新古今和歌集 巻第七 賀歌 733番
身にかへて
わが身に代えて、花も惜しむまい。わが君の御代に見るはずの春は、限りがないのだから。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕同じ御代、南殿の桜の盛りに、歌を詠めと仰せになったので。
わが身に代えて、花も惜しむまい。わが君の御代に見るはずの春は、限りがないのだから。
意訳
わが身に代えてまで花を惜しむのはやめよう。わが君の御代は限りなく続き、これからも見られる春はいくらでもあるのだから。
語釈・文法注
- 南殿
- 紫宸殿。前庭に左近の桜がある。
和歌
- 作者
- 三河内侍(みかわのないし) 生没年未詳(十二世紀)
藤原為業(寂念)の娘。二条天皇に仕えた女房。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第七・賀歌・733番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「同じ御時、南殿の花の盛りに歌よめと仰せられければ」(同じ御代、南殿の桜の盛りに、歌を詠めと仰せになったので)。
修辞
- 二句切れ
- 二句切れ。
- 倒置
- 倒置。
解説
三河内侍の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、129頁(コマ74)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日