古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1442番

降る雪に

菅原道真(すがわらのみちざね)

降る雪に色を紛らわせた梅の花を、鶯だけが見分けて慕うのだろうか。

作者
菅贈太政大臣(菅原道真)
  1. 1梅うめ梅うめうめ詞書
  2. 2降ふ降ふふるるる雪ゆき雪ゆきゆきににに初句
  3. 3色いろ色いろいろまどはせるまどはせるまどわせる二句
  4. 4梅うめ梅うめうめののの花はな花はなはな三句
  5. 5鶯うぐひす鶯うぐひすうぐいすのみやのみやのみや四句
  6. 6わきてわきてわきて忍しの忍しのしのばむばむばむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕梅を詠んだ歌。

降る雪に色を紛らわせた梅の花を、鶯だけが見分けて慕うのだろうか。

意訳

降る雪に色が紛れて見分けのつかない梅の花。鶯だけが、それと見分けて慕い寄るのだろうか。

語釈・文法注

わきて
見分けて。

和歌

作者
菅原道真(すがわらのみちざね) 845–903
学者・政治家。宇多・醍醐天皇に重用されて右大臣に至ったが、藤原時平らの讒言で大宰権帥に左遷され、配所で没した。死後に太政大臣を追贈され、のち天神として祀られた。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1442番
歌体
短歌
状況
詞書「梅」(梅を詠んだ歌)。

解説

道真の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、261頁(コマ140)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日