古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1273番

我が淚

藤原良経(後京極摂政)(ふじわらのよしつね)

わが涙を求めて袖に宿ってくれ、月よ。だからといって、あの人の姿は見えないけれど。

詞書
「千五百番歌合に」(前の歌と同じ詞書)
作者
攝政太政大臣(藤原良経(後京極摂政))
  1. 1我わ我わわががが淚なみだ淚なみだなみだ初句
  2. 2もとめてもとめてもとめて袖そで袖そでそでににに二句
  3. 3宿やど宿やどやどれれれ月つき月つきつき三句
  4. 4さりとてさりとてさりとて人ひと人ひとひとののの四句
  5. 5影かげ影かげかげははは見み見みみえねどえねどえねど結句

引用の仕方

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現代語訳

わが涙を求めて袖に宿ってくれ、月よ。だからといって、あの人の姿は見えないけれど。

意訳

月よ、私の涙を求めて、袖に宿っておくれ。そうしたところで、あの人の姿が見えるわけではないけれど。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原良経(後京極摂政)(ふじわらのよしつね) 1169–1206
九条兼実の子。摂政・太政大臣に至った。『新古今和歌集』の仮名序を書き、和歌所の寄人の筆頭として撰集を主導した。叔父の慈円や藤原定家ら御子左家の歌人を庇護し、清新で格調の高い歌を詠んだ。書にもすぐれ、後京極流の祖とされる。『新古今和歌集』に七十九首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1273番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合で詠んだ歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

良経の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、233頁(コマ126)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日