古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1818番

光り待つ

源高明(みなもとのたかあきら)

光を待つ枝にかかっている露の命よ。消え果ててしまえというのか、春の冷たさは。

作者
西宮前左大臣(源高明)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2光ひか光ひかひかりりり待ま待ままつつつ初句
  3. 3枝えだ枝えだえだにかゝれるにかゝれるにかかれる二句
  4. 4露つゆ露つゆつゆののの命いのち命いのちいのち三句
  5. 5消き消ききえはてねとやえはてねとやえはてねとや四句
  6. 6春はる春はるはるのつれなきのつれなきのつれなき結句

引用の仕方

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現代語訳

光を待つ枝にかかっている露の命よ。消え果ててしまえというのか、春の冷たさは。

意訳

春の光を待つ枝にかかった露のような私の命。いっそ消えてしまえというのか、春の恵みがこれほど冷たいのは。

語釈・文法注

ひかり
日の光。天皇の恩恵をたとえる。

和歌

作者
源高明(みなもとのたかあきら) 914–982
醍醐天皇の皇子で、臣籍に下った。左大臣に至ったが、安和の変で大宰権帥に左遷された。西宮に邸があったので西宮左大臣と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1818番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

字余り
第三句。
倒置
倒置。

解説

高明の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、334頁(コマ177)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日