古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 382番

足引の

三条院(さんじょういん)

山の向こうに住む人は、待たないで秋の月を見ているのだろうか。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
三條院御歌(三条院)
  1. 1足引あしびき足引あしびきあしびきののの初句
  2. 2山やま山やまやまのあなたにのあなたにのあなたに二句
  3. 3すむすむすむ人ひと人ひとひとははは三句
  4. 4待ま待ままたでやたでやたでや秋あき秋あきあきののの四句
  5. 5月つき月つきつきををを見み見みみるらむるらむるらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

山の向こうに住む人は、待たないで秋の月を見ているのだろうか。

意訳

山のこちら側では、山の端から月が出るのを待たなければならない。山の向こうに住む人は、待つこともなく月を見ているのだろう。

語釈・文法注

足引の
「山」にかかる枕詞。

和歌

作者
三条院(さんじょういん) 976–1017
第六十七代天皇。冷泉天皇の皇子。眼病を患い、藤原道長の圧力もあって在位五年で譲位した。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・382番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

三条院の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、67頁(コマ43)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日