新古今和歌集 巻第四 秋歌上 344番
山賤の
山里に住む人の垣根に咲いている朝顔は、夜明け方でなければ会う手だてもない。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
山里に住む人の垣根に咲いている朝顔は、夜明け方でなければ会う手だてもない。
意訳
山人の家の垣根に咲く朝顔は、夜明けにしか咲かないので、その時でなければ見ることができない。
語釈・文法注
- 山賤
- 山に住む身分の低い人。
- 垣ほ
- 垣根。
- しのゝめ
- 夜明け方。
和歌
- 作者
- 紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・344番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
解説
貫之の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、61頁(コマ40)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日