古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1251番

靑柳の

藤原生子(ふじわらのせいし)

青柳の糸のように乱れているこのごろは、ひとすじにはとても思い寄せられないでしょう。

作者
女御藤原生子(藤原生子)
  1. 1御返おほんかへし御返おほんかへしおおんかえしししし詞書
  2. 2靑柳あをやぎ靑柳あをやぎあおやぎののの初句
  3. 3いといといと亂みだ亂みだみだれたるれたるれたる二句
  4. 4此この此このこの頃ごろ頃ごろごろははは三句
  5. 5一ひと一ひとひとすぢにしもすぢにしもすじにしも四句
  6. 6思おも思おもおもひよられじひよられじいよられじ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕お返し。

青柳の糸のように乱れているこのごろは、ひとすじにはとても思い寄せられないでしょう。

意訳

青柳の糸が乱れるように、ほかの女御にも心を乱しておいでのこのごろでは、私ひとりを思ってくださることはないでしょう。

語釈・文法注

ひとすぢ
「一筋(の糸)」と「一途」を掛ける。

和歌

作者
藤原生子(ふじわらのせいし) 1014–1068
藤原教通の娘。後朱雀天皇の女御。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1251番
歌体
短歌
状況
詞書「御返し」(お返し)。

修辞

縁語
「糸」「乱れ」「すぢ」。

解説

生子の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、229頁(コマ124)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日