古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第八 哀傷歌 839番

つく〴〵と

藤原実房(ふじわらのさねふさ)

つくづくと思うと悲しい。いつまで人の死を、よそごととして聞いていられるだろう。

作者
入道左大臣(藤原実房)
  1. 1無常むじやう無常むじやうむじょうののの心こころ心こころこころををを詞書
  2. 2つく〴〵とつく〴〵とつくづくと初句
  3. 3思おも思おもおもへばかなしへばかなしえばかなし二句
  4. 4いつまでかいつまでかいつまでか三句
  5. 5人ひと人ひとひとののの哀あは哀あはあわれれれををを四句
  6. 6よそによそによそに聞き聞ききくべきくべきくべき結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕無常の心を詠んだ歌。

つくづくと思うと悲しい。いつまで人の死を、よそごととして聞いていられるだろう。

意訳

つくづく考えてみると悲しい。人の死の知らせを、いつまで他人事として聞いていられるのだろう。

語釈・文法注

人のあはれ
人の死の悲しい知らせ。

和歌

作者
藤原実房(ふじわらのさねふさ) 1147–1225
藤原公教の子。左大臣に至り、のち出家した。三条家の人。
出典
『新古今和歌集』巻第八・哀傷歌・839番
歌体
短歌
状況
詞書「無常の心を」(無常の心を詠んだ歌)。

修辞

二句切れ
二句切れ。

解説

実房の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、151頁(コマ85)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日