古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1194番

大井川

清原元輔(きよはらのもとすけ)

大井川の堰の水が湧くように、たまたま今日は約束した夕暮れではないか。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
淸原元輔(清原元輔)
  1. 1大井おほゐ大井おほゐおおい川がは川がはがわ初句
  2. 2堰ゐせき堰ゐせきいせきののの水みづ水みづみずののの二句
  3. 3わくらばにわくらばにわくらばに三句
  4. 4今日けふ今日けふきょうはははたのめしたのめしたのめし四句
  5. 5暮くれ暮くれくれにやはあらぬにやはあらぬにやはあらぬ結句

引用の仕方

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現代語訳

大井川の堰の水が湧くように、たまたま今日は約束した夕暮れではないか。

意訳

大井川の堰の水が湧き出るように、めったにないことに、今日こそは逢おうと約束した夕暮れではないか。

語釈・文法注

わくらばに
たまたま。「湧く」を響かせる。

和歌

作者
清原元輔(きよはらのもとすけ) 908–990
清原深養父の孫で、清少納言の父。梨壺の五人の一人として『後撰和歌集』の撰集と『万葉集』の訓読にあたった。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1194番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

序詞
「大井川堰の水の」が「わくらば」を導く。

解説

元輔の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、218頁(コマ119)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日