古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第七 賀歌 717番

山川の

藤原興風(ふじわらのおきかぜ)

山川の菊の下を流れる水は、どうして流れて人の老いをせき止めるのだろう。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
藤原興風
  1. 1山川やまがは山川やまがはやまがわののの初句
  2. 2菊きく菊きくきくののの下した下したした水みづ水みづみず二句
  3. 3いかなればいかなればいかなれば三句
  4. 4流なが流ながながれてれてれてひとのひとのひとの四句
  5. 5老おい老おいおいをををせくらむせくらむせくらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

山川の菊の下を流れる水は、どうして流れて人の老いをせき止めるのだろう。

意訳

山の川の、菊の下を流れる水。どうしてその水は、流れながら人の老いをせき止めて、長生きさせるのだろう。

語釈・文法注

菊の下水
菊の下を流れる水。菊の露がしたたる水を飲むと長寿を保つという中国の故事(菊水)による。

和歌

作者
藤原興風(ふじわらのおきかぜ) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
藤原浜成の曽孫で、相模掾・治部少丞などを務めた。管絃にも長じた。寛平期の歌合で活躍した。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第七・賀歌・717番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

興風の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、126頁(コマ73)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日