古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1958番

あひ見ても

源季広(みなもとのすえひろ)

会っても峰で別れる白雲がかかる、このような世が厭わしいことだ。

作者
源季廣(源季広)
  1. 1合會有別離がふゑうべつり合會有別離がふゑうべつりごうえうべつり詞書
  2. 2あひあひあい見み見みみてもてもても初句
  3. 3嶺みね嶺みねみねににに別わか別わかわかるゝるゝるる二句
  4. 4白雲しらくも白雲しらくもしらくもののの三句
  5. 5かゝるこのかゝるこのかかるこの世よ世よよののの四句
  6. 6いといといとははわしきかなしきかなしきかな結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕「合会有別離」。

会っても峰で別れる白雲がかかる、このような世が厭わしいことだ。

意訳

会っても峰で別れて行く白雲のように、出会えば必ず別れのあるこの世が厭わしい。

語釈・文法注

合會有別離
会うものには別れがある。
かかる
「(雲が)掛かる」と「斯かる」を掛ける。

和歌

作者
源季広(みなもとのすえひろ) 生没年未詳(十二世紀)
平安後期の歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1958番
歌体
短歌
状況
詞書「合會有別離」(「合会有別離」)。

修辞

掛詞
「かかる」。

解説

季広の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、362頁(コマ191)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日