古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1424番

世の憂きも

藤原元真(ふじわらのもとざね)

世のつらさも人のつれなさも耐え忍べるのに、恋しさにこそ、思い悩んでしまう。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
藤原元眞(藤原元真)
  1. 1世よ世よよののの憂う憂ううきもきもきも初句
  2. 2人ひと人ひとひとのつらきものつらきものつらきも二句
  3. 3忍しの忍しのしのぶるにぶるにぶるに三句
  4. 4戀こ戀ここひしきにこそひしきにこそいしきにこそ四句
  5. 5思おも思おもおもひひい佗わ佗わわびぬれびぬれびぬれ結句

引用の仕方

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現代語訳

世のつらさも人のつれなさも耐え忍べるのに、恋しさにこそ、思い悩んでしまう。

意訳

世の中のつらさもあの人のつれなさも、耐えることはできる。けれども恋しさにだけは、どうしても耐えられない。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原元真(ふじわらのもとざね) 生没年未詳(十世紀)
藤原清邦の子。甲斐守などを務めた。屏風歌や歌合で活躍した。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1424番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

元真の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、258頁(コマ139)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日