古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1760番

おほ方の

藤原家隆(ふじわらのいえたか(かりゅう))

並一通りの秋の寝覚めの長い夜も、君の御代を祈る。わが身を思うというので。

詞書
「和歌所にて、述懷の心を」(前の歌と同じ詞書)
作者
家隆朝臣(藤原家隆)
  1. 1おほおほおお方かた方かたかたののの初句
  2. 2秋あき秋あきあきののの寢覺ねざめ寢覺ねざめねざめののの二句
  3. 3長なが長ながながききき夜よ夜よよももも三句
  4. 4君きみ君きみきみをぞをぞをぞ祈いの祈いのいのるるる四句
  5. 5身み身みみををを思おも思おもおもふとてふとてうとて結句

引用の仕方

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現代語訳

並一通りの秋の寝覚めの長い夜も、君の御代を祈る。わが身を思うというので。

意訳

秋の夜長に目覚めている時も、わが君の長寿を祈る。それが自分の身を思うことでもあるので。

語釈・文法注

おほ方の
ふつうの。

和歌

作者
藤原家隆(ふじわらのいえたか(かりゅう)) 1158–1237
藤原俊成に和歌を学び、定家と並ぶ新古今時代の代表的歌人。『新古今和歌集』の撰者の一人。温雅で清澄な歌風で、生涯に六万首を詠んだと伝えられる。晩年は出家して壬生二品と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1760番
歌体
短歌
状況
詞書「和歌所にて、述懷の心を」(和歌所で、述懐の心を)。

修辞

四句切れ
四句切れ。
倒置
倒置。

解説

家隆の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、324頁(コマ172)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日