新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1516番
徒に
むなしく寝て夜を明かすけれど、一緒に見ようと思う、あなたの来ない夜の月は見なかった。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕月の明るかった夜、親しくしていた人が、このごろ月は見るかと言ってきたので詠んだ歌。
むなしく寝て夜を明かすけれど、一緒に見ようと思う、あなたの来ない夜の月は見なかった。
意訳
むなしく寝て夜を明かしてはいるが、あなたが来ない夜の月は、一緒に見ないのだから、見なかった。
語釈・文法注
和歌
- 作者
- 源道済(みなもとのみちなり) ?–1019
源方国の子。筑前守などを務め、大宰少弐として任地で没した。漢詩文にもすぐれた。中古三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1516番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「月のあかゝりける夜、あひ語らひける人の、此頃月は見るやといへりければ、よめる」(月の明るかった夜、親しくしていた人が、このごろ月は見るかと言ってきたので詠んだ歌)。
解説
道済の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、277頁(コマ148)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日