古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1675番

岡のべの

慈円(じえん)

岡辺の里の主人を尋ねると、人は答えず、山おろしの風ばかり。

作者
前大僧正慈圓(慈円)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2岡をか岡をかおかのべののべののべの初句
  3. 3里さと里さとさとののの主人あるじ主人あるじあるじををを二句
  4. 4たづぬればたづぬればたずぬれば三句
  5. 5人ひと人ひとひとははは答こた答こたこたへずへずえず四句
  6. 6山やま山やまやまおろしのおろしのおろしの風かぜ風かぜかぜ結句

引用の仕方

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現代語訳

岡辺の里の主人を尋ねると、人は答えず、山おろしの風ばかり。

意訳

岡のほとりの里の主人を訪ねたが、答える人はなく、ただ山おろしの風が吹くばかりだ。

語釈・文法注

和歌

作者
慈円(じえん) 1155–1225
関白藤原忠通の子で、九条兼実の弟、良経の叔父。天台座主を四度務めた。歴史書『愚管抄』を著した。率直で多彩な歌風で、『新古今和歌集』に西行に次ぐ九十二首が入る。家集に『拾玉集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1675番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

字余り
結句。
体言止め
体言止め。

解説

慈円の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、308頁(コマ164)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日