古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1226番

あはれにも

源雅通(みなもとのまさみち)

あわれにも、誰が露のことを思うだろうか。消え残るはずのわが身ではないのだから。

作者
久我內大臣(源雅通)
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2あはれにもあはれにもあわれにも初句
  3. 3誰たれ誰たれたれかはかはかは露つゆ露つゆつゆををを二句
  4. 4思おも思おもおもははわましましまし三句
  5. 5消き消ききえええ殘のこ殘のこのこるべきるべきるべき四句
  6. 6わがわがわが身み身みみならねばならねばならねば結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕返歌。

あわれにも、誰が露のことを思うだろうか。消え残るはずのわが身ではないのだから。

意訳

あなたが露と消えたら、誰がそれをあわれと思うでしょう。私もあとに消え残るはずのない身なのですから。

語釈・文法注

かは
反語。

和歌

作者
源雅通(みなもとのまさみち) 1118–1175
源雅定の養子。内大臣に至った。土御門内大臣通親の父。
出典
『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1226番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

雅通の歌。底本は第二句を「誰かは露を」とするが、「誰かは露も」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、224頁(コマ122)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日