古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1664番

いつかわれ

藤原家隆(ふじわらのいえたか(かりゅう))

いつ私は、苔の袂に露を置いて、知らない山路の月を見ることができるだろう。

作者
藤原家隆朝臣(藤原家隆)
  1. 1西行法師さいぎやうほふし西行法師さいぎやうほふしさいぎょうほうし、、、百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうたすゝめてよませすゝめてよませすすめてよませ侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに詞書
  2. 2いつかわれいつかわれいつかわれ初句
  3. 3苔こけ苔こけこけののの袂たもと袂たもとたもとににに二句
  4. 4露つゆ露つゆつゆおきておきておきて三句
  5. 5知し知ししらぬらぬらぬ山路やまぢ山路やまぢやまじののの四句
  6. 6月つき月つきつきををを見み見みみるべきるべきるべき結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕西行法師が百首歌を勧めて詠ませました時に。

いつ私は、苔の袂に露を置いて、知らない山路の月を見ることができるだろう。

意訳

いつになったら私も出家して、僧衣の袂に露を置きながら、まだ見ぬ山路の月を眺めることができるのだろう。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原家隆(ふじわらのいえたか(かりゅう)) 1158–1237
藤原俊成に和歌を学び、定家と並ぶ新古今時代の代表的歌人。『新古今和歌集』の撰者の一人。温雅で清澄な歌風で、生涯に六万首を詠んだと伝えられる。晩年は出家して壬生二品と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1664番
歌体
短歌
状況
詞書「西行法師、百首の歌すゝめてよませ侍りけるに」(西行法師が百首歌を勧めて詠ませました時に)。

解説

家隆の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、305頁(コマ162)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日