新古今和歌集 巻第七 賀歌 727番
相生の
相生の小塩の山の小松原よ、今から千年の木陰を待ってほしい。
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現代語訳
〔詞書〕後冷泉院が幼くていらっしゃった時、卯杖の松を人の子にお与えになった時に詠みました歌。
相生の小塩の山の小松原よ、今から千年の木陰を待ってほしい。
意訳
一つの根から二本の幹が生える相生の松のように、小塩山の小松原よ。今から千年たって大きな木陰ができるまで、ともに栄えるのを待ってほしい。
語釈・文法注
- 相生
- 一つの根から二本の幹が生えること。
- 小塩の山
- 山城国の小塩山。
- 卯杖
- 正月の初卯の日に邪気を払うため献上した杖。
- なむ
- 〜してほしい。
和歌
- 作者
- 大弐三位(藤原賢子)(だいにのさんみ) 999?–1082?
紫式部の娘。後冷泉天皇の乳母となり、夫高階成章が大宰大弐となったことから大弐三位と呼ばれた。藤原定頼らとの贈答歌が多い。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第七・賀歌・727番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「後冷泉院幼くおはしましける時、卯杖の松を人の子にたまはせけるに、よみ侍りける」(後冷泉院が幼くていらっしゃった時、卯杖の松を人の子にお与えになった時に詠みました歌)。
解説
大弐三位の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、127〜128頁(コマ73)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日