古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1830番

如何すべき

西行法師(さいぎょうほうし)

どうしたらよいのか。世にいるからこそ世をも捨てて、ああつらい世だとさらに思うのだろうか。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
西行法師
  1. 1如何いかが如何いかがいかがすべきすべきすべき初句
  2. 2世よ世よよににに在あ在ああらばやはらばやはらばやは二句
  3. 3世よ世よよをもをもをも捨す捨すすててて三句
  4. 4あなあなあな憂う憂ううののの世よ世よよやとやとやと四句
  5. 5更さら更さらさらににに思おも思おもおもはむはむわむ結句

引用の仕方

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現代語訳

どうしたらよいのか。世にいるからこそ世をも捨てて、ああつらい世だとさらに思うのだろうか。

意訳

どうしたらよいのだろう。世に生きているからこそ世を捨てもし、ああつらい世だとあらためて思うのだろう。

語釈・文法注

あな憂
ああつらい。

和歌

作者
西行法師(さいぎょうほうし) 1118–1190
俗名は佐藤義清(のりきよ)。鳥羽院の北面の武士だったが、二十三歳で出家し、諸国を旅して歌を詠んだ。自然と人生の哀感を率直に詠み、『新古今和歌集』に最も多い九十四首が入る。家集に『山家集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1830番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

字余り
初句。
初句切れ
初句切れ。

解説

西行の歌。底本は第三句を「世をも捨て」とするが、「世をも捨てて」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、336頁(コマ178)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日