古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 640番

ひとり見る

藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい))

独りで見る池の氷に澄んだ月が、そのまま袖にも映ってしまったことだ。

作者
皇太后宮大夫俊成(藤原俊成)
  1. 1守覺法親王しゆかくほふしんわう守覺法親王しゆかくほふしんわうしゅかくほっしんのう、、、五十首ごじつしゆ五十首ごじつしゆごじっしゅののの歌うた歌うたうたよませよませよませ侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに詞書
  2. 2ひとりひとりひとり見み見みみるるる初句
  3. 3池いけ池いけいけののの氷こほり氷こほりこおりににに二句
  4. 4澄す澄すすむむむ月つき月つきつきののの三句
  5. 5やがてやがてやがて袖そで袖そでそでにもにもにも四句
  6. 6うつりぬるかなうつりぬるかなうつりぬるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕守覚法親王が五十首歌を詠ませました時の歌。

独りで見る池の氷に澄んだ月が、そのまま袖にも映ってしまったことだ。

意訳

独り見つめる池の氷に、月が澄んで映っている。その月は、そのまま涙で濡れた私の袖にも映ってしまった。

語釈・文法注

やがて
そのまま。

和歌

作者
藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい)) 1114–1204
藤原定家の父。『千載和歌集』を撰び、歌論書『古来風体抄』を著した。余情と「幽玄」を重んじる歌風で、御子左家の歌学の基礎を築き、新古今時代の歌人たちを導いた。法名は釈阿。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・640番
歌体
短歌
状況
詞書「守覺法親王、五十首の歌よませ侍りけるに」(守覚法親王が五十首歌を詠ませました時の歌)。

解説

俊成の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、112頁(コマ66)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日