古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第八 哀傷歌 850番

有るはなく

小野小町(おののこまち)

生きている人は亡くなり、亡くなった人の数は増えていく世の中で、ああ、いつの日まで嘆くのだろう。

作者
小野小町
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2有あ有ああるるるはははなくなくなく初句
  3. 3無な無ななきききははは數かず數かずかず添そ添そそふふう二句
  4. 4世よ世よよののの中なか中なかなかににに三句
  5. 5あはれいづれのあはれいづれのあわれいずれの四句
  6. 6日ひ日ひひまでまでまで歎なげ歎なげなげかむかむかむ結句

引用の仕方

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現代語訳

生きている人は亡くなり、亡くなった人の数は増えていく世の中で、ああ、いつの日まで嘆くのだろう。

意訳

生きていた人は亡くなり、亡くなった人の数は増えていく。そんな世の中で、ああ、私はいったいいつまで人の死を嘆き続けるのだろう。

語釈・文法注

和歌

作者
小野小町(おののこまち) 生没年未詳(九世紀中頃)
仁明・文徳天皇の頃の女性歌人。経歴はほとんどわからないが、仮名序は「あはれなるやうにてつよからず」と評し、恋の歌、ことに夢の歌に優れる。美女の伝説が多く生まれた。六歌仙・三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第八・哀傷歌・850番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

対句
対句。

解説

小町の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、154頁(コマ87)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日