古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 421番

秋の夜の

藤原忠経(ふじわらのただつね)

秋の夜が長いかいもないことだ。待っているうちに夜が更けて出た有明の月よ。

作者
右大將忠經(藤原忠経)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2秋あき秋あきあきののの夜よ夜よよののの初句
  3. 3長なが長ながながきかひこそきかひこそきかいこそ二句
  4. 4なかりけれなかりけれなかりけれ三句
  5. 5待ま待ままつにつにつに更ふ更ふふけぬるけぬるけぬる四句
  6. 6有明ありあけ有明ありあけありあけののの月つき月つきつき結句

引用の仕方

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現代語訳

秋の夜が長いかいもないことだ。待っているうちに夜が更けて出た有明の月よ。

意訳

秋の夜は長いのに、その長さが何の役にも立たない。月の出を待っているうちに夜が更け、ようやく出たのは有明の月だった。

語釈・文法注

かひこそなかりけれ
かいもない。「こそ」の結びで已然形。

和歌

作者
藤原忠経(ふじわらのただつね) 1173–1229
藤原兼房の子。右大臣に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・421番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

作者の忠経は藤原忠経。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、74頁(コマ47)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日