古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1503番

浮雲に

藤原正光(ふじわらのまさみつ)

浮雲に隠れてと思っていたのに、しゃくなことに月が隙間から漏れてしまった。

作者
參議正光(藤原正光)
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2浮雲うきぐも浮雲うきぐもうきぐもににに初句
  3. 3隱かく隱かくかくれてとこそれてとこそれてとこそ二句
  4. 4思おも思おもおもひしかひしかいしか三句
  5. 5ねたくもねたくもねたくも月つき月つきつきののの四句
  6. 6際ひま際ひまひまもりにけるもりにけるもりにける結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕返歌。

浮雲に隠れてと思っていたのに、しゃくなことに月が隙間から漏れてしまった。

意訳

浮雲に隠れて忍んで行くつもりだったのに、しゃくなことに、月が隙間から漏れて見つかってしまった。

語釈・文法注

ねたく
しゃくなことに。

和歌

作者
藤原正光(ふじわらのまさみつ) 957–1014
藤原兼通の子。参議に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1503番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

正光の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、275頁(コマ147)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日