古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第五 秋歌下 539番

鶉なく

藤原親隆(ふじわらのちかたか)

鶉の鳴く交野に立っている櫨の紅葉が、散らないほどに、秋風が吹いている。

作者
前參議親隆(藤原親隆)
  1. 1法性寺入道前關白太政大臣ほふしやうじにふだうさきのくわんぱくだいじやうだいじん法性寺入道前關白太政大臣ほふしやうじにふだうさきのくわんぱくだいじやうだいじんほっしょうじにゅうどうさきのかんぱくだいじょうだいじんののの家いへ家いへいえののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに詞書
  2. 2鶉うづら鶉うづらうずらなくなくなく初句
  3. 3交野かたの交野かたのかたのにたてるにたてるにたてる二句
  4. 4櫨はじ櫨はじはじ紅葉もみぢ紅葉もみぢもみじ三句
  5. 5ちらぬばかりにちらぬばかりにちらぬばかりに四句
  6. 6秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜぞふくぞふくぞふく結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕法性寺入道前関白太政大臣(忠通)の家の歌合で詠んだ歌。

鶉の鳴く交野に立っている櫨の紅葉が、散らないほどに、秋風が吹いている。

意訳

鶉が鳴く交野に、櫨の木が真っ赤に紅葉している。秋風は吹いているが、紅葉を散らすほどではない。

語釈・文法注

櫨紅葉
櫨の木の紅葉。

和歌

作者
藤原親隆(ふじわらのちかたか) 1099–1165
藤原為房の子。参議に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第五・秋歌下・539番
歌体
短歌
状況
詞書「法性寺入道前關白太政大臣の家の歌合に」(法性寺入道前関白太政大臣(忠通)の家の歌合で詠んだ歌)。

解説

作者の親隆は藤原親隆。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、94頁(コマ57)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日