古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1570番

百年の

安法(あんぽう)

百年の秋の嵐は過ごしてきた。どの暮れの露となって消えるのだろう。

作者
安法法師(安法)
  1. 1秋あき秋あきあきののの暮くれ暮くれくれににに、、、身み身みみののの老お老おおいぬることいぬることいぬることををを歎なげ歎なげなげきてきてきて、、、よみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2百年ももとせ百年ももとせももとせののの初句
  3. 3秋あき秋あきあきのあらしはのあらしはのあらしは二句
  4. 4すごしすごしすごし來き來ききぬぬぬ三句
  5. 5いづれのいづれのいずれの暮くれ暮くれくれののの四句
  6. 6露つゆ露つゆつゆととと消き消ききえなむえなむえなむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕秋の暮れに、わが身の老いたことを嘆いて、詠みました歌。

百年の秋の嵐は過ごしてきた。どの暮れの露となって消えるのだろう。

意訳

百年に及ぶ秋の嵐を過ごしてきた。この先、どの日の夕暮れに露のように消えてしまうのだろう。

語釈・文法注

和歌

作者
安法(あんぽう) 生没年未詳(十世紀後半)
俗名源趁。源融の曽孫。河原院に住み、恵慶らと交わった。中古三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1570番
歌体
短歌
状況
詞書「秋の暮に、身の老いぬることを歎きて、よみ侍りける」(秋の暮れに、わが身の老いたことを嘆いて、詠みました歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

安法の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、287頁(コマ153)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日