古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1802番

木枯の

小野小町(おののこまち)

木枯らしの風に色づいて、人知れずつらい言の葉が積もる頃だなあ。

作者
小野小町
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2木枯こがらし木枯こがらしこがらしののの初句
  3. 3風かぜ風かぜかぜにもみぢてにもみぢてにもみじて二句
  4. 4人ひと人ひとひとしれずしれずしれず三句
  5. 5うきうきうき言こと言ことことののの葉は葉ははののの四句
  6. 6つもるつもるつもる頃ころ頃ころころかなかなかな結句

引用の仕方

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現代語訳

木枯らしの風に色づいて、人知れずつらい言の葉が積もる頃だなあ。

意訳

木枯らしに紅葉した木の葉が積もるように、人知れずつらい言葉ばかりが積もっていく頃だ。

語釈・文法注

ことのは
「言の葉」と「木の葉」をかける。

和歌

作者
小野小町(おののこまち) 生没年未詳(九世紀中頃)
仁明・文徳天皇の頃の女性歌人。経歴はほとんどわからないが、仮名序は「あはれなるやうにてつよからず」と評し、恋の歌、ことに夢の歌に優れる。美女の伝説が多く生まれた。六歌仙・三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1802番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

縁語
「木枯」「もみぢ」「葉」「つもる」。

解説

小町の歌とされる。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、331〜332頁(コマ175)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日