古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1689番

朝倉や

天智天皇(てんじてんのう)

朝倉の木の丸殿に私がいると、名乗りをしながら行くのは、誰の子か。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
天智天皇御歌(天智天皇)
  1. 1朝倉あさくら朝倉あさくらあさくらややや初句
  2. 2木き木ききののの丸殿まろどの丸殿まろどのまろどのににに二句
  3. 3わがわがわがををおればればれば三句
  4. 4名な名ななのりのりのりをををしつゝしつゝしつつ四句
  5. 5ゆくはゆくはゆくは誰た誰たたががが子こ子ここぞぞぞ結句

引用の仕方

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現代語訳

朝倉の木の丸殿に私がいると、名乗りをしながら行くのは、誰の子か。

意訳

朝倉の丸木造りの御殿に私がいると、名を名乗りながら通っていくのは、どこの子だろう。

語釈・文法注

木の丸殿
皮を削らない丸木で造った粗末な御殿。筑前国朝倉にあった。

和歌

作者
天智天皇(てんじてんのう) 626–671
第三十八代天皇。舒明天皇の皇子で、中大兄皇子。大化の改新を推し進め、近江大津宮に遷都した。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1689番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

天智天皇の歌とされ、巻第十七の巻末歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、310頁(コマ165)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日