを作者未詳
- 4273〜4278番天地と 相榮えむと作者未詳
- 4279〜4281番能登河の 後には逢はむ作者未詳
- 4282〜4284番事繁み 相問はなくに作者未詳
- 4285〜4287番大宮の 內にも外にも大伴家持
- 4288番河渚にも 雪は降れれし大伴家持
- 4289番青柳の 秀つ枝攀ぢ執り大伴家持
- 4290〜4291番春の野に大伴家持
- 4292番うらうらに大伴家持
- 4295〜4297番高圓の 尾花吹き越す作者未詳
- 4298〜4300番霜の上に 霰たばしり作者未詳
- 4301番稻見野の あから柏は安宿王
- 4302〜4303番山吹は 撫でつつ生さむ作者未詳
- 4304番山吹の 花の盛に大伴家持
- 4305番木の暗の 繁き尾の上を大伴家持
- 4306〜4313番初秋風 涼しき夕大伴家持
- 4314番八千種に 草木を植ゑて大伴家持
- 4315〜4320番宮人の 袖つけ衣大伴家持
- 4321〜4327番畏きや 命被ふり作者未詳
- 4328〜4330番大君の 命かしこみ作者未詳
- 4331〜4333番天皇の 遠の朝廷と大伴家持
- 4334〜4336番海原を 遠く渡りて大伴家持
- 4337〜4346番水鳥の 發ちの急ぎに作者未詳
- 4347〜4359番家にして 戀ひつつあらずは作者未詳
- 4360〜4362番天皇の 遠き御代にも大伴家持
- 4363〜4371番難波津に 御船下すゑ作者未詳
- 4372番足柄の み坂た廻り倭文部可良麻呂
- 4373〜4383番今日よりは 顧みなくて作者未詳
- 4384〜4394番曉の かはたれ時に作者未詳
- 4395〜4397番龍田山 見つつ越え來し大伴家持
- 4398〜4400番大王の 命かしこみ大伴家持
- 4401〜4403番韓衣 裾に取りつき作者未詳
- 4404〜4407番難波道を 往きて來までと作者未詳
- 4408〜4412番大王の 任のまにまに大伴家持
- 4413〜4424番枕刀 腰に取り佩き作者未詳
- 4433〜4435番朝なさな 揚る雲雀に作者未詳
- 4440〜4441番足柄の 八重山越えて作者未詳
- 4442〜4444番我が兄子が 宿のなでしこ作者未詳
- 4445番うぐひすの 聲は過ぎぬと大伴家持
- 4446〜4448番我が宿に 咲けるなでしこ作者未詳
- 4449〜4451番なでしこが 花取り持ちて作者未詳
- 4452〜4453番をとめらが 玉裳裾びく作者未詳
- 4454番高山の 巖に生ふる橘諸兄
- 4457〜4459番住吉の 濱松が根の作者未詳
- 4460〜4462番堀江漕ぐ 伊豆手の船の大伴家持
- 4463〜4464番ほととぎす まづ鳴く朝け大伴家持
- 4465〜4467番ひさかたの 天の戸開き大伴家持
- 4468〜4469番現身は 數なき身なり大伴家持
- 4470番泡沫なす 假れる身ぞとは大伴家持
- 4471番消殘りの 雪に合へ照る大伴家持
- 4472〜4473番大君の 命かしこみ作者未詳
- 4474番群鳥の 朝立ち往にし大伴家持
- 4475〜4476番初雪は 千重に降りしけ大原今城
- 4477番夕霧に 千鳥の鳴きし円方女王
- 4478番佐保河に 凍り渡れる大原桜井
- 4481番あしひきの 八峯の椿大伴家持
- 4482番堀江越え 遠き里まで藤原執弓
- 4483番移り行く 時見る毎に大伴家持
- 4484〜4485番咲く花は うつろふ時あり大伴家持
- 4486〜4487番天地を 照らす日月の作者未詳
- 4488〜4490番み雪降る 冬は今日のみ作者未詳
- 4491番大き海の 水底深く石川女郎
- 4492番月數めば いまだ冬なり大伴家持
- 4493番始春の 初子の今日の大伴家持
- 4494番水鳥の 鴨の羽の色の大伴家持
- 4495番うち靡く 春とも著く大伴家持
- 4496〜4505番怨めしく 君はもあるか作者未詳
- 4506〜4510番高圓の 野の上の宮は作者未詳
- 4511〜4513番鴛鴦の住む 君がこの山齋作者未詳
- 4514番蒼海原 風波なびき大伴家持
- 4515番秋風の すゑ吹き靡く大伴家持
- 4516番新しき大伴家持
作者未詳2157首
時代を問わない。作者の名を記さない歌。全体のおよそ半数を占め、東歌・防人歌もここに入れる。
- 385〜387番霰零り作者未詳
- 388〜389番海若は 靈しきものか作者未詳
- 1041番吾が屋戸の 君松の樹に作者未詳
- 1069〜1074番常はかつて 思はぬものを作者未詳
- 1075〜1080番海原の 道遠みかも作者未詳
- 1081〜1086番ぬばたまの 夜渡る月を作者未詳
- 1087〜1089番痛足河 河浪立ちぬ作者未詳
- 1090〜1091番吾妹子が 赤裳の裾の作者未詳
- 1092〜1098番鳴る神の 音のみ聞きし作者未詳
- 1099番片岡の この向つ峯に作者未詳
- 1100〜1105番卷向の 痛足の川ゆ作者未詳
- 1106〜1110番蝦鳴く 淸き川原を作者未詳
- 1111〜1115番いにしへも 斯く聞きつつや作者未詳
- 1116〜1121番ぬばたまの 吾が黑髮に作者未詳
- 1122〜1124番山の際に 渡る秋沙の作者未詳
- 1125〜1126番淸き瀨に 千鳥妻喚び作者未詳
- 1127〜1129番落ちたぎつ 走り井の水の作者未詳
- 1130〜1134番神さぶる 磐根こごしき作者未詳
- 1135〜1139番宇治河は 淀瀨無からし作者未詳
- 1140〜1145番しなが鳥 猪名野を來れば作者未詳
- 1146〜1150番めづらしき 人を吾家に作者未詳
- 1151〜1155番大伴の 三津の濱邊を作者未詳
- 1156〜1160番すみのえの 遠里小野の作者未詳
- 1161〜1165番家離り 旅にし在れば作者未詳
- 1166〜1170番いにしへに ありけむ人の作者未詳
- 1171〜1175番大御舟 泊ててさもらふ作者未詳
- 1176〜1181番夏麻引く 海上潟の作者未詳
- 1182〜1188番海人小船 帆かも張れると作者未詳
- 1189〜1193番大海に 嵐な吹きそ作者未詳
- 1194〜1195番紀の國の 雜賀の浦に藤原卿
- 1196〜1201番裹もがと 乞はば取らせむ作者未詳
- 1202〜1207番荒磯よも まして思へや作者未詳
- 1208〜1212番妹に戀ひ 吾が越え行けば作者未詳
- 1213〜1217番名草山 言にしありけり作者未詳
- 1218〜1222番黑牛の海 くれなゐ匂ふ藤原卿
- 1223〜1227番海の底 沖漕ぐ舟を作者未詳
- 1228〜1232番風早の 三穗の浦廻を作者未詳
- 1233〜1237番未通女等が 織る機の上を作者未詳
- 1238〜1242番高島の 阿渡の白波は作者未詳
- 1243〜1246番見渡せば 近き里廻を作者未詳
- 1251〜1254番佐保河に 鳴くなる千鳥作者未詳
- 1255〜1260番鴨頭草に 衣ぞ染むる作者未詳
- 1261〜1266番山守の 里へ通ひし作者未詳
- 1267番百磯城の 大宮人の作者未詳
- 1270〜1271番隱口の 泊瀨の山に作者未詳
- 1311〜1316番橡の 衣は人皆作者未詳
- 1317〜1322番海の底 石著く白玉作者未詳
- 1323〜1327番海の底 おきつ白玉作者未詳
- 1328〜1335番膝に伏す 玉の小琴の作者未詳
- 1336〜1341番冬ごもり 春の大野を作者未詳
- 1342〜1347番山高み 夕日隱りぬ作者未詳
- 1348〜1352番三島江の 玉江の薦を作者未詳
- 1353〜1359番石上 布留の早田を作者未詳
- 1360〜1365番氣の緒に 念へる吾を作者未詳
- 1366〜1369番明日香川 七瀨の淀に作者未詳
- 1370〜1375番甚も零らぬ 雨ゆゑ行潦作者未詳
- 1376〜1380番大和の 宇陀の眞赤土の作者未詳
- 1381〜1386番廣瀨川 袖つくばかり作者未詳
- 1387〜1391番伏超ゆ 行かましものを作者未詳
- 1392〜1397番むらさきの 名高の浦の作者未詳
- 1398〜1403番さざなみの 志賀津の浦の作者未詳
- 1404〜1409番鏡なす 吾が見し君を作者未詳
- 1410〜1414番世間は まこと二代は作者未詳
- 1415〜1417番玉梓の 妹は珠かも作者未詳
- 1421〜1422番春山の さきのををりに尾張連
- 1428番押照る 難波を過ぎて作者未詳
- 1429〜1430番をとめ等が 挿頭のために作者未詳
- 1434番霜雪も いまだ過ぎねば大伴三林
- 1439番時は今は 春になりぬと中臣武良自
- 1440番春の雨の しくしく零るに河辺東人
- 1469番あしひきの 山ほととぎす沙弥
- 1470番もののふの 石瀨の杜の刀理宣令
- 1482番皆人の 待ちし卯の花大伴清縄
- 1483番吾背子が 屋戸のたちばな庵君諸立
- 1492番君が家の 花橘は遊行女婦
- 1499番事繁み 君は來まさず大伴四縄
- 1501番ほととぎす 鳴く峯の上の小治田広耳
- 1504番暇無み 五月をすらに高安
- 1505番霍公鳥 鳴きし登時大神女郎
- 1530〜1531番をみなへし 秋萩まじる作者未詳
- 1534番女郎花 秋萩を折れ石川老夫
- 1536番暮に逢ひて 朝面無み縁達師
- 1573番秋の雨に ぬれつつ居れば大伴利上
- 1594番時雨の雨 間無くな零りそ作者未詳
- 1595番秋萩の 枝もとををに大伴像見
- 1609番宇陀の野の 秋萩凌ぎ丹比真人
- 1621番吾が屋前の 萩の花咲けり巫部麻蘇娘子
- 1650番池の邊の 松の末葉に作者未詳
- 1652番梅の花 折りも折らずも他田広津娘子
- 1653番今の如 心を常に県犬養娘子
- 1659番眞木の上に 零り置ける雪の他田広津娘子
- 1819〜1825番うち靡く 春立ちぬらし作者未詳
- 1826〜1831番春されば 妻を求むと作者未詳
- 1832〜1838番うち靡く 春さり來れば作者未詳
- 1839〜1842番君がため 山田の澤に作者未詳
- 1843〜1845番昨日こそ 年は極てしか作者未詳
- 1846〜1853番霜枯れし 冬の柳は作者未詳
- 1854〜1860番鶯の 木傳ふ梅の作者未詳
- 1861〜1867番能登河の 水底さへに作者未詳
- 1868〜1873番かはづ鳴く 吉野の河の作者未詳
- 1874〜1876番春霞 たなびく今日の作者未詳
- 1877〜1879番春の雨に ありけるものを作者未詳
- 1880〜1883番春日野の 淺茅が上に作者未詳
- 1884〜1886番冬過ぎて 春し來れば作者未詳
- 1887〜1888番春日なる 三笠の山に作者未詳
- 1889番吾が屋前の 毛桃の下に作者未詳
- 1897〜1898番春されば 百舌鳥の草潜作者未詳
- 1899〜1903番春されば 梅の花くたし作者未詳
- 1904〜1907番梅の花 しだり柳に作者未詳
- 1908〜1914番春されば 水草の上に作者未詳
- 1915〜1918番吾背子に 戀ひて術なみ作者未詳
- 1919〜1923番國栖等が 春菜採むらむ作者未詳
- 1924〜1925番丈夫が 伏し居嘆きて作者未詳
- 1926〜1927番春山の 馬醉木の花の作者未詳
- 1928〜1931番狹野方は 實は成らずとも作者未詳
- 1932〜1936番春雨の 止まず零り零り作者未詳
- 1937〜1938番丈夫が 出で立ち向ふ作者未詳
- 1939〜1945番ほととぎす 汝が初聲は作者未詳
- 1946〜1951番木高くは 曾て木植ゑじ作者未詳
- 1952〜1957番今夜の おぼつかなきに作者未詳
- 1958〜1963番橘の 林を植ゑむ作者未詳
- 1964〜1965番默然も あらむ時も作者未詳
- 1966〜1971番風に散る 花橘を作者未詳
- 1972〜1975番野邊見れば 瞿麥の花作者未詳
- 1976〜1978番卯の花の 咲き散る岳ゆ作者未詳
- 1979〜1981番春されば 蜾蠃なす野の作者未詳
- 1982〜1986番晩蟬は 時と鳴けども作者未詳
- 1987〜1992番片搓りに 絲をぞ吾が搓る作者未詳
- 1993〜1995番外のみに 見つつを戀ひむ作者未詳
- 2034〜2040番棚機の 五百機立てて作者未詳
- 2041〜2047番秋風の 吹きただよはす作者未詳
- 2048〜2055番天漢 川門に立ちて作者未詳
- 2056〜2062番天の河 打橋渡せ作者未詳
- 2063〜2068番天漢 霧立ち上る作者未詳
- 2069〜2074番天漢 瀨ごとに幣を作者未詳
- 2075〜2080番人さへや 見繼がずあらむ作者未詳
- 2081〜2086番天漢 棚橋わたせ作者未詳
- 2087〜2088番渡守 舟出し出でむ作者未詳
- 2089〜2090番乾坤の はじめの時ゆ作者未詳
- 2091番彥星の 川瀨を渡る作者未詳
- 2094〜2099番さを鹿の 心相念ふ作者未詳
- 2100〜2105番秋田刈る 假廬の宿に作者未詳
- 2106〜2112番沙額田の 野邊の秋萩作者未詳
- 2113〜2118番手もすまに 植ゑしも著く作者未詳
- 2119〜2124番戀しくは 形見にせよと作者未詳
- 2125〜2127番春日野の 萩し散りなば作者未詳
- 2128〜2135番秋風に 大和へ越ゆる作者未詳
- 2136〜2140番秋風に 山飛び越ゆる作者未詳
- 2141〜2146番この頃の 秋の朝明に作者未詳
- 2147〜2151番山の邊に い行く獵夫は作者未詳
- 2152〜2156番秋萩の 散り過ぎぬれば作者未詳
- 2157〜2166番暮影に 來鳴くひぐらし作者未詳
- 2167番秋の野の 尾花が末に作者未詳
- 2168〜2176番秋萩に 置ける白露作者未詳
- 2177番春は萌え 夏は綠に作者未詳
- 2180〜2186番九月の 時雨の雨に作者未詳
- 2187〜2192番妹が袖 卷來の山の作者未詳
- 2193〜2198番秋風の 日に日に吹けば作者未詳
- 2199〜2204番もの念ふと 隱らひ居りて作者未詳
- 2205〜2210番秋萩の 下葉もみぢぬ作者未詳
- 2211〜2218番妹が紐 解くと結ぶと作者未詳
- 2219〜2221番あしひきの 山田作る子作者未詳
- 2222〜2229番夕さらず 河蝦鳴くなる作者未詳
- 2230〜2233番戀ひつつも 稻葉かき別け作者未詳
- 2234〜2238番一日には 千重しくしくに作者未詳
- 2244〜2251番住吉の 岸を田に墾り作者未詳
- 2252〜2257番秋萩の 咲き散る野邊の作者未詳
- 2258〜2265番秋萩の 枝もとををに作者未詳
- 2266〜2272番出でて去なば 天飛ぶ鴈の作者未詳
- 2273〜2278番何すとか 君を厭はむ作者未詳
- 2279〜2284番吾が鄕に 今咲く花の作者未詳
- 2285〜2289番秋萩の 花野のすすき作者未詳
- 2290〜2294番秋萩を 散り過ぎぬべみ作者未詳
- 2295〜2297番我が屋戸の 田葛葉日に日に作者未詳
- 2298〜2303番君に戀ひ しなえうらぶれ作者未詳
- 2304〜2307番蜻蛉羽に にほへる衣作者未詳
- 2308番雨零れば 激つ山川作者未詳
- 2309〜2311番祝部等が 齋ふ社の作者未詳
- 2316〜2318番奈良山の 峯なほ霧ふ作者未詳
- 2319〜2324番夕されば 衣手寒し作者未詳
- 2325〜2329番誰が苑の 梅の花ぞも作者未詳
- 2330〜2332番妹がため 上枝の梅を作者未詳
- 2335〜2339番咲き出照る 梅の下枝に作者未詳
- 2340〜2344番一目見し 人に戀ふらく作者未詳
- 2345〜2348番天霧ひ 零りくる雪の作者未詳
- 2349〜2350番吾が屋戸に 咲きたる梅を作者未詳
- 2517〜2521番垂乳根の 母に障らば作者未詳
- 2522〜2526番恨みむと 思ひて背なは作者未詳
- 2527〜2532番誰ぞ此の 吾が屋戸に來喚ぶ作者未詳
- 2533〜2537番面忘れ 如何なる人の作者未詳
- 2538〜2541番獨寢と 薦朽ちめやも作者未詳
- 2542〜2548番若草の 新手枕を作者未詳
- 2549〜2552番妹に戀ひ 吾が哭く涕作者未詳
- 2553〜2556番夢のみに 見るすら幾許作者未詳
- 2557〜2561番垂乳根の 母に白さば作者未詳
- 2562〜2566番里人の 言緣妻を作者未詳
- 2567〜2571番相見ては 戀慰むと作者未詳
- 2572〜2576番僞も 似つきてぞ爲る作者未詳
- 2577〜2581番今だにも 目な乏しめそ作者未詳
- 2582〜2586番あぢき無く 何の枉言作者未詳
- 2587〜2591番大原の 古りにし郷に作者未詳
- 2592〜2596番戀ひ死なむ 後は何せむ作者未詳
- 2597〜2601番いかにして 忘るるものぞ作者未詳
- 2602〜2606番黑髮の 白髮までと作者未詳
- 2607〜2610番敷妙の 衣手離れて作者未詳
- 2611〜2614番今更に 君が手枕作者未詳
- 2615〜2618番敷妙の 枕を纏きて作者未詳
- 2619〜2622番朝影に 吾が身は成りぬ作者未詳
- 2623〜2625番くれなゐの 八鹽の衣作者未詳
- 2626〜2628番古衣 打棄つる人は作者未詳
- 2629〜2632番逢はずとも 吾は怨みじ作者未詳
- 2633〜2636番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
- 2637〜2641番うちはなひ 鼻をぞ嚔つる作者未詳
- 2642〜2646番燈の かげに耀ふ作者未詳
- 2647〜2650番横雲の 空ゆ延き越し作者未詳
- 2651〜2655番難波人 葦火焚く屋の作者未詳
- 2656〜2661番天飛ぶや 輕の社の作者未詳
- 2662〜2666番吾妹子に またも逢はむと作者未詳
- 2667〜2670番眞袖もち 床うち拂ひ作者未詳
- 2671〜2674番この夜の 在明月夜作者未詳
- 2675〜2678番君が著る 三笠の山に作者未詳
- 2679〜2681番窓越しに 月おし照りて作者未詳
- 2682〜2685番韓衣 君にうち著せ作者未詳
- 2686〜2689番夜占問ふ 吾が袖に置く作者未詳
- 2690〜2693番白細布の 吾が衣手に作者未詳
- 2694〜2697番あしひきの 山鳥の尾の作者未詳
- 2698〜2702番往きて見て 來れば戀しき作者未詳
- 2703〜2708番眞薦刈る 大野川原の作者未詳
- 2709〜2713番吾妹子に 吾が戀ふらくは作者未詳
- 2714〜2719番もののふの 八十氏川の作者未詳
- 2720〜2724番水鳥の 鴨の住む池の作者未詳
- 2725〜2730番白細砂 三津の黃土の作者未詳
- 2731〜2735番牛窓の 浪の潮騷作者未詳
- 2736〜2742番風をいたみ 甚振る浪の作者未詳
- 2743〜2747番なかなかに 君に戀ひずは作者未詳
- 2748〜2751番大舟に 葦荷刈り積み作者未詳
- 2752〜2756番吾妹子を 聞き都賀野邊の作者未詳
- 2757〜2761番王の 御笠に縫へる作者未詳
- 2762〜2765番蘆垣の 中の似兒草作者未詳
- 2766〜2770番三島江の 入江の薦を作者未詳
- 2771〜2776番吾妹子が 袖をたのみて作者未詳
- 2777〜2781番疊薦 へだて編む數作者未詳
- 2782〜2786番さ寢かにば 誰とも宿めど作者未詳
- 2787〜2791番天地の 依り合ひの極作者未詳
- 2792〜2796番玉の緒の しま心にや作者未詳
- 2797〜2801番住吉の 濱に緣るとふ作者未詳
- 2802〜2807番念へども 念ひもかねつ作者未詳
- 2808〜2809番眉根搔き 嚔ひ紐解け作者未詳
- 2810〜2811番音のみを 聞きてや戀ひむ作者未詳
- 2812〜2813番吾妹子に 戀ひて術なみ作者未詳
- 2814〜2815番吾が戀は 慰めかねつ作者未詳
- 2816〜2819番うらぶれて 物な念ほし作者未詳
- 2820〜2823番斯くだにも 妹を待ちなむ作者未詳
- 2824〜2827番思ふ人 來むと知りせば作者未詳
- 2828〜2833番くれなゐの 濃染の衣を作者未詳
- 2834〜2840番大和の 室原の毛桃作者未詳
- 2864〜2868番吾背子を 今か今かと作者未詳
- 2869〜2872番今は吾は 死なむよ吾妹作者未詳
- 2873〜2876番里人も 謂ひ繼ぐがね作者未詳
- 2877〜2880番何時となも 戀ひずありとは作者未詳
- 2881〜2885番立ちて居て 術のたどきも作者未詳
- 2886〜2891番他言は まこと言痛く作者未詳
- 2892〜2895番思ひ遣る すべのたどきも作者未詳
- 2896〜2899番うたがたも 言ひつつもあるか作者未詳
- 2900〜2903番吾妹子が 咲ひ眉引作者未詳
- 2904〜2907番戀ひ戀ひて 後も逢はむと作者未詳
- 2908〜2911番常斯くし 戀ふれば苦し作者未詳
- 2912〜2915番人の見て 言咎めせぬ作者未詳
- 2916〜2921番玉勝間 逢はむといふは作者未詳
- 2922〜2927番夕さらば 君に逢はむと作者未詳
- 2928〜2931番各自 人死すらし作者未詳
- 2932〜2935番情には 燃えておもへど作者未詳
- 2936〜2939番今は吾は 死なむよ我背作者未詳
- 2940〜2944番なまなかに 死なば安けむ作者未詳
- 2945〜2949番玉梓の 君が使を作者未詳
- 2950〜2955番吾妹子が 夜戸出の光儀作者未詳
- 2956〜2961番あらたまの 年月かねて作者未詳
- 2962〜2963番白妙の 袖敷かずて宿る作者未詳
- 2964〜2967番斯くのみし 在りける君を作者未詳
- 2968〜2971番橡の 一重衣の作者未詳
- 2972〜2976番赤帛の 純裏の衣作者未詳
- 2977〜2981番何故か 思はずあらむ作者未詳
- 2982〜2985番針はあれど 妹し無ければ作者未詳
- 2986〜2989番梓弓 引きみ弛べみ作者未詳
- 2990〜2994番をとめ等が 績麻の絡垜作者未詳
- 2995〜2998番逢ふよしの 出で來むまでは作者未詳
- 2999〜3002番水を多み 上に種蒔き作者未詳
- 3003〜3007番夕月夜 五更闇の作者未詳
- 3008〜3012番あしひきの 山を木高み作者未詳
- 3013〜3016番吾妹子や 吾を忘らすな作者未詳
- 3017〜3020番あしひきの 山河水の作者未詳
- 3021〜3024番隱沼の 下ゆは戀ひむ作者未詳
- 3025〜3029番石走る 垂水の水の作者未詳
- 3030〜3033番思ひ出でて 術なき時は作者未詳
- 3034〜3037番吾妹子に 戀ひ術なかり作者未詳
- 3038〜3041番斯く戀ひむ ものと知りせば作者未詳
- 3042〜3044番朝日さす 春日の小野に作者未詳
- 3045〜3047番朝霜の 消ぬべくのみや作者未詳
- 3048〜3052番御獵する 鴈羽の小野の作者未詳
- 3053〜3057番あしひきの 山菅の根の作者未詳
- 3058〜3062番うち日さす 宮にはあれど作者未詳
- 3063〜3066番淺茅原 小野に標結ふ作者未詳
- 3067〜3070番谷狹み 峯へ延ひたる作者未詳
- 3071〜3074番丹波道の 大江の山の作者未詳
- 3075〜3079番斯くしてぞ 人の死ぬとふ作者未詳
- 3080〜3083番わたつみの 沖に生ひたる作者未詳
- 3084〜3086番海處女 潛き取るとふ作者未詳
- 3087〜3090番眞菅よし 宗我の河原に作者未詳
- 3091〜3094番鴨すらも 己がつまどち作者未詳
- 3095〜3098番朝鴉 早くな鳴きそ作者未詳
- 3099〜3100番紫草を 草と別く別く作者未詳
- 3101〜3102番紫は 灰指すものぞ作者未詳
- 3103〜3104番逢はなくは 然もありなむ作者未詳
- 3105〜3106番人目多み 直に逢はずて作者未詳
- 3107〜3108番現身の 人目を繁み作者未詳
- 3109〜3110番慇懃に 思ふ吾妹を作者未詳
- 3111〜3112番すべもなき 片戀をすと作者未詳
- 3113〜3114番在り在りて 後も逢はむと作者未詳
- 3115〜3116番氣の緒に 吾が氣衝きし作者未詳
- 3117〜3118番門閉てて 戸も閉したるを作者未詳
- 3119〜3120番明日よりは 戀ひつつ在らむ作者未詳
- 3121〜3122番わが背子が 使を待つと作者未詳
- 3123〜3124番ただ獨 宿れど寢かねて作者未詳
- 3125〜3126番ひさかたの 雨のふる日を作者未詳
- 3131〜3134番月易へて 君をば見むと作者未詳
- 3135〜3138番近くあれば 名のみも聞きて作者未詳
- 3139〜3144番玉桙の 道に出で立ち作者未詳
- 3145〜3150番吾妹子し 吾を偲ぶらし作者未詳
- 3151〜3155番よそのみに 君を相見て作者未詳
- 3156〜3159番鈴鹿河 八十瀬渡りて作者未詳
- 3160〜3162番沖つ浪 邊浪の來寄る作者未詳
- 3163〜3166番吾妹子に 觸るとはなしに作者未詳
- 3167〜3170番浪の間ゆ 雲居に見ゆる作者未詳
- 3171〜3174番難波潟 こぎ出し船の作者未詳
- 3175〜3179番若の浦に 袖さへぬれて作者未詳
- 3180〜3184番うらもなく 去にし君ゆゑ作者未詳
- 3185〜3189番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
- 3190〜3193番雲居なる 海山越えて作者未詳
- 3194〜3196番氣の緒に 吾が思ふ君は作者未詳
- 3197〜3202番住吉の 崖に向へる作者未詳
- 3203〜3208番雎鳩ゐる 渚にゐる舟の作者未詳
- 3209〜3210番春日なる 三笠の山に作者未詳
- 3211〜3212番靈の緒の 現し心や作者未詳
- 3213〜3214番十月 時雨の雨に作者未詳
- 3215〜3216番白妙の 袖の別を作者未詳
- 3217〜3218番荒津の海 吾幣奉り作者未詳
- 3219〜3220番豐國の 企救の長濱作者未詳
- 3221番冬ごもり 春さり來れば作者未詳
- 3222番三諸は 人の守る山作者未詳
- 3223〜3224番霹靂の 日かをる空の作者未詳
- 3225〜3226番天雲の 影さへ見ゆる作者未詳
- 3227〜3229番葦原の 瑞穂の國に作者未詳
- 3230〜3231番幣帛を 奈良より出でて作者未詳
- 3232〜3233番斧取りて 丹生の檜山の作者未詳
- 3234〜3235番やすみしし わご大皇作者未詳
- 3236〜3238番空みつ 大和の國作者未詳
- 3239番近江の海 泊八十あり作者未詳
- 3240〜3241番大王の 命恐み作者未詳
- 3242番百岐年 美濃の國の作者未詳
- 3243〜3244番處女等が 麻笥に垂れたる作者未詳
- 3245〜3246番天橋も 長くもがも作者未詳
- 3247番渟名河の 底なる玉作者未詳
- 3248〜3249番敷島の 日本の國に作者未詳
- 3250〜3252番蜻蛉島 日本の國は作者未詳
- 3255〜3257番古ゆ 言ひ續ぎ來らく作者未詳
- 3258〜3259番あらたまの 年は來去きて作者未詳
- 3260〜3262番小治田の 愛智の水を作者未詳
- 3263〜3265番隱國の 泊瀬の河の作者未詳
- 3266〜3267番春されば 花咲きををり作者未詳
- 3268〜3269番三諸の 神奈備山ゆ作者未詳
- 3270〜3271番さし燒かむ 少屋の醜屋に作者未詳
- 3272〜3273番うち延へて 思ひし小野は作者未詳
- 3274〜3275番爲む術の たづきを知らに作者未詳
- 3276〜3277番百足らず 山田の道を作者未詳
- 3278〜3279番赤駒の 厩立て作者未詳
- 3280〜3283番妾が背子は 待てど來まさず作者未詳
- 3284〜3288番菅の根の ねもころごろに作者未詳
- 3289〜3290番御佩を 劍の池の作者未詳
- 3291〜3292番み芳野の 眞木立つ山に作者未詳
- 3293〜3294番み吉野の 御金の嶽に作者未詳
- 3295〜3296番うち日さつ 三宅の原ゆ作者未詳
- 3297〜3298番玉だすき かけぬ時無く作者未詳
- 3299番見渡しに 妹らは立たし作者未詳
- 3300番押照る 難波の埼に作者未詳
- 3301番神風の 伊勢の海の作者未詳
- 3302番紀伊國の 室の江の邊に作者未詳
- 3303〜3304番里人の 吾に告ぐらく作者未詳
- 3305〜3309番物念はず 道行きなむも作者未詳
- 3310〜3313番隱口の 泊瀬の國に作者未詳
- 3314〜3317番つぎねふ 山城道を作者未詳
- 3318〜3322番紀の國の 濱に寄るとふ作者未詳
- 3323番階立つ 筑摩狹額田作者未詳
- 3324〜3325番かけまくも あやにかしこし作者未詳
- 3326番磯城島の 大和の國に作者未詳
- 3327〜3328番百小竹の 三野の王作者未詳
- 3329番白雲の たなびく國の作者未詳
- 3330〜3332番隱口の 長谷の川の作者未詳
- 3333〜3334番王の 御命恐み作者未詳
- 3335〜3338番玉桙の 道行き人は作者未詳
- 3339〜3343番玉桙の 道に出で立ち調使首
- 3344〜3345番この月は 君來たらむと作者未詳
- 3346〜3347番見が欲れば 雲井に見ゆる作者未詳
- 3348〜3352番夏麻引く 海上潟の作者未詳
- 3353〜3354番あらたまの 城柵の林に作者未詳
- 3355〜3359番天の原 富士の柴山作者未詳
- 3360番伊豆の海に 立つ白波の作者未詳
- 3361〜3366番足柄の 彼面此面に作者未詳
- 3367〜3372番百津島 足柄小船作者未詳
- 3373番多麻河に作者未詳
- 3374〜3377番武藏野に 占肩灼き作者未詳
- 3378〜3381番入間道の 大家が原の作者未詳
- 3382〜3383番馬來田の 嶺ろの篠葉の作者未詳
- 3384〜3387番葛飾の 眞間の手古名を作者未詳
- 3388〜3392番筑波嶺の 嶺ろに霞居作者未詳
- 3393〜3397番筑波嶺の 彼面此面に作者未詳
- 3398〜3401番人みなの 言は絕ゆとも作者未詳
- 3402〜3405番日の暮に 碓氷の山を作者未詳
- 3406〜3410番上毛野 佐野のくくだち作者未詳
- 3411〜3415番多胡の嶺に 寄綱延へて作者未詳
- 3416〜3419番上毛野 可保夜が沼の作者未詳
- 3420〜3423番上毛野 佐野の舟橋作者未詳
- 3424〜3425番下毛野 みかもの山の作者未詳
- 3426〜3428番會津嶺の 國をさ遠み作者未詳
- 3429〜3433番遠江 引佐細江の作者未詳
- 3434〜3437番上毛野 安蘇山黑葛作者未詳
- 3438〜3441番都武賀野に 鈴が音きこゆ作者未詳
- 3442〜3446番東路の 手兒の呼坂作者未詳
- 3447〜3451番草蔭の 安努な行かむと作者未詳
- 3452〜3454番おもしろき 野をばな燒きそ作者未詳
- 3455〜3459番戀しけば 來ませ我が背子作者未詳
- 3460〜3464番誰ぞこの 屋の戸押そぶる作者未詳
- 3465〜3469番高麗錦 紐解き放けて作者未詳
- 3470〜3473番相見ては 千年や去ぬる作者未詳
- 3474〜3477番殖竹の 本さへ響み作者未詳
- 3478〜3481番遠しとふ 故奈の白嶺に作者未詳
- 3482〜3485番から衣 襴のうち交へ作者未詳
- 3486〜3489番愛し妹を 弓束竝べ巻き作者未詳
- 3490〜3493番梓弓 末は依り寢む作者未詳
- 3494〜3496番兒毛知山 若鷄冠木の作者未詳
- 3497〜3499番河上の 根白高草作者未詳
- 3500〜3503番紫草は 根をかも竟ふる作者未詳
- 3504〜3507番春べ咲く 藤の末葉の作者未詳
- 3508〜3511番芝付の 美宇良埼なる作者未詳
- 3512〜3516番一嶺ろに 言はるものから作者未詳
- 3517〜3522番白雲の 絕えにし妹を作者未詳
- 3523〜3526番坂越えて 安倍の田の面に作者未詳
- 3527〜3530番沖に住も 小鴨の如作者未詳
- 3531〜3534番妹をこそ あひ見に來しか作者未詳
- 3535〜3537番己が男を 凡にな思ひそ作者未詳
- 3538〜3541番ひろ橋を 馬越しかねて作者未詳
- 3542〜3544番細石に 駒を馳させて作者未詳
- 3545〜3548番飛鳥河 堰くと知りせば作者未詳
- 3549〜3551番多由比潟 潮滿ちわたる作者未詳
- 3552〜3555番松が浦に 騷ゑうら立ち作者未詳
- 3556〜3559番鹽船の 置かれば悲し作者未詳
- 3560〜3564番眞金吹く 丹生の眞朱の作者未詳
- 3565〜3566番彼の兒ろと 宿ずやなりなむ作者未詳
- 3567〜3571番置きて行かば 妹はまがなし作者未詳
- 3572〜3576番何ど思へか 阿自久麻山の作者未詳
- 3577番愛し妹を 何處行かめと作者未詳
- 3578〜3581番武庫の浦の 入江の渚鳥作者未詳
- 3582〜3585番大船を 荒海に出だし作者未詳
- 3586〜3587番我が故に 思ひな瘦せそ作者未詳
- 3588番はろばろに 思ほゆるかも作者未詳
- 3589番夕されば 晩蟬來鳴く秦間満
- 3590番妹に逢はず あらば術無み作者未詳
- 3591〜3593番妹と在りし 時はあれども作者未詳
- 3594〜3597番潮待つと ありける船を作者未詳
- 3598〜3601番ぬばたまの 夜は明けぬらし作者未詳
- 3602〜3605番あをによし 奈良の都に作者未詳
- 3606〜3610番玉藻刈る 乎等女を過ぎて作者未詳
- 3611番大船に 眞楫繁貫き柿本人麻呂
- 3612〜3614番青丹よし 奈良の都に作者未詳
- 3615〜3616番わが故に 妹嘆くらし作者未詳
- 3617番石走る 瀧もとどろに大石蓑麻呂
- 3618〜3621番山河の 清き川瀨に作者未詳
- 3622〜3624番月よみの 光を淸み作者未詳
- 3625〜3626番夕されば 葦邊に騷ぎ丹比大夫
- 3627〜3629番朝されば 妹が手に纏く作者未詳
- 3630〜3633番眞楫貫き 船し行かずは作者未詳
- 3634〜3637番筑紫道の 可太の大島作者未詳
- 3638〜3639番これやこの 名に負ふ鳴門の作者未詳
- 3640〜3643番都方に 行かむ船もが作者未詳
- 3644〜3647番大君の 命恐み作者未詳
- 3648〜3651番海原の 沖邊に燭し作者未詳
- 3652〜3655番志珂の海人の 一日も闕ちず作者未詳
- 3656〜3658番秋萩に にほへる吾が裳作者未詳
- 3659〜3662番秋風は 日に日に吹きぬ作者未詳
- 3663〜3667番わたつみの 沖つ繩海苔作者未詳
- 3668〜3673番大君の 遠の朝廷と作者未詳
- 3674〜3680番草枕 旅を苦しみ作者未詳
- 3681〜3687番歸り來て 見むと思ひし作者未詳
- 3688〜3690番天皇の 遠の朝廷と作者未詳
- 3691〜3693番天地と 共にもがもと葛井子老
- 3694〜3696番わたつみの 恐き路を六鯖
- 3697〜3699番百船の 泊つる對馬の作者未詳
- 3700〜3706番あしひきの 山下耀る作者未詳
- 3707〜3713番秋山の 黄葉を插頭し作者未詳
- 3714〜3717番秋されば 戀しみ妹を作者未詳
- 3718〜3722番家島は 名にこそありけれ作者未詳
- 3723〜3726番あしひきの 山路越えむと狭野弟上娘子
- 3727〜3730番塵泥の 數にもあらぬ中臣宅守
- 3731〜3737番思ふ故に 逢ふものならば中臣宅守
- 3738〜3744番思ひつつ 寢ればかもとな中臣宅守
- 3745〜3749番命あらば 逢ふこともあらむ狭野弟上娘子
- 3750〜3753番天地の 至極のうらに狭野弟上娘子
- 3754〜3758番過所無しに 關飛び越ゆる中臣宅守
- 3759〜3762番たちかへり 泣けども吾は中臣宅守
- 3763〜3766番旅といへば 言にぞ易き中臣宅守
- 3767〜3774番魂は あしたゆふべに狭野弟上娘子
- 3775〜3778番あらたまの 年の緒長く作者未詳
- 3779〜3785番わが宿の 花橘は中臣宅守
- 3786〜3787番春さらば 插頭にせむと作者未詳
- 3788〜3790番無耳の 池し恨めし作者未詳
- 3791〜3793番綠子の 若子が身には竹取翁
- 3794〜3802番愛しきやし 老夫の歌に作者未詳
- 3803番隱りのみ 戀ふれば苦し作者未詳
- 3804〜3805番斯くのみに ありけるものを作者未詳
- 3806番事しあらば 小泊瀬山の作者未詳
- 3807番安積香山 影さへ見ゆる作者未詳
- 3808番住吉の 小集樂に出でて作者未詳
- 3809番商變り 領らすとの作者未詳
- 3810番味飯を 水に釀み成し作者未詳
- 3811〜3813番さ丹づらふ 君が御言と作者未詳
- 3814〜3815番眞珠は 緒絶しにきと作者未詳
- 3817〜3818番柄臼は 田廬のもとに河村王
- 3819〜3820番夕立の 雨うち零れば小鯛王
- 3821番美麗物 何所飽かじを児部女王
- 3822〜3823番橘の 寺の長屋に作者未詳
- 3832番枳の 棘原苅り除け忌部首
- 3833番虎に乘り 古屋を越えて境部王
- 3834番梨棗 黍に粟嗣ぎ作者未詳
- 3835番勝間田の 池は我知る作者未詳
- 3837番久堅の 雨も降らぬか作者未詳
- 3838〜3839番吾妹子が 額に生ひたる安倍子祖父
- 3840〜3841番寺寺の 女餓鬼申さく作者未詳
- 3842〜3843番小兒ども 草はな苅りそ作者未詳
- 3844〜3845番ぬばたまの 斐太の大黑作者未詳
- 3846〜3847番法師らが 鬚の剃杭作者未詳
- 3848番新墾田の 鹿猪田の稻を忌部黒麻呂
- 3849〜3850番生死の 二つの海を作者未詳
- 3851番心をし 無何有の郷に作者未詳
- 3852番鯨魚取り 海や死する作者未詳
- 3855〜3856番葛莢に 延ひおほどれる高宮王
- 3857番飯喫めど 甘くもあらず作者未詳
- 3858〜3859番この頃の 吾が戀力作者未詳
- 3860〜3869番王の 遣さなくに作者未詳
- 3870番紫の 粉潟の海に作者未詳
- 3871番角島の 迫門の稚海藻は作者未詳
- 3872〜3873番吾が門の 榎の實もり喫む作者未詳
- 3874番所射鹿を 認ぐ河邊の作者未詳
- 3875番琴酒を 押垂小野ゆ作者未詳
- 3876番豐國の 企玖の池なる作者未詳
- 3877番くれなゐに 染めてし衣作者未詳
- 3878〜3879番梯立の 熊來のやらに作者未詳
- 3880番加島嶺の 机の島の作者未詳
- 3881〜3883番大野路は 繁道森徑作者未詳
- 3884番伊夜彦作者未詳
- 3885番愛子 汝夫の君作者未詳
- 3886番押照るや 難波の小江に作者未詳
- 3887〜3889番天なるや 神樂良の小野に作者未詳
- 4065番朝びらき 入江漕ぐなる山上臣
- 4232番雪の島 巖に殖ゑたる蒲生娘子
- 4236〜4237番天地の 神は無かれや作者未詳
- 4425番防人に作者未詳
- 4426〜4432番天地の 神に幣置き作者未詳
- 4436番闇の夜の 行く先知らず作者未詳
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雑歌1560首
相聞・挽歌に入らない歌。行幸・宴・旅・国見など、公の場の歌が中心。
- 1番籠もよ み籠持ち雄略天皇
- 2番大和には 群山あれど舒明天皇
- 3〜4番やすみしし わが大王の中皇命
- 5〜6番霞立つ 長き春日の軍王
- 7番秋の野の額田王
- 8番熟田津に額田王
- 9番莫囂圓隣之額田王
- 10〜12番君が代も中皇命
- 13〜15番香具山は中大兄皇子
- 16番冬ごもり 春さり來れば額田王
- 17〜18番味酒 三輪の山額田王
- 19番綜麻形の井戸王
- 20番あかねさす額田王
- 21番紫草の にほへる妹を大海人皇子
- 22番河の上の吹芡刀自
- 23〜24番打麻を時の人・麻続王
- 25〜26番み吉野の 耳我の嶺に天武天皇
- 27番淑人の天武天皇
- 28番春過ぎて持統天皇
- 29〜31番玉襷 畝火の山の柿本人麻呂
- 32〜33番古りにし高市古人
- 34番白浪の川島皇子
- 35番これやこの阿閉皇女
- 36〜37番やすみしし 吾大王の柿本人麻呂
- 38〜39番やすみしし 吾大王 神ながら柿本人麻呂
- 40〜42番英虞の浦に柿本人麻呂
- 43番吾背子は当麻真人麻呂の妻
- 44番吾妹子を石上麻呂
- 45〜49番やすみしし 吾大王 高照らす柿本人麻呂
- 50番やすみしし 吾大王 高照す 日の皇子藤原宮の役民
- 51番釆女の志貴皇子
- 52〜53番やすみしし わご大王 高照す作者未詳
- 54〜56番巨勢山の坂門人足・調首淡海・春日蔵首老
- 57番引馬野に長意吉麻呂
- 58番何所にか高市黒人
- 59番ながらふる誉謝女王
- 60番暮に逢ひて長皇子
- 61番丈夫が舎人娘子
- 62番在嶺よし春日蔵首老
- 63番いざ子ども山上憶良
- 64番葦邊ゆく志貴皇子
- 65番霰うつ長皇子
- 66番大伴の 高師の濱の置始東人
- 67番旅にして高安大島
- 68番大伴の 美津の濱なる身人部王
- 69番草枕 旅行く君と清江娘子
- 70番大和には高市黒人
- 71番大和戀ひ忍坂部乙麻呂
- 72番玉藻苅る藤原宇合
- 73番吾妹子を はや見濱風長皇子
- 74番み吉野の 山の下風の作者未詳(文武天皇か)
- 75番宇治間山長屋王
- 76〜77番丈夫の 鞆の音すなり元明天皇・御名部皇女
- 78番飛ぶ鳥の元明天皇
- 79〜80番天皇の 御命かしこみ作者未詳
- 81〜83番山の邊の長田王
- 84番秋さらば長皇子
- 235番皇は 神にしませば柿本人麻呂
- 236番不聽といへど持統天皇
- 237番いなといへど志斐嫗
- 238番大宮の 內まで聞ゆ長意吉麻呂
- 239〜241番やすみしし 吾大王 高光る わが日の皇子の柿本人麻呂
- 242番瀧の上の 三船の山に弓削皇子
- 243番王は 千歳にまさむ春日王
- 244番み吉野の 三船の山に作者未詳
- 245〜246番聞きし如長田王
- 247番奧つ浪石川大夫
- 248番隼人の 薩摩の迫門を長田王
- 249〜256番三津の埼柿本人麻呂
- 257〜260番天降りつく 天の香具山鴨足人
- 261〜262番やすみしし 吾大王 高輝る 日の皇子柿本人麻呂
- 263番馬ないたく刑部垂麻呂
- 264番もののふの 八十氏河の柿本人麻呂
- 265番苦しくも 零り來る雨か長意吉麻呂
- 266番淡海の海柿本人麻呂
- 267番鼯鼠は志貴皇子
- 268番吾背子が 古家の里の長屋王
- 269番人見ずば阿倍女郎
- 270〜277番旅にして 物戀しきに高市黒人
- 278番志可の海人は石川君子
- 279〜280番吾妹子に 猪名野は見せつ高市黒人
- 281番白菅の 眞野の榛原高市黒人の妻
- 282番つぬさはふ 磐余も過ぎず春日老
- 283番住吉の 得名津に立ちて高市黒人
- 284番燒津邊に春日老
- 285番栲領巾の丹比笠麻呂
- 286番宜しなべ春日老
- 287番此處にして石上卿
- 288番吾が命し穂積老
- 289〜290番天の原 ふりさけ見れば間人大浦
- 291番眞木の葉の小田事
- 292〜295番ひさかたの 天の探女が角麻呂
- 296〜297番廬原の 清見が埼の田口益人
- 298番亦打山弁基
- 299番奧山の 菅の葉凌ぎ大伴卿
- 300〜301番佐保過ぎて長屋王
- 302番兒らが家道安倍広庭
- 303〜304番名ぐはしき 稻見の海の柿本人麻呂
- 305番斯く故に高市黒人
- 306番伊勢の海の安貴王
- 307〜309番はた薄博通法師
- 310番ひむかしの 市の植木の門部王
- 311番梓弓 引豐國の桉作益人
- 312番昔こそ 難波田舍と藤原宇合
- 313番み吉野の 瀧の白浪土理宣令
- 314番さざれ波波多少足
- 315〜316番み吉野の 芳野の宮は大伴旅人
- 317〜318番天地の 分れし時ゆ山部赤人
- 319〜321番なまよみの 甲斐の國高橋虫麻呂
- 322〜323番皇神祖の 神の命の山部赤人
- 324〜325番三諸の 神名備山に山部赤人
- 326番見渡せば 明石の浦に門部王
- 327番海若の通観
- 328番あをによし 寧樂の京師は小野老
- 329〜330番やすみしし 吾王の大伴四綱
- 331〜335番吾が盛大伴旅人
- 336番しらぬひ 筑紫の綿は沙弥満誓
- 337番憶良らは山上憶良
- 338〜350番驗なき大伴旅人
- 351番世間を 何に譬へむ沙弥満誓
- 352番葦邊には若湯座王
- 353番み吉野の 高城の山に通観
- 354番繩の浦に日置少老
- 355番大汝 少彦名の生石真人
- 356番今日もかも上古麻呂
- 357〜363番繩の浦ゆ山部赤人
- 364〜365番丈夫の 弓上振り起し笠金村
- 366〜367番越の海の 角鹿の濱ゆ笠金村
- 368番大船に 眞楫繁貫き石上乙麻呂
- 369番もののふの 臣の壯士は作者未詳
- 370番雨零らず安倍広庭
- 371番飫宇の海の門部王
- 372〜373番春日を 春日の山の山部赤人
- 374番雨零らば石上乙麻呂
- 375番吉野なる 夏實の河の湯原王
- 376〜377番蜻蛉羽の湯原王
- 378番昔者の 舊き堤は山部赤人
- 379〜380番ひさかたの 天の原ゆ大伴坂上郎女
- 381番家思ふと児島
- 382〜383番鷄が鳴く 東の國に丹比国人
- 384番吾が屋戸に山部赤人
- 385〜387番霰零り作者未詳
- 388〜389番海若は 靈しきものか作者未詳
- 793番世の中は 空しきものと大伴旅人
- 794〜799番大王の 遠の朝廷と山上憶良
- 800〜801番父母を 見れば尊し山上憶良
- 802〜803番瓜食めば山上憶良
- 804〜805番世間の 術なきものは山上憶良
- 806〜809番龍の馬も 今も得てしか大伴旅人
- 810〜812番如何にあらむ 日の時にかも大伴旅人
- 813〜814番懸けまくは あやに畏し山上憶良
- 815〜846番正月立ち 春の來らば大伴旅人ほか大宰府の官人
- 847〜848番我が盛 いたく降ちぬ大伴旅人
- 849〜852番殘りたる 雪に交れる大伴旅人
- 853〜863番漁する 海人の兒等と大伴旅人
- 864〜867番後れ居て 長戀せずは吉田宜
- 868〜870番松浦縣 佐用姫の子が山上憶良
- 871〜875番遠つ人 松浦佐用比賣作者未詳(大伴旅人・山上憶良とする説がある)
- 876〜879番天飛ぶや 鳥にもがもや山上憶良
- 880〜882番天ざかる 鄙に五年山上憶良
- 883番音に聞き 目には未だ見ず三島王
- 884〜885番國遠き 道の長路を麻田陽春
- 886〜891番うち日さす 宮へ上ると山上憶良
- 892〜893番風雜り 雨降る夜の山上憶良
- 894〜896番神代より 言傳て來らく山上憶良
- 897〜903番たまきはる 現の限は山上憶良
- 904〜906番世の人の 貴み願ふ作者未詳(山上憶良の作とする説が有力)
- 907〜912番瀧の上の 三舟の山に笠金村
- 913〜916番味凝 あやに羨しく車持千年
- 917〜919番やすみしし わご大王の 常宮と山部赤人
- 920〜922番あしひきの み山も清に笠金村
- 923〜927番やすみしし わご大王の 高知らす山部赤人
- 928〜930番押照る 難波の國は笠金村
- 931〜932番鯨魚取り 濱邊を清み車持千年
- 933〜934番天地の 遠きが如く山部赤人
- 935〜937番名寸隅の 船瀨ゆ見ゆる笠金村
- 938〜941番やすみしし 吾が大王の 神ながら山部赤人
- 942〜945番あぢさはふ 妹が目かれて山部赤人
- 946〜947番御食向ふ 淡路の島に山部赤人
- 948〜949番眞葛はふ 春日の山は作者未詳
- 950〜953番大王の 界ひ賜ふと笠金村(車持千年とも)
- 954番朝には 海邊に漁りし膳王
- 955〜956番さす竹の 大宮人の大伴旅人
- 957〜959番いざ兒等 香椎の潟に大伴旅人
- 960番隼人の 湍門の磐も大伴旅人
- 961番湯の原に 鳴く蘆鶴は大伴旅人
- 962番奥山の 磐に蘿むし葛井広成
- 963番大汝 少彦名の大伴坂上郎女
- 964番吾背子に 戀ふれば苦し大伴坂上郎女
- 965〜968番凡ならば 左も右も爲むを児島
- 969〜970番須臾も 行きて見てしか大伴旅人
- 971〜972番白雲の 龍田の山の高橋虫麻呂
- 973〜974番食國の 遠の朝廷に聖武天皇
- 975番斯くしつつ 在らくを好みぞ安倍広庭
- 976〜977番難波潟 潮干の餘波神社老麻呂
- 978番士やも 空しかるべき山上憶良
- 979番吾背子が 著る衣薄し大伴坂上郎女
- 980番雨隱り 三笠の山を安倍虫麻呂
- 981〜983番獵高の 高圓山を大伴坂上郎女
- 984番雲隱り 行方を無みと大宅女
- 985〜986番天に坐す 月讀壯子湯原王
- 987番待ち難に 吾がする月は藤原八束
- 988番春草は 後は散り易し市原王
- 989番燒刀の 稜うち放ち湯原王
- 990番茂岡に 神さび立ちて紀鹿人
- 991番石走り 激ち流るる紀鹿人
- 992番古郷の 飛鳥はあれど大伴坂上郎女
- 993番月立ちて ただ三日月の大伴坂上郎女
- 994番振仰けて 若月見れば大伴家持
- 995番斯くしつつ 遊び飮みこそ大伴坂上郎女
- 996番御民吾海犬養岡麻呂
- 997〜1002番住吉の 粉濱の四時華作者未詳
- 1003番海をとめ 玉求むらし葛井大成
- 1004番思ほえず 來ましし君を桉作益人
- 1005〜1006番やすみしし 我大王の 見し給ふ山部赤人
- 1007番言問はぬ 木すら妹と市原王
- 1008番山の端に いさよふ月の忌部黒麻呂
- 1009番橘は 實さへ花さへ聖武天皇
- 1010番奧山の 眞木の葉凌ぎ橘奈良麻呂
- 1011〜1012番わが屋戸の 梅咲きたりと作者未詳
- 1013〜1014番あらかじめ 君來まさむと作者未詳
- 1015番玉敷きて 待たましよりは榎井王
- 1016番海原の 遠き渡を作者未詳
- 1017番木綿疊 手向の山を大伴坂上郎女
- 1018番白珠は 人に知らえず作者未詳
- 1019〜1023番石上 布留の尊は作者未詳
- 1024〜1027番長門なる 沖つ借島作者未詳
- 1028番ますらをの 高圓山に大伴坂上郎女
- 1029番河口の 野邊に廬りて大伴家持
- 1030番妹に戀ひ 吾の松原聖武天皇
- 1031番後れにし 人を思ばく丹比屋主
- 1032〜1033番天皇の 行幸の隨大伴家持
- 1034番古ゆ 人の言ひくる大伴東人
- 1035番田跡河の 瀧を淸みか大伴家持
- 1036番關無くは 還りにだにも大伴家持
- 1037番今つくる 久邇の王都は大伴家持
- 1038〜1039番ふるさとは 遠くもあらず高丘河内
- 1040番ひさかたの 雨は零り重け大伴家持
- 1041番吾が屋戸の 君松の樹に作者未詳
- 1042〜1043番一つ松 幾代か歷ぬる作者未詳
- 1044〜1046番くれなゐに 深く染みにし作者未詳
- 1047〜1049番やすみしし 吾大王の 高敷かす田辺福麻呂
- 1050〜1052番現つ神 わが皇の 天の下田辺福麻呂
- 1053〜1058番吾が皇 神の命の田辺福麻呂
- 1059〜1061番三香の原 久邇の京師は田辺福麻呂
- 1062〜1064番やすみしし 吾が大王の 在り通ふ田辺福麻呂
- 1065〜1067番八千桙の 神の御世より田辺福麻呂
- 1068番天の海に 雲の波立ち作者未詳
- 1069〜1074番常はかつて 思はぬものを作者未詳
- 1075〜1080番海原の 道遠みかも作者未詳
- 1081〜1086番ぬばたまの 夜渡る月を作者未詳
- 1087〜1089番痛足河 河浪立ちぬ作者未詳
- 1090〜1091番吾妹子が 赤裳の裾の作者未詳
- 1092〜1098番鳴る神の 音のみ聞きし作者未詳
- 1099番片岡の この向つ峯に作者未詳
- 1100〜1105番卷向の 痛足の川ゆ作者未詳
- 1106〜1110番蝦鳴く 淸き川原を作者未詳
- 1111〜1115番いにしへも 斯く聞きつつや作者未詳
- 1116〜1121番ぬばたまの 吾が黑髮に作者未詳
- 1122〜1124番山の際に 渡る秋沙の作者未詳
- 1125〜1126番淸き瀨に 千鳥妻喚び作者未詳
- 1127〜1129番落ちたぎつ 走り井の水の作者未詳
- 1130〜1134番神さぶる 磐根こごしき作者未詳
- 1135〜1139番宇治河は 淀瀨無からし作者未詳
- 1140〜1145番しなが鳥 猪名野を來れば作者未詳
- 1146〜1150番めづらしき 人を吾家に作者未詳
- 1151〜1155番大伴の 三津の濱邊を作者未詳
- 1156〜1160番すみのえの 遠里小野の作者未詳
- 1161〜1165番家離り 旅にし在れば作者未詳
- 1166〜1170番いにしへに ありけむ人の作者未詳
- 1171〜1175番大御舟 泊ててさもらふ作者未詳
- 1176〜1181番夏麻引く 海上潟の作者未詳
- 1182〜1188番海人小船 帆かも張れると作者未詳
- 1189〜1193番大海に 嵐な吹きそ作者未詳
- 1194〜1195番紀の國の 雜賀の浦に藤原卿
- 1196〜1201番裹もがと 乞はば取らせむ作者未詳
- 1202〜1207番荒磯よも まして思へや作者未詳
- 1208〜1212番妹に戀ひ 吾が越え行けば作者未詳
- 1213〜1217番名草山 言にしありけり作者未詳
- 1218〜1222番黑牛の海 くれなゐ匂ふ藤原卿
- 1223〜1227番海の底 沖漕ぐ舟を作者未詳
- 1228〜1232番風早の 三穗の浦廻を作者未詳
- 1233〜1237番未通女等が 織る機の上を作者未詳
- 1238〜1242番高島の 阿渡の白波は作者未詳
- 1243〜1246番見渡せば 近き里廻を作者未詳
- 1247〜1250番大穴牟遲 少御神の作者未詳
- 1251〜1254番佐保河に 鳴くなる千鳥作者未詳
- 1255〜1260番鴨頭草に 衣ぞ染むる作者未詳
- 1261〜1266番山守の 里へ通ひし作者未詳
- 1267番百磯城の 大宮人の作者未詳
- 1268〜1269番兒等が手を 卷向山は作者未詳
- 1270〜1271番隱口の 泊瀨の山に作者未詳
- 1272番劒の後柿本人麻呂歌集
- 1273〜1277番住吉の 波豆麻の公が作者未詳
- 1278〜1283番夏影の 房の下に作者未詳
- 1284〜1289番橋立の 倉椅川の 河のしづ菅作者未詳
- 1290〜1295番海の底 沖つ玉藻の作者未詳
- 1418番石激る志貴皇子
- 1419番神奈備の 伊波瀨の杜の鏡王女
- 1420番沫雪か はだれに零ると駿河采女
- 1421〜1422番春山の さきのををりに尾張連
- 1423番去年の春 い掘じて植ゑし阿倍広庭
- 1424〜1427番春の野に 菫採みにと山部赤人
- 1428番押照る 難波を過ぎて作者未詳
- 1429〜1430番をとめ等が 挿頭のために作者未詳
- 1431番百濟野の 萩の古枝に山部赤人
- 1432〜1433番吾背子が 見らむ佐保道の大伴坂上郎女
- 1434番霜雪も いまだ過ぎねば大伴三林
- 1435番蝦鳴く 甘南備河に厚見王
- 1436〜1437番含めりと 言ひし梅が枝大伴村上
- 1438番霞立つ 春日の里の大伴駿河麻呂
- 1439番時は今は 春になりぬと中臣武良自
- 1440番春の雨の しくしく零るに河辺東人
- 1441番うち霧し 雪は零りつつ大伴家持
- 1442番難波邊に 人の行ければ丹比屋主
- 1443番霞立つ 野の上の方に丹比乙麻呂
- 1444番山振の 咲きたる野邊の高田女王
- 1445番風交り 雪は零るとも大伴坂上郎女
- 1446番春の野に 求食る雉の大伴家持
- 1447番尋常に 聞くは苦しき大伴坂上郎女
- 1465番霍公鳥 いたくな鳴きそ藤原夫人
- 1466番神名火の 磐瀨の杜の志貴皇子
- 1467番霍公鳥 無かる國にも弓削皇子
- 1468番ほととぎす 聲聞く小野の小治田広瀬王
- 1469番あしひきの 山ほととぎす沙弥
- 1470番もののふの 石瀨の杜の刀理宣令
- 1471番戀しけば 形見にせむと山部赤人
- 1472番ほととぎす 來鳴き響もす石上堅魚
- 1473番橘の 花散る里の大伴旅人
- 1474番今もかも 大城の山に大伴坂上郎女
- 1475番何しかも 許多戀ふる大伴坂上郎女
- 1476番獨居て もの念ふ夕に小治田広耳
- 1477〜1478番卯の花も いまだ咲かねば大伴家持
- 1479番隱りのみ 居れば鬱悒み大伴家持
- 1480〜1481番我が屋戸に 月押照れり大伴書持
- 1482番皆人の 待ちし卯の花大伴清縄
- 1483番吾背子が 屋戸のたちばな庵君諸立
- 1484番霍公鳥 いたくな鳴きそ大伴坂上郎女
- 1485番夏まけて 咲きたる唐棣花大伴家持
- 1486〜1487番吾が屋前の 花橘を大伴家持
- 1488番何處には 鳴きもしにけむ大伴家持
- 1489番吾が屋前の 花橘は大伴家持
- 1490番ほととぎす 待てど來喧かず大伴家持
- 1491番卯の花の 過ぎば惜しみか大伴家持
- 1492番君が家の 花橘は遊行女婦
- 1493番吾が屋前の 花橘を大伴村上
- 1494〜1495番夏山の 木末の繁に大伴家持
- 1496番吾が屋前の なでしこの花大伴家持
- 1497番筑波根に 吾が行けりせば高橋虫麻呂
- 1511番夕されば 小倉の山に舒明天皇
- 1512番經もなく 緯も定めず大津皇子
- 1513〜1514番今朝の朝け 雁が音聞きつ穂積皇子
- 1515番事しげき 里に住まずは但馬皇女
- 1516番秋山に もみつ木の葉の山部王
- 1517番味酒 三輪の祝の長屋王
- 1518〜1519番天漢 相向き立ちて山上憶良
- 1520〜1522番牽牛は 織女と山上憶良
- 1523〜1529番秋風の 吹きにし日より山上憶良
- 1530〜1531番をみなへし 秋萩まじる作者未詳
- 1532〜1533番草枕 旅行く人も笠金村
- 1534番女郎花 秋萩を折れ石川老夫
- 1535番我背子を 何時ぞ今かと藤原宇合
- 1536番暮に逢ひて 朝面無み縁達師
- 1537〜1538番秋の野に 咲きたる花を山上憶良
- 1539〜1540番秋の田の 穗田を雁が音聖武天皇
- 1541〜1542番吾が岳に さを鹿來鳴く大伴旅人
- 1543番秋の露は 移にありけり三原王
- 1544〜1545番牽牛の 念ひ坐すらむ湯原王
- 1546番妹許と 吾が行く道の市原王
- 1547番さを鹿の 萩に貫き置ける藤原八束
- 1548番咲く花も 輕率はうとし大伴坂上郎女
- 1549番射部立てて 跡見の岳邊の紀鹿人
- 1550番秋萩の 散りの亂に湯原王
- 1551番時待ちて 落つる時雨の市原王
- 1552番夕月夜 心も萎ぬに湯原王
- 1553〜1554番時雨の雨 間無くし零れば大伴稲公
- 1555番秋立ちて 幾日もあらねば安貴王
- 1556番秋田苅る 假廬もいまだ忌部黒麻呂
- 1557〜1559番明日香河 行き回む岳の作者未詳
- 1560〜1561番妹が目を 始見の埼の大伴坂上郎女
- 1562〜1563番誰聞きつ 此間ゆ鳴き渡る巫部麻蘇娘子
- 1564〜1565番秋づけば 尾花が上に日置長枝娘子
- 1566〜1569番ひさかたの 雨間もおかず大伴家持
- 1570〜1571番此間に在りて 春日や何處藤原八束
- 1572番吾が屋戸の 草花が上の大伴家持
- 1573番秋の雨に ぬれつつ居れば大伴利上
- 1574〜1580番雲の上に 鳴くなる雁の作者未詳
- 1581〜1591番手折らずて 散りなば惜しと作者未詳
- 1592〜1593番然とあらぬ 五百代小田を大伴坂上郎女
- 1594番時雨の雨 間無くな零りそ作者未詳
- 1595番秋萩の 枝もとををに大伴像見
- 1596番妹が家の 門田を見むと大伴家持
- 1597〜1599番秋の野に 咲ける秋萩大伴家持
- 1600〜1601番妻戀に 鹿鳴く山邊の石川広成
- 1602〜1603番山彦の 相響むまで大伴家持
- 1604番秋されば 春日の山の大原今城
- 1605番高圓の 野邊の秋萩大伴家持
- 1636番大口の 眞神の原に舎人娘子
- 1637〜1638番はだ薄 尾花逆葺き元正天皇
- 1639〜1640番沫雪の ほどろほどろに大伴旅人
- 1641番沫雪に 降らえて咲ける角広弁
- 1642番たな霧ひ 雪も零らぬか安倍奥道
- 1643番天霧し 雪も零らぬか若桜部君足
- 1644〜1649番引き攀ぢて 折らば散るべみ作者未詳
- 1650番池の邊の 松の末葉に作者未詳
- 1651番沫雪の この頃續ぎて大伴坂上郎女
- 1652番梅の花 折りも折らずも他田広津娘子
- 1653番今の如 心を常に県犬養娘子
- 1654番松蔭の 淺茅が上の大伴坂上郎女
- 1664番夕されば 小椋の山に雄略天皇
- 1665〜1666番妹がため 吾玉拾ふ作者未詳
- 1667〜1672番妹がため 我玉求む作者未詳
- 1673〜1679番風莫の 濱の白浪作者未詳
- 1680〜1681番麻裳よし 紀へ行く君が作者未詳
- 1682番とこしへに 夏冬行けや作者未詳
- 1683〜1684番妹が手を 取りて引き攀ぢ作者未詳
- 1685〜1686番河の瀨の 激つを見れば間人宿禰
- 1687〜1689番白鳥の 鷺坂山の作者未詳
- 1690〜1693番高島の 阿渡河波は作者未詳
- 1694〜1695番細領巾の 鷺坂山の作者未詳
- 1696〜1698番衣手の 名木の河邊を作者未詳
- 1699〜1700番巨椋の 入江響むなり作者未詳
- 1701〜1703番さ夜中と 夜は深けぬらし作者未詳
- 1704〜1706番うちたをり 多武の山霧作者未詳
- 1707〜1709番山城の 久世の鷺坂作者未詳
- 1710〜1711番吾妹子が 赤裳ひづちて作者未詳
- 1712番天の原 雲なき夕に作者未詳
- 1713〜1714番瀧の上の 三船の山ゆ作者未詳
- 1715〜1719番樂浪の 比良山風の作者未詳
- 1720〜1725番馬竝めて うち群れ越え來作者未詳
- 1726〜1728番難波潟 潮干に出でて作者未詳
- 1729〜1731番曉の 夢に見えつつ藤原宇合
- 1732〜1734番大葉山 霞たなびき作者未詳
- 1735〜1737番吾が疊 三重の河原の作者未詳
- 1738〜1739番しなが鳥 安房に繼ぎたる作者未詳
- 1740〜1741番春の日の 霞める時に作者未詳
- 1742〜1743番しなでる 片足羽河の作者未詳
- 1744〜1746番埼玉の 小埼の沼に作者未詳
- 1747〜1748番白雲の 龍田の山の作者未詳
- 1749〜1750番白雲の 立田の山を作者未詳
- 1751〜1752番島山を い行き廻る作者未詳
- 1753〜1754番衣手 常陸の國の作者未詳
- 1755〜1756番鶯の 生卵の中に作者未詳
- 1757〜1758番草枕 旅の憂を作者未詳
- 1759〜1760番鷲の住む 筑波の山の作者未詳
- 1761〜1762番三諸の 神奈備山に作者未詳
- 1763番倉橋の 山を高みか沙弥女王
- 1764〜1765番ひさかたの 天の河原に作者未詳
- 1780〜1781番牡牛の 三宅の埼に作者未詳
- 1784番海若の いづれの神を作者未詳
- 1812〜1818番ひさかたの 天の香具山作者未詳
- 1819〜1825番うち靡く 春立ちぬらし作者未詳
- 1826〜1831番春されば 妻を求むと作者未詳
- 1832〜1838番うち靡く 春さり來れば作者未詳
- 1839〜1842番君がため 山田の澤に作者未詳
- 1843〜1845番昨日こそ 年は極てしか作者未詳
- 1846〜1853番霜枯れし 冬の柳は作者未詳
- 1854〜1860番鶯の 木傳ふ梅の作者未詳
- 1861〜1867番能登河の 水底さへに作者未詳
- 1868〜1873番かはづ鳴く 吉野の河の作者未詳
- 1874〜1876番春霞 たなびく今日の作者未詳
- 1877〜1879番春の雨に ありけるものを作者未詳
- 1880〜1883番春日野の 淺茅が上に作者未詳
- 1884〜1886番冬過ぎて 春し來れば作者未詳
- 1887〜1888番春日なる 三笠の山に作者未詳
- 1937〜1938番丈夫が 出で立ち向ふ作者未詳
- 1939〜1945番ほととぎす 汝が初聲は作者未詳
- 1946〜1951番木高くは 曾て木植ゑじ作者未詳
- 1952〜1957番今夜の おぼつかなきに作者未詳
- 1958〜1963番橘の 林を植ゑむ作者未詳
- 1964〜1965番默然も あらむ時も作者未詳
- 1966〜1971番風に散る 花橘を作者未詳
- 1972〜1975番野邊見れば 瞿麥の花作者未詳
- 1976〜1978番卯の花の 咲き散る岳ゆ作者未詳
- 1996〜2003番天漢 水障へて照る作者未詳
- 2004〜2011番己が夫 乏しむ子等は作者未詳
- 2012〜2017番白玉の 五百つ集を作者未詳
- 2018〜2023番天漢 去歲の渡で作者未詳
- 2024〜2028番萬世に 携はり居て作者未詳
- 2029〜2033番天漢 楫の音聞ゆ作者未詳
- 2034〜2040番棚機の 五百機立てて作者未詳
- 2041〜2047番秋風の 吹きただよはす作者未詳
- 2048〜2055番天漢 川門に立ちて作者未詳
- 2056〜2062番天の河 打橋渡せ作者未詳
- 2063〜2068番天漢 霧立ち上る作者未詳
- 2069〜2074番天漢 瀨ごとに幣を作者未詳
- 2075〜2080番人さへや 見繼がずあらむ作者未詳
- 2081〜2086番天漢 棚橋わたせ作者未詳
- 2087〜2088番渡守 舟出し出でむ作者未詳
- 2089〜2090番乾坤の はじめの時ゆ作者未詳
- 2091番彥星の 川瀨を渡る作者未詳
- 2092〜2093番天地と 別れし時ゆ作者未詳
- 2094〜2099番さを鹿の 心相念ふ作者未詳
- 2100〜2105番秋田刈る 假廬の宿に作者未詳
- 2106〜2112番沙額田の 野邊の秋萩作者未詳
- 2113〜2118番手もすまに 植ゑしも著く作者未詳
- 2119〜2124番戀しくは 形見にせよと作者未詳
- 2125〜2127番春日野の 萩し散りなば作者未詳
- 2128〜2135番秋風に 大和へ越ゆる作者未詳
- 2136〜2140番秋風に 山飛び越ゆる作者未詳
- 2141〜2146番この頃の 秋の朝明に作者未詳
- 2147〜2151番山の邊に い行く獵夫は作者未詳
- 2152〜2156番秋萩の 散り過ぎぬれば作者未詳
- 2157〜2166番暮影に 來鳴くひぐらし作者未詳
- 2167番秋の野の 尾花が末に作者未詳
- 2168〜2176番秋萩に 置ける白露作者未詳
- 2177番春は萌え 夏は綠に作者未詳
- 2178〜2179番妻ごもる 矢野の神山作者未詳
- 2180〜2186番九月の 時雨の雨に作者未詳
- 2187〜2192番妹が袖 卷來の山の作者未詳
- 2193〜2198番秋風の 日に日に吹けば作者未詳
- 2199〜2204番もの念ふと 隱らひ居りて作者未詳
- 2205〜2210番秋萩の 下葉もみぢぬ作者未詳
- 2211〜2218番妹が紐 解くと結ぶと作者未詳
- 2219〜2221番あしひきの 山田作る子作者未詳
- 2222〜2229番夕さらず 河蝦鳴くなる作者未詳
- 2230〜2233番戀ひつつも 稻葉かき別け作者未詳
- 2234〜2238番一日には 千重しくしくに作者未詳
- 2312〜2315番我が袖に 霰たばしる作者未詳
- 2316〜2318番奈良山の 峯なほ霧ふ作者未詳
- 2319〜2324番夕されば 衣手寒し作者未詳
- 2325〜2329番誰が苑の 梅の花ぞも作者未詳
- 2330〜2332番妹がため 上枝の梅を作者未詳
- 3221番冬ごもり 春さり來れば作者未詳
- 3222番三諸は 人の守る山作者未詳
- 3223〜3224番霹靂の 日かをる空の作者未詳
- 3225〜3226番天雲の 影さへ見ゆる作者未詳
- 3227〜3229番葦原の 瑞穂の國に作者未詳
- 3230〜3231番幣帛を 奈良より出でて作者未詳
- 3232〜3233番斧取りて 丹生の檜山の作者未詳
- 3234〜3235番やすみしし わご大皇作者未詳
- 3236〜3238番空みつ 大和の國作者未詳
- 3239番近江の海 泊八十あり作者未詳
- 3240〜3241番大王の 命恐み作者未詳
- 3242番百岐年 美濃の國の作者未詳
- 3243〜3244番處女等が 麻笥に垂れたる作者未詳
- 3245〜3246番天橋も 長くもがも作者未詳
- 3247番渟名河の 底なる玉作者未詳
- 3348〜3352番夏麻引く 海上潟の作者未詳
- 3438〜3441番都武賀野に 鈴が音きこゆ作者未詳
- 3442〜3446番東路の 手兒の呼坂作者未詳
- 3447〜3451番草蔭の 安努な行かむと作者未詳
- 3452〜3454番おもしろき 野をばな燒きそ作者未詳
- 3786〜3787番春さらば 插頭にせむと作者未詳
- 3788〜3790番無耳の 池し恨めし作者未詳
- 3791〜3793番綠子の 若子が身には竹取翁
- 3794〜3802番愛しきやし 老夫の歌に作者未詳
- 3803番隱りのみ 戀ふれば苦し作者未詳
- 3804〜3805番斯くのみに ありけるものを作者未詳
- 3806番事しあらば 小泊瀬山の作者未詳
- 3807番安積香山 影さへ見ゆる作者未詳
- 3808番住吉の 小集樂に出でて作者未詳
- 3809番商變り 領らすとの作者未詳
- 3810番味飯を 水に釀み成し作者未詳
- 3811〜3813番さ丹づらふ 君が御言と作者未詳
- 3814〜3815番眞珠は 緒絶しにきと作者未詳
- 3816番家にありし 櫃に鏁刺し穂積親王
- 3817〜3818番柄臼は 田廬のもとに河村王
- 3819〜3820番夕立の 雨うち零れば小鯛王
- 3821番美麗物 何所飽かじを児部女王
- 3822〜3823番橘の 寺の長屋に作者未詳
- 3824番さしなべに 湯沸かせ子ども長意吉麻呂
- 3825〜3831番食薦敷き 蔓菁煮持ち來長意吉麻呂
- 3832番枳の 棘原苅り除け忌部首
- 3833番虎に乘り 古屋を越えて境部王
- 3834番梨棗 黍に粟嗣ぎ作者未詳
- 3835番勝間田の 池は我知る作者未詳
- 3836番奈良山の 兒手柏の消奈行文
- 3837番久堅の 雨も降らぬか作者未詳
- 3838〜3839番吾妹子が 額に生ひたる安倍子祖父
- 3840〜3841番寺寺の 女餓鬼申さく作者未詳
- 3842〜3843番小兒ども 草はな苅りそ作者未詳
- 3844〜3845番ぬばたまの 斐太の大黑作者未詳
- 3846〜3847番法師らが 鬚の剃杭作者未詳
- 3848番新墾田の 鹿猪田の稻を忌部黒麻呂
- 3849〜3850番生死の 二つの海を作者未詳
- 3851番心をし 無何有の郷に作者未詳
- 3852番鯨魚取り 海や死する作者未詳
- 3853〜3854番石麻呂に 吾物申す大伴家持
- 3855〜3856番葛莢に 延ひおほどれる高宮王
- 3857番飯喫めど 甘くもあらず作者未詳
- 3858〜3859番この頃の 吾が戀力作者未詳
- 3860〜3869番王の 遣さなくに作者未詳
- 3870番紫の 粉潟の海に作者未詳
- 3871番角島の 迫門の稚海藻は作者未詳
- 3872〜3873番吾が門の 榎の實もり喫む作者未詳
- 3874番所射鹿を 認ぐ河邊の作者未詳
- 3875番琴酒を 押垂小野ゆ作者未詳
- 3876番豐國の 企玖の池なる作者未詳
- 3877番くれなゐに 染めてし衣作者未詳
- 3878〜3879番梯立の 熊來のやらに作者未詳
- 3880番加島嶺の 机の島の作者未詳
- 3881〜3883番大野路は 繁道森徑作者未詳
- 3884番伊夜彦作者未詳
- 3885番愛子 汝夫の君作者未詳
- 3886番押照るや 難波の小江に作者未詳
- 3887〜3889番天なるや 神樂良の小野に作者未詳
相聞1739首
互いに思いを伝え合う歌。恋の歌が多いが、親子・兄弟・友人の間の歌も含む。
- 85〜89番君が行磐姫皇后
- 90番君が行 日長くなりぬ 山たづの衣通王
- 91〜92番妹が家も天智天皇・鏡王女
- 93〜94番玉匣 覆ふを安み鏡王女・藤原鎌足
- 95番吾はもや藤原鎌足
- 96〜100番み薦苅る久米禅師・石川郎女
- 101〜102番玉葛 實ならぬ樹には大伴安麻呂・巨勢郎女
- 103〜104番わが里に天武天皇・藤原夫人
- 105〜106番わが背子を大伯皇女
- 107番あしひきの 山の雫に大津皇子
- 108番吾を待つと石川郎女
- 109番大船の大津皇子
- 110番大名兒草壁皇子
- 111〜112番古に 戀ふる鳥かも弓削皇子・額田王
- 113番み吉野の 玉松が枝は額田王
- 114番秋の田の 穂向のよれる但馬皇女
- 115番後れゐて但馬皇女
- 116番人言を但馬皇女
- 117〜118番丈夫や 片戀せむと舎人皇子・舎人娘子
- 119〜122番芳野河 行く瀬の早み弓削皇子
- 123〜125番たけばぬれ三方沙弥・園臣生羽の娘
- 126〜128番遊士と石川女郎・大伴田主
- 129番古りにし石川女郎
- 130番丹生の河長皇子
- 131〜134番石見の海 角の浦回を柿本人麻呂
- 135〜137番つぬさはふ 石見の海の柿本人麻呂
- 138〜139番石見の海 津の浦を無み柿本人麻呂
- 140番勿念ひと依羅娘子
- 484番一日こそ難波天皇の妹
- 485〜487番神代より 生れ繼ぎ來れば岡本天皇
- 488番君待つと額田王
- 489番風をだに鏡王女
- 490〜491番眞野の浦の吹芡刀自
- 492〜495番衣手に 取りとどこほり田部櫟子
- 496〜499番み熊野の 浦の濱木綿柿本人麻呂
- 500番神風の 伊勢の濱荻碁檀越の妻
- 501〜503番未通女等が 袖振山の柿本人麻呂
- 504番君が家に柿本人麻呂の妻
- 505〜506番今更に 何をか念はむ阿倍女郎
- 507番敷妙の 枕ゆくくる駿河采女
- 508番衣手の 別る今夜ゆ三方沙弥
- 509〜510番臣女の 匣に乘れる丹比笠麻呂
- 511番吾背子は 何處行くらむ当麻麻呂の妻
- 512番秋の田の 穗田の刈ばか草嬢
- 513番大原の この市柴の志貴皇子
- 514番吾背子が 著せる衣の阿倍女郎
- 515番獨宿て 絕えにし紐を中臣東人
- 516番吾が持たる阿倍女郎
- 517番神樹にも大伴安麻呂
- 518番春日野の 山邊の道を石川郎女
- 519〜520番雨障 常爲る君は大伴女郎
- 521番庭に立つ 麻を刈り干し常陸娘子
- 522〜524番をとめ等が 珠匣なる藤原麻呂
- 525〜528番佐保河の 小石踐み渡り大伴坂上郎女
- 529番佐保河の 岸のつかさの大伴坂上郎女
- 530番赤駒の 越ゆる馬柵の聖武天皇
- 531番梓弓 爪引く夜音の海上女王
- 532〜533番うち日さす 宮に行く兒を大伴宿奈麻呂
- 534〜535番遠嬬の 此間に在らねば安貴王
- 536番飫宇の海の 潮干の潟の門部王
- 537〜542番言清く 甚もな言ひそ高田女王
- 543〜545番天皇の 行幸のまにま笠金村
- 546〜548番三香の原 旅の宿りに笠金村
- 549〜551番天地の 神も助けよ作者未詳
- 552番吾が君は わけをば死ねと大伴三依
- 553〜554番天雲の 遠隔の極丹生女王
- 555番君がため 釀みし待酒大伴旅人
- 556番筑紫船賀茂女王
- 557〜558番大船を 榜ぎの進みに土師水通
- 559〜562番事も無く 生ひ來しものを大伴百代
- 563〜564番黑髮に 白髮交り大伴坂上郎女
- 565番大伴の 見つとは言はじ賀茂女王
- 566〜567番草枕 旅行く君を大伴百代・山口若麻呂
- 568〜571番み埼廻の 荒磯に寄する大宰府の官人たち
- 572〜573番眞十鏡 見飽かぬ君に沙弥満誓
- 574〜575番此間に在りて大伴旅人
- 576番今よりは 城の山道は葛井大成
- 577番吾が衣 人にな着せそ大伴旅人
- 578番天地と 共に久しく大伴三依
- 579〜580番見まつりて いまだ時だに余明軍
- 581〜584番生きてあらば坂上大嬢
- 585番出でて去なむ大伴坂上郎女
- 586番相見ずは大伴稲公
- 587〜610番吾が形見笠女郎
- 611〜612番今更に 妹に逢はめやと大伴家持
- 613〜617番物思ふと 人に見えじと山口女王
- 618番さ夜中に大神女郎
- 619〜620番押照る 難波の菅の大伴坂上郎女
- 621〜622番間無く 戀ふれにかあらむ佐伯東人とその妻
- 623番松の葉に 月は移りぬ池辺王
- 624番道に逢ひて聖武天皇
- 625番奥方行き 邊に行き今や高安王
- 626番君に因り八代女王
- 627〜628番吾が袂 纏かむと念はむ佐伯赤麻呂
- 629番何すとか 使の來つる大伴四綱
- 630番初花の佐伯赤麻呂
- 631〜642番表邊なき ものかも人は湯原王と娘子
- 643〜645番世間の 女にしあらば紀女郎
- 646〜649番丈夫の 思ひ侘びつつ大伴駿河麻呂
- 650番吾妹子は 常世の國に大伴三依
- 651〜652番ひさかたの 天の露霜大伴坂上郎女
- 653〜655番情には 忘れぬものを大伴駿河麻呂
- 656〜661番吾のみぞ 君には戀ふる大伴坂上郎女
- 662番阿胡の山市原王
- 663番佐保渡り安都年足
- 664番石上 ふるとも雨に大伴像見
- 665番向ひ坐て安倍虫麻呂
- 666〜667番相見ぬは大伴坂上郎女
- 668番朝に日に 色づく山の厚見王
- 669番あしひきの 山橘の春日王
- 670〜671番月讀の 光に來ませ湯原王
- 672番倭文手纏安倍虫麻呂
- 673〜674番眞十鏡 磨ぎし心を大伴坂上郎女
- 675〜679番をみなへし 佐紀澤に生ふる中臣女郎
- 680〜682番蓋しくも 人の中言大伴家持
- 683〜689番謂ふ言の 恐き國ぞ大伴坂上郎女
- 690番照らす日を大伴三依
- 691〜692番ももしきの 大宮人は大伴家持
- 693番斯くのみに大伴千室
- 694〜695番戀草を 力車に七車広河女王
- 696番家人に 戀ひ過ぎめやも石川広成
- 697〜699番吾が聞に 繋けな言ひそ大伴像見
- 700番斯くしてや大伴家持
- 701〜702番はつはつに河内百枝娘子
- 703〜704番吾背子を 相見しその日巫部麻蘇娘子
- 705〜706番葉根蘰 今爲る妹を大伴家持
- 707〜708番思ひ遣る すべの知らねば粟田女娘子
- 709番夕闇は大宅女
- 710番み空行く 月の光に安都扉娘子
- 711〜713番鴨鳥の 遊ぶこの池に丹波大女娘子
- 714〜720番情には 思ひわたれど大伴家持
- 721番あしひきの 山にし居れば大伴坂上郎女
- 722番斯くばかり 戀ひつつあらずは大伴家持
- 723〜724番常世にと 吾が行かなくに大伴坂上郎女
- 725〜726番鳰鳥の 潜く池水大伴坂上郎女
- 727〜736番萱草 吾が下紐に大伴家持
- 737〜740番かにかくに 人はいふとも坂上大嬢
- 741〜755番夢の逢は大伴家持
- 756〜759番外に居て 戀ふるは苦し田村大嬢
- 760〜761番うち渡す 竹田の原に大伴坂上郎女
- 762〜764番神さぶと 不欲にはあらず紀女郎
- 765〜766番一隔山 隔れるものを大伴家持
- 767〜768番都路を 遠みや妹が大伴家持
- 769番ひさかたの 雨の降る日を大伴家持
- 770〜774番人眼多み 逢はなくのみぞ大伴家持
- 775〜776番鶉鳴く 故りにし郷ゆ大伴家持
- 777〜781番吾妹子が 屋戸の籬を大伴家持
- 782番風高く 邊には吹けども紀女郎
- 783〜785番前年の 先つ年より大伴家持
- 786〜792番春の雨は いや頻降るに大伴家持
- 1448番吾が屋外に 蒔きし瞿麥大伴家持
- 1449番茅花抜く 淺茅が原の大伴田村大嬢
- 1450番情ぐき ものにぞありける大伴坂上郎女
- 1451番水鳥の 鴨の羽の色の笠女郎
- 1452番闇夜ならば 宜も來坐さじ紀女郎
- 1453〜1455番玉襷 懸けぬ時無く笠金村
- 1456〜1457番この花の 一瓣のうちに藤原広嗣
- 1458〜1459番屋戸にある 櫻の花は厚見王
- 1460〜1461番戲奴がため 吾手もすまに紀女郎
- 1462〜1463番吾が君に 戲奴は戀ふらし大伴家持
- 1464番春霞 たなびく山の大伴家持
- 1498番暇無み 來ざりし君に大伴坂上郎女
- 1499番事繁み 君は來まさず大伴四縄
- 1500番夏の野の 繁みに咲ける大伴坂上郎女
- 1501番ほととぎす 鳴く峯の上の小治田広耳
- 1502番五月の 花橘を大伴坂上郎女
- 1503番吾妹子が 家の垣内の紀豊河
- 1504番暇無み 五月をすらに高安
- 1505番霍公鳥 鳴きし登時大神女郎
- 1506番故郷の 奈良思の岳の大伴田村大嬢
- 1507〜1509番いかといかと ある吾が屋前に大伴家持
- 1510番瞿麥は 咲きて散りぬと大伴家持
- 1606番君待つと 吾が戀ひをれば額田王
- 1607番風をだに 戀ふるはともし鏡王女
- 1608番秋萩の 上に置きたる弓削皇子
- 1609番宇陀の野の 秋萩凌ぎ丹比真人
- 1610番高圓の 秋野の上の丹生女王
- 1611番あしひきの 山下響み笠縫女王
- 1612番神さぶと 不許にはあらず石川賀係女郎
- 1613番秋の野を 朝行く鹿の賀茂女王
- 1614〜1615番九月の その初雁の桜井王
- 1616番朝ごとに 見る吾が屋戸の笠女郎
- 1617番秋萩に 置きたる露の山口女王
- 1618番玉に貫き 消たず賜らむ湯原王
- 1619〜1620番玉桙の 道は遠けど大伴家持
- 1621番吾が屋前の 萩の花咲けり巫部麻蘇娘子
- 1622〜1623番吾が屋戸の 秋の萩咲く大伴田村大嬢
- 1624〜1626番吾が業なる 早田の穗立坂上大嬢
- 1627〜1628番吾が屋前の 時じき藤の大伴家持
- 1629〜1630番ねもころに 物を念へば大伴家持
- 1631番今造る 久邇の京に大伴家持
- 1632番あしひきの 山邊に居りて大伴家持
- 1633〜1635番手もすまに 植ゑし萩にや作者未詳
- 1655番高山の 菅の葉凌ぎ三国人足
- 1656〜1657番酒杯に 梅の花浮べ大伴坂上郎女
- 1658番吾背子と 二人見ませば光明皇后
- 1659番眞木の上に 零り置ける雪の他田広津娘子
- 1660番梅の花 散らす冬風の大伴駿河麻呂
- 1661番ひさかたの 月夜を淸み紀女郎
- 1662番沫雪の 消ぬべきものを大伴田村大嬢
- 1663番沫雪の 庭に零りしき大伴家持
- 1766番吾妹子は 釧にあらなむ振田向宿禰
- 1767〜1769番豐國の 香春は吾宅抜気大首
- 1770〜1771番三諸の 神の帶ばせる作者未詳
- 1772番後れ居て 吾はや戀ひむ作者未詳
- 1773〜1775番神南備の 神依板に作者未詳
- 1776〜1777番絕等木の 山の岑の上の播磨娘子
- 1778〜1779番明日よりは 吾は戀ひむな作者未詳
- 1782〜1783番雪こそは 春日消ゆらめ作者未詳
- 1785〜1786番人と成る 事は難きを笠金村
- 1787〜1789番うつせみの 世の人なれば笠金村
- 1790〜1791番秋萩を 妻問ふ鹿こそ遣唐使の母
- 1792〜1794番白玉の 人のその名を作者未詳
- 1890〜1896番春日野に 友鶯の作者未詳
- 1897〜1898番春されば 百舌鳥の草潜作者未詳
- 1899〜1903番春されば 梅の花くたし作者未詳
- 1904〜1907番梅の花 しだり柳に作者未詳
- 1908〜1914番春されば 水草の上に作者未詳
- 1915〜1918番吾背子に 戀ひて術なみ作者未詳
- 1919〜1923番國栖等が 春菜採むらむ作者未詳
- 1924〜1925番丈夫が 伏し居嘆きて作者未詳
- 1926〜1927番春山の 馬醉木の花の作者未詳
- 1928〜1931番狹野方は 實は成らずとも作者未詳
- 1932〜1936番春雨の 止まず零り零り作者未詳
- 1979〜1981番春されば 蜾蠃なす野の作者未詳
- 1982〜1986番晩蟬は 時と鳴けども作者未詳
- 1987〜1992番片搓りに 絲をぞ吾が搓る作者未詳
- 1993〜1995番外のみに 見つつを戀ひむ作者未詳
- 2239〜2243番秋山の したびが下に作者未詳
- 2244〜2251番住吉の 岸を田に墾り作者未詳
- 2252〜2257番秋萩の 咲き散る野邊の作者未詳
- 2258〜2265番秋萩の 枝もとををに作者未詳
- 2266〜2272番出でて去なば 天飛ぶ鴈の作者未詳
- 2273〜2278番何すとか 君を厭はむ作者未詳
- 2279〜2284番吾が鄕に 今咲く花の作者未詳
- 2285〜2289番秋萩の 花野のすすき作者未詳
- 2290〜2294番秋萩を 散り過ぎぬべみ作者未詳
- 2295〜2297番我が屋戸の 田葛葉日に日に作者未詳
- 2298〜2303番君に戀ひ しなえうらぶれ作者未詳
- 2304〜2307番蜻蛉羽に にほへる衣作者未詳
- 2309〜2311番祝部等が 齋ふ社の作者未詳
- 2333〜2334番零る雪の 空に消ぬべく作者未詳
- 2335〜2339番咲き出照る 梅の下枝に作者未詳
- 2340〜2344番一目見し 人に戀ふらく作者未詳
- 2345〜2348番天霧ひ 零りくる雪の作者未詳
- 2349〜2350番吾が屋戸に 咲きたる梅を作者未詳
- 2351〜2356番新室の 壁草刈りに作者未詳
- 2357〜2362番朝戸出の 君が足結を作者未詳
- 2363〜2367番岡崎の たみたる道を作者未詳
- 2368〜2374番垂乳根の 母が手放れ作者未詳
- 2375〜2380番吾ゆ後 生れむ人は作者未詳
- 2381〜2386番君が目を 見まく欲りして作者未詳
- 2387〜2391番日暮れなば 人知りぬべみ作者未詳
- 2392〜2397番なかなかに 見ざりしよりは作者未詳
- 2398〜2403番年きはる 世まで定めて作者未詳
- 2404〜2409番思ひ依り 見依りにものは作者未詳
- 2410〜2414番あらたまの 年は果つれど作者未詳
- 2415〜2420番處女等を 袖布留山の作者未詳
- 2421〜2426番くる路は 石踏む山の作者未詳
- 2427〜2432番是川の 瀨瀨のしき浪作者未詳
- 2433〜2437番水の上に 數書く如き作者未詳
- 2438〜2443番人言は 暫しぞ吾妹作者未詳
- 2444〜2450番白檀弓 石邊の山の作者未詳
- 2451〜2456番天雲の 依り合ひ遠み作者未詳
- 2457〜2462番大野らに 小雨降りしく作者未詳
- 2463〜2468番ひさかたの 天光る月の作者未詳
- 2469〜2474番山萵苣の 白露おもり作者未詳
- 2475〜2479番我が屋戸の 軒の子太草作者未詳
- 2480〜2484番路の邊の 壹師の花の作者未詳
- 2485〜2490番袖振るが 見ゆべきかぎり作者未詳
- 2491〜2497番妹に戀ひ 寐ねぬ朝明に作者未詳
- 2498〜2502番劒刀 諸刃の利きに作者未詳
- 2503〜2507番夕されば 床のへ去らぬ作者未詳
- 2508〜2516番皇祖の 神の御門を作者未詳
- 2517〜2521番垂乳根の 母に障らば作者未詳
- 2522〜2526番恨みむと 思ひて背なは作者未詳
- 2527〜2532番誰ぞ此の 吾が屋戸に來喚ぶ作者未詳
- 2533〜2537番面忘れ 如何なる人の作者未詳
- 2538〜2541番獨寢と 薦朽ちめやも作者未詳
- 2542〜2548番若草の 新手枕を作者未詳
- 2549〜2552番妹に戀ひ 吾が哭く涕作者未詳
- 2553〜2556番夢のみに 見るすら幾許作者未詳
- 2557〜2561番垂乳根の 母に白さば作者未詳
- 2562〜2566番里人の 言緣妻を作者未詳
- 2567〜2571番相見ては 戀慰むと作者未詳
- 2572〜2576番僞も 似つきてぞ爲る作者未詳
- 2577〜2581番今だにも 目な乏しめそ作者未詳
- 2582〜2586番あぢき無く 何の枉言作者未詳
- 2587〜2591番大原の 古りにし郷に作者未詳
- 2592〜2596番戀ひ死なむ 後は何せむ作者未詳
- 2597〜2601番いかにして 忘るるものぞ作者未詳
- 2602〜2606番黑髮の 白髮までと作者未詳
- 2607〜2610番敷妙の 衣手離れて作者未詳
- 2611〜2614番今更に 君が手枕作者未詳
- 2615〜2618番敷妙の 枕を纏きて作者未詳
- 2619〜2622番朝影に 吾が身は成りぬ作者未詳
- 2623〜2625番くれなゐの 八鹽の衣作者未詳
- 2626〜2628番古衣 打棄つる人は作者未詳
- 2629〜2632番逢はずとも 吾は怨みじ作者未詳
- 2633〜2636番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
- 2637〜2641番うちはなひ 鼻をぞ嚔つる作者未詳
- 2642〜2646番燈の かげに耀ふ作者未詳
- 2647〜2650番横雲の 空ゆ延き越し作者未詳
- 2651〜2655番難波人 葦火焚く屋の作者未詳
- 2656〜2661番天飛ぶや 輕の社の作者未詳
- 2662〜2666番吾妹子に またも逢はむと作者未詳
- 2667〜2670番眞袖もち 床うち拂ひ作者未詳
- 2671〜2674番この夜の 在明月夜作者未詳
- 2675〜2678番君が著る 三笠の山に作者未詳
- 2679〜2681番窓越しに 月おし照りて作者未詳
- 2682〜2685番韓衣 君にうち著せ作者未詳
- 2686〜2689番夜占問ふ 吾が袖に置く作者未詳
- 2690〜2693番白細布の 吾が衣手に作者未詳
- 2694〜2697番あしひきの 山鳥の尾の作者未詳
- 2698〜2702番往きて見て 來れば戀しき作者未詳
- 2703〜2708番眞薦刈る 大野川原の作者未詳
- 2709〜2713番吾妹子に 吾が戀ふらくは作者未詳
- 2714〜2719番もののふの 八十氏川の作者未詳
- 2720〜2724番水鳥の 鴨の住む池の作者未詳
- 2725〜2730番白細砂 三津の黃土の作者未詳
- 2731〜2735番牛窓の 浪の潮騷作者未詳
- 2736〜2742番風をいたみ 甚振る浪の作者未詳
- 2743〜2747番なかなかに 君に戀ひずは作者未詳
- 2748〜2751番大舟に 葦荷刈り積み作者未詳
- 2752〜2756番吾妹子を 聞き都賀野邊の作者未詳
- 2757〜2761番王の 御笠に縫へる作者未詳
- 2762〜2765番蘆垣の 中の似兒草作者未詳
- 2766〜2770番三島江の 入江の薦を作者未詳
- 2771〜2776番吾妹子が 袖をたのみて作者未詳
- 2777〜2781番疊薦 へだて編む數作者未詳
- 2782〜2786番さ寢かにば 誰とも宿めど作者未詳
- 2787〜2791番天地の 依り合ひの極作者未詳
- 2792〜2796番玉の緒の しま心にや作者未詳
- 2797〜2801番住吉の 濱に緣るとふ作者未詳
- 2802〜2807番念へども 念ひもかねつ作者未詳
- 2808〜2809番眉根搔き 嚔ひ紐解け作者未詳
- 2810〜2811番音のみを 聞きてや戀ひむ作者未詳
- 2812〜2813番吾妹子に 戀ひて術なみ作者未詳
- 2814〜2815番吾が戀は 慰めかねつ作者未詳
- 2816〜2819番うらぶれて 物な念ほし作者未詳
- 2820〜2823番斯くだにも 妹を待ちなむ作者未詳
- 2824〜2827番思ふ人 來むと知りせば作者未詳
- 2841〜2845番我背子が 朝けの形作者未詳
- 2846〜2850番夜も寢ず 安くもあらず作者未詳
- 2851〜2856番人に見ゆる 表を結びて作者未詳
- 2857〜2863番菅の根の ねもころごろに作者未詳
- 2864〜2868番吾背子を 今か今かと作者未詳
- 2869〜2872番今は吾は 死なむよ吾妹作者未詳
- 2873〜2876番里人も 謂ひ繼ぐがね作者未詳
- 2877〜2880番何時となも 戀ひずありとは作者未詳
- 2881〜2885番立ちて居て 術のたどきも作者未詳
- 2886〜2891番他言は まこと言痛く作者未詳
- 2892〜2895番思ひ遣る すべのたどきも作者未詳
- 2896〜2899番うたがたも 言ひつつもあるか作者未詳
- 2900〜2903番吾妹子が 咲ひ眉引作者未詳
- 2904〜2907番戀ひ戀ひて 後も逢はむと作者未詳
- 2908〜2911番常斯くし 戀ふれば苦し作者未詳
- 2912〜2915番人の見て 言咎めせぬ作者未詳
- 2916〜2921番玉勝間 逢はむといふは作者未詳
- 2922〜2927番夕さらば 君に逢はむと作者未詳
- 2928〜2931番各自 人死すらし作者未詳
- 2932〜2935番情には 燃えておもへど作者未詳
- 2936〜2939番今は吾は 死なむよ我背作者未詳
- 2940〜2944番なまなかに 死なば安けむ作者未詳
- 2945〜2949番玉梓の 君が使を作者未詳
- 2950〜2955番吾妹子が 夜戸出の光儀作者未詳
- 2956〜2961番あらたまの 年月かねて作者未詳
- 2962〜2963番白妙の 袖敷かずて宿る作者未詳
- 2964〜2967番斯くのみし 在りける君を作者未詳
- 2968〜2971番橡の 一重衣の作者未詳
- 2972〜2976番赤帛の 純裏の衣作者未詳
- 2977〜2981番何故か 思はずあらむ作者未詳
- 2982〜2985番針はあれど 妹し無ければ作者未詳
- 2986〜2989番梓弓 引きみ弛べみ作者未詳
- 2990〜2994番をとめ等が 績麻の絡垜作者未詳
- 2995〜2998番逢ふよしの 出で來むまでは作者未詳
- 2999〜3002番水を多み 上に種蒔き作者未詳
- 3003〜3007番夕月夜 五更闇の作者未詳
- 3008〜3012番あしひきの 山を木高み作者未詳
- 3013〜3016番吾妹子や 吾を忘らすな作者未詳
- 3017〜3020番あしひきの 山河水の作者未詳
- 3021〜3024番隱沼の 下ゆは戀ひむ作者未詳
- 3025〜3029番石走る 垂水の水の作者未詳
- 3030〜3033番思ひ出でて 術なき時は作者未詳
- 3034〜3037番吾妹子に 戀ひ術なかり作者未詳
- 3038〜3041番斯く戀ひむ ものと知りせば作者未詳
- 3042〜3044番朝日さす 春日の小野に作者未詳
- 3045〜3047番朝霜の 消ぬべくのみや作者未詳
- 3048〜3052番御獵する 鴈羽の小野の作者未詳
- 3053〜3057番あしひきの 山菅の根の作者未詳
- 3058〜3062番うち日さす 宮にはあれど作者未詳
- 3063〜3066番淺茅原 小野に標結ふ作者未詳
- 3067〜3070番谷狹み 峯へ延ひたる作者未詳
- 3071〜3074番丹波道の 大江の山の作者未詳
- 3075〜3079番斯くしてぞ 人の死ぬとふ作者未詳
- 3080〜3083番わたつみの 沖に生ひたる作者未詳
- 3084〜3086番海處女 潛き取るとふ作者未詳
- 3087〜3090番眞菅よし 宗我の河原に作者未詳
- 3091〜3094番鴨すらも 己がつまどち作者未詳
- 3095〜3098番朝鴉 早くな鳴きそ作者未詳
- 3099〜3100番紫草を 草と別く別く作者未詳
- 3101〜3102番紫は 灰指すものぞ作者未詳
- 3103〜3104番逢はなくは 然もありなむ作者未詳
- 3105〜3106番人目多み 直に逢はずて作者未詳
- 3107〜3108番現身の 人目を繁み作者未詳
- 3109〜3110番慇懃に 思ふ吾妹を作者未詳
- 3111〜3112番すべもなき 片戀をすと作者未詳
- 3113〜3114番在り在りて 後も逢はむと作者未詳
- 3115〜3116番氣の緒に 吾が氣衝きし作者未詳
- 3117〜3118番門閉てて 戸も閉したるを作者未詳
- 3119〜3120番明日よりは 戀ひつつ在らむ作者未詳
- 3121〜3122番わが背子が 使を待つと作者未詳
- 3123〜3124番ただ獨 宿れど寢かねて作者未詳
- 3125〜3126番ひさかたの 雨のふる日を作者未詳
- 3127〜3130番度會の 大河の邊の作者未詳
- 3131〜3134番月易へて 君をば見むと作者未詳
- 3135〜3138番近くあれば 名のみも聞きて作者未詳
- 3139〜3144番玉桙の 道に出で立ち作者未詳
- 3145〜3150番吾妹子し 吾を偲ぶらし作者未詳
- 3151〜3155番よそのみに 君を相見て作者未詳
- 3156〜3159番鈴鹿河 八十瀬渡りて作者未詳
- 3160〜3162番沖つ浪 邊浪の來寄る作者未詳
- 3163〜3166番吾妹子に 觸るとはなしに作者未詳
- 3167〜3170番浪の間ゆ 雲居に見ゆる作者未詳
- 3171〜3174番難波潟 こぎ出し船の作者未詳
- 3175〜3179番若の浦に 袖さへぬれて作者未詳
- 3180〜3184番うらもなく 去にし君ゆゑ作者未詳
- 3185〜3189番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
- 3190〜3193番雲居なる 海山越えて作者未詳
- 3194〜3196番氣の緒に 吾が思ふ君は作者未詳
- 3197〜3202番住吉の 崖に向へる作者未詳
- 3203〜3208番雎鳩ゐる 渚にゐる舟の作者未詳
- 3209〜3210番春日なる 三笠の山に作者未詳
- 3211〜3212番靈の緒の 現し心や作者未詳
- 3213〜3214番十月 時雨の雨に作者未詳
- 3215〜3216番白妙の 袖の別を作者未詳
- 3217〜3218番荒津の海 吾幣奉り作者未詳
- 3219〜3220番豐國の 企救の長濱作者未詳
- 3248〜3249番敷島の 日本の國に作者未詳
- 3250〜3252番蜻蛉島 日本の國は作者未詳
- 3253〜3254番葦原の 水穗の國は作者未詳
- 3255〜3257番古ゆ 言ひ續ぎ來らく作者未詳
- 3258〜3259番あらたまの 年は來去きて作者未詳
- 3260〜3262番小治田の 愛智の水を作者未詳
- 3263〜3265番隱國の 泊瀬の河の作者未詳
- 3266〜3267番春されば 花咲きををり作者未詳
- 3268〜3269番三諸の 神奈備山ゆ作者未詳
- 3270〜3271番さし燒かむ 少屋の醜屋に作者未詳
- 3272〜3273番うち延へて 思ひし小野は作者未詳
- 3274〜3275番爲む術の たづきを知らに作者未詳
- 3276〜3277番百足らず 山田の道を作者未詳
- 3278〜3279番赤駒の 厩立て作者未詳
- 3280〜3283番妾が背子は 待てど來まさず作者未詳
- 3284〜3288番菅の根の ねもころごろに作者未詳
- 3289〜3290番御佩を 劍の池の作者未詳
- 3291〜3292番み芳野の 眞木立つ山に作者未詳
- 3293〜3294番み吉野の 御金の嶽に作者未詳
- 3295〜3296番うち日さつ 三宅の原ゆ作者未詳
- 3297〜3298番玉だすき かけぬ時無く作者未詳
- 3299番見渡しに 妹らは立たし作者未詳
- 3300番押照る 難波の埼に作者未詳
- 3301番神風の 伊勢の海の作者未詳
- 3302番紀伊國の 室の江の邊に作者未詳
- 3303〜3304番里人の 吾に告ぐらく作者未詳
- 3305〜3309番物念はず 道行きなむも作者未詳
- 3310〜3313番隱口の 泊瀬の國に作者未詳
- 3314〜3317番つぎねふ 山城道を作者未詳
- 3318〜3322番紀の國の 濱に寄るとふ作者未詳
- 3353〜3354番あらたまの 城柵の林に作者未詳
- 3355〜3359番天の原 富士の柴山作者未詳
- 3360番伊豆の海に 立つ白波の作者未詳
- 3361〜3366番足柄の 彼面此面に作者未詳
- 3367〜3372番百津島 足柄小船作者未詳
- 3373番多麻河に作者未詳
- 3374〜3377番武藏野に 占肩灼き作者未詳
- 3378〜3381番入間道の 大家が原の作者未詳
- 3382〜3383番馬來田の 嶺ろの篠葉の作者未詳
- 3384〜3387番葛飾の 眞間の手古名を作者未詳
- 3388〜3392番筑波嶺の 嶺ろに霞居作者未詳
- 3393〜3397番筑波嶺の 彼面此面に作者未詳
- 3398〜3401番人みなの 言は絕ゆとも作者未詳
- 3402〜3405番日の暮に 碓氷の山を作者未詳
- 3406〜3410番上毛野 佐野のくくだち作者未詳
- 3411〜3415番多胡の嶺に 寄綱延へて作者未詳
- 3416〜3419番上毛野 可保夜が沼の作者未詳
- 3420〜3423番上毛野 佐野の舟橋作者未詳
- 3424〜3425番下毛野 みかもの山の作者未詳
- 3426〜3428番會津嶺の 國をさ遠み作者未詳
- 3455〜3459番戀しけば 來ませ我が背子作者未詳
- 3460〜3464番誰ぞこの 屋の戸押そぶる作者未詳
- 3465〜3469番高麗錦 紐解き放けて作者未詳
- 3470〜3473番相見ては 千年や去ぬる作者未詳
- 3474〜3477番殖竹の 本さへ響み作者未詳
- 3478〜3481番遠しとふ 故奈の白嶺に作者未詳
- 3482〜3485番から衣 襴のうち交へ作者未詳
- 3486〜3489番愛し妹を 弓束竝べ巻き作者未詳
- 3490〜3493番梓弓 末は依り寢む作者未詳
- 3494〜3496番兒毛知山 若鷄冠木の作者未詳
- 3497〜3499番河上の 根白高草作者未詳
- 3500〜3503番紫草は 根をかも竟ふる作者未詳
- 3504〜3507番春べ咲く 藤の末葉の作者未詳
- 3508〜3511番芝付の 美宇良埼なる作者未詳
- 3512〜3516番一嶺ろに 言はるものから作者未詳
- 3517〜3522番白雲の 絕えにし妹を作者未詳
- 3523〜3526番坂越えて 安倍の田の面に作者未詳
- 3527〜3530番沖に住も 小鴨の如作者未詳
- 3531〜3534番妹をこそ あひ見に來しか作者未詳
- 3535〜3537番己が男を 凡にな思ひそ作者未詳
- 3538〜3541番ひろ橋を 馬越しかねて作者未詳
- 3542〜3544番細石に 駒を馳させて作者未詳
- 3545〜3548番飛鳥河 堰くと知りせば作者未詳
- 3549〜3551番多由比潟 潮滿ちわたる作者未詳
- 3552〜3555番松が浦に 騷ゑうら立ち作者未詳
- 3556〜3559番鹽船の 置かれば悲し作者未詳
- 3560〜3564番眞金吹く 丹生の眞朱の作者未詳
- 3565〜3566番彼の兒ろと 宿ずやなりなむ作者未詳
- 3567〜3571番置きて行かば 妹はまがなし作者未詳
挽歌219首
人の死を悼む歌。もとは棺を挽くときの歌の意。
- 141〜142番磐代の有間皇子
- 143〜144番磐代の 崖の松が枝長意吉麻呂
- 145番鳥翔なす山上憶良
- 146番後見むと柿本人麻呂歌集
- 147番天の原倭姫王
- 148番青旗の倭姫王
- 149番人はよし倭姫王
- 150番現身し 神に堪へねば婦人(姓氏未詳)
- 151〜152番斯からむと額田王・舎人吉年
- 153番鯨魚取り 淡海の海を倭姫王
- 154番さざなみの 大山守は石川夫人
- 155番やすみしし わご大王の かしこきや額田王
- 156〜158番三諸の 神の神杉高市皇子
- 159番やすみしし 我大王の 夕されば持統天皇
- 160〜161番燃ゆる火も持統天皇
- 162番明日香の 清御原の宮に持統天皇
- 163〜164番神風の 伊勢の國にも大伯皇女
- 165〜166番現身の大伯皇女
- 167〜170番天地の 初の時柿本人麻呂
- 171〜193番高光る 我が日の皇子の草壁皇子の舎人たち
- 194〜195番飛ぶ鳥の 明日香の河の柿本人麻呂
- 196〜198番飛ぶ鳥の 明日香の河の 上つ瀬に 石橋渡し柿本人麻呂
- 199〜202番かけまくも ゆゆしきかも柿本人麻呂
- 203番零る雪は穂積皇子
- 204〜206番やすみしし わが王 高光る 日の皇子置始東人
- 207〜209番天飛ぶや 輕の路は柿本人麻呂
- 210〜212番現身と 念ひし時に柿本人麻呂
- 213〜216番現身と 念ひし時柿本人麻呂
- 217〜219番秋山の したぶる妹柿本人麻呂
- 220〜222番玉藻よし 讃岐の國は柿本人麻呂
- 223番鴨山の柿本人麻呂
- 224〜225番今日今日と依羅娘子
- 226〜227番荒浪に丹比真人
- 228〜229番妹が名は河辺宮人
- 230〜234番梓弓 手に取り持ちて笠金村
- 415番家にあらば聖徳太子
- 416番百傳ふ 磐余の池に大津皇子
- 417〜419番王の 親魄合へや手持女王
- 420〜422番なゆ竹の とをよる皇子丹生王
- 423〜425番つぬさはふ 磐余の道を山前王
- 426番草枕 旅の宿に柿本人麻呂
- 427番百足らず 八十隅坂に刑部垂麻呂
- 428番隱口の 泊瀨の山の柿本人麻呂
- 429〜430番山の際ゆ柿本人麻呂
- 431〜433番古に 在りけむ人の山部赤人
- 434〜437番風速の 美保の浦廻の河辺宮人
- 438〜440番愛しき大伴旅人
- 441番大皇の 命恐み倉橋部女王
- 442番世間は 空しきものと作者未詳
- 443〜445番天雲の 向伏す國の大伴三中
- 446〜450番吾妹子が 見し鞆の浦の大伴旅人
- 451〜453番人もなき大伴旅人
- 454〜458番はしきやし 榮えし君の余明軍
- 459番見れど飽かず県犬養人上
- 460〜461番たくづぬの 新羅の國ゆ大伴坂上郎女
- 462番今よりは 秋風寒く大伴家持
- 463番長き夜を大伴書持
- 464番秋さらば大伴家持
- 465番うつせみの 代は常なしと大伴家持
- 466〜469番吾が屋前に 花ぞ咲きたる大伴家持
- 470〜474番斯くのみし大伴家持
- 475〜477番かけまくも あやにかしこし大伴家持
- 478〜480番かけまくも あやにかしこし わが王大伴家持
- 481〜483番白妙の 袖さし交へて高橋朝臣
- 1404〜1409番鏡なす 吾が見し君を作者未詳
- 1410〜1414番世間は まこと二代は作者未詳
- 1415〜1417番玉梓の 妹は珠かも作者未詳
- 1795番妹ら許 今木の嶺に作者未詳
- 1796〜1799番黃葉の 過ぎにし子等と作者未詳
- 1800番小垣内の 麻を引き干し作者未詳
- 1801〜1803番古の 益荒壯士の作者未詳
- 1804〜1806番父母が 成しのまにまに作者未詳
- 1807〜1808番鷄が鳴く 吾妻の國に作者未詳
- 1809〜1811番葦屋の 菟原處女の作者未詳
- 3324〜3325番かけまくも あやにかしこし作者未詳
- 3326番磯城島の 大和の國に作者未詳
- 3327〜3328番百小竹の 三野の王作者未詳
- 3329番白雲の たなびく國の作者未詳
- 3330〜3332番隱口の 長谷の川の作者未詳
- 3333〜3334番王の 御命恐み作者未詳
- 3335〜3338番玉桙の 道行き人は作者未詳
- 3339〜3343番玉桙の 道に出で立ち調使首
- 3344〜3345番この月は 君來たらむと作者未詳
- 3346〜3347番見が欲れば 雲井に見ゆる作者未詳
- 3577番愛し妹を 何處行かめと作者未詳
譬喩歌163首
思いを物にたとえて表した歌。多くは恋の歌。
- 390番輕の池の紀皇女
- 391番鳥總立て沙弥満誓
- 392番ぬばたまの その夜の梅を大伴百代
- 393番見えずとも沙弥満誓
- 394番標結ひて余明軍
- 395〜397番託馬野に笠女郎
- 398〜399番妹が家に 咲きたる梅の藤原八束
- 400番梅の花 咲きて散りぬと大伴駿河麻呂
- 401番山守の大伴坂上郎女
- 402番山主は大伴駿河麻呂
- 403番朝に日に大伴家持
- 404番ちはやぶる 神の社し娘子
- 405番春日野に佐伯赤麻呂
- 406番吾が祭る娘子
- 407番春霞 春日の里の大伴駿河麻呂
- 408番石竹の大伴家持
- 409番一日には大伴駿河麻呂
- 410番橘を 屋前に植ゑ生し大伴坂上郎女
- 411番吾妹子が 屋前の橘作者未詳
- 412番頂に市原王
- 413番須磨の海人の大網人主
- 414番あしひきの 岩根凝しみ大伴家持
- 1296〜1303番今つくる 斑の衣作者未詳
- 1304〜1310番天雲の 棚引く山の作者未詳
- 1311〜1316番橡の 衣は人皆作者未詳
- 1317〜1322番海の底 石著く白玉作者未詳
- 1323〜1327番海の底 おきつ白玉作者未詳
- 1328〜1335番膝に伏す 玉の小琴の作者未詳
- 1336〜1341番冬ごもり 春の大野を作者未詳
- 1342〜1347番山高み 夕日隱りぬ作者未詳
- 1348〜1352番三島江の 玉江の薦を作者未詳
- 1353〜1359番石上 布留の早田を作者未詳
- 1360〜1365番氣の緒に 念へる吾を作者未詳
- 1366〜1369番明日香川 七瀨の淀に作者未詳
- 1370〜1375番甚も零らぬ 雨ゆゑ行潦作者未詳
- 1376〜1380番大和の 宇陀の眞赤土の作者未詳
- 1381〜1386番廣瀨川 袖つくばかり作者未詳
- 1387〜1391番伏超ゆ 行かましものを作者未詳
- 1392〜1397番むらさきの 名高の浦の作者未詳
- 1398〜1403番さざなみの 志賀津の浦の作者未詳
- 1889番吾が屋前の 毛桃の下に作者未詳
- 2308番雨零れば 激つ山川作者未詳
- 2828〜2833番くれなゐの 濃染の衣を作者未詳
- 2834〜2840番大和の 室原の毛桃作者未詳
- 3323番階立つ 筑摩狹額田作者未詳
- 3429〜3433番遠江 引佐細江の作者未詳
- 3434〜3437番上毛野 安蘇山黑葛作者未詳
- 3572〜3576番何ど思へか 阿自久麻山の作者未詳
部立なし835首
巻第十五・第十七〜二十など、部立を立てずに歌を並べた巻の歌。
- 3578〜3581番武庫の浦の 入江の渚鳥作者未詳
- 3582〜3585番大船を 荒海に出だし作者未詳
- 3586〜3587番我が故に 思ひな瘦せそ作者未詳
- 3588番はろばろに 思ほゆるかも作者未詳
- 3589番夕されば 晩蟬來鳴く秦間満
- 3590番妹に逢はず あらば術無み作者未詳
- 3591〜3593番妹と在りし 時はあれども作者未詳
- 3594〜3597番潮待つと ありける船を作者未詳
- 3598〜3601番ぬばたまの 夜は明けぬらし作者未詳
- 3602〜3605番あをによし 奈良の都に作者未詳
- 3606〜3610番玉藻刈る 乎等女を過ぎて作者未詳
- 3611番大船に 眞楫繁貫き柿本人麻呂
- 3612〜3614番青丹よし 奈良の都に作者未詳
- 3615〜3616番わが故に 妹嘆くらし作者未詳
- 3617番石走る 瀧もとどろに大石蓑麻呂
- 3618〜3621番山河の 清き川瀨に作者未詳
- 3622〜3624番月よみの 光を淸み作者未詳
- 3625〜3626番夕されば 葦邊に騷ぎ丹比大夫
- 3627〜3629番朝されば 妹が手に纏く作者未詳
- 3630〜3633番眞楫貫き 船し行かずは作者未詳
- 3634〜3637番筑紫道の 可太の大島作者未詳
- 3638〜3639番これやこの 名に負ふ鳴門の作者未詳
- 3640〜3643番都方に 行かむ船もが作者未詳
- 3644〜3647番大君の 命恐み作者未詳
- 3648〜3651番海原の 沖邊に燭し作者未詳
- 3652〜3655番志珂の海人の 一日も闕ちず作者未詳
- 3656〜3658番秋萩に にほへる吾が裳作者未詳
- 3659〜3662番秋風は 日に日に吹きぬ作者未詳
- 3663〜3667番わたつみの 沖つ繩海苔作者未詳
- 3668〜3673番大君の 遠の朝廷と作者未詳
- 3674〜3680番草枕 旅を苦しみ作者未詳
- 3681〜3687番歸り來て 見むと思ひし作者未詳
- 3688〜3690番天皇の 遠の朝廷と作者未詳
- 3691〜3693番天地と 共にもがもと葛井子老
- 3694〜3696番わたつみの 恐き路を六鯖
- 3697〜3699番百船の 泊つる對馬の作者未詳
- 3700〜3706番あしひきの 山下耀る作者未詳
- 3707〜3713番秋山の 黄葉を插頭し作者未詳
- 3714〜3717番秋されば 戀しみ妹を作者未詳
- 3718〜3722番家島は 名にこそありけれ作者未詳
- 3723〜3726番あしひきの 山路越えむと狭野弟上娘子
- 3727〜3730番塵泥の 數にもあらぬ中臣宅守
- 3731〜3737番思ふ故に 逢ふものならば中臣宅守
- 3738〜3744番思ひつつ 寢ればかもとな中臣宅守
- 3745〜3749番命あらば 逢ふこともあらむ狭野弟上娘子
- 3750〜3753番天地の 至極のうらに狭野弟上娘子
- 3754〜3758番過所無しに 關飛び越ゆる中臣宅守
- 3759〜3762番たちかへり 泣けども吾は中臣宅守
- 3763〜3766番旅といへば 言にぞ易き中臣宅守
- 3767〜3774番魂は あしたゆふべに狭野弟上娘子
- 3775〜3778番あらたまの 年の緒長く作者未詳
- 3779〜3785番わが宿の 花橘は中臣宅守
- 3890番我が夫子を 我が松原よ三野石守
- 3891〜3899番荒津の海 潮干潮滿ち作者未詳
- 3900番織女し 船乘りすらし大伴家持
- 3901〜3906番み冬つぎ 春はきたれど大伴家持
- 3907〜3908番山城の 久邇の都は境部老麻呂
- 3909〜3910番橘は 常花にもが大伴書持
- 3911〜3913番あしひきの 山邊に居れば大伴家持
- 3914番ほととぎす 今し來鳴かば田口馬長
- 3915番あしひきの 山谷越えて山部赤人
- 3916〜3921番橘の にほへる香かも大伴家持
- 3922〜3925番降る雪の 白髮までに作者未詳
- 3926番大宮の 内にも外にも大伴家持
- 3927〜3930番草枕 旅ゆく君を大伴坂上郎女
- 3931〜3936番君により 吾が名はすでに平群氏女郎
- 3937〜3942番草枕 旅去にし君が平群氏女郎
- 3943〜3950番秋の田の 穗向見がてり作者未詳
- 3951〜3955番ひぐらしの 鳴きぬる時は作者未詳
- 3956番奈呉の海人の 釣する船は秦八千島
- 3957〜3959番天離る 鄙治めにと大伴家持
- 3960〜3961番庭に降る 雪は千重しく大伴家持
- 3962〜3964番大王の 任のまにまに大伴家持
- 3965〜3966番春の花 今は盛に大伴家持
- 3967〜3968番山峽に 咲ける櫻を大伴池主
- 3969〜3972番大君の 任のまにまに大伴家持
- 3973〜3975番大君の 命かしこみ大伴池主
- 3976〜3977番さけりとも 知らずしあらば大伴家持
- 3978〜3982番妹も吾も 心は同じ大伴家持
- 3983〜3984番あしひきの 山も近きを大伴家持
- 3985〜3987番射水河 い行き廻れる大伴家持
- 3988番ぬばたまの 月に向ひて大伴家持
- 3989〜3990番奈呉の海の 沖つ白波大伴家持
- 3991〜3992番もののふの 八十伴の緒の大伴家持
- 3993〜3994番藤浪は 咲きて散りにき大伴池主
- 3995〜3998番玉ほこの 道に出で立ち作者未詳
- 3999番京方に 立つ日近づく大伴家持
- 4000〜4002番天離る 鄙に名懸かす大伴家持
- 4003〜4005番朝日さし 背向に見ゆる大伴池主
- 4006〜4007番かき數ふ 二上山に大伴家持
- 4008〜4010番あをによし 奈良を來離れ大伴池主
- 4011〜4015番大王の 遠の朝廷ぞ大伴家持
- 4016番婦負の野の 薄押し靡べ高市黒人
- 4017〜4020番東風 いたく吹くらし大伴家持
- 4021番雄神河 くれなゐにほふ大伴家持
- 4022番鸕坂河 渡る瀬多み大伴家持
- 4023番婦負河の 早き瀬ごとに大伴家持
- 4024番立山の 雪し來らしも大伴家持
- 4025番之乎路から 直越え來れば大伴家持
- 4026〜4027番鳥總立て 船木伐るといふ大伴家持
- 4028番妹に逢はず 久しくなりぬ大伴家持
- 4029番珠洲の海に 朝びらきして大伴家持
- 4030番うぐひすは 今は鳴かむと大伴家持
- 4031番中臣の 太祝詞言大伴家持
- 4032〜4035番奈呉の海に 船暫し借せ田辺福麻呂
- 4036番如何にある 布勢の浦ぞも田辺福麻呂
- 4037番乎敷の埼 漕ぎ徘徊り大伴家持
- 4038〜4042番玉くしげ いつしか明けむ田辺福麻呂
- 4043番明日の日の 布勢の浦廻の大伴家持
- 4044〜4045番濱邊より 我が鞭ち行かば大伴家持
- 4046〜4051番神さぶる 垂姫の埼作者未詳
- 4052〜4055番ほととぎす 今鳴かずして作者未詳
- 4056〜4057番堀江には 玉敷かましを作者未詳
- 4058〜4060番橘の とをのたちばな作者未詳
- 4061〜4062番堀江より 水脈引きしつつ作者未詳
- 4063〜4064番常世物 この橘の大伴家持
- 4065番朝びらき 入江漕ぐなる山上臣
- 4066〜4069番卯の花の 咲く月立ちぬ作者未詳
- 4070番一本の なでしこ植ゑし大伴家持
- 4071〜4072番級離る 越の君らと大伴家持
- 4073〜4075番月見れば 同じ國なり大伴池主
- 4076〜4079番あしひきの 山は無くもが大伴家持
- 4080〜4081番常人の 戀ふと云ふよりは大伴坂上郎女
- 4082〜4084番天ざかる 鄙の奴に大伴家持
- 4085番燒刀を 礪波の關に大伴家持
- 4086〜4088番あぶら火の 光に見ゆる作者未詳
- 4089〜4092番高御座 天の日嗣と大伴家持
- 4093番英遠の浦に 寄する白波大伴家持
- 4094〜4097番葦原の 瑞穂の國を大伴家持
- 4098〜4100番高御座 天の日嗣と大伴家持
- 4101〜4105番珠洲の海人の 沖つ御神に大伴家持
- 4106〜4109番大己貴 少彦名の大伴家持
- 4110番左夫流兒が いつきし殿に大伴家持
- 4111〜4112番かけまくも あやにかしこし大伴家持
- 4113〜4115番大君の 遠の朝廷と大伴家持
- 4116〜4118番大君の 任のまにまに大伴家持
- 4119番いにしへよ 偲びにければ大伴家持
- 4120〜4121番見まく欲り 思ひしなべに大伴家持
- 4122〜4123番天皇の 敷きます國の大伴家持
- 4124番我が欲りし 雨は降り來ぬ大伴家持
- 4125〜4127番天照す 神の御代より大伴家持
- 4128〜4131番草枕 旅の翁と大伴池主
- 4132〜4133番竪樣にも 彼にも横樣も大伴池主
- 4134番雪の上に 照れる月夜に大伴家持
- 4135番我が兄子が 琴取るなべに大伴家持
- 4136番あしひきの 山の木末の大伴家持
- 4137番正月たつ 春のはじめに大伴家持
- 4138番やぶなみの 里に宿借り大伴家持
- 4139〜4140番春の苑 くれなゐにほふ大伴家持
- 4141番春まけて 物がなしきに大伴家持
- 4142番春の日に 張れる柳を大伴家持
- 4143番もののふの 八十をとめ等が大伴家持
- 4144〜4145番燕來る 時になりぬと大伴家持
- 4146〜4147番夜ぐたちに 寢覺めて居れば大伴家持
- 4148〜4149番椙の野に さ躍る雉大伴家持
- 4150番朝床に 聞けば遙けし大伴家持
- 4151〜4153番今日の爲と 思ひて標めし大伴家持
- 4154〜4155番あしひきの 山坂越えて大伴家持
- 4156〜4158番あらたまの 年往き更り大伴家持
- 4159番磯の上の 都萬麻を見れば大伴家持
- 4160〜4162番天地の 遠き始よ大伴家持
- 4163番妹が袖 われまくらかむ大伴家持
- 4164〜4165番ちちの實の 父の命大伴家持
- 4166〜4168番毎時に いや珍らしく大伴家持
- 4169〜4170番霍公鳥 來鳴く五月に大伴家持
- 4171〜4172番常人も 起きつつ聞くぞ大伴家持
- 4173番妹を見ず 越の國邊に大伴家持
- 4174番春の裏の 樂しき終へば大伴家持
- 4175〜4176番ほととぎす 今來喧き始む大伴家持
- 4177〜4179番我が兄子と 手携はりて大伴家持
- 4180〜4183番春過ぎて 夏來向へば大伴家持
- 4184番山吹の 花とり持ちて作者未詳
- 4185〜4186番現身は 戀を繁みと大伴家持
- 4187〜4188番念ふどち ますらをのこの大伴家持
- 4189〜4191番天離る 夷としあれば大伴家持
- 4192〜4193番桃の花 くれなゐ色に大伴家持
- 4194〜4196番ほととぎす 鳴き渡りぬと大伴家持
- 4197〜4198番妹に似る 草と見しより大伴家持
- 4199〜4202番藤浪の 影なす海の作者未詳
- 4203番家に行きて 何を語らむ久米広縄
- 4204〜4205番吾が兄子が 捧げて持たる作者未詳
- 4206番澁溪を さして吾が行く大伴家持
- 4207〜4208番此間にして 背向に見ゆる大伴家持
- 4209〜4210番谷近く 家は居れども久米広縄
- 4211〜4212番古に ありけるわざの大伴家持
- 4213番東風を疾み 奈呉の浦廻に大伴家持
- 4214〜4216番天地の 初の時ゆ大伴家持
- 4217番卯の花を 腐す霖雨の大伴家持
- 4218番鮪衝くと 海人の燭せる大伴家持
- 4219番吾が屋戸の 萩咲きにけり大伴家持
- 4220〜4221番海神の 神の命の大伴坂上郎女
- 4222〜4223番この時雨 いたくな降りそ作者未詳
- 4224番朝霧の たなびく田居に光明皇后
- 4225番あしひきの 山の黄葉に大伴家持
- 4226番この雪の 消遺る時に大伴家持
- 4227〜4228番大殿の この廻の三形沙弥
- 4229番新たしき 年のはじめは大伴家持
- 4230番降る雪を 腰になづみて大伴家持
- 4231番瞿麥は 秋咲くものを久米広縄
- 4232番雪の島 巖に殖ゑたる蒲生娘子
- 4233〜4234番うち羽振き 鷄は鳴くとも作者未詳
- 4235番天雲を ほろに踏みあたし県犬養三千代
- 4236〜4237番天地の 神は無かれや作者未詳
- 4238番君が往き もし久ならば大伴家持
- 4239番二上の 峯の上の繁に大伴家持
- 4240番大船に 眞梶繁貫き光明皇后
- 4241番春日野に 齋く御室の藤原清河
- 4242番天雲の 去き還りなむ藤原仲麻呂
- 4243番住吉に 齋く祝が多治比土作
- 4244番あらたまの 年の緒長く藤原清河
- 4245〜4246番虚みつ やまとの國作者未詳
- 4247番天雲の 遠隔の極阿倍老人
- 4248〜4249番あらたまの 年の緒長く大伴家持
- 4250番しなざかる 越に五箇年大伴家持
- 4251番玉ほこの 道に出で立ち大伴家持
- 4252〜4253番君が家に 植ゑたる萩の作者未詳
- 4254〜4255番秋津島 倭の國を大伴家持
- 4256番古に 君の三代經て大伴家持
- 4257〜4259番手束弓 手に取り持ちて作者未詳
- 4260〜4261番皇は 神にし坐せば作者未詳
- 4262〜4263番韓國に 往き足らはして作者未詳
- 4264〜4265番空みつ 倭の國は孝謙天皇
- 4266〜4267番あしひきの 八峯の上の大伴家持
- 4268番この里は 繼ぎて霜や置く孝謙天皇
- 4269〜4272番外のみに 見てはありしを作者未詳
- 4273〜4278番天地と 相榮えむと作者未詳
- 4279〜4281番能登河の 後には逢はむ作者未詳
- 4282〜4284番事繁み 相問はなくに作者未詳
- 4285〜4287番大宮の 內にも外にも大伴家持
- 4288番河渚にも 雪は降れれし大伴家持
- 4289番青柳の 秀つ枝攀ぢ執り大伴家持
- 4290〜4291番春の野に大伴家持
- 4292番うらうらに大伴家持
- 4293〜4294番あしひきの 山行きしかば作者未詳
- 4295〜4297番高圓の 尾花吹き越す作者未詳
- 4298〜4300番霜の上に 霰たばしり作者未詳
- 4301番稻見野の あから柏は安宿王
- 4302〜4303番山吹は 撫でつつ生さむ作者未詳
- 4304番山吹の 花の盛に大伴家持
- 4305番木の暗の 繁き尾の上を大伴家持
- 4306〜4313番初秋風 涼しき夕大伴家持
- 4314番八千種に 草木を植ゑて大伴家持
- 4315〜4320番宮人の 袖つけ衣大伴家持
- 4321〜4327番畏きや 命被ふり作者未詳
- 4328〜4330番大君の 命かしこみ作者未詳
- 4331〜4333番天皇の 遠の朝廷と大伴家持
- 4334〜4336番海原を 遠く渡りて大伴家持
- 4337〜4346番水鳥の 發ちの急ぎに作者未詳
- 4347〜4359番家にして 戀ひつつあらずは作者未詳
- 4360〜4362番天皇の 遠き御代にも大伴家持
- 4363〜4371番難波津に 御船下すゑ作者未詳
- 4372番足柄の み坂た廻り倭文部可良麻呂
- 4373〜4383番今日よりは 顧みなくて作者未詳
- 4384〜4394番曉の かはたれ時に作者未詳
- 4395〜4397番龍田山 見つつ越え來し大伴家持
- 4398〜4400番大王の 命かしこみ大伴家持
- 4401〜4403番韓衣 裾に取りつき作者未詳
- 4404〜4407番難波道を 往きて來までと作者未詳
- 4408〜4412番大王の 任のまにまに大伴家持
- 4413〜4424番枕刀 腰に取り佩き作者未詳
- 4425番防人に作者未詳
- 4426〜4432番天地の 神に幣置き作者未詳
- 4433〜4435番朝なさな 揚る雲雀に作者未詳
- 4436番闇の夜の 行く先知らず作者未詳
- 4437番ほととぎす 猶も鳴かなむ元正天皇
- 4438番ほととぎす 此處に近くを薩妙観
- 4439番松が枝の 地に著くまで石川命婦
- 4440〜4441番足柄の 八重山越えて作者未詳
- 4442〜4444番我が兄子が 宿のなでしこ作者未詳
- 4445番うぐひすの 聲は過ぎぬと大伴家持
- 4446〜4448番我が宿に 咲けるなでしこ作者未詳
- 4449〜4451番なでしこが 花取り持ちて作者未詳
- 4452〜4453番をとめらが 玉裳裾びく作者未詳
- 4454番高山の 巖に生ふる橘諸兄
- 4455〜4456番あかねさす 晝はたたびて作者未詳
- 4457〜4459番住吉の 濱松が根の作者未詳
- 4460〜4462番堀江漕ぐ 伊豆手の船の大伴家持
- 4463〜4464番ほととぎす まづ鳴く朝け大伴家持
- 4465〜4467番ひさかたの 天の戸開き大伴家持
- 4468〜4469番現身は 數なき身なり大伴家持
- 4470番泡沫なす 假れる身ぞとは大伴家持
- 4471番消殘りの 雪に合へ照る大伴家持
- 4472〜4473番大君の 命かしこみ作者未詳
- 4474番群鳥の 朝立ち往にし大伴家持
- 4475〜4476番初雪は 千重に降りしけ大原今城
- 4477番夕霧に 千鳥の鳴きし円方女王
- 4478番佐保河に 凍り渡れる大原桜井
- 4479〜4480番朝夕に 哭のみし泣けば作者未詳
- 4481番あしひきの 八峯の椿大伴家持
- 4482番堀江越え 遠き里まで藤原執弓
- 4483番移り行く 時見る毎に大伴家持
- 4484〜4485番咲く花は うつろふ時あり大伴家持
- 4486〜4487番天地を 照らす日月の作者未詳
- 4488〜4490番み雪降る 冬は今日のみ作者未詳
- 4491番大き海の 水底深く石川女郎
- 4492番月數めば いまだ冬なり大伴家持
- 4493番始春の 初子の今日の大伴家持
- 4494番水鳥の 鴨の羽の色の大伴家持
- 4495番うち靡く 春とも著く大伴家持
- 4496〜4505番怨めしく 君はもあるか作者未詳
- 4506〜4510番高圓の 野の上の宮は作者未詳
- 4511〜4513番鴛鴦の住む 君がこの山齋作者未詳
- 4514番蒼海原 風波なびき大伴家持
- 4515番秋風の すゑ吹き靡く大伴家持
- 4516番新しき大伴家持
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短歌(五七五七七)3824首
万葉集の歌の9割以上を占める。長歌のあとに添えて内容をまとめたり補ったりする短歌を「反歌」という。
- 7番秋の野の額田王
- 8番熟田津に額田王
- 9番莫囂圓隣之額田王
- 10〜12番君が代も中皇命
- 19番綜麻形の井戸王
- 20番あかねさす額田王
- 21番紫草の にほへる妹を大海人皇子
- 22番河の上の吹芡刀自
- 23〜24番打麻を時の人・麻続王
- 27番淑人の天武天皇
- 28番春過ぎて持統天皇
- 32〜33番古りにし高市古人
- 34番白浪の川島皇子
- 35番これやこの阿閉皇女
- 40〜42番英虞の浦に柿本人麻呂
- 43番吾背子は当麻真人麻呂の妻
- 44番吾妹子を石上麻呂
- 51番釆女の志貴皇子
- 54〜56番巨勢山の坂門人足・調首淡海・春日蔵首老
- 57番引馬野に長意吉麻呂
- 58番何所にか高市黒人
- 59番ながらふる誉謝女王
- 60番暮に逢ひて長皇子
- 61番丈夫が舎人娘子
- 62番在嶺よし春日蔵首老
- 63番いざ子ども山上憶良
- 64番葦邊ゆく志貴皇子
- 65番霰うつ長皇子
- 66番大伴の 高師の濱の置始東人
- 67番旅にして高安大島
- 68番大伴の 美津の濱なる身人部王
- 69番草枕 旅行く君と清江娘子
- 70番大和には高市黒人
- 71番大和戀ひ忍坂部乙麻呂
- 72番玉藻苅る藤原宇合
- 73番吾妹子を はや見濱風長皇子
- 74番み吉野の 山の下風の作者未詳(文武天皇か)
- 75番宇治間山長屋王
- 76〜77番丈夫の 鞆の音すなり元明天皇・御名部皇女
- 78番飛ぶ鳥の元明天皇
- 81〜83番山の邊の長田王
- 84番秋さらば長皇子
- 85〜89番君が行磐姫皇后
- 90番君が行 日長くなりぬ 山たづの衣通王
- 91〜92番妹が家も天智天皇・鏡王女
- 93〜94番玉匣 覆ふを安み鏡王女・藤原鎌足
- 95番吾はもや藤原鎌足
- 96〜100番み薦苅る久米禅師・石川郎女
- 101〜102番玉葛 實ならぬ樹には大伴安麻呂・巨勢郎女
- 103〜104番わが里に天武天皇・藤原夫人
- 105〜106番わが背子を大伯皇女
- 107番あしひきの 山の雫に大津皇子
- 108番吾を待つと石川郎女
- 109番大船の大津皇子
- 110番大名兒草壁皇子
- 111〜112番古に 戀ふる鳥かも弓削皇子・額田王
- 113番み吉野の 玉松が枝は額田王
- 114番秋の田の 穂向のよれる但馬皇女
- 115番後れゐて但馬皇女
- 116番人言を但馬皇女
- 117〜118番丈夫や 片戀せむと舎人皇子・舎人娘子
- 119〜122番芳野河 行く瀬の早み弓削皇子
- 123〜125番たけばぬれ三方沙弥・園臣生羽の娘
- 126〜128番遊士と石川女郎・大伴田主
- 129番古りにし石川女郎
- 130番丹生の河長皇子
- 140番勿念ひと依羅娘子
- 141〜142番磐代の有間皇子
- 143〜144番磐代の 崖の松が枝長意吉麻呂
- 145番鳥翔なす山上憶良
- 146番後見むと柿本人麻呂歌集
- 147番天の原倭姫王
- 148番青旗の倭姫王
- 149番人はよし倭姫王
- 151〜152番斯からむと額田王・舎人吉年
- 154番さざなみの 大山守は石川夫人
- 156〜158番三諸の 神の神杉高市皇子
- 160〜161番燃ゆる火も持統天皇
- 163〜164番神風の 伊勢の國にも大伯皇女
- 165〜166番現身の大伯皇女
- 171〜193番高光る 我が日の皇子の草壁皇子の舎人たち
- 203番零る雪は穂積皇子
- 223番鴨山の柿本人麻呂
- 224〜225番今日今日と依羅娘子
- 226〜227番荒浪に丹比真人
- 228〜229番妹が名は河辺宮人
- 235番皇は 神にしませば柿本人麻呂
- 236番不聽といへど持統天皇
- 237番いなといへど志斐嫗
- 238番大宮の 內まで聞ゆ長意吉麻呂
- 242番瀧の上の 三船の山に弓削皇子
- 243番王は 千歳にまさむ春日王
- 244番み吉野の 三船の山に作者未詳
- 245〜246番聞きし如長田王
- 247番奧つ浪石川大夫
- 248番隼人の 薩摩の迫門を長田王
- 249〜256番三津の埼柿本人麻呂
- 263番馬ないたく刑部垂麻呂
- 264番もののふの 八十氏河の柿本人麻呂
- 265番苦しくも 零り來る雨か長意吉麻呂
- 266番淡海の海柿本人麻呂
- 267番鼯鼠は志貴皇子
- 268番吾背子が 古家の里の長屋王
- 269番人見ずば阿倍女郎
- 270〜277番旅にして 物戀しきに高市黒人
- 278番志可の海人は石川君子
- 279〜280番吾妹子に 猪名野は見せつ高市黒人
- 281番白菅の 眞野の榛原高市黒人の妻
- 282番つぬさはふ 磐余も過ぎず春日老
- 283番住吉の 得名津に立ちて高市黒人
- 284番燒津邊に春日老
- 285番栲領巾の丹比笠麻呂
- 286番宜しなべ春日老
- 287番此處にして石上卿
- 288番吾が命し穂積老
- 289〜290番天の原 ふりさけ見れば間人大浦
- 291番眞木の葉の小田事
- 292〜295番ひさかたの 天の探女が角麻呂
- 296〜297番廬原の 清見が埼の田口益人
- 298番亦打山弁基
- 299番奧山の 菅の葉凌ぎ大伴卿
- 300〜301番佐保過ぎて長屋王
- 302番兒らが家道安倍広庭
- 303〜304番名ぐはしき 稻見の海の柿本人麻呂
- 305番斯く故に高市黒人
- 306番伊勢の海の安貴王
- 307〜309番はた薄博通法師
- 310番ひむかしの 市の植木の門部王
- 311番梓弓 引豐國の桉作益人
- 312番昔こそ 難波田舍と藤原宇合
- 313番み吉野の 瀧の白浪土理宣令
- 314番さざれ波波多少足
- 326番見渡せば 明石の浦に門部王
- 327番海若の通観
- 328番あをによし 寧樂の京師は小野老
- 329〜330番やすみしし 吾王の大伴四綱
- 331〜335番吾が盛大伴旅人
- 336番しらぬひ 筑紫の綿は沙弥満誓
- 337番憶良らは山上憶良
- 338〜350番驗なき大伴旅人
- 351番世間を 何に譬へむ沙弥満誓
- 352番葦邊には若湯座王
- 353番み吉野の 高城の山に通観
- 354番繩の浦に日置少老
- 355番大汝 少彦名の生石真人
- 356番今日もかも上古麻呂
- 357〜363番繩の浦ゆ山部赤人
- 364〜365番丈夫の 弓上振り起し笠金村
- 368番大船に 眞楫繁貫き石上乙麻呂
- 369番もののふの 臣の壯士は作者未詳
- 370番雨零らず安倍広庭
- 371番飫宇の海の門部王
- 374番雨零らば石上乙麻呂
- 375番吉野なる 夏實の河の湯原王
- 376〜377番蜻蛉羽の湯原王
- 378番昔者の 舊き堤は山部赤人
- 381番家思ふと児島
- 384番吾が屋戸に山部赤人
- 385〜387番霰零り作者未詳
- 390番輕の池の紀皇女
- 391番鳥總立て沙弥満誓
- 392番ぬばたまの その夜の梅を大伴百代
- 393番見えずとも沙弥満誓
- 394番標結ひて余明軍
- 395〜397番託馬野に笠女郎
- 398〜399番妹が家に 咲きたる梅の藤原八束
- 400番梅の花 咲きて散りぬと大伴駿河麻呂
- 401番山守の大伴坂上郎女
- 402番山主は大伴駿河麻呂
- 403番朝に日に大伴家持
- 404番ちはやぶる 神の社し娘子
- 405番春日野に佐伯赤麻呂
- 406番吾が祭る娘子
- 407番春霞 春日の里の大伴駿河麻呂
- 408番石竹の大伴家持
- 409番一日には大伴駿河麻呂
- 410番橘を 屋前に植ゑ生し大伴坂上郎女
- 411番吾妹子が 屋前の橘作者未詳
- 412番頂に市原王
- 413番須磨の海人の大網人主
- 414番あしひきの 岩根凝しみ大伴家持
- 415番家にあらば聖徳太子
- 416番百傳ふ 磐余の池に大津皇子
- 417〜419番王の 親魄合へや手持女王
- 426番草枕 旅の宿に柿本人麻呂
- 427番百足らず 八十隅坂に刑部垂麻呂
- 428番隱口の 泊瀨の山の柿本人麻呂
- 429〜430番山の際ゆ柿本人麻呂
- 434〜437番風速の 美保の浦廻の河辺宮人
- 438〜440番愛しき大伴旅人
- 441番大皇の 命恐み倉橋部女王
- 442番世間は 空しきものと作者未詳
- 446〜450番吾妹子が 見し鞆の浦の大伴旅人
- 451〜453番人もなき大伴旅人
- 454〜458番はしきやし 榮えし君の余明軍
- 459番見れど飽かず県犬養人上
- 462番今よりは 秋風寒く大伴家持
- 463番長き夜を大伴書持
- 464番秋さらば大伴家持
- 465番うつせみの 代は常なしと大伴家持
- 470〜474番斯くのみし大伴家持
- 484番一日こそ難波天皇の妹
- 488番君待つと額田王
- 489番風をだに鏡王女
- 490〜491番眞野の浦の吹芡刀自
- 492〜495番衣手に 取りとどこほり田部櫟子
- 496〜499番み熊野の 浦の濱木綿柿本人麻呂
- 500番神風の 伊勢の濱荻碁檀越の妻
- 501〜503番未通女等が 袖振山の柿本人麻呂
- 504番君が家に柿本人麻呂の妻
- 505〜506番今更に 何をか念はむ阿倍女郎
- 507番敷妙の 枕ゆくくる駿河采女
- 508番衣手の 別る今夜ゆ三方沙弥
- 511番吾背子は 何處行くらむ当麻麻呂の妻
- 512番秋の田の 穗田の刈ばか草嬢
- 513番大原の この市柴の志貴皇子
- 514番吾背子が 著せる衣の阿倍女郎
- 515番獨宿て 絕えにし紐を中臣東人
- 516番吾が持たる阿倍女郎
- 517番神樹にも大伴安麻呂
- 518番春日野の 山邊の道を石川郎女
- 519〜520番雨障 常爲る君は大伴女郎
- 521番庭に立つ 麻を刈り干し常陸娘子
- 522〜524番をとめ等が 珠匣なる藤原麻呂
- 525〜528番佐保河の 小石踐み渡り大伴坂上郎女
- 530番赤駒の 越ゆる馬柵の聖武天皇
- 531番梓弓 爪引く夜音の海上女王
- 532〜533番うち日さす 宮に行く兒を大伴宿奈麻呂
- 536番飫宇の海の 潮干の潟の門部王
- 537〜542番言清く 甚もな言ひそ高田女王
- 549〜551番天地の 神も助けよ作者未詳
- 552番吾が君は わけをば死ねと大伴三依
- 553〜554番天雲の 遠隔の極丹生女王
- 555番君がため 釀みし待酒大伴旅人
- 556番筑紫船賀茂女王
- 557〜558番大船を 榜ぎの進みに土師水通
- 559〜562番事も無く 生ひ來しものを大伴百代
- 563〜564番黑髮に 白髮交り大伴坂上郎女
- 565番大伴の 見つとは言はじ賀茂女王
- 566〜567番草枕 旅行く君を大伴百代・山口若麻呂
- 568〜571番み埼廻の 荒磯に寄する大宰府の官人たち
- 572〜573番眞十鏡 見飽かぬ君に沙弥満誓
- 574〜575番此間に在りて大伴旅人
- 576番今よりは 城の山道は葛井大成
- 577番吾が衣 人にな着せそ大伴旅人
- 578番天地と 共に久しく大伴三依
- 579〜580番見まつりて いまだ時だに余明軍
- 581〜584番生きてあらば坂上大嬢
- 585番出でて去なむ大伴坂上郎女
- 586番相見ずは大伴稲公
- 587〜610番吾が形見笠女郎
- 611〜612番今更に 妹に逢はめやと大伴家持
- 613〜617番物思ふと 人に見えじと山口女王
- 618番さ夜中に大神女郎
- 621〜622番間無く 戀ふれにかあらむ佐伯東人とその妻
- 623番松の葉に 月は移りぬ池辺王
- 624番道に逢ひて聖武天皇
- 625番奥方行き 邊に行き今や高安王
- 626番君に因り八代女王
- 627〜628番吾が袂 纏かむと念はむ佐伯赤麻呂
- 629番何すとか 使の來つる大伴四綱
- 630番初花の佐伯赤麻呂
- 631〜642番表邊なき ものかも人は湯原王と娘子
- 643〜645番世間の 女にしあらば紀女郎
- 646〜649番丈夫の 思ひ侘びつつ大伴駿河麻呂
- 650番吾妹子は 常世の國に大伴三依
- 651〜652番ひさかたの 天の露霜大伴坂上郎女
- 653〜655番情には 忘れぬものを大伴駿河麻呂
- 656〜661番吾のみぞ 君には戀ふる大伴坂上郎女
- 662番阿胡の山市原王
- 663番佐保渡り安都年足
- 664番石上 ふるとも雨に大伴像見
- 665番向ひ坐て安倍虫麻呂
- 666〜667番相見ぬは大伴坂上郎女
- 668番朝に日に 色づく山の厚見王
- 669番あしひきの 山橘の春日王
- 670〜671番月讀の 光に來ませ湯原王
- 672番倭文手纏安倍虫麻呂
- 673〜674番眞十鏡 磨ぎし心を大伴坂上郎女
- 675〜679番をみなへし 佐紀澤に生ふる中臣女郎
- 680〜682番蓋しくも 人の中言大伴家持
- 683〜689番謂ふ言の 恐き國ぞ大伴坂上郎女
- 690番照らす日を大伴三依
- 691〜692番ももしきの 大宮人は大伴家持
- 693番斯くのみに大伴千室
- 694〜695番戀草を 力車に七車広河女王
- 696番家人に 戀ひ過ぎめやも石川広成
- 697〜699番吾が聞に 繋けな言ひそ大伴像見
- 700番斯くしてや大伴家持
- 701〜702番はつはつに河内百枝娘子
- 703〜704番吾背子を 相見しその日巫部麻蘇娘子
- 705〜706番葉根蘰 今爲る妹を大伴家持
- 707〜708番思ひ遣る すべの知らねば粟田女娘子
- 709番夕闇は大宅女
- 710番み空行く 月の光に安都扉娘子
- 711〜713番鴨鳥の 遊ぶこの池に丹波大女娘子
- 714〜720番情には 思ひわたれど大伴家持
- 721番あしひきの 山にし居れば大伴坂上郎女
- 722番斯くばかり 戀ひつつあらずは大伴家持
- 725〜726番鳰鳥の 潜く池水大伴坂上郎女
- 727〜736番萱草 吾が下紐に大伴家持
- 737〜740番かにかくに 人はいふとも坂上大嬢
- 741〜755番夢の逢は大伴家持
- 756〜759番外に居て 戀ふるは苦し田村大嬢
- 760〜761番うち渡す 竹田の原に大伴坂上郎女
- 762〜764番神さぶと 不欲にはあらず紀女郎
- 765〜766番一隔山 隔れるものを大伴家持
- 767〜768番都路を 遠みや妹が大伴家持
- 769番ひさかたの 雨の降る日を大伴家持
- 770〜774番人眼多み 逢はなくのみぞ大伴家持
- 775〜776番鶉鳴く 故りにし郷ゆ大伴家持
- 777〜781番吾妹子が 屋戸の籬を大伴家持
- 782番風高く 邊には吹けども紀女郎
- 783〜785番前年の 先つ年より大伴家持
- 786〜792番春の雨は いや頻降るに大伴家持
- 793番世の中は 空しきものと大伴旅人
- 806〜809番龍の馬も 今も得てしか大伴旅人
- 810〜812番如何にあらむ 日の時にかも大伴旅人
- 815〜846番正月立ち 春の來らば大伴旅人ほか大宰府の官人
- 847〜848番我が盛 いたく降ちぬ大伴旅人
- 849〜852番殘りたる 雪に交れる大伴旅人
- 853〜863番漁する 海人の兒等と大伴旅人
- 864〜867番後れ居て 長戀せずは吉田宜
- 868〜870番松浦縣 佐用姫の子が山上憶良
- 871〜875番遠つ人 松浦佐用比賣作者未詳(大伴旅人・山上憶良とする説がある)
- 876〜879番天飛ぶや 鳥にもがもや山上憶良
- 880〜882番天ざかる 鄙に五年山上憶良
- 883番音に聞き 目には未だ見ず三島王
- 884〜885番國遠き 道の長路を麻田陽春
- 950〜953番大王の 界ひ賜ふと笠金村(車持千年とも)
- 954番朝には 海邊に漁りし膳王
- 955〜956番さす竹の 大宮人の大伴旅人
- 957〜959番いざ兒等 香椎の潟に大伴旅人
- 960番隼人の 湍門の磐も大伴旅人
- 961番湯の原に 鳴く蘆鶴は大伴旅人
- 962番奥山の 磐に蘿むし葛井広成
- 964番吾背子に 戀ふれば苦し大伴坂上郎女
- 965〜968番凡ならば 左も右も爲むを児島
- 969〜970番須臾も 行きて見てしか大伴旅人
- 975番斯くしつつ 在らくを好みぞ安倍広庭
- 976〜977番難波潟 潮干の餘波神社老麻呂
- 978番士やも 空しかるべき山上憶良
- 979番吾背子が 著る衣薄し大伴坂上郎女
- 980番雨隱り 三笠の山を安倍虫麻呂
- 981〜983番獵高の 高圓山を大伴坂上郎女
- 984番雲隱り 行方を無みと大宅女
- 985〜986番天に坐す 月讀壯子湯原王
- 987番待ち難に 吾がする月は藤原八束
- 988番春草は 後は散り易し市原王
- 989番燒刀の 稜うち放ち湯原王
- 990番茂岡に 神さび立ちて紀鹿人
- 991番石走り 激ち流るる紀鹿人
- 992番古郷の 飛鳥はあれど大伴坂上郎女
- 993番月立ちて ただ三日月の大伴坂上郎女
- 994番振仰けて 若月見れば大伴家持
- 995番斯くしつつ 遊び飮みこそ大伴坂上郎女
- 996番御民吾海犬養岡麻呂
- 997〜1002番住吉の 粉濱の四時華作者未詳
- 1003番海をとめ 玉求むらし葛井大成
- 1004番思ほえず 來ましし君を桉作益人
- 1007番言問はぬ 木すら妹と市原王
- 1008番山の端に いさよふ月の忌部黒麻呂
- 1009番橘は 實さへ花さへ聖武天皇
- 1010番奧山の 眞木の葉凌ぎ橘奈良麻呂
- 1011〜1012番わが屋戸の 梅咲きたりと作者未詳
- 1013〜1014番あらかじめ 君來まさむと作者未詳
- 1015番玉敷きて 待たましよりは榎井王
- 1016番海原の 遠き渡を作者未詳
- 1017番木綿疊 手向の山を大伴坂上郎女
- 1024〜1027番長門なる 沖つ借島作者未詳
- 1028番ますらをの 高圓山に大伴坂上郎女
- 1029番河口の 野邊に廬りて大伴家持
- 1030番妹に戀ひ 吾の松原聖武天皇
- 1031番後れにし 人を思ばく丹比屋主
- 1032〜1033番天皇の 行幸の隨大伴家持
- 1034番古ゆ 人の言ひくる大伴東人
- 1035番田跡河の 瀧を淸みか大伴家持
- 1036番關無くは 還りにだにも大伴家持
- 1037番今つくる 久邇の王都は大伴家持
- 1038〜1039番ふるさとは 遠くもあらず高丘河内
- 1040番ひさかたの 雨は零り重け大伴家持
- 1041番吾が屋戸の 君松の樹に作者未詳
- 1042〜1043番一つ松 幾代か歷ぬる作者未詳
- 1044〜1046番くれなゐに 深く染みにし作者未詳
- 1068番天の海に 雲の波立ち作者未詳
- 1069〜1074番常はかつて 思はぬものを作者未詳
- 1075〜1080番海原の 道遠みかも作者未詳
- 1081〜1086番ぬばたまの 夜渡る月を作者未詳
- 1087〜1089番痛足河 河浪立ちぬ作者未詳
- 1090〜1091番吾妹子が 赤裳の裾の作者未詳
- 1092〜1098番鳴る神の 音のみ聞きし作者未詳
- 1099番片岡の この向つ峯に作者未詳
- 1100〜1105番卷向の 痛足の川ゆ作者未詳
- 1106〜1110番蝦鳴く 淸き川原を作者未詳
- 1111〜1115番いにしへも 斯く聞きつつや作者未詳
- 1116〜1121番ぬばたまの 吾が黑髮に作者未詳
- 1122〜1124番山の際に 渡る秋沙の作者未詳
- 1125〜1126番淸き瀨に 千鳥妻喚び作者未詳
- 1127〜1129番落ちたぎつ 走り井の水の作者未詳
- 1130〜1134番神さぶる 磐根こごしき作者未詳
- 1135〜1139番宇治河は 淀瀨無からし作者未詳
- 1140〜1145番しなが鳥 猪名野を來れば作者未詳
- 1146〜1150番めづらしき 人を吾家に作者未詳
- 1151〜1155番大伴の 三津の濱邊を作者未詳
- 1156〜1160番すみのえの 遠里小野の作者未詳
- 1161〜1165番家離り 旅にし在れば作者未詳
- 1166〜1170番いにしへに ありけむ人の作者未詳
- 1171〜1175番大御舟 泊ててさもらふ作者未詳
- 1176〜1181番夏麻引く 海上潟の作者未詳
- 1182〜1188番海人小船 帆かも張れると作者未詳
- 1189〜1193番大海に 嵐な吹きそ作者未詳
- 1194〜1195番紀の國の 雜賀の浦に藤原卿
- 1196〜1201番裹もがと 乞はば取らせむ作者未詳
- 1202〜1207番荒磯よも まして思へや作者未詳
- 1208〜1212番妹に戀ひ 吾が越え行けば作者未詳
- 1213〜1217番名草山 言にしありけり作者未詳
- 1218〜1222番黑牛の海 くれなゐ匂ふ藤原卿
- 1223〜1227番海の底 沖漕ぐ舟を作者未詳
- 1228〜1232番風早の 三穗の浦廻を作者未詳
- 1233〜1237番未通女等が 織る機の上を作者未詳
- 1238〜1242番高島の 阿渡の白波は作者未詳
- 1243〜1246番見渡せば 近き里廻を作者未詳
- 1247〜1250番大穴牟遲 少御神の作者未詳
- 1251〜1254番佐保河に 鳴くなる千鳥作者未詳
- 1255〜1260番鴨頭草に 衣ぞ染むる作者未詳
- 1261〜1266番山守の 里へ通ひし作者未詳
- 1268〜1269番兒等が手を 卷向山は作者未詳
- 1270〜1271番隱口の 泊瀨の山に作者未詳
- 1296〜1303番今つくる 斑の衣作者未詳
- 1304〜1310番天雲の 棚引く山の作者未詳
- 1311〜1316番橡の 衣は人皆作者未詳
- 1317〜1322番海の底 石著く白玉作者未詳
- 1323〜1327番海の底 おきつ白玉作者未詳
- 1328〜1335番膝に伏す 玉の小琴の作者未詳
- 1336〜1341番冬ごもり 春の大野を作者未詳
- 1342〜1347番山高み 夕日隱りぬ作者未詳
- 1348〜1352番三島江の 玉江の薦を作者未詳
- 1353〜1359番石上 布留の早田を作者未詳
- 1360〜1365番氣の緒に 念へる吾を作者未詳
- 1366〜1369番明日香川 七瀨の淀に作者未詳
- 1370〜1375番甚も零らぬ 雨ゆゑ行潦作者未詳
- 1376〜1380番大和の 宇陀の眞赤土の作者未詳
- 1381〜1386番廣瀨川 袖つくばかり作者未詳
- 1387〜1391番伏超ゆ 行かましものを作者未詳
- 1392〜1397番むらさきの 名高の浦の作者未詳
- 1398〜1403番さざなみの 志賀津の浦の作者未詳
- 1404〜1409番鏡なす 吾が見し君を作者未詳
- 1410〜1414番世間は まこと二代は作者未詳
- 1415〜1417番玉梓の 妹は珠かも作者未詳
- 1418番石激る志貴皇子
- 1419番神奈備の 伊波瀨の杜の鏡王女
- 1420番沫雪か はだれに零ると駿河采女
- 1421〜1422番春山の さきのををりに尾張連
- 1423番去年の春 い掘じて植ゑし阿倍広庭
- 1424〜1427番春の野に 菫採みにと山部赤人
- 1431番百濟野の 萩の古枝に山部赤人
- 1432〜1433番吾背子が 見らむ佐保道の大伴坂上郎女
- 1434番霜雪も いまだ過ぎねば大伴三林
- 1435番蝦鳴く 甘南備河に厚見王
- 1436〜1437番含めりと 言ひし梅が枝大伴村上
- 1438番霞立つ 春日の里の大伴駿河麻呂
- 1439番時は今は 春になりぬと中臣武良自
- 1440番春の雨の しくしく零るに河辺東人
- 1441番うち霧し 雪は零りつつ大伴家持
- 1442番難波邊に 人の行ければ丹比屋主
- 1443番霞立つ 野の上の方に丹比乙麻呂
- 1444番山振の 咲きたる野邊の高田女王
- 1445番風交り 雪は零るとも大伴坂上郎女
- 1446番春の野に 求食る雉の大伴家持
- 1447番尋常に 聞くは苦しき大伴坂上郎女
- 1448番吾が屋外に 蒔きし瞿麥大伴家持
- 1449番茅花抜く 淺茅が原の大伴田村大嬢
- 1450番情ぐき ものにぞありける大伴坂上郎女
- 1451番水鳥の 鴨の羽の色の笠女郎
- 1452番闇夜ならば 宜も來坐さじ紀女郎
- 1456〜1457番この花の 一瓣のうちに藤原広嗣
- 1458〜1459番屋戸にある 櫻の花は厚見王
- 1460〜1461番戲奴がため 吾手もすまに紀女郎
- 1462〜1463番吾が君に 戲奴は戀ふらし大伴家持
- 1464番春霞 たなびく山の大伴家持
- 1465番霍公鳥 いたくな鳴きそ藤原夫人
- 1466番神名火の 磐瀨の杜の志貴皇子
- 1467番霍公鳥 無かる國にも弓削皇子
- 1468番ほととぎす 聲聞く小野の小治田広瀬王
- 1469番あしひきの 山ほととぎす沙弥
- 1470番もののふの 石瀨の杜の刀理宣令
- 1471番戀しけば 形見にせむと山部赤人
- 1472番ほととぎす 來鳴き響もす石上堅魚
- 1473番橘の 花散る里の大伴旅人
- 1474番今もかも 大城の山に大伴坂上郎女
- 1475番何しかも 許多戀ふる大伴坂上郎女
- 1476番獨居て もの念ふ夕に小治田広耳
- 1477〜1478番卯の花も いまだ咲かねば大伴家持
- 1479番隱りのみ 居れば鬱悒み大伴家持
- 1480〜1481番我が屋戸に 月押照れり大伴書持
- 1482番皆人の 待ちし卯の花大伴清縄
- 1483番吾背子が 屋戸のたちばな庵君諸立
- 1484番霍公鳥 いたくな鳴きそ大伴坂上郎女
- 1485番夏まけて 咲きたる唐棣花大伴家持
- 1486〜1487番吾が屋前の 花橘を大伴家持
- 1488番何處には 鳴きもしにけむ大伴家持
- 1489番吾が屋前の 花橘は大伴家持
- 1490番ほととぎす 待てど來喧かず大伴家持
- 1491番卯の花の 過ぎば惜しみか大伴家持
- 1492番君が家の 花橘は遊行女婦
- 1493番吾が屋前の 花橘を大伴村上
- 1494〜1495番夏山の 木末の繁に大伴家持
- 1496番吾が屋前の なでしこの花大伴家持
- 1497番筑波根に 吾が行けりせば高橋虫麻呂
- 1498番暇無み 來ざりし君に大伴坂上郎女
- 1499番事繁み 君は來まさず大伴四縄
- 1500番夏の野の 繁みに咲ける大伴坂上郎女
- 1501番ほととぎす 鳴く峯の上の小治田広耳
- 1502番五月の 花橘を大伴坂上郎女
- 1503番吾妹子が 家の垣内の紀豊河
- 1504番暇無み 五月をすらに高安
- 1505番霍公鳥 鳴きし登時大神女郎
- 1506番故郷の 奈良思の岳の大伴田村大嬢
- 1510番瞿麥は 咲きて散りぬと大伴家持
- 1511番夕されば 小倉の山に舒明天皇
- 1512番經もなく 緯も定めず大津皇子
- 1513〜1514番今朝の朝け 雁が音聞きつ穂積皇子
- 1515番事しげき 里に住まずは但馬皇女
- 1516番秋山に もみつ木の葉の山部王
- 1517番味酒 三輪の祝の長屋王
- 1518〜1519番天漢 相向き立ちて山上憶良
- 1523〜1529番秋風の 吹きにし日より山上憶良
- 1530〜1531番をみなへし 秋萩まじる作者未詳
- 1532〜1533番草枕 旅行く人も笠金村
- 1534番女郎花 秋萩を折れ石川老夫
- 1535番我背子を 何時ぞ今かと藤原宇合
- 1536番暮に逢ひて 朝面無み縁達師
- 1537〜1538番秋の野に 咲きたる花を山上憶良
- 1539〜1540番秋の田の 穗田を雁が音聖武天皇
- 1541〜1542番吾が岳に さを鹿來鳴く大伴旅人
- 1543番秋の露は 移にありけり三原王
- 1544〜1545番牽牛の 念ひ坐すらむ湯原王
- 1546番妹許と 吾が行く道の市原王
- 1548番咲く花も 輕率はうとし大伴坂上郎女
- 1550番秋萩の 散りの亂に湯原王
- 1551番時待ちて 落つる時雨の市原王
- 1552番夕月夜 心も萎ぬに湯原王
- 1553〜1554番時雨の雨 間無くし零れば大伴稲公
- 1555番秋立ちて 幾日もあらねば安貴王
- 1556番秋田苅る 假廬もいまだ忌部黒麻呂
- 1557〜1559番明日香河 行き回む岳の作者未詳
- 1560〜1561番妹が目を 始見の埼の大伴坂上郎女
- 1562〜1563番誰聞きつ 此間ゆ鳴き渡る巫部麻蘇娘子
- 1564〜1565番秋づけば 尾花が上に日置長枝娘子
- 1566〜1569番ひさかたの 雨間もおかず大伴家持
- 1570〜1571番此間に在りて 春日や何處藤原八束
- 1572番吾が屋戸の 草花が上の大伴家持
- 1573番秋の雨に ぬれつつ居れば大伴利上
- 1574〜1580番雲の上に 鳴くなる雁の作者未詳
- 1581〜1591番手折らずて 散りなば惜しと作者未詳
- 1592〜1593番然とあらぬ 五百代小田を大伴坂上郎女
- 1594番時雨の雨 間無くな零りそ作者未詳
- 1595番秋萩の 枝もとををに大伴像見
- 1596番妹が家の 門田を見むと大伴家持
- 1597〜1599番秋の野に 咲ける秋萩大伴家持
- 1600〜1601番妻戀に 鹿鳴く山邊の石川広成
- 1602〜1603番山彦の 相響むまで大伴家持
- 1604番秋されば 春日の山の大原今城
- 1605番高圓の 野邊の秋萩大伴家持
- 1606番君待つと 吾が戀ひをれば額田王
- 1607番風をだに 戀ふるはともし鏡王女
- 1608番秋萩の 上に置きたる弓削皇子
- 1609番宇陀の野の 秋萩凌ぎ丹比真人
- 1611番あしひきの 山下響み笠縫女王
- 1612番神さぶと 不許にはあらず石川賀係女郎
- 1613番秋の野を 朝行く鹿の賀茂女王
- 1614〜1615番九月の その初雁の桜井王
- 1616番朝ごとに 見る吾が屋戸の笠女郎
- 1617番秋萩に 置きたる露の山口女王
- 1618番玉に貫き 消たず賜らむ湯原王
- 1619〜1620番玉桙の 道は遠けど大伴家持
- 1621番吾が屋前の 萩の花咲けり巫部麻蘇娘子
- 1622〜1623番吾が屋戸の 秋の萩咲く大伴田村大嬢
- 1624〜1626番吾が業なる 早田の穗立坂上大嬢
- 1627〜1628番吾が屋前の 時じき藤の大伴家持
- 1631番今造る 久邇の京に大伴家持
- 1632番あしひきの 山邊に居りて大伴家持
- 1633〜1635番手もすまに 植ゑし萩にや作者未詳
- 1636番大口の 眞神の原に舎人娘子
- 1637〜1638番はだ薄 尾花逆葺き元正天皇
- 1639〜1640番沫雪の ほどろほどろに大伴旅人
- 1641番沫雪に 降らえて咲ける角広弁
- 1642番たな霧ひ 雪も零らぬか安倍奥道
- 1643番天霧し 雪も零らぬか若桜部君足
- 1644〜1649番引き攀ぢて 折らば散るべみ作者未詳
- 1650番池の邊の 松の末葉に作者未詳
- 1651番沫雪の この頃續ぎて大伴坂上郎女
- 1652番梅の花 折りも折らずも他田広津娘子
- 1653番今の如 心を常に県犬養娘子
- 1654番松蔭の 淺茅が上の大伴坂上郎女
- 1655番高山の 菅の葉凌ぎ三国人足
- 1656〜1657番酒杯に 梅の花浮べ大伴坂上郎女
- 1658番吾背子と 二人見ませば光明皇后
- 1659番眞木の上に 零り置ける雪の他田広津娘子
- 1660番梅の花 散らす冬風の大伴駿河麻呂
- 1661番ひさかたの 月夜を淸み紀女郎
- 1662番沫雪の 消ぬべきものを大伴田村大嬢
- 1663番沫雪の 庭に零りしき大伴家持
- 1664番夕されば 小椋の山に雄略天皇
- 1665〜1666番妹がため 吾玉拾ふ作者未詳
- 1667〜1672番妹がため 我玉求む作者未詳
- 1673〜1679番風莫の 濱の白浪作者未詳
- 1680〜1681番麻裳よし 紀へ行く君が作者未詳
- 1682番とこしへに 夏冬行けや作者未詳
- 1683〜1684番妹が手を 取りて引き攀ぢ作者未詳
- 1685〜1686番河の瀨の 激つを見れば間人宿禰
- 1687〜1689番白鳥の 鷺坂山の作者未詳
- 1690〜1693番高島の 阿渡河波は作者未詳
- 1694〜1695番細領巾の 鷺坂山の作者未詳
- 1696〜1698番衣手の 名木の河邊を作者未詳
- 1699〜1700番巨椋の 入江響むなり作者未詳
- 1701〜1703番さ夜中と 夜は深けぬらし作者未詳
- 1704〜1706番うちたをり 多武の山霧作者未詳
- 1707〜1709番山城の 久世の鷺坂作者未詳
- 1710〜1711番吾妹子が 赤裳ひづちて作者未詳
- 1712番天の原 雲なき夕に作者未詳
- 1713〜1714番瀧の上の 三船の山ゆ作者未詳
- 1715〜1719番樂浪の 比良山風の作者未詳
- 1720〜1725番馬竝めて うち群れ越え來作者未詳
- 1726〜1728番難波潟 潮干に出でて作者未詳
- 1729〜1731番曉の 夢に見えつつ藤原宇合
- 1732〜1734番大葉山 霞たなびき作者未詳
- 1735〜1737番吾が疊 三重の河原の作者未詳
- 1744〜1746番埼玉の 小埼の沼に作者未詳
- 1763番倉橋の 山を高みか沙弥女王
- 1766番吾妹子は 釧にあらなむ振田向宿禰
- 1767〜1769番豐國の 香春は吾宅抜気大首
- 1770〜1771番三諸の 神の帶ばせる作者未詳
- 1772番後れ居て 吾はや戀ひむ作者未詳
- 1773〜1775番神南備の 神依板に作者未詳
- 1776〜1777番絕等木の 山の岑の上の播磨娘子
- 1778〜1779番明日よりは 吾は戀ひむな作者未詳
- 1782〜1783番雪こそは 春日消ゆらめ作者未詳
- 1784番海若の いづれの神を作者未詳
- 1795番妹ら許 今木の嶺に作者未詳
- 1796〜1799番黃葉の 過ぎにし子等と作者未詳
- 1812〜1818番ひさかたの 天の香具山作者未詳
- 1819〜1825番うち靡く 春立ちぬらし作者未詳
- 1826〜1831番春されば 妻を求むと作者未詳
- 1832〜1838番うち靡く 春さり來れば作者未詳
- 1839〜1842番君がため 山田の澤に作者未詳
- 1843〜1845番昨日こそ 年は極てしか作者未詳
- 1846〜1853番霜枯れし 冬の柳は作者未詳
- 1854〜1860番鶯の 木傳ふ梅の作者未詳
- 1861〜1867番能登河の 水底さへに作者未詳
- 1868〜1873番かはづ鳴く 吉野の河の作者未詳
- 1874〜1876番春霞 たなびく今日の作者未詳
- 1877〜1879番春の雨に ありけるものを作者未詳
- 1880〜1883番春日野の 淺茅が上に作者未詳
- 1884〜1886番冬過ぎて 春し來れば作者未詳
- 1889番吾が屋前の 毛桃の下に作者未詳
- 1890〜1896番春日野に 友鶯の作者未詳
- 1897〜1898番春されば 百舌鳥の草潜作者未詳
- 1899〜1903番春されば 梅の花くたし作者未詳
- 1904〜1907番梅の花 しだり柳に作者未詳
- 1908〜1914番春されば 水草の上に作者未詳
- 1915〜1918番吾背子に 戀ひて術なみ作者未詳
- 1919〜1923番國栖等が 春菜採むらむ作者未詳
- 1924〜1925番丈夫が 伏し居嘆きて作者未詳
- 1926〜1927番春山の 馬醉木の花の作者未詳
- 1928〜1931番狹野方は 實は成らずとも作者未詳
- 1932〜1936番春雨の 止まず零り零り作者未詳
- 1939〜1945番ほととぎす 汝が初聲は作者未詳
- 1946〜1951番木高くは 曾て木植ゑじ作者未詳
- 1952〜1957番今夜の おぼつかなきに作者未詳
- 1958〜1963番橘の 林を植ゑむ作者未詳
- 1964〜1965番默然も あらむ時も作者未詳
- 1966〜1971番風に散る 花橘を作者未詳
- 1972〜1975番野邊見れば 瞿麥の花作者未詳
- 1976〜1978番卯の花の 咲き散る岳ゆ作者未詳
- 1979〜1981番春されば 蜾蠃なす野の作者未詳
- 1982〜1986番晩蟬は 時と鳴けども作者未詳
- 1987〜1992番片搓りに 絲をぞ吾が搓る作者未詳
- 1993〜1995番外のみに 見つつを戀ひむ作者未詳
- 1996〜2003番天漢 水障へて照る作者未詳
- 2004〜2011番己が夫 乏しむ子等は作者未詳
- 2012〜2017番白玉の 五百つ集を作者未詳
- 2018〜2023番天漢 去歲の渡で作者未詳
- 2024〜2028番萬世に 携はり居て作者未詳
- 2029〜2033番天漢 楫の音聞ゆ作者未詳
- 2034〜2040番棚機の 五百機立てて作者未詳
- 2041〜2047番秋風の 吹きただよはす作者未詳
- 2048〜2055番天漢 川門に立ちて作者未詳
- 2056〜2062番天の河 打橋渡せ作者未詳
- 2063〜2068番天漢 霧立ち上る作者未詳
- 2069〜2074番天漢 瀨ごとに幣を作者未詳
- 2075〜2080番人さへや 見繼がずあらむ作者未詳
- 2081〜2086番天漢 棚橋わたせ作者未詳
- 2087〜2088番渡守 舟出し出でむ作者未詳
- 2091番彥星の 川瀨を渡る作者未詳
- 2094〜2099番さを鹿の 心相念ふ作者未詳
- 2100〜2105番秋田刈る 假廬の宿に作者未詳
- 2106〜2112番沙額田の 野邊の秋萩作者未詳
- 2113〜2118番手もすまに 植ゑしも著く作者未詳
- 2119〜2124番戀しくは 形見にせよと作者未詳
- 2125〜2127番春日野の 萩し散りなば作者未詳
- 2128〜2135番秋風に 大和へ越ゆる作者未詳
- 2136〜2140番秋風に 山飛び越ゆる作者未詳
- 2141〜2146番この頃の 秋の朝明に作者未詳
- 2147〜2151番山の邊に い行く獵夫は作者未詳
- 2152〜2156番秋萩の 散り過ぎぬれば作者未詳
- 2157〜2166番暮影に 來鳴くひぐらし作者未詳
- 2167番秋の野の 尾花が末に作者未詳
- 2168〜2176番秋萩に 置ける白露作者未詳
- 2177番春は萌え 夏は綠に作者未詳
- 2178〜2179番妻ごもる 矢野の神山作者未詳
- 2180〜2186番九月の 時雨の雨に作者未詳
- 2187〜2192番妹が袖 卷來の山の作者未詳
- 2193〜2198番秋風の 日に日に吹けば作者未詳
- 2199〜2204番もの念ふと 隱らひ居りて作者未詳
- 2205〜2210番秋萩の 下葉もみぢぬ作者未詳
- 2211〜2218番妹が紐 解くと結ぶと作者未詳
- 2219〜2221番あしひきの 山田作る子作者未詳
- 2222〜2229番夕さらず 河蝦鳴くなる作者未詳
- 2230〜2233番戀ひつつも 稻葉かき別け作者未詳
- 2234〜2238番一日には 千重しくしくに作者未詳
- 2239〜2243番秋山の したびが下に作者未詳
- 2244〜2251番住吉の 岸を田に墾り作者未詳
- 2252〜2257番秋萩の 咲き散る野邊の作者未詳
- 2258〜2265番秋萩の 枝もとををに作者未詳
- 2266〜2272番出でて去なば 天飛ぶ鴈の作者未詳
- 2273〜2278番何すとか 君を厭はむ作者未詳
- 2279〜2284番吾が鄕に 今咲く花の作者未詳
- 2285〜2289番秋萩の 花野のすすき作者未詳
- 2290〜2294番秋萩を 散り過ぎぬべみ作者未詳
- 2295〜2297番我が屋戸の 田葛葉日に日に作者未詳
- 2298〜2303番君に戀ひ しなえうらぶれ作者未詳
- 2304〜2307番蜻蛉羽に にほへる衣作者未詳
- 2308番雨零れば 激つ山川作者未詳
- 2312〜2315番我が袖に 霰たばしる作者未詳
- 2316〜2318番奈良山の 峯なほ霧ふ作者未詳
- 2319〜2324番夕されば 衣手寒し作者未詳
- 2325〜2329番誰が苑の 梅の花ぞも作者未詳
- 2330〜2332番妹がため 上枝の梅を作者未詳
- 2333〜2334番零る雪の 空に消ぬべく作者未詳
- 2335〜2339番咲き出照る 梅の下枝に作者未詳
- 2340〜2344番一目見し 人に戀ふらく作者未詳
- 2345〜2348番天霧ひ 零りくる雪の作者未詳
- 2349〜2350番吾が屋戸に 咲きたる梅を作者未詳
- 2368〜2374番垂乳根の 母が手放れ作者未詳
- 2375〜2380番吾ゆ後 生れむ人は作者未詳
- 2381〜2386番君が目を 見まく欲りして作者未詳
- 2387〜2391番日暮れなば 人知りぬべみ作者未詳
- 2392〜2397番なかなかに 見ざりしよりは作者未詳
- 2398〜2403番年きはる 世まで定めて作者未詳
- 2404〜2409番思ひ依り 見依りにものは作者未詳
- 2410〜2414番あらたまの 年は果つれど作者未詳
- 2415〜2420番處女等を 袖布留山の作者未詳
- 2421〜2426番くる路は 石踏む山の作者未詳
- 2427〜2432番是川の 瀨瀨のしき浪作者未詳
- 2433〜2437番水の上に 數書く如き作者未詳
- 2438〜2443番人言は 暫しぞ吾妹作者未詳
- 2444〜2450番白檀弓 石邊の山の作者未詳
- 2451〜2456番天雲の 依り合ひ遠み作者未詳
- 2457〜2462番大野らに 小雨降りしく作者未詳
- 2463〜2468番ひさかたの 天光る月の作者未詳
- 2469〜2474番山萵苣の 白露おもり作者未詳
- 2475〜2479番我が屋戸の 軒の子太草作者未詳
- 2480〜2484番路の邊の 壹師の花の作者未詳
- 2485〜2490番袖振るが 見ゆべきかぎり作者未詳
- 2491〜2497番妹に戀ひ 寐ねぬ朝明に作者未詳
- 2498〜2502番劒刀 諸刃の利きに作者未詳
- 2503〜2507番夕されば 床のへ去らぬ作者未詳
- 2508〜2516番皇祖の 神の御門を作者未詳
- 2517〜2521番垂乳根の 母に障らば作者未詳
- 2522〜2526番恨みむと 思ひて背なは作者未詳
- 2527〜2532番誰ぞ此の 吾が屋戸に來喚ぶ作者未詳
- 2533〜2537番面忘れ 如何なる人の作者未詳
- 2538〜2541番獨寢と 薦朽ちめやも作者未詳
- 2542〜2548番若草の 新手枕を作者未詳
- 2549〜2552番妹に戀ひ 吾が哭く涕作者未詳
- 2553〜2556番夢のみに 見るすら幾許作者未詳
- 2557〜2561番垂乳根の 母に白さば作者未詳
- 2562〜2566番里人の 言緣妻を作者未詳
- 2567〜2571番相見ては 戀慰むと作者未詳
- 2572〜2576番僞も 似つきてぞ爲る作者未詳
- 2577〜2581番今だにも 目な乏しめそ作者未詳
- 2582〜2586番あぢき無く 何の枉言作者未詳
- 2587〜2591番大原の 古りにし郷に作者未詳
- 2592〜2596番戀ひ死なむ 後は何せむ作者未詳
- 2597〜2601番いかにして 忘るるものぞ作者未詳
- 2602〜2606番黑髮の 白髮までと作者未詳
- 2607〜2610番敷妙の 衣手離れて作者未詳
- 2611〜2614番今更に 君が手枕作者未詳
- 2615〜2618番敷妙の 枕を纏きて作者未詳
- 2619〜2622番朝影に 吾が身は成りぬ作者未詳
- 2623〜2625番くれなゐの 八鹽の衣作者未詳
- 2626〜2628番古衣 打棄つる人は作者未詳
- 2629〜2632番逢はずとも 吾は怨みじ作者未詳
- 2633〜2636番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
- 2637〜2641番うちはなひ 鼻をぞ嚔つる作者未詳
- 2642〜2646番燈の かげに耀ふ作者未詳
- 2647〜2650番横雲の 空ゆ延き越し作者未詳
- 2651〜2655番難波人 葦火焚く屋の作者未詳
- 2656〜2661番天飛ぶや 輕の社の作者未詳
- 2662〜2666番吾妹子に またも逢はむと作者未詳
- 2667〜2670番眞袖もち 床うち拂ひ作者未詳
- 2671〜2674番この夜の 在明月夜作者未詳
- 2675〜2678番君が著る 三笠の山に作者未詳
- 2679〜2681番窓越しに 月おし照りて作者未詳
- 2682〜2685番韓衣 君にうち著せ作者未詳
- 2686〜2689番夜占問ふ 吾が袖に置く作者未詳
- 2690〜2693番白細布の 吾が衣手に作者未詳
- 2694〜2697番あしひきの 山鳥の尾の作者未詳
- 2698〜2702番往きて見て 來れば戀しき作者未詳
- 2703〜2708番眞薦刈る 大野川原の作者未詳
- 2709〜2713番吾妹子に 吾が戀ふらくは作者未詳
- 2714〜2719番もののふの 八十氏川の作者未詳
- 2720〜2724番水鳥の 鴨の住む池の作者未詳
- 2725〜2730番白細砂 三津の黃土の作者未詳
- 2731〜2735番牛窓の 浪の潮騷作者未詳
- 2736〜2742番風をいたみ 甚振る浪の作者未詳
- 2743〜2747番なかなかに 君に戀ひずは作者未詳
- 2748〜2751番大舟に 葦荷刈り積み作者未詳
- 2752〜2756番吾妹子を 聞き都賀野邊の作者未詳
- 2757〜2761番王の 御笠に縫へる作者未詳
- 2762〜2765番蘆垣の 中の似兒草作者未詳
- 2766〜2770番三島江の 入江の薦を作者未詳
- 2771〜2776番吾妹子が 袖をたのみて作者未詳
- 2777〜2781番疊薦 へだて編む數作者未詳
- 2782〜2786番さ寢かにば 誰とも宿めど作者未詳
- 2787〜2791番天地の 依り合ひの極作者未詳
- 2792〜2796番玉の緒の しま心にや作者未詳
- 2797〜2801番住吉の 濱に緣るとふ作者未詳
- 2802〜2807番念へども 念ひもかねつ作者未詳
- 2808〜2809番眉根搔き 嚔ひ紐解け作者未詳
- 2810〜2811番音のみを 聞きてや戀ひむ作者未詳
- 2812〜2813番吾妹子に 戀ひて術なみ作者未詳
- 2814〜2815番吾が戀は 慰めかねつ作者未詳
- 2816〜2819番うらぶれて 物な念ほし作者未詳
- 2820〜2823番斯くだにも 妹を待ちなむ作者未詳
- 2824〜2827番思ふ人 來むと知りせば作者未詳
- 2828〜2833番くれなゐの 濃染の衣を作者未詳
- 2834〜2840番大和の 室原の毛桃作者未詳
- 2841〜2845番我背子が 朝けの形作者未詳
- 2846〜2850番夜も寢ず 安くもあらず作者未詳
- 2851〜2856番人に見ゆる 表を結びて作者未詳
- 2857〜2863番菅の根の ねもころごろに作者未詳
- 2864〜2868番吾背子を 今か今かと作者未詳
- 2869〜2872番今は吾は 死なむよ吾妹作者未詳
- 2873〜2876番里人も 謂ひ繼ぐがね作者未詳
- 2877〜2880番何時となも 戀ひずありとは作者未詳
- 2881〜2885番立ちて居て 術のたどきも作者未詳
- 2886〜2891番他言は まこと言痛く作者未詳
- 2892〜2895番思ひ遣る すべのたどきも作者未詳
- 2896〜2899番うたがたも 言ひつつもあるか作者未詳
- 2900〜2903番吾妹子が 咲ひ眉引作者未詳
- 2904〜2907番戀ひ戀ひて 後も逢はむと作者未詳
- 2908〜2911番常斯くし 戀ふれば苦し作者未詳
- 2912〜2915番人の見て 言咎めせぬ作者未詳
- 2916〜2921番玉勝間 逢はむといふは作者未詳
- 2922〜2927番夕さらば 君に逢はむと作者未詳
- 2928〜2931番各自 人死すらし作者未詳
- 2932〜2935番情には 燃えておもへど作者未詳
- 2936〜2939番今は吾は 死なむよ我背作者未詳
- 2940〜2944番なまなかに 死なば安けむ作者未詳
- 2945〜2949番玉梓の 君が使を作者未詳
- 2950〜2955番吾妹子が 夜戸出の光儀作者未詳
- 2956〜2961番あらたまの 年月かねて作者未詳
- 2962〜2963番白妙の 袖敷かずて宿る作者未詳
- 2964〜2967番斯くのみし 在りける君を作者未詳
- 2968〜2971番橡の 一重衣の作者未詳
- 2972〜2976番赤帛の 純裏の衣作者未詳
- 2977〜2981番何故か 思はずあらむ作者未詳
- 2982〜2985番針はあれど 妹し無ければ作者未詳
- 2986〜2989番梓弓 引きみ弛べみ作者未詳
- 2990〜2994番をとめ等が 績麻の絡垜作者未詳
- 2995〜2998番逢ふよしの 出で來むまでは作者未詳
- 2999〜3002番水を多み 上に種蒔き作者未詳
- 3003〜3007番夕月夜 五更闇の作者未詳
- 3008〜3012番あしひきの 山を木高み作者未詳
- 3013〜3016番吾妹子や 吾を忘らすな作者未詳
- 3017〜3020番あしひきの 山河水の作者未詳
- 3021〜3024番隱沼の 下ゆは戀ひむ作者未詳
- 3025〜3029番石走る 垂水の水の作者未詳
- 3030〜3033番思ひ出でて 術なき時は作者未詳
- 3034〜3037番吾妹子に 戀ひ術なかり作者未詳
- 3038〜3041番斯く戀ひむ ものと知りせば作者未詳
- 3042〜3044番朝日さす 春日の小野に作者未詳
- 3045〜3047番朝霜の 消ぬべくのみや作者未詳
- 3048〜3052番御獵する 鴈羽の小野の作者未詳
- 3053〜3057番あしひきの 山菅の根の作者未詳
- 3058〜3062番うち日さす 宮にはあれど作者未詳
- 3063〜3066番淺茅原 小野に標結ふ作者未詳
- 3067〜3070番谷狹み 峯へ延ひたる作者未詳
- 3071〜3074番丹波道の 大江の山の作者未詳
- 3075〜3079番斯くしてぞ 人の死ぬとふ作者未詳
- 3080〜3083番わたつみの 沖に生ひたる作者未詳
- 3084〜3086番海處女 潛き取るとふ作者未詳
- 3087〜3090番眞菅よし 宗我の河原に作者未詳
- 3091〜3094番鴨すらも 己がつまどち作者未詳
- 3095〜3098番朝鴉 早くな鳴きそ作者未詳
- 3099〜3100番紫草を 草と別く別く作者未詳
- 3101〜3102番紫は 灰指すものぞ作者未詳
- 3103〜3104番逢はなくは 然もありなむ作者未詳
- 3105〜3106番人目多み 直に逢はずて作者未詳
- 3107〜3108番現身の 人目を繁み作者未詳
- 3109〜3110番慇懃に 思ふ吾妹を作者未詳
- 3111〜3112番すべもなき 片戀をすと作者未詳
- 3113〜3114番在り在りて 後も逢はむと作者未詳
- 3115〜3116番氣の緒に 吾が氣衝きし作者未詳
- 3117〜3118番門閉てて 戸も閉したるを作者未詳
- 3119〜3120番明日よりは 戀ひつつ在らむ作者未詳
- 3121〜3122番わが背子が 使を待つと作者未詳
- 3123〜3124番ただ獨 宿れど寢かねて作者未詳
- 3125〜3126番ひさかたの 雨のふる日を作者未詳
- 3127〜3130番度會の 大河の邊の作者未詳
- 3131〜3134番月易へて 君をば見むと作者未詳
- 3135〜3138番近くあれば 名のみも聞きて作者未詳
- 3139〜3144番玉桙の 道に出で立ち作者未詳
- 3145〜3150番吾妹子し 吾を偲ぶらし作者未詳
- 3151〜3155番よそのみに 君を相見て作者未詳
- 3156〜3159番鈴鹿河 八十瀬渡りて作者未詳
- 3160〜3162番沖つ浪 邊浪の來寄る作者未詳
- 3163〜3166番吾妹子に 觸るとはなしに作者未詳
- 3167〜3170番浪の間ゆ 雲居に見ゆる作者未詳
- 3171〜3174番難波潟 こぎ出し船の作者未詳
- 3175〜3179番若の浦に 袖さへぬれて作者未詳
- 3180〜3184番うらもなく 去にし君ゆゑ作者未詳
- 3185〜3189番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
- 3190〜3193番雲居なる 海山越えて作者未詳
- 3194〜3196番氣の緒に 吾が思ふ君は作者未詳
- 3197〜3202番住吉の 崖に向へる作者未詳
- 3203〜3208番雎鳩ゐる 渚にゐる舟の作者未詳
- 3209〜3210番春日なる 三笠の山に作者未詳
- 3211〜3212番靈の緒の 現し心や作者未詳
- 3213〜3214番十月 時雨の雨に作者未詳
- 3215〜3216番白妙の 袖の別を作者未詳
- 3217〜3218番荒津の海 吾幣奉り作者未詳
- 3219〜3220番豐國の 企救の長濱作者未詳
- 3348〜3352番夏麻引く 海上潟の作者未詳
- 3353〜3354番あらたまの 城柵の林に作者未詳
- 3355〜3359番天の原 富士の柴山作者未詳
- 3360番伊豆の海に 立つ白波の作者未詳
- 3361〜3366番足柄の 彼面此面に作者未詳
- 3367〜3372番百津島 足柄小船作者未詳
- 3373番多麻河に作者未詳
- 3374〜3377番武藏野に 占肩灼き作者未詳
- 3378〜3381番入間道の 大家が原の作者未詳
- 3382〜3383番馬來田の 嶺ろの篠葉の作者未詳
- 3384〜3387番葛飾の 眞間の手古名を作者未詳
- 3388〜3392番筑波嶺の 嶺ろに霞居作者未詳
- 3393〜3397番筑波嶺の 彼面此面に作者未詳
- 3398〜3401番人みなの 言は絕ゆとも作者未詳
- 3402〜3405番日の暮に 碓氷の山を作者未詳
- 3406〜3410番上毛野 佐野のくくだち作者未詳
- 3411〜3415番多胡の嶺に 寄綱延へて作者未詳
- 3416〜3419番上毛野 可保夜が沼の作者未詳
- 3420〜3423番上毛野 佐野の舟橋作者未詳
- 3424〜3425番下毛野 みかもの山の作者未詳
- 3426〜3428番會津嶺の 國をさ遠み作者未詳
- 3429〜3433番遠江 引佐細江の作者未詳
- 3434〜3437番上毛野 安蘇山黑葛作者未詳
- 3438〜3441番都武賀野に 鈴が音きこゆ作者未詳
- 3442〜3446番東路の 手兒の呼坂作者未詳
- 3447〜3451番草蔭の 安努な行かむと作者未詳
- 3452〜3454番おもしろき 野をばな燒きそ作者未詳
- 3455〜3459番戀しけば 來ませ我が背子作者未詳
- 3460〜3464番誰ぞこの 屋の戸押そぶる作者未詳
- 3465〜3469番高麗錦 紐解き放けて作者未詳
- 3470〜3473番相見ては 千年や去ぬる作者未詳
- 3474〜3477番殖竹の 本さへ響み作者未詳
- 3478〜3481番遠しとふ 故奈の白嶺に作者未詳
- 3482〜3485番から衣 襴のうち交へ作者未詳
- 3486〜3489番愛し妹を 弓束竝べ巻き作者未詳
- 3490〜3493番梓弓 末は依り寢む作者未詳
- 3494〜3496番兒毛知山 若鷄冠木の作者未詳
- 3497〜3499番河上の 根白高草作者未詳
- 3500〜3503番紫草は 根をかも竟ふる作者未詳
- 3504〜3507番春べ咲く 藤の末葉の作者未詳
- 3508〜3511番芝付の 美宇良埼なる作者未詳
- 3512〜3516番一嶺ろに 言はるものから作者未詳
- 3517〜3522番白雲の 絕えにし妹を作者未詳
- 3523〜3526番坂越えて 安倍の田の面に作者未詳
- 3527〜3530番沖に住も 小鴨の如作者未詳
- 3531〜3534番妹をこそ あひ見に來しか作者未詳
- 3535〜3537番己が男を 凡にな思ひそ作者未詳
- 3538〜3541番ひろ橋を 馬越しかねて作者未詳
- 3542〜3544番細石に 駒を馳させて作者未詳
- 3545〜3548番飛鳥河 堰くと知りせば作者未詳
- 3549〜3551番多由比潟 潮滿ちわたる作者未詳
- 3552〜3555番松が浦に 騷ゑうら立ち作者未詳
- 3556〜3559番鹽船の 置かれば悲し作者未詳
- 3560〜3564番眞金吹く 丹生の眞朱の作者未詳
- 3565〜3566番彼の兒ろと 宿ずやなりなむ作者未詳
- 3567〜3571番置きて行かば 妹はまがなし作者未詳
- 3572〜3576番何ど思へか 阿自久麻山の作者未詳
- 3577番愛し妹を 何處行かめと作者未詳
- 3578〜3581番武庫の浦の 入江の渚鳥作者未詳
- 3582〜3585番大船を 荒海に出だし作者未詳
- 3586〜3587番我が故に 思ひな瘦せそ作者未詳
- 3588番はろばろに 思ほゆるかも作者未詳
- 3589番夕されば 晩蟬來鳴く秦間満
- 3590番妹に逢はず あらば術無み作者未詳
- 3591〜3593番妹と在りし 時はあれども作者未詳
- 3594〜3597番潮待つと ありける船を作者未詳
- 3598〜3601番ぬばたまの 夜は明けぬらし作者未詳
- 3602〜3605番あをによし 奈良の都に作者未詳
- 3606〜3610番玉藻刈る 乎等女を過ぎて作者未詳
- 3611番大船に 眞楫繁貫き柿本人麻呂
- 3612〜3614番青丹よし 奈良の都に作者未詳
- 3615〜3616番わが故に 妹嘆くらし作者未詳
- 3617番石走る 瀧もとどろに大石蓑麻呂
- 3618〜3621番山河の 清き川瀨に作者未詳
- 3622〜3624番月よみの 光を淸み作者未詳
- 3630〜3633番眞楫貫き 船し行かずは作者未詳
- 3634〜3637番筑紫道の 可太の大島作者未詳
- 3638〜3639番これやこの 名に負ふ鳴門の作者未詳
- 3640〜3643番都方に 行かむ船もが作者未詳
- 3644〜3647番大君の 命恐み作者未詳
- 3648〜3651番海原の 沖邊に燭し作者未詳
- 3652〜3655番志珂の海人の 一日も闕ちず作者未詳
- 3656〜3658番秋萩に にほへる吾が裳作者未詳
- 3659〜3662番秋風は 日に日に吹きぬ作者未詳
- 3663〜3667番わたつみの 沖つ繩海苔作者未詳
- 3668〜3673番大君の 遠の朝廷と作者未詳
- 3674〜3680番草枕 旅を苦しみ作者未詳
- 3681〜3687番歸り來て 見むと思ひし作者未詳
- 3697〜3699番百船の 泊つる對馬の作者未詳
- 3700〜3706番あしひきの 山下耀る作者未詳
- 3707〜3713番秋山の 黄葉を插頭し作者未詳
- 3714〜3717番秋されば 戀しみ妹を作者未詳
- 3718〜3722番家島は 名にこそありけれ作者未詳
- 3723〜3726番あしひきの 山路越えむと狭野弟上娘子
- 3727〜3730番塵泥の 數にもあらぬ中臣宅守
- 3731〜3737番思ふ故に 逢ふものならば中臣宅守
- 3738〜3744番思ひつつ 寢ればかもとな中臣宅守
- 3745〜3749番命あらば 逢ふこともあらむ狭野弟上娘子
- 3750〜3753番天地の 至極のうらに狭野弟上娘子
- 3754〜3758番過所無しに 關飛び越ゆる中臣宅守
- 3759〜3762番たちかへり 泣けども吾は中臣宅守
- 3763〜3766番旅といへば 言にぞ易き中臣宅守
- 3767〜3774番魂は あしたゆふべに狭野弟上娘子
- 3775〜3778番あらたまの 年の緒長く作者未詳
- 3779〜3785番わが宿の 花橘は中臣宅守
- 3786〜3787番春さらば 插頭にせむと作者未詳
- 3788〜3790番無耳の 池し恨めし作者未詳
- 3794〜3802番愛しきやし 老夫の歌に作者未詳
- 3803番隱りのみ 戀ふれば苦し作者未詳
- 3804〜3805番斯くのみに ありけるものを作者未詳
- 3806番事しあらば 小泊瀬山の作者未詳
- 3807番安積香山 影さへ見ゆる作者未詳
- 3808番住吉の 小集樂に出でて作者未詳
- 3809番商變り 領らすとの作者未詳
- 3810番味飯を 水に釀み成し作者未詳
- 3814〜3815番眞珠は 緒絶しにきと作者未詳
- 3816番家にありし 櫃に鏁刺し穂積親王
- 3817〜3818番柄臼は 田廬のもとに河村王
- 3819〜3820番夕立の 雨うち零れば小鯛王
- 3821番美麗物 何所飽かじを児部女王
- 3822〜3823番橘の 寺の長屋に作者未詳
- 3824番さしなべに 湯沸かせ子ども長意吉麻呂
- 3825〜3831番食薦敷き 蔓菁煮持ち來長意吉麻呂
- 3832番枳の 棘原苅り除け忌部首
- 3833番虎に乘り 古屋を越えて境部王
- 3834番梨棗 黍に粟嗣ぎ作者未詳
- 3835番勝間田の 池は我知る作者未詳
- 3836番奈良山の 兒手柏の消奈行文
- 3837番久堅の 雨も降らぬか作者未詳
- 3838〜3839番吾妹子が 額に生ひたる安倍子祖父
- 3840〜3841番寺寺の 女餓鬼申さく作者未詳
- 3842〜3843番小兒ども 草はな苅りそ作者未詳
- 3844〜3845番ぬばたまの 斐太の大黑作者未詳
- 3846〜3847番法師らが 鬚の剃杭作者未詳
- 3848番新墾田の 鹿猪田の稻を忌部黒麻呂
- 3849〜3850番生死の 二つの海を作者未詳
- 3851番心をし 無何有の郷に作者未詳
- 3852番鯨魚取り 海や死する作者未詳
- 3853〜3854番石麻呂に 吾物申す大伴家持
- 3855〜3856番葛莢に 延ひおほどれる高宮王
- 3858〜3859番この頃の 吾が戀力作者未詳
- 3860〜3869番王の 遣さなくに作者未詳
- 3870番紫の 粉潟の海に作者未詳
- 3871番角島の 迫門の稚海藻は作者未詳
- 3872〜3873番吾が門の 榎の實もり喫む作者未詳
- 3874番所射鹿を 認ぐ河邊の作者未詳
- 3876番豐國の 企玖の池なる作者未詳
- 3877番くれなゐに 染めてし衣作者未詳
- 3881〜3883番大野路は 繁道森徑作者未詳
- 3887〜3889番天なるや 神樂良の小野に作者未詳
- 3890番我が夫子を 我が松原よ三野石守
- 3891〜3899番荒津の海 潮干潮滿ち作者未詳
- 3900番織女し 船乘りすらし大伴家持
- 3901〜3906番み冬つぎ 春はきたれど大伴家持
- 3909〜3910番橘は 常花にもが大伴書持
- 3911〜3913番あしひきの 山邊に居れば大伴家持
- 3914番ほととぎす 今し來鳴かば田口馬長
- 3915番あしひきの 山谷越えて山部赤人
- 3916〜3921番橘の にほへる香かも大伴家持
- 3922〜3925番降る雪の 白髮までに作者未詳
- 3926番大宮の 内にも外にも大伴家持
- 3927〜3930番草枕 旅ゆく君を大伴坂上郎女
- 3931〜3936番君により 吾が名はすでに平群氏女郎
- 3937〜3942番草枕 旅去にし君が平群氏女郎
- 3943〜3950番秋の田の 穗向見がてり作者未詳
- 3951〜3955番ひぐらしの 鳴きぬる時は作者未詳
- 3956番奈呉の海人の 釣する船は秦八千島
- 3960〜3961番庭に降る 雪は千重しく大伴家持
- 3965〜3966番春の花 今は盛に大伴家持
- 3967〜3968番山峽に 咲ける櫻を大伴池主
- 3976〜3977番さけりとも 知らずしあらば大伴家持
- 3983〜3984番あしひきの 山も近きを大伴家持
- 3988番ぬばたまの 月に向ひて大伴家持
- 3989〜3990番奈呉の海の 沖つ白波大伴家持
- 3995〜3998番玉ほこの 道に出で立ち作者未詳
- 3999番京方に 立つ日近づく大伴家持
- 4016番婦負の野の 薄押し靡べ高市黒人
- 4017〜4020番東風 いたく吹くらし大伴家持
- 4021番雄神河 くれなゐにほふ大伴家持
- 4022番鸕坂河 渡る瀬多み大伴家持
- 4023番婦負河の 早き瀬ごとに大伴家持
- 4024番立山の 雪し來らしも大伴家持
- 4025番之乎路から 直越え來れば大伴家持
- 4028番妹に逢はず 久しくなりぬ大伴家持
- 4029番珠洲の海に 朝びらきして大伴家持
- 4030番うぐひすは 今は鳴かむと大伴家持
- 4031番中臣の 太祝詞言大伴家持
- 4032〜4035番奈呉の海に 船暫し借せ田辺福麻呂
- 4036番如何にある 布勢の浦ぞも田辺福麻呂
- 4037番乎敷の埼 漕ぎ徘徊り大伴家持
- 4038〜4042番玉くしげ いつしか明けむ田辺福麻呂
- 4043番明日の日の 布勢の浦廻の大伴家持
- 4044〜4045番濱邊より 我が鞭ち行かば大伴家持
- 4046〜4051番神さぶる 垂姫の埼作者未詳
- 4052〜4055番ほととぎす 今鳴かずして作者未詳
- 4056〜4057番堀江には 玉敷かましを作者未詳
- 4058〜4060番橘の とをのたちばな作者未詳
- 4061〜4062番堀江より 水脈引きしつつ作者未詳
- 4063〜4064番常世物 この橘の大伴家持
- 4065番朝びらき 入江漕ぐなる山上臣
- 4066〜4069番卯の花の 咲く月立ちぬ作者未詳
- 4070番一本の なでしこ植ゑし大伴家持
- 4071〜4072番級離る 越の君らと大伴家持
- 4073〜4075番月見れば 同じ國なり大伴池主
- 4076〜4079番あしひきの 山は無くもが大伴家持
- 4080〜4081番常人の 戀ふと云ふよりは大伴坂上郎女
- 4082〜4084番天ざかる 鄙の奴に大伴家持
- 4085番燒刀を 礪波の關に大伴家持
- 4086〜4088番あぶら火の 光に見ゆる作者未詳
- 4093番英遠の浦に 寄する白波大伴家持
- 4110番左夫流兒が いつきし殿に大伴家持
- 4119番いにしへよ 偲びにければ大伴家持
- 4120〜4121番見まく欲り 思ひしなべに大伴家持
- 4124番我が欲りし 雨は降り來ぬ大伴家持
- 4128〜4131番草枕 旅の翁と大伴池主
- 4132〜4133番竪樣にも 彼にも横樣も大伴池主
- 4134番雪の上に 照れる月夜に大伴家持
- 4135番我が兄子が 琴取るなべに大伴家持
- 4136番あしひきの 山の木末の大伴家持
- 4137番正月たつ 春のはじめに大伴家持
- 4138番やぶなみの 里に宿借り大伴家持
- 4139〜4140番春の苑 くれなゐにほふ大伴家持
- 4141番春まけて 物がなしきに大伴家持
- 4142番春の日に 張れる柳を大伴家持
- 4143番もののふの 八十をとめ等が大伴家持
- 4144〜4145番燕來る 時になりぬと大伴家持
- 4146〜4147番夜ぐたちに 寢覺めて居れば大伴家持
- 4148〜4149番椙の野に さ躍る雉大伴家持
- 4150番朝床に 聞けば遙けし大伴家持
- 4151〜4153番今日の爲と 思ひて標めし大伴家持
- 4159番磯の上の 都萬麻を見れば大伴家持
- 4163番妹が袖 われまくらかむ大伴家持
- 4171〜4172番常人も 起きつつ聞くぞ大伴家持
- 4173番妹を見ず 越の國邊に大伴家持
- 4174番春の裏の 樂しき終へば大伴家持
- 4175〜4176番ほととぎす 今來喧き始む大伴家持
- 4184番山吹の 花とり持ちて作者未詳
- 4194〜4196番ほととぎす 鳴き渡りぬと大伴家持
- 4197〜4198番妹に似る 草と見しより大伴家持
- 4199〜4202番藤浪の 影なす海の作者未詳
- 4203番家に行きて 何を語らむ久米広縄
- 4204〜4205番吾が兄子が 捧げて持たる作者未詳
- 4206番澁溪を さして吾が行く大伴家持
- 4213番東風を疾み 奈呉の浦廻に大伴家持
- 4217番卯の花を 腐す霖雨の大伴家持
- 4218番鮪衝くと 海人の燭せる大伴家持
- 4219番吾が屋戸の 萩咲きにけり大伴家持
- 4222〜4223番この時雨 いたくな降りそ作者未詳
- 4224番朝霧の たなびく田居に光明皇后
- 4225番あしひきの 山の黄葉に大伴家持
- 4226番この雪の 消遺る時に大伴家持
- 4229番新たしき 年のはじめは大伴家持
- 4230番降る雪を 腰になづみて大伴家持
- 4231番瞿麥は 秋咲くものを久米広縄
- 4232番雪の島 巖に殖ゑたる蒲生娘子
- 4233〜4234番うち羽振き 鷄は鳴くとも作者未詳
- 4235番天雲を ほろに踏みあたし県犬養三千代
- 4238番君が往き もし久ならば大伴家持
- 4239番二上の 峯の上の繁に大伴家持
- 4240番大船に 眞梶繁貫き光明皇后
- 4241番春日野に 齋く御室の藤原清河
- 4242番天雲の 去き還りなむ藤原仲麻呂
- 4243番住吉に 齋く祝が多治比土作
- 4244番あらたまの 年の緒長く藤原清河
- 4247番天雲の 遠隔の極阿倍老人
- 4248〜4249番あらたまの 年の緒長く大伴家持
- 4250番しなざかる 越に五箇年大伴家持
- 4251番玉ほこの 道に出で立ち大伴家持
- 4252〜4253番君が家に 植ゑたる萩の作者未詳
- 4256番古に 君の三代經て大伴家持
- 4257〜4259番手束弓 手に取り持ちて作者未詳
- 4260〜4261番皇は 神にし坐せば作者未詳
- 4262〜4263番韓國に 往き足らはして作者未詳
- 4268番この里は 繼ぎて霜や置く孝謙天皇
- 4269〜4272番外のみに 見てはありしを作者未詳
- 4273〜4278番天地と 相榮えむと作者未詳
- 4279〜4281番能登河の 後には逢はむ作者未詳
- 4282〜4284番事繁み 相問はなくに作者未詳
- 4285〜4287番大宮の 內にも外にも大伴家持
- 4288番河渚にも 雪は降れれし大伴家持
- 4289番青柳の 秀つ枝攀ぢ執り大伴家持
- 4290〜4291番春の野に大伴家持
- 4292番うらうらに大伴家持
- 4293〜4294番あしひきの 山行きしかば作者未詳
- 4295〜4297番高圓の 尾花吹き越す作者未詳
- 4298〜4300番霜の上に 霰たばしり作者未詳
- 4301番稻見野の あから柏は安宿王
- 4302〜4303番山吹は 撫でつつ生さむ作者未詳
- 4304番山吹の 花の盛に大伴家持
- 4305番木の暗の 繁き尾の上を大伴家持
- 4306〜4313番初秋風 涼しき夕大伴家持
- 4314番八千種に 草木を植ゑて大伴家持
- 4315〜4320番宮人の 袖つけ衣大伴家持
- 4321〜4327番畏きや 命被ふり作者未詳
- 4328〜4330番大君の 命かしこみ作者未詳
- 4334〜4336番海原を 遠く渡りて大伴家持
- 4337〜4346番水鳥の 發ちの急ぎに作者未詳
- 4347〜4359番家にして 戀ひつつあらずは作者未詳
- 4363〜4371番難波津に 御船下すゑ作者未詳
- 4373〜4383番今日よりは 顧みなくて作者未詳
- 4384〜4394番曉の かはたれ時に作者未詳
- 4395〜4397番龍田山 見つつ越え來し大伴家持
- 4401〜4403番韓衣 裾に取りつき作者未詳
- 4404〜4407番難波道を 往きて來までと作者未詳
- 4413〜4424番枕刀 腰に取り佩き作者未詳
- 4425番防人に作者未詳
- 4426〜4432番天地の 神に幣置き作者未詳
- 4433〜4435番朝なさな 揚る雲雀に作者未詳
- 4436番闇の夜の 行く先知らず作者未詳
- 4437番ほととぎす 猶も鳴かなむ元正天皇
- 4438番ほととぎす 此處に近くを薩妙観
- 4439番松が枝の 地に著くまで石川命婦
- 4440〜4441番足柄の 八重山越えて作者未詳
- 4442〜4444番我が兄子が 宿のなでしこ作者未詳
- 4445番うぐひすの 聲は過ぎぬと大伴家持
- 4446〜4448番我が宿に 咲けるなでしこ作者未詳
- 4449〜4451番なでしこが 花取り持ちて作者未詳
- 4452〜4453番をとめらが 玉裳裾びく作者未詳
- 4454番高山の 巖に生ふる橘諸兄
- 4455〜4456番あかねさす 晝はたたびて作者未詳
- 4457〜4459番住吉の 濱松が根の作者未詳
- 4460〜4462番堀江漕ぐ 伊豆手の船の大伴家持
- 4463〜4464番ほととぎす まづ鳴く朝け大伴家持
- 4468〜4469番現身は 數なき身なり大伴家持
- 4470番泡沫なす 假れる身ぞとは大伴家持
- 4471番消殘りの 雪に合へ照る大伴家持
- 4472〜4473番大君の 命かしこみ作者未詳
- 4474番群鳥の 朝立ち往にし大伴家持
- 4475〜4476番初雪は 千重に降りしけ大原今城
- 4477番夕霧に 千鳥の鳴きし円方女王
- 4478番佐保河に 凍り渡れる大原桜井
- 4479〜4480番朝夕に 哭のみし泣けば作者未詳
- 4481番あしひきの 八峯の椿大伴家持
- 4482番堀江越え 遠き里まで藤原執弓
- 4483番移り行く 時見る毎に大伴家持
- 4484〜4485番咲く花は うつろふ時あり大伴家持
- 4486〜4487番天地を 照らす日月の作者未詳
- 4488〜4490番み雪降る 冬は今日のみ作者未詳
- 4491番大き海の 水底深く石川女郎
- 4492番月數めば いまだ冬なり大伴家持
- 4493番始春の 初子の今日の大伴家持
- 4494番水鳥の 鴨の羽の色の大伴家持
- 4495番うち靡く 春とも著く大伴家持
- 4496〜4505番怨めしく 君はもあるか作者未詳
- 4506〜4510番高圓の 野の上の宮は作者未詳
- 4511〜4513番鴛鴦の住む 君がこの山齋作者未詳
- 4514番蒼海原 風波なびき大伴家持
- 4515番秋風の すゑ吹き靡く大伴家持
- 4516番新しき大伴家持
長歌(五七をくり返し、五七七で結ぶ)637首
約260首。柿本人麻呂が完成させ、山上憶良・大伴家持らも詠んだ。多くは反歌を伴う。
- 1番籠もよ み籠持ち雄略天皇
- 2番大和には 群山あれど舒明天皇
- 3〜4番やすみしし わが大王の中皇命
- 5〜6番霞立つ 長き春日の軍王
- 13〜15番香具山は中大兄皇子
- 16番冬ごもり 春さり來れば額田王
- 17〜18番味酒 三輪の山額田王
- 25〜26番み吉野の 耳我の嶺に天武天皇
- 29〜31番玉襷 畝火の山の柿本人麻呂
- 36〜37番やすみしし 吾大王の柿本人麻呂
- 38〜39番やすみしし 吾大王 神ながら柿本人麻呂
- 45〜49番やすみしし 吾大王 高照らす柿本人麻呂
- 50番やすみしし 吾大王 高照す 日の皇子藤原宮の役民
- 52〜53番やすみしし わご大王 高照す作者未詳
- 79〜80番天皇の 御命かしこみ作者未詳
- 131〜134番石見の海 角の浦回を柿本人麻呂
- 135〜137番つぬさはふ 石見の海の柿本人麻呂
- 138〜139番石見の海 津の浦を無み柿本人麻呂
- 150番現身し 神に堪へねば婦人(姓氏未詳)
- 153番鯨魚取り 淡海の海を倭姫王
- 155番やすみしし わご大王の かしこきや額田王
- 159番やすみしし 我大王の 夕されば持統天皇
- 162番明日香の 清御原の宮に持統天皇
- 167〜170番天地の 初の時柿本人麻呂
- 194〜195番飛ぶ鳥の 明日香の河の柿本人麻呂
- 196〜198番飛ぶ鳥の 明日香の河の 上つ瀬に 石橋渡し柿本人麻呂
- 199〜202番かけまくも ゆゆしきかも柿本人麻呂
- 204〜206番やすみしし わが王 高光る 日の皇子置始東人
- 207〜209番天飛ぶや 輕の路は柿本人麻呂
- 210〜212番現身と 念ひし時に柿本人麻呂
- 213〜216番現身と 念ひし時柿本人麻呂
- 217〜219番秋山の したぶる妹柿本人麻呂
- 220〜222番玉藻よし 讃岐の國は柿本人麻呂
- 230〜234番梓弓 手に取り持ちて笠金村
- 239〜241番やすみしし 吾大王 高光る わが日の皇子の柿本人麻呂
- 257〜260番天降りつく 天の香具山鴨足人
- 261〜262番やすみしし 吾大王 高輝る 日の皇子柿本人麻呂
- 315〜316番み吉野の 芳野の宮は大伴旅人
- 317〜318番天地の 分れし時ゆ山部赤人
- 319〜321番なまよみの 甲斐の國高橋虫麻呂
- 322〜323番皇神祖の 神の命の山部赤人
- 324〜325番三諸の 神名備山に山部赤人
- 366〜367番越の海の 角鹿の濱ゆ笠金村
- 372〜373番春日を 春日の山の山部赤人
- 379〜380番ひさかたの 天の原ゆ大伴坂上郎女
- 382〜383番鷄が鳴く 東の國に丹比国人
- 388〜389番海若は 靈しきものか作者未詳
- 420〜422番なゆ竹の とをよる皇子丹生王
- 423〜425番つぬさはふ 磐余の道を山前王
- 431〜433番古に 在りけむ人の山部赤人
- 443〜445番天雲の 向伏す國の大伴三中
- 460〜461番たくづぬの 新羅の國ゆ大伴坂上郎女
- 466〜469番吾が屋前に 花ぞ咲きたる大伴家持
- 475〜477番かけまくも あやにかしこし大伴家持
- 478〜480番かけまくも あやにかしこし わが王大伴家持
- 481〜483番白妙の 袖さし交へて高橋朝臣
- 485〜487番神代より 生れ繼ぎ來れば岡本天皇
- 509〜510番臣女の 匣に乘れる丹比笠麻呂
- 534〜535番遠嬬の 此間に在らねば安貴王
- 543〜545番天皇の 行幸のまにま笠金村
- 546〜548番三香の原 旅の宿りに笠金村
- 619〜620番押照る 難波の菅の大伴坂上郎女
- 723〜724番常世にと 吾が行かなくに大伴坂上郎女
- 794〜799番大王の 遠の朝廷と山上憶良
- 800〜801番父母を 見れば尊し山上憶良
- 802〜803番瓜食めば山上憶良
- 804〜805番世間の 術なきものは山上憶良
- 813〜814番懸けまくは あやに畏し山上憶良
- 886〜891番うち日さす 宮へ上ると山上憶良
- 892〜893番風雜り 雨降る夜の山上憶良
- 894〜896番神代より 言傳て來らく山上憶良
- 897〜903番たまきはる 現の限は山上憶良
- 904〜906番世の人の 貴み願ふ作者未詳(山上憶良の作とする説が有力)
- 907〜912番瀧の上の 三舟の山に笠金村
- 913〜916番味凝 あやに羨しく車持千年
- 917〜919番やすみしし わご大王の 常宮と山部赤人
- 920〜922番あしひきの み山も清に笠金村
- 923〜927番やすみしし わご大王の 高知らす山部赤人
- 928〜930番押照る 難波の國は笠金村
- 931〜932番鯨魚取り 濱邊を清み車持千年
- 933〜934番天地の 遠きが如く山部赤人
- 935〜937番名寸隅の 船瀨ゆ見ゆる笠金村
- 938〜941番やすみしし 吾が大王の 神ながら山部赤人
- 942〜945番あぢさはふ 妹が目かれて山部赤人
- 946〜947番御食向ふ 淡路の島に山部赤人
- 948〜949番眞葛はふ 春日の山は作者未詳
- 963番大汝 少彦名の大伴坂上郎女
- 971〜972番白雲の 龍田の山の高橋虫麻呂
- 973〜974番食國の 遠の朝廷に聖武天皇
- 1005〜1006番やすみしし 我大王の 見し給ふ山部赤人
- 1019〜1023番石上 布留の尊は作者未詳
- 1047〜1049番やすみしし 吾大王の 高敷かす田辺福麻呂
- 1050〜1052番現つ神 わが皇の 天の下田辺福麻呂
- 1053〜1058番吾が皇 神の命の田辺福麻呂
- 1059〜1061番三香の原 久邇の京師は田辺福麻呂
- 1062〜1064番やすみしし 吾が大王の 在り通ふ田辺福麻呂
- 1065〜1067番八千桙の 神の御世より田辺福麻呂
- 1428番押照る 難波を過ぎて作者未詳
- 1429〜1430番をとめ等が 挿頭のために作者未詳
- 1453〜1455番玉襷 懸けぬ時無く笠金村
- 1507〜1509番いかといかと ある吾が屋前に大伴家持
- 1520〜1522番牽牛は 織女と山上憶良
- 1629〜1630番ねもころに 物を念へば大伴家持
- 1738〜1739番しなが鳥 安房に繼ぎたる作者未詳
- 1740〜1741番春の日の 霞める時に作者未詳
- 1742〜1743番しなでる 片足羽河の作者未詳
- 1747〜1748番白雲の 龍田の山の作者未詳
- 1749〜1750番白雲の 立田の山を作者未詳
- 1751〜1752番島山を い行き廻る作者未詳
- 1753〜1754番衣手 常陸の國の作者未詳
- 1755〜1756番鶯の 生卵の中に作者未詳
- 1757〜1758番草枕 旅の憂を作者未詳
- 1759〜1760番鷲の住む 筑波の山の作者未詳
- 1761〜1762番三諸の 神奈備山に作者未詳
- 1764〜1765番ひさかたの 天の河原に作者未詳
- 1780〜1781番牡牛の 三宅の埼に作者未詳
- 1785〜1786番人と成る 事は難きを笠金村
- 1787〜1789番うつせみの 世の人なれば笠金村
- 1790〜1791番秋萩を 妻問ふ鹿こそ遣唐使の母
- 1792〜1794番白玉の 人のその名を作者未詳
- 1800番小垣内の 麻を引き干し作者未詳
- 1801〜1803番古の 益荒壯士の作者未詳
- 1804〜1806番父母が 成しのまにまに作者未詳
- 1807〜1808番鷄が鳴く 吾妻の國に作者未詳
- 1809〜1811番葦屋の 菟原處女の作者未詳
- 1937〜1938番丈夫が 出で立ち向ふ作者未詳
- 2089〜2090番乾坤の はじめの時ゆ作者未詳
- 2092〜2093番天地と 別れし時ゆ作者未詳
- 3221番冬ごもり 春さり來れば作者未詳
- 3222番三諸は 人の守る山作者未詳
- 3223〜3224番霹靂の 日かをる空の作者未詳
- 3225〜3226番天雲の 影さへ見ゆる作者未詳
- 3227〜3229番葦原の 瑞穂の國に作者未詳
- 3230〜3231番幣帛を 奈良より出でて作者未詳
- 3232〜3233番斧取りて 丹生の檜山の作者未詳
- 3234〜3235番やすみしし わご大皇作者未詳
- 3236〜3238番空みつ 大和の國作者未詳
- 3239番近江の海 泊八十あり作者未詳
- 3240〜3241番大王の 命恐み作者未詳
- 3242番百岐年 美濃の國の作者未詳
- 3243〜3244番處女等が 麻笥に垂れたる作者未詳
- 3245〜3246番天橋も 長くもがも作者未詳
- 3247番渟名河の 底なる玉作者未詳
- 3248〜3249番敷島の 日本の國に作者未詳
- 3250〜3252番蜻蛉島 日本の國は作者未詳
- 3253〜3254番葦原の 水穗の國は作者未詳
- 3255〜3257番古ゆ 言ひ續ぎ來らく作者未詳
- 3258〜3259番あらたまの 年は來去きて作者未詳
- 3260〜3262番小治田の 愛智の水を作者未詳
- 3263〜3265番隱國の 泊瀬の河の作者未詳
- 3266〜3267番春されば 花咲きををり作者未詳
- 3268〜3269番三諸の 神奈備山ゆ作者未詳
- 3270〜3271番さし燒かむ 少屋の醜屋に作者未詳
- 3272〜3273番うち延へて 思ひし小野は作者未詳
- 3274〜3275番爲む術の たづきを知らに作者未詳
- 3276〜3277番百足らず 山田の道を作者未詳
- 3278〜3279番赤駒の 厩立て作者未詳
- 3280〜3283番妾が背子は 待てど來まさず作者未詳
- 3284〜3288番菅の根の ねもころごろに作者未詳
- 3289〜3290番御佩を 劍の池の作者未詳
- 3291〜3292番み芳野の 眞木立つ山に作者未詳
- 3293〜3294番み吉野の 御金の嶽に作者未詳
- 3295〜3296番うち日さつ 三宅の原ゆ作者未詳
- 3297〜3298番玉だすき かけぬ時無く作者未詳
- 3299番見渡しに 妹らは立たし作者未詳
- 3300番押照る 難波の埼に作者未詳
- 3301番神風の 伊勢の海の作者未詳
- 3302番紀伊國の 室の江の邊に作者未詳
- 3303〜3304番里人の 吾に告ぐらく作者未詳
- 3305〜3309番物念はず 道行きなむも作者未詳
- 3310〜3313番隱口の 泊瀬の國に作者未詳
- 3314〜3317番つぎねふ 山城道を作者未詳
- 3318〜3322番紀の國の 濱に寄るとふ作者未詳
- 3323番階立つ 筑摩狹額田作者未詳
- 3324〜3325番かけまくも あやにかしこし作者未詳
- 3326番磯城島の 大和の國に作者未詳
- 3327〜3328番百小竹の 三野の王作者未詳
- 3329番白雲の たなびく國の作者未詳
- 3330〜3332番隱口の 長谷の川の作者未詳
- 3333〜3334番王の 御命恐み作者未詳
- 3335〜3338番玉桙の 道行き人は作者未詳
- 3339〜3343番玉桙の 道に出で立ち調使首
- 3344〜3345番この月は 君來たらむと作者未詳
- 3346〜3347番見が欲れば 雲井に見ゆる作者未詳
- 3625〜3626番夕されば 葦邊に騷ぎ丹比大夫
- 3627〜3629番朝されば 妹が手に纏く作者未詳
- 3688〜3690番天皇の 遠の朝廷と作者未詳
- 3691〜3693番天地と 共にもがもと葛井子老
- 3694〜3696番わたつみの 恐き路を六鯖
- 3791〜3793番綠子の 若子が身には竹取翁
- 3811〜3813番さ丹づらふ 君が御言と作者未詳
- 3857番飯喫めど 甘くもあらず作者未詳
- 3875番琴酒を 押垂小野ゆ作者未詳
- 3878〜3879番梯立の 熊來のやらに作者未詳
- 3880番加島嶺の 机の島の作者未詳
- 3885番愛子 汝夫の君作者未詳
- 3886番押照るや 難波の小江に作者未詳
- 3907〜3908番山城の 久邇の都は境部老麻呂
- 3957〜3959番天離る 鄙治めにと大伴家持
- 3962〜3964番大王の 任のまにまに大伴家持
- 3969〜3972番大君の 任のまにまに大伴家持
- 3973〜3975番大君の 命かしこみ大伴池主
- 3978〜3982番妹も吾も 心は同じ大伴家持
- 3985〜3987番射水河 い行き廻れる大伴家持
- 3991〜3992番もののふの 八十伴の緒の大伴家持
- 3993〜3994番藤浪は 咲きて散りにき大伴池主
- 4000〜4002番天離る 鄙に名懸かす大伴家持
- 4003〜4005番朝日さし 背向に見ゆる大伴池主
- 4006〜4007番かき數ふ 二上山に大伴家持
- 4008〜4010番あをによし 奈良を來離れ大伴池主
- 4011〜4015番大王の 遠の朝廷ぞ大伴家持
- 4089〜4092番高御座 天の日嗣と大伴家持
- 4094〜4097番葦原の 瑞穂の國を大伴家持
- 4098〜4100番高御座 天の日嗣と大伴家持
- 4101〜4105番珠洲の海人の 沖つ御神に大伴家持
- 4106〜4109番大己貴 少彦名の大伴家持
- 4111〜4112番かけまくも あやにかしこし大伴家持
- 4113〜4115番大君の 遠の朝廷と大伴家持
- 4116〜4118番大君の 任のまにまに大伴家持
- 4122〜4123番天皇の 敷きます國の大伴家持
- 4125〜4127番天照す 神の御代より大伴家持
- 4154〜4155番あしひきの 山坂越えて大伴家持
- 4156〜4158番あらたまの 年往き更り大伴家持
- 4160〜4162番天地の 遠き始よ大伴家持
- 4164〜4165番ちちの實の 父の命大伴家持
- 4166〜4168番毎時に いや珍らしく大伴家持
- 4169〜4170番霍公鳥 來鳴く五月に大伴家持
- 4177〜4179番我が兄子と 手携はりて大伴家持
- 4180〜4183番春過ぎて 夏來向へば大伴家持
- 4185〜4186番現身は 戀を繁みと大伴家持
- 4187〜4188番念ふどち ますらをのこの大伴家持
- 4189〜4191番天離る 夷としあれば大伴家持
- 4192〜4193番桃の花 くれなゐ色に大伴家持
- 4207〜4208番此間にして 背向に見ゆる大伴家持
- 4209〜4210番谷近く 家は居れども久米広縄
- 4211〜4212番古に ありけるわざの大伴家持
- 4214〜4216番天地の 初の時ゆ大伴家持
- 4220〜4221番海神の 神の命の大伴坂上郎女
- 4227〜4228番大殿の この廻の三形沙弥
- 4236〜4237番天地の 神は無かれや作者未詳
- 4245〜4246番虚みつ やまとの國作者未詳
- 4254〜4255番秋津島 倭の國を大伴家持
- 4264〜4265番空みつ 倭の國は孝謙天皇
- 4266〜4267番あしひきの 八峯の上の大伴家持
- 4331〜4333番天皇の 遠の朝廷と大伴家持
- 4360〜4362番天皇の 遠き御代にも大伴家持
- 4372番足柄の み坂た廻り倭文部可良麻呂
- 4398〜4400番大王の 命かしこみ大伴家持
- 4408〜4412番大王の 任のまにまに大伴家持
- 4465〜4467番ひさかたの 天の戸開き大伴家持
旋頭歌(五七七五七七)54首
約60首。上と下の三句ずつが同じ形をとり、問答や唱和から生まれた形と考えられている。
- 529番佐保河の 岸のつかさの大伴坂上郎女
- 1018番白珠は 人に知らえず作者未詳
- 1267番百磯城の 大宮人の作者未詳
- 1272番劒の後柿本人麻呂歌集
- 1273〜1277番住吉の 波豆麻の公が作者未詳
- 1278〜1283番夏影の 房の下に作者未詳
- 1284〜1289番橋立の 倉椅川の 河のしづ菅作者未詳
- 1290〜1295番海の底 沖つ玉藻の作者未詳
- 1547番さを鹿の 萩に貫き置ける藤原八束
- 1549番射部立てて 跡見の岳邊の紀鹿人
- 1610番高圓の 秋野の上の丹生女王
- 1887〜1888番春日なる 三笠の山に作者未詳
- 2309〜2311番祝部等が 齋ふ社の作者未詳
- 2351〜2356番新室の 壁草刈りに作者未詳
- 2357〜2362番朝戸出の 君が足結を作者未詳
- 2363〜2367番岡崎の たみたる道を作者未詳
- 4026〜4027番鳥總立て 船木伐るといふ大伴家持
仏足石歌(五七五七七七)1首
奈良の薬師寺の仏足石歌碑に刻まれた歌の形。万葉集では巻第十六の1首だけ。
巻順で探す
巻第一84首
1〜84番。雑歌のみの巻。雄略天皇の歌を巻頭に置き、舒明天皇から元明天皇の代まで、天皇の代ごとに宮廷の歌を並べる。
- 1番籠もよ み籠持ち雄略天皇
- 2番大和には 群山あれど舒明天皇
- 3〜4番やすみしし わが大王の中皇命
- 5〜6番霞立つ 長き春日の軍王
- 7番秋の野の額田王
- 8番熟田津に額田王
- 9番莫囂圓隣之額田王
- 10〜12番君が代も中皇命
- 13〜15番香具山は中大兄皇子
- 16番冬ごもり 春さり來れば額田王
- 17〜18番味酒 三輪の山額田王
- 19番綜麻形の井戸王
- 20番あかねさす額田王
- 21番紫草の にほへる妹を大海人皇子
- 22番河の上の吹芡刀自
- 23〜24番打麻を時の人・麻続王
- 25〜26番み吉野の 耳我の嶺に天武天皇
- 27番淑人の天武天皇
- 28番春過ぎて持統天皇
- 29〜31番玉襷 畝火の山の柿本人麻呂
- 32〜33番古りにし高市古人
- 34番白浪の川島皇子
- 35番これやこの阿閉皇女
- 36〜37番やすみしし 吾大王の柿本人麻呂
- 38〜39番やすみしし 吾大王 神ながら柿本人麻呂
- 40〜42番英虞の浦に柿本人麻呂
- 43番吾背子は当麻真人麻呂の妻
- 44番吾妹子を石上麻呂
- 45〜49番やすみしし 吾大王 高照らす柿本人麻呂
- 50番やすみしし 吾大王 高照す 日の皇子藤原宮の役民
- 51番釆女の志貴皇子
- 52〜53番やすみしし わご大王 高照す作者未詳
- 54〜56番巨勢山の坂門人足・調首淡海・春日蔵首老
- 57番引馬野に長意吉麻呂
- 58番何所にか高市黒人
- 59番ながらふる誉謝女王
- 60番暮に逢ひて長皇子
- 61番丈夫が舎人娘子
- 62番在嶺よし春日蔵首老
- 63番いざ子ども山上憶良
- 64番葦邊ゆく志貴皇子
- 65番霰うつ長皇子
- 66番大伴の 高師の濱の置始東人
- 67番旅にして高安大島
- 68番大伴の 美津の濱なる身人部王
- 69番草枕 旅行く君と清江娘子
- 70番大和には高市黒人
- 71番大和戀ひ忍坂部乙麻呂
- 72番玉藻苅る藤原宇合
- 73番吾妹子を はや見濱風長皇子
- 74番み吉野の 山の下風の作者未詳(文武天皇か)
- 75番宇治間山長屋王
- 76〜77番丈夫の 鞆の音すなり元明天皇・御名部皇女
- 78番飛ぶ鳥の元明天皇
- 79〜80番天皇の 御命かしこみ作者未詳
- 81〜83番山の邊の長田王
- 84番秋さらば長皇子
巻第二150首
85〜234番。相聞と挽歌の巻。巻第一と対になり、仁徳天皇の皇后磐姫の歌から奈良遷都のころまでを天皇の代ごとに収める。
- 85〜89番君が行磐姫皇后
- 90番君が行 日長くなりぬ 山たづの衣通王
- 91〜92番妹が家も天智天皇・鏡王女
- 93〜94番玉匣 覆ふを安み鏡王女・藤原鎌足
- 95番吾はもや藤原鎌足
- 96〜100番み薦苅る久米禅師・石川郎女
- 101〜102番玉葛 實ならぬ樹には大伴安麻呂・巨勢郎女
- 103〜104番わが里に天武天皇・藤原夫人
- 105〜106番わが背子を大伯皇女
- 107番あしひきの 山の雫に大津皇子
- 108番吾を待つと石川郎女
- 109番大船の大津皇子
- 110番大名兒草壁皇子
- 111〜112番古に 戀ふる鳥かも弓削皇子・額田王
- 113番み吉野の 玉松が枝は額田王
- 114番秋の田の 穂向のよれる但馬皇女
- 115番後れゐて但馬皇女
- 116番人言を但馬皇女
- 117〜118番丈夫や 片戀せむと舎人皇子・舎人娘子
- 119〜122番芳野河 行く瀬の早み弓削皇子
- 123〜125番たけばぬれ三方沙弥・園臣生羽の娘
- 126〜128番遊士と石川女郎・大伴田主
- 129番古りにし石川女郎
- 130番丹生の河長皇子
- 131〜134番石見の海 角の浦回を柿本人麻呂
- 135〜137番つぬさはふ 石見の海の柿本人麻呂
- 138〜139番石見の海 津の浦を無み柿本人麻呂
- 140番勿念ひと依羅娘子
- 141〜142番磐代の有間皇子
- 143〜144番磐代の 崖の松が枝長意吉麻呂
- 145番鳥翔なす山上憶良
- 146番後見むと柿本人麻呂歌集
- 147番天の原倭姫王
- 148番青旗の倭姫王
- 149番人はよし倭姫王
- 150番現身し 神に堪へねば婦人(姓氏未詳)
- 151〜152番斯からむと額田王・舎人吉年
- 153番鯨魚取り 淡海の海を倭姫王
- 154番さざなみの 大山守は石川夫人
- 155番やすみしし わご大王の かしこきや額田王
- 156〜158番三諸の 神の神杉高市皇子
- 159番やすみしし 我大王の 夕されば持統天皇
- 160〜161番燃ゆる火も持統天皇
- 162番明日香の 清御原の宮に持統天皇
- 163〜164番神風の 伊勢の國にも大伯皇女
- 165〜166番現身の大伯皇女
- 167〜170番天地の 初の時柿本人麻呂
- 171〜193番高光る 我が日の皇子の草壁皇子の舎人たち
- 194〜195番飛ぶ鳥の 明日香の河の柿本人麻呂
- 196〜198番飛ぶ鳥の 明日香の河の 上つ瀬に 石橋渡し柿本人麻呂
- 199〜202番かけまくも ゆゆしきかも柿本人麻呂
- 203番零る雪は穂積皇子
- 204〜206番やすみしし わが王 高光る 日の皇子置始東人
- 207〜209番天飛ぶや 輕の路は柿本人麻呂
- 210〜212番現身と 念ひし時に柿本人麻呂
- 213〜216番現身と 念ひし時柿本人麻呂
- 217〜219番秋山の したぶる妹柿本人麻呂
- 220〜222番玉藻よし 讃岐の國は柿本人麻呂
- 223番鴨山の柿本人麻呂
- 224〜225番今日今日と依羅娘子
- 226〜227番荒浪に丹比真人
- 228〜229番妹が名は河辺宮人
- 230〜234番梓弓 手に取り持ちて笠金村
巻第三249首
235〜483番。雑歌・譬喩歌・挽歌の巻。柿本人麻呂・山部赤人・大伴旅人・山上憶良らの歌が多い。
- 235番皇は 神にしませば柿本人麻呂
- 236番不聽といへど持統天皇
- 237番いなといへど志斐嫗
- 238番大宮の 內まで聞ゆ長意吉麻呂
- 239〜241番やすみしし 吾大王 高光る わが日の皇子の柿本人麻呂
- 242番瀧の上の 三船の山に弓削皇子
- 243番王は 千歳にまさむ春日王
- 244番み吉野の 三船の山に作者未詳
- 245〜246番聞きし如長田王
- 247番奧つ浪石川大夫
- 248番隼人の 薩摩の迫門を長田王
- 249〜256番三津の埼柿本人麻呂
- 257〜260番天降りつく 天の香具山鴨足人
- 261〜262番やすみしし 吾大王 高輝る 日の皇子柿本人麻呂
- 263番馬ないたく刑部垂麻呂
- 264番もののふの 八十氏河の柿本人麻呂
- 265番苦しくも 零り來る雨か長意吉麻呂
- 266番淡海の海柿本人麻呂
- 267番鼯鼠は志貴皇子
- 268番吾背子が 古家の里の長屋王
- 269番人見ずば阿倍女郎
- 270〜277番旅にして 物戀しきに高市黒人
- 278番志可の海人は石川君子
- 279〜280番吾妹子に 猪名野は見せつ高市黒人
- 281番白菅の 眞野の榛原高市黒人の妻
- 282番つぬさはふ 磐余も過ぎず春日老
- 283番住吉の 得名津に立ちて高市黒人
- 284番燒津邊に春日老
- 285番栲領巾の丹比笠麻呂
- 286番宜しなべ春日老
- 287番此處にして石上卿
- 288番吾が命し穂積老
- 289〜290番天の原 ふりさけ見れば間人大浦
- 291番眞木の葉の小田事
- 292〜295番ひさかたの 天の探女が角麻呂
- 296〜297番廬原の 清見が埼の田口益人
- 298番亦打山弁基
- 299番奧山の 菅の葉凌ぎ大伴卿
- 300〜301番佐保過ぎて長屋王
- 302番兒らが家道安倍広庭
- 303〜304番名ぐはしき 稻見の海の柿本人麻呂
- 305番斯く故に高市黒人
- 306番伊勢の海の安貴王
- 307〜309番はた薄博通法師
- 310番ひむかしの 市の植木の門部王
- 311番梓弓 引豐國の桉作益人
- 312番昔こそ 難波田舍と藤原宇合
- 313番み吉野の 瀧の白浪土理宣令
- 314番さざれ波波多少足
- 315〜316番み吉野の 芳野の宮は大伴旅人
- 317〜318番天地の 分れし時ゆ山部赤人
- 319〜321番なまよみの 甲斐の國高橋虫麻呂
- 322〜323番皇神祖の 神の命の山部赤人
- 324〜325番三諸の 神名備山に山部赤人
- 326番見渡せば 明石の浦に門部王
- 327番海若の通観
- 328番あをによし 寧樂の京師は小野老
- 329〜330番やすみしし 吾王の大伴四綱
- 331〜335番吾が盛大伴旅人
- 336番しらぬひ 筑紫の綿は沙弥満誓
- 337番憶良らは山上憶良
- 338〜350番驗なき大伴旅人
- 351番世間を 何に譬へむ沙弥満誓
- 352番葦邊には若湯座王
- 353番み吉野の 高城の山に通観
- 354番繩の浦に日置少老
- 355番大汝 少彦名の生石真人
- 356番今日もかも上古麻呂
- 357〜363番繩の浦ゆ山部赤人
- 364〜365番丈夫の 弓上振り起し笠金村
- 366〜367番越の海の 角鹿の濱ゆ笠金村
- 368番大船に 眞楫繁貫き石上乙麻呂
- 369番もののふの 臣の壯士は作者未詳
- 370番雨零らず安倍広庭
- 371番飫宇の海の門部王
- 372〜373番春日を 春日の山の山部赤人
- 374番雨零らば石上乙麻呂
- 375番吉野なる 夏實の河の湯原王
- 376〜377番蜻蛉羽の湯原王
- 378番昔者の 舊き堤は山部赤人
- 379〜380番ひさかたの 天の原ゆ大伴坂上郎女
- 381番家思ふと児島
- 382〜383番鷄が鳴く 東の國に丹比国人
- 384番吾が屋戸に山部赤人
- 385〜387番霰零り作者未詳
- 388〜389番海若は 靈しきものか作者未詳
- 390番輕の池の紀皇女
- 391番鳥總立て沙弥満誓
- 392番ぬばたまの その夜の梅を大伴百代
- 393番見えずとも沙弥満誓
- 394番標結ひて余明軍
- 395〜397番託馬野に笠女郎
- 398〜399番妹が家に 咲きたる梅の藤原八束
- 400番梅の花 咲きて散りぬと大伴駿河麻呂
- 401番山守の大伴坂上郎女
- 402番山主は大伴駿河麻呂
- 403番朝に日に大伴家持
- 404番ちはやぶる 神の社し娘子
- 405番春日野に佐伯赤麻呂
- 406番吾が祭る娘子
- 407番春霞 春日の里の大伴駿河麻呂
- 408番石竹の大伴家持
- 409番一日には大伴駿河麻呂
- 410番橘を 屋前に植ゑ生し大伴坂上郎女
- 411番吾妹子が 屋前の橘作者未詳
- 412番頂に市原王
- 413番須磨の海人の大網人主
- 414番あしひきの 岩根凝しみ大伴家持
- 415番家にあらば聖徳太子
- 416番百傳ふ 磐余の池に大津皇子
- 417〜419番王の 親魄合へや手持女王
- 420〜422番なゆ竹の とをよる皇子丹生王
- 423〜425番つぬさはふ 磐余の道を山前王
- 426番草枕 旅の宿に柿本人麻呂
- 427番百足らず 八十隅坂に刑部垂麻呂
- 428番隱口の 泊瀨の山の柿本人麻呂
- 429〜430番山の際ゆ柿本人麻呂
- 431〜433番古に 在りけむ人の山部赤人
- 434〜437番風速の 美保の浦廻の河辺宮人
- 438〜440番愛しき大伴旅人
- 441番大皇の 命恐み倉橋部女王
- 442番世間は 空しきものと作者未詳
- 443〜445番天雲の 向伏す國の大伴三中
- 446〜450番吾妹子が 見し鞆の浦の大伴旅人
- 451〜453番人もなき大伴旅人
- 454〜458番はしきやし 榮えし君の余明軍
- 459番見れど飽かず県犬養人上
- 460〜461番たくづぬの 新羅の國ゆ大伴坂上郎女
- 462番今よりは 秋風寒く大伴家持
- 463番長き夜を大伴書持
- 464番秋さらば大伴家持
- 465番うつせみの 代は常なしと大伴家持
- 466〜469番吾が屋前に 花ぞ咲きたる大伴家持
- 470〜474番斯くのみし大伴家持
- 475〜477番かけまくも あやにかしこし大伴家持
- 478〜480番かけまくも あやにかしこし わが王大伴家持
- 481〜483番白妙の 袖さし交へて高橋朝臣
巻第四309首
484〜792番。相聞のみの巻。大伴坂上郎女・笠女郎と大伴家持との贈答など、恋の歌のやりとりを多く収める。
- 484番一日こそ難波天皇の妹
- 485〜487番神代より 生れ繼ぎ來れば岡本天皇
- 488番君待つと額田王
- 489番風をだに鏡王女
- 490〜491番眞野の浦の吹芡刀自
- 492〜495番衣手に 取りとどこほり田部櫟子
- 496〜499番み熊野の 浦の濱木綿柿本人麻呂
- 500番神風の 伊勢の濱荻碁檀越の妻
- 501〜503番未通女等が 袖振山の柿本人麻呂
- 504番君が家に柿本人麻呂の妻
- 505〜506番今更に 何をか念はむ阿倍女郎
- 507番敷妙の 枕ゆくくる駿河采女
- 508番衣手の 別る今夜ゆ三方沙弥
- 509〜510番臣女の 匣に乘れる丹比笠麻呂
- 511番吾背子は 何處行くらむ当麻麻呂の妻
- 512番秋の田の 穗田の刈ばか草嬢
- 513番大原の この市柴の志貴皇子
- 514番吾背子が 著せる衣の阿倍女郎
- 515番獨宿て 絕えにし紐を中臣東人
- 516番吾が持たる阿倍女郎
- 517番神樹にも大伴安麻呂
- 518番春日野の 山邊の道を石川郎女
- 519〜520番雨障 常爲る君は大伴女郎
- 521番庭に立つ 麻を刈り干し常陸娘子
- 522〜524番をとめ等が 珠匣なる藤原麻呂
- 525〜528番佐保河の 小石踐み渡り大伴坂上郎女
- 529番佐保河の 岸のつかさの大伴坂上郎女
- 530番赤駒の 越ゆる馬柵の聖武天皇
- 531番梓弓 爪引く夜音の海上女王
- 532〜533番うち日さす 宮に行く兒を大伴宿奈麻呂
- 534〜535番遠嬬の 此間に在らねば安貴王
- 536番飫宇の海の 潮干の潟の門部王
- 537〜542番言清く 甚もな言ひそ高田女王
- 543〜545番天皇の 行幸のまにま笠金村
- 546〜548番三香の原 旅の宿りに笠金村
- 549〜551番天地の 神も助けよ作者未詳
- 552番吾が君は わけをば死ねと大伴三依
- 553〜554番天雲の 遠隔の極丹生女王
- 555番君がため 釀みし待酒大伴旅人
- 556番筑紫船賀茂女王
- 557〜558番大船を 榜ぎの進みに土師水通
- 559〜562番事も無く 生ひ來しものを大伴百代
- 563〜564番黑髮に 白髮交り大伴坂上郎女
- 565番大伴の 見つとは言はじ賀茂女王
- 566〜567番草枕 旅行く君を大伴百代・山口若麻呂
- 568〜571番み埼廻の 荒磯に寄する大宰府の官人たち
- 572〜573番眞十鏡 見飽かぬ君に沙弥満誓
- 574〜575番此間に在りて大伴旅人
- 576番今よりは 城の山道は葛井大成
- 577番吾が衣 人にな着せそ大伴旅人
- 578番天地と 共に久しく大伴三依
- 579〜580番見まつりて いまだ時だに余明軍
- 581〜584番生きてあらば坂上大嬢
- 585番出でて去なむ大伴坂上郎女
- 586番相見ずは大伴稲公
- 587〜610番吾が形見笠女郎
- 611〜612番今更に 妹に逢はめやと大伴家持
- 613〜617番物思ふと 人に見えじと山口女王
- 618番さ夜中に大神女郎
- 619〜620番押照る 難波の菅の大伴坂上郎女
- 621〜622番間無く 戀ふれにかあらむ佐伯東人とその妻
- 623番松の葉に 月は移りぬ池辺王
- 624番道に逢ひて聖武天皇
- 625番奥方行き 邊に行き今や高安王
- 626番君に因り八代女王
- 627〜628番吾が袂 纏かむと念はむ佐伯赤麻呂
- 629番何すとか 使の來つる大伴四綱
- 630番初花の佐伯赤麻呂
- 631〜642番表邊なき ものかも人は湯原王と娘子
- 643〜645番世間の 女にしあらば紀女郎
- 646〜649番丈夫の 思ひ侘びつつ大伴駿河麻呂
- 650番吾妹子は 常世の國に大伴三依
- 651〜652番ひさかたの 天の露霜大伴坂上郎女
- 653〜655番情には 忘れぬものを大伴駿河麻呂
- 656〜661番吾のみぞ 君には戀ふる大伴坂上郎女
- 662番阿胡の山市原王
- 663番佐保渡り安都年足
- 664番石上 ふるとも雨に大伴像見
- 665番向ひ坐て安倍虫麻呂
- 666〜667番相見ぬは大伴坂上郎女
- 668番朝に日に 色づく山の厚見王
- 669番あしひきの 山橘の春日王
- 670〜671番月讀の 光に來ませ湯原王
- 672番倭文手纏安倍虫麻呂
- 673〜674番眞十鏡 磨ぎし心を大伴坂上郎女
- 675〜679番をみなへし 佐紀澤に生ふる中臣女郎
- 680〜682番蓋しくも 人の中言大伴家持
- 683〜689番謂ふ言の 恐き國ぞ大伴坂上郎女
- 690番照らす日を大伴三依
- 691〜692番ももしきの 大宮人は大伴家持
- 693番斯くのみに大伴千室
- 694〜695番戀草を 力車に七車広河女王
- 696番家人に 戀ひ過ぎめやも石川広成
- 697〜699番吾が聞に 繋けな言ひそ大伴像見
- 700番斯くしてや大伴家持
- 701〜702番はつはつに河内百枝娘子
- 703〜704番吾背子を 相見しその日巫部麻蘇娘子
- 705〜706番葉根蘰 今爲る妹を大伴家持
- 707〜708番思ひ遣る すべの知らねば粟田女娘子
- 709番夕闇は大宅女
- 710番み空行く 月の光に安都扉娘子
- 711〜713番鴨鳥の 遊ぶこの池に丹波大女娘子
- 714〜720番情には 思ひわたれど大伴家持
- 721番あしひきの 山にし居れば大伴坂上郎女
- 722番斯くばかり 戀ひつつあらずは大伴家持
- 723〜724番常世にと 吾が行かなくに大伴坂上郎女
- 725〜726番鳰鳥の 潜く池水大伴坂上郎女
- 727〜736番萱草 吾が下紐に大伴家持
- 737〜740番かにかくに 人はいふとも坂上大嬢
- 741〜755番夢の逢は大伴家持
- 756〜759番外に居て 戀ふるは苦し田村大嬢
- 760〜761番うち渡す 竹田の原に大伴坂上郎女
- 762〜764番神さぶと 不欲にはあらず紀女郎
- 765〜766番一隔山 隔れるものを大伴家持
- 767〜768番都路を 遠みや妹が大伴家持
- 769番ひさかたの 雨の降る日を大伴家持
- 770〜774番人眼多み 逢はなくのみぞ大伴家持
- 775〜776番鶉鳴く 故りにし郷ゆ大伴家持
- 777〜781番吾妹子が 屋戸の籬を大伴家持
- 782番風高く 邊には吹けども紀女郎
- 783〜785番前年の 先つ年より大伴家持
- 786〜792番春の雨は いや頻降るに大伴家持
巻第五114首
793〜906番。雑歌の巻。大宰府にいた大伴旅人と山上憶良の周辺の歌を、漢文の序や書簡とともに年月の順に並べる。
- 793番世の中は 空しきものと大伴旅人
- 794〜799番大王の 遠の朝廷と山上憶良
- 800〜801番父母を 見れば尊し山上憶良
- 802〜803番瓜食めば山上憶良
- 804〜805番世間の 術なきものは山上憶良
- 806〜809番龍の馬も 今も得てしか大伴旅人
- 810〜812番如何にあらむ 日の時にかも大伴旅人
- 813〜814番懸けまくは あやに畏し山上憶良
- 815〜846番正月立ち 春の來らば大伴旅人ほか大宰府の官人
- 847〜848番我が盛 いたく降ちぬ大伴旅人
- 849〜852番殘りたる 雪に交れる大伴旅人
- 853〜863番漁する 海人の兒等と大伴旅人
- 864〜867番後れ居て 長戀せずは吉田宜
- 868〜870番松浦縣 佐用姫の子が山上憶良
- 871〜875番遠つ人 松浦佐用比賣作者未詳(大伴旅人・山上憶良とする説がある)
- 876〜879番天飛ぶや 鳥にもがもや山上憶良
- 880〜882番天ざかる 鄙に五年山上憶良
- 883番音に聞き 目には未だ見ず三島王
- 884〜885番國遠き 道の長路を麻田陽春
- 886〜891番うち日さす 宮へ上ると山上憶良
- 892〜893番風雜り 雨降る夜の山上憶良
- 894〜896番神代より 言傳て來らく山上憶良
- 897〜903番たまきはる 現の限は山上憶良
- 904〜906番世の人の 貴み願ふ作者未詳(山上憶良の作とする説が有力)
巻第六161首
907〜1067番。雑歌の巻。養老7年(723)から天平16年(744)までの行幸の歌や宴の歌を年代順に並べる。
- 907〜912番瀧の上の 三舟の山に笠金村
- 913〜916番味凝 あやに羨しく車持千年
- 917〜919番やすみしし わご大王の 常宮と山部赤人
- 920〜922番あしひきの み山も清に笠金村
- 923〜927番やすみしし わご大王の 高知らす山部赤人
- 928〜930番押照る 難波の國は笠金村
- 931〜932番鯨魚取り 濱邊を清み車持千年
- 933〜934番天地の 遠きが如く山部赤人
- 935〜937番名寸隅の 船瀨ゆ見ゆる笠金村
- 938〜941番やすみしし 吾が大王の 神ながら山部赤人
- 942〜945番あぢさはふ 妹が目かれて山部赤人
- 946〜947番御食向ふ 淡路の島に山部赤人
- 948〜949番眞葛はふ 春日の山は作者未詳
- 950〜953番大王の 界ひ賜ふと笠金村(車持千年とも)
- 954番朝には 海邊に漁りし膳王
- 955〜956番さす竹の 大宮人の大伴旅人
- 957〜959番いざ兒等 香椎の潟に大伴旅人
- 960番隼人の 湍門の磐も大伴旅人
- 961番湯の原に 鳴く蘆鶴は大伴旅人
- 962番奥山の 磐に蘿むし葛井広成
- 963番大汝 少彦名の大伴坂上郎女
- 964番吾背子に 戀ふれば苦し大伴坂上郎女
- 965〜968番凡ならば 左も右も爲むを児島
- 969〜970番須臾も 行きて見てしか大伴旅人
- 971〜972番白雲の 龍田の山の高橋虫麻呂
- 973〜974番食國の 遠の朝廷に聖武天皇
- 975番斯くしつつ 在らくを好みぞ安倍広庭
- 976〜977番難波潟 潮干の餘波神社老麻呂
- 978番士やも 空しかるべき山上憶良
- 979番吾背子が 著る衣薄し大伴坂上郎女
- 980番雨隱り 三笠の山を安倍虫麻呂
- 981〜983番獵高の 高圓山を大伴坂上郎女
- 984番雲隱り 行方を無みと大宅女
- 985〜986番天に坐す 月讀壯子湯原王
- 987番待ち難に 吾がする月は藤原八束
- 988番春草は 後は散り易し市原王
- 989番燒刀の 稜うち放ち湯原王
- 990番茂岡に 神さび立ちて紀鹿人
- 991番石走り 激ち流るる紀鹿人
- 992番古郷の 飛鳥はあれど大伴坂上郎女
- 993番月立ちて ただ三日月の大伴坂上郎女
- 994番振仰けて 若月見れば大伴家持
- 995番斯くしつつ 遊び飮みこそ大伴坂上郎女
- 996番御民吾海犬養岡麻呂
- 997〜1002番住吉の 粉濱の四時華作者未詳
- 1003番海をとめ 玉求むらし葛井大成
- 1004番思ほえず 來ましし君を桉作益人
- 1005〜1006番やすみしし 我大王の 見し給ふ山部赤人
- 1007番言問はぬ 木すら妹と市原王
- 1008番山の端に いさよふ月の忌部黒麻呂
- 1009番橘は 實さへ花さへ聖武天皇
- 1010番奧山の 眞木の葉凌ぎ橘奈良麻呂
- 1011〜1012番わが屋戸の 梅咲きたりと作者未詳
- 1013〜1014番あらかじめ 君來まさむと作者未詳
- 1015番玉敷きて 待たましよりは榎井王
- 1016番海原の 遠き渡を作者未詳
- 1017番木綿疊 手向の山を大伴坂上郎女
- 1018番白珠は 人に知らえず作者未詳
- 1019〜1023番石上 布留の尊は作者未詳
- 1024〜1027番長門なる 沖つ借島作者未詳
- 1028番ますらをの 高圓山に大伴坂上郎女
- 1029番河口の 野邊に廬りて大伴家持
- 1030番妹に戀ひ 吾の松原聖武天皇
- 1031番後れにし 人を思ばく丹比屋主
- 1032〜1033番天皇の 行幸の隨大伴家持
- 1034番古ゆ 人の言ひくる大伴東人
- 1035番田跡河の 瀧を淸みか大伴家持
- 1036番關無くは 還りにだにも大伴家持
- 1037番今つくる 久邇の王都は大伴家持
- 1038〜1039番ふるさとは 遠くもあらず高丘河内
- 1040番ひさかたの 雨は零り重け大伴家持
- 1041番吾が屋戸の 君松の樹に作者未詳
- 1042〜1043番一つ松 幾代か歷ぬる作者未詳
- 1044〜1046番くれなゐに 深く染みにし作者未詳
- 1047〜1049番やすみしし 吾大王の 高敷かす田辺福麻呂
- 1050〜1052番現つ神 わが皇の 天の下田辺福麻呂
- 1053〜1058番吾が皇 神の命の田辺福麻呂
- 1059〜1061番三香の原 久邇の京師は田辺福麻呂
- 1062〜1064番やすみしし 吾が大王の 在り通ふ田辺福麻呂
- 1065〜1067番八千桙の 神の御世より田辺福麻呂
巻第七350首
1068〜1417番。作者の名を記さない歌の巻。雑歌・譬喩歌・挽歌を、天・月・山などの題材ごとに分ける。
- 1068番天の海に 雲の波立ち作者未詳
- 1069〜1074番常はかつて 思はぬものを作者未詳
- 1075〜1080番海原の 道遠みかも作者未詳
- 1081〜1086番ぬばたまの 夜渡る月を作者未詳
- 1087〜1089番痛足河 河浪立ちぬ作者未詳
- 1090〜1091番吾妹子が 赤裳の裾の作者未詳
- 1092〜1098番鳴る神の 音のみ聞きし作者未詳
- 1099番片岡の この向つ峯に作者未詳
- 1100〜1105番卷向の 痛足の川ゆ作者未詳
- 1106〜1110番蝦鳴く 淸き川原を作者未詳
- 1111〜1115番いにしへも 斯く聞きつつや作者未詳
- 1116〜1121番ぬばたまの 吾が黑髮に作者未詳
- 1122〜1124番山の際に 渡る秋沙の作者未詳
- 1125〜1126番淸き瀨に 千鳥妻喚び作者未詳
- 1127〜1129番落ちたぎつ 走り井の水の作者未詳
- 1130〜1134番神さぶる 磐根こごしき作者未詳
- 1135〜1139番宇治河は 淀瀨無からし作者未詳
- 1140〜1145番しなが鳥 猪名野を來れば作者未詳
- 1146〜1150番めづらしき 人を吾家に作者未詳
- 1151〜1155番大伴の 三津の濱邊を作者未詳
- 1156〜1160番すみのえの 遠里小野の作者未詳
- 1161〜1165番家離り 旅にし在れば作者未詳
- 1166〜1170番いにしへに ありけむ人の作者未詳
- 1171〜1175番大御舟 泊ててさもらふ作者未詳
- 1176〜1181番夏麻引く 海上潟の作者未詳
- 1182〜1188番海人小船 帆かも張れると作者未詳
- 1189〜1193番大海に 嵐な吹きそ作者未詳
- 1194〜1195番紀の國の 雜賀の浦に藤原卿
- 1196〜1201番裹もがと 乞はば取らせむ作者未詳
- 1202〜1207番荒磯よも まして思へや作者未詳
- 1208〜1212番妹に戀ひ 吾が越え行けば作者未詳
- 1213〜1217番名草山 言にしありけり作者未詳
- 1218〜1222番黑牛の海 くれなゐ匂ふ藤原卿
- 1223〜1227番海の底 沖漕ぐ舟を作者未詳
- 1228〜1232番風早の 三穗の浦廻を作者未詳
- 1233〜1237番未通女等が 織る機の上を作者未詳
- 1238〜1242番高島の 阿渡の白波は作者未詳
- 1243〜1246番見渡せば 近き里廻を作者未詳
- 1247〜1250番大穴牟遲 少御神の作者未詳
- 1251〜1254番佐保河に 鳴くなる千鳥作者未詳
- 1255〜1260番鴨頭草に 衣ぞ染むる作者未詳
- 1261〜1266番山守の 里へ通ひし作者未詳
- 1267番百磯城の 大宮人の作者未詳
- 1268〜1269番兒等が手を 卷向山は作者未詳
- 1270〜1271番隱口の 泊瀨の山に作者未詳
- 1272番劒の後柿本人麻呂歌集
- 1273〜1277番住吉の 波豆麻の公が作者未詳
- 1278〜1283番夏影の 房の下に作者未詳
- 1284〜1289番橋立の 倉椅川の 河のしづ菅作者未詳
- 1290〜1295番海の底 沖つ玉藻の作者未詳
- 1296〜1303番今つくる 斑の衣作者未詳
- 1304〜1310番天雲の 棚引く山の作者未詳
- 1311〜1316番橡の 衣は人皆作者未詳
- 1317〜1322番海の底 石著く白玉作者未詳
- 1323〜1327番海の底 おきつ白玉作者未詳
- 1328〜1335番膝に伏す 玉の小琴の作者未詳
- 1336〜1341番冬ごもり 春の大野を作者未詳
- 1342〜1347番山高み 夕日隱りぬ作者未詳
- 1348〜1352番三島江の 玉江の薦を作者未詳
- 1353〜1359番石上 布留の早田を作者未詳
- 1360〜1365番氣の緒に 念へる吾を作者未詳
- 1366〜1369番明日香川 七瀨の淀に作者未詳
- 1370〜1375番甚も零らぬ 雨ゆゑ行潦作者未詳
- 1376〜1380番大和の 宇陀の眞赤土の作者未詳
- 1381〜1386番廣瀨川 袖つくばかり作者未詳
- 1387〜1391番伏超ゆ 行かましものを作者未詳
- 1392〜1397番むらさきの 名高の浦の作者未詳
- 1398〜1403番さざなみの 志賀津の浦の作者未詳
- 1404〜1409番鏡なす 吾が見し君を作者未詳
- 1410〜1414番世間は まこと二代は作者未詳
- 1415〜1417番玉梓の 妹は珠かも作者未詳
巻第八246首
1418〜1663番。四季分類の巻。春夏秋冬それぞれを雑歌と相聞に分け、作者のわかる歌を並べる。
- 1418番石激る志貴皇子
- 1419番神奈備の 伊波瀨の杜の鏡王女
- 1420番沫雪か はだれに零ると駿河采女
- 1421〜1422番春山の さきのををりに尾張連
- 1423番去年の春 い掘じて植ゑし阿倍広庭
- 1424〜1427番春の野に 菫採みにと山部赤人
- 1428番押照る 難波を過ぎて作者未詳
- 1429〜1430番をとめ等が 挿頭のために作者未詳
- 1431番百濟野の 萩の古枝に山部赤人
- 1432〜1433番吾背子が 見らむ佐保道の大伴坂上郎女
- 1434番霜雪も いまだ過ぎねば大伴三林
- 1435番蝦鳴く 甘南備河に厚見王
- 1436〜1437番含めりと 言ひし梅が枝大伴村上
- 1438番霞立つ 春日の里の大伴駿河麻呂
- 1439番時は今は 春になりぬと中臣武良自
- 1440番春の雨の しくしく零るに河辺東人
- 1441番うち霧し 雪は零りつつ大伴家持
- 1442番難波邊に 人の行ければ丹比屋主
- 1443番霞立つ 野の上の方に丹比乙麻呂
- 1444番山振の 咲きたる野邊の高田女王
- 1445番風交り 雪は零るとも大伴坂上郎女
- 1446番春の野に 求食る雉の大伴家持
- 1447番尋常に 聞くは苦しき大伴坂上郎女
- 1448番吾が屋外に 蒔きし瞿麥大伴家持
- 1449番茅花抜く 淺茅が原の大伴田村大嬢
- 1450番情ぐき ものにぞありける大伴坂上郎女
- 1451番水鳥の 鴨の羽の色の笠女郎
- 1452番闇夜ならば 宜も來坐さじ紀女郎
- 1453〜1455番玉襷 懸けぬ時無く笠金村
- 1456〜1457番この花の 一瓣のうちに藤原広嗣
- 1458〜1459番屋戸にある 櫻の花は厚見王
- 1460〜1461番戲奴がため 吾手もすまに紀女郎
- 1462〜1463番吾が君に 戲奴は戀ふらし大伴家持
- 1464番春霞 たなびく山の大伴家持
- 1465番霍公鳥 いたくな鳴きそ藤原夫人
- 1466番神名火の 磐瀨の杜の志貴皇子
- 1467番霍公鳥 無かる國にも弓削皇子
- 1468番ほととぎす 聲聞く小野の小治田広瀬王
- 1469番あしひきの 山ほととぎす沙弥
- 1470番もののふの 石瀨の杜の刀理宣令
- 1471番戀しけば 形見にせむと山部赤人
- 1472番ほととぎす 來鳴き響もす石上堅魚
- 1473番橘の 花散る里の大伴旅人
- 1474番今もかも 大城の山に大伴坂上郎女
- 1475番何しかも 許多戀ふる大伴坂上郎女
- 1476番獨居て もの念ふ夕に小治田広耳
- 1477〜1478番卯の花も いまだ咲かねば大伴家持
- 1479番隱りのみ 居れば鬱悒み大伴家持
- 1480〜1481番我が屋戸に 月押照れり大伴書持
- 1482番皆人の 待ちし卯の花大伴清縄
- 1483番吾背子が 屋戸のたちばな庵君諸立
- 1484番霍公鳥 いたくな鳴きそ大伴坂上郎女
- 1485番夏まけて 咲きたる唐棣花大伴家持
- 1486〜1487番吾が屋前の 花橘を大伴家持
- 1488番何處には 鳴きもしにけむ大伴家持
- 1489番吾が屋前の 花橘は大伴家持
- 1490番ほととぎす 待てど來喧かず大伴家持
- 1491番卯の花の 過ぎば惜しみか大伴家持
- 1492番君が家の 花橘は遊行女婦
- 1493番吾が屋前の 花橘を大伴村上
- 1494〜1495番夏山の 木末の繁に大伴家持
- 1496番吾が屋前の なでしこの花大伴家持
- 1497番筑波根に 吾が行けりせば高橋虫麻呂
- 1498番暇無み 來ざりし君に大伴坂上郎女
- 1499番事繁み 君は來まさず大伴四縄
- 1500番夏の野の 繁みに咲ける大伴坂上郎女
- 1501番ほととぎす 鳴く峯の上の小治田広耳
- 1502番五月の 花橘を大伴坂上郎女
- 1503番吾妹子が 家の垣内の紀豊河
- 1504番暇無み 五月をすらに高安
- 1505番霍公鳥 鳴きし登時大神女郎
- 1506番故郷の 奈良思の岳の大伴田村大嬢
- 1507〜1509番いかといかと ある吾が屋前に大伴家持
- 1510番瞿麥は 咲きて散りぬと大伴家持
- 1511番夕されば 小倉の山に舒明天皇
- 1512番經もなく 緯も定めず大津皇子
- 1513〜1514番今朝の朝け 雁が音聞きつ穂積皇子
- 1515番事しげき 里に住まずは但馬皇女
- 1516番秋山に もみつ木の葉の山部王
- 1517番味酒 三輪の祝の長屋王
- 1518〜1519番天漢 相向き立ちて山上憶良
- 1520〜1522番牽牛は 織女と山上憶良
- 1523〜1529番秋風の 吹きにし日より山上憶良
- 1530〜1531番をみなへし 秋萩まじる作者未詳
- 1532〜1533番草枕 旅行く人も笠金村
- 1534番女郎花 秋萩を折れ石川老夫
- 1535番我背子を 何時ぞ今かと藤原宇合
- 1536番暮に逢ひて 朝面無み縁達師
- 1537〜1538番秋の野に 咲きたる花を山上憶良
- 1539〜1540番秋の田の 穗田を雁が音聖武天皇
- 1541〜1542番吾が岳に さを鹿來鳴く大伴旅人
- 1543番秋の露は 移にありけり三原王
- 1544〜1545番牽牛の 念ひ坐すらむ湯原王
- 1546番妹許と 吾が行く道の市原王
- 1547番さを鹿の 萩に貫き置ける藤原八束
- 1548番咲く花も 輕率はうとし大伴坂上郎女
- 1549番射部立てて 跡見の岳邊の紀鹿人
- 1550番秋萩の 散りの亂に湯原王
- 1551番時待ちて 落つる時雨の市原王
- 1552番夕月夜 心も萎ぬに湯原王
- 1553〜1554番時雨の雨 間無くし零れば大伴稲公
- 1555番秋立ちて 幾日もあらねば安貴王
- 1556番秋田苅る 假廬もいまだ忌部黒麻呂
- 1557〜1559番明日香河 行き回む岳の作者未詳
- 1560〜1561番妹が目を 始見の埼の大伴坂上郎女
- 1562〜1563番誰聞きつ 此間ゆ鳴き渡る巫部麻蘇娘子
- 1564〜1565番秋づけば 尾花が上に日置長枝娘子
- 1566〜1569番ひさかたの 雨間もおかず大伴家持
- 1570〜1571番此間に在りて 春日や何處藤原八束
- 1572番吾が屋戸の 草花が上の大伴家持
- 1573番秋の雨に ぬれつつ居れば大伴利上
- 1574〜1580番雲の上に 鳴くなる雁の作者未詳
- 1581〜1591番手折らずて 散りなば惜しと作者未詳
- 1592〜1593番然とあらぬ 五百代小田を大伴坂上郎女
- 1594番時雨の雨 間無くな零りそ作者未詳
- 1595番秋萩の 枝もとををに大伴像見
- 1596番妹が家の 門田を見むと大伴家持
- 1597〜1599番秋の野に 咲ける秋萩大伴家持
- 1600〜1601番妻戀に 鹿鳴く山邊の石川広成
- 1602〜1603番山彦の 相響むまで大伴家持
- 1604番秋されば 春日の山の大原今城
- 1605番高圓の 野邊の秋萩大伴家持
- 1606番君待つと 吾が戀ひをれば額田王
- 1607番風をだに 戀ふるはともし鏡王女
- 1608番秋萩の 上に置きたる弓削皇子
- 1609番宇陀の野の 秋萩凌ぎ丹比真人
- 1610番高圓の 秋野の上の丹生女王
- 1611番あしひきの 山下響み笠縫女王
- 1612番神さぶと 不許にはあらず石川賀係女郎
- 1613番秋の野を 朝行く鹿の賀茂女王
- 1614〜1615番九月の その初雁の桜井王
- 1616番朝ごとに 見る吾が屋戸の笠女郎
- 1617番秋萩に 置きたる露の山口女王
- 1618番玉に貫き 消たず賜らむ湯原王
- 1619〜1620番玉桙の 道は遠けど大伴家持
- 1621番吾が屋前の 萩の花咲けり巫部麻蘇娘子
- 1622〜1623番吾が屋戸の 秋の萩咲く大伴田村大嬢
- 1624〜1626番吾が業なる 早田の穗立坂上大嬢
- 1627〜1628番吾が屋前の 時じき藤の大伴家持
- 1629〜1630番ねもころに 物を念へば大伴家持
- 1631番今造る 久邇の京に大伴家持
- 1632番あしひきの 山邊に居りて大伴家持
- 1633〜1635番手もすまに 植ゑし萩にや作者未詳
- 1636番大口の 眞神の原に舎人娘子
- 1637〜1638番はだ薄 尾花逆葺き元正天皇
- 1639〜1640番沫雪の ほどろほどろに大伴旅人
- 1641番沫雪に 降らえて咲ける角広弁
- 1642番たな霧ひ 雪も零らぬか安倍奥道
- 1643番天霧し 雪も零らぬか若桜部君足
- 1644〜1649番引き攀ぢて 折らば散るべみ作者未詳
- 1650番池の邊の 松の末葉に作者未詳
- 1651番沫雪の この頃續ぎて大伴坂上郎女
- 1652番梅の花 折りも折らずも他田広津娘子
- 1653番今の如 心を常に県犬養娘子
- 1654番松蔭の 淺茅が上の大伴坂上郎女
- 1655番高山の 菅の葉凌ぎ三国人足
- 1656〜1657番酒杯に 梅の花浮べ大伴坂上郎女
- 1658番吾背子と 二人見ませば光明皇后
- 1659番眞木の上に 零り置ける雪の他田広津娘子
- 1660番梅の花 散らす冬風の大伴駿河麻呂
- 1661番ひさかたの 月夜を淸み紀女郎
- 1662番沫雪の 消ぬべきものを大伴田村大嬢
- 1663番沫雪の 庭に零りしき大伴家持
巻第九148首
1664〜1811番。雑歌・相聞・挽歌の巻。柿本人麻呂歌集・高橋虫麻呂歌集などから採った歌が多く、伝説を詠んだ長歌がある。
- 1664番夕されば 小椋の山に雄略天皇
- 1665〜1666番妹がため 吾玉拾ふ作者未詳
- 1667〜1672番妹がため 我玉求む作者未詳
- 1673〜1679番風莫の 濱の白浪作者未詳
- 1680〜1681番麻裳よし 紀へ行く君が作者未詳
- 1682番とこしへに 夏冬行けや作者未詳
- 1683〜1684番妹が手を 取りて引き攀ぢ作者未詳
- 1685〜1686番河の瀨の 激つを見れば間人宿禰
- 1687〜1689番白鳥の 鷺坂山の作者未詳
- 1690〜1693番高島の 阿渡河波は作者未詳
- 1694〜1695番細領巾の 鷺坂山の作者未詳
- 1696〜1698番衣手の 名木の河邊を作者未詳
- 1699〜1700番巨椋の 入江響むなり作者未詳
- 1701〜1703番さ夜中と 夜は深けぬらし作者未詳
- 1704〜1706番うちたをり 多武の山霧作者未詳
- 1707〜1709番山城の 久世の鷺坂作者未詳
- 1710〜1711番吾妹子が 赤裳ひづちて作者未詳
- 1712番天の原 雲なき夕に作者未詳
- 1713〜1714番瀧の上の 三船の山ゆ作者未詳
- 1715〜1719番樂浪の 比良山風の作者未詳
- 1720〜1725番馬竝めて うち群れ越え來作者未詳
- 1726〜1728番難波潟 潮干に出でて作者未詳
- 1729〜1731番曉の 夢に見えつつ藤原宇合
- 1732〜1734番大葉山 霞たなびき作者未詳
- 1735〜1737番吾が疊 三重の河原の作者未詳
- 1738〜1739番しなが鳥 安房に繼ぎたる作者未詳
- 1740〜1741番春の日の 霞める時に作者未詳
- 1742〜1743番しなでる 片足羽河の作者未詳
- 1744〜1746番埼玉の 小埼の沼に作者未詳
- 1747〜1748番白雲の 龍田の山の作者未詳
- 1749〜1750番白雲の 立田の山を作者未詳
- 1751〜1752番島山を い行き廻る作者未詳
- 1753〜1754番衣手 常陸の國の作者未詳
- 1755〜1756番鶯の 生卵の中に作者未詳
- 1757〜1758番草枕 旅の憂を作者未詳
- 1759〜1760番鷲の住む 筑波の山の作者未詳
- 1761〜1762番三諸の 神奈備山に作者未詳
- 1763番倉橋の 山を高みか沙弥女王
- 1764〜1765番ひさかたの 天の河原に作者未詳
- 1766番吾妹子は 釧にあらなむ振田向宿禰
- 1767〜1769番豐國の 香春は吾宅抜気大首
- 1770〜1771番三諸の 神の帶ばせる作者未詳
- 1772番後れ居て 吾はや戀ひむ作者未詳
- 1773〜1775番神南備の 神依板に作者未詳
- 1776〜1777番絕等木の 山の岑の上の播磨娘子
- 1778〜1779番明日よりは 吾は戀ひむな作者未詳
- 1780〜1781番牡牛の 三宅の埼に作者未詳
- 1782〜1783番雪こそは 春日消ゆらめ作者未詳
- 1784番海若の いづれの神を作者未詳
- 1785〜1786番人と成る 事は難きを笠金村
- 1787〜1789番うつせみの 世の人なれば笠金村
- 1790〜1791番秋萩を 妻問ふ鹿こそ遣唐使の母
- 1792〜1794番白玉の 人のその名を作者未詳
- 1795番妹ら許 今木の嶺に作者未詳
- 1796〜1799番黃葉の 過ぎにし子等と作者未詳
- 1800番小垣内の 麻を引き干し作者未詳
- 1801〜1803番古の 益荒壯士の作者未詳
- 1804〜1806番父母が 成しのまにまに作者未詳
- 1807〜1808番鷄が鳴く 吾妻の國に作者未詳
- 1809〜1811番葦屋の 菟原處女の作者未詳
巻第十539首
1812〜2350番。四季分類の巻。巻第八と同じ組み立てで、作者の名を記さない歌を集める。
- 1812〜1818番ひさかたの 天の香具山作者未詳
- 1819〜1825番うち靡く 春立ちぬらし作者未詳
- 1826〜1831番春されば 妻を求むと作者未詳
- 1832〜1838番うち靡く 春さり來れば作者未詳
- 1839〜1842番君がため 山田の澤に作者未詳
- 1843〜1845番昨日こそ 年は極てしか作者未詳
- 1846〜1853番霜枯れし 冬の柳は作者未詳
- 1854〜1860番鶯の 木傳ふ梅の作者未詳
- 1861〜1867番能登河の 水底さへに作者未詳
- 1868〜1873番かはづ鳴く 吉野の河の作者未詳
- 1874〜1876番春霞 たなびく今日の作者未詳
- 1877〜1879番春の雨に ありけるものを作者未詳
- 1880〜1883番春日野の 淺茅が上に作者未詳
- 1884〜1886番冬過ぎて 春し來れば作者未詳
- 1887〜1888番春日なる 三笠の山に作者未詳
- 1889番吾が屋前の 毛桃の下に作者未詳
- 1890〜1896番春日野に 友鶯の作者未詳
- 1897〜1898番春されば 百舌鳥の草潜作者未詳
- 1899〜1903番春されば 梅の花くたし作者未詳
- 1904〜1907番梅の花 しだり柳に作者未詳
- 1908〜1914番春されば 水草の上に作者未詳
- 1915〜1918番吾背子に 戀ひて術なみ作者未詳
- 1919〜1923番國栖等が 春菜採むらむ作者未詳
- 1924〜1925番丈夫が 伏し居嘆きて作者未詳
- 1926〜1927番春山の 馬醉木の花の作者未詳
- 1928〜1931番狹野方は 實は成らずとも作者未詳
- 1932〜1936番春雨の 止まず零り零り作者未詳
- 1937〜1938番丈夫が 出で立ち向ふ作者未詳
- 1939〜1945番ほととぎす 汝が初聲は作者未詳
- 1946〜1951番木高くは 曾て木植ゑじ作者未詳
- 1952〜1957番今夜の おぼつかなきに作者未詳
- 1958〜1963番橘の 林を植ゑむ作者未詳
- 1964〜1965番默然も あらむ時も作者未詳
- 1966〜1971番風に散る 花橘を作者未詳
- 1972〜1975番野邊見れば 瞿麥の花作者未詳
- 1976〜1978番卯の花の 咲き散る岳ゆ作者未詳
- 1979〜1981番春されば 蜾蠃なす野の作者未詳
- 1982〜1986番晩蟬は 時と鳴けども作者未詳
- 1987〜1992番片搓りに 絲をぞ吾が搓る作者未詳
- 1993〜1995番外のみに 見つつを戀ひむ作者未詳
- 1996〜2003番天漢 水障へて照る作者未詳
- 2004〜2011番己が夫 乏しむ子等は作者未詳
- 2012〜2017番白玉の 五百つ集を作者未詳
- 2018〜2023番天漢 去歲の渡で作者未詳
- 2024〜2028番萬世に 携はり居て作者未詳
- 2029〜2033番天漢 楫の音聞ゆ作者未詳
- 2034〜2040番棚機の 五百機立てて作者未詳
- 2041〜2047番秋風の 吹きただよはす作者未詳
- 2048〜2055番天漢 川門に立ちて作者未詳
- 2056〜2062番天の河 打橋渡せ作者未詳
- 2063〜2068番天漢 霧立ち上る作者未詳
- 2069〜2074番天漢 瀨ごとに幣を作者未詳
- 2075〜2080番人さへや 見繼がずあらむ作者未詳
- 2081〜2086番天漢 棚橋わたせ作者未詳
- 2087〜2088番渡守 舟出し出でむ作者未詳
- 2089〜2090番乾坤の はじめの時ゆ作者未詳
- 2091番彥星の 川瀨を渡る作者未詳
- 2092〜2093番天地と 別れし時ゆ作者未詳
- 2094〜2099番さを鹿の 心相念ふ作者未詳
- 2100〜2105番秋田刈る 假廬の宿に作者未詳
- 2106〜2112番沙額田の 野邊の秋萩作者未詳
- 2113〜2118番手もすまに 植ゑしも著く作者未詳
- 2119〜2124番戀しくは 形見にせよと作者未詳
- 2125〜2127番春日野の 萩し散りなば作者未詳
- 2128〜2135番秋風に 大和へ越ゆる作者未詳
- 2136〜2140番秋風に 山飛び越ゆる作者未詳
- 2141〜2146番この頃の 秋の朝明に作者未詳
- 2147〜2151番山の邊に い行く獵夫は作者未詳
- 2152〜2156番秋萩の 散り過ぎぬれば作者未詳
- 2157〜2166番暮影に 來鳴くひぐらし作者未詳
- 2167番秋の野の 尾花が末に作者未詳
- 2168〜2176番秋萩に 置ける白露作者未詳
- 2177番春は萌え 夏は綠に作者未詳
- 2178〜2179番妻ごもる 矢野の神山作者未詳
- 2180〜2186番九月の 時雨の雨に作者未詳
- 2187〜2192番妹が袖 卷來の山の作者未詳
- 2193〜2198番秋風の 日に日に吹けば作者未詳
- 2199〜2204番もの念ふと 隱らひ居りて作者未詳
- 2205〜2210番秋萩の 下葉もみぢぬ作者未詳
- 2211〜2218番妹が紐 解くと結ぶと作者未詳
- 2219〜2221番あしひきの 山田作る子作者未詳
- 2222〜2229番夕さらず 河蝦鳴くなる作者未詳
- 2230〜2233番戀ひつつも 稻葉かき別け作者未詳
- 2234〜2238番一日には 千重しくしくに作者未詳
- 2239〜2243番秋山の したびが下に作者未詳
- 2244〜2251番住吉の 岸を田に墾り作者未詳
- 2252〜2257番秋萩の 咲き散る野邊の作者未詳
- 2258〜2265番秋萩の 枝もとををに作者未詳
- 2266〜2272番出でて去なば 天飛ぶ鴈の作者未詳
- 2273〜2278番何すとか 君を厭はむ作者未詳
- 2279〜2284番吾が鄕に 今咲く花の作者未詳
- 2285〜2289番秋萩の 花野のすすき作者未詳
- 2290〜2294番秋萩を 散り過ぎぬべみ作者未詳
- 2295〜2297番我が屋戸の 田葛葉日に日に作者未詳
- 2298〜2303番君に戀ひ しなえうらぶれ作者未詳
- 2304〜2307番蜻蛉羽に にほへる衣作者未詳
- 2308番雨零れば 激つ山川作者未詳
- 2309〜2311番祝部等が 齋ふ社の作者未詳
- 2312〜2315番我が袖に 霰たばしる作者未詳
- 2316〜2318番奈良山の 峯なほ霧ふ作者未詳
- 2319〜2324番夕されば 衣手寒し作者未詳
- 2325〜2329番誰が苑の 梅の花ぞも作者未詳
- 2330〜2332番妹がため 上枝の梅を作者未詳
- 2333〜2334番零る雪の 空に消ぬべく作者未詳
- 2335〜2339番咲き出照る 梅の下枝に作者未詳
- 2340〜2344番一目見し 人に戀ふらく作者未詳
- 2345〜2348番天霧ひ 零りくる雪の作者未詳
- 2349〜2350番吾が屋戸に 咲きたる梅を作者未詳
巻第十一490首
2351〜2840番。「古今相聞往来歌類」の上。作者の名を記さない恋の歌を、正述心緒・寄物陳思などの表し方で分ける。
- 2351〜2356番新室の 壁草刈りに作者未詳
- 2357〜2362番朝戸出の 君が足結を作者未詳
- 2363〜2367番岡崎の たみたる道を作者未詳
- 2368〜2374番垂乳根の 母が手放れ作者未詳
- 2375〜2380番吾ゆ後 生れむ人は作者未詳
- 2381〜2386番君が目を 見まく欲りして作者未詳
- 2387〜2391番日暮れなば 人知りぬべみ作者未詳
- 2392〜2397番なかなかに 見ざりしよりは作者未詳
- 2398〜2403番年きはる 世まで定めて作者未詳
- 2404〜2409番思ひ依り 見依りにものは作者未詳
- 2410〜2414番あらたまの 年は果つれど作者未詳
- 2415〜2420番處女等を 袖布留山の作者未詳
- 2421〜2426番くる路は 石踏む山の作者未詳
- 2427〜2432番是川の 瀨瀨のしき浪作者未詳
- 2433〜2437番水の上に 數書く如き作者未詳
- 2438〜2443番人言は 暫しぞ吾妹作者未詳
- 2444〜2450番白檀弓 石邊の山の作者未詳
- 2451〜2456番天雲の 依り合ひ遠み作者未詳
- 2457〜2462番大野らに 小雨降りしく作者未詳
- 2463〜2468番ひさかたの 天光る月の作者未詳
- 2469〜2474番山萵苣の 白露おもり作者未詳
- 2475〜2479番我が屋戸の 軒の子太草作者未詳
- 2480〜2484番路の邊の 壹師の花の作者未詳
- 2485〜2490番袖振るが 見ゆべきかぎり作者未詳
- 2491〜2497番妹に戀ひ 寐ねぬ朝明に作者未詳
- 2498〜2502番劒刀 諸刃の利きに作者未詳
- 2503〜2507番夕されば 床のへ去らぬ作者未詳
- 2508〜2516番皇祖の 神の御門を作者未詳
- 2517〜2521番垂乳根の 母に障らば作者未詳
- 2522〜2526番恨みむと 思ひて背なは作者未詳
- 2527〜2532番誰ぞ此の 吾が屋戸に來喚ぶ作者未詳
- 2533〜2537番面忘れ 如何なる人の作者未詳
- 2538〜2541番獨寢と 薦朽ちめやも作者未詳
- 2542〜2548番若草の 新手枕を作者未詳
- 2549〜2552番妹に戀ひ 吾が哭く涕作者未詳
- 2553〜2556番夢のみに 見るすら幾許作者未詳
- 2557〜2561番垂乳根の 母に白さば作者未詳
- 2562〜2566番里人の 言緣妻を作者未詳
- 2567〜2571番相見ては 戀慰むと作者未詳
- 2572〜2576番僞も 似つきてぞ爲る作者未詳
- 2577〜2581番今だにも 目な乏しめそ作者未詳
- 2582〜2586番あぢき無く 何の枉言作者未詳
- 2587〜2591番大原の 古りにし郷に作者未詳
- 2592〜2596番戀ひ死なむ 後は何せむ作者未詳
- 2597〜2601番いかにして 忘るるものぞ作者未詳
- 2602〜2606番黑髮の 白髮までと作者未詳
- 2607〜2610番敷妙の 衣手離れて作者未詳
- 2611〜2614番今更に 君が手枕作者未詳
- 2615〜2618番敷妙の 枕を纏きて作者未詳
- 2619〜2622番朝影に 吾が身は成りぬ作者未詳
- 2623〜2625番くれなゐの 八鹽の衣作者未詳
- 2626〜2628番古衣 打棄つる人は作者未詳
- 2629〜2632番逢はずとも 吾は怨みじ作者未詳
- 2633〜2636番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
- 2637〜2641番うちはなひ 鼻をぞ嚔つる作者未詳
- 2642〜2646番燈の かげに耀ふ作者未詳
- 2647〜2650番横雲の 空ゆ延き越し作者未詳
- 2651〜2655番難波人 葦火焚く屋の作者未詳
- 2656〜2661番天飛ぶや 輕の社の作者未詳
- 2662〜2666番吾妹子に またも逢はむと作者未詳
- 2667〜2670番眞袖もち 床うち拂ひ作者未詳
- 2671〜2674番この夜の 在明月夜作者未詳
- 2675〜2678番君が著る 三笠の山に作者未詳
- 2679〜2681番窓越しに 月おし照りて作者未詳
- 2682〜2685番韓衣 君にうち著せ作者未詳
- 2686〜2689番夜占問ふ 吾が袖に置く作者未詳
- 2690〜2693番白細布の 吾が衣手に作者未詳
- 2694〜2697番あしひきの 山鳥の尾の作者未詳
- 2698〜2702番往きて見て 來れば戀しき作者未詳
- 2703〜2708番眞薦刈る 大野川原の作者未詳
- 2709〜2713番吾妹子に 吾が戀ふらくは作者未詳
- 2714〜2719番もののふの 八十氏川の作者未詳
- 2720〜2724番水鳥の 鴨の住む池の作者未詳
- 2725〜2730番白細砂 三津の黃土の作者未詳
- 2731〜2735番牛窓の 浪の潮騷作者未詳
- 2736〜2742番風をいたみ 甚振る浪の作者未詳
- 2743〜2747番なかなかに 君に戀ひずは作者未詳
- 2748〜2751番大舟に 葦荷刈り積み作者未詳
- 2752〜2756番吾妹子を 聞き都賀野邊の作者未詳
- 2757〜2761番王の 御笠に縫へる作者未詳
- 2762〜2765番蘆垣の 中の似兒草作者未詳
- 2766〜2770番三島江の 入江の薦を作者未詳
- 2771〜2776番吾妹子が 袖をたのみて作者未詳
- 2777〜2781番疊薦 へだて編む數作者未詳
- 2782〜2786番さ寢かにば 誰とも宿めど作者未詳
- 2787〜2791番天地の 依り合ひの極作者未詳
- 2792〜2796番玉の緒の しま心にや作者未詳
- 2797〜2801番住吉の 濱に緣るとふ作者未詳
- 2802〜2807番念へども 念ひもかねつ作者未詳
- 2808〜2809番眉根搔き 嚔ひ紐解け作者未詳
- 2810〜2811番音のみを 聞きてや戀ひむ作者未詳
- 2812〜2813番吾妹子に 戀ひて術なみ作者未詳
- 2814〜2815番吾が戀は 慰めかねつ作者未詳
- 2816〜2819番うらぶれて 物な念ほし作者未詳
- 2820〜2823番斯くだにも 妹を待ちなむ作者未詳
- 2824〜2827番思ふ人 來むと知りせば作者未詳
- 2828〜2833番くれなゐの 濃染の衣を作者未詳
- 2834〜2840番大和の 室原の毛桃作者未詳
巻第十二380首
2841〜3220番。「古今相聞往来歌類」の下。巻第十一と同じ組み立てで、羈旅発思・悲別歌などを加える。
- 2841〜2845番我背子が 朝けの形作者未詳
- 2846〜2850番夜も寢ず 安くもあらず作者未詳
- 2851〜2856番人に見ゆる 表を結びて作者未詳
- 2857〜2863番菅の根の ねもころごろに作者未詳
- 2864〜2868番吾背子を 今か今かと作者未詳
- 2869〜2872番今は吾は 死なむよ吾妹作者未詳
- 2873〜2876番里人も 謂ひ繼ぐがね作者未詳
- 2877〜2880番何時となも 戀ひずありとは作者未詳
- 2881〜2885番立ちて居て 術のたどきも作者未詳
- 2886〜2891番他言は まこと言痛く作者未詳
- 2892〜2895番思ひ遣る すべのたどきも作者未詳
- 2896〜2899番うたがたも 言ひつつもあるか作者未詳
- 2900〜2903番吾妹子が 咲ひ眉引作者未詳
- 2904〜2907番戀ひ戀ひて 後も逢はむと作者未詳
- 2908〜2911番常斯くし 戀ふれば苦し作者未詳
- 2912〜2915番人の見て 言咎めせぬ作者未詳
- 2916〜2921番玉勝間 逢はむといふは作者未詳
- 2922〜2927番夕さらば 君に逢はむと作者未詳
- 2928〜2931番各自 人死すらし作者未詳
- 2932〜2935番情には 燃えておもへど作者未詳
- 2936〜2939番今は吾は 死なむよ我背作者未詳
- 2940〜2944番なまなかに 死なば安けむ作者未詳
- 2945〜2949番玉梓の 君が使を作者未詳
- 2950〜2955番吾妹子が 夜戸出の光儀作者未詳
- 2956〜2961番あらたまの 年月かねて作者未詳
- 2962〜2963番白妙の 袖敷かずて宿る作者未詳
- 2964〜2967番斯くのみし 在りける君を作者未詳
- 2968〜2971番橡の 一重衣の作者未詳
- 2972〜2976番赤帛の 純裏の衣作者未詳
- 2977〜2981番何故か 思はずあらむ作者未詳
- 2982〜2985番針はあれど 妹し無ければ作者未詳
- 2986〜2989番梓弓 引きみ弛べみ作者未詳
- 2990〜2994番をとめ等が 績麻の絡垜作者未詳
- 2995〜2998番逢ふよしの 出で來むまでは作者未詳
- 2999〜3002番水を多み 上に種蒔き作者未詳
- 3003〜3007番夕月夜 五更闇の作者未詳
- 3008〜3012番あしひきの 山を木高み作者未詳
- 3013〜3016番吾妹子や 吾を忘らすな作者未詳
- 3017〜3020番あしひきの 山河水の作者未詳
- 3021〜3024番隱沼の 下ゆは戀ひむ作者未詳
- 3025〜3029番石走る 垂水の水の作者未詳
- 3030〜3033番思ひ出でて 術なき時は作者未詳
- 3034〜3037番吾妹子に 戀ひ術なかり作者未詳
- 3038〜3041番斯く戀ひむ ものと知りせば作者未詳
- 3042〜3044番朝日さす 春日の小野に作者未詳
- 3045〜3047番朝霜の 消ぬべくのみや作者未詳
- 3048〜3052番御獵する 鴈羽の小野の作者未詳
- 3053〜3057番あしひきの 山菅の根の作者未詳
- 3058〜3062番うち日さす 宮にはあれど作者未詳
- 3063〜3066番淺茅原 小野に標結ふ作者未詳
- 3067〜3070番谷狹み 峯へ延ひたる作者未詳
- 3071〜3074番丹波道の 大江の山の作者未詳
- 3075〜3079番斯くしてぞ 人の死ぬとふ作者未詳
- 3080〜3083番わたつみの 沖に生ひたる作者未詳
- 3084〜3086番海處女 潛き取るとふ作者未詳
- 3087〜3090番眞菅よし 宗我の河原に作者未詳
- 3091〜3094番鴨すらも 己がつまどち作者未詳
- 3095〜3098番朝鴉 早くな鳴きそ作者未詳
- 3099〜3100番紫草を 草と別く別く作者未詳
- 3101〜3102番紫は 灰指すものぞ作者未詳
- 3103〜3104番逢はなくは 然もありなむ作者未詳
- 3105〜3106番人目多み 直に逢はずて作者未詳
- 3107〜3108番現身の 人目を繁み作者未詳
- 3109〜3110番慇懃に 思ふ吾妹を作者未詳
- 3111〜3112番すべもなき 片戀をすと作者未詳
- 3113〜3114番在り在りて 後も逢はむと作者未詳
- 3115〜3116番氣の緒に 吾が氣衝きし作者未詳
- 3117〜3118番門閉てて 戸も閉したるを作者未詳
- 3119〜3120番明日よりは 戀ひつつ在らむ作者未詳
- 3121〜3122番わが背子が 使を待つと作者未詳
- 3123〜3124番ただ獨 宿れど寢かねて作者未詳
- 3125〜3126番ひさかたの 雨のふる日を作者未詳
- 3127〜3130番度會の 大河の邊の作者未詳
- 3131〜3134番月易へて 君をば見むと作者未詳
- 3135〜3138番近くあれば 名のみも聞きて作者未詳
- 3139〜3144番玉桙の 道に出で立ち作者未詳
- 3145〜3150番吾妹子し 吾を偲ぶらし作者未詳
- 3151〜3155番よそのみに 君を相見て作者未詳
- 3156〜3159番鈴鹿河 八十瀬渡りて作者未詳
- 3160〜3162番沖つ浪 邊浪の來寄る作者未詳
- 3163〜3166番吾妹子に 觸るとはなしに作者未詳
- 3167〜3170番浪の間ゆ 雲居に見ゆる作者未詳
- 3171〜3174番難波潟 こぎ出し船の作者未詳
- 3175〜3179番若の浦に 袖さへぬれて作者未詳
- 3180〜3184番うらもなく 去にし君ゆゑ作者未詳
- 3185〜3189番まそ鏡 手に取り持ちて作者未詳
- 3190〜3193番雲居なる 海山越えて作者未詳
- 3194〜3196番氣の緒に 吾が思ふ君は作者未詳
- 3197〜3202番住吉の 崖に向へる作者未詳
- 3203〜3208番雎鳩ゐる 渚にゐる舟の作者未詳
- 3209〜3210番春日なる 三笠の山に作者未詳
- 3211〜3212番靈の緒の 現し心や作者未詳
- 3213〜3214番十月 時雨の雨に作者未詳
- 3215〜3216番白妙の 袖の別を作者未詳
- 3217〜3218番荒津の海 吾幣奉り作者未詳
- 3219〜3220番豐國の 企救の長濱作者未詳
巻第十三127首
3221〜3347番。長歌の多い巻。作者の名を記さない雑歌・相聞・問答・譬喩歌・挽歌を収める。
- 3221番冬ごもり 春さり來れば作者未詳
- 3222番三諸は 人の守る山作者未詳
- 3223〜3224番霹靂の 日かをる空の作者未詳
- 3225〜3226番天雲の 影さへ見ゆる作者未詳
- 3227〜3229番葦原の 瑞穂の國に作者未詳
- 3230〜3231番幣帛を 奈良より出でて作者未詳
- 3232〜3233番斧取りて 丹生の檜山の作者未詳
- 3234〜3235番やすみしし わご大皇作者未詳
- 3236〜3238番空みつ 大和の國作者未詳
- 3239番近江の海 泊八十あり作者未詳
- 3240〜3241番大王の 命恐み作者未詳
- 3242番百岐年 美濃の國の作者未詳
- 3243〜3244番處女等が 麻笥に垂れたる作者未詳
- 3245〜3246番天橋も 長くもがも作者未詳
- 3247番渟名河の 底なる玉作者未詳
- 3248〜3249番敷島の 日本の國に作者未詳
- 3250〜3252番蜻蛉島 日本の國は作者未詳
- 3253〜3254番葦原の 水穗の國は作者未詳
- 3255〜3257番古ゆ 言ひ續ぎ來らく作者未詳
- 3258〜3259番あらたまの 年は來去きて作者未詳
- 3260〜3262番小治田の 愛智の水を作者未詳
- 3263〜3265番隱國の 泊瀬の河の作者未詳
- 3266〜3267番春されば 花咲きををり作者未詳
- 3268〜3269番三諸の 神奈備山ゆ作者未詳
- 3270〜3271番さし燒かむ 少屋の醜屋に作者未詳
- 3272〜3273番うち延へて 思ひし小野は作者未詳
- 3274〜3275番爲む術の たづきを知らに作者未詳
- 3276〜3277番百足らず 山田の道を作者未詳
- 3278〜3279番赤駒の 厩立て作者未詳
- 3280〜3283番妾が背子は 待てど來まさず作者未詳
- 3284〜3288番菅の根の ねもころごろに作者未詳
- 3289〜3290番御佩を 劍の池の作者未詳
- 3291〜3292番み芳野の 眞木立つ山に作者未詳
- 3293〜3294番み吉野の 御金の嶽に作者未詳
- 3295〜3296番うち日さつ 三宅の原ゆ作者未詳
- 3297〜3298番玉だすき かけぬ時無く作者未詳
- 3299番見渡しに 妹らは立たし作者未詳
- 3300番押照る 難波の埼に作者未詳
- 3301番神風の 伊勢の海の作者未詳
- 3302番紀伊國の 室の江の邊に作者未詳
- 3303〜3304番里人の 吾に告ぐらく作者未詳
- 3305〜3309番物念はず 道行きなむも作者未詳
- 3310〜3313番隱口の 泊瀬の國に作者未詳
- 3314〜3317番つぎねふ 山城道を作者未詳
- 3318〜3322番紀の國の 濱に寄るとふ作者未詳
- 3323番階立つ 筑摩狹額田作者未詳
- 3324〜3325番かけまくも あやにかしこし作者未詳
- 3326番磯城島の 大和の國に作者未詳
- 3327〜3328番百小竹の 三野の王作者未詳
- 3329番白雲の たなびく國の作者未詳
- 3330〜3332番隱口の 長谷の川の作者未詳
- 3333〜3334番王の 御命恐み作者未詳
- 3335〜3338番玉桙の 道行き人は作者未詳
- 3339〜3343番玉桙の 道に出で立ち調使首
- 3344〜3345番この月は 君來たらむと作者未詳
- 3346〜3347番見が欲れば 雲井に見ゆる作者未詳
巻第十四230首
3348〜3577番。東歌の巻。東国の歌を国ごとに分け、方言をまじえた素朴な歌を収める。作者の名は記さない。
- 3348〜3352番夏麻引く 海上潟の作者未詳
- 3353〜3354番あらたまの 城柵の林に作者未詳
- 3355〜3359番天の原 富士の柴山作者未詳
- 3360番伊豆の海に 立つ白波の作者未詳
- 3361〜3366番足柄の 彼面此面に作者未詳
- 3367〜3372番百津島 足柄小船作者未詳
- 3373番多麻河に作者未詳
- 3374〜3377番武藏野に 占肩灼き作者未詳
- 3378〜3381番入間道の 大家が原の作者未詳
- 3382〜3383番馬來田の 嶺ろの篠葉の作者未詳
- 3384〜3387番葛飾の 眞間の手古名を作者未詳
- 3388〜3392番筑波嶺の 嶺ろに霞居作者未詳
- 3393〜3397番筑波嶺の 彼面此面に作者未詳
- 3398〜3401番人みなの 言は絕ゆとも作者未詳
- 3402〜3405番日の暮に 碓氷の山を作者未詳
- 3406〜3410番上毛野 佐野のくくだち作者未詳
- 3411〜3415番多胡の嶺に 寄綱延へて作者未詳
- 3416〜3419番上毛野 可保夜が沼の作者未詳
- 3420〜3423番上毛野 佐野の舟橋作者未詳
- 3424〜3425番下毛野 みかもの山の作者未詳
- 3426〜3428番會津嶺の 國をさ遠み作者未詳
- 3429〜3433番遠江 引佐細江の作者未詳
- 3434〜3437番上毛野 安蘇山黑葛作者未詳
- 3438〜3441番都武賀野に 鈴が音きこゆ作者未詳
- 3442〜3446番東路の 手兒の呼坂作者未詳
- 3447〜3451番草蔭の 安努な行かむと作者未詳
- 3452〜3454番おもしろき 野をばな燒きそ作者未詳
- 3455〜3459番戀しけば 來ませ我が背子作者未詳
- 3460〜3464番誰ぞこの 屋の戸押そぶる作者未詳
- 3465〜3469番高麗錦 紐解き放けて作者未詳
- 3470〜3473番相見ては 千年や去ぬる作者未詳
- 3474〜3477番殖竹の 本さへ響み作者未詳
- 3478〜3481番遠しとふ 故奈の白嶺に作者未詳
- 3482〜3485番から衣 襴のうち交へ作者未詳
- 3486〜3489番愛し妹を 弓束竝べ巻き作者未詳
- 3490〜3493番梓弓 末は依り寢む作者未詳
- 3494〜3496番兒毛知山 若鷄冠木の作者未詳
- 3497〜3499番河上の 根白高草作者未詳
- 3500〜3503番紫草は 根をかも竟ふる作者未詳
- 3504〜3507番春べ咲く 藤の末葉の作者未詳
- 3508〜3511番芝付の 美宇良埼なる作者未詳
- 3512〜3516番一嶺ろに 言はるものから作者未詳
- 3517〜3522番白雲の 絕えにし妹を作者未詳
- 3523〜3526番坂越えて 安倍の田の面に作者未詳
- 3527〜3530番沖に住も 小鴨の如作者未詳
- 3531〜3534番妹をこそ あひ見に來しか作者未詳
- 3535〜3537番己が男を 凡にな思ひそ作者未詳
- 3538〜3541番ひろ橋を 馬越しかねて作者未詳
- 3542〜3544番細石に 駒を馳させて作者未詳
- 3545〜3548番飛鳥河 堰くと知りせば作者未詳
- 3549〜3551番多由比潟 潮滿ちわたる作者未詳
- 3552〜3555番松が浦に 騷ゑうら立ち作者未詳
- 3556〜3559番鹽船の 置かれば悲し作者未詳
- 3560〜3564番眞金吹く 丹生の眞朱の作者未詳
- 3565〜3566番彼の兒ろと 宿ずやなりなむ作者未詳
- 3567〜3571番置きて行かば 妹はまがなし作者未詳
- 3572〜3576番何ど思へか 阿自久麻山の作者未詳
- 3577番愛し妹を 何處行かめと作者未詳
巻第十五208首
3578〜3785番。天平8年(736)の遣新羅使の歌群と、中臣宅守と狭野弟上娘子の贈答歌群からなる巻。
- 3578〜3581番武庫の浦の 入江の渚鳥作者未詳
- 3582〜3585番大船を 荒海に出だし作者未詳
- 3586〜3587番我が故に 思ひな瘦せそ作者未詳
- 3588番はろばろに 思ほゆるかも作者未詳
- 3589番夕されば 晩蟬來鳴く秦間満
- 3590番妹に逢はず あらば術無み作者未詳
- 3591〜3593番妹と在りし 時はあれども作者未詳
- 3594〜3597番潮待つと ありける船を作者未詳
- 3598〜3601番ぬばたまの 夜は明けぬらし作者未詳
- 3602〜3605番あをによし 奈良の都に作者未詳
- 3606〜3610番玉藻刈る 乎等女を過ぎて作者未詳
- 3611番大船に 眞楫繁貫き柿本人麻呂
- 3612〜3614番青丹よし 奈良の都に作者未詳
- 3615〜3616番わが故に 妹嘆くらし作者未詳
- 3617番石走る 瀧もとどろに大石蓑麻呂
- 3618〜3621番山河の 清き川瀨に作者未詳
- 3622〜3624番月よみの 光を淸み作者未詳
- 3625〜3626番夕されば 葦邊に騷ぎ丹比大夫
- 3627〜3629番朝されば 妹が手に纏く作者未詳
- 3630〜3633番眞楫貫き 船し行かずは作者未詳
- 3634〜3637番筑紫道の 可太の大島作者未詳
- 3638〜3639番これやこの 名に負ふ鳴門の作者未詳
- 3640〜3643番都方に 行かむ船もが作者未詳
- 3644〜3647番大君の 命恐み作者未詳
- 3648〜3651番海原の 沖邊に燭し作者未詳
- 3652〜3655番志珂の海人の 一日も闕ちず作者未詳
- 3656〜3658番秋萩に にほへる吾が裳作者未詳
- 3659〜3662番秋風は 日に日に吹きぬ作者未詳
- 3663〜3667番わたつみの 沖つ繩海苔作者未詳
- 3668〜3673番大君の 遠の朝廷と作者未詳
- 3674〜3680番草枕 旅を苦しみ作者未詳
- 3681〜3687番歸り來て 見むと思ひし作者未詳
- 3688〜3690番天皇の 遠の朝廷と作者未詳
- 3691〜3693番天地と 共にもがもと葛井子老
- 3694〜3696番わたつみの 恐き路を六鯖
- 3697〜3699番百船の 泊つる對馬の作者未詳
- 3700〜3706番あしひきの 山下耀る作者未詳
- 3707〜3713番秋山の 黄葉を插頭し作者未詳
- 3714〜3717番秋されば 戀しみ妹を作者未詳
- 3718〜3722番家島は 名にこそありけれ作者未詳
- 3723〜3726番あしひきの 山路越えむと狭野弟上娘子
- 3727〜3730番塵泥の 數にもあらぬ中臣宅守
- 3731〜3737番思ふ故に 逢ふものならば中臣宅守
- 3738〜3744番思ひつつ 寢ればかもとな中臣宅守
- 3745〜3749番命あらば 逢ふこともあらむ狭野弟上娘子
- 3750〜3753番天地の 至極のうらに狭野弟上娘子
- 3754〜3758番過所無しに 關飛び越ゆる中臣宅守
- 3759〜3762番たちかへり 泣けども吾は中臣宅守
- 3763〜3766番旅といへば 言にぞ易き中臣宅守
- 3767〜3774番魂は あしたゆふべに狭野弟上娘子
- 3775〜3778番あらたまの 年の緒長く作者未詳
- 3779〜3785番わが宿の 花橘は中臣宅守
巻第十六104首
3786〜3889番。「有由縁并せて雑歌」の巻。歌の由来となる話を添えた歌や、戯笑歌・乞食者の詠など、ほかの巻にない歌を集める。
- 3786〜3787番春さらば 插頭にせむと作者未詳
- 3788〜3790番無耳の 池し恨めし作者未詳
- 3791〜3793番綠子の 若子が身には竹取翁
- 3794〜3802番愛しきやし 老夫の歌に作者未詳
- 3803番隱りのみ 戀ふれば苦し作者未詳
- 3804〜3805番斯くのみに ありけるものを作者未詳
- 3806番事しあらば 小泊瀬山の作者未詳
- 3807番安積香山 影さへ見ゆる作者未詳
- 3808番住吉の 小集樂に出でて作者未詳
- 3809番商變り 領らすとの作者未詳
- 3810番味飯を 水に釀み成し作者未詳
- 3811〜3813番さ丹づらふ 君が御言と作者未詳
- 3814〜3815番眞珠は 緒絶しにきと作者未詳
- 3816番家にありし 櫃に鏁刺し穂積親王
- 3817〜3818番柄臼は 田廬のもとに河村王
- 3819〜3820番夕立の 雨うち零れば小鯛王
- 3821番美麗物 何所飽かじを児部女王
- 3822〜3823番橘の 寺の長屋に作者未詳
- 3824番さしなべに 湯沸かせ子ども長意吉麻呂
- 3825〜3831番食薦敷き 蔓菁煮持ち來長意吉麻呂
- 3832番枳の 棘原苅り除け忌部首
- 3833番虎に乘り 古屋を越えて境部王
- 3834番梨棗 黍に粟嗣ぎ作者未詳
- 3835番勝間田の 池は我知る作者未詳
- 3836番奈良山の 兒手柏の消奈行文
- 3837番久堅の 雨も降らぬか作者未詳
- 3838〜3839番吾妹子が 額に生ひたる安倍子祖父
- 3840〜3841番寺寺の 女餓鬼申さく作者未詳
- 3842〜3843番小兒ども 草はな苅りそ作者未詳
- 3844〜3845番ぬばたまの 斐太の大黑作者未詳
- 3846〜3847番法師らが 鬚の剃杭作者未詳
- 3848番新墾田の 鹿猪田の稻を忌部黒麻呂
- 3849〜3850番生死の 二つの海を作者未詳
- 3851番心をし 無何有の郷に作者未詳
- 3852番鯨魚取り 海や死する作者未詳
- 3853〜3854番石麻呂に 吾物申す大伴家持
- 3855〜3856番葛莢に 延ひおほどれる高宮王
- 3857番飯喫めど 甘くもあらず作者未詳
- 3858〜3859番この頃の 吾が戀力作者未詳
- 3860〜3869番王の 遣さなくに作者未詳
- 3870番紫の 粉潟の海に作者未詳
- 3871番角島の 迫門の稚海藻は作者未詳
- 3872〜3873番吾が門の 榎の實もり喫む作者未詳
- 3874番所射鹿を 認ぐ河邊の作者未詳
- 3875番琴酒を 押垂小野ゆ作者未詳
- 3876番豐國の 企玖の池なる作者未詳
- 3877番くれなゐに 染めてし衣作者未詳
- 3878〜3879番梯立の 熊來のやらに作者未詳
- 3880番加島嶺の 机の島の作者未詳
- 3881〜3883番大野路は 繁道森徑作者未詳
- 3884番伊夜彦作者未詳
- 3885番愛子 汝夫の君作者未詳
- 3886番押照るや 難波の小江に作者未詳
- 3887〜3889番天なるや 神樂良の小野に作者未詳
巻第十七142首
3890〜4031番。大伴家持の歌日誌の始まりの巻。天平2年(730)から天平20年(748)までの歌を年月の順に並べ、越中守時代の歌が多い。
- 3890番我が夫子を 我が松原よ三野石守
- 3891〜3899番荒津の海 潮干潮滿ち作者未詳
- 3900番織女し 船乘りすらし大伴家持
- 3901〜3906番み冬つぎ 春はきたれど大伴家持
- 3907〜3908番山城の 久邇の都は境部老麻呂
- 3909〜3910番橘は 常花にもが大伴書持
- 3911〜3913番あしひきの 山邊に居れば大伴家持
- 3914番ほととぎす 今し來鳴かば田口馬長
- 3915番あしひきの 山谷越えて山部赤人
- 3916〜3921番橘の にほへる香かも大伴家持
- 3922〜3925番降る雪の 白髮までに作者未詳
- 3926番大宮の 内にも外にも大伴家持
- 3927〜3930番草枕 旅ゆく君を大伴坂上郎女
- 3931〜3936番君により 吾が名はすでに平群氏女郎
- 3937〜3942番草枕 旅去にし君が平群氏女郎
- 3943〜3950番秋の田の 穗向見がてり作者未詳
- 3951〜3955番ひぐらしの 鳴きぬる時は作者未詳
- 3956番奈呉の海人の 釣する船は秦八千島
- 3957〜3959番天離る 鄙治めにと大伴家持
- 3960〜3961番庭に降る 雪は千重しく大伴家持
- 3962〜3964番大王の 任のまにまに大伴家持
- 3965〜3966番春の花 今は盛に大伴家持
- 3967〜3968番山峽に 咲ける櫻を大伴池主
- 3969〜3972番大君の 任のまにまに大伴家持
- 3973〜3975番大君の 命かしこみ大伴池主
- 3976〜3977番さけりとも 知らずしあらば大伴家持
- 3978〜3982番妹も吾も 心は同じ大伴家持
- 3983〜3984番あしひきの 山も近きを大伴家持
- 3985〜3987番射水河 い行き廻れる大伴家持
- 3988番ぬばたまの 月に向ひて大伴家持
- 3989〜3990番奈呉の海の 沖つ白波大伴家持
- 3991〜3992番もののふの 八十伴の緒の大伴家持
- 3993〜3994番藤浪は 咲きて散りにき大伴池主
- 3995〜3998番玉ほこの 道に出で立ち作者未詳
- 3999番京方に 立つ日近づく大伴家持
- 4000〜4002番天離る 鄙に名懸かす大伴家持
- 4003〜4005番朝日さし 背向に見ゆる大伴池主
- 4006〜4007番かき數ふ 二上山に大伴家持
- 4008〜4010番あをによし 奈良を來離れ大伴池主
- 4011〜4015番大王の 遠の朝廷ぞ大伴家持
- 4016番婦負の野の 薄押し靡べ高市黒人
- 4017〜4020番東風 いたく吹くらし大伴家持
- 4021番雄神河 くれなゐにほふ大伴家持
- 4022番鸕坂河 渡る瀬多み大伴家持
- 4023番婦負河の 早き瀬ごとに大伴家持
- 4024番立山の 雪し來らしも大伴家持
- 4025番之乎路から 直越え來れば大伴家持
- 4026〜4027番鳥總立て 船木伐るといふ大伴家持
- 4028番妹に逢はず 久しくなりぬ大伴家持
- 4029番珠洲の海に 朝びらきして大伴家持
- 4030番うぐひすは 今は鳴かむと大伴家持
- 4031番中臣の 太祝詞言大伴家持
巻第十八107首
4032〜4138番。家持の歌日誌の続き。越中国での宴の歌や、陸奥国から金が出たことを祝う長歌などを収める。
- 4032〜4035番奈呉の海に 船暫し借せ田辺福麻呂
- 4036番如何にある 布勢の浦ぞも田辺福麻呂
- 4037番乎敷の埼 漕ぎ徘徊り大伴家持
- 4038〜4042番玉くしげ いつしか明けむ田辺福麻呂
- 4043番明日の日の 布勢の浦廻の大伴家持
- 4044〜4045番濱邊より 我が鞭ち行かば大伴家持
- 4046〜4051番神さぶる 垂姫の埼作者未詳
- 4052〜4055番ほととぎす 今鳴かずして作者未詳
- 4056〜4057番堀江には 玉敷かましを作者未詳
- 4058〜4060番橘の とをのたちばな作者未詳
- 4061〜4062番堀江より 水脈引きしつつ作者未詳
- 4063〜4064番常世物 この橘の大伴家持
- 4065番朝びらき 入江漕ぐなる山上臣
- 4066〜4069番卯の花の 咲く月立ちぬ作者未詳
- 4070番一本の なでしこ植ゑし大伴家持
- 4071〜4072番級離る 越の君らと大伴家持
- 4073〜4075番月見れば 同じ國なり大伴池主
- 4076〜4079番あしひきの 山は無くもが大伴家持
- 4080〜4081番常人の 戀ふと云ふよりは大伴坂上郎女
- 4082〜4084番天ざかる 鄙の奴に大伴家持
- 4085番燒刀を 礪波の關に大伴家持
- 4086〜4088番あぶら火の 光に見ゆる作者未詳
- 4089〜4092番高御座 天の日嗣と大伴家持
- 4093番英遠の浦に 寄する白波大伴家持
- 4094〜4097番葦原の 瑞穂の國を大伴家持
- 4098〜4100番高御座 天の日嗣と大伴家持
- 4101〜4105番珠洲の海人の 沖つ御神に大伴家持
- 4106〜4109番大己貴 少彦名の大伴家持
- 4110番左夫流兒が いつきし殿に大伴家持
- 4111〜4112番かけまくも あやにかしこし大伴家持
- 4113〜4115番大君の 遠の朝廷と大伴家持
- 4116〜4118番大君の 任のまにまに大伴家持
- 4119番いにしへよ 偲びにければ大伴家持
- 4120〜4121番見まく欲り 思ひしなべに大伴家持
- 4122〜4123番天皇の 敷きます國の大伴家持
- 4124番我が欲りし 雨は降り來ぬ大伴家持
- 4125〜4127番天照す 神の御代より大伴家持
- 4128〜4131番草枕 旅の翁と大伴池主
- 4132〜4133番竪樣にも 彼にも横樣も大伴池主
- 4134番雪の上に 照れる月夜に大伴家持
- 4135番我が兄子が 琴取るなべに大伴家持
- 4136番あしひきの 山の木末の大伴家持
- 4137番正月たつ 春のはじめに大伴家持
- 4138番やぶなみの 里に宿借り大伴家持
巻第十九154首
4139〜4292番。家持の歌日誌の続き。越中守の最後の年から都に戻ったころまでで、家持の代表作が多い。
- 4139〜4140番春の苑 くれなゐにほふ大伴家持
- 4141番春まけて 物がなしきに大伴家持
- 4142番春の日に 張れる柳を大伴家持
- 4143番もののふの 八十をとめ等が大伴家持
- 4144〜4145番燕來る 時になりぬと大伴家持
- 4146〜4147番夜ぐたちに 寢覺めて居れば大伴家持
- 4148〜4149番椙の野に さ躍る雉大伴家持
- 4150番朝床に 聞けば遙けし大伴家持
- 4151〜4153番今日の爲と 思ひて標めし大伴家持
- 4154〜4155番あしひきの 山坂越えて大伴家持
- 4156〜4158番あらたまの 年往き更り大伴家持
- 4159番磯の上の 都萬麻を見れば大伴家持
- 4160〜4162番天地の 遠き始よ大伴家持
- 4163番妹が袖 われまくらかむ大伴家持
- 4164〜4165番ちちの實の 父の命大伴家持
- 4166〜4168番毎時に いや珍らしく大伴家持
- 4169〜4170番霍公鳥 來鳴く五月に大伴家持
- 4171〜4172番常人も 起きつつ聞くぞ大伴家持
- 4173番妹を見ず 越の國邊に大伴家持
- 4174番春の裏の 樂しき終へば大伴家持
- 4175〜4176番ほととぎす 今來喧き始む大伴家持
- 4177〜4179番我が兄子と 手携はりて大伴家持
- 4180〜4183番春過ぎて 夏來向へば大伴家持
- 4184番山吹の 花とり持ちて作者未詳
- 4185〜4186番現身は 戀を繁みと大伴家持
- 4187〜4188番念ふどち ますらをのこの大伴家持
- 4189〜4191番天離る 夷としあれば大伴家持
- 4192〜4193番桃の花 くれなゐ色に大伴家持
- 4194〜4196番ほととぎす 鳴き渡りぬと大伴家持
- 4197〜4198番妹に似る 草と見しより大伴家持
- 4199〜4202番藤浪の 影なす海の作者未詳
- 4203番家に行きて 何を語らむ久米広縄
- 4204〜4205番吾が兄子が 捧げて持たる作者未詳
- 4206番澁溪を さして吾が行く大伴家持
- 4207〜4208番此間にして 背向に見ゆる大伴家持
- 4209〜4210番谷近く 家は居れども久米広縄
- 4211〜4212番古に ありけるわざの大伴家持
- 4213番東風を疾み 奈呉の浦廻に大伴家持
- 4214〜4216番天地の 初の時ゆ大伴家持
- 4217番卯の花を 腐す霖雨の大伴家持
- 4218番鮪衝くと 海人の燭せる大伴家持
- 4219番吾が屋戸の 萩咲きにけり大伴家持
- 4220〜4221番海神の 神の命の大伴坂上郎女
- 4222〜4223番この時雨 いたくな降りそ作者未詳
- 4224番朝霧の たなびく田居に光明皇后
- 4225番あしひきの 山の黄葉に大伴家持
- 4226番この雪の 消遺る時に大伴家持
- 4227〜4228番大殿の この廻の三形沙弥
- 4229番新たしき 年のはじめは大伴家持
- 4230番降る雪を 腰になづみて大伴家持
- 4231番瞿麥は 秋咲くものを久米広縄
- 4232番雪の島 巖に殖ゑたる蒲生娘子
- 4233〜4234番うち羽振き 鷄は鳴くとも作者未詳
- 4235番天雲を ほろに踏みあたし県犬養三千代
- 4236〜4237番天地の 神は無かれや作者未詳
- 4238番君が往き もし久ならば大伴家持
- 4239番二上の 峯の上の繁に大伴家持
- 4240番大船に 眞梶繁貫き光明皇后
- 4241番春日野に 齋く御室の藤原清河
- 4242番天雲の 去き還りなむ藤原仲麻呂
- 4243番住吉に 齋く祝が多治比土作
- 4244番あらたまの 年の緒長く藤原清河
- 4245〜4246番虚みつ やまとの國作者未詳
- 4247番天雲の 遠隔の極阿倍老人
- 4248〜4249番あらたまの 年の緒長く大伴家持
- 4250番しなざかる 越に五箇年大伴家持
- 4251番玉ほこの 道に出で立ち大伴家持
- 4252〜4253番君が家に 植ゑたる萩の作者未詳
- 4254〜4255番秋津島 倭の國を大伴家持
- 4256番古に 君の三代經て大伴家持
- 4257〜4259番手束弓 手に取り持ちて作者未詳
- 4260〜4261番皇は 神にし坐せば作者未詳
- 4262〜4263番韓國に 往き足らはして作者未詳
- 4264〜4265番空みつ 倭の國は孝謙天皇
- 4266〜4267番あしひきの 八峯の上の大伴家持
- 4268番この里は 繼ぎて霜や置く孝謙天皇
- 4269〜4272番外のみに 見てはありしを作者未詳
- 4273〜4278番天地と 相榮えむと作者未詳
- 4279〜4281番能登河の 後には逢はむ作者未詳
- 4282〜4284番事繁み 相問はなくに作者未詳
- 4285〜4287番大宮の 內にも外にも大伴家持
- 4288番河渚にも 雪は降れれし大伴家持
- 4289番青柳の 秀つ枝攀ぢ執り大伴家持
- 4290〜4291番春の野に大伴家持
- 4292番うらうらに大伴家持
巻第二十224首
4293〜4516番。家持の歌日誌の終わりの巻。天平勝宝7歳(755)の防人歌を多く収め、天平宝字3年(759)正月の家持の歌で全巻を閉じる。
- 4293〜4294番あしひきの 山行きしかば作者未詳
- 4295〜4297番高圓の 尾花吹き越す作者未詳
- 4298〜4300番霜の上に 霰たばしり作者未詳
- 4301番稻見野の あから柏は安宿王
- 4302〜4303番山吹は 撫でつつ生さむ作者未詳
- 4304番山吹の 花の盛に大伴家持
- 4305番木の暗の 繁き尾の上を大伴家持
- 4306〜4313番初秋風 涼しき夕大伴家持
- 4314番八千種に 草木を植ゑて大伴家持
- 4315〜4320番宮人の 袖つけ衣大伴家持
- 4321〜4327番畏きや 命被ふり作者未詳
- 4328〜4330番大君の 命かしこみ作者未詳
- 4331〜4333番天皇の 遠の朝廷と大伴家持
- 4334〜4336番海原を 遠く渡りて大伴家持
- 4337〜4346番水鳥の 發ちの急ぎに作者未詳
- 4347〜4359番家にして 戀ひつつあらずは作者未詳
- 4360〜4362番天皇の 遠き御代にも大伴家持
- 4363〜4371番難波津に 御船下すゑ作者未詳
- 4372番足柄の み坂た廻り倭文部可良麻呂
- 4373〜4383番今日よりは 顧みなくて作者未詳
- 4384〜4394番曉の かはたれ時に作者未詳
- 4395〜4397番龍田山 見つつ越え來し大伴家持
- 4398〜4400番大王の 命かしこみ大伴家持
- 4401〜4403番韓衣 裾に取りつき作者未詳
- 4404〜4407番難波道を 往きて來までと作者未詳
- 4408〜4412番大王の 任のまにまに大伴家持
- 4413〜4424番枕刀 腰に取り佩き作者未詳
- 4425番防人に作者未詳
- 4426〜4432番天地の 神に幣置き作者未詳
- 4433〜4435番朝なさな 揚る雲雀に作者未詳
- 4436番闇の夜の 行く先知らず作者未詳
- 4437番ほととぎす 猶も鳴かなむ元正天皇
- 4438番ほととぎす 此處に近くを薩妙観
- 4439番松が枝の 地に著くまで石川命婦
- 4440〜4441番足柄の 八重山越えて作者未詳
- 4442〜4444番我が兄子が 宿のなでしこ作者未詳
- 4445番うぐひすの 聲は過ぎぬと大伴家持
- 4446〜4448番我が宿に 咲けるなでしこ作者未詳
- 4449〜4451番なでしこが 花取り持ちて作者未詳
- 4452〜4453番をとめらが 玉裳裾びく作者未詳
- 4454番高山の 巖に生ふる橘諸兄
- 4455〜4456番あかねさす 晝はたたびて作者未詳
- 4457〜4459番住吉の 濱松が根の作者未詳
- 4460〜4462番堀江漕ぐ 伊豆手の船の大伴家持
- 4463〜4464番ほととぎす まづ鳴く朝け大伴家持
- 4465〜4467番ひさかたの 天の戸開き大伴家持
- 4468〜4469番現身は 數なき身なり大伴家持
- 4470番泡沫なす 假れる身ぞとは大伴家持
- 4471番消殘りの 雪に合へ照る大伴家持
- 4472〜4473番大君の 命かしこみ作者未詳
- 4474番群鳥の 朝立ち往にし大伴家持
- 4475〜4476番初雪は 千重に降りしけ大原今城
- 4477番夕霧に 千鳥の鳴きし円方女王
- 4478番佐保河に 凍り渡れる大原桜井
- 4479〜4480番朝夕に 哭のみし泣けば作者未詳
- 4481番あしひきの 八峯の椿大伴家持
- 4482番堀江越え 遠き里まで藤原執弓
- 4483番移り行く 時見る毎に大伴家持
- 4484〜4485番咲く花は うつろふ時あり大伴家持
- 4486〜4487番天地を 照らす日月の作者未詳
- 4488〜4490番み雪降る 冬は今日のみ作者未詳
- 4491番大き海の 水底深く石川女郎
- 4492番月數めば いまだ冬なり大伴家持
- 4493番始春の 初子の今日の大伴家持
- 4494番水鳥の 鴨の羽の色の大伴家持
- 4495番うち靡く 春とも著く大伴家持
- 4496〜4505番怨めしく 君はもあるか作者未詳
- 4506〜4510番高圓の 野の上の宮は作者未詳
- 4511〜4513番鴛鴦の住む 君がこの山齋作者未詳
- 4514番蒼海原 風波なびき大伴家持
- 4515番秋風の すゑ吹き靡く大伴家持
- 4516番新しき大伴家持
いまは代表歌4516首(1552ページ)を公開しています。ほかの歌は順次公開します。
このページの本文について
訓み下しは、国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている佐佐木信綱編『新訓万葉集』(岩波文庫、昭和2年)を底本とし、万葉仮名の原文は、同じく佐佐木信綱編の『白文万葉集』(岩波文庫)を底本としました。どちらも、佐佐木信綱らが諸本を校合した『校本万葉集』にもとづく本文です。原文と訓み下しは、句(長歌は五七の二句)を単位に対応させています。
底本の表記(旧字体・歴史的仮名遣い)をそのまま翻刻しました。「ふりがな」の読みは底本のふりがなを参考に歴史的仮名遣いで付け、「現代仮名遣い」は当サイトで改めたものです。『新訓万葉集』が『白文万葉集』と異なる本文によって訓んでいる箇所は、各ページの文法注に記しました。時期・部立・歌体の区分は、通説にもとづいて当サイトで付けたものです。
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