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新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1391番

夢かとよ

俊成女(藤原俊成女)(としなりのむすめ(しゅんぜいのむすめ))

夢だったのか。見た面影も、交わした約束も、忘れずにいながら、現実ではないので。

作者
皇太后宮大夫俊成(俊成女(藤原俊成女))
  1. 1和歌所わかどころ和歌所わかどころわかどころののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに過不逢戀すぎてあはざるこひ過不逢戀すぎてあはざるこひすぎてあわざるこいののの心こころ心こころこころををを詞書
  2. 2夢ゆめ夢ゆめゆめかとよかとよかとよ初句
  3. 3見み見みみししし面影おもかげ面影おもかげおもかげももも二句
  4. 4契ちぎ契ちぎちぎりしもりしもりしも三句
  5. 5忘わす忘わすわすれずながられずながられずながら四句
  6. 6現うつつ現うつつうつつならねばならねばならねば結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕和歌所の歌合で、「過不逢恋(過ぎて逢はざる恋)」の心を。

夢だったのか。見た面影も、交わした約束も、忘れずにいながら、現実ではないので。

意訳

あれは夢だったのだろうか。見た面影も交わした約束も忘れられないのに、もう現実のこととは思えないのだから。

語釈・文法注

和歌

作者
俊成女(藤原俊成女)(としなりのむすめ(しゅんぜいのむすめ)) 1171?–1254?
藤原俊成の孫で、養女となった。源通具の妻。後鳥羽院に仕え、千五百番歌合などで活躍した。余情に富む妖艶な歌風で、新古今時代を代表する女性歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1391番
歌体
短歌
状況
詞書「和歌所の歌合に過不逢戀の心を」(和歌所の歌合で、「過不逢恋(過ぎて逢はざる恋)」の心を)。

修辞

初句切れ
初句切れ。

解説

俊成女の歌とされる。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、252頁(コマ136)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日