新古今和歌集 巻第六 冬歌 685番
み狩する
御狩をする交野の御野に降る霰よ、ああ静かに。早くも鳥が飛び立つといけないから。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕百首歌をお召しになった時の歌。
御狩をする交野の御野に降る霰よ、ああ静かに。早くも鳥が飛び立つといけないから。
意訳
御狩をする交野の御野に霰が降っている。霰よ、音を立てないでおくれ。まだ早いのに、鳥が飛び立ってしまっては困る。
語釈・文法注
- 交野
- 河内国の皇室の狩場。今の大阪府枚方市・交野市。
- あながま
- 底本の本文。通行本文は「あなかま」で、「ああ、静かに」の意。
- もこそ
- 〜すると困る。
和歌
- 作者
- 崇徳院(すとくいん) 1119–1164
第七十五代天皇。保元の乱(1156)に敗れて讃岐に配流され、その地で没した。和歌を好み、『久安百首』を詠進させ、六番目の勅撰集『詞花和歌集』の撰集を命じた。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第六・冬歌・685番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「百首歌召したる時」(百首歌をお召しになった時の歌)。
修辞
- 三句切れ
- 三句切れ。
解説
崇徳院の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、119〜120頁(コマ69)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日