古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1555番

難波がた

俊恵法師(しゅんえほうし)

難波潟の潮干に餌をあさる葦辺の鶴も、月が傾くと、声が恨めしげだ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
俊惠法師(俊恵法師)
  1. 1難波なには難波なにはなにわがたがたがた初句
  2. 2潮干しほひ潮干しほひしおひににに漁あさ漁あさあさるるる二句
  3. 3蘆鶴あしたづ蘆鶴あしたづあしたずももも三句
  4. 4月つき月つきつき傾かたぶ傾かたぶかたぶけばけばけば四句
  5. 5聲こゑ聲こゑこえののの恨うら恨うらうらむるむるむる結句

引用の仕方

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現代語訳

難波潟の潮干に餌をあさる葦辺の鶴も、月が傾くと、声が恨めしげだ。

意訳

難波潟の干潟で餌をあさる鶴も、月が西に傾くと、名残を恨むように鳴く。

語釈・文法注

和歌

作者
俊恵法師(しゅんえほうし) 1113–?
源俊頼の子。東大寺の僧。京都白川の自坊を「歌林苑」と名づけ、身分を問わず歌人を集めて歌会を開いた。鴨長明の和歌の師。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1555番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

俊恵の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、284頁(コマ152)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日