古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1127番

夢のうらに

藤原実宗(ふじわらのさねむね)

夢の中で逢うと見えた寝覚めこそ、つれなくされるよりも、袖は濡れることだ。

作者
大納言實家(藤原実宗)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2夢ゆめ夢ゆめゆめのののうらにうらにうらに初句
  3. 3あふとあふとあうと見み見みみえつるえつるえつる二句
  4. 4寢覺ねざめ寢覺ねざめねざめこそこそこそ三句
  5. 5難面つれな難面つれなつれなきよりもきよりもきよりも四句
  6. 6袖そで袖そでそではははぬれけれぬれけれぬれけれ結句

引用の仕方

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現代語訳

夢の中で逢うと見えた寝覚めこそ、つれなくされるよりも、袖は濡れることだ。

意訳

夢の中であの人に逢えたと思って目覚めた時こそ、つれなくされる時よりも、袖はいっそう涙で濡れる。

語釈・文法注

難面き
つれない。

和歌

作者
藤原実宗(ふじわらのさねむね) 1145–1212
藤原公通の子。内大臣に至った。西園寺公経の父。
出典
『新古今和歌集』巻第十二・恋歌二・1127番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

実宗の歌とされる。底本は第一句を「夢のうらに」とするが、「夢のうちに」とする本もある。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、205頁(コマ112)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日