古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1562番

雲かゝる

西行法師(さいぎょうほうし)

雲のかかる遠山の畑に秋が来ると、思いやるだけでも悲しいのに。

作者
西行法師
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2雲くも雲くもくもかゝるかゝるかかる初句
  3. 3遠とほ遠とほとお山やま山やまやまばたのばたのばたの二句
  4. 4秋あき秋あきあきさればさればされば三句
  5. 5思おも思おもおもひやるだにひやるだにいやるだに四句
  6. 6悲かな悲かなかなしきものしきものしきものををを結句

引用の仕方

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現代語訳

雲のかかる遠山の畑に秋が来ると、思いやるだけでも悲しいのに。

意訳

雲のかかる遠い山の畑にも秋が来た。そこに住む人のことを思いやるだけでも悲しいのに。

語釈・文法注

和歌

作者
西行法師(さいぎょうほうし) 1118–1190
俗名は佐藤義清(のりきよ)。鳥羽院の北面の武士だったが、二十三歳で出家し、諸国を旅して歌を詠んだ。自然と人生の哀感を率直に詠み、『新古今和歌集』に最も多い九十四首が入る。家集に『山家集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1562番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

西行の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、286頁(コマ153)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日