古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 675番

田子の浦に

山部赤人(やまべのあかひと)

田子の浦に出て見ると、真っ白な富士の高嶺に、雪が降り続いている。

作者
赤人(山部赤人)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2田子たご田子たごたごののの浦うら浦うらうらににに初句
  3. 3うちうちうち出い出いいでてでてでて見み見みみればればれば二句
  4. 4白妙しろたへ白妙しろたへしろたえののの三句
  5. 5富士ふじ富士ふじふじののの高嶺たかね高嶺たかねたかねににに四句
  6. 6雪ゆき雪ゆきゆきははは降ふ降ふふりつゝりつゝりつつ結句

引用の仕方

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現代語訳

田子の浦に出て見ると、真っ白な富士の高嶺に、雪が降り続いている。

意訳

田子の浦に出て仰ぎ見ると、真っ白な富士山の高い峰に、今も雪が降り続いている。

語釈・文法注

田子の浦
駿河国の海岸。
白妙の
真っ白な。

和歌

作者
山部赤人(やまべのあかひと) 生没年未詳(奈良時代前期)
奈良時代の宮廷歌人。聖武天皇の行幸に従って多くの歌を詠んだ。清らかな自然を描いた叙景歌にすぐれ、柿本人麻呂とともに「歌聖」と称された。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・675番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

字余り
第二句。

解説

赤人の歌で、百人一首4番。もとは『万葉集』巻第三(318番)の反歌で、結句は「雪は降りける」。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、118頁(コマ69)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日