新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1433番
大淀の
大淀の松はつれなくもないのに、恨んでばかり帰る浪だなあ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
大淀の松はつれなくもないのに、恨んでばかり帰る浪だなあ。
意訳
大淀の松は浪につれなくしているわけでもないのに、浪は浦を見るばかりで、恨んで帰っていく。私もあの人を恨んで帰るばかりだ。
語釈・文法注
- うらみ
- 「浦見」と「恨み」を掛ける。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1433番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 掛詞
- 「うらみ」に「浦見」と「恨み」。
解説
作者未詳。『伊勢物語』第七十二段の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、259頁(コマ139)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日