古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1586番

老いぬとも

藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい))

老いても、またも逢おうと、去っていく年に、涙の玉を手向けたことだ。

作者
皇太后宮大夫俊成(藤原俊成)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2老お老おおいぬともいぬともいぬとも初句
  3. 3又また又またまたももも逢あ逢ああはむとはむとわむと二句
  4. 4行ゆ行ゆゆくくく年とし年としとしににに三句
  5. 5淚なみだ淚なみだなみだののの玉たま玉たまたまををを四句
  6. 6手向たむ手向たむたむけつるかなけつるかなけつるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

老いても、またも逢おうと、去っていく年に、涙の玉を手向けたことだ。

意訳

年老いても、また来年も迎えたいと願って、去っていく年に、涙の玉を手向けた。

語釈・文法注

手向け
神仏や旅立つ人に物を捧げる。

和歌

作者
藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい)) 1114–1204
藤原定家の父。『千載和歌集』を撰び、歌論書『古来風体抄』を著した。余情と「幽玄」を重んじる歌風で、御子左家の歌学の基礎を築き、新古今時代の歌人たちを導いた。法名は釈阿。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1586番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

俊成の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、290頁(コマ155)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日