古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 911番

神風の

読人しらず(よみびとしらず)

伊勢の浜荻を折り伏せて、旅寝をしているのだろうか、荒い浜辺で。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1神かみ神かみかみ風かぜ風かぜかぜののの初句
  2. 2伊勢いせ伊勢いせいせののの濱はま濱はまはま荻をぎ荻をぎおぎ二句
  3. 3ををおりふせてりふせてりふせて三句
  4. 4旅たび旅たびたび寢ね寢ねねやすらむやすらむやすらむ四句
  5. 5あらきあらきあらき濱邊はまべ濱邊はまべはまべににに結句

引用の仕方

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現代語訳

伊勢の浜荻を折り伏せて、旅寝をしているのだろうか、荒い浜辺で。

意訳

あの人は今ごろ、伊勢の浜荻を折り敷いて、荒々しい浜辺で旅寝をしているのだろうか。

語釈・文法注

神風の
「伊勢」の枕詞。
浜荻
浜辺に生える葦。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。
出典
『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・911番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

枕詞
「神風の」。
倒置
倒置。

解説

作者未詳。もとは『万葉集』巻第四(500番)の碁檀越の妻の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、166頁(コマ93)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日