古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 676番

雪のみや

紀貫之(きのつらゆき)

雪だけが降り積もったと思うのか。山里で、私も多くの年が積もっているのだ。

作者
紀貫之
  1. 1延喜えんぎ延喜えんぎえんぎののの御時おほんとき御時おほんときおおんとき、、、歌うた歌うたうた奉たてまつ奉たてまつたてまつれとれとれと仰おほ仰おほおおせられければせられければせられければ詞書
  2. 2雪ゆき雪ゆきゆきのみやのみやのみや初句
  3. 3ふりぬとふりぬとふりぬとははは思おも思おもおもふふう二句
  4. 4山里やまざと山里やまざとやまざとににに三句
  5. 5我われ我われわれもおほくのもおほくのもおおくの四句
  6. 6年とし年としとしぞぞぞ積つも積つもつもれるれるれる結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕延喜の御代、歌を献上せよと仰せがあったので詠んだ歌。

雪だけが降り積もったと思うのか。山里で、私も多くの年が積もっているのだ。

意訳

山里で積もったのは雪ばかりと思うだろうか。私にもまた、多くの年が積もって、すっかり年老いてしまった。

語釈・文法注

ふりぬ
「降りぬ」と「古りぬ」を掛ける。

和歌

作者
紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・676番
歌体
短歌
状況
詞書「延喜の御時、歌奉れと仰せられければ」(延喜の御代、歌を献上せよと仰せがあったので詠んだ歌)。

修辞

掛詞
「ふり」に「降り」と「古り」。
縁語
「雪」「ふり」「積もれ」。

解説

貫之の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、118頁(コマ69)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日